JPH11197316A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH11197316A
JPH11197316A JP2022398A JP2022398A JPH11197316A JP H11197316 A JPH11197316 A JP H11197316A JP 2022398 A JP2022398 A JP 2022398A JP 2022398 A JP2022398 A JP 2022398A JP H11197316 A JPH11197316 A JP H11197316A
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JP
Japan
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opening
ball
hit ball
winning device
variable winning
Prior art date
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Pending
Application number
JP2022398A
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English (en)
Inventor
Norihiko Harada
紀彦 原田
Toshio Miyasoi
敏雄 宮副
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
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Publication of JPH11197316A publication Critical patent/JPH11197316A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】変動入賞装置への打球の同時に二個以上の入球
を回避する。 【解決手段】入賞変動装置の一対の開閉部材の上部に、
上部と片側からの入球を阻止しうる阻止部を設けると共
に、一対の開閉部材の一片に、一個のみ打球を保持し得
る停留把持部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、権利発生状態を可
能とする変動入賞装置を備えたパチンコ機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、権利発生状態を可能とするパチン
コ機に於いて、打球を受け入れない閉状態と打球を受け
入れ易い開状態とに変換可能な開閉部材を設ける変動入
賞装置が設けられる。この変動入賞装置には入球があっ
てもなんら権利発生とならない外れ口と権利発生の起因
となる特別の入賞口が設けられ、且つ両口に至る経路に
キヤラクタの動作に連動する傾斜板等の時間遅れ動作を
伴う構成要素を付加したものとされている。
【0003】このパチンコ機の遊技中に時として、変動
入賞装置に連続入球する、その内の一部は特別の入賞口
に至る傾向が極めて高く、遊技者の射幸心を煽るものの
ホール経営者側にとっては不利益となり、遊技者とホー
ル経営者側の適切な公平性を欠くものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の不都合を解消す
るため、変動入賞装置への連続した入球を阻止し、確実
に一個の玉のみの変動入賞装置への入球で特別の入賞口
に至るか否かを判定させると共に遊技者への興趣も減退
させないパチンコ機を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、打球を受け
入れない閉状態と打球を受け入れ易い開状態とに変換可
能な一対の開閉部材を設ける変動入賞装置を有するパチ
ンコ機において、一対の開閉部材の上部に、上部と片側
からの入球を阻止しうる阻止部を設けると共に、一対の
開閉部材の打球を受け入れる側の一片に、打球を一個の
み把持し得る停留把持部を設けて構成した。
【0006】また、打球を受け入れない閉状態と打球を
受け入れ易い開状態とに変換可能な開閉部材を設ける変
動入賞装置を有するパチンコ機において、該開閉部材の
上部に、上部と片側からの入球を阻止しうる阻止部を設
けると共に、前記開閉部材に、打球を一個のみ把持し得
る停留把持部を設けるものとしてもよい。
【0007】
【発明の作用】この発明は、変動入賞装置への打球の入
球は、打球を一個のみ把持しうる開閉部材により、最初
の入球の球把持のため、次の入球は阻止されて連続して
は入球することができないため、一個の玉のみの入球で
特別の入賞口に至るか否かを決定させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】打球を受け入れない閉状態と打球
を受け入れ易い開状態とに変換可能な開閉部材を設ける
変動入賞装置を有するパチンコ機において、開閉部材の
上部に、上部と片側からの入球を阻止しうる阻止部を設
けると共に、この開閉部材に、打球を一個のみ把持し得
る停留把持部を設けて構成した。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1はこの発明の実施例が適用される所謂第3種
のパチンコ機の正面図を示す。パチンコ機1の前面枠2
には、金枠3、ガラス扉枠4,前面板5等が取付けら
れ、前面枠2の裏面には、遊技盤6が着脱自在に取付け
られている。遊技盤6には、打球を誘導すると共に遊技
領域7を区画形成する誘導レール8がほぼ円状に植設さ
れている遊技領域7のほぼ中央には、開閉可能なチュー
リップ式の一対の開閉部材9a、9bを最上部に設ける
縦長状の変動入賞装置9が取着されている。
【0010】また、変動入賞装置9の左方には、手前側
の外れ穴10aと奥側の入賞穴10bを有する部屋状の
2穴入賞口10を設け、同装置9右側に第3種始動入賞
口11、その下方に一対のチューリップ式の可動翼片1
2a、12bを設ける大入賞口12が設けられている。
この可動翼片12a、12bは、図示しないソレノイド
SOL2で駆動される構成を有している。更に、最下方
には、通常入賞口13が設けられ、その上部左右にはラ
ンプ付の入賞口14,15が設けられ、入賞口14の上
部には通常入賞口16設けられている。
【0011】また、前記開閉部材9a、9bの上部に
は、屋根状で、上部と右側からの入球を阻止しうる阻止
部17が植設され,更にその直上部には、中央の5×7
セグメントでなるラッキ−ナンバーの表示部18aを囲
む4個の発光素子LEDでなる保留数の表示部18bを
備える表示部付の天入賞口18が設けられている。この
天入賞口1の左右にはランプLP〜LPで飾り照射され
る一対の風車19、20が設けられている。最下部には
上記いずれの入賞口にも入賞しない打球を回収するアウ
ト口21が設けられる。
【0012】また、変動入賞装置9の左側の開閉部材9
aには、打球を一個のみ把持し得る停留把持部9cが凹
設されている。また、開閉部材9a、9bは、図1では
図示しないソレノイドSOL1で駆動される構成を有
し、この変動入賞装置9の上部前面には、左右に一対の
5×7セグメント表示部でなる図柄表示部9d、9eが
備えられている。この図柄表示部9d、9eの下方にラ
ッキ−ナンバー表示用の1〜9の数字が表示がされた発
光素子LEDが円弧状に配置されている。
【0013】また、前記2穴入賞口10の入賞穴10b
への入球を検出する検出スイッチYSWを備え、第3種
始動入賞口11は、図示しないサーボモータにより5回
転/分で回転される回転体11aを有し、この回転体1
1aの一カ所に、入球を受け止める凹部11bが設けら
れ、この凹部11bで打球を保持誘導して下方に備える
第3種始動口スイッチESWで検出する構成とされてい
る。なお、検出スイッチYSWは図柄表示部9d、9e
の作動ゲートとしての機能が付与されている。
【0014】また、大入賞口12には、入球を計数する
テンカウントスイッチTSWが備えられ、この計数値を
第3種始動入賞口11の下方に備える、LEDの小型セ
グメントでなる計数表示部12cで表示可能とされてい
る。これら検出スイッチ、ソレノイド、サーボモータ
は、図示されない。また、前記前面板5の表面には、払
出された賞球を貯留し、かつ発射位置に打球を供給する
上皿22が固着され、この上皿22の下方の前面板5に
は、打球の弾発力を調節するハンドル23や、上皿22
に貯留することができなかった賞球を貯留する下皿24
が取付られている。なお、上記大入賞口12は賞球払出
数は15個とし、他の各入賞口、変動入賞装置9の賞球
払出数はは全て6個とされている。
【0015】次に、変動入賞装置9の詳細を、図2〜1
0図により説明する。図2は前記変動入賞装置9の正面
図であり、図3は、図2の〓−〓矢示の変動入賞装置9
の部分縦断面図である。変動入賞装置9は、取付穴Hを
利用して遊技盤6の表面に全体を取付ねじS(図2参
照)で取付けられる外周に鍔状に張り出した取付基板9
fを有し、この上部には、打球を受ける山形状の飾受枠
9gが突設され、中央部には飾受枠9gに連接開口した
窓部9hを設け、更に下方には、窓部9hに続く権利の
発生部9iが形成されている。
【0016】飾受枠9gにおいては、開閉部材9a、9
bの開時に受け入れられた打球Bを中央通路9k上で検
知する検出スイッチASWが内蔵されている。窓部9h
においては、開口前部より、前方に下降する傾斜板25
に僅かの間隙をおいて繋がる転動板26を舞台として左
右に傾動されるサッカー少年の人形板状のキヤラクタ2
7が奥に覗かれるように構成されている。窓部9hの両
側部には、前記検出スイッチASWを通る打球Bを左右
に振分けて誘導する左通路9m、右通路9nが形成さ
れ、両通路9m、9nの下端は、中央が下方にやや湾曲
した前記転動板26上に開放されている。
【0017】この転動板26の傾動、キヤラクタ27の
揺動は、15度/パルスで駆動されるステッピングモー
タM1によりなされる。即ち、同モータM1は、前記ソ
レノイドSOL1がOFFされてから1秒経過後に低速
で180度回動した後に、フォトインタラプタでなる光
スイッチPSW1で検知される原点まで高速で回動復帰
する構成とされている。次に窓部9hの前面下方Dに
は、外れ表示OUT、特別入賞のV表示等のイラスト
が、図4に示されるように前面飾枠部9pに表示された
前記権利の発生部9iに表示されている。
【0018】前面飾枠部9pは、取付基板9fにねじ止
め形成されている。この発生部9iの中央上部には、打
球Bの停留を検出する停留スイッチBSWが設けられ、
停留スイッチBSWの両側には外れ口9r、9sが形成
されている。従って転動板26上に至る打球Bは、停留
スイッチBSW又は、外れ口9r、9sの2者の内一方
に導かれる。
【0019】停留スイッチBSW直下の前面飾枠部9p
内には、30回転/分で駆動されるサーボモータM2に
より駆動される回転体28が収納される。回転体28の
一個所には停留スイッチBSWからの入球を受け止める
凹部28aが設けられ、この凹部28aに嵌まる打球を
回動誘導して下方に備える特別装置スイッチZSWで検
出する構成とされている。また凹部28aの上を向いた
位置を検出するため、後述のフォトインタラプタでなる
光スイッチPSW2が設けられている。
【0020】前記開閉部材9a、9bの基部には、飾受
枠9gの軸支持穴9t〜9tにはまるピン軸9u〜9u
が形成され、内側の下方には開閉用の係止溝9x、9y
が形成されている。この開閉部材9a、9bの開閉機構
Cを図5に示す。開閉機構Cの主機構は、飾受枠9gの
後方に延設され、遊技盤6の取付穴H内に配置される誘
導枠29に内蔵されている。誘導枠29の後方には、L
型状の支持板30に取付けられるソレノイドSOL1が
遊技盤6と直交して配置されている。
【0021】次に開閉機構Cの主機構を説明する。誘導
枠29内のほぼ中央には、全体は図6に示されるように
コ字状で、先端部に前記係止溝9x、9yと係合される
係合ピン31a,31bを突設した開閉片31が支軸3
2により揺動自在に軸支されている。開閉片31の前後
部には高さの異なる爪部31c、31d、31e、31
fが上方に突設形成されている。また、ソレノイドSO
L1のプランジャ33の先端部にはスプリング34を介
挿してリンク部材35が係止ピン36により係止されて
いる。
【0022】リンク部材35は、図6に示されるよう
に、上方から視て略T字状でなり、前記爪部31c、3
1eと、31d、31f間に遊嵌される中央基板部35
a(図5,図7で断面で図視される)と、同基板部35
aの前方左右の上部に配置される蒲鉾状の掛部35b、
35cと、後部のプランジャ33との係止部35dが一
体形成されている。掛部35b、35cは、前記爪部3
1e、31fを引掛けるもので、その外側には、誘導枠
29の内側に形成された摺動溝29a、29bに、摺動
自在に嵌まる摺動部35e、35fが形成されている。
【0023】開閉機構Cの作用を説明する。ソレノイド
SOL1がOFF状態にあると、図5で示すようにプラ
ンジャ33がスプリング34の付勢力により前方に位置
して、リンク部材35の中央基板部35aの先端は、開
閉片31の爪部31c、31dを前方に押し、係合ピン
31a,31b先端を下降し、係止溝9x、9yを介し
て開閉部材9a、9bを閉じるものである。
【0024】ここで、ソレノイドSOL1がON状態に
かわると、図7で示すようにプランジャ33がスプリン
グ34を圧縮し、プランジャ33を後方に位置して、リ
ンク部材35の掛部35b、35cの後端は、開閉片3
1の爪部31e、31fを後方に引き、係合ピン31
a,31b先端を上昇させ、係止溝9x、9yを介して
開閉部材9a、9bを開くものである。
【0025】次に、図3において、飾受枠9g内の開閉
部材9a、9bの下方にはラッキーナンバー表示0〜9
を行う発光素子LEDを取付けるプリント基板37が固
定される。飾受枠9gの下方には前記窓部9hを後方か
ら囲う有色透明部材でなる舞台壁38が形成される。こ
の舞台壁38は他の諸部材の取付け部材と一体形成され
てる。窓部9hの奥の舞台壁38には、前記キヤラクタ
27が軸支されている。キヤラクタ27は軽量な合成樹
脂材でなり、上部裏面には軸支部27aが、下方裏面に
はピン27bがそれぞれ突設され、最下部には金属製の
重錘27c、27cがインサート成形により埋込まれて
いる。
【0026】キヤラクタ27は軸支部27aにより揺動
自在に軸支されるが、自然状態において重錘27c、2
7cにより垂直元位置に復帰されるものである。なお、
ピン27bは、舞台壁38に貫通された円弧状の長穴3
8aに案内されて揺動範囲が規制され且つ転動板26の
揺動手段で変位される。転動板26の揺動手段は、図3
のZ−Z矢視の図8、図8のA−A矢視の図9により説
明される。
【0027】図8、図9において、舞台壁38の後面に
は、舞台を点滅照明するランプLP、発光素子LEDを
取付けるプリント基板39が、同基板39の後面には、
L字状のモータの取付板40が、長短各スペーサを介し
てそれぞれ固定されている。取付板40には、ステッピ
ングモータM1及び光スイッチPSW1が固定され、同
モータM1の出力軸には、周上の一個所にスリット状の
比較的に浅い切欠部41aを形成した遮蔽円板41が固
定されている。
【0028】この光スイッチPSW1の検出隙間に、遮
蔽円板41の一部が挿入されるように配置されている。
取付板40の後面には、同板40と取付部材を覆うテー
ブル状の枠部材Wがスペーサを介して固定されている。
この枠部材Wに、変動入賞装置を制御する電子部品を取
付けるプリント基板42が固定されている。遮蔽円板4
1の切欠部41aの内側には、転動板26を揺動するた
めのピン41bが植設されている。
【0029】前記転動板26は、窓部9hの奥下方に配
置される。この転動板26の関連要素を図10の分解斜
視図をも参照して説明する。転動板26の後端部は、支
軸43により軸支され且つ揺動アーム44の前端部44
aと連結されている。揺動アーム44の後端部44bに
は、長穴状の案内溝44cが形成され、この案内溝44
cにピン41bが嵌められている。L字状の揺動アーム
44の前端部44aは、転動板26の後端部の切欠形成
された軸支部26aに嵌められ支軸43により連結され
ている。
【0030】揺動アーム44の中央よりやや前位置に
は、キヤラクタ27のピン27bと接することのできる
斜面部45aを上端部に有する揺動片45が位置決め且
つねじ止めされている。この構成により、ステッピング
モータM1の駆動により、揺動アーム44、転動板26
は、ピン41bと案内溝44cを介して支軸43を中心
に上下に揺動される。この揺動に付随して揺動片45も
上下に変位され、キヤラクタ27のピン27bは、斜面
部45aに接して長穴38aに案内されて変位される。
【0031】このため、キヤラクタ27は左右に揺動さ
れ、ピン27bと斜面部45aが外れた場合には、重錘
27c、27cにより垂直元位置に復帰されるものであ
る。また、転動板26の先端に到る打球Bは、図3に示
されるように、転動板26の先端が上昇する傾斜により
傾斜板25を乗り越え、前面飾枠部9pの内側の前記停
留スイッチBSW又は、外れ口9r、9sの2者の内一
方に導かれる。
【0032】図3を参照して、この打球Bが停留スイッ
チBSWの検出部に停留する場合の構成を説明する。停
留スイッチBSWの直下に配置される回転体28の軸部
28bは、取付基板9f側に垂直に形成された軸支部9
zに支承され、その後端部には、遮蔽円板46がねじ止
め固定されている。遮蔽円板46の周上の一個所には、
図示しないスリット状の比較的に浅い切欠部46aが形
成され、その後端部には爪部46bが形成され、この爪
部46bと噛み合うカップリング47を介してサーボモ
ータM2と回転体28は連結されている。
【0033】また、前記光スイッチPSW2の検出隙間
に、遮蔽円板46の一部が挿入されるように構成されて
いる。サーボモータM2と光スイッチPSW2は、取付
基板9f側にスペーサ、支持部材を介して固定されてい
る。停留スイッチBSWを通過して回転体28の凹部2
8aに嵌った打球Bが回動誘導されて右下の後方に傾斜
する特別通路48に送られると、図2のY−Y線矢示の
図11に示すように遊技盤6の裏面下方に設けた特別装
置スイッチZSWで検出され、所謂権利発生の起因とさ
れる。
【0034】一方、打球Bが停留スイッチBSW外の外
れ口9r、9sに至る場合を、図2を参照して説明す
る。外れ口9rに至った打球Bは外れ通路49を介して
図示しない遊技盤6の裏面の球排出口に送球される。外
れ口9sに至った打球Bは、図11の特別通路48の上
方で、後方に傾斜する外れ通路50を介して図示しない
遊技盤6の裏面の球排出口に送球される。これらの場合
は、権利発生はされない。
【0035】上記のパチンコ機1を制御するための制御
回路のブロック図を第12図に示す。図において、制御
中枢である中央処理装置CPUと、CPUの動作プログ
ラムが格納されたメモリであるROMと、読出し及び書
込み可能であるメモリであるRAMと、外部信号との入
出力をするための回路であるインターフェイスIOとが
接続されている。このインターフェイスIOを主体とし
て検出スイッチ類、駆動、表示手段等の周辺機器との入
出力がなされる。
【0036】即ち、前記検出スイッチYSW、ESW、
ASW、BSW、ZSWは検出回路51を介してインタ
ーフェイスIOに接続されている。大入賞口12に備え
るテンカウントスイッチTSWは10カウント検出回路
52を介してインターフェイスIOに接続されている。
またソレノイドSOL1、SOL2は駆動回路53を介
してインターフェイスIOに接続されている。
【0037】遊技盤6内に点灯表示されるランプLP、
発光素子LED類は、表示駆動回路54を介してインタ
ーフェイスIOに接続されている。大入賞口12のテン
カウント計数表示部12cと、ラッキーナンバー表示用
の表示部18aとは、表示駆動回路55、56を介して
それぞれインターフェイスIOに接続されている。図柄
表示部9d、9eも、表示駆動回路57を介してインタ
ーフェイスIOに接続されている。
【0038】ステッピングモータM1、サーボモータM
2は、ステッピングモータの駆動回路58、サーボモー
タの駆動回路59をそれぞれ介してインターフェイスI
Oに接続されている。中央処理装置CPUの暴走監視、
パワーオンリセット、割込み、監視、アドレスデコード
の関連制御回路60もインターフェイスIOに接続され
ている。これらシステム全体の電源供給は電源回路PW
によって行われる。
【0039】上記の構成のパチンコ機1の作用について
説明する。電源が投入されて、関連制御回路60による
パワーオンリセット等及びプログラム上の初期化の後、
ハンドル23の操作により打球Bが勢い良く、遊技領域
7に射出される。この内の打球Bが2穴入賞口10の入
賞穴10bに入賞すると、作動ゲートとしての検出スイ
ッチYSWが作動され、6個の賞球の払出しと共に、図
柄表示部9d、9eの図柄を変動させると共に、この変
動があったことを保留数の表示部18bに記憶させる。
この記憶数は発光素子LEDの数である4個を最大とす
る。
【0040】この図柄は本実施例では図13に示す数字
及び非数字を含む20のパターンが用意されている。図
柄の変動は、約3〜7秒変動後停止される。この停止時
に図柄表示部9d、9e共に数字の同図柄の場合には、
ソレノイドSOL1が駆動され開閉部材9a、9bが開
かれる。この開放の態様は図14に示される。この内、
項目1の場合は、図15のタイミング図で示される。こ
の図柄表示部9d、9eの変動は、停止前に両図柄が揃
ったように見える、通常のリーチパターン、数字が縦方
向に圧縮された様に見える縦縮リーチパターン、数字が
往復している様に見える往復リーチパターンの3種類の
所謂リーチパターンが用意されている。また、図柄表示
部9d、9eが揃ったように見える位置から再変動する
ルーチンも用意されている。例として図柄表示部9d、
9eが1,1 5,5 9,9等である。
【0041】上記の開閉部材9a、9bの開放時に打球
が、変動入賞装置9に入球する場合は、図2に示される
様に阻止部17により開閉部材9b側から入球は阻止さ
れて開閉部材9aの停留把持部9cに受球把持される。
打球Bが、開閉部材9a、9bの開放中に停留把持部9
cに把持された後にソレノイドSOL1がOFFされ開
閉部材9a、9bが閉じられると、打球Bは中央通路9
kを通過して検出スイッチASWを作動させ入賞による
6個の賞球の払出しをさせる。続いて、打球Bは、窓部
9hの両側部左通路9mまたは、右通路9n中を落下し
て転動板26上に至る。ここで転動板26は図9で示さ
れる略原位置に停止される。
【0042】ここで、ソレノイドSOL1がOFFされ
てから1秒経過後に、光スイッチPSW1で検知される
原点に停止していたステッピングモータM1は、低速で
180度回動した後に、光スイッチPSW1で検知され
る原点まで高速で回動復帰する構成とされているので、
同モータM1の回動により遮蔽円板41、ピン41b、
揺動アーム44を介して転動板26は傾動され、転動板
26上の打球Bは傾斜板25に乗り上げ、停留スイッチ
BSW又は、外れ口9r、9sの2者の内の一方に導か
れる。一方、この転動板26の傾動に付随して、揺動ア
ーム44に取付けられた揺動片45の斜面部45aは、
キヤラクタ27のピン27bを押圧するのでキヤラクタ
27は左右に揺動する。
【0043】前記のように転動板26は中央が下方に湾
曲しているので、打球Bは同板26の中央に停まる傾向
にはあるが、運動エネルギーを完全に消耗していないの
で適切な動きをしており、前記傾斜板25に乗り上げ、
適切な確率をもって停留スイッチBSW又は、外れ口9
r、9sの内の一方に落下する。傾斜板25の下方に位
置する回転体28は、通常反時計回りに、30回転/分
で駆動されるサーボモータM2により回転しているが、
打球Bが停留スイッチBSWの検出位置に入った場合は
時計回りに逆転して打球Bを回動誘導し、右下の特別装
置スイッチZSWに導く。
【0044】打球Bが外れ口9r、9sに外れた場合
は、前記外れ通路49、50を介して排出され単なる入
賞球の処理にとどまる。ここで停留スイッチBSWを作
動させたことを起因として、サーボモータM2は逆転
し、打球Bを特別通路48を介して回動誘導し、右下の
特別装置スイッチZSWに導く。このスイッチZSWの
作動により特別作動装置が作動する所謂権利発生とな
り、ラッキーナンバー表示用の表示部18aが数秒変動
し、この停止後に図柄表示部9d、9eの下方の発光素
子LEDが点灯する。
【0045】この権利発生中に第3種始動入賞口11に
打球Bが入賞し、回転体11aの凹部11bにより回動
誘導され第3種始動口スイッチESWで検出されと大入
賞口12の可動翼片12a、12bは9.8秒間開放さ
れる。この開放回数はテンカウント計数表示部12cに
より計数表示される。この可動翼片12a、12bの開
放回数は16回、テンカウント計数表示部12cの計数
表示は10の制限が存在する。なお、図柄表示部9d、
9eの変動は、停止時の両図柄数字の同一によるが、前
記保留数の表示部18bの発光素子LEDに保留表示が
ある場合は、変動される。この保留は、保留0、保留
1、保留2、保留3の4態様となり変動時間は図16の
表に示される。
【0046】本発明は上記の好適な実施例に限らず、技
術思想として、打球を受け入れない閉状態と打球を受け
入れ易い開状態とに変換可能な開閉部材を設ける変動入
賞装置を有するパチンコ機において、該開閉部材の上部
に、上部と片側からの入球を阻止しうる阻止部を設ける
と共に、前記開閉部材に、打球を一個のみ把持し得る停
留把持部を設け、変動入賞装置への連続入球を阻止しう
る構成としても実現可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明は、打球を受け入れない閉状態と
打球を受け入れ易い開状態とに変換可能な開閉部材を設
ける変動入賞装置を有するパチンコ機において、開閉部
材の上部に、上部と片側からの入球を阻止しうる阻止部
を設けると共に、この開閉部材に、打球を一個のみ把持
し得る停留把持部を設ける、変動入賞装置への入球を機
械的に制限する構成としたので、電子的な入球制御手段
に比し故障が無く確実である。
【0048】また、最初の入球の球把持のため、次の入
球は阻止されて連続しては入球することができないた
め、遊技者には、一個の玉のみの入球で特別の入賞口に
至る未必の可能性を時間をかけて期待することができる
興趣を持たせるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のひとつであるパチンコ機の
正面図である。
【図2】変動入賞装置の正面図である。
【図3】図2のX−X矢示の部分 断面図である。
【図4】図2のDで示す説明図である
【図5】図3の開閉機構Cの部分断面図である。
【図6】開閉部材とリンク部材の部分的な斜視図であ
る。
【図7】開閉機構Cの開いた状態の部分断面図である。
【図8】図3のZ−Z矢視図である。
【図9】図7のA−A矢視図である。
【図10】転動板の関連要素の分解斜視図である。
【図11】図2のY−Y矢示の部分 断面図である。
【図12】本発明の一例である制御回路のブロック図で
ある。
【図13】図柄表示部のパターン図である。
【図14】開閉部材の開放の態様の表である。
【図15】図14の一部を説明するタイミング図であ
る。
【図16】保留変動時間の表である。
【符号の説明】
1−−パチンコ機 9−−変動入賞装置 9a、9b−−開閉部材 9c−−停留把持部 17−−阻止部 B−−打球

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打球を受け入れない閉状態と打球を受け入
    れ易い開状態とに変換可能な一対の開閉部材を設ける変
    動入賞装置を有するパチンコ機において、 該一対の開閉部材の上部に、上部と片側からの入球を阻
    止しうる阻止部を設けると共に、前記一対の開閉部材の
    打球を受け入れる側の一片に、打球を一個のみ把持し得
    る停留把持部を設け、変動入賞装置への連続入球を阻止
    しうることを特徴としたパチンコ機。
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