JPH09285613A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH09285613A
JPH09285613A JP8128958A JP12895896A JPH09285613A JP H09285613 A JPH09285613 A JP H09285613A JP 8128958 A JP8128958 A JP 8128958A JP 12895896 A JP12895896 A JP 12895896A JP H09285613 A JPH09285613 A JP H09285613A
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jackpot
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Kunio Matsumoto
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Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲーム性に幅を持たせ興趣に優れたゲームを
構成でき、遊技者も変化に富み緊迫感のあるゲームを面
白く行える弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 所定数の大当たり乱数、小当たり乱数及
びモード乱数を含む乱数を発生する乱数発生手段36と、
遊技盤上に発射された遊技球を始動手段24が検出した時
に、乱数発生手段36の乱数を抽選してその乱数に応じて
変動図柄表示手段23の図柄を所定時間変動させる変動処
理手段39と、大当たり乱数を抽選して変動図柄表示手段
23が大当たり図柄となった時に、遊技者に有利な大当た
り権利を発生させる大当たり権利発生手段41と、小当た
り乱数を抽選した時に、遊技者に有利な小当たり権利を
発生させる小当たり権利発生手段42と、モード乱数を抽
選した時に、大当たり乱数及び小当たり乱数が発生する
確率を大にし且つ大当たり乱数、小当たり乱数又はモー
ド乱数の抽選により前記確率を戻す確率変動手段43とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の弾
球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機において、遊
技盤に、複数個の図柄表示部を有する変動図柄表示手段
と、遊技球の入球又は通過を検出する始動手段とを設
け、始動手段が遊技球を検出した時に、変動図柄表示手
段の各図柄表示部の図柄を所定時間変動させて、その変
動後の停止図柄が特定の大当たり図柄となった時に、大
入賞手段を所定回数開閉するか、又は他の入賞手段に入
賞した遊技球がその内部の特別作動領域を通過した後、
特定始動手段に遊技球が入賞する毎に他の大入賞手段を
所定回数開閉する等、遊技者に有利な大当たり権利を発
生させて利益を還元するようにしたものがある。
【0003】またCR機では、変動図柄表示手段の停止
図柄が大当たり図柄で停止して大当たりが発生すると、
次回からの大当たりの発生確率を10倍程度の高確率に
切り換えるようにした確率変動式のものがある。この種
の弾球遊技機は、一旦、変動図柄表示手段側で大当たり
が発生すれば、その後に大入賞手段が開閉動作を繰り返
す間に、大入賞手段に多数の遊技球が入賞して、遊技者
に多大な利益が還元され、また確率変動式の弾球遊技機
では、一旦大当たりが発生すると、高確率状態になるた
め、続けて大当たりが発生し易くなる。このため、遊技
者は多くの還元利益を期待しながらゲームを行える等の
利点があり、遊技者の人気が高く、現在では多くの遊技
店に広く普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、乱数発生手段により所定の確率で大当たり乱数、リ
ーチ乱数及びその他の外れ乱数を順次発生させておき、
始動手段が遊技球を検出した時に、乱数発生手段の発生
乱数を乱数抽選手段で抽選し、変動処理手段によりその
乱数に応じて変動図柄表示手段の図柄を所定時間変動さ
せる乱数制御方式を採用している。
【0005】従って、ゲーム中に実際に大当たりが発生
するか否かは別として、確率的には始動手段が設定回数
分だけ遊技球を検出して、変動図柄表示手段が設定回数
分だけ変動動作を繰り返せば、所定の設定確率で大当た
りが発生することになる。しかし、確率変動式の弾球遊
技機では、大当たりの発生を条件に低確率から高確率に
切り換える方式を採っているため、遊技者は初大当たり
が発生するまで遊技球を発射し続けなければならず、初
大当たりまでに単調で非常に長い時間を要し、その間の
焦れったさでゲームを中断又は放棄するようになことが
ある。
【0006】つまり、従来の確率変動式の弾球遊技機
は、ゲーム内容が平板的で単調であり、変化に乏しく緊
迫感に欠ける欠点がある。特にCR機等の一部の弾球遊
技機では、通常機に比較して大当たりの発生確率を半分
程度まで低げて設定しており、これに伴ない初大当たり
を発生させることが益々困難になっている。本発明は、
このような従来の課題に鑑み、ゲーム性に幅を持たせ興
趣に優れたゲームを構成でき、遊技者も変化に富み緊迫
感のあるゲームを面白く行える弾球遊技機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、所定数の大当たり乱数、小当たり乱数及びモード乱
数を含む乱数を発生する乱数発生手段36と、遊技盤5 上
に発射された遊技球を始動手段24が検出した時に、乱数
発生手段36の乱数を抽選してその乱数に応じて変動図柄
表示手段23の図柄を所定時間変動させる変動処理手段39
と、大当たり乱数を抽選して変動図柄表示手段23が大当
たり図柄となった時に、遊技者に有利な大当たり権利を
発生させる大当たり権利発生手段41と、小当たり乱数を
抽選した時に、遊技者に有利な小当たり権利を発生させ
る小当たり権利発生手段42と、モード乱数を抽選した時
に、大当たり乱数及び小当たり乱数が発生する確率を大
にし且つ大当たり乱数、小当たり乱数又はモード乱数の
抽選により前記確率を戻す確率変動手段43とを備えたも
のである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、乱数発生手段36で発生する多数の乱
数の中に大当たり乱数、小当たり乱数及びモード乱数を
夫々1個設けたものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、各権利発生時に所定条件によ
り開閉動作を繰り返し且つその開放時に遊技球が入賞す
る大入賞手段31を設け、大当たり権利発生時の大入賞手
段31の動作回数を小当たり権利発生時の動作回数よりも
大にしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1乃至図5は本発明の一実施形態
を例示する。図1及び図2において、1 はパチンコ機、
2 はカード式球貸し機で、このパチンコ機1 及び球貸し
機2 は、左右に交互に並べて図外の島構造体に横一列状
に装着されている。
【0011】パチンコ機1 は、図1及び図2に示すよう
に、外枠3 と、この外枠3 に開閉自在に枢着された前枠
4 とを備えている。前枠4 には、遊技盤5 に対応するガ
ラス扉6 と、上皿7 を支持する開閉板8 とが上下に配置
され、これらガラス扉6 及び開閉板8 は前枠4 に回動自
在に枢着されている。前枠4 の下部には、上皿7 の下側
に下皿9 が、この下皿9 の一側方に発射手段10の発射ハ
ンドル11が夫々設けられている。
【0012】遊技盤5 は前枠4 に裏側から着脱自在に装
着されており、また前枠4 には、図2に示す如く、この
遊技盤5 を押さえるための裏機構板12が裏面側から着脱
自在に装着されている。裏機構板12には開口部13が形成
されると共に、その上側に賞球タンク14、賞球タンクレ
ール15が、左右一側に球払い出し手段16が、下側に通路
ユニット17等が夫々設けられている。
【0013】開口部13には、遊技盤5 の裏側に上下に近
接して装着された裏カバー18と入賞球タンク19とが嵌合
されている。裏カバー18には制御ボックス20が裏側から
着脱自在に装着され、この制御ボックス20に制御基板が
収納されている。遊技盤5 には、図3に示すように、ガ
イドレール22が環状に装着されると共に、そのガイドレ
ール22の内側に変動図柄表示手段23、始動手段24、上入
賞口25、左入賞口26、右入賞口27、特定入賞手段28、中
入賞口29、第3種始動手段30、大入賞手段31、アウト口
32が夫々設けられている。
【0014】始動手段24は遊技盤5 の前側で上から下に
通過する遊技球を検出する通過型であって、変動図柄表
示手段23と大入賞手段31との間に配置されている。変動
図柄表示手段23は左右方向に3個の図柄表示部34を備
え、始動手段24が遊技球の通過を検出した時に、一種の
乱数処理によって各図柄表示部34の表示図柄が所定時間
だけ変動するように構成されている。なお、各図柄表示
部34は、例えば0〜9及びAの各図柄を赤と緑に切り換
えて表示するようになっている。
【0015】特定入賞手段28は、変動図柄表示手段23の
各図柄表示部34の停止図柄が「7・7・7」等の特定の
大当たり図柄となった時に有効になるように構成されて
いる。そして、この特定入賞手段28の内部は3分割され
ており、その中央が特別作動領域35となっている。
【0016】図4は制御系を示し、36は乱数発生手段36
で、例えば大当たりの発生確率が1/250の場合には
0〜249までの乱数を繰り返して発生するように構成
されている。この乱数発生手段36で発生する各乱数に
は、大当たり乱数、小当たり乱数及びモード乱数が夫々
1個設定されると共に、リーチ乱数、並びにその他の外
れ乱数が設定されている。モード乱数は低確率から高確
率に切り換えるための確率変動用である。
【0017】37は乱数抽選手段で、始動手段24が遊技球
を検出した時に、その検出時点での乱数発生手段36の乱
数値を抽選するようになっている。38は乱数判定手段
で、乱数抽選手段37で抽選した乱数が大当たり乱数、小
当たり乱数、モード乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の何
れであるかを判定すると共に、その乱数が大当たり乱数
の時に、変動図柄表示手段23の各図柄表示部34が大当た
り図柄で停止した後に、特定入賞手段28を有効にして、
その特別作動領域35を作動可能にするように構成されて
いる。
【0018】39は変動処理手段で、始動手段24が遊技球
を検出した時に、変動図柄表示手段23の各図柄表示部34
の表示図柄を所定時間変動させると共に、例えば乱数抽
選手段37で抽選した乱数が大当たり乱数の時に、各図柄
表示部34の停止図柄が「7・7・7」の大当たり図柄と
なるように、乱数抽選手段37で抽選した大当たり乱数、
小当たり乱数、モード乱数、リーチ乱数及び外れ乱数に
応じて各図柄表示部34の停止図柄を制御するようになっ
ている。
【0019】なお、リーチ乱数の時には、3個の図柄表
示部34の表示図柄の内、右側の図柄表示部34の表示図柄
のみが異なるリーチ図柄を表示し、また小当たり乱数、
モード乱数及びその他の外れ乱数の時には、3個の図柄
表示部34の表示図柄が全て異なる外れ図柄を表示するよ
うになっている。そして、小当たり乱数及びモード乱数
の時には、その図柄又は背景の色を他の外れ図柄と変え
て表示し、他の外れ図柄と識別し得るようになってい
る。
【0020】40は大入賞制御手段で、乱数判定手段38が
大当たり乱数又は小当たり乱数と判定して特定入賞手段
28が有効となり、その特別作動領域35を遊技球が通過し
た時に、その大当たり乱数又は小当たり乱数に応じて第
3種始動手段30に遊技球が入賞する毎に大入賞手段31を
所定回数開閉させるようになっている。
【0021】即ち、大入賞制御手段40は、大当たり権利
発生手段41と小当たり権利発生手段42とを備えている。
大当たり権利発生手段41は、乱数抽選手段37が大当たり
乱数を抽選して変動図柄表示手段23の停止図柄が大当た
り図柄となった時に、遊技者に有利な大当たり権利を発
生させるためのもので、第3種始動手段30に遊技球が入
る毎に最大16回まで大入賞手段31を開閉させるように
なている。
【0022】小当たり権利発生手段42は、乱数抽選手段
37が小当たり乱数を抽選した時に、遊技者に有利な小当
たり権利を発生させるためのもので、第3種始動手段30
に遊技球が入る毎に2回まで大入賞手段31を開閉するよ
うになっている。なお、大入賞手段31は、1回の開放状
態で10個の遊技球が入賞した時に閉じるようになって
いる。
【0023】43は確率変動手段で、乱数抽選手段37がモ
ード乱数を抽選した時に、大当たり乱数及び小当たり乱
数が発生する確率を1/250の低確率から1/25〜
1/50程度の高確率に切り換え、また高確率状態の後
に乱数抽選手段37が大当たり乱数又は小当たり乱数を抽
選した時に低確率に戻すようになっている。
【0024】次に図5のフローチャートを参照しながら
動作を説明する。パチンコ機1 に電源を投入しておけ
ば、乱数発生手段36が常時クロックパルスを繰り返し計
数して0〜249の乱数を発生させている。ゲームに際
しては、上皿7 に遊技球を入れた状態で発射手段10の操
作ハンドル11を操作する。すると発射手段10の発射動作
に連動して上皿7 の遊技球が発射レールの発射位置に1
個ずつ供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイド
レール22に沿って順次遊技盤5 の上部側に発射する。
【0025】遊技盤5 の上部側に発射された遊技球は、
遊技盤5 の盤面に沿って落下する間に上入賞口25等に入
賞するか、又は遊技盤5 の下部まで落下してアウト口32
に入り、遊技盤5 の後側に通過して行く。遊技球が変動
図柄表示手段23の下側の始動手段24を上から下に通過し
て、この始動手段24が遊技球を検出すると(ステップS
1)、乱数発生手段36が常時0〜249までの乱数を繰
り返し発生しているので、乱数抽選手段37がその時点で
の乱数を抽選すると同時に(ステップS2)、乱数判定
手段38によりその乱数が大当たり乱数、小当たり乱数、
モード乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の何れであるかを
判定し(ステップS3)、変動処理手段39により変動図
柄表示手段23の各図柄表示部34の図柄を変動させる(ス
テップS4)。
【0026】この時、変動処理手段39は、各図柄表示部
34の図柄が所定時間変動した後、乱数判定手段38で判定
した判定結果に従って、その大当たり乱数、小当たり乱
数、モード乱数、リーチ乱数及び外れ乱数の夫々に応じ
た停止図柄で停止するように変動図柄表示手段23を制御
する。そして、例えば乱数が大当たり乱数であれば、各
図柄表示部34の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり
図柄となり、リーチ乱数等を含む外れ乱数であれば、各
図柄表示部34の停止図柄が大当たり図柄以外の外れ図柄
となり、また小当たり乱数であれば、他の外れ図柄と識
別できるように表示する。なお、各図柄表示部34の図柄
は、所定の変動時間が経過した後に左から順に停止す
る。
【0027】乱数判定手段38では抽選乱数が大当たり乱
数、小当たり乱数、モード乱数の何れであるかを夫々判
定し(ステップS5〜7)、その判定結果に従って次の
ように動作する。抽選乱数が大当たり乱数の時には(ス
テップS5)、特定入賞手段28を有効にし(ステップS
8)、この特定入賞手段28に入賞した遊技球が特別作動
領域35を通過すれば(ステップS9)、大当たり権利発
生手段41が働いて遊技者に有利な権利(大当たり状態)
が発生する(ステップS10)。
【0028】即ち、遊技球が特定入賞手段28の特別作動
領域35を通過すれば、その後、第3種始動手段30に遊技
球が入る毎に(ステップS11)、大入賞手段31が一定
時間開放し(ステップS12)、この大入賞手段31が開
閉動作を最大16回まで繰り返す(ステップS13)。
このため、大入賞手段31の1回の開放中に10個の遊技
球が入賞するので、16回開閉する間に160個の遊技
球が入賞し、その遊技球の1個毎に払い出し手段16が1
5個づつの合計2400個の遊技球を景品として払い出
し、遊技者に大きな利益を還元する。
【0029】また判定結果が小当たり乱数の時にも(ス
テップS6)、特定入賞手段28を有効にし(ステップS
14)、この特定入賞手段28に入賞した遊技球が特別作
動領域35を通過すれば(ステップS15)、小当たり権
利発生手段42が働いて大当たりの1/8程度の利益を遊
技者に還元する(ステップS16)。
【0030】即ち、遊技球が特定入賞手段28の特別作動
領域35を通過すれば、その後、第3種始動手段30に遊技
球が入る毎に(ステップS17)、大入賞手段31が一定
時間開放し(ステップS18)、この大入賞手段31が開
閉動作を2回繰り返す(ステップS19)。このため、
前述と同様に大入賞手段31の1回の開放中に10個の遊
技球が入賞するので、2回開閉する間に20個の遊技球
が入賞し、その遊技球の1個毎に払い出し手段16が15
個づつの合計300個の遊技球を景品として払い出す。
【0031】更に判定結果がモード乱数の時には(ステ
ップS7)、現時点が低確率か否かを判定し(ステップ
S20)、低確率であれば確率変動手段43が次回から確
率を高確率に切り換える(ステップS21)。従って、
一旦モード乱数を抽選すれば、大当たり乱数及び小当た
り乱数が発生する確率が1/250から1/25〜1/
50程度まで上がり、大当たり権利又は小当たり権利が
発生する確率が非常に大になるため、大当たり又は小当
たりが発生するまでの変動図柄表示手段23の始動回数が
少なくなり、ゲーム中の遊技者の焦れったさ、焦燥感、
苛立ち等を防止できる。
【0032】また低確率から高確率への切り換えと同時
に、変動図柄表示手段23の各図柄表示部の変動図柄の背
景色が変化する等、停止図柄が同じ外れ図柄であって
も、他の外れ図柄と識別できるように表示する。このた
め、変動図柄表示手段23の各図柄表示部の表示図柄を注
意しながらゲームを行っている遊技者は、その表示の違
いによってゲーム状態に何らかの変化が生じたことを推
測する等、思考性を働かせながら面白くゲームを進める
ことができる。
【0033】そして、遊技者は高確率状態を知り得ない
が、大当たりの発生時期等を思考しながらゲームを行っ
ている間に、変動図柄表示手段23の変動回数の比較的少
ない時点で、多くの場合に遊技者の期待通りの大当たり
又は小当たりが実際に発生するため、遊技者は期待感、
満足感を抱きながら面白くゲームを行うことができ、ま
た遊技者のゲームに対する意欲を十分に喚起できる。
【0034】また大当たり権利の他に小当たり権利を設
けて、同一の確率で2種類の権利状態が得られるように
しているため、遊技者は飽くまでも大当たり権利による
多大な利益の還元を狙いながらも、大当たり権利と同じ
確率で発生する小当たり権利によりある程度の利益の還
元を受けることができる。従って、両者を併存すること
によって、ゲーム構成上の幅が広がり、興趣のある面白
いゲームを容易に構成することができる。
【0035】しかも、モード乱数を抽選した時に、確率
変動手段43により低確率から高確率へと切り換えるた
め、モード乱数の発生後は、現実には大当たり権利又は
小当たり権利が発生したことと殆ど同じ結果となり、ゲ
ーム性の幅を更に広げることができる。大当たり乱数、
小当たり乱数及びモード乱数は夫々1個づつであるた
め、乱数発生手段36による乱数の発生周期を短くでき、
攻略し難く面白いゲームを容易に構成できる。
【0036】ゲーム中に一旦モード乱数を抽選して高確
率になれば、その後に大当たり権利又は小当たり権利が
発生し、その権利が終了した後に(ステップS13、S
19)、高確率か否かを判定して低確率へと戻す(ステ
ップS22、S23)。この場合、一旦、大当たり権利
又は小当たり権利によって利益の還元を受けているの
で、遊技者のゲーム意欲を阻害することもない。なお、
ゲームを終了する時には、ステップS24を経て終了す
る。以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこ
の実施形態に限定されるものではない。
【0037】例えば、高確率を解除する条件に、大当た
り乱数、小当たり乱数の抽選の他にモード乱数の抽選を
追加して大当たり又は小当たりが発生しないままでも高
確率を解除するようにしても良い。また大当たり権利、
小当たり権利が発生した時には、大当たり乱数又は小当
たり乱数の抽選後、直ちに大入賞手段31を開閉するよう
にしても良く、その各権利の内容は遊技者に有利に働く
ものであれば十分である。
【0038】大当たり乱数、小当たり乱数、モード乱数
は、乱数の発生周期を短くする上からは1個が望ましい
が、2個等の複数個設けることも可能である。更にパチ
ンコ機の他、アレンジボール機等の弾球遊技機において
も同様に実施することが可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、所定
数の大当たり乱数、小当たり乱数及びモード乱数を含む
乱数を発生する乱数発生手段36と、遊技盤5 上に発射さ
れた遊技球を始動手段24が検出した時に、乱数発生手段
36の乱数を抽選してその乱数に応じて変動図柄表示手段
23の図柄を所定時間変動させる変動処理手段39と、大当
たり乱数を抽選して変動図柄表示手段23が大当たり図柄
となった時に、遊技者に有利な大当たり権利を発生させ
る大当たり権利発生手段41と、小当たり乱数を抽選した
時に、遊技者に有利な小当たり権利を発生させる小当た
り権利発生手段42と、モード乱数を抽選した時に、大当
たり乱数及び小当たり乱数が発生する確率を大にし且つ
大当たり乱数、小当たり乱数又はモード乱数の抽選によ
り前記確率を戻す確率変動手段43とを備えているので、
ゲーム性に幅を持たせ興趣に優れたゲームを構成できる
と共に、ゲーム性の幅を広げることができ、遊技者も変
化に富み緊迫感のあるゲームを面白く行うことができ
る。
【0040】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明おいて、乱数発生手段36で発生する多数の乱数
の中に大当たり乱数、小当たり乱数及びモード乱数を夫
々1個設けているので、乱数の発生周期を少なくして攻
略し難く面白いゲームを容易に構成できる。
【0041】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明おいて、各権利発生時に所定条件により
開閉動作を繰り返し且つその開放時に遊技球が入賞する
大入賞手段31を設け、大当たり権利発生時の大入賞手段
31の動作回数を小当たり権利発生時の動作回数よりも大
にしているので、大入賞手段31が各権利発生時に2段階
で動作することになり、ゲーム性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機及びカー
ド式球貸し機の前側の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すパチンコ機及びカー
ド式球貸し機の裏側の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
5 遊技盤 23 変動図柄表示手段 24 始動手段 31 大入賞手段 36 乱数発生手段 39 変動処理手段 41 大当たり権利発生手段 42 小当たり権利発生手段 43 確率変動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の大当たり乱数、小当たり乱数及
    びモード乱数を含む乱数を発生する乱数発生手段(36)
    と、遊技盤(5) 上に発射された遊技球を始動手段(24)が
    検出した時に、乱数発生手段(36)の乱数を抽選してその
    乱数に応じて変動図柄表示手段(23)の図柄を所定時間変
    動させる変動処理手段(39)と、大当たり乱数を抽選して
    変動図柄表示手段(23)が大当たり図柄となった時に、遊
    技者に有利な大当たり権利を発生させる大当たり権利発
    生手段(41)と、小当たり乱数を抽選した時に、遊技者に
    有利な小当たり権利を発生させる小当たり権利発生手段
    (42)と、モード乱数を抽選した時に、大当たり乱数及び
    小当たり乱数が発生する確率を大にし且つ大当たり乱
    数、小当たり乱数又はモード乱数の抽選により前記確率
    を戻す確率変動手段(43)とを備えたことを特徴とする弾
    球遊技機。
  2. 【請求項2】 乱数発生手段(36)で発生する多数の乱数
    の中に大当たり乱数、小当たり乱数及びモード乱数を夫
    々1個設けたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊
    技機。
  3. 【請求項3】 各権利発生時に所定条件により開閉動作
    を繰り返し且つその開放時に遊技球が入賞する大入賞手
    段(31)を設け、大当たり権利発生時の大入賞手段(31)の
    動作回数を小当たり権利発生時の動作回数よりも大にし
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061268A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2006061221A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007111438A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Samii Kk 弾球遊技機

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