JP5906156B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技盤の裏側に配設した設置部材に各種電気部品を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機体を構成する中枠(本体枠)に着脱自在に取り付けられる遊技盤を備えている。前記遊技盤は、合板製や合成樹脂等から略矩形に形成された板状部材であり、その前面に遊技領域が設けられると共に、その裏面に各種遊技部品が取り付けられる設置部材が着脱可能に配設されている。前記遊技領域内には、該遊技領域内を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置、特別入賞装置、球案内部材および遊技釘等が配設されている。また、前記設置部材には、遊技盤に形成された開口を介して該遊技盤の前側から視認可能な図柄表示装置が配設され、前記始動入賞装置へのパチンコ球の入賞により図柄表示装置での図柄変動演出が開始されるよう構成されており、図柄変動演出の結果として図柄表示装置に所定の組合わせで図柄が停止すると、遊技者に有利な所謂大当りが発生するよう構成される。
ところで、近年のパチンコ機は、前記図柄表示装置で行なわれる図柄変動演出の多様化やインパクトを高め、遊技の面白みを増大させることを目的として、前記遊技盤に対して大型の図柄表示装置が配設される傾向が強くなっている。特に、遊技盤を透明な合成樹脂により形成した所謂「透明遊技盤」が設けられたパチンコ機では、遊技盤の裏側の大部分が図柄表示装置で覆われて、図柄表示装置に表示された画面表示により、遊技盤の盤面の装飾を行なうよう構成されたパチンコ機も提案されてきている(例えば、特許文献1)。
特開2006−230643号公報
前記遊技盤の裏側に配設される設置部材には、前記図柄表示装置の他に、発光演出装置や可動式の演出装置等の電気部品が配置されることが一般的で、該電気部品に接続された配線は、設置部材の裏側にて引き回されて、対応の制御装置に接続される。一方で、大型の図柄表示装置が配設された設置部材では、前記配線を引き回し得るスペースが限られることになる。このとき、設置部材裏側で引き回された配線が図柄表示装置の設置領域に延出していると、図柄表示装置の設置時に、配線を挟み込んだり引っ掛けたりして断線等を誘発する問題がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、設置部材の裏側に引き出した配線を所定の経路からはみ出すことなく引き回し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
遊技盤(21)と、該遊技盤(21)の裏側に配設されて各種電気部品が取り付けられる設置部材(27)とを備えた遊技機において、
前記設置部材(27)の前側に取り付けられた第1の電気部品(41,42b,43)と、
前記設置部材(27)に取り付けられて後方に突出する第2の電気部品(39b)と、
前記設置部材(27)に形成されて前後方向に開放し、前記第1の電気部品(41,42b,43)に接続する配線(HA)が設置部材(27)の裏側に引き出されるように挿通される挿通口(51)と、
前記設置部材(27)に配設されて、前記第2の電気部品(39b)の後方端を跨ぐように延在する保持路(W)を有し、前記挿通口(51)を介して引き出された前記配線(HA)を前記保持路(W)で保持する保持部材(56,65)とを備え、
前記保持部材(56,65)には、前記挿通口(51)から引き出される前記配線(HA)を前記保持路(W)に案内する案内部(63)と、前記挿通口(51)との対向面に形成されて前記保持路(W)内に開口する通孔(56a)とが設けられ、該通孔(56a)を介して前記第2の電気部品(39b)に接続する第2の配線(HE)が保持路(W)内に引き出され、該第2の配線(HE)は前記挿通口(51)から引き出された配線(HA)と纏めて保持路(W)内に保持されるよう構成したことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、設置部材の裏側に保持部材を設けて、該設置部材の前側に取り付けた第1の電気部品に接続する配線を、設置部材の後方に突出する第2の電気部品の後方を通って延在する状態で保持するよう構成したので、該配線が第2の電気部品の突出方向と交差する方向にはみ出すのを防ぐことができる。すなわち、設置部材の裏側に引き出された配線が所定の経路からはみ出さないので、遊技盤を枠部材等に取り付ける際に、配線の挟み込みや引っ掛かりを防止でき、遊技盤の取り付け作業性を向上し得る。更に、挿通口から裏側に引き出した配線は、保持部材の案内部で保持路に案内されるよう構成したので、配線を保持路に確実に案内して該配線のはみ出しを効果的に防ぐことができる。
また、第2の電気部品に接続する第2の配線を他の配線と纏めて保持することができ、配線を処理する際の作業性が向上する。
本発明に係る遊技機によれば、設置部材の裏側に引き出した配線を所定の経路からはみ出すことなく引き回すことができる。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例のパチンコ機を、中枠に対して前枠を開放した状態で示す概略斜視図であって、前枠の透視保護板や遊技盤における案内レールの内側に配設される各種遊技部品を省略している。 実施例に係る遊技盤を第3および第4演出装置の各可動体が図柄表示装置のの表示部前側に出た状態で示す概略正面図である。 実施例に係る遊技盤に設置部材を配設した状態を後側から視た概略斜視図である。 実施例に係る設置部材を、各種演出装置を配設した状態で示す概略正面図である。 実施例に係る設置部材における保持部材の配設箇所を後側から視た要部概略斜視図である。 実施例に係る設置部材の上部を、保持部材を取り外した状態で後側から視た要部概略斜視図である。 実施例に係るパチンコ機の要部縦断面図であって、第1演出装置を一部省略して示している。 実施例に係る設置部材の要部平面図である。 実施例に係る設置部材の要部背面図である。 実施例に係る保持部材を後下側から視た概略斜視図である。 実施例に係る保持部材を固定部が設けられる側から視た概略斜視図である。 設置部材に配設した別実施例に係る保持部材を下側から視た概略斜視図である。 設置部材に配設した別実施例に係る保持部材を示す要部縦断面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1または図2に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤21を着脱可能に保持する本体枠としての中枠(枠部材)12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤21の裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置18が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤21を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記図柄表示装置18としては、後述するように各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケース31に収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成してもよい。なお、球受け皿については、上下2枚の球受け皿14,15を備えるものに限らず、1枚の球受け皿のみを設ける構成であってもよい。
前記前枠13の右下方位置には、前記中枠12に配設された打球発射装置16を作動する操作ハンドル17が設けられている。前記操作ハンドル17は、左回転方向に付勢された操作レバー17aを備えており、該操作レバー17aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置16が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤21に向けて発射されるようになっている。
(外枠11について)
前記外枠11は、上下左右の4つの枠部材を相互に組み付けることで縦長の矩形枠体として構成されるものであって、4つの枠部材で画成される開口領域に対し、前記中枠12が開閉および着脱自在に支持されて、外枠11に対して中枠12を閉成することで、該外枠11の内側に中枠12が収容されるよう構成される。
(中枠12について)
図2に示すように、前記中枠12は、上縁をなす上枠部材12aと、下縁をなし、打球発射装置16、各種制御装置(図示せず)を設置する設置部として機能する下枠部材12bと、左縁(一方の側縁)をなす左枠部材12cと、右縁(他方の側縁)をなす右枠部材12dとから構成されて、これら上下左右の枠部材12a,12b,12c,12dを組み付けた際に、全体が外枠11の開口領域に整合する大きさに形成される。そして、外枠11に対して中枠12の左枠部材12c側が、ヒンジ機構19を介して回動自在に支持されて、右枠部材12dが施錠装置(図示せず)により施錠されるようになっている。また、中枠12には、上下左右の枠部材12a,12b,12c,12dを組み付けることで前後に開口する遊技盤保持部20が画成され、該遊技盤保持部20に遊技盤21が着脱自在にセット保持される。図1,図2において、遊技盤21の前面に配設されている各種の遊技部品は、後述する案内レール26を除いて図示省略してある。また、図2においては、前枠13に配設されている透視保護板13bも図示省略している。
前記遊技盤保持部20を画成する各枠部材12a,12b,12c,12dの内面には、内側に突出する段部(図示せず)が夫々設けられている。また、上枠部材12aの下面および下枠部材12bにおける左端部の上面には、前記左枠部材12cにおける段部の前面から前側に遊技盤21の厚みと略同寸法だけ離間する位置に、内側(遊技盤保持部20側)に突出する固定突部22が夫々が突設されている。また、上枠部材12aおよび下枠部材12bの右端部には、段部との間で遊技盤21の右側上下端部を挟持する固定具23が夫々設けられている。すなわち、中枠12に対して遊技盤21は、遊技盤保持部20に対して前側から斜めに遊技盤21を臨ませて、該遊技盤21の左側端部を前記段部と固定突部22,22との間に差し込んだ状態で、遊技盤21の右側端部を押し込んで該遊技盤21の左側端部を中心に回動させて遊技盤21の全体を遊技盤保持部20に臨ませ、該遊技盤21の右端部の裏面を段部に当接させる。そして、前記固定具23,23を遊技盤21の右側上下端部の前面に当接して段部との間で挟持することで、遊技盤21は中枠12の遊技盤保持部20内に組み付けられる。
前記上枠部材12aの裏側には、設置枠台等に設けられた外部球供給設備から供給されるパチンコ球を貯留する球タンク24が、該上枠部材12aの左右幅の略全幅に亘って設けられている。この球タンク24は、図8に示すように、前記遊技盤保持部20に組み付けられた遊技盤21の上部位置と前後に重なるよう構成されて、遊技盤21の上下寸法を最大限大きくし得るようになっている。また、前記下枠部材12bの裏側には、前記上下の球受け皿14,15に連通する球供給路および設置枠台に設けた球回収樋に連通する球排出路が夫々形成されたセット部材(図示せず)が配設されている。前記球タンク24とセット部材とは、該球タンク24およびセット部材における左枠部材12c側の端部間に架設された球通路ユニット25(図8に一部のみ図示)を介して連通接続されており、該球通路ユニット25に配設された球払出し装置(図示せず)の駆動により球タンク24に供給されたパチンコ球を前記上下の球受け皿14,15へ給出し得るよう構成されている。
(遊技盤21について)
前記遊技盤21は、図2および図3に示すように、前記中枠12の遊技盤保持部20に整合する略正方形に形成された所定板厚の木材板の表面に、各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート(図示せず)等を貼付けて装飾した板部材であって、該遊技盤21の表面(盤面)に配設された略円形状に湾曲形成する案内レール26により、パチンコ球が流下可能な遊技領域21aが画成されている。また、前記遊技盤21の裏面に、図4に示す如く、前記図柄表示装置18が着脱自在に取り付けられる設置部材27が配設されており、該設置部材27に形成された前後に開口する開口部27aを介して図柄表示装置18の表示部を前側から視認し得るよう構成される。遊技盤21には、前記案内レール26で囲まれた遊技領域21aの略中央の大部分が開口する装着口(図示せず)に、前後に開口する開口部28aが形成された枠状装飾部材28が取り付けられ、該枠状装飾部材28の開口部28aを介して図柄表示装置18の表示部が遊技盤21の前面側に臨むよう構成されている。前記枠状装飾部材28における開口部28aの上方に臨む部位に、LED等の発光体を基板に実装した前発光装置29を備えた前装飾体30が配設され、開口部28aの上方位置を光で装飾し得るようになっている。なお、実施例では、遊技盤21に配設された枠状装飾部材28の開口部28aおよび設置部材27の開口部27aが、図柄表示装置18の表示部を前側から視認可能とする可視表示部となっている。
(図柄表示装置18について)
図4に示す如く、前記設置部材27に配設される図柄表示装置18は、各種図柄を表示可能な液晶パネルが収容ケース31に収容されたユニット部材であって、収容ケース31の左側面に係止突部31aが上下に離間する2箇所に設けられている。この係止突部31aは、前記設置部材27の裏側に設けられる後述する左規制壁37と係脱可能に係止されるようになっている。また、前記収容ケース31の右側部の上下端部に、右方へ突出する支持部31bが夫々形成されており、設置部材27の裏側に設けた後述する支持台部38に、図示しないロック部材を介して着脱自在に取り付けられるよう構成されている。
(設置部材27について)
前記設置部材27は、前記遊技盤21の外郭形状より僅かに小さい形状に形成された略矩形状の背面板32と、該背面板32の外周縁部から前方に突出する画壁部33とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部33の開口前端部を遊技盤21の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤21と設置部材27とがネジ止め固定される。そして、前記設置部材27において前記遊技盤21との間に画成される空間に、各種の演出装置39,42,46,48等が設置されて、設置部材27を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている(図5参照)。また、前記設置部材27の背面板32には、前記枠状装飾部材28の開口部28aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部27aが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板32の裏側に前記図柄表示装置18が着脱自在に取り付けられて、該開口部27a,28aを介して図柄表示装置18の表示部が遊技盤21の前側に臨むようになっている(図8参照)。なお、以下の説明では、設置部材27の背面板32について、開口部27aに対する上下左右の各部位を、上板部32a,下板部32b,左板部32c,右板部32dと指称して区別する場合もある。また、画壁部33についても、開口部27aに対する上下左右の各部位を、上壁部33a,下壁部33b,左壁部33c,右壁部33dと指称して区別する場合もある。
前記設置部材27の背面板32の裏側には、前記図柄表示装置18の設置領域Sが、規制壁34によって画成されている。この規制壁34は、図4に示す如く、前記上板部32aに設けられて左右方向に延在する上規制壁35と、前記下板部32bに設けられて左右方向に延在する下規制壁36と、前記左板部32cに設けられて上下の規制壁35,36に接続するように上下方向に延在する左規制壁37とで構成される。前記左規制壁37には、上下に離間する2箇所に、前記図柄表示装置18に形成した前記係止突部31a,31aを挿脱可能な差込み口37a,37aが設置領域S側に開口するよう開設されている。また前記右板部32dには、上下に離間する2箇所に支持台部38,38が設けられている。そして、前記係止突部31a,31aを差込み口37a,37aに挿入して左規制壁37に係合すると共に、前記支持部31b,31bを支持台部38,38の後端に当接した状態で、支持部31b,31bを支持台部38,38にロック部材で固定することで、前記図柄表示装置18が設置領域Sに位置決め固定されるようになっている。設置領域Sに位置決め固定された図柄表示装置18は、その表示部が設置部材27の前記開口部27aに臨んで前側からの視認が可能な状態となる。なお、前記下規制壁36は、図柄表示装置18の下面の略全体を支持可能な長さに設定されるのに対し、上規制壁35は、図柄表示装置18の上面における左隅部のみを支持し得る長さ寸法に設定してある。
(上板部32aについて)
図5に示すように、前記設置部材27における上板部32aの前面には、第1演出装置39が配設されている。この第1演出装置39は、上下方向に移動自在な第1可動体39aと、該第1可動体39aを上下方向に移動する駆動手段としての第1駆動モータ(第2の電気部品)39bとを備える。また上板部32aには、図6,図7に示す如く、前記設置領域Sより上方位置(上規制壁35の下面位置より上側)で左右方向の中央より右側に偏った位置に前後方向に開口する通孔40が開設されており、該通孔40から前記第1駆動モータ39bが後方に突出するよう構成される。通孔40から後方に突出した第1駆動モータ39bは、前記図柄表示装置18の設置領域Sの上外方に位置するよう構成されている。より具体的には、前記遊技盤21の上部位置の後方に重なるように位置する前記球タンク24は、図8に示す如く、前記設置部材27の上壁部33aに近接する上方位置を該設置部材27の背面板32(上板部32a)から後方に所定長さ延出しており、該延出部分と前記設置領域Sに取り付けた図柄表示装置18の上端部との間に第1駆動モータ39bが位置している。また、第1駆動モータ39bの後端は、球タンク24の後端より前側に位置している。第1可動体39aには、LED等の発光体を基板に実装した第1発光装置41が配設されると共に、第2駆動モータ(第1の電気部品)42bにより回転駆動される第2可動体42aを備えた第2演出装置42が配設されている。また第2可動体42aには、LED等の発光体を基板に実装した第2発光装置43が配設されている。実施例では、前記第1発光装置41、第2発光装置43および第2駆動モータ42bが、設置部材27の前側に配設される第1の電気部品となる。
前記上板部32aの裏面には、前記通孔40の形成位置より左側に、後述する第1中継基板50に電気的に接続される第2中継基板(第2の基板)44を設置する基板設置部45が設けられており、該基板設置部45に配設された第2中継基板44に対して、前記第1駆動モータ39b、第1発光装置41、第2駆動モータ42b,第2発光装置43、前発光装置29および後述する第4駆動モータ48b、第4発光装置48に接続する各配線HA,HB,HD,HEがコネクタ接続される。基板設置部45は、上板部32aの裏面から所定高さ後方に突出すると共に、該基板設置部45の下面は、前記上規制壁35の下面と同一水平位置に位置するよう設定されており、該基板設置部45が、前記設置領域Sに取り付けられた図柄表示装置18の上方への変位を規制するべく機能するようになっている。なお、基板設置部45に配設された第2中継基板44に設けた複数のコネクタ受部44a,44bは、図10に示す如く、前記図柄表示装置18の設置領域Sの上外方(図柄表示装置18と球タンク24との間)に位置するよう構成されている。
図9または図10に示す如く、前記第2中継基板44の裏面には、前記第1駆動モータ39b、第1発光装置41、第2駆動モータ42b,第2発光装置42、第4駆動モータ48b、第4発光装置48および前発光装置29に接続する各配線HA,HB,HD,HEがコネクタ接続される第1コネクタ受部44aが、接続口を後向きにして設けられると共に、第2中継基板44を前記第1中継基板50に電気的に接続する中継用配線HFがコネクタ接続される第2コネクタ受部44bが、接続口を後向きにして設けられている。そして、各第1コネクタ受部44aと第2コネクタ受部44bとは、第2中継基板44に形成したプリントパターンを介して電気的に接続するよう構成される。また、第2中継基板44に設けられる全てのコネクタ受部44a,44bは、後述する保持部材56に設けられた保持路Wの左側方において、該保持路Wの上下幅に略収まる位置に設けられている。
(左板部32cおよび右板部32dについて)
図5に示す如く、前記設置部材27における左板部32cの前側には、第3演出装置46が配設されている。この第3演出装置46は、左右方向に移動自在な第3可動体46aと、該第3可動体46aを左右方向に移動する駆動手段としての第3駆動モータ46bとを備えると共に、第3可動体46aにはLED等の発光体を基板に実装した第3発光装置47が配設されている。また、設置部材27における右板部32dの前側には、第4演出装置48が配設されている。この第4演出装置48は、左右方向に移動自在な第4可動体48aと、該第4可動体48aを左右方向に移動する駆動手段としての第4駆動モータ48bとを備えると共に、第4可動体48aにはLED等の発光体を基板に実装した第4発光装置49が配設されている。
(下板部32bについて)
前記設置部材27における下板部32bの裏面には、図4に示す如く、前記下規制壁3より下方位置に、第1中継基板(第1の基板)50が配設されている。そして、前記上板部32aに配設した前記第2中継基板44に接続された中継用配線HFおよび第3演出装置46の第3駆動モータ46bおよび第3発光装置47に接続する配線HCが、上板部32a、左板部32cおよび下板部32bの裏側を引き回された後に、第1中継基板50に夫々コネクタ接続される。そして、該第1中継基板50にコネクタ接続された各配線HC,HFは、第1中継基板50を介して前記制御装置に電気的に接続されて、該制御装置によって前記演出装置39(第1駆動モータ39b),42(第2駆動モータ42b),46(第3駆動モータ46b),48(第4駆動モータ48b)および発光装置29,41,43,47,49が制御されるよう構成してある。
(配線の引き出し構造について)
前記設置部材27の上板部32aには、図4,図6,図7に示す如く、前記通孔40を挟んで基板設置部45と反対側(通孔40の右側)に、前後方向に開放する第1挿通口(挿通口)51が形成されており、上板部32aの前側に配設された前記第1発光装置41、第2駆動モータ42b、第2発光装置43に接続する配線HAが、該第1挿通口51を介して上板部32aの裏側に引き出されるよう構成される。なお、第1挿通口51は、前記図柄表示装置18の設置領域Sの上外方(図柄表示装置18と球タンク24との間)に位置している(図10参照)。また、前記上壁部33aには、第1挿通口51の上方位置に、下側に凹設されて前後および上方に開放する溝部52が前後方向に所定長さで形成されている。そして、前記前発光装置29に接続する配線HDが、溝部52に挿通されて上板部32aの裏側に引き出されるよう構成してある。なお、溝部52は、内部の左右幅寸法より上側の開口の左右幅寸法が小さく設定されて、上側の開口から溝部52内に収容した配線HDが上側の開口から容易に抜け出さないようになっている。また、上壁部33aには、溝部52の前端側において上側の開口に連通する切欠部53が、前側に向かうにつれて左右幅が広がるように形成されており、溝部52に通した配線HDの前発光装置29に対する接続作業性を向上し得るよう構成してある。
図7に示す如く、前記設置部材27の右壁部33dには、前記設置領域Sより上方位置(上規制壁35の下面位置より上側)において左右方向に開放する第2挿通口54が形成されており、前記第4演出装置48の第4駆動モータ48bおよび第4発光装置49に接続する配線HBは、該第2挿通口54を介して設置部材27の外側方に引き出された後に上板部32aの裏側を左方向に引き回されて、前記第2中継基板44にコネクタ接続されるよう構成される。
前記上板部32aの左隅部に、前後方向に開放する第3挿通口55が形成されており、前記第3演出装置46の第3駆動モータ46bおよび第3発光装置47に接続する配線HCは、該第3挿通口55を介して設置部材27の裏側に引き出された後、左板部32cの裏側を下方に引き回されて、前記第1中継基板50にコネクタ接続されるよう構成される(図7参照)。なお、以下の説明において、第1挿通口51から設置部材27の裏側に引き出される第1発光装置41、第2駆動モータ42b、第2発光装置43に接続する配線HAを第1配線HA、第2挿通口54から設置部材27の裏側に引き出される第4駆動モータ48bおよび第4発光装置49に接続する配線HBを第2配線HB、第3挿通口55から設置部材27の裏側に引き出される第3駆動モータ46bおよび第3発光装置47に接続する配線HCを第3配線HC、前記溝部52から設置部材27の裏側に引き出される前発光装置29に接続する配線HDを第4配線HD、第1駆動モータ39bに接続する配線(第2の配線)HEをモータ配線HEとして区別して指称する場合もある。
(保持部材56について)
図4,図7〜図10に示すように、前記上板部32aには、前記通孔40から後方に突出する第1駆動モータ39bの後方を囲繞する保持部材56が配設され、前記第1駆動モータ39b、第1発光装置41、第2駆動モータ42b、第2発光装置43、第4駆動モータ48b、第4発光装置49および前発光装置29と第2中継基板44とを接続する配線HA,HB,HD,HEを、前記設置領域Sの上外方において第1駆動モータ39bの後方を通って延在する状態で保持するよう構成される。この保持部材56は、前記第1駆動モータ39bを跨ぐように左右方向に延在する平面視略コ字状の基板部57と、該基板部57の下端縁に接続されて第1駆動モータ39bから離間する外方に突出する下ガイド壁58と、該基板部57の上端縁に接続されて第1駆動モータ39bから離間する外方に突出する上ガイド壁59とから基本的に構成されて、これら基板部57および一対のガイド壁58,59によって、基板部57の外側に前記配線HA,HB,HD,HEを保持する保持路Wを左右方向に延在するように画成している。すなわち、保持部材56には、第1駆動モータ39bの後方端を左右方向に跨ぐように延在する保持路Wが形成されている。なお、実施例の保持部材56では、上下のガイド壁58,59について、基板部57の上下の各端縁から内方(第1駆動モータ39b側)にも所定長さだけ突出するよう構成している。
前記保持部材56は、上板部32aに配設された状態で、図8に示す如く、前記球タンク24における設置部材27の背面板32(上板部32a)から後方に延出する延出部分と設置領域Sに取り付けた図柄表示装置18の上端部との間に位置しており、下ガイド壁58が図柄表示装置18の上面と対向すると共に、上ガイド壁59が球タンク24の下面と対向するようになっている。また、保持部材56の後端(上下のガイド壁58,59の後端)は、前記球タンク24の後端と同じ位置または僅かに前側に位置している。実施例の保持部材56における上下のガイド壁58,59は、上板部32a側に開口する平面視略コ字状に形成されており、保持部材56を上板部32aに配設した状態で、上下のガイド壁58,59と上板部32aとで画成される開口部から第1駆動モータ39bの外周部が上下方向に露出するよう構成される。すなわち、第1駆動モータ39bを跨ぐように保持部材56を上板部32aに配設した状態でも第1駆動モータ39bの熱がこもることなく放熱し得るよう構成してある。
前記保持部材56は、前記基板部57から外方に離間するように前記上ガイド壁59の突出端に設けられた配線フック60を備え、保持路Wを引き回される配線HA,HB,HD,HEが外方へ移動するのを該配線フック60によって規制するよう構成される。配線フック60は、図11または図12に示す如く、板状に形成されて、上ガイド壁59からの延出端と下ガイド壁58との間に、配線数本分(例えば2本程度)の隙間Tを画成すると共に、該延出端における左右方向の一方の端部(実施例では右端部)に、下ガイド壁58から離間する傾斜面60aが形成されている。すなわち、傾斜面60aを介して配線HA,HB,HD,HEを配線フック60と基板部57との間に容易に案内し得ると共に、隙間Tを小さく設定することで配線フック60と基板部57との間に臨む配線HA,HB,HD,HEが該隙間Tを介して簡単に外方にはみ出ることがないよう構成してある。
前記上ガイド壁59には、左右両側の前端上面に、前側の開放する凹部(図示せず)が凹設された固定部61が夫々設けられると共に、該固定部61には凹部に連通する通孔61aが前後方向に開放するように形成されている。また、前記上板部32aには、図7に示す如く、前記通孔40を挟む左右両側に、後方に向けて位置決めボス62が突設されると共に、該ボス62にはネジ孔62aが形成されている。そして、各固定部61の凹部に位置決めボス62を嵌挿したもとで、該固定部61の通孔61aに後側から挿通したネジを位置決めボス62のネジ孔62aに螺挿することで、保持部材56が上板部32aに位置決め固定される。保持部材56を上板部32aに位置決め固定した状態で、前記基板部57における右端部が、前記第1挿通口51の左端縁に近接して位置すると共に、該第1挿通口51が上下のガイド壁58,59の間に位置するようになっている。また、上ガイド壁59の右端前部に、図10に示す如く、前記第1挿通口51の上方に所定長さで重なる位置まで突出する案内部63が設けられ、該第1挿通口51から上板部32aの裏側に引き出された前記第1配線HAを、該案内部63によって保持路Wに向けて案内し得るよう構成している。なお、案内部63における第1挿通口51側への突出端は、前記上壁部33aに設けた溝部52より左側に位置して、該溝部52から上板部32aの裏側に引き出された前記第4配線HDも案内部63で保持路Wに案内し得るようになっている。また案内部63は、前記上ガイド壁59と同一レベルで右方に延出する後側に位置する第1板部63aと、該第1板部63aより上側に変位して第1板部63aとの間に段部63cを形成する前側に位置する第2板部63bとから構成され、前記溝部52から裏側に引き出された第4配線HDを案内部63の段部63cに引掛けることで、該第4配線HDが前記保持路Wから外れるのを抑制し得るよう構成してある。なお、第2板部63bの下面は、前記溝部52の底面と略同一水平位置に位置している。
平面視略コ字状に形成された前記基板部57は、前記第1駆動モータ39bの後方に位置する後板57aと、該後板57aの左端から前方(上板部32a)に向けて折曲された左板57bおよび該後板57aの右端から前方に向けて折曲された右板57cとから構成される。前記上板部32aにおける前記第1挿通口51側に位置する右板57cと後板57aとのなす内角は、前記基板設置部45側に位置する左板57bと後板57aとのなす内角より大きく設定される。すなわち、図9に示す如く、基板部57における右板57cは、上板部32aの裏面から後方に向かうにつれて左方に緩やかに傾斜するのに対し、基板部57における左板57bは、上板部32aの裏面に対して略直交している。そして、第1挿通口51側に位置する右板57cの傾斜角度を緩やかにすることで、該第1挿通口51から裏側に引き出された第1配線HAを鋭角に折り曲げることなく保持路W内で保持し得るようになっている。
また、前記基板部57には、前記後板57aと右板57cとの間で保持路W内に開口する配線用通孔(通孔)56aが形成されており、前記第1駆動モータ39bに接続するモータ配線HEは、該配線用通孔56aを介して保持路W内に引き出されるよう構成される(図9参照)。そして、保持路W内に引き出されたモータ配線HEは、前記第1挿通口51を介して上板部32aの裏側に引き出された第1配線HAおよび第2挿通口54を介して上板部32aの裏側に引き出された第2配線HBと纏められた状態で保持路W内に保持されるよう構成される。すなわち、配線用通孔56aは、基板部57における前記第1挿通口51と対向する面に形成されており、該配線用通孔56aから引き出されるモータ配線HEは、一旦前記基板設置部45から離間する側から保持路W内に引き出された後に、前記後板57aの後方を基板設置部45側に向けて引き回される。なお、基板部57の後板57aには、前記第1駆動モータ39bの後面と対向する部分に開口57dが形成され、第1駆動モータ39bの熱が保持部材56に伝わり難くしてある。また、前記配線フック60は、後板57aの開口57dと対向するように上ガイド壁59に設けられている。
(配線係止手段64について)
図4および図7に示す如く、前記上板部32aの裏面には、前記図柄表示装置18の設置領域Sの上外方で該上板部32aの右端と前記第1挿通口51との間に、前記第2挿通口54から裏側に引き出された第2配線HBを係止する複数の配線係止手段64が配設されている。そして、この配線係止手段64に第2配線HBを係止して左方に引き回すことで、第2挿通口54から前記保持部材56までの間に位置する第2配線HBが、図柄表示装置18と球タンク24との間に保持されるようになっている。また、上板部32aの裏面に、前記設置領域Sの上外方で前記基板設置部45と第3挿通口55との間に、第2中継基板44からの中継用配線HFを係止する配線係止手段64が配設されており、該配線係止手段64に中継用配線HFを係止して左方に引き回すことで、第2中継基板44からの中継用配線HFが、図柄表示装置18と球タンク24との間に保持されるようになっている。更に、前記左板部32cおよび下板部32bの裏面には、第3配線HCおよび中継用配線HFを係止可能な複数の配線係止手段64が、前記設置領域Sの外方位置に設けられており、これら配線係止手段64に配線HC,HFを係止することで、該配線HC,HFは所定の経路に沿って引き回されるよう構成される。
〔実施例の作用〕
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記遊技盤21の裏側に設置部材27を取り付けた状態で、前記上板部32aの前側に配設された第1発光装置41、第2駆動モータ42b、第2発光装置43に接続する第1配線HAは、前記第1挿通口51を介して上板部32aの裏側に引き出された後、図9,図10に示す如く、前記保持部材56の保持路W内を引き回され、前記第2中継基板44の第1コネクタ受部44aに接続される。すなわち、第1配線HAにおける第1挿通口51から裏側に引き出された直後の部位は、前記保持部材56における案内部63で保持路Wに案内される。そして、保持路Wに案内された第1配線HAは、前記基板部57、上下のガイド壁58,59および配線フック60によって保持路W内で前記第1駆動モータ39bの突出方向と交差する上下方向および前後方向への移動が規制された状態で保持される。従って、第1駆動モータ39bの後方を、保持部材56によって保持された第1配線HAは、前記図柄表示装置18の設置領域S側にはみ出すことなく引き回されて第2中継基板44に接続されている。
前記設置部材27の右板部32dの前側に配設された第4駆動モータ48b、第4発光装置49に接続する第2配線HBは、前記第2挿通口54を介して上板部32aの裏側に引き出された後、前記複数の配線係止手段64に係止した状態で保持部材56まで引き回される。この第2配線HBは、前記保持部材56の保持路W内に保持されている第1配線HAに図示しない結束具によって纏められた状態で、該第1配線HAと共に保持路W内を引き回されて、前記第2中継基板44の第1コネクタ受部44aに接続される。更に、前記第1駆動モータ39bに接続するモータ配線HEは、図9に示す如く、保持部材56の配線用通孔56aから保持路W内に引き出されると共に、前記結束具によって第1配線HAおよび第2配線HBと纏められた状態で保持路W内を引き回されて、前記第2中継基板44の第1コネクタ受部44aに接続される。
前記枠状装飾部材28の前側に配設された前記前発光装置29に接続する第4配線HDは、前記上壁部33aに形成した溝部52に収容された状態で上板部32aの裏側に引き出される。そして、該第4配線HDは、前記保持部材56の保持路W内を引き回された後、前記第2中継基板44の第1コネクタ受部44aに接続される。また、前記第2中継基板44の第2コネクタ受部44bに接続する中継用配線HFは、前記上板部32a,左板部32cおよび下板部32bに配設した複数の配線係止手段64に係止した状態で、下板部32bに配設した第1中継基板50まで引き回されて、該第1中継基板50にコネクタ接続される。更に、設置部材27の左板部32cの前側に配設された第3駆動モータ46b、第3発光装置47に接続する第3配線HCは、前記第3挿通口55を介して上板部32aの裏側に引き出された後、左板部32cおよび下板部32bに配設した複数の配線係止手段64に係止した状態で、下板部32bに配設した第1中継基板50まで引き回されて、該第1中継基板50にコネクタ接続される。
前記設置部材27に対して図柄表示装置18を取り付ける場合は、前記一対の係止突部31a,31aを、設置部材27の左規制壁37に形成した対応の差込み口37a,37aに挿入して係止した状態で、該図柄表示装置18の支持部31bを設置部材27の支持台部38の後端に当接する位置まで図柄表示装置18を傾動させる。そして、ロック部材により支持部31bを支持台部38に固定することで、当該図柄表示装置18が設置部材27の設置領域Sに取り付けられる。前記第1挿通口51および第2挿通口54から上板部32aの裏側に引き出された第1配線HAと第2配線HBおよび溝部52から上板部32aの裏側に引き出された第4配線HDは、前記保持部材56によって上下方向および前後方向への移動が規制された状態で保持路W内に保持されているので、設置部材27に図柄表示装置18を取り付ける際に、該図柄表示装置18と設置部材27との間に配線HA,HB,HDが挟み込まれるのを防止することができ、図柄表示装置18の取り付け作業性を向上し得る。また、前記第3挿通口55から上板部32aの裏側に引き出された第3配線HCおよび第2中継基板44と第1中継基板50とを接続する中継用配線HFは、設置部材27における前記設置領域Sの外方に設けた複数の配線係止手段64に係止されて所定の経路に沿って引き回されているので、これらの配線HC,HFについても図柄表示装置18の取り付け作業に際して設置部材27との間に挟み込まれるのを防止することができる。
前記設置部材27および図柄表示装置18が取り付けられた遊技盤21は、前記中枠12に対して該遊技盤21の左側端部を前記段部と固定突部22,22との間に差し込んだ状態で、遊技盤21の右側端部を押し込んで全体を遊技盤保持部20に臨ませ、該遊技盤21の右端部の裏面を段部に当接させる。そして、前記固定具23,23を遊技盤21の右側上下端部の前面に当接して段部との間で挟持することで、遊技盤21は中枠12の遊技盤保持部20内に取り付けられる。ここで、前記中枠12の上板部32aには球タンク24が配設されて、遊技盤保持部20に遊技盤21を取り付けた際には、図8に示す如く、該球タンク24は前記設置部材27の上壁部33aに近接するよう構成されて、遊技盤21の上下寸法を最大限大きくし得るようになっている。このような構成において、実施例のパチンコ機10では、前記設置部材27の上板部32aの裏側を引き回される配線HA,HB,HDは、前記保持部材56によって上下方向に移動するのが規制されているから、遊技盤保持部20に対する遊技盤21の取り付け時における配線HA,HB,HDの挟み込みや引っ掛かりを防止することができ、遊技盤21の取り付け作業性を向上し得る。
実施例のパチンコ機10では、設置部材27の後方に突出するよう配設された第1駆動モータ39bの後方を配線HA,HB,HDが延在するように保持部材56により保持するよう構成したので、第1駆動モータ39bの上方や下方を迂回させて引き回す場合に比べて上下幅の限られたスペースに配線HA,HB,HDを通すことができる。従って、実施例のパチンコ機10のように、遊技盤21を中枠12に取り付けた状態では前記図柄表示装置18と球タンク24との間の間隔が狭くなる構成であっても、前記挿通口51,54や溝部52から裏側に引き出された配線HA,HB,HDは、第2中継基板44に接続されるまでの間においては保持部材56によって前記図柄表示装置18と球タンク24との間の経路(所定の経路)からはみ出すことなく保持されるよう構成してあるので、図柄表示装置18や遊技盤21の取り付け時における配線HA,HB,HDの挟み込みや引っ掛かりを防止することができる。
ここで、前記保持部材56における案内部63を、図6,図10に示す如く、前記第1挿通口51の上側において該第1挿通口51と案内部63の突出端部とが上下方向で所定長さだけ重なるよう構成したので、第1挿通口51から裏側に引き出されて保持部材56側に引き回される第1配線HAが案内部63より上方へはみ出すのを確実に防ぐことができる。また、図9に示す如く、前記保持部材56における第1挿通口51側に位置する右板57cの傾斜角度を緩やかにしたので、該第1挿通口51から裏側に引き出した第1配線HAを保持路Wに沿って第1駆動モータ39bの後方を引き回す際に、該第1配線HAを鋭角的に折り曲げる必要はなく、該第1配線HAに大きなストレスを与えることなく第2中継基板44まで引き回して接続することができる。なお、保持部材56における前記基板設置部45側に位置する左板57bについては略直角に折曲したので、該保持部材56の取り付け位置(左側の位置決めボス62の位置)と基板設置部45を設ける位置との間に大きなスペースをとる必要はなく、スペースの有効利用を図り得る。
また、前記第1駆動モータ39bにおける設置部材27の後方に突出する部分が保持部材56で囲繞される構成において、該第1駆動モータ39bに接続するモータ配線HEを、保持部材56における第2中継基板44の配設側とは反対側の配線用通孔56aから保持路W内に引き込み、該モータ配線HEを他の配線HA,HBと纏めて引き回している。すなわち、モータ配線HEを他の配線HA,HBと纏めることで、前記第1配線HAおよび第2配線HBとは別にモータ配線HEを単独で保持部材56の保持路Wを引き回す場合に比べて配線処理の作業性が容易となる。なお、保持部材56における第1駆動モータ39bを囲繞する部分は上下方向に開放し、かつ基板部57にも開口57dを形成しているので、第1駆動モータ39bの熱がこもることはなく、保持部材56が第1駆動モータ39bの熱によって変形するのは防止される。
前記枠状装飾部材28に配設された前発光装置29に接続する第4配線HDについては、設置部材27に配設される第1発光装置41、第2発光装置43、第2駆動モータ42bに接続する第1配線HAとは別に、前記第1挿通口51の上側に近接する溝部52を通して設置部材27の裏側に引き出すようにしている。すなわち、各種演出装置39,42,46が取り付けられた設置部材27を遊技盤21に取り付ける際に、遊技盤21側に取り付けられている前発光装置29に接続する第4配線HDを第1挿通口51に通すことなく裏側に引き出すことができ、配線作業が容易となる。また、溝部52における上側の開口の左右幅寸法を、溝部52内の左右幅寸法より小さく設定しているから、溝部52内に通された第4配線HDが上方に抜け出すのを抑制することができ、中枠12に対する遊技盤21の取り付け時における第4配線HDの挟み込みや引っ掛かりを防止し得る。
更に、前記保持部材56における案内部63について、前記溝部52に近接する前側に位置する第2板部63bの後端に、上側に変位して第1板部63aを形成して両板部63a,63bの間に段部63cを設けたので、前記溝部52から裏側に引き出した第4配線HDを該段部63cに引っ掛けた状態で前記保持路Wに引き込むようにすることで、該第4配線HDが保持路Wからはみ出すのを抑制することができる。なお、前記設置部材27の上壁部33aには、図6に示す如く、第4配線HDが通される溝部52の前端に連通して前側が大きく拡開する切欠部53を形成してあるので、該切欠部53を案内として第4配線HDを溝部52に容易に通すことができ、配線作業性が向上する。
また、前記第2中継基板44に設けた全てのコネクタ受部44a,44bは、図10に示す如く、前記保持部材56の保持路W(上下のガイド壁58,59の間)の上下幅に略収まっている。すなわち、保持部材56の保持路Wから出た各配線HA,HB,HDは、該保持路Wの略真横において対応するコネクタ受部44aに接続されるので、保持部材56から第2中継基板44までの間に延在する各配線HA,HB,HDが上下方向に大きく変位するのは防止され、前記図柄表示装置18と球タンク24との間に確実に収めることができる。
(別実施例について)
図13,図14は、別実施例に係る保持部材65を示すものであって、基本的な構成は前述した実施例の保持部材56と同じであるので、異なる部分についてのみ説明し、同じ部位には同じ符号を付すものとする。
別実施例の保持部材65は、図13,図14に示す如く、前記下ガイド壁58に下側に、該保持部材65を上板部32aに配設した状態で、該保持部材65(下ガイド壁58)から下方に突出する前記第1駆動モータ39bを覆う保護壁66が設けられている。この保護壁66は、第1駆動モータ39bの後端および下側の外周部を部分的に覆うよう構成される。すなわち、別実施例の保護壁66は、第1駆動モータ39bにおける図柄表示装置19の裏面より後方に突出する部分を覆うよう構成され、該保護壁66の前端と上板部32aとの間に上下方向に開放する開口を確保して空気の流通を許容し得るようになっている。なお、前記図柄表示装置18の裏面には、該図柄表示装置19を制御する表示制御基板等をケースに収容した制御装置67が配設されており、該保護壁66は制御装置67のケース上面と対向している。
前記保護壁66は、設置部材27に対して図柄表示装置18を取り付ける際に、第1駆動モータ39bにおける保持部材65から下方に突出する部分に図柄表示装置18が接触してモータ39bを損傷するのを防ぐべく機能する。また、保護壁66によって第1駆動モータ39bの熱が制御装置67のケースに伝わるのを抑制することができ、該ケースが熱変形等するのを抑制し得る。なお、保護壁66における第2中継基板44の設置側の前端部には、上板部32aに当接する位置まで延出する支持片66aが設けられ、図柄表示装置18が保護壁66に当接した際の衝撃を設置部材27で受け得るよう構成される。
(変更例)
なお、遊技機の構成としては、実施例や別実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 保持部材の形状としては、実施例のものに限られるものではない。すなわち、保持部材としては、設置部材の後方に突出する第2の電気部品の後方を通って延在する状態で配線を保持し得るよう構成すればよい。
(2) 実施例では、保持部材に1つの配線フックを設けた場合で説明したが、複数の配線フックを設ける構成を採用し得る。例えば、実施例では基板部における後板に対向する位置にのみ配線フックを設けたが、基板部における第1挿通口側に位置する右板に対向する位置にも配線フックを設ける構成を採用することができる。
(3) 実施例では、前記設置部材における上板部の前側に、第1の電気部品としての第1発光装置、第2駆動モータ、第2発光装置を配設すると共に、該上板部の後方に突出するように第2の電気部品としての第1駆動モータを配設したが、これに限定されるものではなく、各種電気部品を第1および第2の電気部品として採用することができる。また上板部の前側に配設される第1の電気部品は、複数に限らず1つであってもよい。
(4) 実施例では、保持部材を設置部材における開口部の上側(上板部)に設けた場合で説明したが、保持部材の配設位置はこれに限られるものではなく、設置部材における開口部の下側(下板部)、左側(左板部)または右側(右板部)に設けるものであってもよい。また、保持部材の姿勢について、実施例では第1駆動モータ(第2の電気部品)の後方端を左右方向に跨ぐ姿勢で配設したが、例えば開口部の左側(左板部)や右側(右板部)に配設する場合は、第2の電気部品の後方端を上下方向に跨ぐ姿勢で配設する構成を採用し得る。すなわち、保持部材は、第2の電気部品の後方を引き回される配線の引き回し方向に沿って保持路が延在するような姿勢になっていればよい。
(5) 実施例では、遊技盤を木材板で形成したが、これに限られるものではなく、遊技盤を合成樹脂材から透明または不透明に形成するようにしてもよい。
(6) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
実施例および変更例に記載された遊技機からは、下記の付記に記載した構成に係る遊技機を特定可能である。
〔付記1〕
請求項1の構成を含む遊技機において、
前記遊技盤(21)が配設される枠部材(12)と、該枠部材(12)の裏側上部に設けられ、遊技球を貯留する球タンク(24)と、前記設置部材(27)の裏側に取り付けられ、該設置部材(27)および遊技盤(21)に形成した可視表示部(27a,28a)を介して遊技盤(21)の前側から視認可能な図柄表示装置(18)とを備え、
前記第2の電気部品(39b)は、前記遊技盤(21)を枠部材(12)に配設した状態で、前記球タンク(24)と設置部材(27)に配設された図柄表示装置(18)との間に位置し、前記保持部材(56,65)は、前記配線(HA)を図柄表示装置(18)と球タンク(24)との間に延在するように保持することを要旨とする。
付記1の遊技機によれば、遊技盤の枠部材に対する取り付け時や設置部材に対する図柄表示装置の取り付け時に配線の挟み込みや引っ掛かりを防止しつつ、上下幅の限られたスペースに配線を通すことができる。
〔付記2〕
請求項1の構成を含む遊技機において、
前記保持部材(56,65)は、前記第2の電気部品(39b)を跨ぐように延在する基板部(57)と、該基板部(57)における前記保持路(W)の延在方向に沿う両端縁に設けられて第2の電気部品(39b)から離間する外方に向けて突出するガイド壁(58,59)と、基板部(57)から外方に離間して設けられた配線フック(60)とを備え、基板部(57)、ガイド壁(58,59)および配線フック(60)によって前記配線(HA)が位置規制されるよう構成したことを要旨とする。
付記2の遊技機によれば、配線がはみ出すのを防いで、遊技盤や図柄表示装置の取り付け作業性をより向上し得る。
〔付記3〕
請求項1の構成を含む遊技機において、
前記設置部材(27)の裏側に、前記第1および第2の電気部品(41,42b,43,39b)を制御する制御装置に電気的に接続される第1の基板(50)が配設されると共に、該第1の基板(50)に電気的に接続する第2の基板(44)が、前記保持部材(56,65)を挟んで挿通口(51)とは反対側で設置部材(27)の裏側に配設され、前記保持部材(56,65)の保持路(W)に保持された配線(HA,HE)が第2の基板(44)に電気的に接続されるよう構成したことを要旨とする。
付記3の遊技機によれば、挿通口から裏側に引き出した配線を第2の電気部品の後方に迂回させることで、該配線に大きなストレスを与えることなく第2の基板に接続することができる。
1 遊技
7 設置部
9b 第1駆動モータ(第2の電気部品)
41 第1発光装置(第1の電気部品)
42b 第2駆動モータ(第1の電気部品)
43 第2発光装置(第1の電気部品)
1 第1挿通口(挿通口)
56 保持部材
56a 配線用通孔(通孔)
3 案内部
65 保持部材
W 保持路
HA 第1配線(配線)
HE モータ配線(第2の配線)

Claims (1)

  1. 遊技盤と、該遊技盤の裏側に配設されて各種電気部品が取り付けられる設置部材とを備えた遊技機において、
    前記設置部材の前側に取り付けられた第1の電気部品と、
    前記設置部材に取り付けられて後方に突出する第2の電気部品と、
    前記設置部材に形成されて前後方向に開放し、前記第1の電気部品に接続する配線が設置部材の裏側に引き出されるように挿通される挿通口と、
    前記設置部材に配設されて、前記第2の電気部品の後方端を跨ぐように延在する保持路を有し、前記挿通口を介して引き出された前記配線を前記保持路で保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材には、前記挿通口から引き出される前記配線を前記保持路に案内する案内部と、前記挿通口との対向面に形成されて前記保持路内に開口する通孔とが設けられ、該通孔を介して前記第2の電気部品に接続する第2の配線が保持路内に引き出され、該第2の配線は前記挿通口から引き出された配線と纏めて保持路内に保持されるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
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