JP2627155B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2627155B2
JP2627155B2 JP62264868A JP26486887A JP2627155B2 JP 2627155 B2 JP2627155 B2 JP 2627155B2 JP 62264868 A JP62264868 A JP 62264868A JP 26486887 A JP26486887 A JP 26486887A JP 2627155 B2 JP2627155 B2 JP 2627155B2
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、弾球遊技機に関し、特に、景品玉が多量
に払出されて受皿が満杯になったときに遊技者に確認で
きるような態様で報知することができる弾球遊技機に関
する。
「従来の技術」 パチンコ遊技機等のパチンコ玉を弾発して遊技する弾
球遊技機は、周知のように、打込まれたパチンコ玉が遊
技盤に設けられた入賞領域に入ることにより所定個数の
景品玉が遊技者に与えられるようになっている。そして
払出された景品玉が弾球遊技機前面に設けられた打球供
給皿を満たし、更に、余剰景品玉受皿及びこれに通ずる
連通部をも満たすと、溜った景品玉が景品玉払出装置の
正常な動作を妨害することとなる。そこで、従来は景品
玉が連通部に所定量貯溜されると、ある種の遊技を不能
動化する遊技不能動化装置を設けたものが提案されてい
る。例えば、実公昭53−6551号に開示される考案のよう
に鈴筒(連通部)に貯溜する球の圧力で揺動自在となる
ように押動片を枢着し、この押動片の揺動作用でマイク
ロスイッチを作動させ、パチンコ玉を遊技領域に弾発駆
動するモータの回転を停止させ、もって打球の弾発とい
う遊技を不能動化させるものが知られている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記のような従来の装置では連通部に
景品玉が満杯になると、即座にパチンコ玉を弾発するこ
とができなくなるので、例えば、近年流行している可変
表示器付パチンコ遊技機のように、特定遊技状態になっ
たとき大型の入賞球装置が一定時間または一定個数入賞
するまで開放し、かつ開放動作を所定回数繰り返すもの
にあっては、大型の入賞球装置が一定時間(例えば30
秒)開放している途中で連通部の満杯が検知された場合
に、遊技者が遊技に熱中してその満杯状態に気付くのが
遅れたりすると、入賞球の獲得が少なくなるばかりでな
く、特定遊技状態をも解消してしまう欠点があった。
この発明は、上記した不都合を解消するためになされ
たものであり、その目的とするところは、受皿が景品玉
で満杯になるとその満杯状態を遊技者に優先して報知す
ることができるとともに、その報知状態が遊技装置の遊
技状態に関連して報知される報知態様とは異なるように
して、遊技者に確実に満杯であることを報知することが
できる弾球遊技機を提供するところにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、上記目的を達成するために、 入賞領域を形成した遊技盤と、打球発射位置に打球を
供給する打球供給皿と、該打球供給皿に景品玉が充満し
たときに余剰の景品玉を貯溜する余剰景品玉受皿と、前
記打球供給皿と余剰景品玉受皿とを連通する連通部と、
所定の入賞態様により景品玉を払い出す景品玉払出装置
と、を含む弾球遊技機において、 前記打球供給皿または前記連通部に所定量の景品玉が
充満したことを検出する景品玉量検出手段、 前記遊技盤に配設される遊技装置が予め定められた遊
技状態となったことを検出する遊技状態検出手段、 前記遊技状態検出手段出力に応じて第1の報知態様で
知覚的に報知し、かつ前記景品玉量検出手段出力に応じ
て第2の報知態様で知覚的に報知する報知手段、および 前記遊技検出手段出力中に前記景品玉量検出手段出力
があったとき、第2の報知態様を第1の報知態様に優先
して報知するように制御する報知制御手段、を備えた弾
球遊技機。
を要旨としている。
「作 用」 この発明は、遊技盤に配設される遊技装置が予め定め
られた遊技状態となったときには、その状態を検出する
遊技状態検出手段の出力により報知手段からその旨が報
知され、また、受皿に景品玉が満杯になったときには、
その状態を検出する景品玉量検出手段の出力により報知
手段からその旨が報知される。そして、すでに遊技装置
が予め定められた遊技状態となって、その旨の報知がな
されている最中に景品玉が受皿に満杯となったときに
は、遊技状態に係る報知態様を停止して、満杯である旨
の報知を優先して報知するように作用する。
「実施例」 以下、図面に基づいてこの発明の好適な実施例を説明
する。第2図および第3図はこの発明が適用される弾球
遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示し、第2図はパ
チンコ遊技機の正面図、第3図はその背面図である。な
お、第2図に示されるパチンコ遊技機を説明する際に、
第2図に図示されない構成要素については第1図を参照
して説明する。
第2図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成さ
れた前面枠2の開口には金枠3が周設され、該金枠3の
一側にガラスを収納するガラス扉枠4及び前面板5が開
閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面には遊技盤6
及び図示しない発射レース等を取付ける中枠7(第3図
参照)が固着される。遊技盤6は中枠7に対して着脱自
在に取付けられるとともに、その表面に発射されたパチ
ンコ玉を遊技領域に導く誘導レール8、図示しない多数
の障害釘、各種の入賞球装置等が設けられている。より
詳しく説明すると、遊技盤6の遊技領域には、通常入賞
口9a〜9g、始動入賞口10,11a,11b、複数の回転ドラム12
a〜12cを可変表示装置13、開閉扉15を有する可変入賞球
装置14、特定遊技状態ランプ(サイドランプ)16a,16
b、アウト口17等が夫々配設される。
遊技領域に打込まれたパチコ玉が前記通常入賞口9a〜
9gに入賞すると、後述する景品玉払出装置71により所定
個数(例えば13個)の景品玉が払出されるようになって
いる。また前記始動入賞口10,11a,11bにパチンコ玉が入
賞すると同様に景品玉払出装置71から所定個数の景品玉
が払出されるとともに始動入賞口10,11a,11bに関連して
設けられた始動入賞玉検出スイッチ18,19a,19bの検出出
力に応答して前記可変表示装置13の複数の回転ドラム12
a〜12cを回転開始せしめる。なお、可変表示装置13の表
示が変化中に始動入賞口10,11a,11bにパチンコ玉が入賞
する毎に、その入賞玉数を最高4個まで記録させてお
り、それを知らせるために、可変表示装置13の近傍には
LEDランプ20a〜20d(第1図参照)が設けられている。
また、可変表示装置13の表示が変化中には、その旨を報
知するために報知装置、例えば、前記回転ドラム12a〜1
2cの上部に配置された回転表示ランプ46や後述する入賞
口ランプ30、31が点滅したり、さらに後述するスピーカ
ー37からの予め定められた音声の効果音が発生されるよ
うになっている。可変表示装置13の回転ドラム12a〜12c
はパチンコ遊技機1の前面に設けられるストップスイッ
チ21を遊技者が押したとき、あるいは回転開始してから
一定時間(例えば5秒)経過することにより、各々ラン
ダムに停止する。この回転ドラム12a〜12cはドラムモー
タ22(第1図参照)の回転駆動力により回転させられ、
それぞれの回転ドラム12a〜12cに形成されたラチェット
歯車とドラムソレノイド23a〜23c(第1図参照)とが係
合してその回転が停止される構造となっている。そして
回転ドラム12a〜12cに描かれた表示が予め定められた表
示態様(例えば図示のように「7」が3つ揃ったとき)
になったときには前記可変入賞球装置14の開閉扉15が開
放し、打込まれたパチンコ玉が開閉扉15内取り入れら
れ、短時間に多量の入賞玉が発生する。なお、複数の回
転ドラム12a〜12cの組み合せについての判断は、それぞ
れの回転ドラム12a〜12cの側壁に多数形成された透孔
(この透孔は、3つの同心円に沿って形成されている)
に回転ドラムの一側に設けられた投光器24a〜24d(第1
図参照)から発っせられた光が通過して他側に設けられ
た受光器25a〜25d(第1図参照)に感知されるか否かに
よって電気的に検出されるようになっている。
前記開閉扉15は一定時間(例えば30秒)または一定個
数(例えば、10個)の入賞により、その開成状態を終了
するが、開閉扉15が開放中に開閉扉15の一部に形成され
た繰り返し条件入賞領域15aにパチンコ玉が飛入したと
きには、繰り返し条件入賞領域15aに関連して設けられ
た繰り返し条件検出スイッチ(V入賞玉検出スイッチ)
26により前記一定時間または一定個数の入賞の終了後、
再度一定時間又は一定数の開放状態を繰り返し、そのよ
うな繰り返しを最大数回(例えば10回)行なうように制
御される。そして、パチンコ玉が繰り返し条件入賞領域
15aに入賞したか否かを遊技者に知らせるために、繰り
返し条件入賞領域15a近傍にはV入賞表示LED27(第1図
参照)が設けられている。また、開閉扉15の開閉制御
は、ソレノイド28(第1図参照)によって行われ、開閉
扉15内に取り入れられたすべての入賞玉は所定入賞玉数
検出スイッチ29(10カウント検出スイッチ、第1図参
照)によって検出され、前記した一定個数の入賞を保証
している。
なお、前記可変表示装置13の回転ドラム12a〜12cが予
め定められた表示態様となったときには特定遊技状態表
示ランプ16a,16b、通常入賞口9f,9gに設けられた入賞口
ランプ30,31、遊技盤6上部に配設されたランプ付風車4
7a,47b、前面枠2の上部に設けられた枠ランプ32、前面
枠2のサイドに設けられた枠サイドランプ48、前記始動
入賞口11a,11bの入賞口カバー内に設けられた下部ラン
プ49a,49b等が点滅して遊技者又はパチンコ店の店員に
特定遊技状態であることを報知し、かつスピーカー37に
よって特定遊技状態である旨の特有の効果音が発生させ
られるようになっている。また可変表示装置13に設けら
れたディシタル表示器33は開閉扉15の開閉サイクルの繰
り返し回数を、可変入賞球装置14に設けられたディジタ
ル表示器34は開閉扉15に入賞して前記所定入賞玉数検出
スイッチ29によって検出されたパチンコ玉の個数をそれ
ぞれ表示している。
上記に説明した各種の入賞球装置に入らなかったパチ
ンコ玉は誘導レール8の最下部に設けられたアウト口17
に取り込まれる。
前記前面板5には打球供給皿35が取り付けられてい
る。打球供給皿35の上流側には景品玉払出装置71から排
出された景品玉が流出する景品玉出口36が、下流側には
貯溜されたパチンコ玉を1個宛打球発射レールの発射位
置に導く供給口(図示しない)がそれぞれ形成されてい
る。また打球供給皿35の前記景品玉出口36の下方の空間
内に音声発生装置としてのスピーカー37が収納されてい
る。
前記前面枠2の下部にはパチンコ玉を遊技領域に打出
す打球発射機構38の一部を構成する操作ハンドル39と、
余剰の景品玉を貯溜する余剰景品玉受皿44とが取付けら
れている。余剰景品玉受皿44の後面には余剰玉が放出さ
れる余剰玉出口45が形成されている。
なお、第2図についての上記した説明の中で、始動入
賞玉検出スイッチ18,19a,19b、は、可変表示装置13とい
う遊技装置の予め定めらた回転という状態を検出するた
めの検出手段を構成し、投光器24a〜24dおよび受光器25
a〜25dは、可変入賞球装置14という遊技装置の予め定め
られた期間、すなわち10個の入賞玉が入賞するか、ある
いは30秒の時間が経過するまでのいずれか早い方の検出
信号があるまでの期間、開閉扉15を開放するという特定
遊技状態を検出するための検出手段を構成している。
次に第3図に基づいてパチンコ遊技機1の背面につい
て説明すると、前記遊技盤6を着脱自在に固定する中枠
7の一側上下に支持金具50、51が固定され、この支持金
具50、51に軸支金具52、53を介して機構板54が開閉自在
に設けられている。この機構板54の前面側にはパチンコ
玉の直径よりもやや大きい奥行巾を有する入賞玉集合空
間55が形成され、該空間55の下方には入賞玉を一側に集
合せしめる集合樋56が突設されされている。なお、前記
入賞玉集合空間55のほぼ中央には前記遊技盤6の裏面に
取付けられた前記可変表示装置13の突出した駆動部を機
構盤54の裏面に突出させるための窓57が開設されてお
り、該窓57を窓カバー57aが覆っている。一方、機構板5
4の後面側には、その最上部に図示しない補給機構から
排出される景品玉を貯溜する景品玉タンク58が取り付け
られ、また該景品玉タンク58の下流側と連接し、かつ景
品玉を二列に整列させる景品玉誘導樋59、該景品玉誘導
樋59に連接し、かつ景品玉の玉圧を弱めるカーブ樋60、
該カーブ樋60に連接し1個の入賞玉によって払出される
所定個数の景品玉を収納する景品玉ケース61、該景品玉
ケース61に連接し、排出された景品玉を前記打球供給皿
35に導く景品玉排出通路62、該景品玉排出通路62に連接
しているとともに景品玉が打球供給皿35に満杯となった
とき、その余剰の景品玉が流路切換弁63によって流出さ
せられ、かつ前記余剰景品玉受皿44に連通する連通部6
4、前記カーブ樋60の屈曲部に連接し、営業終了時の玉
抜動作により景品玉タンク58及び景品玉誘導樋59の景品
玉をパチンコ遊技機1外に導く玉抜通路65等も配設され
る。更に、機構板54の後面側には、前記集合樋56によっ
て集めたれた入賞玉を1個宛処理する入賞玉処理器66も
配設される。なお、機構板54には、その他の各種の部
材、例えば、前記入賞玉処理器66から排出された入賞玉
を流下させる入賞玉通路67、該入賞玉通路67の垂直通路
部の上下間を揺動する自動杆68、該自動杆68の揺動動作
を前記景品玉ケース61の開閉動作に変換する伝達リンク
機構69a〜69d、前記入賞玉処理器66に関連して設けら
れ、かつ所定個数の景品玉の払しを確認する揺動杆機構
70a〜70e、および後に第1図において詳述する遊技制御
回路を含む制御回路基板73等も配設される。また、図示
の実施例では前記景品玉ケース61、入賞玉処理器66、、
自動杆68及び伝達リンク機構69a〜69dが機械的な景品玉
払出装置71を構成している。
なお、景品玉払出装置として、上記のような機械的景
品払出装置に限らず、例えば、前記入賞玉通路67に入賞
玉検出器を設け、該検出器の出力に基づいて前記伝達リ
ンク69aをソレノイド等の電気的駆動源で作動させて、
所定数の景品玉を排出させたり、あるいはモータ等の電
気的な駆動源を用いた景品玉払出装置であっても良い。
上述した機械的あるいは電気的景品玉払出装置は、共
に後述する景品玉量検出手段に関連した遊技の不能動化
の対象となるものである。すなわち、機械的景品玉払出
装置にあっては、前記した景品玉払出装置を構成する部
品のうち、入賞玉処理器66、自動杆68および伝達リンク
機構69a〜69dのいずれか1つ部品をソレノイド等で動か
ないように固定すれば、景品玉の払出という遊技動作を
不能動化することができる。また、前記電気的景品払出
装置にあっては、払出装置を駆動するソレノイドやモー
タ等の電気的駆動源に払出指令信号を送らないようにす
れば、同じく景品玉の払出という遊技動作を不能動化す
ることができる。
また、景品玉払出装置を作動させるものとして、入賞
玉によるものが一般的であるが、これに加えて、例え
ば、前記可変表示装置13の表示態様が予め定められたも
のを表示したときに、、入賞玉が存在しなくても景品玉
を払出すようにしても良い。
前記前面枠2の下部裏面には前記打球発射機構38の一
部を構成する駆動装置が固着される。この駆動装置はセ
ット基板40上に、玉を弾発する打球杆41と該打球杆41を
間欠回動せしめる打球モータ42と前記打球杆41の下端と
係合して図示しない打球供給装置の玉送り片を動作せし
める玉送り作動部材43とから構成される。更に、セット
基板40に臨設する前面枠2の下部裏面には前記連通部64
の一部を構成する接続樋72が取付けられている。
次に第4図ないし第6図に基づいて、前記連通部64お
よび連通部64の一部を構成する接続樋72内部に設けられ
る景品玉量検出手段としての景品玉量検出器の構成につ
いて説明する。図において、連通部64の下流側に位置す
る接続樋72の一側側壁の切欠部72aには検出手段として
の景品玉量検出器90が取着される。景品玉量検出器90は
内部空間を有するボックス状の本体91内に動作部材92と
マイクロスイッチ96とを収納するように構成されてい
る。作動部材92はその上端に軸挿通筒93を有し、その真
中に磁石94を有し、更にその下端にマイクロスイッチ96
のアクチュエータ97と係合する作動片95とを有する。そ
して、作動部材92は、支軸ピン99を前記軸挿通筒93に挿
通し、該支軸ピン99の両端を本体91と本体91の一側面を
覆うカバー板100とに形成された嵌合孔101a,101bに嵌合
させることにより揺動自在となされている。またマイク
ロスイッチ96は作動部材92の下方に位置しており、本体
91とカバー板100とに突設された係合突起102a,102bをマ
イクロスイッチ96に形成した係合穴98にそれぞれ係合さ
せて本体91に固定されている。上記の構成よりなる景品
玉量検出器90は第5図に示すように接続樋72内に景品玉
が存在しないとき、作動部材92は垂直方向に向いている
ため、作動片95がマイクロスイッチ96のアクチュエータ
96と係合しない。したがって、マイクロスイッチ96は作
動しない。しかし、接続樋72内に景品玉が貯溜してくる
と、作動部材92の磁石94が本体91の側壁を通じて景品玉
に吸引されるため、作動部材92が反時計方向に回動し、
このため作動片95がアクチュエータ97と係合してマイク
ロスイッチ96を作動せしめる(第4図参照)。マイクロ
スイッチ96が作動すると、その検出信号が第1図に示す
制御回路に送られ、これによって、遊技者に認識できる
ような態様で、連通部64に景品玉が満杯であることを報
知する。
具体的な報知装置としては前記特定遊技状態表示ラン
プ16a,16b、枠ランプ32等の光学的報知装置や、前記ス
ピーカー37等の音声報知装置を兼用しても良いし、ある
いは、それらとは別にパチンコ遊技機1の前面に設けら
れた報知装置、例えば、前記打球供給皿35の本体部分に
形成された報知ランプ75や遊技盤6の上部両側に設けら
れた遊技盤報知ラプ76a,76b等で報知しても良い。な
お、この場合でも、音声報知装置としては、前記スピー
カー37を兼用して使用している。また、上記した遊技状
態を報知する光学的報知装置を満杯状態報知装置として
兼用しない場合には、該光学的報知装置は、実施例にお
ける報知手段を構成せず、単なる表示装置であるに過ぎ
ない。
ところで、図示の実施例では、景品玉量検出器90が作
動することによって、遊技が不能動化されるが、第4図
に示されるように景品玉量検出器90がONされると、連通
部64の一側に設けられた不能動化ソレノイド103が所定
時間に励磁されて連杆104を介して図示しない玉送り部
材の回動動作を固定する玉送り固定部材105を揺動させ
る。これにより図示しない玉送り部材が固定されるの
で、前記玉送り作動部材43が動作していても打球供給皿
35にある打球は、発射位置に供給されず、遊技を継続す
ることができなくなる。また、不能動化ソレノイド103
を作動させることに換えて、景品玉量検出器90がONされ
て所定時間後に前記打球モータ42の電源をOFFとするよ
うにして遊技の継続を不能動化しても良い。ここで景品
玉量検出器90がONされてから遊技不能動化手段が作動す
るまでに所定の時間を設けたのは、景品玉の充満を解消
するための時間を遊技者に与えるためである。
更に、第7図に示すように、景品玉量検出器90は、報
知手段を作動させるためだけに使用し、遊技の不能動化
させる構成は、、別途設けるようにしても良い。第7図
においては、連通部64の上方側に、満杯検知板106が軸1
07を中心にして回動自在に垂下され、常には、重錘108
の付勢力により反時計方向に回動した位置に付勢されて
いるが、景品玉の充満により景品玉量検出器90が所定量
の景品玉を検出してから、さらに景品玉が払い出される
と満杯検知板106が時計方向に回動させられ、満杯検知
板106に連結された連杆104(前記第4図に示す連杆と同
一の構成要素である)を介して玉送り固定部材105(前
記第4図に示す連杆と同一の構成要素である)を回動固
定して、打球の供給を停止させるようにしている。
上述したように、景品玉量検出器90の出力に基づいて
遊技を不能動化させても、あるいは不能動化させなくて
もどちらでも良い。
以上、説明してきた実施例の制御について第1図に基
づいて説明する。第1図は制御回路構成ブロック図であ
る。
図において、制御回路は制御中枢としてのマイクロコ
ンピュータ120を含む。マイクロコンピュータ120は以下
に述べるようなパチンコ遊技機1の全体の動作を制御す
る機能を有する。このために、マイクロコンピュータ12
0は、たとえば、数チップのLSIで構成されており、その
中には制御動作を所定の手順で実行することのできるMP
U121と、MPU121の動作プログラムデータを格納するROM1
22と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM1
23とを含む。更に、マイクロコンピュータ120は、入力
信号を受けてMPU121に入力データを与える入力回路124
と、MPU121からの出力データを受けて外部に出力する出
力回路125と、MPU121から音データを受けるサウンドジ
ェネレータ126と、電源投入時にMPU121にリセットパル
スを与えるパワーオンリセット回路127と、MPU121にク
ロック信号を与えるクロック信号回路128と、クロック
発生回路128からのクロック信号を分周して割込パルス
を定期的にMPU121に与えるパルス分周回路(割込パルス
発生回路)129と、MPU121からのアドレスデータをデコ
ードするアドレスデコード回路130を含む。MPU121はパ
ルス分周回路129から定期的に与えられる割込パルスに
応じて、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能
となる。またアドレスデコード回路130はMPU121からの
アドレスデータをデコードし、ROM122、RAM123、入力回
路124、出力回路125、サウンドジェネレータ126にそれ
ぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例では、ROM122は、その内容の書き換
え、すなわち必要が生じた場合には、その中に格納され
たMPU121のためのプログラムデータを変更することがで
きるようにプログラマブルROMが用いられる。そしてMPU
121はROM122内に格納されたプログラムデータに従っ
て、かつ以下に述べる各制御信号の入力に応じて、可変
表示装置13や可変入賞球装置14等に対して制御信号を与
える。
マイクロコンピュータ120には、入力信号として、次
のような信号が与えれる。まず、所定量の景品玉が連通
部64に貯溜して景品玉量検出器101がONしたことに応答
して、景品玉量検出回路131からの景品玉量検出信号が
マイクロコンピュータ120に与えられる。始動入賞口10,
11a,11bのそれぞれに対応して設けられた始動入賞玉検
出スイッチ18,19a,19bの検出信号は始動入賞玉検出回路
132に与えられ、マイクロコンピュータ120の始動入賞玉
検出信号が与えられる。ストップスイッチ21で検出され
た検出信号はストップ回路133に与えられ、ストップ信
号としてマイクロコンピュータ120に与えられる。V入
賞玉検出スイッチ26で検出された検出信号はV入賞玉検
出回路134に与えられ、繰り返し信号としてマイクロコ
ンピュータ120に与えられる。10カウント検出スイッチ2
9で検出された検出信号は10カウント検出回路135に与え
られ、入賞玉数計数信号としてマイクロコンピュータ12
0に与えられる。受光器25a〜25dで検出された検出信号
は受光回路136に与えられ、回転ドラム12a〜12cの組み
合せ判定信号としてマイクロコンピュータ120に与えら
れる。
また、マイクロコンピュータ120は以下の回路及び装
置に制御信号を与える。まず、ソレノイド回路137を介
して回転ドラム12a〜12cのドラムソレノイド23a〜23cに
ドラム停止信号を与える。モータ回路138を介して回転
ドラム12a〜12cにドラムモータ22に回転駆動信号を与え
る。投光器回路139を介して投光器24a〜24dに点灯信号
を与える。ソレノイド回路140を介してソレノイド28に
駆動信号を与え、開閉扉15の開閉を行う。ランプ回路14
1を介して、枠ランプ32、特定遊技状態表示ランプ16a,1
6b、入賞口ランプ30,31、回転表示ランプ46、ランプ付
風車47a,47b、枠サイドランプ48、下部ランプ49a,49b、
報知ランプ75、遊技盤報知ランプ76a,76b等を点灯もし
くは点滅させるための制御信号を与える。LED回路142を
介して、V入賞表示LED27、および始動入賞口10,11a,11
bに入賞した数を表示するLED20a〜20dを点灯させるため
の制御信号を与える。ディジタル表示駆動回路143を介
して、ディジタル表示器33,34を表示させるための制御
信号を与える。更に、アンプ144を介してスピーカー37
から効果音を報知させる。なお、図示しないが、景品玉
量検出器90で遊技を不能動化する場合、例えば打球モー
タ42を停止させて弾発動作を不能動換させる場合には、
マイクロコンピュータ120に打球モータ制御回路145を接
続して、打球モータ42を停止させる停止信号を与えるよ
うにしても良い。
なお、上記構成の各回路には、電源回路145から所定
の直流電圧が供給される。
第8図、第9図は第1に示す制御回路の動作を示すフ
ロー図である。
次に第1図ないし第9図を参照して、この実施例の具
体的な動作について説明する。図において制御回路の電
源がONされて、メインルーチンおよび割込みルーチンが
スタートし、すべての装置、あるいは回路のイニシャラ
イズが行われ(ステップS1)、次の信号を待つ。そし
て、まず第9図(a)に示す割込みルーチンの処理が行
われる。すなわち、パチンコ遊技機1でゲームが始めら
れ、遊技盤6の遊技領域にパチンコ玉が打ち込まれる。
打ち込まれたパチンコ玉が始動入賞口10,11a,11bに入賞
して、それに対応する始動入賞玉検出スイッチ18,19a,1
9bがONしたか否かが判別され(ステップS19)、ONした
と判別された場合には、前記RAM123内に設定された始動
入賞記憶カウンタの値が「4」であるか否かが判別され
る(ステップS20)。始動入賞記憶カウンタの値が
「4」でないと判別された場合には、該始動入賞記憶カ
ウンタの値に「+1」の加算処理をし(ステップ
S21)、その後割込み処理は終了する。なお、このとき
マイクロコンピュータ120は、始動入賞玉検出スイッチ1
8,19a,19bの検出信号に基づいて、入賞記憶表示信号をL
ED回路142に与え、LED20a〜20dを入賞玉があるごとに点
灯させる。一方、ステップS19において始動入賞玉検出
スイッチ18,19a,19bがONしていないと判別された場合、
およびステップS21において始動入賞記憶カウンタの値
が「4」であると判別された場合には、割込み処理は終
了する。
次に、メインルーチンの処理に戻って説明すると、ま
ず、始動入賞記憶カウンタの値が「0」であるか否かが
判別される(ステップS2)。始動入賞記憶カウンタの値
が「0」である場合、すなわち、始動入賞口10,11a,11b
への入賞がない場合には、その入賞があるまでステップ
S2の処理を繰り返す。一方、始動入賞記憶カウンタの値
が「0」でないと判別された場合には、始動入賞記憶カ
ウンタの値から「−1」の減算処理を行うとともに可変
表示装置13の回転ドラム12a〜12cの回転を開始する(ス
テップS3)。そして、このとき回転ドラム12a〜12cが回
転していることを報知するためにマイクロコンピュータ
120は、ランプ回路141を介して回転表示ランプ46、およ
び下部ランプ49a,49bを点滅させ、アンプ144を介してス
ピーカー37から予め定められた効果音を発生させてい
る。
次いで、マイクロコンピュータ120は、ストップ回路1
33を介してストップスイッチ21が押圧されたか否かを判
別し(ステップS4)、押圧されていないと判別した場合
には、回転ドラム12a〜12cが回転開始してから5秒経過
したか否かが判別される(ステップS5)。5秒経過して
いない場合には、ステップS4へ戻る。一方、ストップス
チッチ21がONされるか、または回転開始から5秒経過し
たときには、回転ドラム12a〜12cの回転が停止され、可
変表示装置13の可変表示が停止される(ステップS5)。
これは、マイクロコンピュータ120がソレノイド回路137
を介してドラムソレノイド23a〜23cの励磁状態を解除す
ることによって回転ドラム12a〜12cのラチェト歯車とド
ラムソレノイドとが係合して回転が停止されるようにな
っている。そして3つの回転ドラム12a〜12cが停止した
後に、マイクロコンピュータ120から投光器回路139に制
御信号が与えられて投光器24a〜24dが点灯され、応じて
受光器25a〜25dが投光器24a〜24dから発せられる光の有
無を感知して、その検出信号を受光器回路136を介して
マイクロコンピュータ120に与える。マイクロコンピュ
ータ120内では、受光器回路136からの入力信号に基づい
て、回転ドラム12a〜12cの表示態様が大当り状態か否か
を判別する(ステップS7)。大当り状態でない場合に
は、ステップS2へ戻る。なお、この場合、回転ドラム12
a〜12cの表示態様が大当り状態でなく、予め定めた表示
態様である場合には、小当り状態として、可変入賞球装
置14の開閉扉15を相対的に短い時間だけ開放させたり、
あるいは電気的景品玉払出装置を直接作動させるように
マイクロコンピュータ120から制御信号を出させるよう
にしても良い。
大当り状態であると判別された場合には、マイクロコ
ンピュータ120は、ソレノイド回路140を介してソレノイ
ド28に制御信号を与え、可変入賞球装置14の開閉扉15を
開放させるとともに前記RAM123内に設定された接続回数
カウンタの値を「+1」とする加算処理をする(ステッ
プS8)。そして、このときマイクロコンピュータ120
は、さらにランプ回路141を介して枠ランプ32、特定遊
技状態表示ランプ16a,16b、入賞口ランプ30,31、回転表
示ランプ46、ランプ付風車47a,47b、枠サイドランプ4
8、下部ランプ49a,49bを点滅させるとともにアンプ144
を介してスピーカー37から特有の効果音を発生させて、
大当り状態、すなわち特定遊技状態である旨を報知す
る。
可変入賞球装置14の開閉扉15が開放してからは、開閉
扉15に導かれた打球が繰り返し条件入賞領域15aに入賞
してV入賞玉検出スイッチ26がONしたか否かが判別され
(ステップS9)、V入賞玉検出スイッチ26がONしたと判
別された場合、前記継続回数カウンタの値が「10」か否
かが判別され(ステップS10)、「10」になっていない
場合には、V入賞記憶が有るか否かが判別される(ステ
ップS11)。そしてV入賞記憶がない場合にはV入賞記
憶処理を行う(ステップS12)。
前記ステップS10において継続回数カウンタの値が「1
0」であると判別された場合、前記ステップS11において
V入賞記憶がすでに有ると判別された場合、前記ステッ
プS12の処理が終了した場合、および前記ステップS9
おいてV入賞玉検出スイッチ26がONしていないと判別さ
れた場合には、10カウント検出スイッチ29からの検出信
号が計数記憶される10カウントカウンタの値が「10」で
あるか否かが判別され(ステップS13)、入賞玉が10個
に満たない場合には、ソレノイド28がONしてから30秒経
過したか否かが判別される(ステップS14)。30秒経過
していない場合には、前記ステップS9へ戻り、ステップ
S9〜S14の処理を繰り返す。
一方、ステップS13において10カウントカウンタの値
が「10」であると判別されるか、またはステップS14
おいてソレノイド28がONしてから30秒経過したと判別さ
れた場合には、マイクロコンピュータ120は、ソレノイ
ド回路140を介してソレノイド28の励磁状態を解除する
制御信号を与え、可変入賞球装置14の開閉扉15が閉成さ
れる(ステップS15)。その後、前記V入賞記憶が有る
か否かが判別され(ステップS16)、V入賞記憶が有る
と判別された場合には、V入賞記憶、および10カウント
カウンタの記憶内容がクリアされ(ステップS17)、前
記ステップS8へ戻り、再度開閉扉15が開放してステップ
S8〜S17の処理を繰り返す。
一方、ステップS16において、V入賞記憶がないと判
別された場合には、可変入賞球装置14の繰り返し条件が
成立せず、特定遊技状態(大当り状態)が終了して前記
ステップS2へ戻り、以後、前記したステップS2〜S18
処理が繰り返される。
ところで、前記しステップS2〜S18の処理が行われて
いる最中に景品玉が多量に排出されて景品玉量検出器90
が作動された場合の処理については、第9図(b)に示
される割込みルーチン処理によってなされる。すなわ
ち、第9図(b)に示されるステップS22〜S31の処理
は、電源投入時からパルス分周回路(割込みパルス発生
回路129)のパルス信号により常に割込むように処理さ
れている。これを説明すると、まずマイクロコンピュー
タ120は、景品玉量検出回路131を介して景品玉量検出器
90がONしたか否かを判別し(ステップS22)、ONしてい
ないと判別した場合、すなわち、連通部64まで景品玉が
充満していない場合には、可変表示装置16の表示態様が
大当り中か否かを判別し(ステップS22)、大当り中で
ないと判別された場合には、さらに可変表示装置13の回
転ドラム12a〜12cが回転中か否か、すなわち可変表示中
であるか否かを判別する(ステップS24)。そして可変
表示中でない場合には、割込みを終了する。また前記ス
テップS22において大当り中であると判別された場合に
は、マイクロコンピュータ120は、前記したようにラン
プ回路141を介して枠ランプ32、特定遊技状態表示ラン
プ16a,16b、入賞口ランプ30,31、回転表示ランプ46、ラ
ンプ付風車47a,47b、枠サイドランプ48、下部ランプ49
a,49bを点滅させるとともにアンプ144を介してスピーカ
ー37から特有の効果音を発生させて、大当り状態、すな
わち特定遊技状態である旨を報知する(ステップ
S25)。更に、前記ステップS24において可変表示中であ
ると判別された場合には、マイクロコンピュータ120
は、やはり前記したようにランプ回路141を介して回転
表示ランプ46、および下部ランプ49a,49bを点滅させ、
アンプ144を介してスピーカー37から予め定められた効
果音を発生させて可変表示中であることを報知する(ス
テップS26)。そして、ステップS25またはステップS26
の処理が終了した後に割込みは終了する。
一方、前記ステップS22において、景品玉量検出器90
がONしていると判別された場合にも、可変表示装置13の
表示態様が大当り中が否かが判別され(ステップ
S27)、大当り中でないと判別された場合には、さらに
可変表示装置13の回転ドラム12a〜12cが回転中か否か、
すなわち可変表示中であるか否かが判別される(ステッ
プS28)。そして大当り中でもなく、可変表示中でもな
い場合には、満タン状態である旨を報知する(ステップ
S31)。この満タン状態の報知は、前記したように大当
り状態あるいは可変表示状態を報知する報知装置を兼用
しても、あるいは別途設けた報知装置を使用しても良い
が、兼用する場合には、その報知態様を変化させる必要
がある。例えば、大当り中を報知する枠ランプ32、特定
遊技状態表示ランプ16a,16b、入賞口ランプ30,31、回転
表示ランプ46、ランプ付風車47a,47b、枠サイドランプ4
8、下部ランプ49a,49bを兼用する場合には、大当り中が
「点滅」という報知態様であるので、それと異なる点滅
状態あるいは点灯状態とし、更に、スピーカー37からの
効果音も、例えば、大当り中の報知が音楽である場合に
は、言葉による音声を発生させるか、明らかに種類の異
なる音楽とするようにした方が良い。
また、前記ステップ27において、大当り中であると判
別された場合には、前記した大当り状態の報知処理を中
断させて(ステップS29)、前記したステップS31に進ん
で満タン報知処理を行うようにしている。更に、前記ス
テップS28において、可変表示中であると判別された場
合には、前記した可変表示中の報知処理を中断させて
(ステップS30)、前記したステップS31に進んで満タン
報知処理を行うようにしている。すなわち、マイクロコ
ンピュータ120は、景品玉量検出器90の検出信号があっ
た場合には、大当り状態の報知、および可変表示中の報
知に優先させて満タン報知を行うようになっている。そ
して、ステップS31の処理を行うことで割込みは終了す
る。
以上の、第8図および第9図で実施例の動作について
説明したが、その説明から明らかなように、この実施例
では、遊技盤6に配設された遊技装置としての可変表示
装置13や可変入賞球装置14の予め定められた遊技状態が
検出されて、その遊技状態を報知する表示ランプやスピ
ーカー等の報知手段が作動中に、景品玉が連通部64に充
満した場合には、直ちに遊技状態の報知を中断して景品
玉が満杯であることを優先して報知するようにしている
ので、遊技者は、確実に満杯であることを知ることがで
き、即座に次の措置、すなわち、余剰景品玉受皿44から
景品玉を抜き出して景品玉量検出器90のON状態を解除す
る措置を取ることができる。したがって、パチンコ遊技
に支障を来すことなく継続して遊技を楽しむことができ
る。
なお、上述の実施例では、遊技盤6に配設される遊技
装置として可変表示装置13や開閉扉15を有する可変入賞
球装置14を示したが、これに限らず、例えば、第10図に
示すような遊技装置であっても良い。すなわち、一対の
開閉翼片81a,81bを有する可変入賞球装置80であって、
該可変入賞球装置80は、遊技盤6の下方に設けられた始
動入賞口82a〜82cに打球が入賞すると、開閉翼片81a,81
bが1回または2回開閉動作をし、その開閉動作中に開
閉翼片81a,81bに受け入れられた入賞玉がV入賞口83に
入賞してV入賞玉検出スイッチ84をONさせると特定遊技
状態となって、開閉翼片81a,81bと18回開閉動作させる
か、または10個の入賞玉があるまで動作させ、その開閉
動作中に入賞玉が再度V入賞口83に入賞すると、その入
賞した時点から上記した開閉動作サイクルを最高8回繰
り返すことができるようにしたものである。そして、こ
のような遊技装置にあっては、始動入賞口82a〜82cに起
因する開閉翼片81a,81bの1回また2回の開閉動作状
態、およびV入賞口83に起因する開閉翼片81a,81bの特
定遊技状態を報知手段によって、その旨が報知されるよ
うになっている。
また、上述した実施例では、報知装置として、表示ラ
ンプ、スピーカーを例示したが、これに限らず、例え
ば、表示ランプに換えて、画像表示装置を用いても良
い。
「発明の効果」 この発明は、遊技盤に配設される遊技装置が予め定め
られた遊技状態となったときには、その状態を検出する
遊技状態検出手段の出力により報知手段からその旨が報
知され、また、受皿に景品玉が満杯になったときには、
その状態を検出する景品玉量検出手段の出力により報知
手段からその旨が報知される。そして、すでに遊技装置
が予め定められた遊技状態となって、その旨の報知がな
されている最中に景品玉が受皿に満杯となったときに
は、遊技状態に係る報知態様を停止して、満杯である旨
の報知を優先して報知するようになっているので、遊技
者は、確実に満杯であることを知ることができ、即座に
次の措置、すなわち、満杯となった景品玉を抜き出して
景品玉量検出手段のON状態を解除する措置を取ることが
できる。したがって、パチンコ遊技に支障を来すことな
く継続して遊技を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、発明に係る実施例の制御を示すブロック構成
の回路図である。第2図は、実施例が適用される弾球遊
技機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図であり、第
3図は、パチンコ遊技機の背面図である。第4図ないし
第6図は、景品玉量検出手段としての景品玉量検出器を
示し、第4図および第5図は、景品玉量検出器の作動を
示す概略図であり、第6図は、景品玉量検出器の取付構
造を示す分解斜視図である。第7図は、景品玉量検出器
と満タン装置とを別に設けたものを示す概略図である。
第8図および第9図は、第1図に示す制御回路の動作を
示すフロー図である。第10図は、遊技盤に配設される遊
技装置として他の実施例を例示したパチンコ遊技機の正
面図である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機)、6……遊技盤、
13……可変表示装置、14……可変入賞球装置、18,19a,1
9b……始動入賞玉検出スイッチ、26……V入賞玉検出ス
イッチ、35……打球供給皿、44……余剰景品玉受皿、64
……連通部、71……景品玉払出装置、80……可変入賞球
装置、90……景品玉量検出器、120……マイクロコンピ
ュータ 報知手段として、16a,16b……特定遊技状態表示ラン
プ、30,31……入賞口ランプ、32……枠ランプ、37……
スピーカー、46……回転表示ランプ、47a,47b……ラン
プ付風車、48……枠サイドランプ、49a,49b……下部ラ
ンプ、75……報知ランプ、76a,76b……遊技盤報知ラン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞領域を形成した遊技盤と、打球発射位
    置に打球を供給する打球供給皿と、該打球供給皿に景品
    玉が充満したときに余剰の景品玉を貯溜する余剰景品玉
    受皿と、前記打球供給皿と余剰景品玉受皿とを連通する
    連通部と、所定の入賞態様により景品玉を払い出す景品
    玉払出装置と、を含む弾球遊技機において、 前記打球供給皿または前記連通部に所定量の景品玉が充
    満したことを検出する景品玉量検出手段、 前記遊技盤に配設される遊技装置が予め定められた遊技
    状態となったことを検出する遊技状態検出手段、 前記遊技状態検出手段出力に応じて第1の報知態様で知
    覚的に報知し、かつ前記景品玉量検出手段出力に応じて
    第2の報知態様で知覚的に報知する報知手段、および 前記遊技状態検出手段出力中に前記景品玉量検出手段出
    力があったとき、第2の報知態様を第1の報知態様に優
    先して報知するように制御する報知制御手段、を備えた
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記遊技装置は、複数の表示態様を表示可
    能な可変表示装置であり、 前記遊技状態検出手段は、前記可変表示装置が可変表示
    していることを検出する可変表示検出手段である特許請
    求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技装置は、遊技者にとって利益とな
    る第1の状態と遊技者にとって不利益となる第2の状態
    とに変化自在な可変入賞球装置であり、 前記遊技状態検出手段は、前記可変入賞球装置が第1の
    状態になることができる予め定めた特定遊技状態である
    ことを検出する特定遊技状態検出手段である特許請求の
    範囲第1項または第2項のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
  4. 【請求項4】前記弾球遊技機は、該弾球遊技機の前面側
    に設けられた表示ランプ装置と該弾球遊技機に関連して
    設けられた音声発生装置とを含み、 前記報知手段は、前記表示ランプ装置と前記音声発生装
    置のうち少なくともいずれか一方の装置である特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
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