JP2929311B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2929311B2 JP18139990A JP18139990A JP2929311B2 JP 2929311 B2 JP2929311 B2 JP 2929311B2 JP 18139990 A JP18139990 A JP 18139990A JP 18139990 A JP18139990 A JP 18139990A JP 2929311 B2 JP2929311 B2 JP 2929311B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、遊技者に不利にゲームが展開する第1状
態と、遊技者に有利にゲームが展開する第2状態とに変
換可能なパチンコ機に関するものである。
〈従来の技術〉 従来から、遊技者に不利にゲームが展開する第1状態
と、遊技者に有利にゲームが展開する第2状態とに変換
可能なパチンコ機は数多く提案されているが、この種の
パチンコ機は一般に特定の入賞口に打球が流入すると、
打球を受け入れ難い状態と打球を極めて受け入れ易い状
態とに変換可能な変動入賞装置を、打球を極めて受け入
れ易い状態に変換させ、当該変動入賞装置に設けた特別
入賞口へ更に入球する等、所定の条件が成立した場合
に、球を極めて受入れ易い状態(以下、サイクルとい
う)を継続可能にしたものである。
しかしながら、この種のパチンコ機は変化が単純で遊
技者に飽きられているのが現状である。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで、特開平1−170484号公報では、変動入賞装置
に更新確率変更手段を設けて、サイクルの更新がされ難
い状態と、サイクルの更新がされ易い状態とに変更可能
なパチンコ機が提案されている。
しかし、このパチンコ機にあっても、上記更新確率変
更手段は、予め定めたパターンに従って変化するので、
遊技者は変化を予測することが容易で飽き易い。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、遊技盤表面に
形成した遊技部に、可動部材の可動により、遊技者に不
利にゲームが展開する第1状態と遊技者に有利にゲーム
が展開する第2状態とに変換可能で、且つ飛入した全て
の球に対して賞球を付与する変動入賞装置を設け、該変
動入賞装置には上記第2状態を継続させる継続スイッチ
が臨む特別入賞口と一般入賞口のを設けると共に、上記
特別入賞口の入賞確率に変化を与える入賞確率変動装置
を設け、該入賞確率変動装置を遊技部に配設した権利入
賞口に臨ませた権利スイッチの出力に関連させたことを
特徴とする。
〈作 用〉 遊技部に配設した権利スイッチの出力に基づいて特別
入賞口の入賞確率が変動するので、特別遊技を継続が容
易になったり、獲得する賞球数が多くなったり、或いは
継続は容易であるが賞球はあまり期待できなかったり、
変化に富むゲームを行なうことが可能である。
〈実 施 例〉 以下、本発明を図面の実施例について説明する。
第1図はパチンコ機1の正面図で、パチンコ機1の概
略は、外枠2の一側に内枠3をヒンジにより開閉可能に
蝶着すると共に、上記内枠3に開設した窓辺に金枠4を
設け、窓部の上方部分には遊技盤5を後方から臨ませ、
窓辺の下方部分には球を貯留する上受皿6を有する上受
皿セットを設け、また内枠3の下方部分には発射杆(図
示せず)を駆動して球を遊技盤5の表面のガイドレール
7で囲まれる遊技部8内へ持ち込むためのグリップ9と
上受皿6から溢れた球を貯留する下受皿10等が配設され
た下受皿セットを設けてなる。
また、上記遊技盤5表面のガイドレール7で囲まれた
遊技部8には変動入賞装置11と複数の始動口12…とアウ
トロ13等が配置され、上記変動入賞装置11の側方位置に
は権利入賞口14が配設され、斜め下方位置には袖チュー
リップ式役物15が配設される。更に適宜位置に風車16或
いはランプ風車17や図示していない多数の障害釘が配設
されている。一方、ガイドレール7の外側には、賞球排
出表示灯18や打止め表示灯19など各種の表示装置が設け
てあり、更に、内枠3の上縁部分には外部表示灯20が設
けてある。
そして、遊技者が発射した球が変動入賞装置11や袖チ
ューリップ式役物15等に入賞したときには賞球排出装置
(図示せず)によって所定数の賞球が上受皿6へ排出さ
れ、いずれにも入賞しなかった球はアウトロ13に回収さ
れるように構成されている。
変動入賞装置11は遊技盤5に取り付けるための取付基
板21を有し、該取付基板21には開口部22を設け、該開口
部22の周囲にはフランジ部23を延設し、上記開口部22の
背面側には箱枠状のリヤケース24を設けて、前方に向け
て開口する凹室25を形成してある。この凹室25には、当
該凹室25と上記遊技部8とを連通可能に区画する可能部
材として可動片26を臨ませ、凹室25と遊技部8とが連通
状態にあるときに、遊技部8を流下する打球が凹室25へ
流入可能であり、遊技者に有利にゲームが展開する。
上記取付基板21の開口部22を上方には鎧部27を突出状
に形成し、この鎧部27には天入賞口28を形成する。そし
て、この天入賞口28へ流入した球は取付基板21の後方へ
誘導され、図示していない球寄せカバーに集合するよう
になっている。
また、上記取付基板21を開口部232を下方部分の前面
側に球受枠29を延設すると共に、下装飾体30を添設す
る。この下装飾体30の内側には、仕切板31を設けて、遊
技者に有利にゲームが展開する特別遊技に移行可能とな
る特別入賞口32と、通常の賞球を獲得することのできる
一般入賞口33とを形成し、上記特別入賞口32には当該特
別入賞口32に流入した球を検出する継続スイッチ34を臨
ませる。尚、上記球受枠29は可動片26の下方まで延在し
て、当該可動片26が起立した状態のときに遊技部8を流
入する打球が凹室25へ流入しないようになっている。ま
た、特別入賞口32及び一般入賞口33へ流入した球を、図
示していない上記球寄せカバーに集合する際にやはり図
示していない10カウントスイッチにより検出して、凹室
25へ流入する球数を計数する。
一方、上記凹室25内部の中段、即ち、可動片26の回動
軸35とほぼ同じ高さ位置には、後方へ向いて緩く下り傾
斜を有する上部傾斜板36を設け、凹室25を上凹室25aと
下凹室25bとに区画する。そして、この上部傾斜板36の
後隅部には落下口37を設けて上凹室25aと下凹室25bとを
連通させ、可動片26により上凹室25aに取り込まれた球
が下凹室25bへ落下するようにする。尚、上記落下口に1
0カウントスイッチを臨ませて、上凹室25aがら下凹室25
bへ落下する際に凹室25へ流入した球数を計数するよう
にしてもよい。
上記凹室25を下方部分には前端に向いて緩い下り傾斜
を有する下部傾斜板38を設ける。そして、この下部傾斜
板38を前縁には前記した特別入賞口32と一般入賞口33が
位置する。また、この下部傾斜板38には、特別入賞口32
の入賞確率に変化を与える入賞確率変動装置39を臨ませ
る。
この入賞確率変動装置39は、例えばギヤ部40を有する
球受部材41を上記した下部傾斜板38を上面に位置するよ
うに凹室25のリアケース24の側壁部42に枢着すると共
に、平面図形状がほぼコ字状の連動枠43に上記のギヤ部
40と噛合可能なラック部44を設け、この連動枠43を凹室
25を側壁部42に摺動ガイド部45を介して摺動可能に取付
け、上記連動枠43に作動源として駆動用ソレノイド46を
連結して構成したものである。従って、駆動用ソレノイ
ド46を励磁すると連動枠43が変動入賞装置11の見込み方
向に摺動して球受部材41が側壁部42に対して起立し、当
該球受部材41と側壁部42との間に下部傾斜板38上を転動
する球を保留することができる(第4図中、二点鎖線の
状態)。即ち、上記球受部材41を保留部材として機能さ
せることができる。
一方、パチンコ機1の遊技部8には前述のように権利
入賞口14を設け、該権利入賞口14へ連通する流下通路に
は権利スイッチ47を臨ませて、当該権利入賞口14へ入球
した球を検出する。
そして、上記権利スイッチ47を特別入賞口32に臨ませ
た継続スイッチ34、或いは駆動用ソレノイド46等は、例
えば第5図のブロック図に示すようにCPU構成の電気的
制御装置によって制御されている。尚、この電気的制御
装置には遊技の進行状態を示す10カウント表示灯や継続
回数表示灯の駆動回路、或いは効果音等を発生する音声
制御回路が設けてあり、更に図示していないがパチンコ
機全般に亙る制御を司っている。
次に、上記のような構成の変動入賞装置11を配設した
パチンコ機1の遊技を、第6図(A)、(B)に示すフ
ローチャートを参照して簡単に説明する。
パチンコ機1は、電源の投入により作動を開始する。
尚、変動入賞装置11は、初期状態で可動部材としての可
動片26の開閉用ソレノイド(図示せず)が消磁されてお
り、該可動片26が起立状態にあり、凹室25と遊技部8と
を区画して遊技者に不利な第1状態にある。
そして、遊技者が発射した打球が遊技部8に配設した
権利入賞口14に流入して当該権利入賞口14に臨ませた権
利スイッチ47がオンすると、権利フラグの状態を判別
し、権利フラグがセットされていなければ権利フラグを
セットし、権利フラグがセットされた状態にあれば権利
フラグをクリアする。
また、遊技者が発射した打球が第1始動口12a又は第
2始動口12bに入球して当該始動口12に臨ませた第1始
動スイッチ(始動Isw)又は第2始動スイッチ(始動II
sw)がオンすると、可動部材としての可動片26を2回又
は1回開閉する可動片2回開閉処理及び可動片1回開閉
処理を行なう。
そして、可動片26が開いて球が凹室25に流入し、この
球が更に特別入賞口32へ入球して継続スイッチがオンす
ると上記可動片開閉処理をクリアしての処理へ分岐す
る。一方、継続スイッチ34のオンがなく可動片26を開閉
処理が終了するまでは上記権利スイッチ47を監視し、権
利スイッチ47がオンしたならば権利フラグを反転させ
る。即ち、権利フラグがセットされていなければ権利フ
ラグをセットし、権利フラグがセットされた状態にあれ
ば権利フラグをクリアする。そして、上記継続スイッチ
34のオンを持ち、可動片26の開閉処理が終了したなら
ば、継続スイッチ34のV有効タイマ、即ち継続スイッチ
34の有効タイマをセットする。この有効タイマ中に第1
始動スイッチI sw又は第2始動スイッチII swがオンし
た場合には又はの処理に復帰して可動片26の開閉処
理を行なう。また、継続スイッチ34がオンした場合には
当該V有効タイマをクリアしての処理へ分岐する。
尚、V有効タイマ中は権利スイッチ47を監視し、権利ス
イッチ47がオンしたら権利フラグを反転させる。そし
て、V有効タイマが終了したならばの処理に復帰して
権利入賞口14の入球を待つ。
上記のように継続スイッチ34がオンして分岐するの
処理は、遊技者に有利にゲームが展開する特別遊技の処
理であって、可動片26を開閉開始を所定時間遅延させる
Vウエイトタイマをセットし、このウエイトタイマが終
了したら、継続カウンタを「1」とすると共に、10カウ
ントカウンタをクリアして、可動片26の18回の開閉処理
を開始する。このとき権利フラグがセットされていれ
ば、入賞確率変動装置39を駆動用ソレノイド46を励磁し
て第4図に二点鎖線で示すように、球受部材41を起立さ
せて当該球受部材41と側壁部42との間に球を保留可能と
する(以下、この状態を保留ストッパ作動という)。
そして、上記可動片26を開閉処理中に、遊技部8を流
入する球が可動片26により凹室25へ取り込まれ、上部傾
斜板36から下部傾斜板38に落下し、更にこの球が特別入
賞口32に流入して継続スイッチ34をオンさせる。このと
き、継続カウンタが「7」以下の場合は特別遊技のサイ
クル更新を行なう。即ち、可動片26の18回の開閉処理を
クリアし、保留ストッパが作動しているならば解除し、
Vウエイトタイマをセットして所定のウエイト時間が経
過したのち、継続カウンタ「+1」して、の処理へ復
帰する。
一方、継続スイッチ34がオンしない場合、又は継続カ
ウンタが「8」の場合には10カウントカウンタが「5」
になると保留ストッパの作動を解除する。即ち、駆動用
ソレノイド46を消磁して連動枠43を可動させるとラック
部44と噛合する球受部材41が回動して、球受部材41を側
壁部42と平行に位置させ、球受部材41と側壁部42との間
に保留した球を放球する。そして、可動片26の18回の開
閉が終了するか、10カウントカウンタが「10」になる
と、可動片26の18回開閉処理をクリアする。尚、保留ス
トッパが作動している場合にはこの作動を解除する。そ
して、エンドウエイトタイマをセットし、このエンドウ
エイトタイムが終了したら継続カウンタをクリアして権
利入賞口14の入球を待つの処理へ復帰する。一方、エ
ンドウエイトタイムが終了する以前に、継続スイッチ34
がオンし、且つ継続カウンタが「8」でなければ、の
処理へ分岐してVウエイトタイムをセットし、このVウ
エイトタイムの終了後、継続カウンタを「+1」すると
共に、の処理へ復帰して新たに18回の可動片26の開閉
処理を開始する。即ち、サイクルの更新を行なう。
上記のような遊技によれば、権利スイッチ47がオンし
て権利フラグがセットされていると、可動片26を開閉処
理の開始と共に、保留ストッパを作動させて球を保留可
能とし、10カウントカウンタが「5」になると、上記保
留ストッパの作動を解除して保留した球を放球するの
で、球が特別入賞口32へ入り易くなり、特別入賞口32へ
入球する期待感が高まる。また、サイクルの更新が凹室
25へ充分に球を取り込んでから行なわれるので、許容さ
れる範囲内で多数の賞球を獲得することができ、遊技者
に充分な満足感を与えることができる。
尚、この実施例においては、権利入賞口14へ入球して
権利スイッチ47がオンするごとに、権利フラグを反転さ
せているが、特別遊技中は権利スイッチ47を監視してい
ないので、一旦、権利フラグがセットされると特別遊技
中に、権利が消滅することがなく、遊技者に極めて有利
にゲームが展開する。
また、前記した変動入賞装置11は、駆動用ソレノイド
46のストロークを変更することにより、特別入賞口32の
入賞確率に変化を与えることができる。即ち、駆動用ソ
レノイド46を励磁すると連動枠43が変動入賞装置11の見
込み方向に摺動して球受部材41が先端をほぼ特別入賞口
32へ向けた横ハ字状に回動し、下部傾斜板38の上面を転
動する球を特別入賞口32へ誘導可能にするのである(第
4図中、一点鎖線の状態)。即ち、球受部材41が誘導部
材として機能する。
次に、上記のような構成の変動入賞装置11を配設した
パチンコ機1の遊技を、第7図(A)〜(C)以下に示
すフローチャートを参照して簡単に説明する。
パチンコ機1は、電源の投入により作動を開始する。
尚、変動入賞装置11は、初期状態で可動片26の開閉用ソ
レノイドが消磁されており、該可動片26が起立状態にあ
り、凹室25と遊技部8とを区画して遊技者に不利な第1
状態にある。
そして、遊技者が発射した打球が遊技部8に配置した
権利入賞口14に流入して当該権利入賞口14に臨ませた権
利スイッチ47がオンすると、権利フラグの状態を判別
し、権利フラグがセットされていなければ権利フラグを
セットし、権利フラグがセットされた状態にあれば権利
フラグをクリアする。
また、遊技者が発射した打球が第1始動口12a又は第
2始動口12bに入球して当該始動口21…に臨ませた第1
始動スイッチ(始動I sw)又は第2始動スイッチ(始動
II sw)がオンすると、可動部材としての可動片26を2
回又は1回開閉する可動片2回開閉処理及び可動片1回
開閉処理を行なう。
そして、可動片26が開いて球が凹室25に流入し、この
球が特別入賞口32へ入球して継続スイッチ34がオンする
と上記回動片26の開閉処理をクリアしての処理へ分岐
する。一方、継続スイッチ34のオンがなく可動片26の開
閉処理が終了するまでは上記権利スイッチ47を監視し、
権利スイッチ47がオンしたならば権利フラグを反転させ
る。そして、上記継続スイッチ34のオンを持ち、可動片
26の開閉処理が終了したならば、継続スイッチ34のV有
効タイマをセットする。この有効タイム中に第1始動ス
イッチI sw又は第2始動スイッチII swがオンした場合
には又はの処理に復帰して可動片26の開閉処理を行
なう。また、継続スイッチ34がオンした場合には当該V
有効タイマをクリアしての処理へ分岐する。尚、V有
効タイマ中は権利スイッチ47を監視し、権利スイッチ47
がオンしたら権利フラグを判定して、権利フラグがセッ
トされていなければ権利フラグをセットし、権利フラグ
がセットされた状態にあれば権利フラグをクリアする。
そして、V有効タイマが終了したならばの処理に復帰
して権利入賞口14の入球を待つ。
上記のように継続スイッチ34がオンして分岐するの
処理では、可動片26の開閉開始を所定時間遅延させるV
ウエイトタイマをセットし、このウエイトタイマが終了
したら、継続カウンタを「1」とすると共に、10カウン
トカウンタをクリアして、可動片26の18回を開閉処理を
開始する。また、権利入賞口14の入球を監視し、権利フ
ラグを判定して、権利フラグがセットされていなければ
権利フラグをセットし、権利フラグがセットされた状態
にあれば権利フラグをクリアする。上記可動片26を開閉
処理中に、遊技部8を流入する球が可動片26により凹室
25へ流入し、上部傾斜板36から下部傾斜板38に落下し、
更にこの球が特別入賞口32に流入して継続スイッチ34を
オンさせる。このとき、継続カウンタが「7」以下の場
合はサイクルの更新となりの処理へ分岐する。の処
理では、可動片26の18回の開閉処理をクリアし、球受部
材41からなる誘導部材が作動しているならば解除し、V
ウエイトタイマをセットして所定のウエイト時間が経過
したのち、継続カウンタ「+1」して、の処理へ復帰
する。また、Vウエイトタイム中は、権利スイッチ47を
監視し、権利スイッチ47がオンしたときに、権利フラグ
を反転する。
一方、継続スイッチ34がオンしない場合、及び継続カ
ウンタが「8」の場合には、可動片26の開閉回数が「1
0」になるか、10カウントカウンタが「5」になると、
権利フラグがセットされていれば、球受部材41からなる
誘導部材を作動させて、球を特別入賞口32へ誘導可能と
する。即ち、駆動用ソレノイド46を励磁して連動枠43を
可動させるとラック部44と噛合する誘導部材が回動し
て、誘導部材の先端を特別入賞口32の方向へ向けて上部
傾斜板36を転動する球を特別入賞口32へ誘導可能とす
る。(第4図中、一点鎖線の状態)。そして、可動片26
の18回の開閉が終了するか、10カウントカウンタが「1
0」になると、可動26の18回開閉処理をクリアする。
尚、誘導部材が作動している場合には作動を解除する。
そして、エンドウエイトタイマをセットし、このエンド
ウエイトタイムが終了したら継続カウンタをクリアして
権利入賞口14の入球を待つの処理へ復帰する。一方、
エンドウエイトタイムが終了する以前に、権利スイッチ
47がオンしたならば権利フラグを反転させると共に、継
続スイッチ34を監視し、該継続スイッチ34がオンし、且
つ継続カウンタが「7」以下の場合には、の処理へ分
岐する。の処理ではVウエイトタイムをセットし、こ
のVウエイトタイムの終了後、継続カウンタを「+1」
すると共に、の処理へ復帰して新たに18回の可動片26
を開閉処理を開始する。
上記のような遊技によれば、権利スイッチ47がオンし
て権利フラグがセットされていると、可動片26の開閉回
数が「10」になるか、10カウントカウンタ「5」になる
と、球受部材41である誘導部材を作動させて特別入賞口
32へ球を誘導可能とする。従って、特別入賞口32へ入球
する期待感が高まり、サイクルの更新を凹室25へ充分に
球を取り込んで行なうので、許容される範囲内で多数の
賞球を獲得することができる。しかし、権利入賞口14を
特別遊技中を監視しており、権利スイッチ47がオンする
と権利フラグの状態を反転させるので、権利フラグが消
滅して誘導部材を作動させないこともあるので、遊技者
とパチンコ店との利益バランスを図ることができる。
更に、前記した変動入賞装置11を用いて遊技者の意思
に応じたタイミングで球受部材41からなる誘導部材を作
動させることもできる。即ち、パチンコ機1の内枠3の
表面など、遊技者が操作可能な位置に操作ボタン48を配
置し、第8図(A)〜(C)に示すフローチャートによ
って制御するのである。
パチンコ機1は、電源の投入により作動を開始する。
尚、変動入賞装置11は、初期状態で可動片26の開閉用ソ
レノイドが消磁されており、該可動片26が起立状態にあ
り、凹室25と遊技部8とを区画して遊技者に不利な第1
状態にある。
そして、遊技者が発射した打球が遊技部8に配置した
権利入賞口14に流入して当該権利入賞口14に臨ませた権
利スイッチ47がオンすると、権利フラグの状態を判別
し、権利フラグがセットされていなければ権利フラグを
セットし、権利フラグがセットされた状態にあれば権利
フラグをクリアする。
また、遊技者が発射した打球が第1始動口12a又は第
2始動口12bに入球して当該始動口12…に臨ませた第1
始動スイッチ(始動I sw)又は第2始動スイッチ(始動
II sw)がオンすると、可動部材としての可動片26を2
回又は1回開閉する可動片2回開閉処理及び可動片1回
開閉処理を行なう。
そして、可動片26が開いて球が凹室25に流入し、この
球が特別入賞口32へ入球して継続スイッチ34がオンする
と上記可動片26開閉処理をクリアしての処理へ分岐す
る。一方、継続スイッチ34のオンがなく可動片26の開閉
処理が終了するまでは上記権利スイッチ47を監視し、権
利スイッチ47がオンしたならば権利フラグを反転させ
る。そして、上記継続スイッチ34のオンを待ち、可動片
26の開閉処理が終了したならば、継続スイッチ34のV有
効タイマをセットする。この有効タイム中に第1始動ス
イッチI swまたは第2始動スイッチII swがオンした場
合には又はを処理に復帰して可動片26を開閉処理を
行なう。また、継続スイッチ34がオンした場合には当該
V有効タイマをクリアしての処理へ分岐する。尚、V
有効タイマ中は権利スイッチ47を監視し、権利スイッチ
47がオンしたら権利フラグを判定して、権利フラグがセ
ットされていなければ権利フラグをセットし、権利フラ
グがセットされた状態にあれば権利フラグをクリアす
る。そして、V有効タイマが終了したならばの処理に
復帰して権利入賞口14の入球を待つ。
上記のように継続スイッチ34がオンして分岐するの
処理では、可動片26の開閉開始を所定時間遅延させるV
ウエイトタイマをセットし、このウエイトタイマが終了
したら、継続カウンタを「1」とすると共に、10カウン
トカウンタをクリアして、可動片26の18回の開閉処理を
開始する。また、権利入賞口14の入球を待ち、権利フラ
グを判定して、権利フラグがセットされていなければ権
利フラグをセットし、権利フラグがセットされた状態に
あれば権利フラグをクリアする。上記可動片26の開閉処
理中に、遊技部8を流入する球が可動片26により凹室25
へ流入し、上部傾斜板36から下部傾斜板38に落下し、更
にこの球が特別入賞口32に流入して継続スイッチ34をオ
ンさせる。このとき、継続カウンタが「7」以下の場合
はサイクルの更新となりの処理へ分岐する。の処理
では、可動片26の18回の開閉処理をクリアし、誘導部材
が作動しているならば解除し、Vウエイトタイマをセッ
トして所定のウエイト時間が経過したのち、継続カウン
タを「+1」して、の処理へ復帰する。また、Vウエ
イトタイム中は、権利スイッチ47を監視し、権利スイッ
チ47がオンしたときに、権利フラグを反転する。
一方、継続スイッチ34がオンしない場合、及び継続カ
ウンタが「8」の場合には、権利フラグを判定し、権利
フラグがセットされていれば、操作ボタン48の操作を有
効とし、操作スイッチを監視する。そして、遊技者が操
作ボタン48を操作して操作スイッチがオンしたら誘導部
材を作動させて、球を特別入賞口32へ誘導可能とする。
即ち、駆動用ソレノイド46を励磁して連動枠43を可動さ
せるとラック部44と噛口する誘導部材が回動して、誘導
部材の先端を特別入賞口32の方向へ向けて上部傾斜板36
転動する球を特別入賞口32へ誘導可能とし、可動片26の
開閉回数が「17」以下か、10カウントカウンタが「9」
以下の場合はの処理へ復帰して、権利入賞口14及び特
別入賞口32への入球を待つ。一方、可動片26の18回の開
閉が終了するか、10カウントカウンタが「10」になる
と、可動片26の18回開閉処理をクリアする。尚、誘導部
材が作動している場合にはこの作動を解除する。そし
て、エンドウエイトタイマをセットし、このエンドウエ
イトタイムが終了したら権利入賞口14の入球を待つの
処理へ復帰する。エンドウエイトタイムが終了する以前
に、権利スイッチ47がオンしたならば、権利フラグを反
転させると共に、継続スイッチ34を監視し、該継続スイ
ッチ34がオンし、且つ継続カウンタが「7」以下の場合
には、の処理へ分岐する。の処理ではVウエイトタ
イムをセットし、このVウエイトタイムの終了後、継続
カウンタを「+1」すると共に、の処理へ復帰して新
たに18回の可動片26の開閉処理を開始する。
上記のような遊技によれば、権利スイッチ47がオンし
て権利フラグがセットされている状態では、遊技者は操
作ボタン48を操作することにより誘導部材を作動させ
て、凹室25内へ流入した球を特別入賞口32へ誘導可能と
することができる。従って、遊技者は任意のタイミング
で誘導部材を作動させて球を特別入賞口32へ誘導するこ
とで、継続スイッチ34をオンさせて許容される範囲内で
多数の賞球を獲得することができる。しかし、権利入賞
口14を常に監視しており、権利スイッチ47がオンする
と、権利フラグの状態を反転させるので、権利フラグが
消滅して誘導部材の作動ができないこともあるので、遊
技者とパチンコ店との利益バランスを図ることができ
る。
尚、遊技者に権利フラグの状態を可視表示するため
に、遊技部8に表示ランプを設けたり、操作ボタン48に
ランプ内蔵させておくなど、適宜な表示手段を設せてお
くとよい。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本
発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載された構成を変更しない限り適宜に
実施できる。例えば、実施例では権利入賞口へ入賞した
球を遊技盤の後方へ取り込んでいるが、この権利入賞口
を通過型の球検出器を有する所謂チャッカ形式としても
よい。また、入賞確率変動装置は翼片状の球受部材をソ
レノイドにより作動させているが、他の構造、例えば球
受部材を回転体としたり、駆動源としてモータ等を適用
することもできる。
〈発明の効果〉 以上要するに本発明は、遊技盤表面に形成した遊技部
に、可動部材の可動により、遊技者に不利にゲームが展
開する第1状態と遊技者に有利にゲームが展開する第2
状態とに変換可能で、且つ飛入した全ての球に対して賞
球を付与する変動入賞装置を設け、該変動入賞装置には
上記第2状態を継続させる継続スイッチが臨む特別入賞
口と一般入賞口とを設けると共に、上記特別入賞口の入
賞確率に変化を与える入賞確率変動装置を設け、該入賞
確率変動装置を遊技部に配設した権利入賞口に臨ませた
権利スイッチの出力に関連させたので、上記権利スイッ
チの出力に基づいて権利状態を変化させることができ、
この権利状態によって特別入賞口の入賞確率が変動する
ので、特別遊技の継続が容易になったり、獲得する賞球
数が多くなったり、或いは継続は容易であるが賞球はあ
まり期待できなかったり、変化に富むゲームを行なうこ
とが可能となり、この変化も予測難いので、遊技者に飽
きられることのない興趣あるパチンコ機を提供する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はパチンコ機の正
面図、第2図は変動入賞装置の概略正面図、第3図は同
上の縦断面図、第4図は第3図のIV−IV線断面図、第5
図は電気的制御装置のブロック図、第6図(A)〜
(B)は第1実施例のフローチャート、第7図(A)〜
(C)は第2実施例のフローチャート、第8図(A)〜
(C)は第3実施例のフローチャートである。 1……パチンコ機、5……遊技盤、11……変動入賞装
置、14……権利入賞口、32……特別入賞口、33……一般
入賞口、34……継続スイッチ、47……権利スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤表面に形成した遊技部に、可動部材
    の可動により、遊技者に不利にゲームが展開する第1状
    態と遊技者に有利にゲームが展開する第2状態とに変換
    可能で、且つ飛入した全ての球に対して賞球を付与する
    変動入賞装置を設け、該変動入賞装置には上記第2状態
    を継続させる継続スイッチが臨む特別入賞口と一般入賞
    口とを設けると共に、上記特別入賞口の入賞確率に変化
    を与える入賞確率変動装置を設け、該入賞確率変動装置
    を遊技部に配設した権利入賞口に臨ませた権利スイッチ
    の出力に関連させたことを特徴とするパチンコ機。
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