JP5095525B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される弾球遊技機に係り、特に、入球した遊技球を特定領域と非特定領域に振り分ける機能を持つ役物装置を備えた弾球遊技機に関するものである。
弾球遊技機の中には、内部に遊技球の振分機構を有する役物装置を遊技盤の遊技領域に配設し、この役物装置に遊技球が入球したことを契機に特別図柄抽選を行い、その抽選結果が「大当たり」の場合は役物装置内に貯留した遊技球をVゾーンと呼ばれる特定領域に振り分け、抽選結果が「ハズレ」の場合は役物装置内に貯留した遊技球を非特定領域に振り分けるようにした機種が知られている(例えば、特許文献1参照)。前記振分機構はモータを駆動源として回転動作される三日月形状の回転振分体を備えており、この回転振分体は中心角が180度を超える断面円弧状の球受凹部を有している。
このように構成された従来の弾球遊技機では、遊技球が特定の始動口に入賞することによって役物装置への入球が許可され、役物装置に入球した遊技球は、落下通路内に配置された検出スイッチを通過した後、その真下に配置された回転振分体の球受凹部に受け入れられて一時的に貯留される。そして、遊技球が検出スイッチを通過することによって特別図柄抽選の抽選が開始され、その抽選結果に基づいて回転振分体が時計回り方向または反時計回り方向へ所定角度回転することにより、回転振分体に貯留された遊技球が特定領域と非特定領域のいずれか一方へ導かれるようになっている。なお、任意の遊技球が回転振分体の球受凹部に受け入れられて貯留状態にあるとき、別の遊技球が役物装置に入球すると、この遊技球は保留状態の遊技球にぶつかって落下通路の側方へ排出されるようになっているため、回転振分体には遊技球が1個だけ貯留可能となっている。
特開2002−35887号公報
前述したように、特許文献1に開示された従来の弾球遊技機では、役物装置の内部に配置された回転振分体に断面円弧状の球受凹部が形成されているため、役物装置内に入球した遊技球を回転振分体の球受凹部に受け入れて一時的に貯留した後、この回転振分体をモータを駆動源として回転動作することにより、球受凹部に受け入れられた遊技球を特定領域と非特定領域に振り分けることができる。しかしながら、役物装置内を落下する遊技球が回転振分体に貯留されるとき、断面円弧状の球受凹部が正しく真上を向いていないと、遊技球が球受凹部の上端外縁部にぶつかって回転振分体からはじき出されてしまうため、ステッピングモータ等を用いて回転振分体の姿勢を正確に制御する必要があり、このことが役物装置全体のコストアップを招来する大きな要因となっていた。
また、前述した従来の弾球遊技機では、特別図柄抽選の抽選結果に応じて回転振分体を時計または反時計方向へ回転駆動することにより、回転振分体に貯留された遊技球が特定領域と非特定領域のいずれか一方に振り分けられるようになっている。すなわち、役物装置の内部に配置された回転振分体が遊技球の貯留動作と振分動作の両方を負担しており、この回転振分体の回転方向によって「大当たり」か「ハズレ」かが一義的に決定されるため、「大当たり」と「ハズレ」の振分判定が単調となり、遊技の興趣性を高めるという点で改善の余地があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、単純な構成で遊技球の貯留動作と振分動作を確実に行うことができると共に、遊技の興趣性を高めることができる弾球遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技球が流下する遊技領域に設けられた始動口および役物装置と、前記始動口への遊技球の入賞を契機に少なくとも第1当たりと第2当たりおよびハズレを含む抽選を行う抽選手段と、可動する所定部材を駆動制御する駆動制御手段とを備え、前記役物装置は、遊技球の流入口を開閉可能な可動片と、この可動片の下流側に配置されて遊技球を1個だけ貯留可能な貯留片と、この貯留片の下流側に配置されて傾斜方向を切替えることで遊技球を特定領域と非特定領域に振り分ける振分け片とを有し、前記駆動制御手段は、前記抽選手段の抽選結果に基づいて前記可動片を異なる態様で開閉動作させると共に、この可動片の開閉動作時において前記貯留片の貯留解除を行って遊技球の通過を一時的に許可させるように複数回制御し、前記抽選手段の抽選結果が第1当たりのとき、前記可動片を前記貯留片の1回目の駆動後に開放動作させ、前記抽選手段の抽選結果が第2当たりのとき、前記可動片を前記貯留片の1回目の駆動前にだけ開放動作させ、かつ、前記貯留片の1回目と2回目の駆動間に前記振分け片の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行行させるようにした。
このように構成された弾球遊技機では、役物装置の入口に配置した可動片を抽選手段の抽選結果に基づいて異なる態様で開閉動作させ、この可動片の開閉動作時において可動片の下流側に配置した貯留片を所定タイミングで複数回駆動して遊技球の通過を一時的に許可させると共に、これら動作タイミングの間に貯留片の下流側に配置した振分け片の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行させることにより、役物装置に入球した遊技球を特定領域と非特定領域とに振り分けることができる。すなわち、抽選手段の抽選結果が第1当たりのとき、可動片を貯留片の1回目の駆動後に開放動作させ、抽選手段の抽選結果が第2当たりのとき、可動片を貯留片の1回目の駆動前にだけ開放動作させるというように、可動片を抽選手段の抽選結果に応じて異なる態様で開閉動作させると共に、貯留片の1回目と2回目の駆動間に振分け片の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行させれば、貯留片と振分け片は抽選手段の抽選結果に拘わらず一定の動作パターンで挙動すれば良いため、貯留片と振分け片をソレノイド等からなる単純構造の駆動機構を用いて動作させることにより、役物装置に入球した遊技球を特定領域と非特定領域とに確実に振り分けることができる。そして、貯留片の開放タイミングと振分け片の切替タイミングという2つの部材の挙動によって、貯留片に貯留された遊技球が特定領域と非特定領域のいずれか一方に振り分けられる様子をドキドキしながら目視することができるため、遊技の興趣性が高い弾球遊技機を実現できる。
上記の構成において、前記抽選手段によって行われる抽選が第1当たりと第2当たりおよびハズレの他に大当たりを含んでおり、抽選手段の抽選結果が大当たりのとき、遊技領域に設けられた大入賞口を所定回数だけ開放動作する大当たり遊技が開始されると共に、駆動制御手段は可動片と貯留片および振分け片をいずれも動作させず、振分け片上に落下した遊技球が特定領域に振り分けられた場合も、大当たり遊技が開始されて大入賞口を所定回数だけ開放動作することが好ましい。
本発明の弾球遊技機は、役物装置に入球した遊技球を所定の開閉タイミングで貯留/解除する貯留片と、この貯留片の下流側において所定の切替タイミングで振り分け動作する振分け片とを備えており、抽選手段の抽選結果が第1当たりのとき、可動片を貯留片の1回目の駆動後に開放動作させ、抽選手段の抽選結果が第2当たりのとき、可動片を貯留片の1回目の駆動前にだけ開放動作させるというように、可動片を抽選手段の抽選結果に応じて異なる態様で開閉動作させると共に、貯留片の1回目と2回目の駆動間に振分け片の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行させれば、貯留片と振分け片を抽選手段の抽選結果に拘わらず一定の動作パターンで挙動すれば良いため、役物装置に入球した遊技球を特定領域と非特定領域とに確実に振り分けることができる。また、貯留片の開放タイミングと振分け片の切替タイミングという2つの部材の挙動によって、貯留片に貯留された遊技球が特定領域と非特定領域のいずれか一方に振り分けられる様子をドキドキしながら目視することができるため、遊技の興趣性が高い弾球遊技機を実現できる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る弾球遊技機の正面図、図2は該弾球遊技機に備えられる役物装置の正面図、図3は該役物装置を背面側から見た斜視図、図4は図2のA−A線に沿う断面図、図5は該役物装置の振り分け動作を示す説明図、図6は該弾球遊技機に備えられる駆動制御ユニットのブロック図、図7は該駆動制御ユニットにより実行される制御内容を示すフローチャート、図8は該役物装置に備えられる可動片と貯留片および振分け片の動きを示すタイムチャートである。
図1に示すように、本実施形態例に係る弾球遊技機1は、遊技場の島設備に配置される機枠2と、機枠2に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠3と、前面枠3に収納保持された遊技盤4と、前面枠3の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠5と、前面枠3の下方に配設された前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられた発射ハンドル7等を具備している。
遊技盤4はガイドレール8等で囲まれた遊技領域9を有しており、遊技者の手動操作によって発射ハンドル7が任意角度に回転されると、図示せぬ発射装置が前面ボード6の受け皿10に貯留された遊技球を遊技領域9に向けて連続的に打ち出すようになっている。遊技領域9の中央付近には特別図柄表示装置11が配設されており、この特別図柄表示装置11は液晶パネル(LCD)によって構成されている。特別図柄表示装置11の下方には入賞センサ(図示せず)を有する特別始動口12が配設されており、この特別始動口12に遊技球が入賞すると、前記入賞センサの検知信号に基づいて後述する抽選手段30が特別図柄抽選を実行して特別図柄表示装置11に特別図柄の変動表示を開始するようになっている。また、特別始動口12の真下には電動チューリップ構造の役物装置13が配設されており、詳細については後述するが、この役物装置13は開閉可能な一対の可動片14を有している。さらに、遊技領域9にはアタッカーと呼ばれる大入賞口15や複数の一般始動口16が配設されており、いずれの始動口や入賞口に入賞しなかった遊技球は遊技領域9の最下端部に設けられたアウト口17から遊技盤4の裏面側へ排出されるようになっている。
図2〜図4に示すように、前記役物装置13は装置の外殻を構成する筐体18を備えており、この筐体18の内部中央には上下方向に延びる落下路19が設けられている。落下路19の上端開口は遊技球の流入口19aとなっており、落下路19の内径は遊技球の直径よりも若干大きめに設定されている。なお、落下路19の前方は無色または有色透明の合成樹脂材からなる透明窓20によって覆われており、この透明窓20を透して遊技者が落下路19の内部を目視できるようになっている。
筐体18の上端には前述した一対の可動片14が配設されており、これら可動片14は落下路19の流入口19aを挟んだ左右両側位置に配置されている。両可動片14は第1のソレノイド21を駆動源として開閉動作され、後述する駆動制御ユニット31が第1のソレノイド21を駆動制御することにより、両可動片14は図2の実線で示す閉鎖位置と図2の破線で示す開放位置との間を回転動作する。この場合、両可動片14の真上に特別始動口12が障害物として配設されているため、両可動片14が閉じているときは、役物装置13への入球が特別始動口12によって阻止され、両可動片14が開放しているときだけ役物装置13への入球が許可される。
前述したように、特別始動口12に遊技球が入賞すると、これを契機に抽選手段30が特別図柄抽選を実行する。特別図柄抽選では予め設定された確率で「大当たり」と「小当たり」および「ハズレ」の判定が行われ、その抽選結果が「大当たり」の場合、特別図柄表示装置11の変動表示が例えば「777」のように特定の図柄で停止すると共に、大入賞口15を所定回数だけ開放動作する。大入賞口15は1回の開放について例えば30秒経過するまで、あるいは遊技球が例えば10個入賞するまで開放状態を維持し、かかる開放動作を例えば15回繰り返した後に「大当たり」が終了する。
また、特別図柄抽選の抽選結果が「小当たり」の場合、特別図柄表示装置11の変動表示が例えば「123」のように「大当たり」以外の特定の図柄で停止すると共に、役物装置13の両可動片14を所定の動作パターンで開放動作する。ここで、「小当たり」の中には「第1小当たり」と「第2小当たり」の2つがあり、これら「第1小当たり」と「第2小当たり」によって両可動片14の動作パターンが異なるようになっている。すなわち、特別図柄抽選の抽選結果が「第1小当たり」の場合、両可動片14は例えば0.2秒開放してから5秒後に1.6秒開放するという動作パターンを実行するが、特別図柄抽選の抽選結果が「第2小当たり」の場合、両可動片14は例えば1.8秒だけ開放するという動作パターンを実行する。「小当たり」中に占める「第1小当たり」と「第2小当たり」の割合は予め任意の値に設定されており、例えば「第1小当たり」の当たり確率1/10に対して「第2小当たり」の当たり確率9/10に設定されている。
なお、特別図柄抽選の抽選結果が「ハズレ」の場合、特別図柄表示装置11の変動表示が「大当たり」と「小当たり」以外の任意の図柄で停止し、大入賞口15と両可動片14の閉鎖状態は維持される。
前記落下路19の上流位置には検知センサ22が配置されており、役物装置13に入球した遊技球がこの検知センサ22を通過すると、この検知センサ22のオン信号に基づいて例えば5個の遊技球が払い出しされる。また、落下路19の中央付近には貯留片23が配置されており、検知センサ22を通過した遊技球はこの貯留片23上に一時的に貯留されるようになっている。貯留片23は第2のソレノイド24を駆動源として動作され、前記駆動制御ユニット31が特別図柄抽選の抽選結果に基づいて第2のソレノイド24を駆動制御することにより、貯留片23は落下路19を塞ぐ水平姿勢と落下路19を開口する垂直姿勢との間を回転動作する。これにより、落下路19の流入口19aから入球した遊技球は、水平姿勢にある貯留片23上に一時的に貯留された後、貯留片23が水平姿勢から垂直姿勢へ回転することによって落下路19の下方へと落下する。駆動制御ユニット31の制御内容については後で詳しく説明するが、特別図柄抽選の抽選結果が「大当たり」と「ハズレ」の場合、第2のソレノイド24は駆動されず、貯留片23は水平姿勢の状態を維持する。一方、特別図柄抽選の抽選結果が「第1小当たり」または「第2小当たり」の場合、第2のソレノイド24はT1秒後(例えば2秒後)とT2秒後(例えば4秒後)に2回駆動される。したがって、貯留片23は2秒後(T1後)に1回目の貯留解除を行った後、その2秒後、すなわち最初から4秒後(T2後)に2回目の貯留解除を行うこととなる。
また、落下路19の側方には上部排出口25が開設されており、この上部排出口25は筐体18の裏面側に連通している。図5(a)に示すように、上部排出口25は貯留片23に対して遊技球の約2個分だけ上方位置に設けられおり、1個の遊技球が貯留片23上に貯留されているとき、別の遊技球が役物装置13内に連続的に入球すると、2個目以降に入球した遊技球は貯留片23に貯留されている1個目の遊技球にぶつかって上部排出口25へ導かれる。したがって、貯留片23には1個の遊技球しか貯留できず、2個目以降に入球した遊技球は上部排出口25を経て遊技盤4の裏面側へ回収される。なお、貯留片23の回転動作によって遊技球の貯留/解除を行う代わりに、貯留片23を遊技盤4と直交する前後方向へ駆動することにより、貯留片23で落下路19を選択的に開閉動作するようにしても良い。
前記落下路18の下流位置には振分け片26が配置されており、貯留片23を通過した遊技球はこの振分け片26上に落下するようになっている。振分け片26は第3のソレノイド27を駆動源として動作され、前記駆動制御ユニット31が第3のソレノイド27を駆動制御することにより、振分け片26は図5(a)に示す左傾斜姿勢と図5(b)に示す右傾斜姿勢との間をシーソー状に回転動作する。ここで、前記特別図柄抽選の抽選結果が「大当たり」と「ハズレ」の場合、第3のソレノイド27は駆動されず、振分け片26は左傾斜姿勢の状態を維持する。一方、特別図柄抽選の抽選結果が「第1小当たり」または「第2小当たり」の場合、第3のソレノイド27はT3秒後(例えば3.5秒後)に駆動され、振分け片26を左傾斜姿勢から右傾斜姿勢へ切替動作する。なお、かかる振分け片26の左傾斜姿勢から右傾斜姿勢への切替タイミングT3は、貯留片23が1回目の貯留解除を行うタイミングT1と2回目の貯留解除を行うタイミングT2との間に設定されている。
また、振分け片26を挟んだ落下路19の左右両側方には非特定領域である第1の下部排出口28と特定領域である第2の下部排出口29とがそれぞれ開設されており、これら第1および第2の下部排出口28,29は筐体18の裏面側に連通している。これにより、貯留片23で貯留解除された遊技球が左傾斜姿勢にある振分け片26上に落下すると、図5(a)に示すように、この遊技球は振分け片26から第1の下部排出口28へ導かれた後、第1の下部排出口28を経て遊技盤4の裏面側へ排出される。一方、貯留片23で貯留解除された遊技球が右傾斜姿勢にある振分け片26上に落下すると、図5(b)に示すように、この遊技球は振分け片26から第2の下部排出口29へ導かれた後、第2の下部排出口29を経て遊技盤4の裏面側へ排出される。このように貯留片23で貯留解除された遊技球は振分け片26によって非特定領域(第1の下部排出口28)と特定領域(第2の下部排出口29)のいずれか一方に振り分けられるが、Vゾーンと呼ばれる特定領域(第2の下部排出口29)に振り分けられたときに、大入賞口15が前述した「大当たり」の場合と同様に所定回数だけ開放動作するようになっている。
図6に示すように、特別始動口12にて入賞検知された入賞センサの検知信号に基づいて抽選手段30でランダムに抽選結果が決定されると、この抽選結果の制御信号は駆動制御手段である前記駆動制御ユニット31に入力され、駆動制御ユニット31はこの制御信号に基づいて第1ないし第3のソレノイド21,24,27を個別に駆動制御する。なお、これら駆動制御手段(駆動制御ユニット31)と抽選手段30は、遊技盤4の裏面側に設けられた回路装置(図示せず)によるプログラム演算処理等によって制御を行わせている。
すなわち、図7のフローチャートに示すように、遊技を開始して遊技領域9に打ち出された遊技球が特別始動口12へ入賞すると、これを契機に抽選手段30が特別図柄抽選の作動を開始する(S−1)。そして、特別図柄抽選の抽選結果が「大当たり」の場合(S−2)、前述した大入賞口15の開放動作による「大当たり遊技」が開始され(S−3)、「ハズレ」の場合(S−4)は「通常遊技」を続行する。
また、特別図柄抽選の抽選結果が「第1小当たり」の場合(S−5)、駆動制御ユニット31が第1ないし第3のソレノイド21,24,27を駆動することにより、役物装置13の両可動片14と貯留片23および貯留片23が以下のタイミングで動作される。まず、両可動片14については、1回目に0.2秒だけ開放してから(S−6)、5秒間のインターバルを経過した後、2回目に1.6秒だけ開放する(S−7)。また、貯留片23については、2秒(T1)後に1回目の貯留解除を行って貯留状態に戻した後、4秒(T2)後に2回目の貯留解除を一時的に行う。さらに、振分け片26については、3.5秒(T3)後に左傾斜姿勢から右傾斜姿勢へ切替動作し、3.3秒後に再び左傾斜姿勢に切替動作する。
したがって、特別図柄抽選の抽選結果が「第1小当たり」の場合(S−5)、両可動片14の1回目の開放時(0.2秒)に遊技球が役物装置13に入球すると、この遊技球は水平姿勢にある貯留片23上に一時的に貯留された後、貯留片23の1回目の貯留解除によって振分け片26上に落下する(S−6からS−8)。このとき、振分け片26は切替動作前の左傾斜姿勢に維持されているため、振分け片26上に落下した遊技球は非特定領域である第1の下部排出口28側へ振り分けられ、この遊技球はハズレ球として遊技盤4の裏面側へ回収される(S−9)。次いで、両可動片14は5秒間のインターバルを経て2回目に1.6秒だけ開放するが(S−7)、この開放時に入球した遊技球は水平姿勢に復帰した貯留片23上に一時的に貯留された後、貯留片23の2回目の貯留解除によって振分け片26上に落下する(S−10)。このとき、振分け片26は左傾斜姿勢から右傾斜姿勢への切替動作が終了しているため、振分け片26上に落下した遊技球は特定領域である第2の下部排出口29側へ振り分けられ、大入賞口15の開放動作による「大当たり遊技」が開始される(S−3)。なお、図8(A)のタイムチャートは、この「第1小当たり」時における可動片14と貯留片23および振分け片26の関係を示している。
また、特別図柄抽選の抽選結果が「第2小当たり」の場合(S−11)、駆動制御ユニット31が第1ないし第3のソレノイド21,24,27を駆動することにより、役物装置13の両可動片14と貯留片23および貯留片23が以下のタイミングで動作される。この場合、両可動片14は1.8秒だけ1回開放し(S−12)、貯留片23は2秒(T1)後に1回目の貯留解除を行って貯留状態に戻した後、4秒(T2)後に2回目の貯留解除を一時的に行い、振分け片26は3.5秒(T3)後に左傾斜姿勢から右傾斜姿勢へ切替動作してから、その3.3秒後に再び左傾斜姿勢に切替動作する。すなわち、特別図柄抽選の抽選結果が「第1小当たり」と「第2小当たり」の場合で相違するのは両可動片14の開閉パターンだけであり、貯留片23の開放タイミングと振分け片26の切替タイミングは「第1小当たり」と「第2小当たり」に変わりはない。
したがって、特別図柄抽選の抽選結果が「第2小当たり」の場合(S−11)、両可動片14の開放時(1.8秒)に遊技球が役物装置13に入球すると、この遊技球は水平姿勢にある貯留片23上に一時的に貯留された後、貯留片23の1回目の貯留解除によって振分け片26上に落下する(S−12からS−8)。このとき、振分け片26は切替動作前の左傾斜姿勢に維持されているため、振分け片26上に落下した遊技球は非特定領域である第1の下部排出口28側へ振り分けられ、この遊技球はハズレ球として遊技盤4の裏面側へ回収される(S−9)。その後、振分け片26は左傾斜姿勢から右傾斜姿勢へ切替動作されるが、この時点で両可動片14の開放動作は終了しているため、右傾斜姿勢の振分け片26に対して遊技球が落下することはない。このように、特別図柄抽選の抽選結果が「第2小当たり」の場合は、両可動片14の開放時に遊技球が役物装置13に入球したとしても、この遊技球は必ずハズレ球として処理されることになる。なお、図8(B)のタイムチャートは、この「第2小当たり」時における可動片14と貯留片23および振分け片26の関係を示している。
以上説明したように、本実施形態例に係る弾球遊技機1は、遊技領域9に配設された電動チューリップ構造の役物装置13が、遊技球の流入口を開閉可能な可動片14と、この可動片14の下流側に配置されて遊技球を1個だけ貯留可能な貯留片23と、この貯留片23の下流側に配置されて遊技球を特定領域と非特定領域に振り分ける振分け片26とを備えており、駆動制御手段である駆動制御ユニット31が、特別図柄抽選の抽選結果に基づいて可動片14を異なる態様で開閉動作させ、この可動片14の開閉動作時において貯留片23を所定タイミングで複数回(2回)駆動して遊技球の通過を一時的に許可させると共に、これら動作タイミングの間に振分け片26の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行させるように構成されている。すなわち、抽選手段の抽選結果が第1当たりのとき、可動片を貯留片の1回目の駆動後に開放動作させ、抽選手段の抽選結果が第2当たりのとき、可動片を貯留片の1回目の駆動前にだけ開放動作させるというように、可動片を抽選手段の抽選結果に応じて異なる態様で開閉動作させると共に、貯留片の1回目と2回目の駆動間に振分け片の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行させるように構成されているので、役物装置13に入球した遊技球を特別図柄抽選の抽選結果に基づいて特定領域と非特定領域とに確実に振り分けることができる。また、貯留片23の開放タイミングと振分け片26の切替タイミングという2つの部材の挙動によって、貯留片23に貯留された遊技球が特定領域と非特定領域のいずれか一方に振り分けられる様子をドキドキしながら目視することができるため、遊技の興趣性が高い弾球遊技機を実現できる。
また、役物装置13の流入口と貯留片23との間に上下方向に延びる落下路19が設けられていると共に、この落下路19の側方に貯留片23に貯留されない遊技球を回収する上部排出口25が設けられているため、可動片14の開放動作に伴って2個以上の遊技球が連続的に入球したとしても、2個目以降に入球した遊技球は貯留片23に貯留されている1個目の遊技球にぶつかって上部排出口25へと回収され、2個以上の遊技球が特定領域に同時に入賞することを確実に防止することができる。
また、役物装置13の外殻を構成する筐体18の高さ寸法を遊技球の約3.5個分程度まで小さくすることができ、このように小型化された電動チューリップ構造の役物装置13を特別始動口12の真下に配設したので、見た目はデジパチと呼ばれる第一種系の弾球遊技機でありながら、ハネモノと呼ばれる第二種系の弾球遊技機の特徴であるゲーム性に富んだスピーディな出玉の波を実現することができる。
なお、上記実施形態例では、開閉可能な一対の可動片14を有する電動チューリップ構造の役物装置13について説明したが、アタッカーのように1つの可動片を用いて遊技球の流入口を開閉するようにしても良い。
本発明の実施形態例に係る弾球遊技機の正面図である。 該弾球遊技機に備えられる役物装置の正面図である。 該役物装置を背面側から見た斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 該役物装置の振り分け動作を示す説明図である。 該弾球遊技機に備えられる駆動制御ユニットのブロック図である。 該駆動制御ユニットにより実行される制御内容を示すフローチャートである。 該役物装置に備えられる可動片と貯留片および振分け片の動きを示すタイムチャートである。
符号の説明
4 遊技盤
9 遊技領域
11 特別図柄表示装置
12 特別始動口
13 役物装置
14 可動片
15 大入賞口
18 筐体
19 落下路
19a 流入口
20 透明窓
21 第1のソレノイド
22 検知センサ
23 貯留片
24 第2のソレノイド
25 上部排出口(排出口)
26 振分け片
27 第3のソレノイド
28 第1の下部排出口28(非特定領域)
29 第2の下部排出口(特定領域)
30 抽選手段
31 駆動制御ユニット(駆動制御手段)

Claims (2)

  1. 遊技球が流下する遊技領域に設けられた始動口および役物装置と、前記始動口への遊技球の入賞を契機に少なくとも第1当たりと第2当たりおよびハズレを含む抽選を行う抽選手段と、可動する所定部材を駆動制御する駆動制御手段とを備え、
    前記役物装置は、遊技球の流入口を開閉可能な可動片と、この可動片の下流側に配置されて遊技球を1個だけ貯留可能な貯留片と、この貯留片の下流側に配置されて傾斜方向を切替えることで遊技球を特定領域と非特定領域に振り分ける振分け片とを有し、
    前記駆動制御手段は、前記抽選手段の抽選結果に基づいて前記可動片を異なる態様で開閉動作させると共に、この可動片の開閉動作時において前記貯留片の貯留解除を行って遊技球の通過を一時的に許可させるように複数回制御し、前記抽選手段の抽選結果が第1当たりのとき、前記可動片を前記貯留片の1回目の駆動後に開放動作させ、前記抽選手段の抽選結果が第2当たりのとき、前記可動片を前記貯留片の1回目の駆動前にだけ開放動作させ、かつ、前記貯留片の1回目と2回目の駆動間に前記振分け片の傾斜方向を非特定領域から特定領域へ移行させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1の記載において、前記抽選手段によって行われる抽選が第1当たりと第2当たりおよびハズレの他に大当たりを含んでおり、前記抽選手段の抽選結果が大当たりのとき、前記遊技領域に設けられた大入賞口を所定回数だけ開放動作する大当たり遊技が開始されると共に、前記駆動制御手段は前記可動片と前記貯留片および前記振分け片をいずれも動作させず、前記振分け片上に落下した遊技球が特定領域に振り分けられた場合も、前記大当たり遊技が開始されて前記大入賞口を所定回数だけ開放動作することを特徴とする弾球遊技機。
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