JP2545235B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2545235B2
JP2545235B2 JP62181565A JP18156587A JP2545235B2 JP 2545235 B2 JP2545235 B2 JP 2545235B2 JP 62181565 A JP62181565 A JP 62181565A JP 18156587 A JP18156587 A JP 18156587A JP 2545235 B2 JP2545235 B2 JP 2545235B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、弾球遊技機に関し、特に景品玉が多量に
排出されて受皿が満杯になったときに、または満杯にな
る以前に遊技者にその旨を報知するとともに、その報知
回路を遊技を制御する制御回と同一の制御回路基板に含
ましめた弾球遊技機に関する。
「従来の技術」 パチンコ遊技機等のパチンコ玉を弾発して遊技する弾
球遊技機は、周知のように、打込まれたパチンコ玉が遊
技盤に設けられた入賞領域に入ることにより所定個数の
景品玉が遊技者に与えられるようになっている。そして
払出された景品玉が弾球遊技機前面に設けられた打球供
給皿を満たし、更に、余剰景品玉受皿及びこれに通ずる
連通部をも満たすと、溜った景品玉が景品玉払出装置の
正常な動作を妨害することとなる。そこで、従来は景品
玉が連通部に所定量貯溜されると、ある種の遊技を不能
動化する遊技不能動化装置を設けたものが提案されてい
る。例えば、実公昭53−6551号に開示される考案のよう
に鈴筒(連通部)に貯溜する球の圧力で揺動自在となる
ように押動片を枢着し、押動片の揺動作用でマイクロス
イッチを作動させ、パチンコ玉を遊技領域に弾発駆動す
るモータの回動を停止させ、もって打球の弾発という遊
技を不能動化させるものが知られている。
「従来技術の問題点」 しかしながら、上記のような従来の装置では連通部に
景品玉が満杯になると、即座にパチンコ玉を弾発するこ
とができなくなるので、例えば、近年流行している可変
表示器付パチンコ遊技機のように、特定遊技状態になっ
たとき大型の入賞球装置が一定時間または一定個数入賞
するまで開放し、かつ開放動作を所定回数繰り返すもの
にあっては、大型の入賞球装置が一定時間(例えば30
秒)開放している途中で連通部の満杯が検知された場合
に、遊技者が遊技に熱中してその満杯状態に気付くのが
遅れたりすると、入賞球の獲得が少なくなるばかりでな
く、特定遊技状態をも解消してしまう欠点があった。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、上記欠点を解消するために「入賞領域を
形成した遊技盤と、打球発射位置に打球を供給する打球
供給皿と、該打球供給皿に景品玉が充満したときに余剰
の景品玉を貯溜する余剰景品玉受皿と、所定の入賞態様
により景品玉を払出す景品玉払出装置と、制御回路基板
と、を備えた弾球遊技機において、 前記打球供給皿と前記余剰景品玉受皿とを連通する連
通部に所定量の景品玉が充満したことを検出する景品玉
量検出手段を設け、 前記制御回路基板は、少なくとも 主として前記遊技盤に関連して設けられる入力装置か
らの入力信号を受けて、遊技盤を含む前記弾球遊技機に
関連して設けられる遊技装置に制御信号を送る遊技制御
手段と、 前記景品玉量検出手段からの入力信号を受けて、遊技
者に認識し得るような態様で報知する報知装置に制御信
号を送る報知制御手段と、を含む」構成を採用したもの
である。
「作 用」 この発明は、上記構成を採用した結果、打球供給受皿
から余剰景品玉受皿に連通する連通部に景品玉が満杯に
なると、遊技者に認識できるような態様で表示するので
遊技者は遊技の状態を即座に知ることができ、更に、次
の動作を速やかに取ることができる。
「実施例」 以下、図面に基づいてこの発明の好適な実施例を説明
する。第2図および第3図はこの発明が適用される弾球
遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示し、第2図はパ
チンコ遊技機の正面図、第3図はその背面図である。な
お、第2図に示されるパチンコ遊技機を説明する際に、
第2図に図示されない構成要素については第1図を参照
して説明する。
第2図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成さ
れた前面枠2の開口には金枠3が周設され、該金枠3の
一側にガラスを収納するガラス扉枠4及び前面板5が開
閉自在に枢着される。前記前面枠2の裏面には遊技盤6
及び図示しない発射レール等を取付ける中枠7(第3図
参照)が固着される。遊技盤6は中枠7に対して着脱自
在に取付けられるとともに、その表面に発射されたパチ
ンコ玉を遊技領域に導く誘導レール8、図示しない多数
の障害釘、各種の入賞球装置等が設けられている。より
詳しく説明すると、遊技盤6の遊技領域には、通常入賞
口9a〜9g、始動入賞口10,11a,11b、複数の回転ドラム12
a〜12cを有する可変表示装置13、開閉扉15を有する可変
入賞球装置14、特定遊技状態表示ランプ(サイドラン
プ)16a,16b、アウト口17等が夫々配設される。
遊技領域に打込まれたパチンコ玉が前記通常入賞口9a
〜9gに入賞すると、後述する景品玉払出装置71により所
定個数(例えば13個)の景品玉が払出されるようになっ
ている。また前記始動入賞口10,11a,11bにパチンコ玉が
入賞すると同様に景品玉払出装置71から所定個数の景品
玉が払出されるとともに始動入賞口10,11a,11bに関連し
て設けられた始動入賞玉検出スイッチ18,19a,19bの検出
出力に応答して前記可変表示装置13の複数の回転ドラム
12a〜12cを回転開始せしめる。なお、可変表示装置13の
表示が変化中に始動入賞口10,11a,11bにパチンコ玉が入
賞する毎に、その入賞玉数を最高4個まで記憶させてお
り、それを知らせるために、可変表示装置13の近傍には
LEDランプ20a〜20d(第1図参照)が設けられている。
可変表示装置13の回転ドラム12a〜12cはパチンコ遊技機
1の前面に設けられるストップスイッチ21を遊技者が押
したとき、あるいは回転開始してから一定時間(例えば
5秒)経過することにより、各々ランダムに停止する。
この回転ドラム12a〜12cはドラムモータ22(第1図参
照)の回転駆動力により回転させられ、それぞれの回転
ドラム12a〜12cに形成されたラチェット歯車とドラムソ
レノイド23a〜23c(第1図参照)とが係合してその回転
が停止される構造となっている。そして回転ドラム12a
〜12cに描かれた表示が予め定められた表示態様(例え
ば図示のように「7」が3つ揃ったとき)になったとき
には前記可変入賞球装置14の開閉扉15が開放し、打込ま
れたパチンコ玉が開閉扉15内に取り入れられ、短時間に
多量の入賞玉が発生する。なお、複数の回転ドラム12a
〜12Cの組み合せについての判断は、それぞれの回転ド
ラム12a〜12cの側壁に多数形成された透孔(この透孔
は、2つの同心円に沿って形成されている)に回転ドラ
ムの一側に設けられた投光器24a〜24d(第1図参照)か
ら発っせられた光が通過して他側に設けられた受光器25
a〜25d(第1図参照)に感知されるか否かによって電気
的に検出されるようになっている。
前記開閉扉15は一定時間(例えば30秒)または一定個
数(例えば10個)の入賞により、その開成状態を終了す
るが、開閉扉15が開放中に開閉扉15の一部に形成された
繰り返し条件入賞領域15aにパチンコ玉が飛入したとき
には、繰り返し条件入賞領域15aに関連して設けられた
繰り返し条件検出スイッチ(V入賞玉検出スイッチ)26
により前記一定時間または一定個数の入賞の終了後、再
度一定時間又は一定個数の開放状態を繰り返し、そのよ
うな繰り返しを最大数回(例えば10回)行なうように制
御される。そして、パチンコ玉が繰り返し条件入賞領域
15aに入賞したか否かを遊技者に知らせるために、繰り
返し条件入賞領域15a近傍にはV入賞表示ランプ27(第
1図参照)が設けられている。また、開閉扉15の開閉制
御は、ソレノイド28(第1図参照)によって行われ、開
閉扉15内に取り入れられたすべての入賞玉は所定入賞玉
数検出スイッチ29(10カウント検出スイッチ、第1図参
照)によって検出され、前記した一定個数の入賞を保証
している。
なお、前記可変表示装置13の回転ドラム12a〜12cが予
め定められた表示態様になったときには特定遊技状態表
示ランプ16a,16b、通常入賞口9f,9gに設けられたチュー
リップランプ30,31、前面枠2の上部に設けられた枠ラ
ンプ32等が点滅して遊技者又はパチンコ店の店員に特定
遊技状態であることを表示し、また可変表示装置13に設
けられたディジタル表示器33は開閉扉15の開閉回数を、
可変入賞球装置14に設けられたディジタル表示器34は開
閉扉15に入賞して前記所定入賞玉数検出スイッチ29によ
って検出されたパチンコ玉の個数をそれぞれ表示してい
る。
上記に説明した各種の入賞球装置に入らなかったパチ
ンコ玉は誘導レール8の最下部に設けられたアウト口17
に取り込まれる。
前記前面板5には打球供給皿35が取付けられている。
打球供給皿35の上流側には景品玉払出装置71から排出さ
れた景品玉が流出する景品玉出口36が、下流側には貯溜
されたパチンコ玉を1個宛打球発射レールの発射位置に
導く供給口(図示しない)がそれぞれ形成されている。
また打球供給皿35の前記景品玉出口36の下方の空間内に
音声発生装置としてのスピーカー37が収納されている。
前記前面枠2の下部にはパチンコ玉を遊技領域に打出
す打球発射機構38の一部を構成する操作ハンドル39と、
余剰の景品玉を貯溜する余剰景品玉受皿44とが取付けら
れている。余剰景品玉受皿44の後面には余剰玉が流入す
る余剰玉出口45が形成されている。
なお、第2図についての上記した説明の中で、始動入
賞玉検出スイッチ18,19,19b、ストップスイッチ21、繰
り返し条件検出スイッチ(V入賞玉検出スイッチ)26、
所定入賞玉数検出スイッチ(10カウント検出スイッチ)
29、および受光器25a〜25dは、主として遊技盤6に関連
して設けられた入力装置をそれぞれ構成し、特定遊技状
態表示ランプ(サイドランプ)16a,16b、LEDランプ20a
〜20d、ドラムモータ22、ドラムソレノイド23a〜23c、
投光器24a〜24d、V入賞表示ランプ27、ソレノイド28、
チューリップランプ30,31、枠ランプ32、ディジタル表
示器33,34、およびスピーカ37は遊技盤6を含むパチン
コ遊技機1に関連して設けられた遊技装置をそれぞれ構
成する。そして、後述する制御回路基板73に含まれる遊
技制御手段としての遊技制御回路によって上記した入力
装置からの入力信号を受けて、上記した遊技装置に制御
信号が送られる。
次に第3図に基づいてパチンコ遊技機1の背面につい
て説明すると、前記遊技盤6を着脱自在に固定する中枠
7の一側上下に支持金具50、51が固定され、この支持金
具50、51に軸支金具52、53を介して機構板54が開閉自在
に設けられている。この機構板54の前面側にはパチンコ
玉の直径よりもやや長い奥行巾を有する入賞玉集合空間
55が形成され、該空間55の下方には入賞玉を一側に集合
せしめる集合樋56が突設されている。なお、前記入賞玉
集合空間55のほぼ中央には前記遊技盤6の裏面に取付け
られた前記可変表示装置13の突出した駆動部を機構板54
の裏面に突出させるための窓57が開設されており、該窓
57を窓カバー57aが覆っている。一方、機構板54の後面
側には、その最上部に図示しない補給機構から排出され
る景品玉を貯溜する景品玉タンク58が取付けられ、また
該景品玉タンク58の下流側と連接し、かつ景品玉を二列
に整列させる景品玉誘導樋59、該景品玉誘導樋59に連接
し、かつ景品玉の玉圧を弱めるカーブ樋60、該カーブ樋
60に連接し1個の入賞玉によって払出される所定個数の
景品玉を収納する景品玉ケース61、該景品玉ケース61に
連接し、排出された景品玉を前記打球供給皿35に導く景
品玉排出通路62、該景品玉排出通路62に連接していると
ともに景品玉が打球供給皿35に満杯となったとき、その
余剰の景品玉が流路切換弁63によって流出させられ、か
つ前記余剰景品玉受皿44に連通する連通部64、前記カー
ブ樋60の屈曲部に連接し、営業終了時の玉抜動作により
景品玉タンク58及び景品玉誘導樋59の景品玉をパチンコ
遊技機1外に導く玉抜通路65等も配設される。更に、機
構板54の後面側には、前記集合樋56によって集められた
入賞玉を1個宛処理する入賞玉処理器66も配設される。
なお、機構板54には、その他各種の部材、例えば、前記
入賞玉処理器66から排出された入賞玉を流下させる入賞
玉通路67、該入賞玉通路67の垂直通路部の上下間を揺動
する自動杆68、該自動杆68の揺動動作を前記景品玉ケー
ス61の開閉動作に変換する伝達リンク機構69a〜69d、前
記入賞玉処理器66に関連して設けられ、かつ所定個数の
景品玉の払出しを確認する揺動杆機構70a〜70e、および
後に第1図において詳述する遊技制御回路を含む制御回
路基板73等も配設される。また、図示の実施例では前記
景品玉ケース61、自動杆68及び伝達リンク機構69a〜69d
が機械的な景品玉払出装置71を構成している。
なお、景品玉払出装置として、上記のような機械的景
品玉払出装置に限らず、例えば、前記入賞玉通路67に入
賞玉検出器を設け、該検出器の出力に基づいて前記伝達
リンク69aをソレノイド等の電気的駆動源で作動させ
て、所定数の景品玉を排出させたり、あるいはパチンコ
玉と噛み合う歯車をモータ等の電気的駆動源で所定角度
回転させて所定数の景品玉を排出させたりする電気的景
品玉払出装置であっても良い。また、景品玉払出装置を
作動させるものとして、入賞玉によるものが一般的であ
るが、これに加えて、例えば、前記可変表示装置13の表
示態様が予め定められたものを表示したときに、入賞玉
が存在しなくても景品玉を払出すようにしても良い。
前記前面枠2の下部裏面には前記打球発射機構38の一
部を構成する駆動装置が固着される。この駆動装置はセ
ット基板40上に、玉を弾発する打球杆41と該打球杆41を
間欠回動せしめる打球モータ42と前記打球杆41の下端と
係合して打球供給装置90の玉送り片92(第5図参照)を
動作せしめる玉送り作動部材43とから構成される。更
に、セット基板40に臨設する前面枠2の下部裏面には前
記連通部64の一部を構成する接続樋72が取付けられてい
る。
次に第4図ないし第8図に基づいて、前記連通部64お
よび連通部64の一部を構成する接続樋72内部に設けられ
る景品玉量満杯状態検出手段としての景品玉量検出装置
と景品玉量検出手段としての景品玉量検出器の構成につ
いて説明する。まず、第4図および第5図に基づいて景
品玉量満杯状態検出装置について説明する。図におい
て、前記連通部64の前記打球発射機構38寄りの側壁64a
近傍に回動支軸80を突設し、該回動支軸80には、ほぼ逆
L字状の景品玉量満杯状態検出板81が回動自在に枢支さ
れ、該検出板81の短辺の先端は前記側壁64aに開設され
た通孔64bから外側へ突出しており、かつバランスウェ
イト82が一体成形され、該バランスウェイト82の重量に
より常に検出板81の下部が連通部64の中心部へ向うよう
に付勢されている。また検出板81の長辺の下部には連結
棒83の一端が枢着され、該連結棒83は前記機構板54に形
成された支持部84によってほぼ水平方向に保持されると
ともに、その他端は前記前面板5の裏面に固着された打
球供給装置90の玉送り片92と係合する玉送り停止作動片
96と臨設するように配置されている。ここで打球供給装
置90と玉送り停止作動片96との関係について第5図に基
づいて説明すると、打球供給装置90は前記した図示しな
い供給口に対応して前面板5の裏面に固着されるが、該
供給口から送り込まれたパチンコ玉は、軸91で上下回動
自在に枢支された玉送り片92の上動により打球通路93を
転がり、打球出口94から前記した図示しない発射レール
の発射位置に1個宛送られる。前記玉送り片92の下方に
は前記打球杆41の下端と係合して上下動する玉送り作動
部材43が配設され、この玉送り作動部材43の上下動に従
動して前記玉送り片92が上下動し、供給口から送り込ま
れたパチンコ玉を順次打球出口94から発射位置に送り込
むものである。また、玉送り片92の下部側面には前記玉
送り停止作動片96と接触係合する接触面95が形成されて
いる。前記玉送り停止作動片96は、ほぼ「く」字状に形
成されて、その一端は前記接触面95と係合する接触片97
を構成し、その他端は前記連結棒83と係合する係合片98
を構成するとともに回動支軸99を中心にして回動自在に
設けられる。そして常には前記接触片97が前記接触面95
と接触係合しないようにバランスウェイト100が設けら
れている。したがって、連通部64内に貯溜した景品玉に
よって景品玉量満杯状態検出板81が押圧されると連結棒
83が第5図に示されるように左方向にスライドし、該連
結棒83の他端が玉送り停止作動片96の係合片98をバラン
スウェイト100の付勢に抗して時計方向に回動せしめ、
これにより接触片97と接触面95とが接触係合して玉送り
片92を上動し、その上動した位置で玉送り片92を固定保
持する。このため打球杆41の往復動により上下動を続け
ている玉送り作動部材43の動作が玉送り片92に伝達され
ることはないので、発射位置にパチンコ玉が送られるこ
とはない。つまり、打球の供給という遊技行為が不能動
化される。しかして、余剰景品玉受皿44から景品玉を抜
き取れば、連通部64内の景品玉が取り除かれるので景品
玉量満杯状態検出板81がバランスウェイト82の付勢力で
元の状態に戻り、それに従動して連結棒83、玉送り停止
作動片96も復帰し、玉送り片92が上下動できるようにな
って玉送り機能が復元する。
第6図は、景品玉量満杯状態検出装置の他の実施例を
示し、第4図に示すものと異るところは、景品玉量満杯
状態検出板81の長辺の下部に突出作動片85が形成され、
検出板81が景品玉に押圧されて揺動したときに、該突出
作動片85の先端が、連通部64の側壁64aに隣接されたマ
イクロスイッチ86のアクチュエータ87を作動させる点で
ある。そしてマイクロスイッチ86が作動されることによ
って、たとえば前記打球モータ42の回転を停止せしめ、
もって打球の弾発という遊技を不能動化させることがで
きる。
次に、第4図ないし第8図、特に第7図および第8図
に基づいて景品玉量検出器について説明する。図におい
て、連通部64の下流側に位置する接続樋72の一側側壁の
切欠部72aには検出手段としての景品玉量検出器101が取
着される。景品玉量検出器101は内部空間を有するボッ
クス状の本体102内に作動部材103とマイクロスイッチ10
7とを収納するように構成されている。作動部材103はそ
の上端に軸挿通筒104を有し、その真中に磁石105を有
し、更にその下端にマイクロスイッチ107のアクチュエ
ータ108と係合する作動片106とを有する。そして、作動
部材103は、支軸ピン110を前記軸挿通筒104に挿通し、
該支軸ピン110の両端を本体102と本体102の一側面を覆
うカバー板111とに形成された嵌合孔112a,112bに嵌合さ
せることにより揺動自在となされている。またマイクロ
スイッチ107は作動部材103の下方に位置しており、本体
102とカバー板111とに突設された係合突起113a,113bを
マイクロスイッチ107に形成した係合穴109にそれぞれ係
合させて本体102に固定されている。
上記の構成よりなる景品玉量検出器101は第7図に示
すように接続樋72内に景品玉が存在しないとき、作動部
材103は垂直方向に向いているため、作動片106がマイク
ロスイッチ107のアクチュエータ108と係合しない。した
がって、マイクロスイッチ107は作動しない。しかし、
接続樋72内に景品玉が貯溜してくると、作動部材103の
磁石105が本体102の側壁を通じて景品玉に吸引されるた
め、作動部材103が反時計方向に回動し、このため作動
片106がアクチュエータ108と係合してマイクロスイッチ
107を作動せしめる(第4図参照)。マイクロスイッチ1
07が作動すると、その検出信号が第1図に示す報知制御
手段としての報知制御回路に送られ、これによって、遊
技者に認識できるような態様で、連通部64に景品玉が満
杯に近付きつつあることを報知する。
具体的な報知装置としては前記サイドランプ16a,16
b、枠ランプ32等の光学的表示装置や、前記スピーカー3
7等の音声発生装置を採用すると良い。
以上、説明してきた実施例の制御について第1図に基
づいて説明する。第1図は制御回路構成ブロック図であ
る。
図において、制御回路は制御中枢としてのマイクロコ
ンピュータ120を含む。マイクロコンピュータ120は以下
に述べるようなパチンコ遊技機1の全体の動作を制御す
る機能を有する。このために、マイクロコンピュータ12
0は、たとえば、数チップのLSIで構成されており、その
中には制御動作を所定の手順で実行することのできるMP
U121と、MPU121の動作プログラムデータを格納するROM1
22と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM1
23とを含む。更に、マイクロコンピュータ120は、入力
信号を受けてMPU121に入力データを与える入力回路124
と、MPU121からの出力データを受けて外部に出力する出
力回路125と、MPU121から音データを受けるサウンドジ
ェネレータ126と、電源投入時にMPU121にリセットパル
スを与えるパワーオンリセット回路127と、MPU121にク
ロック信号を与えるクロック発生回路128と、クロック
発生回路128からのクロック信号を分周して割込パルス
を定期的にMPU121に与えるパルス分周回路(割込パルス
発生回路)129と、MPU121からのアドレスデータをデコ
ードするアドレスデコード回路130を含む。MPU121はパ
ルス分周回路129から定期的に与えられる割込パルスに
応じて、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能
となる。またアドレスデコード回路130はMPU121からの
アドレスデータをデコードし、ROM122、RAM123、入力回
路124、出力回路125、サウンドジェネレータ126にそれ
ぞれチップセレクト信号を与える。
なお、この実施例では、ROM122は、その内容の書き換
え、すなわち必要が生じた場合には、その中に格納され
たMPU121のためのプログラムデータを変更することがで
きるようにプログラマルROMが用いられる。そしてMPU12
1はROM122内に格納されたプログラムデータに従って、
かつ以下に述べる各制御信号の入力に応答して、可変表
示装置13や可変入賞球装置14等に対して制御信号を与え
る。
マイクロコンピュータ120には、入力信号として、次
のような信号が与えられる。まず、景品玉量満杯状態検
出手段が第6図に示すような電気的な検出装置(マイク
ロスイッチ86)である場合には、マイクロスイッチ86が
ONしたことに応答して、景品玉量満杯状態検出回路131
から満杯状態検出信号がマイクロコンピュータ120に与
えられる。所定量の景品玉が連通部64に貯溜して景品玉
量検出器101がONしたことに応答して、景品玉量検出回
路132から景品玉量検出信号がマイクロコンピュータ120
に与えられる。始動入賞口10,11a,11bのそれぞれに対応
して設けられた始動入賞玉検出スイッチ18,19a,19bの検
出信号は始動入賞玉検出回路133に与えられ、マイクロ
コンピュータ120に始動入賞玉検出信号が与えられる。
ストップスイッチ21で検出された検出信号はストップ回
路134に与えられ、ストップ信号としてマイクロコンピ
ュータ120に与えられる。V入賞玉検出スイッチ26で検
出された検出信号はV入賞玉検出回路135に与えられ、
繰り返し信号としてマイクロコンピュータ120に与えら
れる。10カウント検出スイッチ29で検出された検出信号
は10カウント検出回路136に与えられ、入賞玉数計数信
号としてマイクロコンピュータ120に与えられる。受光
器25a〜25dで検出された検出信号は受光器回路137に与
えられ、回転ドラム12a〜12cの組み合せ判定信号として
マイクロコンピュータ120にあたえられる。
また、マイクロコンピュータ120は以下の回路及び装
置に制御信号を与える。まず、モータ回路138を介して
回転ドラム12a〜12cのドラムモータ22に回転駆動信号を
与える。ソレノイド回路139を介して回転ドラム12a〜12
cのドラムソレノイド23a〜23cにドラム停止信号を与え
る。投光器回路140を介して投光器24a〜24dに点灯信号
を与える。ソレノイド回路141を介してソレノイド28に
駆動信号を与え、開閉扉15の開閉を行う。ランプ回路14
2を介して、枠ランプ32、サイドランプ16a,16b、V入賞
表示ランプ27、チューリップランプ30,31を点灯もしく
は点滅させるための制御信号を与える。LED回路(入賞
記憶表示駆動回路)143を介して、始動入賞口10,11a,11
bに入賞した数を表示するLED20a〜20dを点灯させるため
の制御信号を与える。ディジタル表示駆動回路144を介
して、ディジタル表示器33,34を表示させるための制御
信号を与える。打球モータ制御回路145を介して、打球
モータ42を停止させる停止信号を与える。更に、アンプ
146を介してスピーカー37から効果音を報知させる。
なお、上記構成の各回路には、電源回路147から所定
の直流電圧が供給される。
第9A図、第9B図および第10図は第1図に示す制御回路
の動作を示すフロー図である。
次に第1図ないし第10図を参照して、この実施例の具
体的な動作について説明する。まず、第9A図および第9B
図は遊技制御回路についてのフロー図である。図におい
て、制御回路の電源がONされて、制御がスタートする。
パチンコ遊技機1でゲームが始められ、遊技盤6の遊技
領域にパチンコ玉が打ち込まれる。打ち込まれたパチン
コ玉が始動入賞口10,11a,11bに入賞したか否かの判別が
行われ(ステップS1、ステップS2)、始動入賞口10,11
a,11bのいずれかに入賞玉があると、検出スイッチ18,19
a,19bのいずれかがその入賞玉を検出し、始動入賞玉検
出回路133からマイクロコンピュータ120に入賞信号が与
えられる。マイクロコンピュータ120は、この信号に基
づいて、入賞記憶表示信号をLED回路(入賞記憶表示駆
動回路)143に与え(ステップS3)、LED20a〜20dを入賞
玉があるごとに順次点灯させる(ステップS4)。更に、
ソレノイド励磁信号をソレノイド回路139に与えて、ド
ラムソレノイド23a〜23cを励磁し(ステップS5)、励磁
された後100mS経過させてから(ステップS6)、ドラム
回転制御信号をモータ回路138に与え、回転ドラム12a〜
12cの回転を開始させる(ステップS7)。
そして、それとともに回転ドラム12a〜12cが回転して
いることを表示させるため、ランプ回路143にランプ信
号を与え(ステップS8)、またアンプ146に音声信号を
与える(ステップS9)。
そして、ステップS10において、回転ドラム12a〜12c
の回転が開始してから、遊技者がストップスイッチ21を
押圧したか否かの判別が行われ、もし押圧されていない
場合には、次のステップS11でドラム回転開始から5秒
経過したか否かが判別される。もし、5秒経過していな
い場合はステップS10に戻る。ステップS10でストップス
イッチ21が押圧されて4mS経過するか、あるいはストッ
プスイッチ21が押圧されることなくドラムの回転開始か
ら5秒経過した後には、10通りの時間の中から、ランダ
ムに1つの時間を選択し(ステップS13)、次のステッ
プS14へ進む。ステップS14では、ステップS13で選択さ
れた時間経過後に、まず左回転ドラム12aが停止され
る。これはマイクロコンピュータ120がソレノイド回路1
39に対して励磁停止信号を送り、ドラムソレノイド23a
を消勢させることによって行われる。また、それと同時
にアンプ146に音声信号を与えて、左回転ドラム12aが停
止したことを表示する音声をスピーカー37から発生させ
る(ステップS15)。左回転ドラム12aが停止した後、再
度、10通りの時間の中から、ランダムに1つの時間を選
択し(ステップS16)、選択された時間経過後に、中回
転ドラム12bが停止される(ステップS17)とともに、中
回転ドラム12bが停止したことを表示する音声が発生さ
せられる(ステップS18)。更に、中回転ドラム12bが停
止した後、同様に、10通りの時間の中から、ランダムに
1つの時間を選択し(ステップS19)、選択された時間
経過後に、左回転ドラム12cが停止される(ステップS2
0)とともに、左回転ドラム12cが停止したことを表示す
る音声が発生させられる(ステップS21)。
3つの回転ドラム12a〜12cが停止した後に、マイクロ
コンピュータ120から、投光器回路140に制御信号が与え
られて、投光器24a〜24dが点灯され、応じて受光器25a
〜25dが投光器24a〜24dから発せられる光の有無を感知
して、その検出信号を受光器回路137を介してマイクロ
コンピュータ120に与える(ステップS22)。マイクロコ
ンピュータ120内では受光器回路137からの入力信号に基
づいて、回転ドラム12a〜12cの表示態様が「7」の3つ
揃った大当り状態か否かを判別する(ステップS23)。
大当り状態でない場合には、ステップS1に戻る。な
お、この場合、回転ドラム12a〜12cの表示態様が大当り
状態ではなく、予め定めた表示態様である場合には、小
当り状態として、可変入賞球装置14の開閉扉15を相対的
に短い時間だけ開放させたり、あるいは電気的景品玉払
出装置を直接作動させるように、マイクロコンピュータ
120から出力信号を出させるようにしても良い。
ステップS23において、マイクロコンピュータ120が大
当り状態を判別した場合には、アンプ146に対して音信
号を与え、スピーカー37から大当り状態である旨の効果
音を発生させる(ステップS24)とともにランプ回路142
に制御信号を与え、枠ランプ32、サイドランプ16a,16
b、チューリップランプ30,31等を点滅させる(ステップ
S25)。
次いで、ステップS26で可変入賞球装置14の開閉扉
(アタッカー)15を一定時間(30秒)開成させる時間を
計時するタイマをセットさせる。それと同時に、10カウ
ントカウンタもリセットさせる(ステップS27)。
次に、ステップS28で、可変入賞球装置14の開閉扉15
を開成させる。これは、マイクロコンピュータ120がソ
レノイド駆動回路141に制御信号を与え、ソレノイド28
が励磁されることによって成される。そして、アンプ14
6に音信号を与え、スピーカー37から開閉扉15が開成し
ていることを知らせる効果音を連続的に発生させる。
開閉扉15が開成してからは、ステップS30〜S33の制御
が割込パルス発生回路129の割込パルス信号により常に
なされている。すなわち、開閉扉15の開成中に、繰り返
し条件入賞領域15aのV入賞玉検出スイッチ26からの検
出信号があるか否かの判別(ステップS30)がなされ、
その信号があった場合には、RAM123内のV入賞記憶領域
に記憶させ(ステップS31)るとともに、アンプ146を介
してスピーカー37からV入賞音を発生させ(ステップS3
2)、V入賞があったことをV入賞表示ランプ27で表示
させる(ステップS33)。
ステップS34においては、開閉扉15が開成してから30
秒経過したか否かが判別され、30秒経過していなけれ
ば、10カウント検出スイッチ29の検出信号が計数される
10カウントカウンタが10個になっているか否かの判別が
なされる(ステップS35)。入賞玉が10個に満たない場
合は、10カウント検出スイッチ29が入賞玉を検出するご
とに、それを累積し、かつその数をディジタル表示器34
に表示させる。
ステップS34またはステップS35において、開閉扉15の
開成時間が30秒になったか、またはその間に入賞球が10
個計数された場合には、制御動作はステップS36に進
む。
ステップS36では前記ソレノイド28を消磁して開閉扉1
5を閉成する。開閉扉15を閉成してから可変入賞球装置1
4の開成回数が10回であるか否かの判別をさせる(ステ
ップS38)まで所定時間、例えば、2秒間待つ。すなわ
ち、開閉扉15が閉成後であっても、V検出信号が与えら
れるか否かを2秒間待つことになる(ステップS37)。
これは、特に可変入賞球装置14に取り入れられた最後の
パチンコ玉が繰り返し条件入賞領域15aに入賞し、遊技
者がV入賞があったと感じた場合で、たまたまパチンコ
玉の流下状態が悪くてV検出が遅れたときに、先にステ
ップS38およびステップS39を判別させると、繰り返しが
継続されないおそれがあるため、これを未然に防止する
ようにしたものである。
ステップS38において、開成回数が10回に満たないと
判別された場合には、V入賞玉検出スイッチ26からV検
出信号が与えられたか否かを判別し(ステップS39)、
V入賞していると判別されたときは、ステップS26に戻
り、以後の動作を継続する。
ステップS39において、V入賞がないと判別されたと
きは、所定時間、例えば3秒経過してから(ステップS4
0)、ステップS1へ戻り、その後、始動入賞の有無を判
別する。これは、V入賞がないと判別されても、可変入
賞球装置14に取り入れられた入賞玉が少なくとも数個、
前記した入賞玉処理器66の直前で未処理のまま滞留され
ており、この未処理の景品玉がある程度処理されるまで
の時間的猶予を持たせるためである。
更に、ステップS38において、マイクロコンピュータ1
20が、開閉扉15の開成回数が10回になったと判別したと
きには、やはり所定時間、例えば10秒経過してから(ス
テップS41)、ステップS1へ戻るように制御される。ス
テップS41において、ステップS40よりも猶予時間を長く
したのは、開閉扉15の開閉回数が10回にも及べば、入賞
玉処理器66の直前で未処理のまま滞留される入賞玉の数
も相対的に多くなることを考慮したためである。
マイクロコンピュータ120は、上述した一連の処理を
行うとともに、パルス分周回路(割込パルス発生回路)
129からの4mSごとに割込まれる信号に基づいて、第10図
に示すステップS42〜S45の処理を行っている。
すなわち、ステップS42において、払出された景品玉
が打球供給皿35および余剰景品玉受皿44を満たし、更に
連通部64に所定量貯溜されたか否かの判別をする。連通
部64に所定量貯溜されて、景品玉量検出器101がONされ
ていると判別されたときには、報知装置、例えば、枠ラ
ンプ32やサイドランプ16a,16bを点灯または点滅表示す
るか、あるいはスピーカー37から満杯である旨の音声を
発生させる(ステップS43)。もちろんランプとスピー
カーを同時に作動させても良い。なお、上述のように表
示ランプとして枠ランプやサイドランプ16a,16bを使用
しても良いが、それとは別に報知専用のランプ装置をパ
チンコ遊技機1の前面に設けても良い。
また、この報知装置による報知の結果、遊技者が遊技
を続行しながら余剰景品玉受皿44から景品玉を取り除け
ば、前記ステップS42の判別を繰り返す。ところが、報
知装置による報知にもかかわらず、遊技者が余剰景品玉
受皿44の景品玉を取り除くことなく、遊技を続行した場
合には、ステップS44で景品玉量満杯状態検出器86がON
かどうかの判別を行っているので、該検出器86が作動す
るとその検出信号がマイクロコンピュータ120に与えら
れ、応じてマイクロコンピュータ120は、例えば打球モ
ータ制御回路145に停止信号を出力し、打球モータ42の
回転を停止させる。すなわち、打球が弾発できなくなる
ので、遊技が不能動化される(ステップS45)。なお、
マイクロコンピュータ120から出力される遊技不能動化
信号は、打球モータ42を停止するものに限らず、例えば
ソレノイド等で打球供給穴を塞いだり、玉送り片を不動
にしたりする構成のものに対しては、該ソレノイドを付
勢する付勢信号を出力するようにし、モータまたはソレ
ノイドにより所定個数の景品玉を払出す電気的景品玉払
出装置に対しては、モータまたはソレノイドに制御信号
を送るようにしても良い。
また、第1図のブロック図および第10図のフロー図で
は景品玉量満杯状態検出手段として、電気的な検出スイ
ッチ86を用いて、マイクロコンピュータ120で制御され
る構成を例示して説明したが、本発明においては、景品
玉量満杯状態検出手段は必ずしもマイクロコンピュータ
120で制御される必要はなく、従って、第4図および第
5図に示されるように、景品玉の満杯状態を機械的なリ
ンク装置で遊技不能動化手段に関連づけても良い。更
に、景品玉量満杯状態検出手段として、上記した実施例
のように特別に検出スイッチ86を設けるのではなく、景
品玉量検出器101を兼用させてもよい。この場合は、景
品玉量検出器101の検出出力により、報知装置が作動さ
れると同時に遊技が不能動化されるようにマイクロコン
ピュータ120で制御される。
以上、第9A図、第9B図、第10図に基づいて、実施例の
動作を説明したが、その説明から明らかなように、制御
回路基板73の制御回路は、主として遊技盤6上に配設さ
れる入力装置や出力装置を制御する遊技制御回路と、受
皿に景品玉が所定量貯溜された場合に、遊技者に報知す
る報知制御回路とを含んで構成され、そのため、遊技制
御回路専用の基板および報知制御回路専用の基板をそれ
ぞれ単独に設ける必要はない。
「発明の効果」 以上のように、この発明は、打球供給受皿から余剰景
品玉受皿に連通する連通部に景品玉が満杯になると、遊
技者に認識できるような態様で報知するので遊技者は遊
技の状態を即座に知ることができ、更に、次の動作を速
やかに取ることができる。
また、現在市販されている多くのパチンコ遊技機に備
え付けられている制御回路基板内の制御回路に、上記報
知装置を制御する報知制御手段を遊技制御手段とともに
含ましめたので、遊技制御手段専用の基板および報知制
御手段専用の基板をそれぞれ単独に設ける必要はなく、
部品点数を少くすることができ、また配線作業も容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の制御回路構成ブロック
図であり、マイクロコンピュータを用いて構成した制御
回路図の一例を示すブロック図、第2図は、この発明が
適用される弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技機の正
面図、第3図は、パチンコ遊技機の背面図、第4図は、
景品玉量検出器および景品玉量満杯状態検出器が設けら
れる接続樋部分の背面概略図、第5図は、景品玉量検出
器および景品玉量満杯状態検出器が作動した状態を示す
背面概略図、第6図は、景品玉量満杯状態検出器の他の
例を示す接続樋部分の背面概略図、第7図は、接続樋の
背面図、第6図は、景品玉量検出器の分解斜視図、第9A
図および第9B図は、遊技制御回路の動作を示すフロー
図、第10図は、報知制御回路の動作を示すフロー図であ
る。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機)、6……遊技盤、
44……余剰景品玉受皿、64……連通部、71……景品玉払
出装置、73……制御回路基板、81……景品玉量満杯状態
検出板、101……景品玉量検出器 入力装置として、18,19a,19b……始動入賞玉検出スイッ
チ、21……ストップスイッチ、25a〜25d……受光器、26
……V入賞玉検出スイッチ、29……所定入賞玉数検出ス
イッチ(10カウントスイッチ) 遊技装置として、16a,16b……特定遊技状態表示ランプ
(サイドランプ)、20a〜20d……LEDランプ、22……ド
ラムモータ、23a〜23c……ドラムソレノイド、24a〜24d
……投光器、27……V入賞表示ランプ、28……ソレノイ
ド、30,31……チューリップランプ、32……枠ランプ、3
3,34……ディジタル表示器、37……スピーカー、42……
打球モータ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入賞領域を形成した遊技盤と、打球発射位
    置に打球を供給する打球供給皿と、該打球供給皿に景品
    玉が充満したときに余剰の景品玉を貯溜する余剰景品玉
    受皿と、所定の入賞態様により景品玉を払出す景品玉払
    出装置と、制御回路基板と、を備えた弾球遊技機におい
    て、 前記打球供給皿と前記余剰景品玉受皿とを連通する連通
    部に所定量の景品玉が充満したことを検出する景品玉量
    検出手段を設け、 前記制御回路基板は、少なくとも 主として前記遊技盤に関連して設けられる入力装置から
    の入力信号を受けて、遊技盤を含む前記弾球遊技機に関
    連して設けられる遊技装置に制御信号を送る遊技制御手
    段と、 前記景品玉量検出手段からの入力信号を受けて、遊技者
    に認識し得るような態様で報知する報知装置に制御信号
    を送る報知制御手段と、を含むことを特徴とする弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】前記景品玉払出装置は、前記入賞領域への
    入賞玉によって作動される機械的景品玉払出装置である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】前記景品玉払出装置は、電気的駆動源によ
    り作動される電気的景品玉払出装置であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記電気的景品玉払出装置は、前記遊技盤
    に配設された可変表示装置が予め定められた表示になっ
    たことに基づいて作動するものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記弾球遊技機は、複数種類の遊技動作に
    おけるある種の動作を不能動化する遊技不能動化手段を
    含み、 前記景品玉量検出手段出力は前記遊技不能動化手段を作
    動させる検出出力を兼用していることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の弾球
    遊技機。
  6. 【請求項6】前記景品玉量検出手段と前記打球供給皿と
    の間の連通部には景品玉満杯状態検出手段を設け、 前記景品玉満杯状態検出手段の作動に基づいて、前記遊
    技不能動化手段を作動させることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
  7. 【請求項7】前記入力装置は、前記遊技盤の一部の入賞
    領域に設けられた入賞玉検出器であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の
    弾球遊技機。
  8. 【請求項8】前記遊技装置は、前記遊技盤に配設された
    入賞球装置を駆動させるための電気的駆動源であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項のいず
    れかに記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】前記報知装置は、前記弾球遊技機の前面に
    設けられた表示ランプ、または弾球遊技機に関連して設
    けられた音声発生装置であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項なしい第8項のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
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