JP6113107B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、設置部材の後側に中継基板を配設した遊技機に関するものである。
遊技機の代表例の一つとしてのパチンコ機には、固定枠に開閉自在に組み付けられた本体枠に、パチンコ球が流下可能な遊技領域が前面側に形成された遊技盤が着脱自在に配設されている。遊技盤は、前記遊技領域が前面側に形成された板部材の後側に、前方に開放する箱状に形成された設置部材が取り付けられ、これら板部材および設置部材の間に画成される収容空間には、発光演出装置や可動演出装置を収容する収容空間が画成されている。また、前記設置部材の後面側には、遊技領域に設けられた入賞口へのパチンコ球の入賞に基づいて制御を実行する制御装置や、該制御装置の制御に応じて表示画面に図柄を表示する図柄表示装置が着脱自在に配設されると共に、制御装置等の複数の電気部品を電気的に中継接続する中継基板が取り付けられている。この中継基板は、設置部材の後面側に突設されたボス部に対して該中継基板のネジ孔に挿通した固定ネジを螺挿することで取り付けられる(例えば、特許文献1)。
特開2010−227424号公報
ところで近年では、設置部材の後側に露出する中継基板を狙った不正行為を防ぐ対策として中継基板の後側を覆うカバー部材の設置も求められている現実がある。一方で遊技盤には、大型の演出装置の採用に伴い前記収容空間が大きく形成されており、パチンコ機の大きさが有限であることから前記設置部材の後面側のスペースが縮小される傾向にある。ここで、設置部材の後面側において固定ネジを螺挿可能な大きさで前記ボス部を後方へ向けて突設し、当該ボス部の後側に位置する中継基板をカバー部材により後側から覆うよう構成すれば、ボス部、中継基板およびカバー部材が前後に重なって設置部材の後面側の前後スペースを大きく占有することとなる。
そこで本発明は、従来の技術に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、中継基板をカバー部材により覆いつつ、該中継基板およびカバー部材の設置に必要な前後スペースを抑制可能な遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願請求項1に係る遊技機は、
遊技球が流下可能な遊技領域が前面側に画成された遊技領域形成部材(20a)と、前記遊技領域形成部材(20a)の後側に配設され、当該遊技領域形成部材(20a)との間に収容空間(31)を画成する空間画成部材(30)とを備え、前記遊技領域形成部材(20a)および空間画成部材(30)の間の収容空間(31)に演出部品(89)が配設された遊技機において、
回路を有する基板本体(61)の一方の面に複数のコネクタ接続部(62)が設けられ、当該複数のコネクタ接続部(62)に接続された電気部品を電気的に中継接続すると共に、当該基板本体(61)におけるコネクタ接続部(62)の実装面には他方の面に設けられる電子部品(64)よりも高さ寸法の大きい電子部品(63)が設けられる中継基板(60a,60b)と、
前記中継基板(60a,60b)が取り付けられると共に当該中継基板(60a,60b)における前記コネクタ接続部(62)の実装面を被覆するカバー部材(70a,70b)と、
前記カバー部材(70a,70b)において前記中継基板(60a,60b)から外れた位置に形成され、固定ネジ(Na)を挿通可能な挿通孔部(74a)と、
前記空間画成部材(30)の後面から後方へ向けて突設されて前記カバー部材(70a,70b)における前記中継基板(60a,60b)から外れた位置に突出端部が当接すると共に、前記固定ネジ(Na)を螺挿可能な固定突部(51)とを備え、
前記挿通孔部(74a)に挿通した固定ネジ(Na)を前記固定突部(51)に螺挿することで、固定突部(51)の突出端部に当接した前記カバー部材(70a,70b)と空間画成部材(30)との間に、当該固定突部(51)に対して突出方向に交差する方向に重なる状態で前記中継基板(60a,60b)が収容されることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、カバー部材に中継基板を取り付けるよう構成すると共に、カバー部材において中継基板から外れた位置に挿通孔部を形成し、挿通孔部に挿通した固定ネジを空間画成部材の固定突部に螺挿して当該カバー部材を空間画成部材に取り付けるよう構成することにより、カバー部材に取り付けた中継基板を、固定突部に対して突出方向に交差する方向に重なる状態でカバー部材と空間画成部材との間に収容できるから、空間形成部材の後側に中継基板を覆うカバー部材を設けても、該中継基板およびカバー部材の空間形成部材に対する後方への突出寸法を抑えることができる。
請求項2に係る発明は、前記中継基板(60a,60b)には、前記基板本体(61)の実装面の直交方向から配線のコネクタを接続し得るよう前記コネクタ接続部(62)が設けられ、
前記空間画成部材(30)には、前記中継基板(60a,60b)との対向位置に、当該中継基板(60a,60b)へ向けて突出する突部(52,53)が突設されると共に、
前記中継基板(60a,60b)の基板本体(61)から前記突部(52,53)までの離間寸法は、当該基板本体(61)の前記他方の面に設けられた電子部品(64)から前記空間画成部材(30)までの離間寸法よりも小さくなるよう構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、配線のコネクタを接続部に接続する際に中継基板が設置部材側に撓んだとしても、基板本体の他方の面(コネクタ接続部の実装面とは反対側の面)に設けられる電子部品が設置部材の後面に接触するのを防止できるから、空間画成部材に近接配置した中継基板を取り外すことなくコネクタ接続部に対する配線の着脱を行ったとしても中継基板に設けた電子部品が破損することがない。
請求項3に係る発明は、前記カバー部材(70a,70b)には、前記コネクタ接続部(62)の実装面に対向する後壁部(71)に、前方から固定ネジを螺挿可能な第2の固定突部(73)が後方へ向けて突設され、
前記中継基板(60a,60b)には、前記第2の固定突部(73)と対応する位置に、前記固定ネジを前方から挿通可能な第2の挿通孔部(61b)が形成され、
前記第2の挿通孔部(61b)に挿通した固定ネジを前記第2の固定突部(73)に螺挿することで、前記コネクタ接続部(62)の実装面を被覆する状態で前記カバー部材(70a,70b)に前記中継基板(60a,60b)が取り付けられたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、第2の固定突部をカバー部材の後面側に突出するよう設けてカバー部材と中継基板とを前側からネジ固定することで、中継基板を空間画成部材に近接配置できるから、カバー部材の後側のスペースを大きく確保することができる。
請求項4に係る発明は、前記カバー部材(70a,70b)は、前記コネクタ接続部(62)の実装面に設けられた電子部品(63)を被覆する被覆部(77)に、配線を保持する配線保持部(77a)が形成されたことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、基板本体の後面を覆うカバー部材に配線保持部を形成することで、カバー部材の後側に配線を取り回しつつ、該配線の動きを防止することができる。また、配線保持部を被覆部に設けることにより、中継基板の基板本体から後方に離間する位置で配線を保持できるから、コネクタ接続部から後方へ向けて配線が引き出される構成においても、配線を基板本体に近接する側に過度に曲げて保持する必要が生じず、当該配線にかかる負担を抑えつつ当該配線を保持することができる。
本発明に係る遊技機によれば、中継基板をカバー部材により覆いつつ、該中継基板およびカバー部材の設置に必要な前後スペースを抑制できる。
実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る設置部材および取付ベースを示す分解斜視図である。 実施例の設置部材に第1中継基板および第2中継基板が設置された状態を示す背面図である。 図12のA−A線断面図である。 図12のB−B線断面図である。 実施例に係る設置部材を示す背面図である。 実施例に係る第2中継基板を示し、(a)は背面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 実施例に係る第2中継カバーを示し、(a)は背面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 実施例に係る第2中継基板を第2中継カバーに組み付けた状態を示す正面図である。 実施例に係る第1中継基板を第1中継カバーに組み付けた状態を示す斜視図である。 実施例に係る基板設置部を示す説明図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、遊技機としては、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技が行われるパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立を契機として演出用の図柄を変動表示させて図柄変動演出を行う図柄表示装置17が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の遊技領域21と対応する位置に視認口13aが開口する装飾枠としての前枠13が開閉可能に組み付けられている。そして、前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂板で形成された透視保護板18が視認口13aを覆うよう配設されており、遊技盤20を前側から目視可能な状態で保護している。また、前記中枠12の右下方位置には、該中枠12に配設された球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられている。
(遊技盤20について)
図2に示すように、前記遊技盤20は、透明な合成樹脂材(例えば、ポリカーボネイトやアクリル樹脂)により略矩形状に形成された板部材(遊技領域形成部材)20aを備えている。また遊技盤20は、図3に示すように、板部材20aの後側(裏側)に配設される設置部材(空間画成部材)30を備えており、これら板部材20aおよび設置部材30を取付基台として複数の部品が着脱可能に取り付けられて構成されている。前記板部材20aの前面にはレール部材22が設けられており、該レール部材22によってパチンコ球が流下する略円形の遊技領域21が画成されている。そして、前記板部材20aにおける遊技領域21の内側に、パチンコ球が入球可能な入球部が設けられると共に、該遊技領域21の最下部位置にアウト口23が開設され、該アウト口23を介して遊技領域21からパチンコ球が排出される。なお、実施例の板部材20aは、設置部材30の前側を透視可能な構成とされているが、板部材20aの裏面に不透明な装飾シートを貼付したり、板部材20aの素材としてベニヤ等の合板を採用することで、板部材20aの裏側を透視できないように構成してもよい。
図2に示すように、前記遊技領域21には、前記入球部として、ゲート部26、固定始動入賞部27a、可変始動入賞部27b、特別入賞部28等が適宜位置に夫々設けられている。ゲート部26のゲート口にパチンコ球が入球すると、当該パチンコ球は第1制御基板(図示せず)に配線接続されたゲートセンサ(図示せず)によって検出される。そして、第1制御基板は、ゲートセンサがパチンコ球を検出したことによる検出信号の入力を条件として普通図柄抽選を実行すると共に、当該普通図柄抽選の結果に基づいて可変始動入賞部27bの始動入賞口を開閉する開閉部材27cを作動制御して始動入賞口をパチンコ球が入球し得る状態に変化させる。また、始動入賞部27a,27bの始動入賞口にパチンコ球が入球すると、当該パチンコ球は第1制御基板に配線接続された始動入球検出センサ(図示せず)によって検出される。そして、第1制御基板は、始動入球検出センサがパチンコ球を検出したことによる検出信号の入力を条件として特別図柄抽選を実行すると共に、当該特別図柄抽選の結果に基づいて特別入賞部28の大入賞口を開閉する開閉部材28aを作動制御して大入賞口をパチンコ球が入球し得る状態に変化させる。
(設置部材について)
前記設置部材30は、図3および図4に示すように、前側に開口する箱状に形成され、開口の前端が板部材20aの後面の外縁に近接して該板部材20aの後面の略全体を覆うように配設されている。この設置部材30および板部材20aの間に画成される収容空間31には、入球部(固定始動入賞部27a、可変始動入賞部27bおよび特別入賞部28)に入球したパチンコ球を機外に排出するための球通路や、遊技に合わせた発光や動作等の演出を行ったり装飾を形成したりする演出装置が取り付けられ、1つの複合体としての裏ユニットを構成している。
図3および図4に示すように、前記設置部材30において収容空間31の後端を画成する対向板部32には、前後に貫通する裏ユニット開口30aが形成されている。対向板部32の後側には、図柄表示装置17の前面が当接する装置当接支持面35が設けられ、該装置当接支持面35に前面が対向する状態で設置部材30の後側に設置された図柄表示装置17は、前面に設けられた表示面が裏ユニット開口30aを介して収容空間31に臨むようになっている。この図柄表示装置17の後面には、第1制御基板から送信されるコマンドに基づいて演出に関する制御を実行する第2制御基板を基板ケースに収容した第2制御装置(図示せず)が着脱可能に取り付けられる。図3に示すように、装置当接支持面35の下側には、第1制御基板を基板ケースに収容した第1制御装置(図示せず)が配設される取付ベース40が着脱可能に取り付けられ、該取付ベース40の後面に取り付けられた第1制御装置がパチンコ機10の後端部に位置している。取付ベース40は、装置当接支持面35の下側において左右に離間するよう設けられた軸受部38および係止受部39に架け渡されるようにして取り付けられている。軸受部38には、取付ベース40の軸部40aが回動可能に嵌合して枢支されており、該軸受部38に嵌合する軸部40aを中心として取付ベース40が扉状に開閉すると共に、取付ベース40の係止部40bが係止受部39により係止されて当該取付ベース40が固定されるようになっている。また、前記対向板部32の後側には、後述する中継基板60a,60bを設置するための基板設置部50が設けられている。
(基板設置部について)
図3、図5および図6に示すように、前記基板設置部50は、前記装置当接支持面35の下側に段部36を介して連設されることで該装置当接支持面35よりも前側に偏倚して設けられ、前記軸受部38および係止受部39の間で前記取付ベース40により後側から覆われている。図4に示すように、基板設置部50の左右一方側には、第1制御装置および他の電気部品を電気的に中継接続するための第1中継基板60aが、この第1中継基板60aの後面を被覆する第1中継カバー70aに取り付けられた状態で設置されている。また、基板設置部50の後面の左右他方側には、第2制御装置および他の電気部品を電気的に中継接続するための第2中継基板60bが、この第2中継基板60bの後面を被覆する第2中継カバー70bに取り付けられた状態で設置されている。すなわち、基板設置部50の後面には、中継基板60a,60bおよび中継カバー(カバー部材)70a,70bからなるユニット体が左右に隣接して2つ設置されるようになっている。また、図6および図7に示すように、対向板部32において基板設置部50の上側に位置する段部36には、中継カバー70a,70bの後述する係合突部80と係合する係合口36aが、基板設置部50側(実施例では下方)へ向けて開口するよう形成されている。
図7および図12に示すように、前記基板設置部50には、固定ネジNa(図5参照)を螺挿可能な設置固定突部(固定突部)51が後方へ向けて突設されている。設置固定突部51は、中継カバー70a,70bの後述するカバー挿通孔部(挿通孔部)74aに挿通した固定ネジNaを螺挿し得るように該カバー挿通孔部74aに対応して設けられている。設置固定突部51は、基板設置部50の外縁近く(実施例では下縁近く)において中継基板60a,60bの下縁より下側に位置するように形成され、中継カバー70a,70bにおける中継基板60a,60bから外れた位置に突出端部が当接して、中継基板60a,60bと干渉しないようになっている。なお、前記基板設置部50には、基板設置部50の後面から後方へ向けた突出寸法が設置固定突部51より小さい突部52,53が、中継基板60a,60bの位置する後方へ向けて突設されている。この突部52,53については後述する。
(中継基板について)
以下、第1中継基板60aおよび第2中継基板60bについて説明する。なお、第2中継基板60bと共通する第1中継基板60aの構成には第2中継基板60bと同一符号を付し、第1中継基板60aの説明を省略する。
前記第2中継基板60bは、図8に示すように、回路が形成される基板本体61に複数の部品が配設されて構成されている。第2中継基板60bにおいて遊技盤20(設置部材30)の後側を向く基板本体61の後面には、第2制御装置や他の電気部品に接続される配線のコネクタが着脱可能に接続されるコネクタ接続部62が設けられている。コネクタ接続部62は、配線のコネクタを後方(基板本体61の後面に対する直交方向)から抜き差しし得るように基板本体61の後面に複数取り付けられて、当該基板本体61の回路に接続されている。
図8および図12に示すように、前記基板本体61には、回路に接続する複数の電子部品63,64が取り付けられている。ここで、複数の電子部品63,64は、その一部がコネクタ接続部62の実装面となる基板本体61の後面に取り付けられている一方、コネクタ接続部62の実装面とは反対側に位置する基板本体61の前面にも当該複数の電子部品63,64の一部が取り付けられている。このように、第2中継基板60bは、基板本体61の前面および後面に複数の電子部品63,64を取り付けることで、基板本体61の小型化が図られている。また、第2中継基板60bには、基板本体61におけるコネクタ接続部62の後面に、前面に設けられる電子部品64よりも高さ寸法の大きい電子部品63が設けられている。すなわち、基板本体61における対向板部32との対向側に電子部品63よりも高さ寸法の小さい電子部品64を設けることで、第2中継基板60bを対向板部32に近接して設置し得るようになっている。なお、以下の説明では、基板本体61の後面に取り付けられる電子部品(実施例ではコンデンサ)を第1電子部品63と指称し、基板本体61の前面に取り付けられる電子部品(実施例ではLEDドライバ等)を第2電子部品64と指称する。
図8(a)および図8(c)に示すように、前記基板本体61には、複数(実施例では4つ)の孔部61a,61bが貫通形成されている。複数の孔部61a,61bの一部は、第2中継基板60bおよび第2中継カバー70b(後述)を相互に位置決めするための位置決め孔部61aであり、第2中継カバー70bに形成された位置決めピン75が嵌入するように形成されている。また、複数の孔部61a,61bの一部は、第2中継基板60bが第2中継カバー70bにより覆われた状態で該第2中継カバー70bのカバー固定突部(第2の固定突部)73に対向すると共に、固定ネジを挿通可能に形成され、前面側から挿通した固定ネジをカバー固定突部73に螺挿して第2中継基板60bを第2中継カバー70bに固定するための基板挿通孔部(第2の挿通孔部)61bとして用いられる。
(中継基板カバーについて)
以下、第1中継カバー70aおよび第2中継カバー70bについて説明する。なお、第2中継カバー70bと共通する第1中継カバー70aの構成には第2中継カバー70bと同一符号を付し、第1中継カバー70aの説明を省略する。
図9に示すように、前記第2中継カバー70bは、基板本体61の後面を被覆する後壁部71と、この後壁部71の外周縁から前方に延出して基板本体61の外周端面を被覆する周壁部79とからなる前方に開放する箱状に構成されている。この第2中継カバー70bの上端部には、前記対向板部32に設けた前記係合口36a(図4および図6参照)に係合する係合突部80が形成されている。また、第2中継カバー70bの下端部には、前記設置固定突部51の突出端部を固定する固定部74が設けられ、該固定部74に、固定ネジNaを後側から挿通可能なカバー挿通孔部(挿通孔部)74aが形成されている。すなわち、第2中継カバー70bは、前記係合口36aに係合突部80が係合した状態で、カバー挿通孔部74aに後側から挿通した固定ネジNaを設置固定突部51に螺挿することで、基板設置部50に取り付けられる。
図5、図9および図10に示すように、前記固定部74は、第2中継カバー70bにおける第2中継基板60bから外れた位置に形成されている。この固定部74は、周壁部79の下壁部分に形成された切欠き74dの形成位置に対応して設けられ、一部が周壁部79の形成位置より下方に突出するよう形成されている。固定部74の後面には、カバー挿通孔部74aの後端側が幅広に開口するよう形成されて、固定ネジNaの頭部が係合する頭部係合部74bとされている。また、固定部74の前面には、設置固定突部51の突出端部が嵌合する嵌合凹部74cが形成され、該嵌合凹部74cの底部に前記カバー挿通孔部74aの前端側が開口している。設置固定突部51の突出端部は、嵌合凹部74cに嵌合した状態で突出端部が嵌合凹部74cの底部に当接するようになっている。
ここで、前記固定部74は、後壁部71の一部を後方へ向けて突出させることにより、後壁部71における基板本体61を支持する部位(基板本体61との対向面)より後方に嵌合凹部74cの底部が位置するようになっている。すなわち、第2中継カバー70bは、固定ネジNaを螺挿するために必要な突出寸法を設置固定突部51に確保しながらも、第2中継基板60bを対向板部32に近接させて保持し得るように構成されている。
すなわち、第2中継カバー70bを基板設置部50に設置した状態では、図5に示すように、設置固定突部51の突出端部に当接した第2中継カバー70bと設置部材30との間に、設置固定突部51に対して突出方向に交差する方向(実施例では下方)に重なる状態で第2中継基板60bが収容されるようになっている。このように、第2中継基板60bの後面を第2中継カバー70bで被覆すると共に、設置固定突部51と第2中継基板60bが前後方向に重なる構成を回避することで、第2中継基板60bおよび第2中継カバー70bを設置するための前後スペースを最小限に留めつつ設置部材30の後面側に確保している。
前記後壁部71は、図5、図6および図9(c)に示すように、後述する被覆部77を除いて基本的には基板本体61の後面に沿う平板状に設けられている。後壁部71には、第2中継基板60bに設けた各コネクタ接続部62の位置に接続用開口72が形成され、当該接続用開口72を介してコネクタ接続部62が第2中継カバー70bの後方に突出している。後壁部71の前面には、第2中継基板60bに設けられる複数の位置決め孔部61aに嵌合する複数の位置決めピン75が前方へ向けて突出するよう形成されている。また、第2中継基板60bの基板挿通孔部61bに対応する位置には、前側から固定ネジを螺挿可能なカバー固定突部(第2の固定突部)73が、後方へ向けて突出するよう後壁部71に形成されている。カバー固定突部73は、第2中継基板60bの基板挿通孔部61bに前側から挿通した固定ネジを螺挿し得るように形成されている。
また、前記後壁部71の前面には、前方に突出する当接部76(図9(b)参照)が複数箇所に形成され、これら複数の当接部76の突出端面が第2中継基板60bの後面(基板本体61の後面)に当接することで、後壁部71における前記平板状の部位が第2中継基板60bに対して僅かに離間するようになっている。すなわち、第2中継基板60bの後面と、第2中継カバー70bの後壁部71の前面との間には、当接部76の突出寸法と等しい間隙が形成されている。
なお、前記位置決めピン75は、図6および図9(b)に示すように、前記当接部76の突出端面に形成されている。また、前記カバー固定突部73は、基板挿通孔部61bに前側から挿通された固定ネジの受入口となる螺入口73aを形成する前端部が後壁部71の前面から突出して前記当接部76を構成している。すなわち、位置決めピン75および位置決め孔部61aの嵌合部位の周囲や、カバー固定突部73および基板挿通孔部61bの対向部位では、当接部76が第2中継基板60b(基板本体61の後面)を支持して第2中継基板60bの変形を防止している。
図3、図6および図9(c)に示すように、前記後壁部71は、第1電子部品63の設置領域に後側から対向する一部が、第1電子部品63との干渉を避けるように後方に張り出して形成されて、これにより第1電子部品63を被覆する被覆部77が設けられている。被覆部77には、配線を保持するための配線保持部77aが形成されている。配線保持部77aは、第2中継基板60bの複数のコネクタ接続部62に接続される複数の配線を保持し得るように形成されている。この配線保持部77aは、被覆部77の後面から後方に延出するフック状に形成され、第2中継基板60bのコネクタ接続部62の接続口よりも基板本体61から離間して設けられている。すなわち、第2中継カバー70bにおいて第2中継基板60bの基板本体61から後方に離間するように被覆部77に配線保持部77aを設けることで、基板本体61のコネクタ接続部62から後方へ引き出される配線を基板本体61に近接する側に過度に曲げて保持する必要がないため、当該配線に係る負担を抑えつつ当該配線を保持することができる。
また、前記後壁部71には、図3乃至図6に示すように、複数の接続用開口72が設けられる領域と、該領域より第2中継カバー70bの外縁側に位置する領域とを区画する隔壁部78が、当該後壁部71の後面から後方へ突出すると共に左右に延在するよう設けられている。この隔壁部78は、前記対向板部32の段部36の下側に間隔をあけて当該段部36と平行に延在している。すなわち、段部36および隔壁部78の間には、隔壁部78に沿って配線を取り回し得る配線経路78aが左右に連通するように画成され、該配線経路78aに取り回される配線が、第2中継基板60bのコネクタ接続部62に接続される配線に絡まるのを隔壁部78が防止し得るように構成されている。隔壁部78は、被覆部77と一体的に形成されることで強度が高められている。なお実施例では、第1中継カバー70aの隔壁部78および段部36の間に画成される配線経路78aと、第2中継カバー70bの隔壁部78および段部36の間に画成される配線経路78aとが延在方向に並んで1つの経路を構成するようになっている。
図9(b)および図9(c)に示すように、前記周壁部79の前端面には、前方に突出する周壁脚部79aが複数形成され、これら複数の周壁脚部79aの突出端面が対向板部32の後面に当接した状態で第2中継カバー70bが基板設置部50に設置される。すなわち、第2中継カバー70bは、周壁脚部79aによる当接部分を除いて基板設置部50の後面から離間した状態とされることで、第2中継基板60bから生じる熱を拡散させ易くなっている。
図9(b)および図10に示すように、前記周壁部79の内面には、第2中継基板60bの外周面と対向する凹部79bが形成されている。凹部は、前記周壁部79の下壁の一部を下方へ向けて湾曲状に突出させることで形成されている。この凹部79bは、前記基板設置部50に第2中継カバー70bが設置される前の段階において第2中継基板60bを周壁部79の内側に嵌め込む際に、第2中継基板60bを把持する作業者の指や保持具を周壁部79および第2中継基板60bの間に差し込んで第2中継カバー70bの適宜位置に第2中継基板60bを挿入し易くするために形成されている。なお、凹部79bには、第2中継カバー70bを基板設置部50に設置した際に後述する離間突部53が係合して、凹部79bと、第2中継基板60bの外周面との隙間を前側から塞ぐようになっている(図10参照)。
前記第1中継カバー70aの周壁部79には、図11に示すように、前端側に開口する切欠き部79cが形成されている。この切欠き部79cは、第1中継カバー70aを基板設置部50に設置する際に、当該第1中継カバー70aと、対向板部32から後方に突出する演出部品用ネジ固定部54(収容空間31に収容される演出部品89を前側からネジ固定するためのボス部)との干渉を避けるために設けられている。
(基板設置部の突部について)
図5乃至図7に示すように、前記突部52,53は、前記基板設置部50の後面から後方へ突出するよう形成されると共に、突出端面が対向板部32の後面と平行な平面とされている。突部52,53は、中継基板60a,60bの基板本体61から当該突部52,53までの離間寸法が、基板本体61に設けられた第1電子部品63から対向板部32(設置部材30)までの離間寸法より小さくなるように設けられている。すなわち、突部52,53は、第2中継基板60bの設置部材30側へ向けた撓み幅を制限するように作用する。
ここで、前記基板設置部50には、基板本体61までの離間寸法が相違する複数種類(実施例では2種類)の突部52,53として、基板本体61までの離間寸法が小さい近接突部(第1突部)52と、基板本体61までの離間寸法が近接突部52より大きい離間突部(第2突部)53とが設けられている。すなわち、基板本体61までの離間寸法が相違する近接突部52および離間突部53を設けることで、設置部材30側へ向けた撓んだ中継基板60a,60bを当該近接突部52および離間突部53によって段階的に支持し得るようになっている。なお、実施例の近接突部52は、対向板部32から基板本体61へ向けた突出寸法が、対向板部32および中継基板60a,60bの離間寸法と概ね一致するように突設されている。すなわち、近接突部52の突出端部は、中継基板60a,60bの基板本体61と当接するか、僅かに離間するように設けられている。一方、前記離間突部53の突出端部は、近接突部52よりも基板本体61から離間するように設けられており、中継基板60a,60bの撓み変形を近接突部52で防ぎきれない場合に補助的に中継基板60a,60bの撓みを防止し得るようになっている。ここで、離間突部53には、前記収容空間31に収容される演出部品(実施例では、発光体基板)89を固定する固定ネジNb(図6参照)が前側から螺挿されるように構成されている。すなわち、離間突部53は、内部に固定ネジNbによる芯が形成されており、近接突部52と較べて高い剛性を有している。
(実施例の作用)
(中継基板および中継基板カバーの組み付けについて)
中継カバー70a,70bに中継基板60a,60bを取り付ける場合には、先ず、中継カバー70a,70bに設けた位置決めピン75が中継基板60a,60bの位置決め孔部61aに嵌合するように、中継カバー70a,70bの周壁部79の内側に中継基板60a,60bを挿入する。この際に、中継カバー70a,70bに設けられた凹部79bと中継基板60a,60bとの間に隙間が形成されているから、当該隙間を利用して中継基板60a,60bを容易に周壁部79の内側に収納することができる。そして、位置決めピン75に位置決め孔部61aが嵌合して中継基板60a,60bが位置決めされた状態で、中継基板60a,60bの基板挿通孔部61bに前側から固定ネジを挿通させて、該固定ネジを中継カバー70a,70bに設けられたカバー固定突部73に螺挿することで、中継基板60a,60bが中継カバー70a,70bの適正位置に取り付けられる。ここで、中継カバー70a,70bにおいて、後壁部71における基板本体61を支持する部位(基板本体61との対向面)より後方に嵌合凹部74cの底部が位置するように固定部74が形成されていることにより、固定ネジNaを螺挿するために必要な突出寸法を設置固定突部51に確保しつつ、中継基板60a,60bを対向板部32に近接させて保持することができる。
(中継基板カバーの基板設置部への設置について)
中継基板60a,60bが取り付けられた中継カバー70a,70bを基板設置部50に設置する場合には、中継基板60a,60bの前面(コネクタ接続部62の実装面とは反対側の面)を基板設置部50に向けて、中継カバー70a,70bのカバー挿通孔部74aが基板設置部50の設置固定突部51の位置と合うように基板設置部50に中継カバー70a,70bを載置する。この場合に中継基板60a,60bは、中継カバー70a,70bの内部において設置固定突部51に対して突出方向に交差する方向に重なる前後位置に収容される。そして、カバー挿通孔部74aに対して後側から挿通した固定ネジNaを設置固定突部51に螺挿することで、中継カバー70a,70bが基板設置部50に設置される。
(コネクタ接続部に対する配線のコネクタの着脱について)
中継基板60a,60bに接続される配線の着脱を行う場合には、外枠11に対して中枠12を開放することで、中枠12に設置された遊技盤20の後側に中継基板60a,60bの後面を露出させて、該中継基板60a,60bの後側に設けられているコネクタ接続部62に対して配線のコネクタを着脱する。コネクタ接続部62は、接続口が後方に向いた状態で基板本体61の後面に取り付けられているため、配線のコネクタをコネクタ接続部62に対して後方(基板本体61の後面に対する直交方向)から容易に着脱することができる。また、配線のコネクタをコネクタ接続部62に接続する際に中継基板60a,60bが設置部材30側に撓んだ際には、突部52,53の内で基板本体61からの離間寸法が小さい近接突部52によって中継基板60a,60bが支持される。但し、近接突部52が変形し得る強い力で中継基板60a,60bが基板設置部50側に押し付けられた場合には、離間突部53により中継基板60a,60bを支持することで中継基板60a,60bの撓みが防止される。
中継基板に設けられる第1部品および第2部品を基板本体の前面および後面に振り分けて設けることで、中継基板60a,60bにおける複数の電子部品63,64の配設位置を基板本体61の前面および後面に振り分けることにより、電子部品63,64の設置自由度が高まるから、基板本体61の大きさ(前面および後面の面積)を小さくすることができ、基板設置部50における中継基板60a,60bの設置面積を縮小できる。また、中継基板60a,60bの基板本体61の前面に設けられる第2電子部品64よりも高さ寸法の大きい第1電子部品63を基板本体61の後面に設けることにより、中継基板60a,60bを設置部材30に近接配置して設置部材30の後側の前後スペースを確保することができる。
中継基板60a,60bを中継カバー70a,70bに取り付けるよう構成し、固定ネジNaを挿通可能なカバー挿通孔部74aを、中継カバー70a,70bにおける中継基板60a,60bから外れた位置に形成すると共に、固定ネジNaを螺挿可能な設置固定突部51を、設置部材30の後面から後方へ向けて突設して中継カバー70a,70bにおける中継基板60a,60bから外れた位置に当接するよう形成し、カバー挿通孔部74aに挿通した固定ネジNaを設置固定突部51に螺挿する。この場合に、設置固定突部51の突出端部に当接した中継カバー70a,70bと設置部材30との間に、設置固定突部51に対して突出方向に交差する方向に重なる状態で中継基板60a,60bが収容される。すなわち、固定ネジNaを螺挿し得る程度の突出寸法が必要な設置固定突部51と、中継基板60a,60bとが設置部材30(対向板部32)の後側で前後方向に重ならないから、設置部材30(対向板部32)の後側に中継基板60a,60bを覆う中継カバー70a,70bを設けても、該中継基板60a,60bおよび中継カバー70a,70bの設置部材30に対する後方への突出寸法を抑えることができる。
基板本体61の後面に設けたコネクタ接続部62に対して基板本体61の後面の直交方向から配線のコネクタを接続し得る構成において、設置部材30(基板設置部50)における中継基板60a,60bとの対向位置に、当該中継基板60a,60bへ向けて突出する突部52,53を突設し、基板本体61から突部52,53までの離間寸法が、当該基板本体61の前面に設けた第2電子部品64から設置部材30(基板設置部50)までの離間寸法よりも小さくなるよう構成することにより、配線のコネクタをコネクタ接続部62に接続する際に中継基板60a,60bが設置部材30(基板設置部50)側に撓んだとしても、基板本体61の前面に設けられる第2電子部品64が設置部材30(基板設置部50)の後面に接触するのを防止できるから、設置部材30に近接配置した中継基板60a,60bを取り外すことなくコネクタ接続部62に対する配線の着脱を行ったとしても中継基板60a,60bに設けた第2電子部品64が破損することがない。
突部52,53として、基板本体61までの離間寸法が相違する近接突部(第1突部)52および離間突部(第2突部)53を設けることにより、コネクタ接続部62に配線のコネクタを接続する場合等に、中継基板60a,60bを設置部材30側に押し付ける力が加わった際には、基板本体61に近接(当接)して中継基板60a,60bを支持する近接突部52によって中継基板60a,60bの撓み変形が防止される。但し、近接突部52が変形し得る強い力で中継基板60a,60bが基板設置部50側に押し付けられた場合には、離間突部53により中継基板60a,60bを支持することで中継基板60a,60bの撓みが防止される。ここで、離間突部53には、収容空間31に収容される演出部品89を固定する固定ネジNbが前側から螺挿され、該離間突部53に固定ネジNbによる強固な芯が形成されるから、中継基板60a,60bを離間突部53により確実に支えることができる。更に、収容空間31に収容される演出部品89のネジ固定部を離間突部53として形成することにより、演出部品89と設置部材30の対向板部32とを前後に近接させて収容空間31の省スペース化を図ることができる。
中継カバー70a,70bの後壁部71に、前方から固定ネジを螺挿可能なカバー固定突部(第2の固定突部)73を後方へ向けて突設すると共に、中継基板60a,60bには、カバー固定突部73と対応する位置に、固定ネジを前方から挿通可能な基板挿通孔部(第2の挿通孔部)61bを形成して、基板挿通孔部61bに挿通した固定ネジをカバー固定突部73に螺挿することで、中継基板60a,60bの後面(コネクタ接続部62の実装面)を被覆する状態で中継カバー70a,70bに中継基板60a,60bが取り付けられることにより、中継基板60a,60bを設置部材30に近接配置できるから、中継カバー70a,70bの後側のスペースを大きく確保することができる。
中継カバー70a,70bにおいて、複数の接続用開口72が設けられる領域と該領域より中継カバー70a,70bの外縁側に位置する領域とを区画するよう後方へ突出する隔壁部78を設け、中継カバー70a,70bの外縁側(段部36側)に位置する領域に、隔壁部78に沿って配線が取り回されるよう構成することにより、配線を隔壁部78により案内すると共に、当該配線がコネクタ接続部62に干渉するのを隔壁部78により防止することができる。
中継カバー70a,70bにおいて第1電子部品63を被覆する被覆部77に、配線を保持する配線保持部77aを形成することにより、中継カバー70a,70bの後側に配線を取り回しつつ、配線保持部77aによって該配線の動きを防止することができる。また、配線保持部77aを被覆部77に設けることで中継基板60a,60bの基板本体61から後方に離間する位置において配線を保持できるから、コネクタ接続部62から後方へ向けて配線が引き出される構成においても、配線を基板本体61に近接する側に過度に曲げて保持する必要が生じず、当該配線にかかる負担を抑えつつ当該配線を保持することができる。
<変更例>
(1) 実施例では、中継基板として、第1中継基板および第2中継基板を設けたが、第1制御装置や第2制御装置とは異なる制御装置と他の電気部品とを電気的に接続する他の中継基板を設け、当該中継基板をカバー部材により覆う構成としてもよい。
(2) 実施例では、中継基板におけるコネクタ接続部の実装面(後面)および他方の面(前面)に電子部品を設けるように構成したが、実装面(後面)および他方の面(前面)の何れか一方にのみ電子部品を設けるように構成してもよい。また、中継基板にコネクタ接続部を設けつつ電子部品を設けない構成としてもよい。
(3) 実施例では、設置部材に設けた設置固定突部が基板設置部に配設された中継基板の下縁より下側に位置し、中継基板カバーにおける中継基板から外側に外れた位置に設けたカバー挿通孔部と設置固定突部とを固定ネジにより固定するよう構成したが、中継基板カバーにおいてカバー挿通孔部を中継基板に形成した切欠きや開口に対応して設けて該カバー挿通孔部と基板設置部の設置固定突部とを相互に固定するように構成してもよい。
(4) 実施例では、中継基板の前方への撓み幅を制限するための突部として、設置部材の対向板部の後面から後方へ向けた突出寸法が相違する近接突部(第1突部)および離間突部(第2突部)を設けたが、複数の突部の突出寸法が全て等しくなるよう設けてもよい。
(5) 実施例では、離間突部(第2突部)として、収容空間内に収容される演出部品としての発光体基板をネジ止めするための演出部品用ネジ固定部を利用したが、収容空間内に収容される発光体基板以外の部材(例えば、演出部品としての駆動機構やリンク機構等)をネジ止めするための演出部品用ネジ固定部を離間突部として設けてもよい。
(6) 実施例では、中継基板カバーにおいて第1電子部品を覆う被覆部に配線保持部を形成したが、配線保持部を中継基板カバーの隔壁や周壁部に設けてもよい。また、中継基板カバーに配線保持部を設けない構成とすることもできる。
(7) 実施例では、中継基板カバーにおいて第1電子部品を覆う被覆部を形成したが、中継基板の全ての電子部品をコネクタ接続部の実装面としての基板本体の後面ではなく前面に配設して、被覆部を不要としてもよい。
<付記>
(1) 請求項1記載の構成を含む遊技機に関し、
前記カバー部材(70a,70b)には、前記コネクタ接続部(62)の実装面に対向する後壁部(71)に、前記コネクタ接続部(62)が挿通される複数の接続用開口(72)が設けられると共に、当該複数の接続用開口(72)が設けられる領域と該領域よりカバー部材(70a,70b)の外縁側に位置する領域とを区画するよう後方へ突出する隔壁部(78)が設けられ、前記カバー部材(70a,70b)の外縁側に位置する領域に前記隔壁部(78)に沿って配線が取り回されるよう構成されたことを要旨とする遊技機。
付記1の構成によれば、カバー部材の後壁部の後側に取り回される配線を隔壁部により案内すると共に、当該配線がコネクタ接続部に干渉するのを隔壁部により防止することができる。
(2) 請求項2記載の構成を含む遊技機に関し、
前記突部(52,53)として、前記基板本体(61)までの離間寸法が相違する第1突部(52)および第2突部(53)が設けられ、
前記基板本体(61)までの離間寸法が前記第1突部(52)より大きい前記第2突部(53)には、前記収容空間(31)に収容される演出部品(89)を固定する固定ネジが前側から螺挿されるよう構成されたことを要旨とする遊技機。
付記2の構成によれば、基板本体までの離間寸法が相違する第1突部および第2突部を設けることにより、空間形成部材へ向けて撓んだ中継基板を第1突部および第2突部により段階的に支持することができる。また、基板本体までの離間寸法が第1突部よりも大きい第2突部に固定ネジを螺挿することで該第2突部に固定ネジによる強固な芯が形成されるから、中継基板を第2突部により確実に支えることができる。更に、収容空間に収容される演出部品のネジ固定部を第2突部として形成することにより、演出部品および空間形成部材を前後に近接させて収容空間の省スペース化を図ることができる。
20a 板部材(遊技領域形成部材)
30 設置部材(空間画成部材)
31 収容空間
51 設置固定突部(固定突部)
52 近接突部(突部,第1突部)
53 離間突部(突部,第2突部)
60a 第1中継基板(中継基板)
60b 第2中継基板(中継基板)
61 基板本体
61b 基板挿通孔部(第2の挿通孔部)
62 コネクタ接続部
63 第1電子部品(電子部品)
64 第2電子部品(電子部品)
70a 第1中継カバー(カバー部材)
70b 第2中継カバー(カバー部材)
71 後壁部
73 カバー固定突部(第2の固定突部)
74 カバー挿通孔部(挿通孔部)
77 被覆部
77a 配線保持部
89 演出部品

Claims (4)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域が前面側に画成された遊技領域形成部材と、前記遊技領域形成部材の後側に配設され、当該遊技領域形成部材との間に収容空間を画成する空間画成部材とを備え、前記遊技領域形成部材および空間画成部材の間の収容空間に演出部品が配設された遊技機において、
    回路を有する基板本体の一方の面に複数のコネクタ接続部が設けられ、当該複数のコネクタ接続部に接続された電気部品を電気的に中継接続すると共に、当該基板本体におけるコネクタ接続部の実装面には他方の面に設けられる電子部品よりも高さ寸法の大きい電子部品が設けられる中継基板と、
    前記中継基板が取り付けられると共に当該中継基板における前記コネクタ接続部の実装面を被覆するカバー部材と、
    前記カバー部材において前記中継基板から外れた位置に形成され、固定ネジを挿通可能な挿通孔部と、
    前記空間画成部材の後面から後方へ向けて突設されて前記カバー部材における前記中継基板から外れた位置に突出端部が当接すると共に、前記固定ネジを螺挿可能な固定突部とを備え、
    前記挿通孔部に挿通した固定ネジを前記固定突部に螺挿することで、固定突部の突出端部に当接した前記カバー部材と空間画成部材との間に、当該固定突部に対して突出方向に交差する方向に重なる状態で前記中継基板が収容される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記中継基板には、前記基板本体の実装面の直交方向から配線のコネクタを接続し得るよう前記コネクタ接続部が設けられ、
    前記空間画成部材には、前記中継基板との対向位置に、当該中継基板へ向けて突出する突部が突設されると共に、
    前記中継基板の基板本体から前記突部までの離間寸法は、当該基板本体の前記他方の面に設けられた電子部品から前記空間画成部材までの離間寸法よりも小さくなるよう構成された請求項1記載の遊技機。
  3. 前記カバー部材には、前記コネクタ接続部の実装面に対向する後壁部に、前方から固定ネジを螺挿可能な第2の固定突部が後方へ向けて突設され、
    前記中継基板には、前記第2の固定突部と対応する位置に、前記固定ネジを前方から挿通可能な第2の挿通孔部が形成され、
    前記第2の挿通孔部に挿通した固定ネジを前記第2の固定突部に螺挿することで、前記コネクタ接続部の実装面を被覆する状態で前記カバー部材に前記中継基板が取り付けられた請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記カバー部材は、前記コネクタ接続部の実装面に設けられた電子部品を被覆する被覆部に、配線を保持する配線保持部が形成された請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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