JPH11267286A - パチンコ遊技機 - Google Patents
パチンコ遊技機Info
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- JPH11267286A JPH11267286A JP10096591A JP9659198A JPH11267286A JP H11267286 A JPH11267286 A JP H11267286A JP 10096591 A JP10096591 A JP 10096591A JP 9659198 A JP9659198 A JP 9659198A JP H11267286 A JPH11267286 A JP H11267286A
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Abstract
単なものとした場合であっても、遊技の面白さを十分に
堪能することが可能なパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 所定の条件下、遊技者にとって有利な開
成状態となるように設定されるとともに、所定の開始条
件が達成されてから所定の終了条件が達成されるまでを
1サイクルとしたとき、所定の継続条件が達成された場
合に、開成状態のサイクルを所定回数だけ継続可能なパ
チンコ遊技機において、変動入賞装置(例えばアタッカ
140)が開成状態となった場合に、変動入賞装置の入賞
領域に遊技球が入賞する毎に抽選を行う抽選手段と、該
抽選手段における抽選結果が開成状態の継続を許可する
ものである場合に、開成状態の現サイクルの終了後にお
いて、次のサイクルを開始させる開成状態継続手段とを
備える。各手段は、CPU240、ROM250、RAM260
等を備えた制御手段230により構成される。
Description
関し、特に、所定の条件下、遊技者にとって有利な開成
状態となるように設定されるとともに、所定の開始条件
が達成されてから所定の終了条件が達成されるまでを1
サイクルとしたとき、所定の継続条件が達成された場合
には、前記開成状態のサイクルを所定回数だけ継続可能
なパチンコ遊技機に関するものである。
て有利な開成状態になるように設定されるとともに、所
定の開始条件が達成されてから所定の終了条件が達成さ
れるまでを1サイクルとしたとき、所定の継続条件が達
成された場合に、前記開成状態のサイクルを所定回数だ
け継続可能なパチンコ遊技機が知られている。
としては、いわゆるチューリップや、アタッカと称され
る入賞装置が用いられている。例えば、アタッカと称さ
れる入賞装置は、特公昭60-58984号公報や特開昭60-688
83号公報に示されているように、遊技盤の前方へ向かっ
て開成可能なプレートと、このプレートが開いた際に打
球が入賞可能な入賞口とを備えており、通常の遊技状態
ではプレートが閉じて入賞口を塞いでいるが、所定の開
始条件が達成されると、プレートが開いて入賞口に打球
を受け入れ易い遊技者にとって有利な状態となる。
条件とは、例えば、特定入賞口に打球が入賞する等の条
件である。具体的には、特公昭60-58984号公報記載のパ
チンコ遊技機のように、特定入賞領域への入賞に基づい
て複数の表示パターンが変換表示する可変表示装置を設
け、この可変表示装置における表示パターンの変換表示
を遊技者の停止操作や一定時間の経過により停止させ、
停止表示態様が特定の表示パターンとなったことを開始
条件としたり、あるいは、特開昭60-68883号公報に示さ
れたパチンコ遊技機のように、通常の遊技状態では複数
個のランプを順次点灯させる可変表示装置を設け、特定
入賞領域への入賞に基づいて可変表示装置におけるラン
プの点灯移動を停止させ、特定のランプが点灯している
ことを開始条件とする。
ンコ遊技機では、変動入賞装置が開成状態にある間に、
打球が変動入賞装置内のVゾーンと称される特定領域を
通過することにより、再び変動入賞装置が開成状態とな
るように構成されている。
る所定の開始条件が達成されると、変動入賞装置が開成
状態となり、30秒が経過するか、あるいはこの30秒
間に10個の打球が変動入賞装置内に入賞すると開成状
態が終了する。また、変動入賞装置が開成状態となった
場合に、打球がVゾーンを通過すると、再び変動入賞装
置が開成状態となり、この開成状態を最高16回まで繰
り返すことができる。この開成状態の継続を一般的にV
継続と称している。
備えたパチンコ遊技機では、特にV継続の条件を与える
場合に、変動入賞装置内に設けた複数個(例えば3個)
の入賞口のうちの1つ(例えば中央の入賞口)をVゾー
ンとしているので、Vゾーンへの入賞球と他の入賞ロヘ
の入賞球とを区別して検出する必要がある。このため、
Vゾーンへの入賞球を検出するための検出手段を付加し
なければならず、変動入賞装置の部品点数が増えるとと
もに、構造も複雑なものとなっていた。
ーンを変動入賞装置とは別の部位に設けることも考えら
れるが、限られたスペースの遊技盤面上にさらにVゾー
ンを設けることは、遊技盤の設計上好ましくない。
みを設け、変動入賞装置が開成状態となっている間の所
定時間内にこの入賞口へ打球が入賞した場合に、変動入
賞装置の開成状態を継続させるようにしたパチンコ遊技
機が、特開昭64-49587号公報に開示されている。すなわ
ち、このパチンコ遊技機では、変動入賞装置内に設けた
1個の入賞口にVゾーンとしての役割を併せ持たせるよ
うにしており、これにより変動入賞装置の部品点数を減
らすとともに、構造を簡単なものとすることができた。
87号公報記載のパチンコ遊技機は、変動入賞装置が開成
状態となっている時間帯を分割し、分割した所定の時間
帯内に打球が入賞口に入賞することを開成状態の継続条
件としたものである。
いる時間帯のうち、前半部分の時間帯における変動入賞
装置への入賞を継続条件とした場合、例えば、変動入賞
装置の開成時間が30秒間であり、継続条件の達成を最
初の10秒間とした場合には、変動入賞装置が開成状態
となったことを遊技者が認識した後、わずかな時間内に
変動入賞装置内へ打球を入賞させなければ継続条件を達
成することができず、遊技があわただしいものとなり、
遊技の面白さを十分に堪能することができない。
る時間帯のうち、後半部分の時間帯における変動入賞装
置への入賞を継続条件とした場合、例えば、変動入賞装
置の開成時間が30秒間であり、継続条件の達成を最後
の10秒間とした場合には、前半の時間帯に打球の入賞
が集中すると継続条件を達成することができず、上述し
た場合と同様に遊技の面白さを十分に堪能することがで
きない。
ので、変動入賞装置の部品点数を減らして構造を簡単な
ものとした場合であっても、遊技の面白さを十分に堪能
することが可能なパチンコ遊技機を提供することを目的
とするものである。
は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備え
ている。
技者にとって有利な開成状態となるように設定されると
ともに、所定の開始条件が達成されてから所定の終了条
件が達成されるまでを1サイクルとしたとき、所定の継
続条件が達成された場合に、前記開成状態のサイクルを
所定回数だけ継続可能なパチンコ遊技機において、前記
変動入賞装置が前記開成状態となった場合に、前記変動
入賞装置の入賞領域に遊技球が入賞する毎に抽選を行う
抽選手段と、該抽選手段における抽選結果が前記開成状
態の継続を許可するものである場合に、開成状態の現サ
イクルの終了後において、前記開成状態の次のサイクル
を開始させる開成状態継続手段とを備えたことを特徴と
するものである。
段は、CPU,ROM,RAM等の機能を備えたマイク
ロコンピュータ等からなる制御装置が、ROM領域に予
め記憶されたプログラムに基づいて各手段として動作す
ることにより構成される。
の発明の特徴点に加えて、前記抽選手段は、所定数の範
囲の乱数の中から1個の乱数を抽出することにより抽選
を行うことを特徴とするものである。具体的には、抽選
手段において、「0」「1」「2」の中からいずれか1
個を抽出し、「0」を抽出した場合に開成状態の継続を
許可する。以降の抽選においても、同様に「0」「1」
「2」の中からいずれか1個が抽出される。
の発明の特徴点に加えて、前記抽選手段は、所定数の範
囲の乱数の中から1個の乱数を抽出することにより抽選
を行い、以降の抽選では、所定数の範囲から当該抽出乱
数を順次除外して抽選を行うことを特徴とするものであ
る。
「12」の整数の中からいずれか1個を抽出し、「1」
〜「4」を抽出した場合に開成状態の継続を許可する。
当該抽選において、例えば「5」を抽出した場合には、
開成状態の継続は許可されず、次回の抽選においては、
前回抽出した乱数、すなわち「5」を除いた「1」〜
「4」、「6」〜「12」の整数の中から1個を抽出す
る。このように、以降の抽選において、母集団となる乱
数の数を順次減少させて抽選を行う。
求項3のいずれか1項記載の発明の特徴点に加えて、前
記抽選手段は、各抽選毎に当選確率を変更可能なことを
特徴とするものである。具体的には、抽選手段における
抽選毎に、母集団となる乱数の数あるいは当選値となる
乱数の数を変更して、当選確率を変更する。例えば、抽
選が進むにつれて当選確率を上げれば、開成状態の継続
可能性を徐々に高めることができる。反対に、抽選が進
むにつれて当選確率を下げれば、開成状態の継続可能性
を徐々に低くすることができる。
求項4のいずれか1項記載の発明の特徴点に加えて、前
記抽選手段は、各抽選における当選確率が1/3以下で
あることを特徴とするものである。具体的には、抽選手
段において、「0」「1」「2」の中からいずれか1個
を抽出し、「0」を抽出した場合に開成状態の継続を許
可することにより、当選確率を1/3とすることができ
る。また、母集団となる乱数の数を増加させることによ
り、さらに当選確率を下げることができる。
技機の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1〜
4は、本発明にかかるパチンコ遊技機の一実施形態を示
すもので、図1は、パチンコ遊技機を制御するための制
御装置の概略構成を示すブロック図、図2は、パチンコ
遊技機の正面図、図3は、遊技盤裏面に形成された球通
路を示す説明図、図4は、変動入賞装置の斜視図をそれ
ぞれ示す。なお、図4において、(a)は変動入賞装置
の扉が開いた状態、(b)はこの扉が閉じた状態を示
す。
に示すように、開閉可能な前面枠20の上部に、前面をガ
ラス板で覆われた遊技盤30が取り付けられており、この
遊技盤30の下方には、遊技球を供給するための上皿40
と、上皿40からオーバーフローした遊技球を貯留するた
めの下皿50が設けられており、下皿50の右方には、打球
の発射勢を調整するためのハンドル60が設けられてい
る。また、遊技盤30の左上方および右上方には、それぞ
れ盤面飾りランプ70が取り付けられており、遊技盤30の
上方には、枠上部飾リランプ80が設けられている。
まれた略円形の遊技部100が設けられており、この遊技
部100のほぼ中央には、液晶表示画面からなる可変表示
装置110が設けられている。なお、この可変表示装置110
は液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば、C
RTやプラズマディスプレイ,エレクトロルミネセンス
等の表示装置であってもよい。この可変表示装置110に
は「1」〜「15」の数字からなる図柄が、横並びに3
列となるよう可変表示される。この遊技部100内には、
天釘120等の障害釘が多数植設されている。
は、始動口130が設けられており、この始動口130のさら
に下方には変動入賞装置であるアタッカ140が設けられ
ている。また、遊技部100内には、その他の一般入賞口
として、天入賞口150、肩入賞口160、袖入賞口170等が
設けられている。さらに、このアタッカ140の下方に
は、いずれの入賞口にも入賞しなかった打球が排出され
るアウト口180が開口している。
球通路190が形成されている。この球通路190により、天
入賞口150,肩入賞口160および袖入賞口170に入賞した
遊技球がl力所に集められ、入賞球センサ200に検知さ
れる。また、始動口130に入賞した遊技球は、始動入賞
球センサ210に検知された後、球通路190に合流して入賞
球センサ200に検知される。
モータ141によって開閉され、アタッカ140に入賞した遊
技球はカウントスイッチ220に検知された後、球通路190
に合流して入賞球センサ200に検知される。このアタッ
カ140は、図4(a)に示すように、開閉可能な扉142を
備えており、アタッカ140の背後に配設した開閉モータ1
41、モータアーム143およびアクチュエータ144からなる
駆動装置により開閉動作が行われる。なお、開閉モータ
141はモータカバー145により被覆され、アクチュエータ
144はアクチュエータホルダ146により被覆されている。
動すると、この回動がモータアーム143を介してアクチ
ュエータ144に伝えられ、図4(a)に示すように、扉1
42が開放される。一方、開閉モータ141が逆転回動する
と、この回動がモータアーム143を介してアクチュエー
タ144に伝えられ、図4(b)に示すように、扉142が閉
じられる。
に極めて入賞しやすい開成状態、つまり、遊技者にとつ
て有利な状態に変動する。この開成状態でアタッカ140
に入賞した遊技球は、図4(a)に示すカウントスイッ
チ220により検知される。上述したパチンコ遊技機10を
構成するアタッカ140等の各装置は、遊技盤30の裏面等
に設けた制御装置230により、その動作が制御されてい
る。
CPU240、ROM250、RAM260等を備えたマイクロ
コンピュータ等から構成され、CPU240には、複数の
センサや駆動回路等が接続されている。すなわち、CP
U240には、上述した入賞球センサ200,始動入賞球セン
サ210やカウントスイッチ220から出力された検知信号が
入力されるとともに、発射球センサ270,戻り球センサ2
80およびアウト球センサ290から出力される検知信号が
入力される。
作によって球発射装置から弾発される遊技球を検知し
て、信号を出力する。戻り球センサ280は、球発射装置
によって弾発されたが遊技部100まで達せずにガイドレ
ール90を戻ってくる、いわゆるファール球を検知して信
号を出力する。また、アウト球センサ290は、遊技部100
内に弾発されていずれの入賞口にも入賞せずにアウト口
180に集められた遊技球を検知して信号を出力する。
路300へ駆動信号を出力し、可変表示装置110の液晶画面
に画像を表示させる。また、CPU240は、開閉モータ1
41を駆動するアタッカ駆動回路310へ駆動信号を出力
し、アタッカ140の扉142の開閉制御を行う。
を処理制御するプログラムが記憶されており、可変表示
装置110はこのプログラムに基づくCPU240の処理制御
によって可変表示される。また、ROM250には大当た
り入賞判定テーブル、大当たり発生確率テーブル等も記
憶されている。これらテーブルは大当たり入賞態様決定
回路による大当たり入賞判定の際に参照される。CPU
240、乱数発生器320および乱数サンプリング回路330
は、入賞態様決定回路を構成している。大当たり入賞判
定テーブルには、この乱数発生器320で発生する一定範
囲の乱数を各入賞態様に区画するデータが記憶されてい
る。
入賞球センサ210が検知すると、CPU240は乱数発生器
320へ信号を出力して乱数を発生させる。サンプリング
回路330は、この乱数の中から1つの乱数を抽出する。
入賞態様は、このサンプリング回路330によって抽出さ
れた乱数の値が、大当たり入賞判定テーブルのどの区画
に属するかによって決定される。
ルの大当たり入賞区画に属する確率は、大当たり発生確
率テーブルに設定された確率値に基づいている。大当た
り発生確率テーブルには、複数の確率値が記憶されてお
り、大当たり入賞の発生確率は設定操作部340の操作に
より、例えば3段階に可変設定することが可能となって
いる。例えば、設定1では、1/215、設定2では、
1/230、設定3では、1/245の大当たり発生確
率に設定される。CPU240には、この設定操作部340の
設定状態が入力され、設定表示部駆動回路350によって
読み込んだ設定状態を設定表示部360に表示させる。
れると、可変表示装置110に「l」〜「15」の中のい
ずれかの同一図柄が、横並びに3個停止表示される。こ
の際、「1」,「3」,「5」,「7」,「9」,「1
l」または「13」のいずれかの特定図柄が、可変表示
装置110に横並びに3個停止表示されると、大当たり発
生確率は高確率値となって確率変動状態になる。すなわ
ち、設定操作部340によるテーブルの可変設定l、2、
3にかかわらず、大当たり発生確率テーブルには1/2
5の大当たり発生確率値が設定される。したがって、次
回の乱数抽選で大当たりが再度発生する確率が極めて高
くなる。
の発生を含めて所定回数の大当たり入賞が発生すること
によって終了し、その後は通常の大当たり発生確率値に
復帰する。
装置であるアタッカ140が開成状態となった場合に、ア
タッカ140のカウントスイッチ220により遊技球が検出さ
れる毎に抽選を行う抽選手段として機能するとともに、
抽選手段における抽選結果が開成状態の継続を許可する
ものである場合に、開成状態の現サイクルの終了後にお
いて次のサイクルを開始させる開成状態継続手段として
機能する。すなわち、制御装置230が、ROM250に予め
記憶されたプログラムに基づいて動作することにより、
抽選手段および開成状態継続手段として機能する。
入賞領域をそのまま事実上の特定領域(Vゾーン)とし
て使用することができるので、いわゆるV継続条件のた
めに専用の入賞球検出手段を設けたり変動入賞装置であ
るアタッカの構造を複雑化したりする必要がない。この
ため、変動入賞装置であるアタッカの部品点数を減らし
て構造を簡単なものとすることにより、製造コストを削
減できるとともに、保守作業も容易となる。
遊技の面白さを高めるために、アタッカ内の特定領域
(Vゾーン)に対して遊技球が集まり易いような釘調整
を行う必要がなくなり、保守作業がさらに容易となる。
において、ハンドル60が回動操作されると、上皿40に貯
留された遊技球は球送り装置によって1個ずつ球発射装
置に送られ、遊技部100に向かって1個ずつ弾発され
る。弾発された遊技球は、発射球センサ270に検知され
た後、ガイドレール90に案内されて遊技部100内に弾発
される。この際、ファール球は戻り球センサ280に検知
される。
釘に弾かれながら遊技部100内を流下する。遊技球が遊
技部100内を流下する際に、天入賞口150を始めとする一
般入賞口に入賞すると、入賞球センサ200に検知され、
CPU240の処理制御によって所定個数、例えば5個の
賞球が上皿40に払い出される。上皿40に貯留される遊技
球が満杯になった場合には、賞球は下皿50にオーバーフ
ローするようになる。
いずれの入賞口にも入賞しなかった場合には、遊技球は
アウト口180に集められて回収される。アウト口180に集
められた遊技球は、アウト球センサ290に検知される。
また、遊技球が遊技部100内を流下する際に、始動口130
に入賞すると始動入賞球センサ210に検知され、CPU2
40の処理制御によって可変表示装置110が可変表示を開
始する。また、始動入賞球センサ210に遊技球が検知さ
れると、前述した入賞態様決定回路によって大当たり入
賞判定が行われる。
て可変表示装置110に同一図柄が横並びに3個停止表示
されると、CPU240によってアタッカ駆動回路310が制
御されて開成状態となり、30秒が経過するか、あるい
はこの30秒間に10個の遊技球がアタッカ140内に入
賞するまでを1サイクルとして、この開成状態が続く。
また、アタッカ140が開成状態となった場合に、アタッ
カ140へ遊技球が入賞する毎に継続入賞の抽選を行い、
抽選結果が開成状態の継続を許可するものである場合
に、この開成状態の次のサイクルの開始が可能となり、
このようにして開成状態のサイクルは最高16回まで繰
り返すことができる。
0は、大当たりの発生を開始条件として開成状態とな
り、30秒の経過あるいは10個の遊技球の入賞を終了
条件として開成状態の1サイクルを終了する。また、継
続入賞の抽選結果が開成状態の継続を許可するものであ
ることを継続条件として、開成状態のサイクルを最高1
6回まで継続する。
技球は、カウントスイッチ220に検知され、さらに入賞
球センサ200に検知される。カウントスイッチ220および
入賞球センサ200に遊技球が検知されると、遊技者に対
して15個の遊技球が賞球として払い出される。
れ、カウントスイッチ220に検知されなかった入賞球に
ついては、通常入賞口または始動口130からの入賞球と
して、遊技者に対して5個の賞球が払い出される。カウ
ントスイッチ220は、アタッカ140への入賞球数が10個
になると、アタッカ140を閉じさせる機能を持つととも
に、継続入賞の抽選を行い、1球でも継続入賞の当選が
あると、アタッカ140が一旦閉じた後、再びアタッカ140
を開成状態とする機能を併せ持つ。
れる。前記したROM250には、大当たり入賞判定テー
ブル等の他に、継続入賞判定テーブルが記憶されてい
る。この継続入賞判定テーブルには、前記した乱数発生
器320で発生する一定範囲の乱数を継続入賞の当選とハ
ズレとに区画するデータが記憶されている。
トスイッチ220により検知されると、CPU240が乱数発
生器320へ信号を出力して乱数を発生させ、サンプリン
グ回路330がこの乱数の中から1つの乱数を抽出する。
このサンプリング回路330によって抽出された乱数の値
が継続入賞判定テーブルのどの区画に属するかによっ
て、継続人賞の当選か否かが決定される。
「1」「2」からなる乱数を発生させ、サンプリング回
路330によっていずれか1個の乱数を抽出する。抽出し
た乱数が「0」であった場合を当選として、開成状態の
継続を許可する。以降の抽選においても、同様に「0」
「1」「2」からなる乱数を発生させ、サンプリング回
路330によっていずれか1個の乱数が抽出される(完全
確率方式)。これら一連の処理が、抽選手段における抽
選となる。この抽選手段における抽選結果が、開成状態
の継続を許可する当選であった場合には、開成状態継続
手段により、再びアタッカ140が開成状態となり、開成
状態の次サイクルが開始する。
数を同じラウンドでは抽出しないような抽選方式を採用
することもできる。すなわち、前記した継続入賞判定テ
ーブルに当選となる4区画とハズレとなる8区画の計1
2区画のデータを記憶しておき、カウントスイッチ220
からの信号に基づいて抽出した乱数がどの区画に属する
かによって、継続入賞の当選か否かを決定する。また、
一度選択した区画の乱数は、同じラウンドでは抽出しな
いようにしておく。
「12」の整数からなる乱数を発生させ、サンプリング
回路330によっていずれか1個の乱数を抽出する。抽出
した乱数が「1」〜「4」であった場合を当選として、
開成状態の継続を許可する。当該抽選において、例えば
「5」を抽出した場合には、開成状態の継続は許可され
ず、次回の抽選において、前回抽出した乱数、すなわち
「5」を除いた「1」〜「4」、「6」〜「12」の整
数からなる乱数の中から1個の乱数を抽出する(天井方
式)。
り、例えば8回連続して抽選に外れた場合であっても、
9個目の入賞球に基づく抽選では必ず継続入賞となり、
正常な遊技を行っている遊技者に対して、確実にV継続
の権利を与えることができる。
能である抽選方式を採用することもできる。抽選を行う
毎に当選確率を変更するには、例えば、母集団となる乱
数の数あるいは当選値となる乱数の数を変更すればよ
い。この場合に、抽選が進むにつれて当選確率を上げれ
ば、開成状態の継続可能性を徐々に高めることができ
る。反対に、抽選が進むにつれて当選確率を下げれば、
開成状態の継続可能性を徐々に低くすることができる。
いずれの場合にも、遊技の面白さを高めることができ
る。
率は、1/3以下であることが好ましい。このように、
当選確率を1/3以下とすることにより、従来のパチン
コ遊技機の変動入賞装置において3個の入賞口のうちの
1個を特定領域(Vゾーン)とした場合と同様の遊技を
行うことができる。
確率を、外部からの操作に基づいて変更できるようにし
てもよい。当選確率を外部からの操作に基づいて変更す
るには、上述した設定操作部340に、当選確率の変更を
行う機能を併せ持たせればよい。この場合、当選確率の
変更は、例えば6段階で行えるようにする。
基づいて変更できるようにすれば、遊技者に有利な状態
である変動入賞装置の開成状態の継続確率を変更するこ
とができ、遊技者と遊技店との利益の均衡を図ることが
できる。
以下に示すような効果を奏する。請求項1記載の発明に
よれば、抽選手段により、変動入賞装置の入賞領域に遊
技球が入賞する毎に抽選を行い、開成状態継続手段によ
り、抽選結果が開成状態の継続を許可するものである場
合に、開成状態の現サイクルの終了後において、次のサ
イクルを開始させるようにしている。したがって、遊技
者は、変動入賞装置の開成状態を継続させるために必要
以上の注意を払う必要がなく、パチンコ遊技機における
遊技全般にわたって、遊技の面白さを十分に堪能するこ
とが可能となる。
囲の乱数の中から1個の乱数を抽出することにより抽選
を行っているので、各抽選における当選確率が常に一定
となる。したがって、遊技者の遊技に対する熟練度等に
影響されることなく、遊技に未熟な初心者であっても熟
練者と同様に遊技の面白さを享受することができる。
乱数の母集団から既に抽出された乱数を順次除外して抽
選を行っている。したがって、抽選回数が増える毎に変
動入賞装置の開成状態が継続する確率が高まるので、遊
技の面白さをさらに高めることができる。
当選確率を変更することができる。したがって、変動入
賞装置の開成状態の継続に対する期待感が各抽選毎に異
なるため、遊技の面白さをさらに高めることができる。
ける当選確率は1/3以下となっている。したがって、
従来のパチンコ遊技機とほぼ同様の確率で、変動入賞装
置の開成状態を継続することができ、遊技者は安心して
遊技を行うことができるとともに、遊技者と遊技店の利
益の均衡を図ることができる。
略構成を示すブロック図
状態、(b)は扉が閉じた状態を示す
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の条件下、遊技者にとって有利な開
成状態となるように設定されるとともに、所定の開始条
件が達成されてから所定の終了条件が達成されるまでを
1サイクルとしたとき、所定の継続条件が達成された場
合に、前記開成状態のサイクルを所定回数だけ継続可能
なパチンコ遊技機において、 前記変動入賞装置が前記開成状態となった場合に、前記
変動入賞装置の入賞領域に遊技球が入賞する毎に抽選を
行う抽選手段と、 該抽選手段における抽選結果が前記開成状態の継続を許
可するものである場合に、開成状態の現サイクルの終了
後において、前記開成状態の次のサイクルを開始させる
開成状態継続手段とを備えたことを特徴とするパチンコ
遊技機。 - 【請求項2】 前記抽選手段は、所定数の範囲の乱数の
中から1個の乱数を抽出することにより抽選を行うこと
を特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。 - 【請求項3】 前記抽選手段は、所定数の範囲の乱数の
中から1個の乱数を抽出することにより抽選を行い、以
降の抽選では、所定数の範囲から当該抽出された乱数を
順次除外して抽選を行うことを特徴とする請求項1記載
のパチンコ遊技機。 - 【請求項4】 前記抽選手段は、各抽選毎に当選確率を
変更可能なことを特徴とする請求項1から3のうちいず
れか1項記載のパチンコ遊技機。 - 【請求項5】 前記抽選手段は、各抽選における当選確
率が1/3以下であることを特徴とする請求項1から4
のうちいずれか1項記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10096591A JPH11267286A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10096591A JPH11267286A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | パチンコ遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11267286A true JPH11267286A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14169161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10096591A Pending JPH11267286A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | パチンコ遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11267286A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002325904A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
JP2007228991A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2015188594A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP10096591A patent/JPH11267286A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002325904A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Heiwa Corp | パチンコ機 |
JP2007228991A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Newgin Corp | 遊技機 |
JP2015188594A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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Legal Events
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