JP3065522B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3065522B2
JP3065522B2 JP7346032A JP34603295A JP3065522B2 JP 3065522 B2 JP3065522 B2 JP 3065522B2 JP 7346032 A JP7346032 A JP 7346032A JP 34603295 A JP34603295 A JP 34603295A JP 3065522 B2 JP3065522 B2 JP 3065522B2
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邦夫 松元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球機等の弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパチンコ機等の弾球遊技機
において、遊技盤に、遊技球を検出する普通図柄始動手
段と、この普通図柄始動手段が遊技球を検出した時に一
定時間変動する普通図柄を表示する普通図柄表示手段
と、この普通図柄表示手段の停止後の普通図柄が当たり
図柄の時に所定時間開放する判定図柄始動手段と、この
判定図柄始動手段が遊技球を検出した時に所定時間変動
する判定図柄を表示する判定図柄表示手段とを備え、変
動図柄表示手段の停止図柄と判定図柄表示手段の停止図
柄とが予め定められた所定の組み合わせとなった当たり
発生時に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状
態発生手段とを備えたものがある。
【0003】普通図柄表示手段、判定図柄表示手段は乱
数制御方式を採用し、始動手段が遊技球を検出した時点
の乱数を抽出して、変動後に普通図柄、判定図柄に当た
り図柄が発生する確率を制御するようにしている。また
判定図柄表示手段の変動後の判定図柄に応じて普通図柄
表示手段の当たり発生確率を制御する確率制御手段を備
え、判定図柄表示手段の判定図柄が当たり図柄の内の一
定図柄の時に高確率状態に、それ以外の当たり図柄の時
に低確率状態にと夫々切り換えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の弾球遊技機で
は、変動図柄表示手段と判定図柄表示手段との図柄が予
め定められた所定の組み合わせとなる当たり発生時に
は、利益状態発生手段により大入賞手段が複数回に亘っ
て間欠的に開閉動作を繰り返し、この大入賞手段が開状
態の時に、大入賞手段に多数の遊技球が入賞する等、遊
技者に多大な利益が還元されることになる。
【0005】また判定図柄表示手段の変動後の判定図柄
の如何によって確率制御手段が働き、ゲーム中に普通図
柄表示手段の当たり発生確率が自動的に切り換わるた
め、その確率変動によって遊技者の緊迫感を高揚させる
ことができ、遊技者にとっても興趣に溢れたゲームを行
うことができる。このため、この弾球遊技機は遊技者の
人気も高く、現在では多くの遊技店に広く普及してい
る。
【0006】この弾球遊技機では、普通図柄表示手段の
普通図柄が当たり図柄で停止した時に、判定図柄始動手
段が所定時間、例えば約6秒程度開放するので、その間
に判定図柄始動手段に遊技球を入れて判定図柄表示手段
を作動させる必要がある。このため、大当たりを早期に
獲得するには、判定図柄始動手段に遊技球を如何に効率
的に入球させるかが重要なポイントとなる。
【0007】しかし、判定図柄始動手段の開放中に、こ
の判定図柄始動手段には最大3〜4個程度の遊技球を入
れることが可能であるが、通常では、判定図柄始動手段
の1回の開放に大して判定図柄表示手段が1回作動する
のみであり、判定図柄始動手段に遊技球を如何に効率的
に入れ得たとしても、その入球数分だけ判定図柄表示手
段を作動させることはできない。
【0008】従って、判定図柄表示手段の判定図柄の如
何によって、普通図柄表示手段での当たり発生確率を確
率制御手段により高確率状態に切り換えるようにした場
合には、普通図柄表示手段が高確率状態になれば大当た
り発生の絶好のチャンスになるが、普通図柄表示手段の
当たり発生確率が大になっても、判定図柄表示手段の作
動回数が増えない限りは、普通図柄表示手段の高確率が
大当たりの発生につながらず、遊技者の焦燥感がつのる
ばかりであって、遊技者のゲームに対する意欲を喪失さ
せるだけである。
【0009】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
判定図柄表示手段側の変動時間を短縮する時間短縮機能
を持たせ、この変動時間の短縮により大当たり発生確率
を実質的に上げて、遊技者に多大な利益を還元できる可
能性を大にし、遊技者のゲームに対する意欲を喚起で
き、期待感を抱きながら緊迫した状態で面白くゲームを
できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤5 に、遊技球を検出する普通図柄始動手段13
と、この普通図柄始動手段13が遊技球を検出した時に一
定時間変動する普通図柄を表示する普通図柄表示手段23
と、この普通図柄表示手段23の停止後の普通図柄が当た
り図柄の時に所定時間開放する判定図柄始動手段14と、
この判定図柄始動手段14が遊技球を検出した時に所定時
間変動する判定図柄を表示する判定図柄表示手段24とを
備え、普通図柄表示手段23の停止図柄と判定図柄表示手
段24の停止図柄とが予め定められた所定の組み合わせと
なった当たり発生時に、遊技者に有利な利益状態を発生
させる利益状態発生手段40とを備えた弾球遊技機におい
て、特定の短縮条件の時に判定図柄表示手段24の判定図
柄の変動時間を短縮する変動時間短縮手段42と、特定の
解除条件の時に前記変動時間の短縮を解除する短縮解除
手段43とを備えたものである。
【0011】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、短縮時の判定図柄表示手段24の変動
時間を判定図柄始動手段14の開放時間の複数分の1とし
たものである。
【0012】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、普通図柄表示手段23の停止後
の普通図柄が当たり図柄となる当たり発生確率を制御す
る確率制御手段41を備え、この確率制御手段41による高
確率状態の時を特定の短縮条件とし、低確率状態の時を
特定の解除条件としたものである。
【0013】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3に記載の発明において、判定図柄表示手段24の変動後
の判定図柄に従って普通図柄表示手段23の当たり発生確
率を切り換える確率制御手段41を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1において、1 は前枠で、パチン
コ機本体2 の前面側に開閉自在に枢着されている。前枠
1 にはガラス扉3 及び前面板4 が装着され、これらの後
側に遊技盤5 が着脱自在に装着されている。
【0015】前面板4 には上皿6 が装着され、この上皿
6 の前縁部に球払いレバー7 が設けられている。前枠1
の下部には下皿8 と発射手段9 の操作ハンドル10とが設
けられている。発射手段9 は、操作ハンドル10を操作し
た時に、上皿6 から遊技球が1個ずつ発射部に供給さ
れ、その遊技球を発射モータの作動により遊技盤5 側に
発射するようになっている。
【0016】遊技盤5 の前面には、図2に示すように、
発射手段9 から発射された遊技球を案内するガイドレー
ル11が設けられると共に、表示装置12、普通図柄始動手
段13、判定図柄始動手段14が上下に配置され、その左側
に上入賞手段15、中入賞手段16、下入賞手段17及び袖入
賞手段18が、また右側に第3種始動手段19、大入賞手段
20及び袖入賞手段21が夫々上下方向に配置されている。
【0017】表示装置12は、表示ケース22内に普通図柄
表示手段23と判定図柄表示手段24とを横方向に備えてい
る。普通図柄表示手段23は左右に配置された2個の図柄
表示部25を有し、その2個の図柄表示部25間に1個の図
柄表示部からなる判定図柄表示手段24が設けられてい
る。各表示手段23,24 は液晶式等であって、何れも例え
ば0〜9までの数字図柄を表示するようになっている。
【0018】普通図柄始動手段13は表示装置12の下方近
傍で左右中央に配置されており、この普通図柄始動手段
13に遊技球が入賞した時に、普通図柄表示手段23の各図
柄表示部25の普通図柄が変動するようになっている。判
定図柄始動手段14は、普通図柄始動手段13の直下に配置
された開閉入賞手段26と、この開閉入賞手段26の直下に
配置された振り分け手段27とにより構成されている。
【0019】開閉入賞手段26は、開閉自在に枢支され且
つ閉状態でも遊技球が入球可能な一対の開閉爪28と、一
対の開閉爪28を開閉駆動するソレノイドとを備えたチュ
ーリップ式の電動役物により構成されている。
【0020】振り分け手段27は、図3に示すように、上
側の開閉入賞手段26を経て振り分けケース29内に入球し
た1個目の遊技球を停留位置30に停留させると共に、そ
の停留状態の遊技球を外部信号により左右何れかに振り
分ける振り分け体31と、停留位置30で停留状態の遊技球
を検出する停留スイッチ32と、停留位置30で停留状態の
遊技球が振り分け体31によって右側の作動領域側に振り
分けられた時に、その遊技球を検出する作動領域スイッ
チ33とを備えている。なお、振り分け手段27は、遊技球
が停留位置30に停留状態にある時には、振り分けケース
29内に入球する後続の遊技球を遊技盤5 の前面側に案内
するようになっている。
【0021】図4及び図5は制御装置のブロック図であ
る。図4において、34はマイクロコンピューター等から
なる演算制御手段34で、この演算制御手段34には、普通
図柄表示手段23、判定図柄表示手段24、普通図柄始動手
段13、停留スイッチ32、振り分け手段27、作動領域スイ
ッチ33等が接続されると共に、上入賞手段15等が接続さ
れている。
【0022】演算制御手段34は、図5に示すように構成
されている。即ち、図5において、35は普通図柄表示手
段23の普通図柄を所定時間変動させる普通図柄変動処理
手段で、普通図柄始動手段13に遊技球が入賞した時点の
乱数を抽出して、その乱数によって指定された図柄で停
止すべく普通図柄表示手段23の普通図柄を制御するよう
になっている。なお、この普通図柄変動処理手段35は、
抽出した乱数が当たり乱数の時に、普通図柄表示手段23
の普通図柄に「7・7」を表示させ、外れ乱数の時に、
その「7・7」以外の図柄を表示させるようになってい
る。
【0023】36は普通図柄当たり判定手段で、普通図柄
表示手段23の変動後の停止図柄が当たり図柄、例えば
「7・7」であるか否かを判定し、当たり図柄の時に開
閉入賞手段26を所定時間、例えば約6秒程度開放するよ
うになっている。37は判定図柄表示手段24の判定図柄を
所定時間変動させる判定図柄変動処理手段で、停留スイ
ッチ32が遊技球を検出した時点の乱数を抽出して、その
乱数によって指定された図柄で停止すべく判定図柄表示
手段24の判定図柄を制御するようになっている。
【0024】なお、判定図柄表示手段24の判定図柄に
は、例えば「3」と「7」との2個の当たり図柄があ
る。そして、判定図柄変動処理手段37は抽出した乱数が
「3」と「7」に対応する2個の当たり乱数の時に、判
定図柄表示手段24の判定図柄にその図柄を表示させるよ
うになっている。
【0025】38は大当たり判定手段で、普通図柄表示手
段23の停止図柄と判定図柄表示手段24の停止図柄とが予
め定められた所定の組み合わせとなった時、即ち、普通
図柄表示手段23の普通図柄が「7・7」となり、しかも
判定図柄表示手段24の判定図柄が「3」又は「7」とな
った時を大当たりと設定しており、判定図柄変動処理手
段37での判定図柄表示手段24の変動処理が終了する毎
に、その大当たりの組み合わせであるか否かを判定する
ようになっている。
【0026】39は振り分け手段27の振り分け体31を制御
する振り分け制御手段で、判定図柄変動処理手段37の変
動処理が終了する毎に作動指令を出し、大当たり判定手
段38から大当たり信号があった時に、振り分け体31が遊
技球を右側に、それ以外の時に遊技球を左側に夫々振り
分けるべく振り分け体31を駆動するように構成されてい
る。
【0027】40は利益状態発生手段で、停留中の遊技球
を振り分け体31が右側に振り分けた後、作動領域スイッ
チ33が遊技球の通過を検出した時に、遊技者に有利な利
益状態を発生させるようになっている。即ち、この利益
状態発生手段40は、第3種始動手段19に遊技球が入賞す
る毎に、大入賞手段20の開閉板が間欠的に所定回数開閉
し、上方から落下する遊技球の多くを大入賞手段20に入
賞させて、遊技者に多大の利益を還元するようになって
いる。
【0028】41は普通図柄表示手段23の当たり発生確率
を制御する確率制御手段で、判定図柄表示手段24の変動
後の判定図柄に従って、次回の変動動作から普通図柄表
示手段23の当たり発生確率を切り換えるようになってい
る。即ち、この確率制御手段41は、大当たり判定手段38
からの出力によって、判定図柄表示手段24の判定図柄が
当たり図柄の内で「7」となった時に、次回の変動動作
から低確率状態を高確率状態に、「3」となった時に、
次回の変動動作から高確率状態を低確率状態に夫々切り
換えるように構成されている。
【0029】因みに、普通図柄表示手段23の当たり発生
確率は、例えば低確率時に1/40程度であり、高確率
時に8/40程度である。そして、通常は低確率の1/
40の状態にあり、確率変動時に8/40の高確率にな
る。なお、判定図柄表示手段24の当たり発生確率は2/
19程度である。
【0030】42は判定図柄表示手段24の判定図柄の変動
時間を短縮する変動時間短縮手段で、特定の短縮条件の
時、即ち、高確率状態に確率変動させる「7」の時に、
判定図柄表示手段24の判定図柄の次回からの変動時間を
通常の時間Tから時間tに短縮するようになっている。
なお、判定図柄表示手段24の通常の時間Tは約6秒程度
であり、短縮後の時間tは、開閉入賞手段26の1回の開
放時間中に2〜3回程度、判定図柄表示手段24の変動が
可能になるように、開閉入賞手段26の開放時間(約6秒
程度)の1/10以下の0.5秒程度に設定されてい
る。
【0031】43は変動時間短縮手段42による変動時間の
短縮を解除する短縮解除手段で、特定の解除条件の時、
即ち、低確率状態に戻す「3」の時に、変動時間の短縮
を次回から解除するようになっている。
【0032】次に上記パチンコ機における動作を、図6
乃至図8の流れ図を参照しながら説明する。ゲームに際
して、発射手段9 の操作ハンドル10を操作すると、発射
手段9 の発射動作に連動して発射レールの発射位置に遊
技球を1個ずつ供給し、その遊技球をガイドレール11に
沿って順次遊技盤5 の上部側に発射させる。
【0033】この遊技盤5 の上部側に発射された遊技球
は、遊技盤5 の盤面に沿って下方に落下する。この時
に、図6に示すように、その遊技球が普通図柄始動手段
13に入ると(ステップS1)、普通図柄変動処理手段35
がその時点の乱数を抽出し、その乱数に従って普通図柄
表示手段23の普通図柄の変動処理を行い(ステップS
2)、抽出時点の乱数に応じた停止図柄で停止するよう
に、普通図柄表示手段23の普通図柄を約6秒程度変動さ
せる(ステップS3)。
【0034】普通図柄変動処理手段35による変動処理時
において、抽出した乱数が当たり乱数であれば、普通図
柄表示手段23の左右の図柄表示部25の図柄が「7・7」
の当たり図柄を表示するように停止する。この時、普通
図柄表示手段23に当たり図柄が出る当たり発生確率は、
確率制御手段41により制御されている。即ち、通常は確
率制御手段41により普通図柄変動処理手段35が低確率状
態になるように設定されており、この普通図柄変動処理
手段35はその低確率状態で乱数処理により普通図柄表示
手段23の図柄を変動させる。
【0035】普通図柄変動処理手段35での変動処理によ
って普通図柄表示手段23の普通図柄が当たり図柄の「7
・7」を表示すれば、普通図柄当たり判定手段36が普通
図柄の当たりを判定して開放指令を出力するので(ステ
ップS4)、開閉入賞手段26の一対の開閉爪28が左右に
回動して約6秒間開放する(ステップS5)。
【0036】開閉入賞手段26に1個目の遊技球が入賞す
ると、その遊技球は真っ直ぐに落下して振り分け手段27
の振り分けケース29内に入り停留位置30に停留し、この
遊技球の停留を停留スイッチ32が検出する(ステップS
6)。そして、停留スイッチ32が遊技球を検出すると、
判定図柄変動処理手段37がその時点の乱数を抽出し、そ
の乱数に従って判定図柄表示手段24の判定図柄の変動処
理を行い(ステップS7)、抽出時点の乱数に応じた停
止図柄で停止するように、判定図柄表示手段24の判定図
柄を約6秒間変動させる(ステップS8)。
【0037】この判定図柄表示手段24の変動中に、開閉
入賞手段26には最大3〜4個程度の遊技球が入賞可能で
あるが、停留位置30に1個目の遊技球が停留すれば、そ
れ以後に入賞する遊技球は振り分けケース29内を通過し
て遊技盤5 の後側に案内され入賞球として処理される。
判定図柄表示手段24による変動処理時において、抽出し
た乱数が当たり乱数であれば、判定図柄表示手段24の判
定図柄が「3」又は「7」の当たり図柄で停止し、外れ
乱数であれば、「3」「7」以外の外れ図柄で停止す
る。
【0038】判定図柄表示手段24の判定図柄が当たり図
柄の「3」又は「7」の時には、大当たり判定手段38が
大当たりと判定し(ステップS9)、この大当たり判定
手段38からの大当たり信号により振り分け制御手段39が
働いて、振り分け体31により遊技球を右側の作動領域側
に振り分ける(ステップS10)。そして、停留位置30
の遊技球は作動領域側を経て遊技盤5 の後側へと案内さ
れるので、作動領域内の作動領域スイッチ33が遊技球を
検出し、利益状態発生手段40が働く(ステップS1
1)。
【0039】このため、その後は第3種始動手段19に遊
技球が入賞すれば(ステップS12)、その入賞毎に大
入賞手段20の開閉板が間欠的に所定回数開閉し、上方か
ら落下する遊技球の多くを大入賞手段20に入賞させて、
遊技者に多大の利益を還元する(ステップS13)。
【0040】一方、判定図柄表示手段24の変動動作後の
判定図柄が「3」又は「7」であれば、図7に示すよう
に確率制御手段41が働いて普通図柄の当たり発生確率を
変動させると共に、図8に示すように変動時間短縮手段
42又は短縮解除手段43が働いて判定図柄の変動時間を短
縮し又は短縮を解除する。
【0041】即ち、図7に示すように、大当たり判定手
段38が大当たりと判定した時には、更に判定図柄が
「3」又は「7」の何れかを判定する(ステップS1
4)。そして、判定図柄が「7」であれば、確率制御手
段41が働いて普通図柄変動処理手段35に次回からの当た
り発生確率を低確率状態から高確率状態へと切り換える
切り換え処理を行う(ステップS15)。判定図柄が
「3」であれば、高確率状態の時には確率制御手段41が
働いて通常の低確率状態へと戻す処理を行う(ステップ
S16)。
【0042】また、判定図柄が「7」であれば、図8に
示すように、変動時間短縮手段42が働いて、判定図柄表
示手段24の次回からの判定図柄の変動時間を時間Tから
時間tに短縮する短縮処理を行う(ステップS17)。
判定図柄が「3」であれば、短縮解除手段43が働いて、
判定図柄の変動時間が短縮状態の時には、短縮を解除し
て通常の時間tに戻す処理を行う(ステップS18)。
【0043】そこで、普通図柄の当たり発生確率が高確
率状態に設定された後、開閉入賞手段26が一旦閉じて、
再度、普通図柄始動手段13に遊技球が入賞すれば、普通
図柄表示手段23の普通図柄が「7・7」の当たり図柄と
なり易くなる。そして、普通図柄表示手段23の普通図柄
が「7・7」の当たり図柄となれば、開閉入賞手段26が
約6秒間開放して遊技球が入賞し、振り分け手段27の停
留位置30に遊技球が停留するので、その遊技球を停留ス
イッチ32が検出して判定図柄変動処理手段37が判定図柄
表示手段24の判定図柄を変動させる。
【0044】しかし、この時には前回の判定図柄の当た
りによって、判定図柄の変動時間が時間tに短縮されて
いるため、判定図柄表示手段24は0.5秒程度変動した
だけで直ちに停止する。そして、判定図柄表示手段24の
変動動作が停止すると、大当たり判定手段38が大当たり
か否かを判定すると共に、その判定結果に従って振り分
け手段27の振り分け体31が停留中の遊技球を左右何れか
に振り分けて行く。
【0045】つまり、変動時間短縮手段42の変動時間を
短縮した状態では、判定図柄表示手段24の判定図柄は時
間t、例えば0.5秒程度の極く短時間だけ変動し、変
動開始後直ぐに停止して当たり図柄であるか否か、また
当たり図柄の時には「3」又は「7」の何れであるかが
決まる。
【0046】従って、開閉入賞手段26に遊技球が入っ
て、停留スイッチ32が遊技球を検出した時点で瞬間的に
判定図柄表示手段24の判定図柄が変動するだけであっ
て、直ちに判定図柄表示手段24の判定図柄が停止して、
大当たり判定手段38が大当たりか否かの判定を行うこと
ができる。
【0047】このため、判定図柄が当たり図柄又は外れ
図柄の何れの場合にも、大当たり判定手段38の判定結
果、又は判定図柄変動処理手段37の変動終了の指令によ
り振り分け制御手段39が働いて、停留位置30で停留中の
遊技球を振り分け体31により左右何れかに振り分けるこ
とができる。そして、その後、直ちに開閉入賞手段26を
経て振り分け手段27内に入球する遊技球があっても、そ
の遊技球を振り分け体31によって停留位置30に停留で
き、また停留スイッチ32が停留中の遊技球を確実に検出
することができる。
【0048】短縮後の時間tは0.5秒程度であって、
開閉入賞手段26の開放時間(約6秒)の1/10以下で
あるため、開閉入賞手段26の開放時間中に、この開閉入
賞手段26に3〜4個の遊技球を入賞させて、判定図柄表
示手段24の判定図柄を3〜4回変動させることが可能で
ある。
【0049】このように判定図柄表示手段24の判定図柄
を時間t(0.5秒程度)に短縮することによって、開
閉入賞手段26の開放中に、この開閉入賞手段26に入賞す
る遊技球により判定図柄表示手段24の判定図柄を効率よ
く変動させることができる。従って、判定図柄表示手段
24の判定図柄が極く短時間で決まる毎に、この判定図柄
表示手段24の判定図柄と普通図柄表示手段23の普通図柄
との組み合わせを対比して、大当たり判定手段38が短時
間で大当たりか否かを繰り返し判定できるので、遊技者
は緊迫感を抱きながら連続的にゲームを行うことができ
る。
【0050】特に変動時間短縮手段42による変動時間の
短縮時には、確率制御手段41により普通図柄表示手段23
の当たり発生確率が高確率状態になっているため、この
当たり発生確率の変更と相俟って、普通図柄表示手段23
の普通図柄が「7・7」となり、判定図柄表示手段24の
判定図柄が「3」又は「7」となって大当たりが発生す
る可能性も大になり、遊技者は大当たり発生時の多大な
利益の還元に期待感を抱きながらゲームを行うことがで
きる。なお、変動時間の短縮中に判定図柄が再度「7」
になった時には、再度、大当たり処理後に短縮処理を行
って時間tを継続する。
【0051】また判定図柄表示手段24の判定図柄が当た
り図柄の内の「3」になれば、確率制御手段41が働いて
普通図柄表示手段23での当たり発生確率を次回から通常
の低確率状態に戻すと共に、短縮解除手段43が働いて変
動時間の短縮を解除し、次回からの判定図柄表示手段24
の判定図柄を時間Tに戻す。
【0052】従って、ゲーム中に判定図柄表示手段24の
判定図柄の如何によって、確率制御手段41により普通図
柄の当たり発生確率が変動し、また変動時間短縮手段42
と短縮解除手段43とにより判定図柄の変動時間が短縮し
又は短縮を解除できるので、ゲーム全体が変化に富み興
趣に溢れたゲーム構成となり、遊技者はゲームを面白く
行える。
【0053】また判定図柄表示手段24の判定図柄が大当
たり図柄の「3」になった時に、変動時間短縮手段42に
よる短縮を短縮解除手段43により解除して、判定図柄表
示手段24の変動時間を通常の時間Tに戻すが、この時に
は少なくとも2度目の大当たりが発生しているため、一
応の利益を遊技者に還元した後に変動時間の短縮を解除
することができる。
【0054】以上、本発明の実施形態について例示した
が、本発明は実施形態に限定されるものではない。例え
ば、実施形態では、普通図柄表示手段23の2個の図柄表
示部25の間に判定図柄表示手段24を設けているが、普通
図柄表示手段23と判定図柄表示手段24は上下に配置して
も良い。
【0055】また普通図柄表示手段23、判定図柄表示手
段24の変動時間、短縮時間、確率等は、何れも例示であ
って、その時間、確率に限定されるものではない。判定
図柄始動手段14として、実施形態では開閉入賞手段26と
振り分け手段27とにより構成しているが、振り分け手段
27の振り分けケース29の入口に開閉爪28を設けたもの等
を用いても良い。特定の短縮条件、特定の解除条件に
は、他の条件を設定しても良い。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
盤5 に、遊技球を検出する普通図柄始動手段13と、この
普通図柄始動手段13が遊技球を検出した時に一定時間変
動する普通図柄を表示する普通図柄表示手段23と、この
普通図柄表示手段23の停止後の普通図柄が当たり図柄の
時に所定時間開放する判定図柄始動手段14と、この判定
図柄始動手段14が遊技球を検出した時に所定時間変動す
る判定図柄を表示する判定図柄表示手段24とを備え、普
通図柄表示手段23の停止図柄と判定図柄表示手段24の停
止図柄とが予め定められた所定の組み合わせとなった当
たり発生時に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利
益状態発生手段40とを備えた弾球遊技機において、特定
の短縮条件の時に判定図柄表示手段24の判定図柄の変動
時間を短縮する変動時間短縮手段42と、特定の解除条件
の時に前記変動時間の短縮を解除する短縮解除手段43と
を備えているので、ゲーム中に判定図柄表示手段24側の
変動時間を特定の短縮条件、解除条件に従って短縮し解
除することができる。従って、判定図柄表示手段24の変
動時間を短縮した時には、大当たり発生確率が実質的に
大になって、多大な利益の還元を受け得る可能性が生じ
るため、遊技者はゲームに対する意欲が喚起され期待感
を抱き、緊迫した状態でゲームを面白く行うことができ
る。
【0057】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、短縮時の判定図柄表示手段24
の変動時間を判定図柄始動手段14の開放時間の複数分の
1としているので、判定図柄始動手段14の開放時間内に
判定図柄表示手段24を複数回変動させることも可能であ
る。
【0058】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1又は2に記載の発明において、普通図柄表示手段23の
停止後の普通図柄が当たり図柄となる当たり発生確率を
制御する確率制御手段41を備え、この確率制御手段41に
よる高確率状態の時を特定の短縮条件とし、低確率状態
の時を特定の解除条件としているので、普通図柄表示手
段23が高確率状態の時に、判定図柄表示手段24の変動時
間を短縮でき、普通図柄表示手段23が低確率状態の時
に、判定図柄表示手段24の短縮を解除できる。
【0059】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1乃至3に記載の発明において、判定図柄表示手段24の
変動後の判定図柄に従って普通図柄表示手段23の当たり
発生確率を切り換える確率制御手段41を設けているの
で、判定図柄に連動して当たり発生確率を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示す振り分け手段の正面
図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す制御装置のブロック
図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す演算制御手段のブロ
ック図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すゲーム時の流れ図で
ある。
【図7】本発明の一実施形態を示す当たり発生確率変動
時の流れ図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す変動時間の短縮・解
除時の流れ図である。
【符号の説明】
5 遊技盤 13 普通図柄始動手段 14 判定図柄始動手段 23 普通図柄表示手段 24 判定図柄表示手段 40 利益状態発生手段 41 確率制御手段 42 変動時間短縮手段 43 短縮解除手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(5) に、遊技球を検出する普通図
    柄始動手段(13)と、この普通図柄始動手段(13)が遊技球
    を検出した時に一定時間変動する普通図柄を表示する普
    通図柄表示手段(23)と、この普通図柄表示手段(23)の停
    止後の普通図柄が当たり図柄の時に所定時間開放する判
    定図柄始動手段(14)と、この判定図柄始動手段(14)が遊
    技球を検出した時に所定時間変動する判定図柄を表示す
    る判定図柄表示手段(24)とを備え、普通図柄表示手段(2
    3)の停止図柄と判定図柄表示手段(24)の停止図柄とが予
    め定められた所定の組み合わせとなった当たり発生時
    に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生
    手段(40)とを備えた弾球遊技機において、特定の短縮条
    件の時に判定図柄表示手段(24)の判定図柄の変動時間を
    短縮する変動時間短縮手段(42)と、特定の解除条件の時
    に前記変動時間の短縮を解除する短縮解除手段(43)とを
    備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 短縮時の判定図柄表示手段(24)の変動時
    間を判定図柄始動手段(14)の開放時間の複数分の1とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 普通図柄表示手段(23)の停止後の普通図
    柄が当たり図柄となる当たり発生確率を制御する確率制
    御手段(41)を備え、この確率制御手段(41)による高確率
    状態の時を特定の短縮条件とし、低確率状態の時を特定
    の解除条件としたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 判定図柄表示手段(24)の変動後の判定図
    柄に従って普通図柄表示手段(23)の当たり発生確率を切
    り換える確率制御手段(41)を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至3に記載の弾球遊技機。
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