JP3350030B2 - メダル落とし遊技機 - Google Patents

メダル落とし遊技機

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JP3350030B2 JP2000277685A JP2000277685A JP3350030B2 JP 3350030 B2 JP3350030 B2 JP 3350030B2 JP 2000277685 A JP2000277685 A JP 2000277685A JP 2000277685 A JP2000277685 A JP 2000277685A JP 3350030 B2 JP3350030 B2 JP 3350030B2
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • A63F7/02Indoor games using small moving playing bodies, e.g. balls, discs or blocks using falling playing bodies or playing bodies running on an inclined surface, e.g. pinball games

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メダル投入口に入
れたメダルを、障害物をもつ起立状の盤面に沿って落下
させてゲームを行う、メダル落とし遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】メダルを使用してゲームを行うメダル落
とし遊技機は、ゲームセンター等の遊技場に設置されて
いる。従来の一般的なメダル落とし遊技機は、装置の上
部にメダル投入口をもち、このメダル投入口に投入され
たメダルが落下する、ほぼ垂直に起立した盤面にピン等
の多数の障害物と、複数の入賞口とが設けられ、落下す
るメダルが障害物に弾かれて入賞口に入らない場合は外
れとなり、メダルが入賞口に入ったときには入賞(当
り)となって、所定枚数のメダルが所定の場所に払い出
されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メダル落とし遊技機は、投入したメダルを盤面に沿って
落下させる単純なものであるので、メダルの進路変化の
多様性に乏しく、ゲームに飽き易く、ゲームの魅力をよ
り引き出すという点で改善の余地があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、落下するメダル進路の多様
化を図り、ゲームの魅力をより引出すことが可能なメダ
ル落とし遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次のような構成をもって、課題を解決する手
段としている。すなわち、第1の発明は、メダルが落下
する起立状の盤面にメインメダル導入口が設けられると
共に、このメインメダル導入口よりも下方側の盤面位置
には開口が設けられ、この開口の内部は装置収容室と成
し、この装置収容室にはメダル進路を振り分けるメダル
振り分け装置が収容され、このメダル振り分け装置は、
手前側が下向きに傾斜する姿勢で配置されて回転駆動手
段によって回転される回転板を有し、この回転板の上面
には傾斜板面を奥側から手前側に滑り通過するメダルの
進路を攪拌して前記開口から盤面外へ出るメダル排出進
路を複数の進路に振り分ける障害物が設けられ、前記複
数のメダル排出進路の少なくとも1つはメイン入賞口に
通じており、前記メインメダル導入口と回転板との間に
は、メインメダル導入口に導入されたメダルを前記回転
板の傾斜板面の奥側から手前側へ傾斜板面に沿う方向で
傾斜板面上に滑り供給するメダル引込み通路が形成され
おり、該メダル引込み通路は、メインメダル導入口に
導入されたメダルを手前側から奥側に引込む第1の引込
み通路と、この第1の引込み通路を通して引込まれてく
るメダルを奥側からその手前側の回転板の傾斜板面の奥
側に引込む第2の引込み通路とを有して構成され、第1
の引込み通路は手前側から奥側に向けて下側に傾斜する
メダルの滑り通路と成し、第2の引込み通路は第1の引
込み通路の下側に設けられた下段の通路と成して、奥側
から手前側に向けて下側に傾斜するメダルの滑り通路と
成し、第2の引込み通路の奥側は前記第1の引込み通路
よりも奥方向に伸長していて、第1の引込み通路の奥端
とその下側の第2の引込み通路の通路面との間にはメダ
ルが第1の引込み通路から第2の引込み通路に移る乗り
継ぎ空隙が設けられている構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0006】また、第2の発明は、前記第1の発明の構
成を備えたものにおいて、前記回転板の前方側は装置収
容室の開口から前方に突き出されている構成をもって課
題を解決する手段としている。
【0007】さらに、第3の発明は、前記第2の発明の
構成を備えたものにおいて、前記メダル排出進路は回転
板の前端中央排出位置に至る中央排出進路と、この中央
排出進路の左右両サイドの排出進路との3つの進路に振
り分けられる構成とし、中央排出進路はメイン入賞口に
通じ、左右両サイドの排出進路は入賞口に通じない外れ
進路と成している構成をもって課題を解決する手段とし
ている。
【0008】
【0009】さらに、第の発明は、前記第の発明の
構成を備えたものにおいて、メダルが第1の引込み通路
から第2の引込み通路に移る乗り継ぎ空隙の部分は、第
1の引込み通路を滑り移動してきたメダルが第2の引込
み通路に乗り移ってそのまま第2の引込み通路の奥方向
に滑って上り移動するように第1と第2の引込み通路の
傾斜角度と、乗り継ぎ空隙の間隔とが設定されており、
第2の引込み通路の奥側の通路は、第1の引込み通路か
ら第2の引込み通路に乗り移って上り方向に滑り移動す
るメダルが上り移動のエネルギを使い果たして静止し下
り方向の滑り移動へ方向変換するためのメダルの折り返
し可能長さが確保されていることを特徴とする。
【0010】さらに、第の発明は、前記第1乃至第
の何れか1つの発明の構成を備えたものにおいて、回転
板と装置収容室の側壁面との間には回転板の傾斜板面に
設けられた障害物と前記装置収容室の側壁面との間に入
り込むメダルを斜め方向に起立させて前記障害物と側壁
面との間でのメダルの噛み込みを避けるメダルの斜め起
立ガイド部材が設けられていることを特徴とする。
【0011】さらに、第の発明は、前記第1乃至第
の何れか1つの発明の構成を備えたものにおいて、装置
収容室の開口よりも下方側には回転板の傾斜板面から入
賞口を外れて落下するメダルを受けるプッシャーテーブ
ルが配置されており、このプッシャーテーブルは盤面に
対し前後方向に出入移動する構成と成していることを特
徴とする。
【0012】さらに、第の発明は、前記第1乃至第
の何れか1つの発明の構成を備えたものにおいて、回転
板は回転駆動手段に対して着脱交換自在に装着される構
成として、障害物の配置構成を異にした複数の回転板を
選択的に交換使用可能としたことを特徴とする。
【0013】さらに、第の発明は、前記第1乃至第
の何れか1つの発明の構成を備えたものにおいて、回転
板の回転位置を検出する回転検出手段を設け、回転板の
傾斜板面に設けられる障害物は回転板の一端から他端へ
メダルを回転板の直径経路を通して通過させる配置構成
と成し、メダル落としのゲーム動作状態を監視し、その
ゲーム動作状態が予め設定した動作条件を満たしたとき
に前記直径通路の一端を奥側、他端を手前側となる回転
位置を回転検出手段が検出したことを受けて回転板の回
転を設定時間だけ停止し、メダル引込み通路から引込ま
れてくるメダルを前記直径通路を通してメイン入賞口に
導入する大当たり制御手段が設けられていることを特徴
とする。
【0014】上記本発明において、メダル投入口からメ
ダルを投入すると、障害物をもつ盤面に落下し、メイン
メダル導入口から外れたメダルは従来の装置の場合と同
様に引き続き盤面を落下し、メダルが入賞口に入ったと
きには入賞(当り)となり、メダルの払い出しが行わ
れ、メダルが入賞口に入らない場合は外れとなる。
【0015】一方、盤面上のメインメダル導入口にメダ
ルが入ると、そのメダルはメダル引込み通路を通して回
転板の奥側から前方に向けて回転板の傾斜板面に滑り込
む。そして、メダルは傾斜板面の滑り移動時に、該傾斜
板面に設けられた障害物に攪拌されて進路が振り分けら
れ、傾斜板面を出るメダルがメイン入賞口に入ると例え
ば有利な条件での入賞となり、メダルが入賞口を外れた
進路に振り分けられると外れとなり、回転板から外に落
下する。
【0016】本発明においては、盤面上にメインメダル
導入口が新たに付加され、このメインメダル導入口に入
ったメダルは、盤面厚み方向への動きとともに回転板の
回転のタイミングによって、振り分けられる進路が変わ
るため、ゲーム変化の多様性に富み、ゲームプレーヤー
の興味を引き付けて、飽きの来ない魅力あるゲームを楽
しませることができるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るメダル落とし
遊技機の実施形態例を図面に基づいて説明する。図1に
は本実施形態例のメダル落とし遊技機の全体的な概要を
示し、図2にはその要部部分の拡大斜視図を示す。これ
らの図に示すように、本実施形態例のメダル落とし遊技
機は、ケース1の内部にゲーム機構が収容され、このゲ
ーム機構の盤面2はほぼ垂直状に起立して配置されてい
る。この盤面2の前方側のケース面はガラス或いはプラ
スチックの透明板により形成されて、ゲームプレーヤー
がこの盤面2の領域を透視しながらゲームが行われる構
成と成している。
【0018】ケース1の上面部にはその左右両側にそれ
ぞれメダル投入口3が形成されており、これらのメダル
投入口3から投入されたメダル4(図2参照)は先ず盤
面2の上端側に落下するようになっている。盤面2の上
側の部分2aの上端側には複数対のワイパー5が下向き
に配置されている。これらのワイパー5は図示されてい
ないモータ等の駆動源によって周期的に揺動するように
なっており、上側から落下してくるメダル4の進路を振
り分ける構成と成している。なお、図中44はゲームに
関連する情報を表示する画像表示部の液晶画面である。
【0019】前記盤面2は上側の部分2aと下側の部分
2bの領域を有するが、これら上側と下側の部分2a、
2bは分割されているのではなく、一体的な盤面の領域
と成している(もちろん、必要に応じ分割することも有
り得る)。盤面2の下側の部分2bの上部中央領域には
メインメダル導入口6が設けられている。盤面2の下側
の部分2bにも図示されていないが複数のピンが障害物
として植設されており、盤面2の適宜の位置にポケット
状の入賞口(サブ入賞口)9が設けられている。
【0020】そして、盤面2の下側の部分2bの中央部
分に開口10が形成され、この開口10内は装置収容室
11と成し、この装置収容室11内に本実施形態例にお
いて特徴的なメダル振り分け装置12が収容設置されて
いる。このメダル振り分け装置12は円板状の回転板1
3を有しており、前記メインメダル導入口6に導入され
たメダル4は盤面2の内部に設けられたメダル引込み通
路14を介して回転板13に供給されるようになってい
る。
【0021】図3および図4は、このメダル振り分け装
置12とメダル引込み通路14に関する構成を示すもの
で、図3に示すように、回転板13の回転中心軸15は
モータ16の出力軸17に嵌合固定され、制御装置(図
示せず)により、モータ16の回転を制御することによ
り、回転板13の回転が制御されうようになっており、
例えば、回転板13は数秒(6〜8秒)当り1回転の回
転速度で回転制御される。
【0022】なお、モータ16は装置側の固定板18に
固定されている。図示の如く、モータ16は出力軸17
が斜め向きとなる姿勢で取り付けられており、この取り
付け姿勢の結果、回転板13の上面は奥側から手前側に
向かうにつれ下側に傾斜する傾斜板面と成しており、こ
の傾斜姿勢を保って回転板13の回転が行われる構成と
成している。
【0023】回転板13の下面(裏面)には下方に突き
出す板部材19が取り付けられ、この板部材19の回転
通過領域に回転検出センサ20が設けられている。この
回転検出センサ20は例えば、板部材19の通路を挟む
対向壁の一方側壁面に発光器を設け、反対側の壁面には
受光器を設けたもので、板部材19が光を遮るときに受
光器からオフ信号が発せられることにより(光が遮られ
ないときは受光器からオン信号が発せられる)、回転板
13の基準位置に対しての回転位置(回転角度)と、回
転速度の検出が可能となっている。
【0024】図4に示すように、回転板13の上面、つ
まり、回転板13の傾斜板面21には障害物として機能
する複数の支柱22が植設されており、図示の例では、
傾斜板面21の中心位置と、その周りの円周上6等分位
置との、合計7個の支柱22が面上に立設配置されてい
る。これら支柱22の相互の間隔はメダル4の通過間隔
と成しており、図4に示す如く傾斜板面21の奥側から
前方に向けて傾斜板面21に供給されるメダル4は、回
転している傾斜板面21の傾斜面に沿って前方に向けて
滑り移動するが、このとき、メダル4は回転板13と共
に回転している支柱22に衝突し攪拌されて進路が回転
板13の前端中央に至る中央排出通路23aと、回転板
13の前部の左サイドに至る左サイド排出通路23b
と、回転板13の前部の右サイドに至る右サイド排出通
路23cとに、振り分けられるようにように成してあ
る。
【0025】図2、図3に示されるように、回転板13
の前部は装置収容室11の開口10よりも前方に突き出
しており、その回転板13の前端中央位置の前側に隣接
してメイン入賞口24が配置されている。前記中央排出
通路23aを通るメダル4はその通路の出口からメイン
入賞口24に入り、メイン入賞口24の内部に設置され
ているメダル通過検出センサのチェッカー45によっ
て、メイン入賞口24にメダル4が入ったこと(入賞し
たこと)が検出されるようになっている。なお、左サイ
ド排出通路23bと右サイド排出通路23cから出るメ
ダル4は入賞できない外れとなり、傾斜板面21の左右
両サイドから下方に落下する。なお、回転板13の前方
側には外れのメダル4が前方に飛び散らないようにカバ
ー25が設けられている。
【0026】前記メインメダル導入口6に入り込んだメ
ダル4を回転板13に導くメダル引込み通路14は盤面
2の内部に固定配設される。このメダル引込み通路14
は、図3、図4(a)に示すように、メダル4を手前側
から奥側に引込む第1の引込み通路26と、この第1の
引込み通路26を通して引込まれてくるメダル4を奥側
からその手前側の回転板13の傾斜板面21の奥端(奥
側)に引込む第2の引込み通路27とを組み合わせて形
成されている。
【0027】第1の引込み通路26は金属等の平板を用
いて形成され、その表面(上面)がメダル4の滑り通路
と成し、手前側から奥側に向かうにつれ下側に下降する
傾斜通路と成している。第1の引込み通路26の前端側
はメインメダル導入口6の下側に位置し、メインメダル
導入口6から落下するメダル4を、円滑に斜め向きに変
換しながら寝かせて平板通路の滑り斜面にメダル4の平
面(表裏の片面)を接地させる方向変換部29が形成さ
れている。
【0028】第2の引込み通路27は第1の引込み通路
26の下側に配置された下段の通路であり、この第2の
引込み通路27は奥側から手前側に向かうにつれ下降す
る傾斜通路と成している。通路27の奥側は第1の引込
み通路26の奥側よりもさらに奥方向に伸長する折り返
し余長通路30を有しており、第1の引込み通路26の
奥端と第2の引込み通路27の通路面との間には、第1
の引込み通路26を滑り移動してきたメダル4を第2の
引込み通路27に乗り継ぎ移動させる乗り継ぎ空隙31
が設けられている。
【0029】第2の引込み通路27の前端は回転板13
の奥端部に位置しており、本実施形態例では第2の引込
み通路27の傾斜角度は回転板13の傾斜角度と等しく
し、第2の引込み通路27の前端側の通路面は回転板1
3の傾斜板面21と面一とし、第2の引込み通路27の
メダル滑り通路面と回転板13の傾斜板面21との間に
段差が生じないようにしてある。
【0030】第2の引込み通路27は例えば、金属板を
プレス加工する等して形成され、板面の幅方向の中央部
がメダル4が滑る通路面32と成し、図5に示すよう
に、その滑り通路面32の両サイドには斜め外方向に
(通路滑り面32に対し鈍角の角度方向に)起立した斜
面壁33が形成されている。この斜面壁33は通路面3
2を滑り移動するメダル4が通路から外れないように中
央側に寄せる機能を有する。本実施形態例では、この斜
面壁33の前方側は装置収容室11の開口10の近傍位
置に伸長しており、回転板13の側方の部分は、支柱2
2と装置収容室11の側壁面との間に入り込むメダル4
を斜め方向に起立させて支柱22と装置収容室11の側
壁面との間でメダル4の噛み込みを避ける斜め起立ガイ
ド34として機能させている。
【0031】本実施形態例では、ゲームにメダル4を使
用する点を考慮し、メダルを使用するが故の特有の工夫
を施している。メダル4は偏平な円板形状を呈している
ため、落下させると、飛び跳ねたり、転動して暴れ、メ
ダルの挙動を制御することができなくなるという事情が
ある。そのため、例えば、メインメダル導入口6に入り
込んだメダル4を回転板13の上に直接落下させて供給
するようにすると、メインメダル導入口6から落下した
メダル4は回転板13の傾斜板面21で、飛び跳ねて、
支柱22を飛び越えたり、転がり落ちたりして、回転板
13と一体的に回転する支柱22によってメダル4の進
路を振り分ける制御を行うことができなくなり、メダル
振り分け装置12を利用してのゲームが困難になるとい
う致命的な問題に直面する。
【0032】本発明では、このような問題が発生しない
ように、メインメダル導入口6に入り込んだメダル4を
直接回転板13に落下させることを回避し、メインメダ
ル導入口6に入り込んだメダル4を最も安定な姿勢であ
る、寝かせた姿勢を保つようにして回転板13に供給す
る構成としている。そのため、本実施形態例において
は、メダル4が不安定な姿勢になり易い、メインメダル
導入口6から第1の引込み通路26への第1の通路変更
部と、第1の引込み通路26から第2の引込み通路27
への第2の通路変更部と、第2の引込み通路27から回
転板13の傾斜板面21への第3の通路変更部とにおい
て、それぞれ通路変更部に次の特有の工夫を施してい
る。
【0033】前記第1の通路変更部においては前述した
ように、メインメダル導入口6から縦向きに落下するメ
ダル4を第1の引込み通路26へ円滑に寝かせて着地
(接地)させる方向変換部29を備えるようにしてお
り、また、前記第3の通路変更部においては前述したよ
うに、第2の引込み通路27の通路面32の傾斜角度を
回転板13の傾斜板面21の傾斜角度と等しくし、か
つ、乗り継ぎ境界部に段差が生じないようにして通路面
32を滑り移動してくるメダル4をそのままの寝た姿勢
を保って円滑に傾斜板面21へ滑り移動する構成として
いる。
【0034】そして、前記第2の通路変更部においては
次の特徴的な構成を具備している。すなわち、第1の引
込み通路26を滑り移動してくるメダル4が飛び跳ねた
りせずに第2の引込み通路27へ乗り継いで第2の引込
み通路27を上方へ寝た姿勢で滑り移動するように、第
1の引込み通路26と第2の引込み通路27との相互の
相対的角度関係と、乗り継ぎ空隙31の間隔とが、実験
等により求めたデータを用いて、最適設計値に設定され
ている。さらに、第2の引込み通路27に乗り移って上
り方向に滑り移動するメダル4が安定な寝た姿勢で下り
の滑り方向へ方向変換できるように折り返し余長通路3
0を設けている。
【0035】この折り返し余長通路30の通路長は次の
ようなメダル4の動作を検討して設定される。すなわ
ち、メダル4が第1の引込み通路26から速度をもって
第2の引込み通路27へ滑り落ちるとき、メダル4の滑
り方向の先端側が第2の引込み通路27の通路面32に
斜めに接触して上方向へ向けて滑りながらメダル4の面
が全体的に通路面32に着地(接地)し、寝た姿勢にな
ってさらに上方へ滑り移動する。この上方への滑り移動
は傾斜を登る移動であるため、エネルギを消費し、上り
方向の運動エネルギを使い果たしたときに静止する。そ
の直後、今度は自重によって、下り方向の力が発生し、
メダル4は上り移動から下り方向に方向を変換して折り
返しの滑り移動を開始する。
【0036】この折り返し動作において、折り返し余長
通路30の長さが短すぎると、上り方向の移動が静止す
る前にメダル4がストッパ35に衝突し、その衝突の衝
撃を受けてメダル4が跳ね、第2の引込み通路27を飛
び跳ねながら、或いは転がりながら落下してメダル4の
動作の制御ができなくなるという事態が生じるが、本実
施形態例ではメダル4が上り方向に滑り移動した後、そ
のエネルギを使い果たして自然に静止するのに十分な長
さをもち、メダル4がストッパ35に衝突して乱動する
ことがないように折り返し余長通路30の長さを設定し
ている。
【0037】図2に示すように、盤面2の下方側(開口
10の下方側)にはプッシャーテーブル36が配置さ
れ、このプッシャーテーブル36は駆動制御手段(図示
せず)に駆動されて盤面2に対し、前後方向に所定のタ
イミングで出入移動(進退移動)される構成と成してい
る。このプッシャーテーブル36は回転板13から落ち
る外れのメダル4と、メインメダル導入口6に入り込ま
ずに盤面2から落下して外れとなったメダル4と、入賞
して盤面2の下部の両サイド側の払い出し口37から払
い出されるメダル4を全て受け止め、その受け止め堆積
したメダル4の一部(入賞モードによっては全部)を前
記前後方向の移動動作によって下側のフィールド38に
振り落とすものである。
【0038】フィールド38のサイド側には回収口39
が設けられ、また、下部等の適宜の位置に受け皿供給口
40が設けられ、プッシャーテーブル36から振り落と
されて溜まったメダル4の一部は回収口39に落ち込ん
で装置側へ回収され、また、受け皿供給口40に落ち込
んだメダル4は受け皿41(図1参照)に送られ、プレ
ーヤーがゲームに使用できる状態になる。
【0039】本実施形態例のメダル落とし遊技機は上記
のように構成されており、次に、この遊技機のゲーム動
作を説明する。ゲームプレーヤーによりメダル4がメダ
ル投入口3に投入されると、このメダル4は盤面2の上
部から盤面2を全体的に覆う透明カバー46(図3参
照)との間に形成される落下通路28を通して落下し、
ワイパー5(図1参照)により進路が振り分けられる。
メインメダル導入口6を外れて落下したメダル4は従来
例の場合と同様の動作となり、ピン8の障害物によって
進路を変えながら盤面2に沿って落下し、入賞口9に入
り込んだときには入賞となって、所定枚数のメダル4が
払い出し口37からプッシャーテーブル36へ払い出さ
れる。入賞口9に入り込まなかった外れのメダル4はプ
ッシャーテーブル36に落下して受け止められる。
【0040】一方、メインメダル導入口6に入り込んだ
メダル4は、第1の引込み通路26に落ちる。このと
き、方向変換部29の方向変換機能により、メダル4は
縦向きから斜め向きに方向を変えながら、メダル4の先
端は第1の引込み通路26の通路面を滑り、その通路面
に寝た姿勢で着地して安定な寝た姿勢を維持して滑り降
り、乗り継ぎ空隙31を介して次の第2の引込み通路2
7に乗り移る。この乗り移り動作時においてはメダル4
は、一旦、第2の引込み通路27の傾斜面を登る(上
る)方向に滑り移動した後に静止し、続いて通路面32
を下り方向に滑り移動して安定な寝た姿勢で回転板13
の傾斜板面21にその奥側から前方へ向けて滑り出しに
よって供給され、メダル4は傾斜板面21の傾斜面にそ
って前方へ滑り移動する。
【0041】回転板13はモータ16の回転駆動によっ
て回転されており、この回転板13の回転と一体的に支
柱22が回転しているので、支柱22の回転位置は時々
刻々変化し、そのため、メダル4は時間的タイミングに
より、様々な態様で支柱22に衝突攪拌されて進路を変
える。そして、進路が中央排出通路23aに振り分けら
れたときにはメダル4はメイン入賞口24に入り、前記
入賞口9に入り込んだ場合よりも有利な入賞(例えば、
メダルの払い出し枚数が多い入賞)となり、その入賞に
応じたメダルの枚数が払い出し口37からプッシャーテ
ーブル36上に払い出される。
【0042】また、回転板13上で、進路が左サイド排
出通路23b或いは右サイド排出通路23cに振り分け
られたときには入賞の無い外れとなり、その外れのメダ
ル4は回転板13の前方のサイド側の外れ通路23b
(23c)からプッシャーテーブル36に落下する。こ
のようにゲーム進行中の全ての外れおよび払い出しのメ
ダル4はプッシャーテーブル36に受け止められるが、
所定のタイミングで、プッシャーテーブル36が前後方
向に出入移動するので、プッシャーテーブル36上に堆
積したメダル4の一部(場合によっては全部)がフィー
ルド38に落下する。
【0043】そして、フィールド38に溜まったメダル
4の一部は回収口39から装置側へ回収され、また、一
部は受け皿供給口40から受け皿41に供給される。受
け皿41に入ったメダル4は再びゲームに使用される。
【0044】本実施形態例によれば、盤面2に新たなメ
インメダル導入口6を付加し、このメインメダル導入口
6に入り込んだメダル4をメダル引込み通路14を等し
てメダル振り分け装置12に導き、該メダル振り分け装
置12により、入賞に至る中央排出通路23aと、その
両サイドの外れ通路23b、23cに振り分けるように
構成したものであるから、従来例のように、単にメダル
4を盤面2に落下させるものに比べ、ゲームの変化に富
み、ゲームプレーヤーの興味を引き付けて、飽きの来な
いゲームを楽しませることができる。
【0045】特に、メダル振り分け装置12は支柱22
を設けた回転板13を回転して、回転板13の傾斜板面
21を滑るメダル4の進路を振り分けるようにしたの
で、回転の時々刻々のタイミングで、振り分けられる進
路が変わるので、ゲーム変化の多様性に富んだものとな
り、しかも、その振り分け状況がゲームプレーヤーから
見えるので、ゲームプレーヤーの興味を引き付けるのに
抜群の効果がある。
【0046】また、回転板13の前部が装置収容室11
の開口10から前方に突き出しているので、ゲームプレ
ーヤーに立体感を与え、感覚的に好印象を与えることが
できる上に、外れのメダル4を円滑に回転板13の前方
の両サイド側からプッシャーテーブル36に落とすこと
が可能である。
【0047】さらに、本実施形態例では、メダル引込み
通路14に様々な工夫を凝らしてメインメダル導入口6
に入ったメダル4を回転板13の傾斜板面21上に安定
した寝た姿勢でもって滑り供給するように構成したの
で、供給されたメダル4が回転板13上で飛び跳ねたり
転がったりして暴れることが無く、回転板13上でのメ
ダル進路の振り分け制御を安定に行わせることができ
る。
【0048】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることなく様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記
実施形態例では合計7個の支柱22を傾斜板面21に配
置したが、この支柱22の配置個数は他の数でもよく、
その配置形態も他の形態とすることができ、例えば、図
6(a)に示すように、複数の支柱22を回転板13の
直径を通る直径通路42を間に挟んでその両側に通路4
2に沿って配列配置するようにしてもよく、あるいは、
図6(b)に示すように、直径通路42を間に挟んでそ
の両側に障害物としての長柱状のガイド部材43を横倒
しの形態で配置したものでもよい。
【0049】この図6に示す形態の回転板13を使用し
たときには、直径通路42の一端側を奥側とし、他端側
を前方側としてその配置状態が維持されたときには、傾
斜板面21の奥側に送り込まれるメダル4は直径通路4
2を通って前方側のメイン入賞口24に導かれることと
なる。このとき、直径通路42は中央排出通路23aと
して機能し、それ以外の左右の領域は外れのメダル排出
通路として機能する。
【0050】この図6に示す回転板13を使用すること
によって、より変化に富んだゲームの展開を図ることが
可能となる。例えば、ゲームの動作状態を監視する制御
装置のゲーム動作監視部が予め設定したゲーム動作状態
を検出したとき(例えば、メダル4がメイン入賞口24
に入ったとき)には、回転板13の回転を直径通路42
の一端が奥側となり他端が前方側となる位置(メダル4
がメイン入賞口24に導かれる通路位置)、つまり、傾
斜板面21の奥側に供給されてくるメダル4をメイン入
賞口24に導入する中央排出通路23aに振り分けた状
態にして、設定時間(例えば数10秒〜数分の間の時
間)だけ回転板13の回転を止め、大当たりの動作モー
ドとなる、大当たり制御手段を制御装置に構成すること
が可能である。
【0051】この場合、板部材19が回転検出センサ2
0により検出される回転位置のときに、直径通路42が
大当たりモードの配置となるように、直径通路42と板
部材19の配置関係を設定しておけば、回転板13を大
当たりモードの回転位置に停止する制御が容易となる。
【0052】なお、回転板13はモータ16の出力軸1
7に対し、固定的に設けてもよく、着脱交換自在に(着
脱交換可能に)設けてもよい。回転板13を着脱交換自
在に設けた場合には、異なる障害物の配置形態をもった
回転板13を所定期間毎に交換して回転板13上でのメ
ダル4の進路振り分け態様を変化(変更)できるので、
ゲームプレーヤーに所定の期間毎に新鮮なゲーム感を与
えて、興味を引き付けることができることとなる。
【0053】また、上記実施形態例では、傾斜板面21
の前端中央がメダル4の排出口となる中央排出通路23
aを入賞(当り)の通路とし、左右のサイド側の排出通
路23b、23cを外れの通路としたが、例えば中央排
出通路23aを大当たりの排出通路とし、左右のサイド
側の排出通路23b、23cを小当りの排出通路とする
という如く、当りの程度に差を付けた通路としてもよ
い。
【0054】さらに、上記実施形態例では、回転板13
の前方側を装置収容室11の開口10から前方に突出し
たが、装置の仕様に応じ、突き出さない装置構成とする
ことも有り得る。また、本実施形態例のように、回転板
13の前方を装置収容室11の開口10から前方に突出
すると、メダルの落下面が盤面2より前方になるが、さ
らに、メイン入賞口24や引込み通路(26、27)な
どから、さらに前方に通過メダルを導く機構を設ける
と、より三次元的視覚効果をだすこともできる。
【0055】さらに、上記実施形態例においては、第2
の引込み通路27の通路面32の両側に形成した斜面壁
33を回転板13の側方に伸長して、その伸長部を斜め
起立ガイド34としたが、この斜め起立ガイド34は第
2の引込み通路27側の斜面壁33とは別個の独立した
別部材で構成してもよいものである。
【0056】さらに、上記実施形態例では、第1の引込
み通路26と第2の引込み通路27は直線状の傾斜通路
としたが、通路の途中に傾斜角度の異なる通路部分や曲
面をもった通路部分を適宜設けて、滑り移動するメダル
の姿勢(寝た姿勢)を安定化するように制御するように
してもよい。
【0057】さらに、上記実施形態例では、回転板13
の傾斜板面21の傾斜角度と第2の引込み通路27の傾
斜角度を一致するようにしたが、この角度は必ずしも一
致させなくとも良く、要は、第2の引込み通路27から
傾斜板面21にメダル4が乗り移るとき、メダル4が飛
び跳ね等の乱動を起さない角度関係であればよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、メダルが落下する盤面
にメインメダル導入口を付加し、さらに、メインメダル
導入口の下方側に装置収容室の開口を形成し、装置収容
室には前記メインメダル導入口に入り込んだメダルを引
込んで、開口から盤面外に出るメダル排出進路を振り分
けるメダル振り分け装置を設けたものであるから、単純
に盤面にメダルを落下させてゲームを行う従来例に比
べ、ゲーム進行の多様化を図ることができ、ゲームプレ
ーヤーの興味をより引き付けて飽きの来ない魅力あるゲ
ームを楽しませることができる。
【0059】また、メダル振り分け装置は、奥側から手
前側に下降する傾斜を持たせた板面に障害物を設けて成
る回転板を回転して、その傾斜板面を奥側から手前側に
滑り移動するメダルを前記障害物により攪拌して進路を
振り分けるようにしたので、回転板の回転の時々刻々の
タイミングに応じて障害物の位置が変化してメダルの振
り分け進路が変化し、その変化の状況を見ながらゲーム
が行われることとなり、その上、振り分けられるメダル
の排出進路のうち少なくとも1つはメイン入賞口に通じ
るので、ゲームプレーヤーの興味を引き付ける効果は抜
群である。
【0060】さらに、回転板の前方側を装置収容室の開
口から前方へ突き出す構成とした発明にあっては、ゲー
ムプレーヤーに盤面上に立体感を与え、ゲーム感覚を刺
激することができる上に、例えば、回転板の前方中央部
の両サイドを外れのメダル排出進路としたときに、その
外れの排出進路から外れのメダルを円滑に下側のプッシ
ャーテーブル等に落下排出できるという効果が得られ
る。
【0061】さらに、本発明では、メダルを回転板の傾
斜板面に供給する場合、メダルを傾斜板面上に上側から
落下させるのではなく、傾斜板面の奥側から手前側へ向
けて傾斜板面の傾斜に沿う方向に滑り出して供給(メダ
ルがほぼ寝た姿勢で滑りながら供給)するようにしたの
で、傾斜板面に送り出されたメダルは傾斜板面上で飛び
跳ねたり、起き上がって転動したりして、暴れることが
無く、障害物による進路振り分け動作を円滑に行うこと
ができる。
【0062】特に、メインメダル導入口から回転板に至
るメダル引込み通路を、手前側から奥側にメダルを引込
む第1の引込み通路と、奥側から手前側に引込む第2の
引込み通路を組み合わせて、第1の引込み通路から第2
の引込み通路にメダルが乗り継ぐ部分を、メダルが飛び
跳ねたりせず、安定した滑り動作の姿勢を維持して乗り
継ぎできるように両通路の相互の傾斜角度と、乗り継ぎ
空間間隔を設定するとともに、第2の引込み通路側に
は、乗り継いだメダルが滑り姿勢を乱さないように乗り
継ぎの上り方向の滑りから、回転板側の下り方向の滑り
に方向転換する折り返し可能長さの通路を奥側に伸長し
て確保しているので、第1の引込み通路から第2の引込
み通路に乗り継いだメダルは安定した滑り姿勢(寝た状
態の姿勢)を保って、回転板の傾斜板面上の奥側に滑り
供給することが可能である。
【0063】また、回転板とこの回転板が収容される装
置収容室の側壁との間に斜め起立ガイドを設けた発明に
あっては、回転板の障害物と装置収容室の側壁との間に
噛み込もうとするメダルを斜め起立ガイドに沿わせ斜め
に起立させて噛み込みを避けるようにできるので、ゲー
ム中にメダルが噛み込んで、ゲームを中断しなければな
らないというトラブルの発生を防止することができる。
【0064】さらに、回転板を回転駆動手段に対し、着
脱交換自在に装着する構成とした発明にあっては、障害
物の配置態様を異にする回転板を、例えば所定期間毎に
交換する等して、ゲームプレーヤーに異なるゲーム感を
提供し、飽きの来ない新鮮な感覚をもたせて、ゲームを
楽しませることができる。
【0065】さらに、回転板の傾斜板面上に直径通路を
形成するように障害物を配置した構成の発明にあって
は、ゲームの進行中に予め定めた所定のゲーム動作条件
となったときに、大当たり制御手段により、前記直径通
路がメイン入賞口に通じた位置で回転板の回転を一時的
に停止することとなるので、ゲームプレーヤーは大当た
りモードのゲームを楽しむことができ、ゲーム展開の多
様性をさらにアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメダル落とし遊技機の一実施形態
例の全体的な概観構成の説明図であり、(a)は装置の
正面図であり、(b)はその側面図であり、(c)は斜
視図である。
【図2】本実施形態例の装置の要部部分の拡大斜視説明
図である。
【図3】図1(a)のA−A断面部の構成説明図であ
る。
【図4】メダルの引込み通路と回転板との関係を示す説
明図であり、(a)は第1の引込み通路26から第2の
引込み通路27を経て回転板13にメダル4が供給され
る状態の斜視図であり、(b)は第2の引込み通路27
と回転板13との関係を示す平面図である。
【図5】第2の引込み通路27の断面図である。
【図6】回転板13の傾斜板面21上に直径通路42が
形成されるように障害物を配置した他の実施形態例の説
明図である。
【符号の説明】
2 盤面 4 メダル 6 メインメダル導入口 11 装置収容室 12 メダル振り分け装置 13 回転板 14 メダル引込み通路 21 傾斜板面 22 支柱(障害物) 24 メイン入賞口 26 第1の引込み通路 27 第2の引込み通路 30 折り返し余長通路 31 乗り継ぎ空隙 34 斜め起立ガイド 36 プッシャーテーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−126442(JP,A) 特開 平5−237221(JP,A) 特開 平4−105669(JP,A) 特許2682602(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/00 - 11/00 A63F 7/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルが落下する起立状の盤面にメイン
    メダル導入口が設けられると共に、このメインメダル導
    入口よりも下方側の盤面位置には開口が設けられ、この
    開口の内部は装置収容室と成し、この装置収容室にはメ
    ダル進路を振り分けるメダル振り分け装置が収容され、
    このメダル振り分け装置は、手前側が下向きに傾斜する
    姿勢で配置されて回転駆動手段によって回転される回転
    板を有し、この回転板の上面には傾斜板面を奥側から手
    前側に滑り通過するメダルの進路を攪拌して前記開口か
    ら盤面外へ出るメダル排出進路を複数の進路に振り分け
    る障害物が設けられ、前記複数のメダル排出進路の少な
    くとも1つはメイン入賞口に通じており、前記メインメ
    ダル導入口と回転板との間には、メインメダル導入口に
    導入されたメダルを前記回転板の傾斜板面の奥側から手
    前側へ傾斜板面に沿う方向で傾斜板面上に滑り供給する
    メダル引込み通路が形成されており、該メダル引込み通
    路は、メインメダル導入口に導入されたメダルを手前側
    から奥側に引込む第1の引込み通路と、この第1の引込
    み通路を通して引込まれてくるメダルを奥側からその手
    前側の回転板の傾斜板面の奥側に引込む第2の引込み通
    路とを有して構成され、第1の引込み通路は手前側から
    奥側に向けて下側に傾斜するメダルの滑り通路と成し、
    第2の引込み通路は第1の引込み通路の下側に設けられ
    た下段の通路と成して、奥側から手前側に向けて下側に
    傾斜するメダルの滑り通路と成し、第2の引込み通路の
    奥側は前記第1の引込み通路よりも奥方向に伸長してい
    て、第1の引込み通路の奥端とその下側の第2の引込み
    通路の通路面との間にはメダルが第1の引込み通路から
    第2の引込み通路に移る乗り継ぎ空隙が設けられている
    ことを特徴とするメダル落とし遊技機。
  2. 【請求項2】 回転板の前方側は装置収容室の開口から
    前方に突き出されていることを特徴とする請求項1記載
    のメダル落とし遊技機。
  3. 【請求項3】 メダル排出進路は回転板の前端中央排出
    位置に至る中央排出進路と、この中央排出進路の左右両
    サイドの排出進路との3つの進路に振り分けられる構成
    とし、中央排出進路はメイン入賞口に通じ、左右両サイ
    ドの排出進路は入賞口に通じない外れ進路と成している
    ことを特徴とする請求項2記載のメダル落とし遊技機。
  4. 【請求項4】 メダルが第1の引込み通路から第2の引
    込み通路に移る乗り継ぎ空隙の部分は、第1の引込み通
    路を滑り移動してきたメダルが第2の引込み通路に乗り
    移ってそのまま第2の引込み通路の奥方向に滑って上り
    移動するように第1と第2の引込み通路の傾斜角度と、
    乗り継ぎ空隙の間隔とが設定されており、第2の引込み
    通路の奥側の通路は、第1の引込み通路から第2の引込
    み通路に乗り移って上り方向に滑り移動するメダルが上
    り移動のエネルギを使い果たして静止し下り方向の滑り
    移動へ方向変換するためのメダルの折り返し可能長さが
    確保されていることを特徴とする請求項記載のメダル
    落とし遊技機。
  5. 【請求項5】 回転板と装置収容室の側壁面との間には
    回転板の傾斜板面に設けられた障害物と前記装置収容室
    の側壁面との間に入り込むメダルを斜め方向に起立させ
    て前記障害物と側壁面との間でのメダルの噛み込みを避
    けるメダルの斜め起立ガイド部材が設けられていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1つに記載
    のメダル落とし遊技機。
  6. 【請求項6】 装置収容室の開口よりも下方側には回転
    板の傾斜板面から入賞口を外れて落下するメダルを受け
    るプッシャーテーブルが配置されており、このプッシャ
    ーテーブルは盤面に対し前後方向に出入移動する構成と
    成している請求項1乃至請求項の何れか1つに記載の
    メダル落とし遊技機。
  7. 【請求項7】 回転板は回転駆動手段に対して着脱交換
    自在に装着される構成として、障害物の配置構成を異に
    した複数の回転板を選択的に交換使用可能とした請求項
    1乃至請求項の何れか1つに記載のメダル落とし遊技
    機。
  8. 【請求項8】 回転板の回転位置を検出する回転検出手
    段を設け、回転板の傾斜板面に設けられる障害物は回転
    板の一端から他端へメダルを回転板の直径経路を通して
    通過させる配置構成と成し、メダル落としのゲーム動作
    状態を監視し、そのゲーム動作状態が予め設定した動作
    条件を満たしたときに前記直径通路の一端を奥側、他端
    を手前側となる回転位置を前記回転検出手段が検出した
    ことを受けて回転板の回転を設定時間だけ停止し、メダ
    ル引込み通路から引込まれてくるメダルを前記直径通路
    を通してメイン入賞口に導入する大当たり制御手段が設
    けられている請求項1乃至請求項の何れか1つに記載
    のメダル落とし遊技機。
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