JP2854936B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2854936B2
JP2854936B2 JP2170958A JP17095890A JP2854936B2 JP 2854936 B2 JP2854936 B2 JP 2854936B2 JP 2170958 A JP2170958 A JP 2170958A JP 17095890 A JP17095890 A JP 17095890A JP 2854936 B2 JP2854936 B2 JP 2854936B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定入賞口への打球の入賞を条件に可変表
示装置に複数の識別情報の可変表示を行わせると共に、
可変表示されている識別情報を所定の可変表示停止条件
の成立に基づき停止表示させ、可変表示装置に特別識別
情報が停止表示されることを条件に特別遊技を起生し、
当該起生された特別遊技において変動入賞装置を規定に
基づき遊技者にとって有利な第2状態へ変換制御する遊
技機に関するものである。
(従来の技術) 特定入賞口への打球の入賞を条件に可変表示装置に複
数の識別情報の可変表示を行わせると共に、可変表示さ
れている識別情報を所定の可変表示停止条件の成立に基
づき停止表示させ、可変表示装置に予め設定されている
特別識別情報が停止表示されることを条件に、遊技者に
とって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態
とに変換可能な変動入賞装置を所定の規定に基づき第2
状態へ変換制御する特別遊技を行わせる遊技機が知られ
ている。
(発明が解決しようとする課題) この種の遊技機においては、特別遊技の発生率を設定
するためや、遊技者が特別識別情報が停止表示される率
が高く感じられるように、特別識別情報を複数設定して
いるが、特別遊技においては遊技者が多くの賞球を獲得
可能なため、遊技店と遊技者との利益バランスを取って
営業を行うためには、実際の特別遊技の発生率を高く設
定できない。
したがって、遊技者は一旦特別遊技により所定量の賞
球を獲得しても、次の特別遊技が発生するまでに前の特
別遊技において獲得した賞球の多くや全てを消費してし
まうことがあった。
さらに、何れの特別識別情報においても行われる特別
遊技は、規定により遊技者が獲得可能な最大の賞球量は
規定されているために、特別遊技における賞球の最大獲
得量を規定の最大値に設定している場合が多く、この場
合には、特別識別情報を複数種類設定して特別識別情報
の種類によって賞球の獲得量を変化させても、減少させ
る以外はできないので、遊技者の期待感を高めることは
できなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記に鑑み提案されたもので、遊技盤
(1)に、特定入賞口(6a,6b,6c)と、複数の識別情報
を可変表示可能な可変表示装置(4)と、遊技者にとっ
て不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに
変換可能な変動入賞装置(5)と、を具備し、上記特定
入賞口および変動入賞装置へ入賞した打球に基づいて、
所定数の賞球付与を行う賞球付与制御手段(例えば、入
賞球処理装置70、賞球排出装置71、賞球制御装置130な
ど)と、上記特定入賞口への打球の入賞を条件に上記可
変表示装置に可変表示を行わせると共に、可変表示され
ている識別情報を所定の可変表示停止条件の成立に基づ
き停止表示させる可変表示制御手段(例えば、制御装置
100など)と、上記可変表示装置に特別識別情報が停止
表示されることを条件に特別遊技を起生し、当該起生さ
れた特別遊技において上記変動入賞装置を規定に基づき
第2状態へ変換制御する特別遊技制御手段(例えば、制
御装置100など)と、を備えた遊技機(例えば、パチン
コ機など)において、上記特別遊技を起生する条件とな
る可変表示装置に停止表示される特別識別情報を複数設
定すると共に、この複数の特別識別情報の中には特定識
別情報を含ませて設定して成り、上記特別識別情報の中
で予め定められている上記特定識別情報であることを判
定する特定識別情報判定手段(例えば、制御装置100な
ど)と、上記特定識別情報判定手段により、特定識別情
報が判定された際には、少なくとも当該特別遊技が終了
してから次の特別遊技が起生されるまでの間に上記賞球
付与制御手段に基づく賞球獲得量を増加させるための制
御を行う賞球獲得向上制御手段(例えば、制御装置10
0、第16図(B)のステップ4.22〜4.24など)と、を備
え、特別識別情報の中の特定識別情報に基づいて特別遊
技が起生された際には、特別遊技終了後、遊技を続行す
る場合に遊技者の保有する遊技球の減少を抑制可能とし
た。
(作用) 特別遊技制御手段により、遊技者にとって不利な第1
状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可能な変
動入賞装置を所定の規定に基づき第2状態へ変換制御を
行う特別遊技を起生する条件としての複数の識別情報を
可変表示可能な可変表示装置に停止表示された特別識別
情報が、特定識別情報判定手段により、複数設定されて
いる特別識別情報の中の特定識別情報であると判定され
ると、賞球獲得向上制御手段により、少なくとも当該特
別遊技が終了してから次の特別遊技が起生されるまでの
間に賞球獲得量を増加させるための制御が行われ、遊技
者の保有する遊技球の減少が抑制される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、パチンコ機の遊技盤1の表面には、
ガイドレール2で囲われた遊技部3のほぼ中央に複数の
記号を表示可能な可変表示装置4が、可変表示装置4の
上部に変動入賞装置5が配設される。
可変表示装置4の直下および左右には特定入賞口6a,6
b,6cが配設され、特定入賞口6a,6b,6cに入賞球を検出す
る特定入賞球検出スイッチ(始動スイッチ)7a,7b,7cが
設置される(第9図参照)。
8は一般入賞口として変動入賞装置5の上方に設けら
れる天入賞口、9a,9bは同じく遊技部3の左右に設けら
れるチューリップ式の袖入賞口、10a〜10cは同じく遊技
部3の下部に設けられる下段入賞口、11a〜11fは風車等
の転動誘導部材、12はアウト口、13a,13bはゲームラン
プである。なお、遊技部3内の大部分の遊技釘は図示省
略してある。
遊技盤1の下方には、第2図のように前面枠14にパチ
ンコ球の供給皿15と受け皿16と打球発射装置の操作部17
が配設され、供給皿15から打球発射装置に入り発射され
た打球はガイドレール2に案内されて遊技部3内に入
る。前面枠14の上部には、後述する動作状態表示装置18
が配設される。
可変表示装置4と変動入賞装置5と天入賞口8は、第
1図、第3図、第4図のように共通基板19に設けられ、
共通基板19を介して遊技盤1に表面に取付けられる。
天入賞口8は、共通基板19の上部前面から裏面奥方の
下り傾斜に設けた流下棚20と、流下棚20を囲う左右の鎧
部21からなり、鎧部21には前飾り板22が取付けられる。
可変表示装置4は、共通基板19の下部開口部23に、裏
面側からカバープレート24に覆われ表示基板25に組付け
た可変表示部26が取付けられる。可変表示部26は左、
中、右に数字等の記号(図柄)を表示する3組のLED
(7セグメントLED)27a,27b,27cからなり、この直上方
には4つの記憶個数表示LED28が配置される。
可変表示装置4は、前記特定入賞口6a,6b,6cに打球が
入賞すると、これに応じて始動つまり可変表示部26の
左、中、右のLED27a,27b,27cの図柄が変換表示される。
そして、始動後所定時間が経過すると、可変表示部26の
LED27a,27b,27cの例えば左側から順に変換が停止され、
これらLED27a,27b,27cの停止時の表示図柄の組み合わせ
が所定の当たり(大当たり)の組み合わせとなれば、特
別遊技を発生する。この可変表示装置4の大当たりの組
み合わせは、制御装置100の乱数に基づく確率で発生す
る(後述する)。
また、記憶個数表示LED28は、前記特定入賞口6a,6b,6
cに入賞した球数のうちまだ可変表示装置4を変換動作
してない分の未処理個数を最大4つまで点灯表示する。
変動入賞装置5は、天入賞口8と可変表示装置4の間
にて共通基板19に入賞口となる開口部29が形成され、開
口部29の下部前面に天入賞口8の鎧部21とで流下してき
た打球が開口部29内に流入することを阻止する閉状態
(不利益な第1状態)と、左右に張り出して流下してき
た打球を受けとめて開口部29内に流入させる開状態(利
益な第2状態)とに変換可能な一対の可動部材30a,30b
が配設される。
可動部材30a,30bは、左右対称にそれぞれ片側上部に
三角状の突起部31と、内側に所定深さの長溝32と、後方
に突出する延底部33下部にラック34とが形成され、可動
部材30a,30bの長溝32が開口部29の下部に奥方に下り傾
斜に形成した流下棚35の前方突出部36に嵌め合わされ
る。また、可動部材30a,30bの下部には、基板19に可動
部材30a,30bを受けると共に、可動部材30a,30bがはずれ
ないようにラック34をガイドする台座37が取付けられ
る。
可動部材30a,30bのラック34には回動軸38の先端に取
付けたピニオン39が噛み合い、回動軸38は共通基板19に
後部枠40を介して取付けた中間基板41と、中間基板41に
カバープレート42を介して取付けたモータ基板43の軸受
孔44,45を貫通し、軸受孔44,45に嵌まるブッシュ46,47
を介して回動自由に支持される。図示しないが可動部材
30a側の回動軸は、後端に取付けたピニオンがモータ基
板43に取付けたモータ48のドライブギヤ49と噛み合い、
可動部材30b側の回動軸38は、後端に取付けたピニオン5
0がモータ基板43に取付けた中間ギヤ51を介してモータ4
8のドライブギヤ49と噛み合う。
モータ48を所定方向に回動すると、可動部材30a,30b
は長溝32に嵌まる流下棚35と台座37に沿って左右にスラ
イドし開状態となり、モータ48を反対方向に回動する
と、可動部材30a,30bは元の位置に戻り閉状態となる。
モータ48にはモータ48の回動方向を検出するモータ制御
スイッチ52が設けられる。
また、開口部29の流下棚35の奥方中央には、中間基板
41に特別入賞口(図示しない)が形成される。特別入賞
口には、特別入賞口の入賞球を検出する特別入賞球検出
スイッチ(サイクルスイッチ)53が配設され、中間基板
41の裏面には、特別入賞口下流の合流路54にて開口部29
の入賞球および特別入賞口の通過球を検出する入賞球数
検出スイッチ(カウントスイッチ)55が配設される。特
別入賞口の後方には、モータ基板43に特別遊技のサイク
ル継続時に点滅される継続表示ランプ56が配置される。
なお、57a,57bは共通基板19の裏面左右にて中間基板4
1に取付けられる飾りランプ、また58は開口部29に入っ
た打球の特別入賞口への入賞確率を調整可能とする調整
部材である。
動作状態表示装置18は、第2図、第5図のように前面
枠14に取付けられる基板59の中央に文字、数字等を表示
可能なマトリクス型の動作状態表示LED60が、その左右
に特別遊技の発生時に点滅する当たり表示ランプ61およ
び賞球特別モード(後述する)の発生時に点灯する特別
モード表示ランプ67が配設され、LED60、ランプ61,67に
は表示カバー62,63が一体の保護枠64を介して取付けら
れる。65,66は配線の取出口である。
なお、動作状態表示装置18は遊技盤1や供給皿15等に
一体的に組み込んでも良い。
第6図、第7図は遊技盤1の裏機構の賞球系を示すも
ので、70は入賞球処理装置、71は賞球排出装置である。
入賞球処理装置70は、上部の開口から流入したパチン
コ球を集める集合樋72と、集合樋72に続いてパチンコ球
を整列しながら1個ずつ所定の速度で流下させる調流樋
73と、調流樋73の終端に介装した入賞球の検出センサ
(セーフセンサ)74と、セーフセンサ74を通過した球を
図示しない回収樋に導く導出樋75等からなり、集合樋72
の上部に遊技盤1の裏面に設けた図示しない入賞球の案
内樋が接続される。
遊技盤1の特定入賞口6a,6bや変動入賞装置5を含む
各入賞口に入賞した入賞球は、案内樋から集合樋72に流
入し、集合樋72から所定の速度でスムーズに調流樋73を
流下すると共に、セーフセンサ74にて通過を検出され、
さらに導出樋75から回収樋に導かれる。
賞球排出装置71は、賞品球を貯留する賞球タンク76
と、賞球タンク76からの賞品球を導く2条の誘導樋77
と、誘導樋77に続く2系統の排出機構78a,78bと、排出
機構78a,78bからの賞品球を前面枠14の供給皿15等に排
出する賞球排出樋79等から構成される。
排出機構78a,78b(図では1系統のみ示す)は、ユニ
ット基板80の両面に設けた、それぞれ誘導樋77からの賞
品球を導く流入樋81a,81bと、流入樋81a,81bに続いて後
続球からの球圧を減少し所定の速度で賞品球を流下可能
な調流樋82a,82bと、調流樋82a,82bの傾斜部に介装した
賞品球の検出器(排出センサ)83a,83bと、賞品球の排
出ストッパ機構84a,84bからなる。
排出ストッパ機構84a,84bのソレノイド(排出ソレノ
イド)85a,85bのオフ時には、第8図(A)のようにそ
の係止爪86a,86bが調流樋82a,82b内に進入して賞品球の
流下が阻止されている。そして、この状態から排出ソレ
ノイド85a,85bがオンされると、第8図(B)のように
係止爪86a,86bが調流樋82a,82bから後退して賞品球が順
に排出され、この際排出数が排出センサ83a,83bにてカ
ウントされ、さらに排出ソレノイド85a,85bがオフされ
ると、係止爪86a,86bが調流樋82a,82b内に進入して賞品
球の流下が阻止され、排出が終了される。
即ち、両排出機構78a,78bの賞品球の排出数を設定
し、この設定値と排出センサ83a,83bのカウント値に基
づいて各排出ソレノイド85a,85bをオン、オフすること
により、所定数の賞品球を排出することができる。
なお、排出機構78a,78bから排出された賞品球は、賞
球排出樋79から供給皿15等に排出される。また、図中87
は球ナラシを兼ねる球止め部材、88は故障時等に賞品球
の流出を阻止するロック機構、89は賞品球のオーバーフ
ロースイッチである。また、90は賞球排出樋79から分岐
する球抜き樋で、球抜きスイッチ91をオンすると球抜き
ゲート92により入口部が開かれる。
第9図は制御系のブロック構成を示すもので(賞球系
は後述する)、制御装置100はCPU101、ROM102、RAM10
3、波形整形回路104、ドライバー105等からなるマイク
ロコンピュータにて構成され、ROM102に定めたプログラ
ムデータおよび特定入賞口6a,6b,6cの始動スイッチ7a,7
b,7c(始動SW1,2,3)、変動入賞装置5内のカウントス
イッチ55(カウントSW)、特別入賞口のサイクルスイッ
チ53(サイクルSW)、変動入賞装置5のモータ制御スイ
ッチ52(モータSW)等の検出信号に基づいて、可変表示
装置4のLED27a,27b,27c(LEDA,B,C)、記憶個数表示LE
D28、変動入賞装置5のモータ48、各ランプ56,61,67、
動作状態表示LED60等を制御する。
106はタイマ発信回路、107は制御周期を定める分周
器、108は電源投入時等にリセット信号を出力する電圧
検出回路、109はサウンドジェネレータ、110はスピーカ
用のアンプである。
また、制御装置100には、前記可変表示装置4の表示
が大当たりつまり特別遊技の発生確率を設定するための
確率設定器120が設けられる。
確率設定器120は、第10図のように制御装置100のケー
ス121の裏面に配設され、ケース121に設けた小孔122よ
りピン123を挿入して設定ボタン124を押すとオンされる
設定スイッチ125(設定SW)と、ケース121の表面に配設
され、設定スイッチ125のオン信号をもとに表示が制御
される7セグメントLEDの設定表示部126とからなる。
設定ボタン124を押しながら制御装置100の電源をオン
すると、設定表示部126が点滅し、そのまま設定ボタン1
24を押していくと、設定表示部126が数値を1ずつ繰り
上げ表示し、次いで電源をオフした後、再び電源をオン
すると、設定表示部126の表示数値(設定値)に対応す
るデータが当たり乱数値として制御装置100のRAM103に
格納される。この格納後、設定表示部126は消灯され
る。
この当たり乱数値は制御装置100が生成する乱数中の
大当たりの値に対応し、この場合例えば設定表示部126
の表示数値が1のときは大当たりの特別遊技の発生確率
が1/240、同じく2のときは1/230、同じく3のときは1/
225、同じく4のときは1/214、同じく5のときは1/21
0、同じく6のときは1/200となるように定められる。
また、通常時(制御装置100の電源はオン状態)に設
定ボラン124を押すと、既設定の数値が設定表示部126に
表示され、再び設定ボタン124を押すと、設定表示部126
は消灯される。
ところで、制御装置100はパチンコ店に設置される管
理装置(図示しない)から送られる信号に基づき、管理
装置の電源がオンのときは確率設定器120による確率の
設定を不可とし、管理装置の電源がオフのときのみ確率
の設定を可能としている。
なお、確率設定器120の設定ボタン124、設定スイッチ
125、設定表示部126等は制御装置100に配設せず、例え
ば専用のケースを用いて裏機構の他の位置に配置した
り、他の機器に取付けても良い。
また、前記RAM103の格納値が電源の遮断等により消滅
することのないように、バックアップバッテリ127が設
けられ、電源電圧が所定値以下に低下すると、RAM103の
電源がバックアップバッテリ127に切り替えられるよう
になっている。128は製造時にバックアップバッテリ127
とカバー129の間に挟まれる絶縁シートで、パチンコ店
への設置時に引き抜くことにより、バッテリ127の消耗
を防ぐものである。ただし、RAM103にコンデンサやバッ
テリ付きのRAMあるいはEEPROMを備えても良い。
一方、入賞球処理装置70および賞球排出装置71用の賞
球制御装置130は、第11図のようにROMやRAMを内蔵した
専用のCPU131と、CPU131の入出力を処理するインターフ
ェイス132と、タイマ発信回路133等から構成され、プロ
グラムデータおよび各入出力端子134〜139に接続された
入賞球処理装置70のセーフセンサ74、賞球排出装置71の
排出センサ83a,83b(排出センサ1,2)の検出信号ならび
に前記制御装置100からの各発生信号、コール信号に基
づいて、賞球排出装置71の排出ソレノイド85a,85b(排
出SoL1,2)を制御する。なお、球抜きゲート92のソレノ
イドや打球の発射モータの駆動等も制御する。
次に、制御内容を第12図〜第17図(A),(B)およ
び第18図〜第20図のフローチャートに基づいて説明す
る。
まず、第12図〜第15図において、制御装置100の電源
がオンされるとメインルーチン、割込みルーチンがスタ
ートし、I/OポートおよびRAM等が初期化されるが(0.0
1,0.12〜0.15)、この際管理装置(パチンコ店に設置)
の電源がオフ状態のときに確率設定器120の設定ボタン1
24を押し、設定SWをオンしながら制御装置100の電源を
オンすると、設定スイッチフラグ、設定フラグが立って
設定表示部126が点滅し、大当たりの特別遊技の発生確
率の設定、変更が可能となる。
そして、この状態で設定ボタン124を押していくと、
設定表示部126の表示数値が1ずつ繰り上がり、所定の
数値に選定した後、制御装置100の電源をオフしさらに
電源をオンすると、設定表示部126の表示数値に対応す
る大当たり乱数値(1〜6)がRAM内に格納され、設定
表示部126が消灯される(0.02〜0.11,2.10〜2.16)。
このように確率設定器120の設定ボタン124の操作およ
び制御装置100の電源の操作により、設定表示部126の表
示を見ながら大当たり乱数値即ち大当たりの特別遊技の
発生確率を自由にかつ簡単に設定でき、変更できる。ま
た、この場合パチンコ店の管理装置の電源がオフ状態の
ときにのみ、その発生確率の設定および変更を可能とし
ており、このため管理装置の電源がオン状態となるパチ
ンコ店の開店中に不正に発生確率を変更することを防止
できる。
なお、大当たりの特別遊技の発生確率は例えば設定表
示部126の表示数値(設定値)が1のとき1/240、2のと
き1/230、……6のとき1/200となる。
そして、遊技が開始されると、打球が特定入賞口6a,6
b,6cに入賞したかが、即ち割込み処理にて始動SW1,2,3
がオンしたかどうかが判定され、オンした場合これらの
オン回数が4回まで記憶され、その記憶数(未処理個
数)に対応した数だけ可変表示装置4の記憶個数表示LE
D28が点灯されると共に、第16図(A),(B)のゲー
ム処理に入る(2.03〜2.06,0.16,0.17)。また、この際
賞球特別モードの発生か否かを示す賞球フラグをもと
に、賞球特別モードにないときは(賞球フラグ=
“1")、始動SW1のオン毎に賞球数を小さくするための
セーフ2発生信号(後述する)が賞球制御装置130に送
られる(2.08,2.09)。
なお、割込み処理では始動SW1,2,3がオンすると、生
成される乱数の値の読み込みが行われると共に、可変表
示装置4のLEDA,B,Cの停止時の表示図柄の選択が行われ
る。また、メインルーチン内のタイマ更新、出力処理等
も行われる(2.07,2.17〜2.21)。
ゲーム処理に入ると、始動SW1,2,3のオンの記憶数が
−1され、可変表示装置4のLEDA,B,Cの回転(変換表
示)が開始され、動作状態表示LED60に“回転中”の文
字が表示され、ゲームランプ13a,13bが点灯され、回転
中を示すサウンドが出力される(4.01〜4.05)。
そして、割込み処理にて読み込んだ乱数の値をもと
に、大当たりかどうかが判定される。このとき、読み込
んだ乱数の値が設定されたRAM内の大当たり乱数値と異
なればハズレとなり、大当たり乱数値に一致すれば大当
たりとなる(4.06〜4.17)。
ここで、ハズレの場合は、可変表示装置4のLEDA,B,C
の停止図柄としてハズレ図柄が選択され、自動停止時間
の経過後にLEDA,B,Cがハズレ図柄にて停止されると共
に、動作状態表示LED60が普段表示に戻され、ゲームラ
ンプ13a,13bが消灯され、ハズレ音が出力される(4.19
〜4.21,4.29〜4.31)。
これに対し、大当たりの場合は、可変表示装置4のLE
DA,B,Cの停止図柄として大当たりの図柄(例えば7,7,
7)が選択され、自動停止時間の経過後にLEDA,B,Cに大
当たりの図柄が表示される。そして、この際大当たりの
発生に伴い切り換えられる賞球フラグに応じ、賞球特別
モードの発生か否かが決定されると共に、大当たりの特
別遊技(大当たり遊技)に入る(4.18,4.20〜4.28)。
この場合、賞球フラグ=“1"のときに大当たりが発生
すると、賞球特別モードの発生となり、賞球フラグにそ
の発生を示す“0"がセットされ、また賞球フラグ=“0"
のときにつまり賞球特別モードの発生中に大当たりが発
生すると、賞球フラグが“1"に戻され、賞球特別モード
が消滅される。また、賞球特別モードが発生すると、特
別モード表示ランプ67が点灯され、賞球特別モードが消
滅すると、特別モード表示ランプ67が消灯される。
そして、賞球特別モードの発生か否かの決定後、大当
たり遊技に入ると、第17図(A),(B)のように動作
状態表示LED60に“大当たり”の文字が表示され、ゲー
ムランプ13a,13bが消灯され、当たり表示ランプ61が点
滅され、大当たりのファンファーレ音等が出力される。
このとき、大当たり遊技のサイクル継続回数をカウント
する継続回数カウンタと、変動入賞装置5の入賞球数を
カウントする入賞球数カウンタと、変動入賞装置5の開
時間を定める大入賞口開タイマ(例えば20秒)等がセッ
トされる(5.01〜5.07)。
そして、前記ファンファーレ音等を出力するウエイト
タイムが経過すると、変動入賞装置5のモータ48が所定
方向に回動され、変動入賞装置5の可動部材30a,30bが
閉状態から打球を受け入れ易い開状態に変換、開放され
る(5.08,5.09)。
これにより、遊技部3の上方から流下してきた打球が
多数可動部材30a,30bに受けとめられて変動入賞装置5
に入賞するようになる。
変動入賞装置5に入賞した打球はカウントSWを通過す
る際、入賞球数をカウントされ、入賞球数が10個になる
とあるいは大入賞口開タイマがタイムアップすると、変
動入賞装置5のモータ48が反対方向に回動され、可動部
材30a,30bが閉状態に戻され、1サイクル終了となる
(5.10〜5.12,5.16,5.17)。
この際、打球が変動入賞装置5内の特別入賞口に入賞
しサイクルSWがオンすると、継続フラグが立って継続表
示ランプ56が点滅され、サイクル終了と同時に継続回数
カウンタが+1され、この後新しいサイクルに入る。
(5.13〜5.15,5.18〜5.22)。
新しいサイクルに入ると、ウエイトタイムの経過後に
再び変動入賞装置5のモータ48が所定方向に回動され、
変動入賞装置5の可動部材30a,30bが打球を受け入れ易
い開状態に変換される。
これにより、前のサイクルと同じく打球が多数変動入
賞装置5に入賞するようになり、入賞球数が10個になる
とあるいは大入賞口開タイマがタイムアップすると、変
動入賞装置5のモータ48が反対方向に回動され、可動部
材30a,30bが閉状態に戻され、サイクル終了となる。
この際、打球が特別入賞口に入賞すれば、継続回数カ
ウンタが+1され、次のサイクルに入る。これらのサイ
クルは最高10回繰り返され、10回目のサイクルが終了す
ると、大当たり遊技が終了となる。なお、サイクル中に
打球が特別入賞口に入賞しないときは、そのときのサイ
クルの終了時点で大当たり遊技が終了となる。
そして、大当たり遊技が終了すると、動作状態表示LE
D60が普段表示に戻され、当たり表示ランプ61が消灯さ
れ、大当たり音が停止される。なお、普段表示中の動作
状態表示LED60は、賞球特別モードにないときは“7or1
3"の文字が、賞球特別モードの発生中は“特別モード→
all13"の文字が表示される(5.23〜5.25)。
一方、賞品球の排出を行う賞球制御は、まず第18図の
ルーチンにて遊技盤1の特定入賞口6a,6b,6cや変動入賞
装置5を含む各入賞口に打球が入賞し、入賞球処理装置
70に流入した打球がセーフセンサを通過してセーフセン
サがオンしたかどうかが、また賞球特別モードにないと
きに特定入賞口6aに打球が入賞したかどうかつまり制御
装置100から前述のセーフ2発生信号が送られたかどう
かが判定される。
そして、セーフセンサがオンしたときはそのオンの回
数が、またセーフ2発生信号が送られたときはその受信
の回数が記憶され、第19図の賞球処理に入る(6.04〜6.
07)。
なお、球抜き処理は球抜きスイッチのオン時に、排出
不正処理は賞球排出の不正時や故障時に行われる。
賞球処理に入ると、セーフセンサの記憶のみあるとき
は賞品球の排出数つまり賞球設定数として例えば“13"
が選出され、またセーフセンサ、セーフ2発生信号の両
記憶があるときは賞球設定数として例えば“7"が選出さ
れ、同時にセーフ2発生信号の記憶数が−1される(7.
02〜7.06)。
この場合、賞球設定数が“7"のときは賞球排出装置71
の排出機構78a,78bの排出数として、一方が“4"に他方
が“3"に定められ、また賞球設定数が“13"のときはそ
の排出数として、一方が“7"に他方が“6"に定められ
る。
そして、セーフセンサの記憶をもとに賞球排出フラグ
を立てて第20図の排出処理に入る(7.07,7.01,7.08)。
排出処理に入ると、排出機構78a,78bの各排出数をも
とに排出SoL1,2がオンされ、係止爪86a,86bが後退して
賞品球の排出が行われると共に、各排出センサ1,2によ
り排出球がカウントされ、カウント値が対応する排出数
に一致すると、各排出SoL1,2がオフされ、係止爪86a,86
bが進入して賞品球の排出が終了される(8.01〜8.1
2)。
これにより、賞球設定数が“7"の場合は、排出機構78
a,78bから4個と3個の賞品球が排出され、また賞球設
定数が“13"の場合は、排出機構78a,78bから7個と6個
の賞品球が排出される。
そして、排出が終了すると、賞球処理に戻り、セーフ
センサの記憶数が−1され、賞球排出フラグが“0"に戻
される(7.09〜7.11)。
このように、特定入賞口6aに打球が入賞すると、賞球
特別モードにないときは、セーフセンサのセーフ信号お
よび制御装置100からのセーフ2発生信号をもとに、そ
の入賞に対し7個の賞品球が排出される。この一方、特
定入賞口6b,6cや特別遊技中の変動入賞装置5を含む各
入賞口および賞球特別モードの発生中に特定入賞口6aに
打球が入賞した場合は、セーフセンサのセーフ信号のみ
をもとに、その入賞に対し13個の賞品球が排出される。
第21図に遊技中の制御を機能別のブロックに示すと、
特定入賞口6a,6b,6cに打球が入賞すると、これを論理和
ゲートを介して始動記憶手段が記憶し、その記憶をもと
に乱数制御手段が生成する乱数を読み込むと共に、可変
表示制御手段が可変表示装置を始動する。
この始動後、乱数制御手段が読み込んだ乱数を大当た
り乱数値と比較し、ハズレのときはハズレ図柄を、大当
たりのときは大当たり図柄を可変表示制御手段が選出
し、その図柄にて可変表示装置を停止する。
そして、大当たりのときは、判定手段の判定をもと
に、変動入賞制御手段が入賞球数、遊技サイクル等の条
件にしたがい変動入賞装置を変換駆動し、大当たり遊技
を実行する。
また、このとき判定手段から賞球特別モード切換手段
に大当たり信号を出力し、賞球特別モード切換手段は大
当たり信号の入力毎に賞球モードを変更する。この賞球
モードが小の場合、特定入賞口6aの入賞に対し論理積ゲ
ートがセーフ2発生信号を出力する。
賞球制御は、前記論理積ゲートからのセーフ2発生信
号を記憶するセーフ2信号記憶手段、および入賞球処理
装置のセーフセンサからのセーフ信号を記憶するセーフ
信号記憶手段の記憶に基づき、賞球排出制御手段がセー
フ2発生信号があるときは小賞球数を、セーフ2発生信
号がないときは所定賞球数を選出し、セーフ信号毎に選
出数の賞球を排出すべく賞球排出装置を駆動する。
即ち、遊技に入り、特定入賞口6a,6b,6cに打球が入賞
すると、可変表示装置4のLEDA,B,Cの表示が回転すると
共に、この場合賞球特別モードにない通常の遊技時に
は、特定入賞口6aの入賞に対して、賞球排出装置71から
小賞球数(7個)の賞球が排出される。また、特定入賞
口6b,6cの入賞に対しては、一般入賞口(ならびに変動
入賞装置5)の入賞と同様に賞球排出装置71から所定賞
球数(13個)の賞球が排出される。
そして、可変表示装置4のLEDA,B,Cの回転停止時の表
示の組み合わせが大当たりとなれば、大当たり遊技が発
生する。
大当たり遊技が発生すると、変動入賞装置5の可動部
材30a,30bが1サイクル毎に打球が10個入賞もしくは所
定時間(20秒)が経過するまで開放され、サイクル継続
に応じこれが最高10回繰り返される。このため、大当た
りが発生すれば、変動入賞装置5に多数の打球が入賞
し、充分な賞球を獲得することができる。
そして、この場合賞球特別モードにないときは大当た
りの発生を契機に賞球特別モードが発生し、この発生中
は特定入賞口6aの入賞に対して、賞球排出装置71から所
定賞球数(13個)の賞球が排出される。
このため、賞球特別モードが発生した場合、特定入賞
口6aの入賞によって遊技中に持球の漸減と賞球とが均衡
するようになり、これにより大当たり遊技後に大当たり
遊技にて得た獲得球の減少を抑えることができる。ま
た、賞球特別モードは大当たりと同時に発生するため、
大当たり中に特定入賞口6aに入賞すれば、それだけ獲得
球を増やすことができる。
したがって、大当たりはもちろん賞球特別モードの発
生への期待も高まると共に、大当たり後、遊技者は特定
入賞口6a,6b,6cの入賞毎に再度の大当たりに期待を膨ら
ませながら、楽しく遊技を続けることができる。
なお、大当たり後、賞球特別モードにないときに、遊
技を続けていると大当たりで得た獲得球を使い果たすこ
ともあるが、再び大当たりが発生すれば賞球特別モード
が発生し、このため大当たりへの期待が一層高まると共
に、賞球特別モードの展開によって遊技者に不愉快感等
を与えることはなく、興趣に溢れた遊技が可能となる。
また、特定入賞口6aの入賞に対する賞球数は賞球特別
モード時でも一般の賞球数と同じであり、また賞球特別
モードは大当たりの発生毎に発生、消滅するため、特定
入賞口6aの入賞によって一方的に獲得球が増大すること
はない。このため、遊技釘の調整等により特定入賞口6a
に打球を入賞しやすくして可変表示装置4を始動しやす
くすることが可能であり、遊技本来の面白さを確保で
き、遊技店にとっても好適である。
ところで、実施例では大当たりの発生毎に特定入賞口
6aの入賞に対する賞球数を切り換えるようにしたが、同
様に他の特定入賞口6b,6cさらには一般の入賞口の入賞
に対する賞球数も切り換えるようにしても良い。このよ
うにすれば、変化に溢れ遊技のより高い興趣が得られる
と共に、特に賞球特別モードが発生したときは、大当た
り遊技での獲得球に加えて大量の獲得球を確保でき、遊
技者は大きな満足感を得ることができる。
また、賞球特別モードは大当たりの発生毎に発生、消
滅するが、この場合可変表示装置4の表示が大当たり図
柄のうちの特定の図柄のときに賞球特別モードを発生さ
せ、特定の図柄以外の大当たり図柄を賞球特別モードの
消滅条件としても良い。
また、賞球特別モードの消滅条件を次のように設定し
ても良い。即ち、特定入賞口6a,6b,6cへの打球の入賞を
もとに可変表示装置4を回転するが、この回転の動作回
数が一定の回数に達したら賞球特別モードを賞球する。
また、可変表示装置4の表示に特定の図柄(大当たり以
外)が1回もしくは所定回数出た場合に賞球特別モード
を消滅する。このようにすれば、大当たりの発生毎に賞
球特別モードを発生させることができ、大当たり発生
後、常に賞球特別モードの遊技を楽しむことができる。
なお、実施例では、大当たりの発生を契機に賞球特別
モードが発生すると、入賞に対する賞球数を切り換えて
賞球獲得数を増加させるようにしているが、大当たり遊
技後に遊技を継続する場合に大当たり遊技にて得た獲得
球の減少を抑制可能であれば、賞球数を切り換えること
によって賞球獲得数を増加させるものに限定せずとも良
い。
また、可変表示装置4の表示の大当たりの発生確率
は、確率設定器120の設定ボタン124および制御装置100
の電源を操作する(管理装置の電源はオフ)ことによ
り、自由にかつ簡単に設定、変更できる。
このため、特定入賞口6a,6b,6c回りの釘を調整して特
定入賞口6a,6b,6cの入賞率を変えたりせずとも、大当た
りの発生確率を変更することで簡単に出玉率を調整可能
である。したがって、作業に熟練および大変な労力と時
間を要求される釘調整を行わずにすみ、遊技店にとって
出玉調整を容易に行うことができ、点検性ならびに取扱
い性が大幅に向上する。
また、大当たりの確率設定器120として、第22図のよ
うに予め定めた暗証番号を入力する暗証番号入力キー15
0と、パチンコ機の前面枠14と兼用の設定キー151により
操作可能なキースイッチ152と、設定数値を表示する設
定表示部153と、設定完了を指示する設定ボタン154とを
設け、暗証番号入力キー150により暗証番号が入力され
たときに確率の設定を可能とし、次いで設定キー151を
差し込んでキースイッチ152を操作していくと設定表示
部153が数値を1ずつ繰り上げ表示し、所定の数値に選
定した後、設定ボタン154を押すと、その数値に対応す
る当たり乱数値を制御装置100のRAMに格納するようにし
ても良い。この場合、制御装置100の電源の操作が不要
となる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、特別遊技制御手
段により、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にと
って有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置を所定
の規定に基づき第2状態へ変換制御を行う特別遊技を起
生する条件としての複数の識別情報を可変表示可能な可
変表示装置に停止表示された特別識別情報が、特定識別
情報判定手段により、複数設定されている特別識別情報
の中の特定識別情報であると判定されると、賞球獲得向
上制御手段により、少なくとも当該特別遊技が終了して
から次の特別遊技が起生されるまでの間に賞球獲得量を
増加させるための制御が行われ、遊技者の保有する遊技
球の減少が抑制される。
すなわち、特別遊技により獲得可能な賞球の最大量
は、規定に基づき一定の量であっても、特定識別情報に
よる特別遊技では、当該特別遊技により獲得した賞球が
次の特別遊技が発生するまでに消費されてなくなってし
まうことがない。
したがって、遊技者にとって、特別遊技においては規
定により同じ遊技内容であるが、特別遊技の終了後に有
利となる特別識別情報の中の特定識別情報が可変表示装
置に停止表示されるか否かという新たな期待感が生じる
遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の実施例を示す遊技盤の正面図
とパチンコ機の概略斜視図、第3図、第4図は可変表示
装置ならびに変動入賞装置の斜視図と分解斜視図、第5
図は動作状態表示装置の分解斜視図、第6図〜第8図
(A),(B)は賞球系の構成図と要部構成図と作動説
明図、第9図は制御系のブロック構成図、第10図は確率
設定器の斜視図、第11図は賞球制御系のブロック図、第
12図〜第20図は制御内容を示すフローチャート、第21図
は制御機能別のブロック図、第22図は確率設定器の他の
実施例の斜視図である。 1……遊技盤、3……遊技部、4……可変表示装置、5
……変動入賞装置、6a〜6c……特定入賞口、7a〜7c……
特定入賞球検出スイッチ、13a,13b……ゲームランプ、1
4……前面枠、18……動作状態表示装置、26……可変表
示部、28……記憶個数表示LED、29……開口部、30a,30b
……可動部材、37……ソレノイド、48……モータ、52…
…モータ制御スイッチ、53……特別入賞球検出スイッ
チ、55……入賞球数検出スイッチ、56……継続表示ラン
プ、60……動作状態表示LED、61……当たり表示ラン
プ、67……特別モード表示ランプ、70……入賞球処理装
置、71……賞球排出装置、72……集合樋、73……調流
樋、74……セーフセンサ、77……誘導樋、78a,78b……
排出機構、79……賞球排出樋、81a,81b……流入樋、82
a,82b……調流樋、83a,83b……排出センサ、84a,84b…
…排出ストッパ機構、85a,85b……排出ソレノイド、86
a,86b……係止爪、100……制御装置、120……確率設定
器、124……設定ボタン、125……設定スイッチ、126…
…設定表示部、127……バックアップバッテリ、130……
賞球制御装置、150……暗証番号入力キー、151……設定
キー、152……キースイッチ、153……設定表示部、154
……設定ボタン、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤に、特定入賞口と、複数の識別情報
    を可変表示可能な可変表示装置と、遊技者にとって不利
    な第1状態と遊技者にとって有利な第2状態とに変換可
    能な変動入賞装置と、を具備し、 上記特定入賞口および変動入賞装置へ入賞した打球に基
    づいて、所定数の賞球付与を行う賞球付与制御手段と、 上記特定入賞口への打球の入賞を条件に上記可変表示装
    置に可変表示を行わせると共に、可変表示されている識
    別情報を所定の可変表示停止条件の成立に基づき停止表
    示させる可変表示制御手段と、 上記可変表示装置に特別識別情報が停止表示されること
    を条件に特別遊技を起生し、当該起生された特別遊技に
    おいて上記変動入賞装置を規定に基づき第2状態へ変換
    制御する特別遊技制御手段と、 を備えた遊技機において、 上記特別遊技を起生する条件となる可変表示装置に停止
    表示される特別識別情報を複数設定すると共に、この複
    数の特別識別情報の中には特定識別情報を含ませて設定
    して成り、 上記特別識別情報の中で予め定められている上記特定識
    別情報であることを判定する特定識別情報判定手段と、 上記特定識別情報判定手段により、特定識別情報が判定
    された際には、少なくとも当該特別遊技が終了してから
    次の特別遊技が起生されるまでの間に上記賞球付与制御
    手段に基づく賞球獲得量を増加させるための制御を行う
    賞球獲得向上制御手段と、を備え、 特別識別情報の中の特定識別情報に基づいて特別遊技が
    起生された際には、特別遊技終了後、遊技を続行する場
    合に遊技者の保有する遊技球の減少を抑制可能としたこ
    とを特徴とする遊技機。
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