JP4320333B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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本発明は、センター役物の中に設けられた特別入賞口に遊技球が入賞することにより大当たり状態を招来させるパチンコ遊技機に関するものである。
「ヒコーキ」,「羽根物」等と称されている第2種パチンコ遊技機は、周知のように、遊技盤の中央にセンター役物(大入賞口とも称される)が設けられ、該センター役物の両側に電動羽根によって開閉動する一対の入球口が形成され、所定の始動口に遊技球が入賞すると、ソレノイドが作動して該電動羽根が煽動し該入球口が1回ないし2回開き、遊技盤面を流下する遊技球が該入球口に入り得るように構成され、該センター役物内にはさらにVゾーンと称される特別入賞口が設けられ、該センター役物に入った遊技球がこの特別入賞口に入賞すると大当たり状態が招来し、先ず第1ラウンドが始まることで前記電動羽根が継続的に煽動して該入球口が繰り返し開閉し、該センター役物内に遊技球が10個入るか、もしくは入球口が18回開閉するとこの第1ラウンドが終り、この第1ラウンドの間に該センター役物に入球した遊技球の内少なくとも1個が特別入賞口に入賞していた場合は、第2ラウンドが開始されて第1ラウンドと同様に該入球口の開閉がさらに繰り返され、以下同様に最高で第16ラウンドまで繰り返され、このような大当たり状態の間に多数の賞球が遊技者に払い出されるように構成したものである。なお、下記特許文献1はこの種のパチンコ遊技機を例示するものである。
特開2003−310935号公報 特開2004−33428号公報
ところで、この種のパチンコ遊技機では大当たり状態が終了した後でも遊技者が引き続き遊技を継続することを意図して例えば「時短」と称されるような何らかの特典が付与されるようにしている。この「時短」は、所謂チューリップ等の電動開閉入賞装置からなる始動口に遊技球が頻繁に入賞し得るように図柄表示器の図柄変動時間が通常時よりも短縮されるようにするものである。
しかしながら「時短」は、センター役物に入球した遊技球の特別入賞口への入賞の確率を向上させるものではなく、その入球口を頻繁に開動するにすぎないものであったので、遊技者をして遊技を継続させるに十分な特典であるとは言えないものであった。
なお、上記特許文献2に示されたようなセンター役物を用い、大当たり状態終了後にセンター役物内部の遊技球誘導通路を可動させ特別入賞口へ遊技球が入賞し易いようにすることも従来から考えられていたが、このようにセンター役物内部の入賞率を変化させる方法では、遊技者が役物内部の動きに合わせて遊技球を発射し、所謂止め打ちをするようになることから、遊技者の間で技術力の差が出てしまい不公平感が生まれ易いという問題がある。
本発明は、このような課題を解決し得るパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
そのために請求項1に記載した発明は、左側および右側に電動羽根によって開閉する入球口が夫々形成されたセンター役物を遊技盤の中央に設け、該センター役物内には特別入賞口と普通入賞口が設けられ、前記入球口から入球した遊技球が該特別入賞口に入賞すると前記入球口が継続的に繰り返し開閉し大当たり状態を招来させるパチンコ遊技機において、遊技球が流下する遊技盤の左側領域に始動入賞口を設け、遊技球が流下する遊技盤の右側領域には電動開閉始動口を設け、前記始動入賞口または電動開閉始動口に遊技球が入賞することにより前記センター役物の左側および右側の入球口が短時間だけ開動するように制御すると共に、前記電動開閉始動口は大当たり状態が終了した後の一定期間だけ頻繁に開動するよう制御し、さらに前記センター役物は右側の入球口から入球した遊技球の方が左側の入球口から入球した遊技球よりも容易に特別入賞口に入賞し得るように該センター役物の内部構造を設定したことを特徴とする。
また、請求項2に記載した発明は上記パチンコ遊技機において、遊技盤のセンター役物よりも上部領域の中央に釘を複数本竪方向に並設することにより外レールとの間に少なくとも遊技球1個分の通過間隙が隔てられた障壁を形成し、該外レールに沿って該遊技盤の上部領域に飛翔することで該外レールの下面から離れることなく到来した遊技球のみが該通過間隙を通過することにより遊技盤の右側領域に導かれるようにしたことを特徴とする。
なお、請求項1に記載した発明は、より具体的には、遊技球が流下する遊技盤の右側領域に通過ゲートおよび電動開閉始動口を設け、始動入賞口または電動開閉始動口に遊技球が入賞することによりセンター役物の左側および右側の入球口が短時間だけ開動するように制御すると共に、前記通過ゲートを遊技球が通過することにより変動開始する図柄表示器を設け、該図柄表示器が所定の図柄で変動停止すると前記電動開閉始動口が開動するように制御し、かつ該図柄表示器は大当たり状態が終了した後の一定期間だけ変動時間短縮モードに従い制御されて図柄変動時間が通常時よりも短縮されることで前記電動開閉始動口が頻繁に開動するようにしたことを特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機によれば、大当たり状態終了後に引き続き遊技を継続させるに十分に有利な特典を遊技者に与え得る。しかも、遊技中にセンター役物内部の設定を変化させることなく、右打ちのみで有利な特典が平等に与えられるので、止め打ちすることを誘発させず、個々の遊技者の持つ技術力の差によって不公平が生じるおそれもない。
次に本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を図面に従い説明する。図1は本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の正面図を示す。該遊技盤1は、打球発射装置(図示せず)から発射された遊技球を誘導するために前面に環状の外レール2と環状の内レール3が設けられ、その内側の遊技領域の中央にセンター役物4が設けられている。また、5は遊技球が流下する遊技盤の左側領域に設けられた始動入賞口、6は遊技球が流下する遊技盤の右側領域に設けられた通過ゲート、7は同じく遊技盤の右側領域で該通過ゲートの下側に設けられソレノイドの作動により一対の翼片が開閉動するように構成された所謂チューリップ型の電動開閉始動口である。なお、8は遊技盤の左側領域に設けられた普通入賞口、9は遊技盤の下部領域に設けられた普通入賞口、10a〜10cは風車、11は遊技盤の下部に設けられたアウト球排出口である。また、12は遊技盤の左側領域の外縁部に設けられた7セグメント表示器からなる図柄表示器、13は該図柄表示器の周囲に設けられた4つのLED表示ランプからなる保留数表示ランプである。
センター役物4は、図2に拡大図を示し、図3にそのA−A線断面図、図4にB−B線断面図、図5に要部断面斜視図を示す。14は該センター役物4を遊技盤1の前面に固着させる取付基板で、該取付基板14の前面に透明プラスチック板からなる枠体15が突設され、該枠体の背後に箱体19を固着することにより遊技室16が形成され、該遊技室の後側正面壁17には狸を模した人形18を前方突出状に形成している。取付基板14の前面で枠体15の上部には枠体15の上辺15aより球流入用の間隔を離して突出板部39が形成され、該突出板部の前面にドットマトリックス表示器20および7セグ表示器21が設けられる。そして、該枠体15の上辺15aの両サイドに電動羽根22a,22bによって開閉する入球口23a,23bを夫々形成する。該電動羽根22a,22bは図3にその一方が示されたように夫々回転自在に支持された回動軸24a,24bの先端に設けられ、該回動軸の後端部にクランク25a,25b及び作動部材26a,26bを介してソレノイド27a,27bを連結し、該ソレノイドが動作することで該電動羽根22a,22bが図2に仮想線・実線で示したように起立状と傾動状(開状態)とに変動し、傾動状である時に遊技盤1面を流下する遊技球が捕捉され入球口23a,23bに夫々入球し得る。なお、28は該入球口23aと入球口23bとは枠体15の上辺15aと突出板部39との間隔に形成された隔壁で、該隔壁28は該センター役物4の向かって左側寄りに形成され、左側の入球口23aに入球した遊技球は自重により枠体15の上辺15aの一端部に形成された落下口29aに転がり、カウントスイッチ30aを通過しその下の傾斜棚31上の左側寄りに落下し得るようにしている。また、右側の入球口23bに入球した遊技球は自重により上辺15a上を中央部に向けて転がり、取付基板14の中央部に形成された落下口29bから後方に落下し、カウントスイッチ30bを通過してその下の傾斜棚31上の中央に落下し得るようにしている。
傾斜棚31は透明プラスチック板からなるもので、上記遊技室16の中間高さ位置に横断状であって後方へ向けて緩やかに下傾するように設けられている。そして該傾斜棚の後縁は遊技球が落下し得る間隔32を離して前記人形18と相対する。また、該遊技室16の床面33は緩やかな前傾状に形成され、その前縁中央に特別入賞口(継続入賞口)34を形成し、該特別入賞口に継続スイッチ35を設けるとともに、該特別入賞口の両サイドにやや広めの普通入賞口36a,36bを形成している。
40は前記人形18の腹部に前方に進出可能に設けられたポケット形の進退動型電動部材、41は該電動部材を進退動させるために設けられたソレノイドである。該人形18の後側に相当する後側正面壁17の裏側には遊技球が通過し得る通路42が形成され該通路は該人形の股下部に開設された放出口43に連通する。44はソレノイド45の作動により枢支部46を支点として傾動するように支持された停留レバーで、その傾動により該停留レバーの先端47が放出口43と相対するように床面33より出没し、放出口43から放出された遊技球が該停留レバーにより一時停留されるように構成している。
また、図4に示されるように、50は人形18の両側で傾斜棚31の両サイド奥部に設けられた半球殻状の回転型電動部材で、該回転型電動部材は減速器付モータ51の回転軸52に連繋され、該モータによって矢印の方向に低速回転する。該回転型電動部材50には等間隔に透孔54が形成され、傾斜棚31上に落下した遊技球が該透孔54からその内側に落下し得る。55は後側正面壁13の前記放出口43の両側に開設されたサブ放出口、56は透孔54から落下した遊技球を該サブ放出口に導くために該電動部材50内から該サブ放出口に至る傾斜状に形成した曲り通路である。
このセンター役物4では、左側の入球口23aに入球した遊技球は傾斜棚31上の左側寄りに落下し、該傾斜棚31上を後方に転がる。このため回転中の回転型電動部材50の透孔54中に転落し、透孔54に転落した遊技球は図4に示したようにサブ放出口55から床面33上に放出され普通入賞口36aに入賞する公算が非常に高いが、傾斜棚31上を後方に転がった遊技球が回転型電動部材50に接触して弾かれ該傾斜棚31上の中央に来た場合には特別入賞口34に入賞するが、その確率は少ない。具体的には左側の入球口23aに入球した遊技球が特別入賞口34に入賞する確率は1/15となるように予め設定されている。
また、右側の入球口23bに入球した遊技球は落下口29bを通って傾斜棚31上の中央に落下し、該傾斜棚上を後方に転がって前記間隔32から人形18の直前に落下する。そのときソレノイド41の作動で進退動型電動部材40が図3に破断線で示したように進出していると該遊技球が該電動部材40によって受けられることから、ソレノイド41の作動で該該電動部材40が後退したときに該遊技球は通路42を通って放出口43に落下し、該放出口43には破断線で示したように停留レバー44の先端47が突出していることから該遊技球は一時停留され、その後にソレノイド45の作動により該先端47が没することから該一時停留された遊技球が放出され床面33の中央を真直ぐ前方に転がることで特別入賞口34に入賞し継続スイッチ35を作動させ易くなる。このように右側の入球口23bに入球した遊技球が特別入賞口34に入賞する確率は1/5となるように予め設定されている。なお、進退動型電動部材40は進出している時間をより長く設定することにより特別入賞口34に入賞する確率をさらに上昇させることができる。
また、図1に示したように、遊技盤1のセンター役物4よりも上部領域の中央に釘60を複数本竪方向に並設して障壁61を形成し、該障壁61の上端と外レール2の下面との間に遊技球1個が通過し得る程度の通過間隙62が形成されるようにしている。そして、打球発射装置から高速で発射され外レール2に沿って該遊技盤の上部領域に飛翔し該外レール2の下面から離れることなく到来した遊技球Bのみが該通過間隙を通過することにより遊技盤1の右側領域に導かれ右側領域を流下し、発射速度が遅くて途中で外レール2の下面から離れた遊技球Aは障壁61に当たって遊技盤1の左側領域を流下するようにしている。なお、63は外レール2の終端部に遊技球を弾くように設けられたゴム等の弾性部材である。
図6はこのパチンコ遊技機のブロック図で、前記電動開閉始動口7を開閉動させるソレノイド7a、表示器12、保留数表示ランプ13、表示器20、表示器21、ソレノイド27a,27b等がCPU,ROM,RAM,I/O等からなるマイクロコンピュータ60の指令により作動するよう接続され、さらに該マイクロコンピュータ60に前記カウントスイッチ30a,30b、継続スイッチ35、および前記通過ゲート6に設けられた球検出スイッチ6aが接続され、夫々信号が入力されるようにしている。
このパチンコ遊技機では、遊技盤1の右側領域を流下する遊技球が通過ゲート6を通過し球検出スイッチ6aによりその遊技球が検出されると、図柄表示器12に表示された0〜9の数字が変動開始し、30秒後にその変動が停止し、停止した数字が1,3,5,7,9等の奇数であった場合にソレノイド7aが作動し電動開閉始動口7の翼片が0.8秒間程度開いて閉じる。なお、図柄表示器12の数字が変動中であるときに通過ゲート6をまた遊技球が通過すると、通過したことが記憶され、保留数表示ランプ13を点灯させる。該保留数表示ランプ13は4つ設けられているので、4個以上記憶することはできず、記憶個数が4個をオーバーするとその通過検出は無効となる。そして、記憶された個数分が図柄表示器12が変動停止した後に順にまた変動開始することとなる。
そして、上記のように電動開閉始動口7の翼片が開くと該電動開閉始動口7に遊技球が入賞可能になり、遊技球が該電動開閉始動口7に入賞することで所定数の賞球が払い出されると共に、前記ソレノイド27a,27bの作動により電動羽根22a,22bが短時間(0.8秒間程)開状態となることから、遊技球が入球口23a,23bに入球し得るようになる。
一方、遊技盤1の左側領域を流下する遊技球が始動入賞口5に入賞した場合も、所定数の賞球が払い出されると共に、前記ソレノイド27a,27bの作動により電動羽根22a,22bが短時間(0.8秒間程)開状態となり、遊技球が入球口23a,23bに入球し得るようになる。
そして、開状態となった左側の入球口23aから入球した遊技球は前記したように約1/15の確率で特別入賞口34に入賞し、開状態となった右側の入球口23bから入球した遊技球は約1/5の確率で特別入賞口34に入賞する。特別入賞口34に遊技球が入賞すると所定数の賞球が払い出されるだけでなく大当たり状態が招来し、電動羽根22a,22bがさらに繰り返し継続的に繰り返し開閉するようになることから、入球口23a,23bに遊技球が非常に入球し易い状態となる。そして、入球した遊技球が特別入賞口34または普通入賞口36a,36bに10個入賞するか、もしくは電動羽根22a,22bが18回開閉すると第1ラウンドが終り、その第1ラウンドの間に少なくとも1個の遊技球が特別入賞口34に入賞していた場合は、第2ラウンドが開始されて第1ラウンドと同様に該電動羽根22a,22bの開閉がさらに繰り返され、以下同様に第15ラウンドとなるまで該電動羽根22a,22bの開閉が繰り返される。これにより多数の遊技球を容易に入賞可能となり、多数の賞球(概略1000個程度)が払い出された後にこの大当たり状態が終了する。なお、ドットマトリックス表示器20および7セグ表示器21には入賞球数やラウンド数が表示される。
次にこのパチンコ遊技機の本発明と関連ある作動をフローチャートにより説明する。このパチンコ遊技機では、上記のように大当たり状態が終了すると図7に示したように、変数Sを100回とし、変動時間短縮モードが大当たり状態終了後に100回続けられるように設定する。そして、図8に示したように、球検出スイッチ6aにより通過ゲート6を通過する遊技球が検出されたとき、変数Sの残数に従い、残数がないとき(S=0のとき)は、図柄表示器12が上記のように30秒間変動した後に停止する設定にすると共に、残数があるときは(S>0のとき)は、図柄表示器12が2秒間変動しただけで停止する設定(変動時間短縮モード)に設定されるようにする。なお、このような変動時間短縮モードは、設定される度に変数Sが減算されることから100回限りで元の通常定時間モード、即ち、変動時間が30秒に戻る。
このように、大当たり状態終了後は、一定期間、変動時間短縮モードとなることから、大当たり状態終了後は、遊技者が高速で遊技球を発射(いわゆる、右打ち)させ、上記遊技球Bのように専ら遊技盤1の右側領域に遊技球が流下するようにし、その遊技球が通過ゲート6をよく通過するようにすることにより、図柄表示器12が短時間で停止し、電動開閉始動口7が頻繁に開動するようになる。即ち、通過ゲート6を頻繁に遊技球が通過するように、打球を高速で発射させ右側領域のみを遊技球が流下するようにしても、すぐに図柄表示器12の変動が停止することから、変動記憶数をオーバーすることなく無駄にならずに電動開閉始動口7を頻繁に開動させられるので、該電動開閉始動口7に遊技球を入賞させることで上記のようにセンター役物4の入球口23a,23bが開き、さらに続けて右側領域に発射された遊技球を右側の入球口23bに入球させ易くなる。右側の入球口23bに入球した遊技球は上記のように落下口29aに転がることにより高い確率で特別入賞口34に入賞し大当たりを招来させる。このため大当たり状態終了後は、どの遊技者も自然と有利な右打ちをするようになり、高確率で大当たりが招来し得るようになる。
一方、大当たり状態終了後、電動開閉始動口7が100回に開動した後は、元の通常定時間モードに戻ることから、遊技者は低速で遊技球を発射(いわゆる、左打ち)して、前記遊技球Aのように左側領域を流下させるようにすれば、該遊技球Aが始動入賞口5に入賞し、センター役物4の入球口23a,23bが開き、さらに続けて左側領域に発射された遊技球を左側の入球口23aに入球させ易くなる。左側の入球口23aに入球した遊技球は上記のように特別入賞口34に入賞する確率が右側の入球口23bよりも低いので、続けて大当たりを招来させる確率は低いが、このように左打ちをすることによりその遊技球が始動入賞口5に入賞すれば、すぐに入球口23a,23bが開くことから、変動時間短縮モードで無くなった場合は、遊技者はその有利性から自然と左打ちをするようになる。
このように、本発明のパチンコ遊技機では、遊技者は大当たり状態が終了した後に右打ちをすることにより、電動開閉始動口7を頻繁に開動させられ、しかも、右側の入球口23bに入球した遊技球は落下口29aに転がることにより高い確率で特別入賞口34に入賞するので、続けて大当たりを招来させるチャンスが高くなる。このため、本発明のパチンコ遊技機によれば、従来のようにセンター役物内部の設定を変化させることで遊技者に止め打ちを誘発させるおそれもなく、大当たり状態終了後に引き続き遊技を継続させるに十分に有利な特典をどの遊技者にも公平に与えることができて個々の遊技者の持つ技術力の差による不公平感を生させるおそれがない。
なお、この実施形態では大当たり状態が終了した後の一定期間だけ変動時間短縮モードに従い図柄表示器12が制御されるようにすることにより、電動開閉始動口7が頻繁に開動するようにしたが、大当たり状態が終了した後の一定期間だけ電動開閉始動口7を頻繁に開動するためにはその他の手段を採用してもよい。例えば、遊技球が通過ゲート6を通過し球検出スイッチ6aによりその遊技球が検出された際に行われる図柄表示器12の停止数字が1,3,5,7,9等の奇数に停止し易いようにし、電動開閉始動口7を開状態とする抽選確率を上昇させたり、或いは、電動開閉始動口7を開状態とする時間を上記のように通常時の0.8秒間よりも長く(例えば2秒間に)設定することで、遊技球が該電動開閉始動口7により入賞し易いようにすることもできる。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の正面図。 本発明に係るパチンコ遊技機のセンター役物の正面図。 図2のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 図2のセンター役物の要部断面斜視図。 本発明に係るパチンコ遊技機のブロック図。 本発明に係るパチンコ遊技機のフローチャート。 本発明に係るパチンコ遊技機のフローチャート。
符号の説明
1 遊技盤0
2 外レール
3 内レール
4 センター役物
5 始動入賞口
6 通過ゲート
6a 球検出スイッチ
7 電動開閉始動口
7a ソレノイド
12 図柄表示器
13 保留数表示ランプ
16 遊技室
18 人形
22a,22b 電動羽根
23a,23b 入球口
27a,27b ソレノイド
28 隔壁
31 傾斜棚
33 床面
34 特別入賞口(継続入賞口)
36a,36b 普通入賞口
40 進退動型電動部材
41 ソレノイド
50 回転型電動部材
60 釘
61 障壁
62 通過間隙
63 弾性部材

Claims (2)

  1. 左側および右側に電動羽根によって開閉する入球口が夫々形成されたセンター役物を遊技盤の中央に設け、該センター役物内には特別入賞口と普通入賞口が設けられ、前記入球口から入球した遊技球が該特別入賞口に入賞すると前記入球口が継続的に繰り返し開閉し大当たり状態を招来させるパチンコ遊技機において、
    遊技球が流下する遊技盤の左側領域に始動入賞口を設け、遊技球が流下する遊技盤の右側領域には電動開閉始動口を設け、前記始動入賞口または電動開閉始動口に遊技球が入賞することにより前記センター役物の左側および右側の入球口が短時間だけ開動するように制御すると共に、前記電動開閉始動口は大当たり状態が終了した後の一定期間だけ頻繁に開動するよう制御し、
    さらに前記センター役物は右側の入球口から入球した遊技球の方が左側の入球口から入球した遊技球よりも容易に特別入賞口に入賞し得るように該センター役物の内部構造を設定したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤のセンター役物よりも上部領域の中央に釘を複数本竪方向に並設することにより外レールとの間に少なくとも遊技球1個分の通過間隙が隔てられた障壁を形成し、該外レールに沿って該遊技盤の上部領域に飛翔することで該外レールの下面から離れることなく到来した遊技球のみが該通過間隙を通過することにより遊技盤の右側領域に導かれるようにしたことを特徴とする請求項1に記載したパチンコ遊技機。
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