JP4642728B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ球が特定の入賞装置に入賞したときに羽根が開放されることで、パチンコ球を内部に送り込むことが可能となる役物を備えた遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置される遊技機としてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機の中には、羽根モノと呼ばれる役物を備えたパチンコ機がある。この羽根モノと呼ばれる役物は、開閉動作する羽根が設けられており、例えば始動チャッカーにパチンコ球が入賞すると一定回数開閉動作される。この開閉動作の過程で開放された羽根によって受け止められたパチンコ球は、例えば役物の内部に設けられたステージ上を転動した後、ステージ上から落下して、ステージの下方に設けられた当たり口、又はハズレ口に入る。
例えば当たり口に入ると、遊技者に有利な当たりモードとなり、上述した羽根が例えば18回を上限として開閉動作されるか、その開閉動作中に例えば10個のパチンコ球が上役物の内部に入ると羽根の開閉動作が終了し、1ラウンドが終了する。この1ラウンドが終了する間に、役物の内部に入ったパチンコ球が当たり口に入ると、再度羽根が開閉動作を開始し、2ラウンド目が開始される。この当たりモードでは、例えば15ラウンドを上限として行われる。これにより、ラウンド数を多く消化すれば、数多くの賞球を得ることができる。
このような羽根モノと呼ばれる役物の中には、上述した当たり口に向けて送り込む可動物や、パチンコ球の転動方向を変化させる可動物等、種々の可動物が設けられており、これら可動物が動くことによって、役物の内部に入ったパチンコ球が当たり口に入ることを遊技者に期待させるようにしている。
特開2003−276278号公報
しかしながら、このような可動物は、予め始動入賞してから所定時間後、或いは羽根が開閉動作を開始してから所定時間後に動くように制御されていることが多く、また、役物の内部に受け入れられるパチンコ球は、可動物にのみ影響されることから、役物の内部に入ったパチンコ球は、可動物が動く前に回収されてしまうのがほとんどである。このため、可動物を動かすタイミングを早めたり、羽根の開放時間を長くすることで当たり口に入るパチンコ球の入賞率を高くすることで、当たり口にパチンコ球が入ることへの期待感を遊技者に与えることも考えられるが、単に当たり口に入るパチンコ球の入賞率を高くすることは遊技の射幸性を遊技者にあおることに繋がるため、あまり好ましくない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、当たり口への入賞率を変えなくても、当たりに対する期待感を抱かせることができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、パチンコ球を受け入れる開き位置と前記パチンコ球を受け入れない閉じ位置との間で回動する羽根を備えた役物を有し、前記羽根が開き位置にあるときに受け入れられたパチンコ球が前記役物の内部を転動した結果に基づいて、遊技者に特典を付与するか否かが決定される遊技機において、前記役物は、前記羽根が前記開き位置から前記閉じ位置に向けて回動するときに受け入れたパチンコ球を前記羽根との間で挟み込む側壁を有し、前記羽根と前記側壁とにより挟み込まれたパチンコ球は、前記閉じ位置に向けて回動する羽根の押圧を受けて、前記羽根と前記側壁とによって挟み込まれた状態が維持されながら前記役物の内部に向けて移動することを特徴とする。なお、特典とは、より多くの入賞が得やすくなる大当たり状態等が挙げられる。
また、前記羽根は、長手方向の一端部を回動中心として前記開き位置と前記閉じ位置との間で回動するとともに、前記回動中心となる一端部から他端部に向けて前記長手方向と直交する幅が狭くなるように形成されており、前記羽根の側面のうち、前記羽根と前記側壁とによって前記パチンコ球を挟み込んだときに前記パチンコ球を押圧する側面の少なくとも前記他端部近傍が、前記長手方向において前記側壁から離れるように湾曲していることを特徴とする。
また、前記役物は、前記パチンコ球を受け入れる開口と、前記パチンコ球の前記開口への転動を許容する許容位置と前記開口への転動を禁止する禁止位置との間で移動する可動物とを備え、前記可動物は、前記羽根が前記閉じ位置に移動してから予め設定された時間後に、前記許容位置から禁止位置へと移動することを特徴とする。なお、開口とは、例えば回収経路へ導く回収口や、役物の内部の他の領域へと導くワープ通路用の開口などが挙げられる。
また、前記役物は、前記パチンコ球が転動するステージと、前記ステージの下方に設けられ、前記特典が付与される当たり領域と、前記特典が付与されないハズレ領域と、を備えており、前記禁止位置に移動した可動物は、前記ステージから前記当たり領域又はハズレ領域に到達するまでの前記パチンコ球の転動軌跡上に位置することを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、羽根が閉じるときに受け入れたパチンコ球を、羽根と役物の側壁との間で挟み込んだ状態を維持しながらパチンコ球を役物の内部に向けて移動させることで、パチンコ球が役物の内部に入るタイミングを遅らせることができる。
また、羽根と側壁とによって挟み込まれたパチンコ球を押圧する側面において、回動中心とは反対側の他端部近傍が長手方向において側壁から離れるように湾曲していることで、挟み込まれたパチンコ球を役物の内部に向けて確実に移動させることができる。
また、役物に設けられる可動物を羽根が閉じてから予め設定された時間後に移動させることで、羽根と役物の側壁との間で挟持されることで役物内に入るタイミングがずれたパチンコ球を開口へと転動させる可能性を低くし、特典が付与される可能性を高くすることができる。
また、禁止位置に可動物が移動した場合には、ステージから当たり領域、又はハズレ領域に向けて転動するパチンコ球の転動軌跡上に可動物が位置することになるから、ステージから当たり領域、又はハズレ領域に向けて転動するパチンコ球の転動方向を変化させることができる。このように、パチンコ球の転動方向を変化させることで、もしかしたら当たり領域に入るかもという期待感を遊技者に与えることができる。
図1は、本発明を実施したパチンコ機(遊技機)の正面図である。パチンコ機10の前面上部には、前面扉11が設けられている。この前面扉11の中央には開口11aが設けられおり、この開口11aは前面扉11の内側から例えばガラス板(図示省略)によって覆われている。遊技者は開口11aを覆うガラス板を介して、遊技領域20に設けられた構造物や、遊技領域20を流下するパチンコ球45(図3参照)を視認することができる。
パチンコ機10の前面下部には、パチンコ球45を供給する供給皿15や、遊技領域20にパチンコ球45を打ち出す際に操作される操作ハンドル16が設けられている。操作ハンドル16は、その操作量によってパチンコ球45の打ち出し強さが変化するようになっている。
遊技領域20は、ガイドレール21によって囲まれた略楕円形状の領域から構成され、その略中央に羽根モノと呼ばれるセンター役物(役物)25が設けられている。このセンター役物25の側方には、風車26や、図示を省略した障害釘が設けられている。また、センター役物25の下方には、複数の始動チャッカー27〜29が設けられている。以下では、中央に設けられる始動チャッカー27を中央始動チャッカー27と称し、左側に設けられる始動チャッカー28を左始動チャッカー28と称し、右側に設けられる始動チャッカー29を右始動チャッカー29と称して説明する。
これら始動チャッカー27〜29のいずれかにパチンコ球45が入ると、後述するセンター役物25の羽根35,36(図2参照)が所定回数開閉動作する。例えば左始動チャッカー28、又は右始動チャッカー29にパチンコ球45が入ると、羽根35,36が1回開閉動作される。また、中央始動チャッカー27にパチンコ球45が入ると、羽根35,36が2回開閉動作される。なお、符号30はアウト口であり、始動チャッカー27〜29に入賞しないパチンコ球45を回収するために設けられている。
図2に示すように、センター役物25は、羽根35,36と、これら羽根35,36が組み付けられる役物本体37とから構成されている。以下では、図2において、センター役物25の左側に設けられる羽根35を左羽根35と称し、センター役物25の右側に設けられる羽根36を右羽根36と称して説明する。左羽根35は、透光性を有する合成樹脂から形成された羽根本体38と、着色された合成樹脂から形成された化粧板39から構成されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、羽根本体38は、センター役物25を正面から視認したときに、長手方向の一端部を回動中心(図3中符号Z)として回動する。この羽根本体38は、長手方向に直交する幅が回動中心となる一端部から他端部に向けて狭くなるように形成されている。羽根本体38の側面のうち、パチンコ球45が挟み込まれたときに当接された後、パチンコ球45を押圧する側面38aは、上述した他端部近傍が長手方向において側壁37aから離れるように湾曲するように形成されている。化粧板39は、羽根本体38の回動中心とは反対側の端縁部が露呈するように羽根本体38の前面に組み付けられている。同様にして、右羽根36は、羽根本体40と化粧板41とから構成されている。
左羽根35,右羽根36は、パチンコ球45を受け入れる開き位置と、パチンコ球45を受け入れない閉じ位置との間で回動する。左羽根35,右羽根36の動作は同様であることから、以下では、左羽根35についてのみ説明し、右羽根36については省略する。図3(a)に示すように、例えば左羽根35が閉じ位置にある場合、左羽根35の先端部と役物本体37の側壁37aとは略当接された状態となっており、パチンコ球45は羽根本体38に沿って流下する。図3(b)に示すように、左羽根35が開き位置にある場合、左羽根35と役物本体37の側壁37aとの間はパチンコ球45の直径よりも広い隙間が形成されているので、センター役物25に沿って流下するパチンコ球45は、左羽根35と役物本体37の側壁37aとの間に入り込み、役物本体37に設けられた送込通路46へと流下する。この送込通路46への流下の際に、後述する左入賞検知センサ138によって検知される。なお、右羽根36が閉じたときに受け入れられたパチンコ球45は、役物本体37の側壁37b(図2参照)との間に挟持される。
役物本体37は、詳細は図示しないが、例えば透光性を有する合成樹脂と、着色が施された合成樹脂との2色成形から形成されている。例えば、図3(a)に示すように、役物本体37の化粧部37cは、透光性を有する合成樹脂から形成されており、センター役物25が遊技領域20に配置された場合には、この化粧部37cの背面側に複数のLED50が配置される。これらLED50は、例えば左羽根35が開閉動作されるときに、点滅制御される。上述したように、羽根本体38も透光性を有する合成樹脂から形成されていることで、LED50の点滅制御により羽根本体38をわかりにくくすることができる。
図2に戻って、役物本体37の中央には略方形状の凹部55が設けられている。この凹部55の上下方向の略中央には、ステージ60が設けられている。このステージ60は、その長手方向の中央部がその両端部よりも高くなるように湾曲されている。このステージ60の後端部は、ステージ60を転動するパチンコ球45がステージ60から落下しないように、上方に向けて折り曲げられた形状(以下、落下防止部60a)となっている。そして、落下防止部60aの中央が、パチンコ球45の直径よりも広い幅で切り欠かれている(以下、切り欠き部60b)。また、このステージ60の両端部には、落下孔61,62が設けられている。これにより、パチンコ球45がステージ60を転動する過程で、上述した切り欠き部60bから落下する、或いは、落下孔61,62から落下する。
このステージ60の下方には、補助ステージ65が設けられており、パチンコ球45が受容された可動物(図示省略)が動くことによって、パチンコ球45が補助ステージ65に落下する。この補助ステージ65に落下したパチンコ球45は、補助ステージ65の後方から後述するクルーン70に向けて落下する。
補助ステージ65の下方には、クルーン70が設けられている。図4に示すように、クルーン70は、例えば72°ピッチで5個の受容領域70a〜70eが設けられている。この受容領域のうち4つの受容領域70a〜70dがハズレ領域70a〜70dとして設定され、残り1つの受容領域70eが当たり領域70eとして設定される。このクルーン70の上面であって、回転中心から当たり領域70eに向けて下り傾斜する傾斜面70fが設けられている。例えば補助ステージ65からパチンコ球45が落下した場合には、パチンコ球45はこの傾斜面70fに落下し、当たり領域70eに向けて転動する。
当たり領域70eにパチンコ球45が受容された場合、センター役物25の前面まで当たり領域70eが位置するまでクルーン70が回転すると、当たり領域70eに受容されたパチンコ球45が当たり通路71に落下する。一方、ハズレ領域70a〜70dにパチンコ球45が受容された時には、図4中に示す位置から図4中A方向に72°回転したときに、受容されたパチンコ球45が側方に設けられたハズレ通路72に転動する。
このクルーン70の両側部には、ステージ60の落下孔61,62から落下したパチンコ球45を移動させる移動通路75,76が設けられている。これら移動通路75,76は、センター役物25の前面側に屈曲した部分が位置するように形成された略U字状の傾斜路から構成されている。そして、移動通路75,76の下流側端部は、徐々に幅広となるように形成されている。この移動通路75,76の奥には、回収口(開口)77,78がそれぞれ設けられている。これら回収口77,78は、移動通路75,76を転動したパチンコ球45を回収するために設けられている。以下では、図4中左側の回収口77を左回収口77とし、図4中右側の回収口78を右回収口78と称する。
左回収口77の側方及び右回収口78の側方には、可動体85,86がそれぞれ設けられている。以下では、左回収口77に対して設けられる可動体85を左可動体85、右回収口78に対して設けられる可動体86を右可動体86として説明する。左可動体85は、左回収口77へのパチンコ球45の進入を許容する許容位置と、左回収口77へのパチンコ球45の進入を禁止する禁止位置(図5参照)との間で回動する。例えば許容位置に左可動体85が位置している場合には、移動通路75を転動したパチンコ球45は、左回収口77に向けて(図4中B方向に)転動する。また、右可動体86も同様であり、右可動体86が許容位置にあるとときには、移動通路76を転動するパチンコ球45は、右回収口78に向けて(図4中C方向に)転動する。
また、左可動体85が禁止位置にあるときには、移動通路75を転動したパチンコ球45は、左可動体85によって弾かれることで、その転動方向が図5中D方向へと変化し、送込み部90に向けて転動する。同様にして、右可動体86が禁止位置にあるときには、移動通路76を転動したパチンコ球45は、右可動体86によって弾かれることで、その転動方向が図5中E方向へと変化し、送込み部90に向けて転動する。
左回収口77と右回収口78の間の中央には、ステージ60の切り欠き部60bから落下したパチンコ球45の転動方向を図4中F方向、或いは図4中G方向のいずれかに振り分けるための振分け片95が設けられている。この振分け片95の両側方には、振分け片95から離れるに従って下り傾斜する傾斜片96、97が設けられている。また、左回収口77の上方には、パチンコ球45の転動方向を図4中F方向から図4中H方向に変化させる方向切替用の傾斜片98が設けられている。この傾斜片98を転動したパチンコ球45は、クルーン70の奥に設けられた送込み部90に向けて(図4中J方向に)転動する。同様にして、右回収口78の上方には、パチンコ球45の転動方向を図4中G方向から図4中I方向に変化させる方向切替用の傾斜片99が設けられている。この傾斜片99を転動したパチンコ球45は、クルーン70の奥に設けられた送込み部90に向けて(図4中K方向に)転動する。
図6は、パチンコ機10の電気的構成を示す機能ブロック図である。なお、図6においては、遊技制御に関わる箇所についてのみ記載し、その他の構成については省略して示す。このパチンコ機10は、遊技制御装置110を備えている。この遊技制御装置110は、CPU111、ROM112、RAM113を備えている。CPU111は、ROM112に記憶された遊技制御プログラム115を読み出すことで、遊技制御装置110に入力される各種信号に基づいて、各部を制御する。また、RAM113には、CPU111が遊技制御プログラム115を実行する際の演算子やフラグなどが一時的に記憶される。
上述したように、センター役物25には、左羽根35、右羽根36、左可動体85、右可動体86及びクルーン70が設けられており、これらを動作させる駆動源がそれぞれ設けられている。例えば、左羽根35や右羽根36を開閉動作する駆動源として、ソレノイド120,121が用いられる。また、左可動体85や右可動体86を許容位置と禁止位置との間で回動させる駆動源として、ソレノイド122,123が用いられる。さらに、クルーン70を回転させる駆動源として、ステッピングモータ124が用いられる。なお、符号125はステッピングモータ124を駆動するドライバである。
フォトインタラプタ126は、クルーン70が回転したときに、クルーン70の基準位置を検知するために設けられている。基準位置としては、例えば、当たり領域70eと、当たり通路71とが連通するときのクルーン70の位置が挙げられる。この基準位置を検知することで、クルーン70の回転位置が認識される。
左始動入賞検知センサ135は、左始動チャッカー28の内部に設けられている。この左始動入賞検知センサ135は、左始動チャッカー28に入賞したパチンコ球45を検知し、その検知信号(左始動入賞信号)をCPU111に向けて出力する。CPU111は、左始動入賞信号を受けて、払出制御装置145に払出信号を出力する。また、CPU111は、ソレノイド120,121への給電・給電停止を行って左羽根35、右羽根36の開閉動作を行うとともに、ソレノイド122,123への給電・給電停止を行って、左可動体85、右可動体86を許容位置と禁止位置との間で回動させる。
中央始動入賞検知センサ136は、中央始動チャッカー27の内部に設けられている。この中央始動入賞検知センサ136は、中央始動チャッカー27に入賞したパチンコ球45を検知し、その検知信号(中央始動入賞信号)をCPU111に向けて出力する。CPU111は、中央始動入賞信号を受けて、払出制御装置145に払出信号を出力する。また、CPU111は、ソレノイド120,121への給電・給電停止を行って左羽根35、右羽根36の開閉動作を行うとともに、ソレノイド122,123への給電・給電停止を行って、左可動体85、右可動体86を許容位置と禁止位置との間で回動させる。
右始動入賞検知センサ137は、右始動チャッカー29の内部に設けられている。この右始動入賞検知センサ137は、右始動チャッカー29に入賞したパチンコ球45を検知し、その検知信号(右始動入賞信号)をCPU111に向けて出力する。CPU111は、右始動入賞信号を受けて、払出制御装置145に払出信号を出力する。また、CPU111は、ソレノイド120,121への給電・給電停止を行って左羽根35、右羽根36の開閉動作を行うとともに、ソレノイド122,123への給電・給電停止を行って、左可動体85、右可動体86を許容位置と禁止位置との間で回動させる。
左入賞検知センサ138は、左羽根35が開き位置にある場合に受け入れられたパチンコ球45を検知し、その検知信号(左入賞信号)をCPU111に出力する。同様にして、右入賞検知センサ139は、右羽根36が開き位置にある場合に受け入れられたパチンコ球45を検知し、その検知信号(右入賞信号)をCPU111に出力する。これら左入賞信号、右入賞信号を受けて、CPU111は、払出制御装置145に払出信号を出力する。また、CPU111は、パチンコ機の遊技状態が通常状態であるか、通常状態よりも遊技者に有利な大当たり状態であるかを判定し、例えば大当たり状態となる場合には、これら入賞信号をカウントし、予め設定された上限値に到達したか否かを判定する。
大入賞検知センサ140は、当たり通路71を通過するパチンコ球45を検知し、その検知信号(以下、大当たり信号)をCPU111に向けて出力する。例えば通常状態で、大当たり信号が出力された場合には、CPU111は、遊技状態を通常状態から大当たり状態に移行させるとともに、大当たり状態におけるラウンド数の抽選を行う。これを受けて、ソレノイド120,121への給電及び給電停止を行う。また、大当たり状態の場合には、CPU111は、大当たり信号の出力を受けて、次のラウンドを行う処理を実行する。
払出制御装置145は、CPU111からの払出信号を受けて、払出装置146を駆動し、賞球としてのパチンコ球45を払い出す。パチンコ機10は、払出装置146によって払い出されたパチンコ球45を検知する検知センサ(図示省略)を備えており、払出制御装置146は、検知センサからの検知信号をカウントして、そのカウント値が予め設定された数となる場合に、払出装置146の駆動を停止する。ランプ制御装置147は、パチンコ機10に設けられた電飾や、上述したLED50等の点灯/消灯制御を行う。図柄制御装置148は、センター役物25に設けられた図柄表示装置149の表示制御を行う。
このような構成のパチンコ機において遊技を行った際に左始動チャッカー28や右始動チャッカー29のいずれかにパチンコ球45が入賞した場合には、センター役物25に設けられた羽根や可動体は、以下のように可動する。左始動チャッカー28及び右始動チャッカー29に入賞したときの動作は同一であるので、以下では、左始動チャッカー28に入賞した場合について説明する。
図7に示すように、左始動チャッカー28にパチンコ球45が入賞すると、左始動入賞検知センサ135がオンとなり、左始動入賞信号がCPU111に入力される。この左始動入賞信号を受けて、CPU111は、例えばT1秒後にソレノイド120,121への給電を行う。これにより、左羽根35、右羽根36がそれぞれ閉じ位置から開き位置へと回動する。CPU111は、ソレノイド120,121への給電を行ってからT2秒後にソレノイド120,121への給電を停止する。これにより、左羽根35,右羽根36がそれぞれ開き位置から閉じ位置へと回動する。左始動入賞信号が出力されてから、T3(T3>T1)秒後に、ソレノイド122,123への給電を行って、左可動体85及び右可動体86を許容位置から禁止位置へと回動させる。そして、給電を行ってからT4秒後にソレノイド122,123への給電を停止する。なお、中央始動入賞チャッカー27にパチンコ球45が入賞した場合は、左可動体85及び右可動体86が許容位置に回動してから所定時間後に再度上述した動作が1回繰り返し行われる。
上述した左羽根35、右羽根36が開き位置から閉じ位置への回動する過程で、パチンコ球45が受け入れられる場合がある。左羽根35が閉じ位置へ回動する過程で受け入れられたパチンコ球45は、左羽根35と役物本体37の側壁37aとの間を流下して、センター役物25の内部に受け入れられる。
図8に示すように、受け入れられるパチンコ球45の中には、閉じ位置に向けて(図8中S方向に)回動している左羽根35と側壁37aとによって挟み込まれるパチンコ球45がある。羽根本体38の側面38aは、長手方向における回動中心となる一端部とは反対側の他端部近傍が、長手方向に対して側壁37aから離れるように湾曲しているので、左羽根35の側面38aとパチンコ球45との当接する箇所から、側壁37aとパチンコ球45が当接する箇所までの間隔がパチンコ球45の直径よりも狭い間隔となり、閉じ位置に向けて回動する羽根35の押圧を受けると、左羽根35と側壁37aとの間に挟み込まれたパチンコ球45は、図8中U方向に移動していく。つまり、挟み込まれたパチンコ球は、左羽根35の側面38aと、側壁37aとに接触した状態を保ったまま移動する。そして、左羽根35が閉じ位置に到達する直前で、パチンコ球45の左羽根35と役物本体37の側壁37aとの挟持が解除され、パチンコ球45が送込通路46の内部に流下する。なお、右羽根36についても同様であることから、その説明を省略する。
このように、パチンコ球45が左羽根35と役物本体37の側壁37aとによって挟持された場合には、パチンコ球45がそのまま受け入られた場合に比べて、送込通路46の内部に落下するまでに時間がかかることになる。その後、パチンコ球45はステージ60上を転動し、落下孔61,62から落下する。その後、移動通路75,76を転動する。パチンコ球45が移動通路75,76を転動しているときには、左可動体85、及び右可動体86がそれぞれ禁止位置に位置している状態となることから、移動通路75,76を転動したパチンコ球45は、左可動体85、及び右可動体86によって弾かれ、送り込み部90に向けて転動する。そして、送り込み部90まで転動したパチンコ球45は回転するクルーン70のハズレ領域70a〜70d、又は当たり領域70eに受容される。これによれば、センター役物25の内部に受け入れられたパチンコ球45のうち、クルーン70まで転動するパチンコ球45の数を増やすことができるので、当たり領域70eへ入ることへの期待感を遊技者に与えることができる。
本実施形態では、左羽根35が開き位置にある場合に、羽根本体38の側面38aが側壁37aに向けて突出する湾曲面としているが、これに限定される必要はなく、左羽根を閉じている過程で挟持されたパチンコ球を役物本体の側壁とで挟持した状態を維持したまま、パチンコ球を移動させることができる形状であればよい。
本実施形態では、始動入賞信号が出力されてから左羽根及び右羽根の開閉動作を行うまでの時間と、始動入賞信号が出力されてから左可動体及び右可動体の回動動作を行うまでの時間とをそれぞれ設定することで、羽根が閉じてから所定時間後に可動体が移動するように見せているが、これに限定する必要はなく、例えば、左羽根及び右羽根が閉じてから左可動体、右可動体の回動動作を開始するまでの時間を設定し、この設定された時間に基づいて可動体の動作を行わせるようにしてもよい。
本発明のパチンコ機の外観を示す正面図である。 センター役物の構成を示す斜視図である。 左羽根が閉じ位置にある場合、及び左羽根が開き位置にある場合の左羽根近傍の状態を示す正面図である。 可動体が許容位置にある場合のクルーン近傍の状態を示す斜視図である。 可動体が禁止位置にある場合のクルーン近傍の状態を示す斜視図である。 パチンコ機の電気的構成を示す機能ブロック図である。 始動入賞信号が出力された後の羽根及び可動体の位置を示すタイミングチャートである。 左羽根と役物本体の側壁とによってパチンコ球が挟み込まれた状態を示す正面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
25 センター役物
35 左羽根(羽根)
36 右羽根(羽根)
37a 側壁
45 パチンコ球
60 ステージ
70 クルーン
70a〜70d ハズレ領域
70e 当たり領域
77 左回収口(開口)
78 右回収口(開口)
85 左可動体(可動物)
86 右可動体(可動物)

Claims (4)

  1. パチンコ球を受け入れる開き位置と前記パチンコ球を受け入れない閉じ位置との間で回動する羽根を備えた役物を有し、前記羽根が開き位置にあるときに受け入れられたパチンコ球が前記役物の内部を転動した結果に基づいて、遊技者に特典を付与するか否かが決定される遊技機において、
    前記役物は、前記羽根が前記開き位置から前記閉じ位置に向けて回動するときに受け入れたパチンコ球を前記羽根との間で挟み込む側壁を有し、
    前記羽根と前記側壁とにより挟み込まれたパチンコ球は、前記閉じ位置に向けて回動する羽根の押圧を受けて、前記羽根と前記側壁とによって挟み込まれた状態が維持されながら前記役物の内部に向けて移動することを特徴とする遊技機。
  2. 前記羽根は、長手方向の一端部を回動中心として前記開き位置と前記閉じ位置との間で回動するとともに、前記回動中心となる一端部から他端部に向けて前記長手方向と直交する幅が狭くなるように形成されており、
    前記羽根の側面のうち、前記羽根と前記側壁とによって前記パチンコ球を挟み込んだときに前記パチンコ球を押圧する側面の少なくとも前記他端部近傍が、前記長手方向において前記側壁から離れるように湾曲していることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記役物は、前記パチンコ球を受け入れる開口と、前記パチンコ球の前記開口への転動を許容する許容位置と前記開口への転動を禁止する禁止位置との間で移動する可動物とを備え、
    前記可動物は、前記羽根が前記閉じ位置に移動してから予め設定された時間後に、前記許容位置から禁止位置へと移動することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記役物は、前記パチンコ球が転動するステージと、前記ステージの下方に設けられ、前記特典が付与される当たり領域と、前記特典が付与されないハズレ領域と、を備えており、
    前記禁止位置に移動した可動物は、前記ステージから前記当たり領域又はハズレ領域に到達するまでの前記パチンコ球の転動軌跡上に位置することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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