JP2007117674A - 遊技機及び遊技機における動作契機判定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】大当り抽選等の各種演出動作の契機を判定する仕組みを従来に無い新奇で遊技性の高いものにすると共に、従来の各種制御装置における判定時の処理負担を軽減させるように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機が、遊技球を予め定められた特定形状となるように保持し得る遊技球保持領域74a,〜,74l及び各遊技球保持領域のストッパ部材75を備える。また、パチンコ機は、遊技球が上記特定形状に保持された際に、このことが完成した旨の位置完成信号を取得する位置情報取得部を備える。そして、パチンコ機における遊技用マイクロコンピュータ、音声出力制御装置、演出制御装置等の各制御装置が、上記位置情報取得部によって取得された位置完成信号に基づいて、所定の演出動作の実施を制御する。
【選択図】図4
【解決手段】パチンコ機が、遊技球を予め定められた特定形状となるように保持し得る遊技球保持領域74a,〜,74l及び各遊技球保持領域のストッパ部材75を備える。また、パチンコ機は、遊技球が上記特定形状に保持された際に、このことが完成した旨の位置完成信号を取得する位置情報取得部を備える。そして、パチンコ機における遊技用マイクロコンピュータ、音声出力制御装置、演出制御装置等の各制御装置が、上記位置情報取得部によって取得された位置完成信号に基づいて、所定の演出動作の実施を制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは遊技球を用いた抽選を行うことで各種演出動作を行う遊技機及び遊技機における動作契機判定方法に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技領域の中央部分に設けられた液晶等の図柄表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
ところで、上記したような大当り抽選は、始動入賞口への遊技球の入賞に応じて、パチンコ機の遊技動作を統括する主制御部が複数種類の乱数抽選を行うことで実施される。そして、近年においては表示演出等が複雑で多岐に亘っていることにより、抽選対象となる乱数の種類も多くなり、例えば抽選後の図柄変動表示パターン、大当り図柄、外れ図柄等を総て主制御部が乱数抽選によって決定している。このような、大当り抽選時における主制御部の多大な負荷を軽減させるため、大当り抽選に付随する外れ図柄の決定処理等を、主制御部以外の特別図柄表示装置等のCPUによって行わせ、この際に用いられる乱数値等を該特別図柄表示装置のRAMに記憶させて処理を行う遊技機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献2に記載されるようなパチンコ機においては、大当たり抽選と該大当たり抽選に係る図柄変動表示パターン等の決定とを、主制御部とそれ以外のもの(例えば特別図柄表示装置が有するCPU)とにそれぞれ分けて処理させることによって主制御部における制御負担を軽減させてはいるが、近年のパチンコ機における表示演出等は複雑多岐に亘っているため、抽選時に用いる乱数値を記憶させる記憶域や計算時での処理負担等の全体的な負荷が軽減されている訳ではなかった。
また、上記特許文献2に記載されるようなパチンコ機を含む従来のパチンコ機において、1種のパチンコ機の場合にあっては乱数値を用いた乱数抽選が行われ、2種のパチンコ機にあってはセンター飾り内等に配設されたVゾーン入賞口の入賞による抽選が行われることがほとんどであった。
そこで本発明は、大当り抽選等の各種演出動作の契機を判定する仕組みを従来に無い新奇で遊技性の高いものにすると共に、従来の各種制御装置における判定時の処理負担を軽減させるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機及び遊技機における状態判定方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図8参照)、遊技領域(11a)に遊技球(Ba)を打ち出すことで遊技し、該遊技に伴う所定の演出動作を施してなる遊技機(1)において、
前記遊技領域(11a)に打ち出された複数の遊技球(Ba)を、予め定められた特定形状(Fig)に所定の時間内において保持し得る遊技球保持部(74a,〜,74l,75)と、
前記遊技球保持部(74a,〜,74l,75)にて遊技球(Ba)が前記特定形状(Fig)に保持された際、該特定形状(Fig)が完成した旨の位置完成情報を取得する位置情報取得部(81)と、
前記位置情報取得部(81)によって取得された前記位置完成情報に基づき、前記所定の演出動作の実施を制御する制御部(62,68,69)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
前記遊技領域(11a)に打ち出された複数の遊技球(Ba)を、予め定められた特定形状(Fig)に所定の時間内において保持し得る遊技球保持部(74a,〜,74l,75)と、
前記遊技球保持部(74a,〜,74l,75)にて遊技球(Ba)が前記特定形状(Fig)に保持された際、該特定形状(Fig)が完成した旨の位置完成情報を取得する位置情報取得部(81)と、
前記位置情報取得部(81)によって取得された前記位置完成情報に基づき、前記所定の演出動作の実施を制御する制御部(62,68,69)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1及び図2参照)、前記所定の演出動作が、大当たり確定に伴う賞球を得るための入賞が行われる大入賞口(13)を開閉させる動作である、
請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図4及び図8参照)、前記特定形状(Fig)が、前記遊技球保持部(74a,〜,74l,75)に保持された遊技球(Ba)がなし得る幾何学的な形状である、
請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1ないし図8参照)、遊技領域(11a)に遊技球(Ba)を打ち出すことで遊技し、該遊技に伴う所定の演出動作を施してなる遊技機(1)における動作契機判定方法において、
前記遊技領域(11a)に打ち出された複数の遊技球(Ba)を、予め定められた特定形状(Fig)に所定の時間内において保持し得る第1の行程(ステップS101)と、
前記第1の行程にて遊技球(Ba)が前記特定形状(Fig)に保持された際(ステップS102)、該特定形状(Fig)が完成した旨の位置完成情報を取得させる第2の行程(ステップS103)と、
前記第2の行程によって取得された前記位置完成情報に基づき、前記所定の演出動作の実施を制御する第3の行程(ステップS104)と、を有する、
ことを特徴とする遊技機(1)における動作契機判定方法にある。
前記遊技領域(11a)に打ち出された複数の遊技球(Ba)を、予め定められた特定形状(Fig)に所定の時間内において保持し得る第1の行程(ステップS101)と、
前記第1の行程にて遊技球(Ba)が前記特定形状(Fig)に保持された際(ステップS102)、該特定形状(Fig)が完成した旨の位置完成情報を取得させる第2の行程(ステップS103)と、
前記第2の行程によって取得された前記位置完成情報に基づき、前記所定の演出動作の実施を制御する第3の行程(ステップS104)と、を有する、
ことを特徴とする遊技機(1)における動作契機判定方法にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技機が、遊技球を予め定められた特定形状に保持し得る遊技球保持部と、該遊技球保持部にて遊技球が上記特定形状に保持された際に、該特定形状が完成した旨の位置完成情報を取得する位置情報取得部とを備える。そして制御部が、上記位置情報取得部によって取得された位置完成情報に基づいて、所定の演出動作の実施を制御するので、遊技球保持部に保持された遊技球が予め定められた特定形状を形成したことを契機として、制御部が各種の演出動作を実施制御させるといった、遊技機における演出動作の作動契機を、従来の遊技機では見られなかった新奇な形として作り出すことができる。
請求項2に係る本発明によると、所定の演出動作が、大当たり確定に伴う賞球を得るための入賞が行われる大入賞口を開閉させる動作であるので、従来の遊技機において見受けられた、乱数を用いた大当り抽選やV入賞口を用いたVゾーン入賞等による大当り抽選等とは異なる、これまでにない新奇な抽選方法で大当り抽選を行うことができる。
請求項3に係る本発明によると、特定形状が、遊技球保持部に保持された遊技球がなし得る幾何学的な形状であるので、平面や立体を問わず、多角形や楕円形等に代表される一般的な全ての種類の図形を特定形状として予め定めることができることにより、装飾性の向上を図ることができると共に、遊技機における設計の幅をも広げることができる。
請求項4に係る本発明によると、遊技領域に打ち出された複数の遊技球を、予め定められた特定形状に所定の時間内において保持し、遊技球が特定形状に保持された際、該特定形状が完成した旨の位置完成情報を取得させ、該取得された位置完成情報に基づき、所定の演出動作の実施を制御するので、保持された遊技球が予め定められた特定形状を形成したことを契機として、各種の演出動作を実施制御するといった、遊技機における演出動作の作動契機を、従来の遊技機には見られない新奇な方法として作り出すことができる。
以下、本発明に係る遊技機及び遊技機における動作契機判定方法の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂第2種特別電動役物を使用したパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂第1種特別電動役物や所謂第3種特別電動役物等を使用したパチンコ機、或いはこれらが適宜組み合わされた機能を有するパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
ここで、図1ないし図3を参照して、パチンコ機1の概略を説明する。図1は本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図、図2は本パチンコ機1の遊技盤及び遊技領域を拡大して示す正面図、図3は本パチンコ機1の遊技球誘導ユニット20を拡大して示す正面図である。
すなわち、本パチンコ機(遊技機)1は、図1に示すように、発射ハンドル9の操作による球発射装置72(図5に後述する)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤11の遊技領域11aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、打ち出された遊技球は入賞口13(以下、特定入賞口13ともいう)、入賞口14(以下、第1入賞口14ともいう)、入賞口15(以下、第2入賞口15ともいう)、入賞口16,17(以下、一般入賞口16,17ともいう)、又はアウト口18に収容される構成をなしている。
図1に示すように、本実施形態におけるパチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体2と、この筐体2に開閉可能に装着された前扉3とを有しており、前扉3の前面には、透明ガラス6を有するガラス枠5が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス6の奥側には、遊技盤11が配設されている。前扉3における遊技盤11の左右及び上部には演出用照明装置23が配設されており、前扉3における上部左右には夫々スピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配設されている。また、ガラス枠5における右側部には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配設されている。
そして、前扉3における下部中央には皿ユニット6が設けられており、皿ユニット6における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口76が設けられ、皿ユニット6における右上部には、球貸ボタン7a及びプリペイドカード返却ボタン7bが設けられている。皿ユニット6の中央部には、該皿ユニット6上の遊技球を皿ユニット6下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン21aと、皿ユニット6上の遊技球を球供給口76付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン21bとが配置されている。
また、前扉3における皿ユニット6の右側下方には、球発射装置72を操作して遊技球を遊技盤11に向けて打ち出すための発射ハンドル9が設けられ、皿ユニット6の左側下方には灰皿25が配設されている。なお、図1中の符号12は、発射ハンドル9の操作で発射された遊技球を遊技領域11aに導くガイドレールを示し、符号18はアウト口を示している。また、本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域11aにて入賞することなく落下してアウト口18に入り込んだ遊技球をパチンコ機背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
一方、遊技領域11a内に配設された入賞口13,〜,17は全て、遊技球が入賞した場合に所定数の遊技球を賞球するように機能するが、単に遊技球の賞球のみを行うものと、賞球以外の他の機能を有するものとが存在している。具体的には、遊技領域11aの中央左右に設けられた入賞口16と、遊技領域11aの左右下方に設けられた、後述する遊技球誘導ユニット20に配設された入賞口17とが、前者に示した賞球のみ行う入賞口となる。また、遊技領域11aの中央に設けられたセンター飾り22の上部左右に配設される入賞口13と、遊技領域11aの中央下部に縦に整列されて配設される入賞口14、15とが、後者に示した賞球以外の他の機能を有する入賞口となる。なお、上記したセンター飾り22については、図4を用いて後に詳述する。
図3に示すように、上記第1入賞口14及び第2入賞口15の左右方向には、遊技球誘導ユニット20が配設されている(図3にて左方向の遊技球誘導ユニット20は省略)。この遊技球誘導ユニット20は、遊技領域11aに打ち出されて落下してきた遊技球を誘導する誘導部材40と、該誘導部材40を延長させる可動部材42とにより構成されている。誘導部材40は、可動部材42と該可動部材42を駆動するソレノイド43とを収容した状態で、遊技盤11の各取付穴50にネジ留めされて取り付けられている。この可動部材42は、奥行き方向(図3の紙面奥側)に向かう略々三角柱形状を呈しており、可動部材42の最下部頂点に設けられた連結点48を軸として回動(揺動)するように誘導部材40と枢着されている。
誘導部材40が遊技盤11に取り付けられた際には、上方に向けて開口する遊技球入賞口17が形成される。この入賞口17は、遊技球の入賞をもって所定数の遊技球を賞球する機能を有している。そして、誘導部材40の上部には、遊技領域11aの中央部に向かって下降するように傾斜する遊技球誘導路44が形成されているので、遊技領域11aに打ち出されて落下してくる遊技球が、誘導部材40(すなわち、遊技球誘導ユニット20)の上面側に落下した際には、該誘導路44上を遊技領域11aの中央部に向かって転動することとなる。
可動部材42は、ソレノイド43により駆動され、該ソレノイド43の非駆動時には図3に示した位置(符号42を付与した位置)に配置されており、駆動時には連結点48を中心として左方向に回転し、先端部51´で示した位置までその先端が移動する。ソレノイド43は、誘導部材40の内部で固定されており、滑動部材46を矢印Dに示す横方向に滑動される。可動部材42は、この滑動部材46に連結点48よりも上方の位置で連結されている。従って、ソレノイド43が駆動された際には、滑動部材46の横方向の滑動に伴い、可動部材42が連結点48を中心に矢印Wで示す方向に揺動されることとなる。このように可動部材42が駆動された際には、可動部材42の先端部51´が、誘導部材40、すなわち遊技球誘導ユニット20の外部に突出されるものとなる。
一方、前述したセンター飾り22が有する特定入賞口13は、通常時において羽根部材24(図2にて破線で示す)によって閉鎖されている。しかし、遊技球が、第1入賞口14もしくは第2入賞口15に入賞した際には、羽根部材24が後述する開閉ソレノイド70によって開閉駆動されることによって、一定時間(約0.5秒)だけ開放状態となる。
すなわち、第1入賞口14及び第2入賞口15への入賞は、通常の賞球のみならず、センター飾り22の特定入賞口13を開放させる条件ともなっている。具体的には、第1入賞口14に遊技球が入賞した際には、羽根部材24が駆動されることによって、特定入賞口13が1回だけ開放状態となる。また、第2入賞口15に遊技球が入賞した際には、第1入賞口14に入賞したときと同様な特定入賞口13の開放が2回実行される。これにより、第1入賞口14へ入賞したときよりも第2入賞口15に入賞したときの方が、特定入賞口13への遊技球の入賞可能性は高まるものとなっている。
ところで、遊技領域11aには、センター飾り22の左右上方及び左右下方にそれぞれ風車35が配設されている。また、遊技領域11aにおけるセンター飾り22の周囲には、発射されてからセンター飾り22に関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、第1入賞口14、第2入賞口15等に対し、入球に導くようにするための複数の障害釘が打ち込まれている。なお、本実施の形態においては、上記風車35がセンター飾り22の左右上方及び左右下方に配設されるものとして説明するが、これは1つの例であり、配設させる位置や数については遊技領域11a内において特に限定されるものではない。また、障害釘及び各種入賞口にあっても、配設させる位置や数について遊技領域11a内において特に限定されるものではない。
次に、センター飾り22について、図4を参照して説明する。図4はセンター飾り22内の大当たり抽選装置26近傍を拡大して示す概略斜視図である。
センター飾り22の上部には、図2に示したように、本パチンコ機1の名称やロゴ等を模った装飾部材82が配設されており、その下方には、センター飾り22の有する略々台形形状の開口部27から露出されるように図柄表示装置31が配設されている。該図柄表示装置31の左右下部には、入賞口13を開閉する前述した羽根部材24が回動自在に配設され、該羽根部材24の前面側(図2の紙面手前側)には、提灯の形状が模られた板部材36が固着されている。なお、一般的なパチンコ機と同様、上記入賞口13が、本実施の形態でのいわゆる2種のパチンコ機における大入賞口となり、大当り確定に伴う該大入賞口の開閉駆動によって遊技球が入賞され、遊技者は多くの賞球を得ることとなる。
上記した板部材36、すなわち入賞口13のそれぞれ直下方であってセンター飾り22の左右外側部には、センター飾り22を装飾する外枠部材37(図2参照)が形成されており、その内部には、遊技者から視認し易いようにやや下方側に大当たり抽選装置26が水平となるように配設されている。そして、この大当たり抽選装置26と前述した図柄表示装置31との間には、センター飾り22内の左右に延在する(図1の案内路32を参照)遊技球の案内路32が形成されており、該案内路32はその中央部に向かってやや下降していき、左右入賞口13からの遊技球を導入して収束させるような放出口32aを有した、つまり漏斗のような機能を有する構造(図1及び図4の案内路32を参照)となっている。
上記大当たり抽選装置26は、振り分け部材34と、壁部材74と、ストッパ部材(遊技球保持部)75と、位置センサ79a,〜,79lとから構成されている。振り分け部材34は、略々四角錐を呈し、大当たり抽選装置26の中央部に配設されている。該振り分け部材34の四辺にはそれぞれ、コの字形状の部材を3つずつ連結させたような壁部材74が、コの字の開いた口を外側に向けるようにそれぞれ放射状に配設されている。ここで、該コの字状に開いた各領域を遊技球保持領域(遊技球保持部)74a,〜,74lと呼ぶ。
また、壁部材74のコの字状に開いたそれぞれの出口には、床面から突出される円柱形状のストッパ部材75が配設されている。このストッパ部材75は、後述するソレノイド76a,〜,76lによってそれぞれ矢印Eに示す向きに駆動され、その頭頂部が床面の高さまで収納されたり(例えば、図4の遊技球保持領域74cを参照)、遊技球の略々直径の高さまで突出されたり(例えば、図4の遊技球保持領域74aを参照)する。フォトセンサからなる位置センサ79a,〜,79lは、遊技球保持領域74a,〜,74lの内側面側にそれぞれ配設され、その送信される信号は、各遊技球保持領域内の遊技球の有無、すなわち遊技球保持領域74a,〜,74l及び各ストッパ部材75からなるいずれの領域に遊技球が保持されているかを示すものとなる。
このように構成される大当たり抽選装置26は、入賞口13から導入され、案内路32の放出口32aから放出された遊技球を、振り分け部材34の四角錐の頭頂部で受け、四辺に配設された遊技球保持領域74a,〜,74lへと振り分ける。本実施の形態におけるパチンコ機1では、該遊技球保持領域74a,〜,74lに保持された際の遊技球の位置(つまり保持された状態の遊技球全体でなす形状)によって、いわゆる大当たりとなるV入賞が決定(抽選)されることとなる。そして、各遊技球保持領域の外側には、振り分け部材34の各頂点の外方側に位置する遊技球入賞口28と共に、該遊技球入賞口28へ遊技球を傾斜にて案内する案内路78が配設されており、上記振り分けられた遊技球は、最終的にこの案内路78を介して遊技球入賞口28へと入球される。この際、該案内路78の外周縁には、遊技球の半径程度の高さとなる柵部80が設けられており、遊技球保持領域74a,〜,74lから解放された遊技球がこれより外側には落下しないものとなっている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図5に沿って説明する。図5は本パチンコ機1の全体の制御系を示すブロック図である。すなわち、本制御系は、大きく分けて、遊技制御装置(制御手段)60と、排出制御装置61を初めとするその他の周辺装置等とによって構成されている。
遊技制御装置60は、遊技用マイクロコンピュータ62による本発明の位置情報取得部81が構成される装置となっており、遊技盤11の裏面に取り付けられた役物制御ユニット(図示略)により実現されている。図5に示すように、遊技制御装置60は、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる遊技用マイクロコンピュータ(制御部)62と、水晶の発振周波数を分周して所定のクロックを得るクロック生成回路(CLK)63と、各種信号の入出力を行う入出力I/F(インターフェース)64とを有している。遊技用マイクロコンピュータ62は、位置情報取得部81を有すると共に、CPU62a、ROM62b、RAM62cを内蔵する、いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されている。
この遊技制御装置60の入出力I/F64には、第一入賞口センサ65、第二入賞口センサ66、入賞口センサA1,〜,A3、及び位置センサ79a,〜,79lからの検出信号が入力される。ここで、第一入賞口センサ65は、第1入賞口14への入賞を検出するセンサであり、第二入賞口センサ66は、第2入賞口15への入賞を検出するセンサである。更に、入賞口センサA1,〜,A3は、一般入賞口16,17及び遊技球入賞口28への入賞をそれぞれ検出するセンサであり、位置センサ79a,〜,79lは、遊技球保持領域74a,〜,74lへの入球をそれぞれ検出するセンサである。なお、上記した一般入賞口がN個あるような場合には、入賞口センサもそれぞれに対応してN個配設させることとなる。
一方、入出力I/F64からは、放音装置8を放音駆動して効果音などの出力制御を行う音声出力制御装置(制御部)68、演出用照明装置23や図柄表示装置31等の制御を行う演出制御装置(制御部)69、センター飾り22の羽根部材24を駆動する開閉ソレノイド70、各ストッパ部材75を駆動するソレノイド76a,〜,76l、球発射装置72を制御する発射制御装置71に信号が出力される。
また、この入出力I/F64からは、排出制御装置61にも賞球制御情報の信号が出力される。なお、賞球制御情報の内容としては、賞球数情報や排出条件等の情報が出力される。排出制御装置61は、遊技制御装置60から入力される賞球制御情報に基づいて、排出ユニット(不図示)を駆動して遊技球を排出する制御を行うものである。すなわち、遊技制御装置60は、遊技領域11aの各入賞口に設けられた第一入賞口センサ65、第二入賞口センサ66、入賞口センサA1,〜,A3によって入賞が検出されると、各入賞口の入賞価値に対応して予め設定された賞球数情報を、排出制御装置61へ送信する。そして、排出制御装置61では、この賞球数情報を受信して、それに応じた賞球排出制御を行う。
一方、前述した位置情報取得部81は、センター飾り22の内部に遊技球が導入され、該遊技球が大当たり抽選装置26内で保持された際になす形状、つまり複数の保持された遊技球にて形成された形状(位置関係)が、特定形状(図8にて後述する)として完成したかを示す情報(位置完成信号)を取得するものである。
具体的には、遊技球が遊技球保持領域74a,〜,74lにて保持された際に、位置センサ79a,〜,79lがその旨を示す信号(以下保持信号という)を送信し、該保持信号に基づいて遊技用マイクロコンピュータ62によって判定が行われる。ここで、保持された遊技球が、予め定められた特定形状を形成したと判定された際には、大当たりとなるV入賞が決まると共に、特定入賞口13を開閉動作させるラウンド数が決定される。このラウンド数は、3,7、15回の3通りがあり、この3と7の各ラウンドの最後にはラウンド数が1回加算され、最高15ラウンドまで大当たり遊技が継続される。そして、上記大当たり抽選の確定に際しては、遊技制御装置60による演出用照明装置23や図柄表示装置31等の各種発光・表示演出が適時になされる。なお、本実施形態においては、大当たり遊技中、特定入賞口13に遊技球が10個入賞するか、特定入賞口13が15回開閉されると1ラウンドの終了となる。
次に、本パチンコ機1による作用について図6ないし図8を参照して説明する。図6は遊技球の進路の例を示すもので、(a)は遊技球誘導ユニット20の非作動状態における概略図、(b)は遊技球誘導ユニット20の作動状態における概略図、図7はセンター飾り22に導入された遊技球によって状態判定を行う際の処理の流れを示すフローチャート、図8は大当たり抽選装置26に遊技球が保持された例を示すもので、(a)は大当りでない状態の形状を示す概略模式図、(b)は大当りの状態の特定形状を示す概略模式図である。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル9を握り、適宜の角度に回動操作した際には、発射制御装置71がその回転角に基づいて球発射装置72を制御し、それにより、該球発射装置72の作動で遊技球を所定の時間間隔で遊技領域11aに向けて連続的に発射させる。すると、遊技領域11aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、入賞口16,17等に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域11a最下部のアウト口18から遊技盤11背面側に排出される。
このような遊技中、遊技球誘導ユニット20において、可動部材42が揺動されていない通常の状態にあっては、可動部材42は誘導部材40内に収容されており、該可動部材42の側面52が誘導部材42の遊技球誘導路44から延長された状態となっていない。このとき、遊技領域11aに打ち出された遊技球が、誘導部材40の上部に落下した際には、遊技球は遊技球誘導路44に沿って転動し、該遊技球誘導路44の終端44aに到達した後で下方に落下する。このときの経路は、図6(a)の矢印Yに示すものとなる。
また、可動部材42が揺動されていない通常の状態にあって、遊技領域11aに打ち出された遊技球が、遊技球誘導路44の終端44aよりも中心部側、すなわち該終端44aと入賞口14、15との間に落下した際には、図6(a)の矢印Zに示す経路で下方に落下する。この場合の遊技球は、遊技領域11aに配設された障害釘に適宜に当接するなどし、多くの場合はそのまま下方へと落下することになる。従って、上記矢印Y,Zに示した経路を辿った遊技球が、第1及び第2入賞口14、15、特に第2入賞口15に入賞する可能性は非常に低いものとなる。また、第2入賞口15は、第1入賞口14の直下方に配置されているため、他の進路からの遊技球が入賞する可能性も極めて低いものとなる。
一方、図6(b)に示すように、可動部材42が揺動された特別な状態にある場合には、該可動部材42の側面52は誘導部材42の遊技球誘導路44から延長された状態となる。このとき、誘導部材40の上部に遊技球が落下すると、該遊技球は誘導路44に沿って転動し、引き続き可動部材42の側面52へ移動して、第2入賞口15に向かって落下することとなる。このときの経路は、図6(b)の矢印Y´に示すものである。また、遊技領域11aに打ち出されて落下した遊技球が、遊技球誘導路44の該終端44aと入賞口14、15との間に落下した際には、図6(b)の矢印Z´に示す経路で下方に落下する。上述したように、可動部材42が揺動された状態にある場合には、遊技球は矢印Y´,Z´に示す経路のいずれかを辿って第2入賞口15方向に案内されることとなる。
上記した各経路を辿った遊技球が、第1入賞口14へと入賞した際には、センター飾り22の有する羽根部材24が、開閉ソレノイド70によって1回の開閉動作(約0.5秒間)を行う。また、遊技球が第2入賞口15へと入賞した際には、センター飾り22の有する羽根部材24は、開閉ソレノイド70によって2回の開閉動作(約0.5秒間)を行う。このようにして羽根部材24が開状態となった際に、遊技領域11aに打ち出された遊技球の中には、特定入賞口13からセンター飾り22内へと導入されるものがある。
ここで、遊技球が特定入賞口13からセンター飾り22内へ導入された際の、大当たり(V入賞)に係る処理の流れを、図7に示すフローチャートを参照して、以下に説明する。
すなわち、特定入賞口13を介してセンター飾り22内へと導入された遊技球は、案内路32上を転動し、センター飾り22の中央部に位置する該案内路32の放出口32aから大当たり抽選装置26の中央上部へと放出される。放出された遊技球は、振り分け部材34の頭頂部に当接し、その際の勢いや回転等によって、該振り分け部材34が有する4つの側面34aにおける矢印C(図4参照)のいずれかに沿って転動する。この転動した遊技球は、振り分け部材34から、例えば、図4に示すような遊技球保持領域74bへと落下し、遊技球保持領域74bの床面から突出しているストッパ部材75に当接して停止し、その位置が保持される(ステップS101)。
このとき、遊技球保持領域74bに配設されている位置センサ79bからは、保持信号が遊技制御装置60に送信される。遊技制御装置60がこの保持信号を受信すると、遊技用マイクロコンピュータ62では遊技球が遊技球保持領域74bに保持されているとして認識することとなる。
また、羽根部材24の開閉動作した際のタイミングによっては、遊技球は特定入賞口13からセンター飾り22内へと複数導入される。例えば、導入された複数の遊技球は、図8(a)に示すように、遊技球保持領域74b、遊技球保持領域74h、遊技球保持領域74iの各位置に保持されたり、図8(b)に示すように、遊技球保持領域74b、遊技球保持領域74e、遊技球保持領域74h、遊技球保持領域74kの各位置に保持されたりする。ここで、図8(a)に示した形状は、各遊技球保持領域への一般的な入球状況の一例であり、本パチンコ機1の仕様における特別な形状ではない。また、図8(b)に示した形状は、本パチンコ機1の仕様において予め定められた特別の保持形状であり、特定形状Figとされるものである。
そして、前述のステップS101においては遊技球保持領域74bに遊技球が保持されるとして例を示したが、それ以外の他の各遊技球保持領域に遊技球が保持された際には、それぞれに該当する各位置センサからの保持信号が遊技制御装置60に対して送信されることとなる。遊技制御装置60では、これらの保持信号に基づき、各遊技球保持領域に保持されている各遊技球の位置情報を認識し、それらが特定形状Figを完成したかを遊技用マイクロコンピュータ62によって判定させる。ここで、遊技用マイクロコンピュータ62が、上記特定形状Figを完成したと判定した際(ステップS102)には、本パチンコ機1では大当たり(V入賞)が当選されたこととなる。そして、この特定形状Figを完成したことにより、位置情報取得部81は、この旨を表す信号(位置完成信号)、いわゆる一般的なV入賞信号を取得することとなる(ステップS103)。
ところで、上記ステップS102に示したように遊技球保持領域74a,〜,74lに遊技球が保持された際には、それらの遊技球は、上記した保持信号が送信された時点から、遊技制御装置60の不図示のタイマによって時間計測が開始され、それぞれ10秒の間だけその領域に保持される。そして、各々10秒が経過すると、遊技用マイクロコンピュータ62がソレノイド76a,〜,76lを制御することにより、該当するストッパ部材75が駆動され、例えば図4の遊技球保持領域74cに示すようにストッパ部材75が床面に収納されることにより、保持されていた遊技球が案内路78へと解放されることとなる。
そして、上記ステップS103にて、位置情報取得部81が位置完成信号であるV入賞信号を取得すると、このことを契機として、遊技制御装置60が開閉ソレノイド70を駆動制御することで羽根部材24を開閉させ、特定入賞口13から遊技球を入賞させる大当り遊技の演出動作を実施させる(ステップS104)。加えて、遊技制御装置60は、演出制御装置69に対して、上記大当り遊技に応じた所定の演出動作、例えば、「Vゾーン入賞」の文字を図柄表示装置31に表示制御させたり、演出用照明装置23に点滅制御をさせたりすることによって、上記V入賞における演出性の向上をも図るものとする。
また、上述してきたような遊技を遊技者が行うことによって、入賞口16,17、第1入賞口14、第2入賞口15、及び遊技球入賞口28へと遊技球が適宜入賞し、それぞれの入賞価値に応じた多量の遊技球が球供給口76から皿ユニット13へと払い出される。
なお、以上説明した本実施の形態においては、遊技球保持領域74a,〜,74lでの遊技球の検知を、フォトセンサ等からなる位置センサ79a,〜,79lにて行うとして説明したが、他の磁気式や感圧式等のセンサであってもよく、用いるセンサの種類は特に限定されるものではない。また、遊技球保持領域74a,〜,74lの状態を、CCD等を用いて画像として撮像し、その画像を画像処理することによって、各遊技球保持領域における遊技球の有無や位置等を検出することが可能なセンサ等の装置を使用できる場合には、このような装置を用いてよいことは勿論である。
以上説明した本実施の形態においては、パチンコ機1が、遊技球Baを予め定められた特定形状Figの形状となるように保持し得る遊技球保持領域74a,〜,74l及び各遊技球保持領域のストッパ部材75を備える。また、パチンコ機1は、遊技球Baが上記特定形状Figの形状に保持された際に、このことが完成した旨の位置完成信号を取得する位置情報取得部81を備える。そして、パチンコ機1における遊技用マイクロコンピュータ62、音声出力制御装置68、演出制御装置69等の各制御装置が、上記位置情報取得部81によって取得された位置完成信号に基づいて、所定の演出動作の実施を制御する。これにより、遊技球保持領域74a,〜,74l及び各遊技球保持領域のストッパ部材75に保持された遊技球Baが予め定められた特定形状Figを形成したことを契機として、上記遊技用マイクロコンピュータ62等が各種の演出動作を実施制御させるといった、パチンコ機1における演出動作の作動契機を、従来のパチンコ機には見られなかった新奇な形として作り出すことができるようになる。
また、上記したような、遊技球Baが上記特定形状Figの形状に保持された際に実施制御される演出動作が、大当たり確定に伴う賞球を得るための入賞が行われる特定入賞口13、つまり羽根部材24を開閉させる動作であるので、従来のパチンコ機において見受けられる、乱数を用いた大当り抽選やV入賞口を用いたVゾーン入賞等による大当り抽選等とは異なった、これまでにない新奇な抽選方法によって大当り抽選を行うことができるようになり、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができるようになる。
また、特定形状Figが、例えば図8(b)に示したような四角形等の幾何学的な形状としているので、平面や立体を問わず、多角形や楕円形等に代表される一般的な全ての種類の図形を特定形状として予め定めることができることにより、パチンコ機1における装飾性の向上を図ることができると共に、設計の幅をも広げることができる。
また、遊技領域11aに打ち出された複数の遊技球Baを、予め定められた特定形状Figの形状に所定の時間内において保持し、このように保持された際に、該特定形状Figの形状が完成した旨の位置完成信号を位置情報取得部81に取得させ、該取得された位置完成信号に基づき、大当たり等の演出動作を実施制御する。これにより、保持された遊技球Baが予め定められた特定形状Figを形成したことを契機として、各種の演出動作を実施制御するといった、パチンコ機1における演出動作の作動契機を、従来のパチンコ機には見られない新奇な形として作り出すことができるようになる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機及び遊技機における動作契機判定方法は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機及び遊技機における動作契機判定方法も、本発明の範囲に含まれる。
1:遊技機(パチンコ機)
11a:遊技領域
13:大入賞口(特定入賞口)
62:制御部(遊技用マイクロコンピュータ)
68:制御部(音声出力制御装置)
69:制御部(演出制御装置)
74a,〜,74l:遊技球保持部(遊技球保持領域)
75:遊技球保持部(ストッパ部材)
81:位置情報取得部
Ba:遊技球
Fig:特定形状
11a:遊技領域
13:大入賞口(特定入賞口)
62:制御部(遊技用マイクロコンピュータ)
68:制御部(音声出力制御装置)
69:制御部(演出制御装置)
74a,〜,74l:遊技球保持部(遊技球保持領域)
75:遊技球保持部(ストッパ部材)
81:位置情報取得部
Ba:遊技球
Fig:特定形状
Claims (4)
- 遊技領域に遊技球を打ち出すことで遊技し、該遊技に伴う所定の演出動作を施してなる遊技機において、
前記遊技領域に打ち出された複数の遊技球を、予め定められた特定形状に所定の時間内において保持し得る遊技球保持部と、
前記遊技球保持部にて遊技球が前記特定形状に保持された際、該特定形状が完成した旨の位置完成情報を取得する位置情報取得部と、
前記位置情報取得部によって取得された前記位置完成情報に基づき、前記所定の演出動作の実施を制御する制御部と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記所定の演出動作は、大当たり確定に伴う賞球を得るための入賞が行われる大入賞口を開閉させる動作である、
請求項1に記載の遊技機。 - 前記特定形状は、前記遊技球保持部に保持された遊技球がなし得る幾何学的な形状である、
請求項1又は2に記載の遊技機。 - 遊技領域に遊技球を打ち出すことで遊技し、該遊技に伴う所定の演出動作を施してなる遊技機における動作契機判定方法において、
前記遊技領域に打ち出された複数の遊技球を、予め定められた特定形状に所定の時間内において保持し得る第1の行程と、
前記第1の行程にて遊技球が前記特定形状に保持された際、該特定形状が完成した旨の位置完成情報を取得させる第2の行程と、
前記第2の行程によって取得された前記位置完成情報に基づき、前記所定の演出動作の実施を制御する第3の行程と、を有する、
ことを特徴とする遊技機における動作契機判定方法。
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JP2005317657A JP2007117674A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 遊技機及び遊技機における動作契機判定方法 |
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JPH06218100A (ja) * | 1993-01-26 | 1994-08-09 | Pal Co Ltd | パチンコ機の入賞装置 |
JPH09322961A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Ace Denken:Kk | パチンコ機 |
-
2005
- 2005-10-31 JP JP2005317657A patent/JP2007117674A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPH09322961A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Ace Denken:Kk | パチンコ機 |
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