JP4874028B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4874028B2
JP4874028B2 JP2006215012A JP2006215012A JP4874028B2 JP 4874028 B2 JP4874028 B2 JP 4874028B2 JP 2006215012 A JP2006215012 A JP 2006215012A JP 2006215012 A JP2006215012 A JP 2006215012A JP 4874028 B2 JP4874028 B2 JP 4874028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
display device
game board
gaming
binding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006215012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008036171A (ja
Inventor
康弘 遠山
浩司 加藤
賢次 佐藤
哲也 安田
真 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2006215012A priority Critical patent/JP4874028B2/ja
Publication of JP2008036171A publication Critical patent/JP2008036171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4874028B2 publication Critical patent/JP4874028B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

この発明は、表示装置が取付けられる取付部材や遊技装置の遊技盤への組付け時における作業性を向上した遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機において、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域を流下する遊技球を入球し得る入賞装置、入賞することにより図柄変動ゲームの開始の権利を得る始動入賞装置、各種図柄を変動および停止表示させて所要の図柄変動ゲームを行なう表示装置、その他発光装置等、遊技に供する多くの遊技装置(役物ともいう)が、遊技盤の表側に設置されている。
これらの遊技装置は、遊技盤を所定の大きさでくり貫いた開口部に、当該遊技装置の後端部分を配置するように設置されている。また遊技装置の後端部にて、入賞装置であれば、入賞した遊技球を排出する排出経路が設けられる。そして、遊技盤の裏側には、個々の入賞装置の排出経路から排出された遊技球を集合させた上で、まとめて遊技機外へ排出し得る集合樋(裏樋ともいう)が設けられている。
一方、電気的に作動(発光、駆動、検知等)する遊技装置では、該遊技装置から導出する配線は、遊技盤を貫通する開口部から裏側へ引き出されるように取り回され、遊技盤の裏側または遊技機本体の裏側に配置された中継基板、制御基板や電源基板等の各種基板に接続されるようになっている。
前記遊技装置の配線を取り回す際に、該配線の断線の防止や入賞球の排出経路の確保を、前記集合樋を利用して行なう遊技機が、特許文献1として提案されている。特許文献1に開示の発明では、遊技盤の裏面に、開口部に連通する溝を設け、開口部に配設した遊技装置から導出する配線を溝に収容した状態で、該配線を集合樋の外周壁で押圧規制している。
なお、近年の液晶表示装置を代表とする表示装置の大型化に伴い、前記集合樋とは別に取付部材を遊技盤の裏面に配設し、該取付部材に表示装置を裏側から取付ける構成が採用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−35376号公報 特開2005−34421号公報
しかし、特許文献1に開示の発明においては、遊技盤の裏面における集合樋の外周壁と交差する部分に溝を設けなければならず、この溝を形成する加工工程が増えることで、遊技機の製造効率が低下する難点が指摘される。また、集合樋の外周壁で配線を位置規制しているので、集合樋を組付ける際には、配線を前記溝以外の部位にて遊技盤と挟持することがないように、前記溝から配線がはみ出ていないかを確認しつつ作業を進めるため、迅速な組立て作業を実現できず、作業効率が低下する一因となっている。
なお、特許文献2においては、表示装置の周囲に配設した大型の装飾部材を本体とするセンター役物に多くの発光体や電動式の可動演出体等の遊技装置を配置した場合は、遊技盤に設けられた開口部を介して裏側へ通出された遊技装置の配線に対する断線防止対策等を考慮する必要がある。そこで、特許文献1に開示の発明を、特許文献2に開示の発明に採用することが考えられるが、その場合においても遊技盤裏側に溝を設ける必要があることから、加工工数が増加すると共に各部材の組立て作業を効率的に行なうことができないと云う、特許文献1に関して前述したと同様の問題を招く。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、迅速な製造を行なうことができる遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の遊技機は、
配線(26)を有する遊技装置(15)が遊技盤(10)に設けた開口部(10a)に取付けられると共に、遊技演出を表示するための表示装置(13)が取付けられる取付部材(31)が遊技盤(10)の裏面に配設された遊技機において、
前記配線(26)の一部を折曲げて結束した結束部(26a)と、
前記遊技装置(15)に設けられ、前記配線(26)における結束部(26a)を挟む前後の部位を保持する保持手段(28,29)と、
前記取付部材(31)に設けられ、前記結束部(26a)が挿脱可能で、該結束部(26a)を当接状態で収容保持する配線収容部(36)とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、配線収容部を取付部材に設けたから、遊技盤に対する加工工程が増加することはない。また、配線を折曲げて結束した結束部を形成することで配線が纏まって取扱いが容易となり、しかも取付部材の組付け時には結束部を摘むまたは押さえて配線収容部に簡単に収容し得るから、取付部材と遊技盤との間に配線が挟まるのを気にすることなく迅速に作業を行なうことができる。すなわち、遊技装置の遊技盤面への組付け、遊技盤の裏面への取付部材の組付けの作業性が非常に向上し、遊技機の製造を迅速に行ない得る。更に、遊技装置の配線は取付部材の配線収容部に収容されるから、取付部材に表示装置を取付ける際に取付部材との間で配線を挟んでしまったり、表示装置の前側に配線が露出して表示演出の邪魔となるのは防止される。
請求項2に係る発明は、前記遊技装置(14)が、所要部位に開設した窓口(14a)を介して前記表示装置(13)を遊技盤前側に臨ませる装飾部材(14)であることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、装飾部材の窓口に表示装置を臨ませるに際し、装飾部材との間で配線を挟んでしまったり、表示装置の前側に配線が露出して表示演出の邪魔となるのは防止される。
請求項3に係る発明は、前記配線収容部(36)において、前記結束部(26a)を配線収容部(36)に収容する際に押圧変形させた力を解除することで復元する側に、該結束部(26a)に当接する配線当接部(37)が設けたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、配線収容部に収容した結束部は、収容時に押圧変形された状態から復元する力によって配線当接部に当接しているから、結束部の前後の配線が引っ張られても、結束部が配線収容部から簡単に引出されてしまうのを抑制し得る。
請求項4に係る発明では、前記表示装置はケース体(41)に収容され、該ケース体(41)を前記取付部材(31)に着脱自在に固定する固定手段(44)が係合する保持部(40)が、前記配線収容部(36)に形成されていることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、表示装置が収容されたケース体の固定手段が係合する保持部を配線収容部に設けたから、保持部と配線収容部とを別々に設ける構成に比べてスペースの有効利用を図ることができる。
本発明に係る遊技機によれば、遊技盤に対する遊技装置や表示装置を取付けるための取付部材の組付け時の作業性を向上し、遊技機の迅速な製造が可能となる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いるパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において前・後とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機の遊技盤10を正面側から見た場合において指称するものとする。
図1に示す如く、実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、その前面側に、略円形状に湾曲形成したレール11により遊技領域12が画成されて、該遊技領域12の上方位置に、遊技盤10の裏側に配設される図柄表示装置(表示装置)13が臨む大型の装飾部材(遊技装置)14を本体とするセンター役物15が配設されている。このセンター役物15の装飾部材14は、前記遊技領域12の左右幅方向の大部分を占める枠状本体に、所要の意匠を施した装飾部品や発光体等を配設して構成され、遊技盤10に開設した開口部10a(図3参照)に枠状本体を前側から挿入したもとでネジ止めされる。そして、装飾部材14の略中央位置に開設した窓口14aを介して、前記図柄表示装置13が遊技盤10の前側に臨むようになっている。また、前記遊技領域12におけるセンター役物15の下方位置には、遊技領域12を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞具16が配設され、該始動入賞具16の下側に、図柄表示装置13での図柄変動ゲームの結果により開放する大型電動式の入賞装置17を配設してある。更に、前記遊技領域12の下部左右両側部には、図柄表示装置13での図柄変動ゲームに応じて照射パターンを変更して発光演出を行なう電飾装置18,18が配設されている。なお、各電飾装置18は、パチンコ球が入賞可能な複数の一般入賞口19を備えると共に、正面右側の電飾装置18には、遊技領域12におけるセンター役物15の左側位置に配設した普通始動口20をパチンコ球が通過したときに普通図柄の変動を開始する普通図柄始動装置21が配設されている。
前記装飾部材14の上部に、図1に示す如く、図柄変動ゲームに関連するキャラクタを模した第1演出部材22を有する第1可動式演出装置23が配設されると共に、該装飾部材14の右側部に、同じく図柄変動ゲームに関連するキャラクタを模した第2演出部材24を有する第2可動式演出装置25が配設されている。そして両可動式演出装置23,25では、図柄表示装置13での図柄変動ゲームに合わせて演出部材22,24を、装飾部材14の裏側に配設したモータ等の駆動手段(図示せず)によって動作させるよう構成される。なお、前記センター役物15は、前記装飾部材14に可動式演出装置23,25や発光体等の各種電気部品を配設した状態でユニットとして取扱われる。
前記装飾部材14の上部に配設された前記発光体や第1可動式演出装置23の駆動手段等の電気部品から裏側に導出する配線26は、図4に示す如く、背面視において前記窓口14aの上側を左方に引き回された後に該窓口14aの左側を下方に引き回されて、パチンコ機本体や遊技盤10の裏側に配設した図示しない中継基板や制御基板等に接続される。また配線26には、図4および図8に示す如く、その一部が所定長さで折曲げられた状態で、結束具27により結束された結束部26aが形成されている。前記配線26は、複数のリード線が纏められたものであって、該配線26を折曲げて結束することで、結束部26aには所要の弾力が付与される。なお、以後の説明において左・右とは、特に断りのない限り、遊技盤10を背面側から見た場合において指称する。
前記装飾部材14の裏面には、図4に示す如く、前記窓口14aの左上角部に近接する上側位置および左側位置に、配線保持用の保持手段としてのフック28,29が設けられ、前記配線26における結束部26aを挟む前後の部位が、上側の第1フック28および左側の第2フック29に夫々係合保持されて配線26が装飾部材14から裏側に大きく突出しないようにしてある。また両フック28,29で配線26が係合保持されている状態で、前記結束部26aは、略U字状に折曲された折返し側が装飾部材14の裏面から後方に立上がるようになっている(図8参照)。なお、両フック28,29は、装飾部材14の裏側に向けて略L字状に突出するよう形成されて、その開放側から配線26を挿脱自在に挿入して係合保持するよう構成されている。また、装飾部材14の裏面上部には、左右方向に離間して2つの位置決めボス14b,14bが突設されている。
前記遊技盤10の裏面には、図2または図3に示すように、前記図柄表示装置13が配設される取付部材31と、遊技盤裏側に通出するパチンコ球(セーフ球)を排出案内する樋部材30とが着脱自在に配設されている。この取付部材31は、図5に示す如く、上枠部32、下枠部33、左枠部34および右枠部35からなる略矩形枠状に形成され、これら枠部32,33,34,35で画成された開口窓31aを介して、取付部材31に着脱自在に配設された前記図柄表示装置13の表示面をセンター役物15の窓口14aに臨ませるよう構成される。また取付部材31は、各枠部32,33,34,35の前端縁に外側方に張出すように形成されたフランジ部31bを遊技盤10の裏面に当接した状態でビス等により着脱自在に組付けられる。なお、上枠部32には、前記装飾部材14に突設した各位置決めボス14bと対応する位置に位置決め孔32aが穿設されており、取付部材31の遊技盤10への組付けに際し、既に遊技盤10に組付けられている装飾部材14の位置決めボス14bを位置決め孔32aに挿通することで、遊技盤10に対する取付部材31の位置決めがなされるようになっている。
図2,図3または図5に示す如く、前記取付部材31の下枠部33は、幅方向の中央が切欠かれており、取付部材31とは別体で成形された前記樋部材30の上部が下枠部33の切欠部33aに嵌まり込んでいる。なお、樋部材30は、前端縁において外側方に張出すように形成された複数のフランジ部30aを遊技盤10の裏面に当接した状態で、ビス等により着脱自在に組付けられる。また樋部材30には、前記遊技盤10に設けた始動入賞具16、入賞装置17および一般入賞口19,19に対応する裏側に臨む部位に、遊技盤10の裏面との間に球案内路30bが画成されている(図2,図3参照)。すなわち、始動入賞具16、入賞装置17および一般入賞口19,19に入って遊技盤裏側に通出されたセーフ球は、樋部材30の球案内路30bに集合された後に、図示しないセーフ球処理装置へ通出案内されるようになっている。なお、樋部材30の裏面には、中継基板用の設置部30cが複数成形されている。
前記取付部材31の左枠部34における上部で、前記遊技盤10に組付けられたセンター役物15の前記配線26における結束部26aが臨む位置に、遊技盤10の裏面から後方に向けて凹設された配線収容部36が形成され、該配線収容部36に前記結束部26aが挿脱可能に収容されるよう構成される(図7参照)。配線収容部36の内部には、前側(遊技盤側)および開口窓31aを指向する内側が開放する収容空間36aが画成され、内側開口部36bを介して結束部26aが収容空間36aに収容されるようにしてある。なお、収容空間36aの前側は、取付部材31を遊技盤10に組付けることで遊技盤裏面で閉塞される。また配線収容部36の裏面側の内側縁には、前方に向けて所定長さで延出する第1配線当接部(配線当接部)37が形成されている。この第1配線当接部37における前端は、図8に示す如く、前記結束部26aの遊技盤裏面から立上がる折返し端部より前側に位置するよう設定され、結束部26aが収容空間36aに収容された状態で、当該第1配線当接部37に結束部26aの折返し端部が当接して該結束部26aが空間外に抜け出るのを防止するようにしてある。なお、第1配線当接部37は、配線収容部36の収容空間36aに結束部26aを収容する際に押圧変形させた力を解除することで復元する側に位置している。
また、前記配線収容部36における上側の内側縁には、図7に示す如く、下方に向けて所定長さで延出する第2配線当接部38が前後方向の全長に亘って形成されている。そして、この第2配線当接部38も、配線収容部36の収容空間36aに収容された結束部26aが容易に空間外に抜け出るのを防止するべく機能する。前記配線収容部36の内側開口部36bは、第1および第2配線当接部37,38で画成されると共に、該内側開口部36bの開口寸法に対して収容空間36aは後方および上方へ広くなるよう構成され、第1および第2配線当接部37,38をくぐるようにして収容空間36aに収容した配線26の結束部26aにおける折返し端部を、第1および第2配線当接部37,38の開放端より後方あるいは上方に臨ませることができるようになっている。従って、収容空間36aに収容された結束部26aは、第1および第2配線当接部37,38に当接保持されて空間外に抜け出るのは抑制される。
なお、前記取付部材31の左枠部34について、配線収容部36が形成される部位より下側の前面は、前記遊技盤10の裏面から所定高さだけ離間しており、配線収容部36に収容された結束部26aから下方に延出する配線26が取付部材31と遊技盤10とで挟まれることがないよう構成してある。
前記取付部材31の右枠部35における裏面に、上下に離間して複数(実施例では3つであるがこれに限定されない)の第1保持部(保持部)39が形成されると共に、前記左枠部34の裏面部には、上下に離間して複数(実施例では2つであるがこれに限定されない)の第2保持部(保持部)40が形成され(図5参照)、これら両保持部39,40を介して前記図柄表示装置13が取付部材31に裏側から着脱自在に取付けられるようになっている(図2参照)。すなわち、第1保持部39は、内側に開放する挿入部39aが内部画成され、該挿入部39aに、図柄表示装置13における後述するケース体41の対応する右側面に突設された突起42を挿入することで、該図柄表示装置13の上下、前後および右方への移動を規制するよう構成される。また第2保持部40は、前後に貫通する通孔であって、ケース体41の対応する左側面に突設したフランジ43に装着された回動式の固定具(固定手段)44の係合部(図示せず)が裏側から挿脱可能に構成されている。そして、固定具44の係合部を第2保持部40に裏側から挿通した後、該固定具44を所定角度回動することで、係合部が左枠部34の前面側に係合して図柄表示装置13が取付部材31に固定されるようになっている。なお、上側に位置する第2保持部40は、左枠部34に形成した前記配線収容部36の裏面部に形成されており、図柄表示装置13の固定および配線26における結束部26aの収容とを同一部位で行ない得るようにしてある。
なお、取付部材31における左右の枠部34,35の裏面(図柄表示装置13の取付面)は、前記遊技盤10の裏面から大きく後方に離間し、取付部材31に配設された図柄表示装置13の表示面が、遊技盤10の前面から奥側に離間して位置するよう設定される。これは、最近の図柄表示装置13の大型化に伴い、遊技者から表示面を遠ざけることで演出内容を見易くするためである。また左枠部34の裏面には、上下に離間して位置決め用の突部34a,34aが突設されている。
図6に示す前記図柄表示装置13は、ケース体41の内部に液晶表示部および表示制御基板(何れも図示せず)を収容して構成され、該ケース体41の右側面には、前記取付部材31の各第1保持部39と対応する位置に突起42が夫々突設されている。またケース体41の左側面には、外側方に延出するフランジ43が形成され、該フランジ43における取付部材31の各第2保持部40と対応する位置に回動式の固定具44が夫々装着されており、各突起42を対応する第1保持部39に夫々挿入したもとで、各固定具44を対応する第2保持部40に夫々係合することで、当該図柄表示装置13は取付部材31に取付けられるようになっている。更に、フランジ43には、前記取付部材31の左枠部34に設けた各突部34aと対応する位置に通孔43aが穿設されており、該通孔43aに突部34aを挿通することで位置決めがなされるようにしてある。なお、実施例の図柄表示装置13のケース体41には、その裏面左側に、サブ統括制御基板(図示せず)をケース部材45に収容した制御装置46が着脱自在に配設されている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る遊技機の作用につき説明する。
(センター役物の組立てについて)
前記装飾部材14に、前記可動式演出装置23,25や発光体等の各種電気部品を配設してセンター役物15を組立てると共に、前記第1可動式演出装置23の駆動手段や発光体から導出して装飾部材14の裏側に臨む配線26の一部を折曲げ、結束具27で結束することで結束部26aを形成する。また図4に示す如く、結束部26aを挟む前後の配線26を、前記第1および第2フック28,29に係合保持させることで、ユニットとして取り扱い得るセンター役物15が完成する。
(センター役物の組付けについて)
次に、ルーター加工により開口部10aが開口されると共に表面に遊技釘や風車等を植設した遊技盤10に対し、前記センター役物15を組付けるに際しては、前記第2フック29から延出する配線26(第2フック29を挟んで結束部26aとは反対側に延出する部分)を、開口部10aに前側から裏側へ通すと共に、前記装飾部材14の枠状本体を開口部10aに前側から挿入したもとで該枠状本体をネジ止めする。センター役物15の裏側に臨む配線26は、その一部に前記結束部26aが形成されているから纏まっており、遊技盤表面の遊技釘や風車等に引掛けることなく開口部10aに挿通する作業が容易となる。
(取付部材の組付けについて)
前記遊技盤10に対するセンター役物15の組付けが完了したら、前記取付部材31および樋部材30を遊技盤10の裏面に組付ける。この際に、センター役物15の位置決めボス14b,14bを、取付部材31の位置決め孔32a,32aに挿通することで、遊技盤10に対する取付部材31の位置決めがなされる。そして、取付部材31の各フランジ部31bの前面を遊技盤10の裏面に当接した状態で、該フランジ部31bをネジ止めすることで、遊技盤10に対する取付部材31の組付けが完了する(図3参照)。この際に、センター役物15の裏側に臨んでいる前記配線26については、前記取付部材31の開口窓31a側に臨ませることで、該取付部材31と遊技盤10との間で配線26が挟まれるのを防止し得る。また、前記結束部26aについては、指等で結束部26aを開口窓31a側に倒すように押さえながら取付部材31の組付け作業を行なう。実施例では、配線26を取付部材31の外周壁で押さえる構成ではないから、配線26の位置をそれほど気にすることなく取付部材31の遊技盤10に対する組付け作業を迅速に行ない得る。
前記取付部材31の遊技盤10に対する組付け完了後、前記配線26の結束部26aを、開口窓31aとは反対側(外側方)に倒すように押すことで、該結束部26aは変形しつつ前記配線収容部36の収容空間36aに内側開口部36bを介して収容される。結束部26aは、配線26を折曲げて結束されることで纏められているから所要の弾性を有しており、結束部26aを収容空間36aに収容させる力を解除すると、該結束部26aは元の姿勢となるよう内側に向けて復元し、この復元力によって結束部26aは、図8に示す如く、配線収容部36に設けられた前記第1配線当接部37の内部側(収容空間36a側)に当接保持される。これにより、結束部26aは配線収容部36から外部に簡単には抜けなくなる。なお、配線26における結束部26aを挟む前後の部位は、前記フック28,29で係合保持されているから、結束部26aを撓めた際に配線26全体が移動してしまうことはない。
また、前記遊技盤10における始動入賞具16、入賞装置17および一般入賞口19,19が設けられている部位に合わせて、前記樋部材30を遊技盤10の裏面に位置決めする。そして、樋部材30の各フランジ部30aの前面を遊技盤10の裏面に当接した状態で、該フランジ部30aをネジ止めすることで、遊技盤10に対する樋部材30の組付けが完了する(図3参照)。
(図柄表示装置の取付けについて)
前記遊技盤10に組付けられた取付部材31に対し、前記図柄表示装置13を裏側から取付ける。この取付けは、図柄表示装置13における前記ケース体41の右側に設けた各突起42を、取付部材31における右枠部35の対応する第1保持部39の挿入部39aに右側(内側)から夫々挿入することで、該図柄表示装置13の右側部における上下、前後および右方への移動が規制される。このケース体41の左側に設けた前記フランジ43を、取付部材31における左枠部34の裏面に当接すると共に、フランジ43の各通孔43aに左枠部34の突部34aを夫々挿通することで、図柄表示装置13の左側部における上下、前および左右方向への移動が規制される。なお、フランジ43を左枠部34の裏面に当接することで、フランジ43に装着した前記各固定具44の係合部が、左枠部34に形成した対応する第2保持部40に夫々挿通され、各固定具44を所定角度回動することで、係合部が左枠部34の前面側に係合して図柄表示装置13は取付部材31に固定保持される(図2参照)。
前記図柄表示装置13の取付けに際し、前記センター役物15の配線26における結束部26aは、図7に示すように取付部材31の配線収容部36に収容されているから、該配線26を取付部材31と図柄表示装置13とで挟んでしまうのは抑制される。また、配線26の結束部26aを配線収容部36に収容することで、該結束部26aに引っ張られて配線26は開口窓31aから離間する外側に導びかれるから、該配線26が開口窓31a側にはみ出して図柄表示装置13の前側に露出するのも抑制され、表示演出の邪魔となるのは防止される。
前述したように実施例では、センター役物15の裏側に臨む配線26は、結束部26aを形成することで纏まっていると共に、取付部材31の配線収容部36に収容し得るよう構成してある。従って、遊技盤10に対するセンター役物15、取付部材31および図柄表示装置13の組付け作業に際しての配線26の取り扱いが容易で、かつセンター役物15の裏側に臨む配線26を、取付部材31と遊技盤10あるいは取付部材31と図柄表示装置13とで挟んでしまうのを非常に気を付けて作業する必要もなく、迅速な組立てを行なって製造効率を向上し得る。
ここで、前述したように図柄表示装置13の大型化に伴い、遊技者から表示面を遠ざけるために、前記取付部材31における図柄表示装置13の取付け面である裏面は、遊技盤10の裏面から後方に大きく離間するよう設定されている。そして実施例では、この離間部分を利用して前記配線収容部36を設けているから、該配線収容部36を設けるために取付部材31の後方への突出寸法が大きくなることはない。また配線収容部36の後面部に、図柄表示装置13を取付部材31に固定するための第2保持部40を形成したから、該第2保持部40を設けるために遊技盤裏面から後方への突出寸法が大きくなることもなく、スペースの有効利用を図ることができる。
なお、前記配線26を取付部材31に装着した中継基板に接続するに際し、該配線26における前記第2フック29から延出している側を引っ張たとしても、前記結束部26aは配線収容部36の第1配線当接部37に、自身の復元力によって当接保持されているから、該結束部26aが容易に配線収容部36から抜けることはない。また、組付け中において前記配線26における第1フック28で保持されている側を引っ張ったとしても、前記配線収容部36における第1フック28側には下方に張出す第2配線当接部38が形成されているから、該当接部38に結束部26aが当接して該結束部26aが配線収容部36から抜けるのを抑制し得る。
(変更例)
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限られるものではなく、以下の如く種々の変更が可能である。
(1)実施例では、配線収容部に収容した結束部を開口窓側に臨む第1配線当接部または第2配線当接部で当接保持するよう構成したが、配線収容部の裏面部を利用することができる。すなわち、配線収容部36の裏面部を第3配線当接部(配線当接部)とし、前記結束部26aの長さを遊技盤裏面から第3配線当接部までの離間長さより長く設定する。これにより、結束部26aを押圧変形して配線収容部36の収容空間36aに収容した後、その力を解除することで、元の姿勢に復元しようとする結束部26aの折返し端部が第3配線当接部に当接し、空間外に抜け出るのは防止される。
(2)実施例では、遊技装置としてセンター役物を挙げて説明したが、遊技装置としては、始動入賞装置、入賞装置、サイドランプ、普通図柄始動装置、ランプ装置等、装置本体に配設した電気部品から配線が裏側に導出している構成のものであれば、その他各種の装置であってもよい。また、この場合における取付部材に設けられる配線収容部は、遊技盤に組付けた遊技装置から導出する配線が引き回される経路上にあればよい。
(3)実施例では、表示装置が取付けられる取付部材として、表示装置を取付けるための専用の部材を利用した場合で説明したが、樋部材を一体に成形した、所謂裏樋を利用することも可能である。なお、裏樋を利用する場合は、各種入賞装置に入ったセーフ球を集合するように球案内路が形成されたものに限らず、排出の経路が確保されていれば、セーフ球を集合することなく各入賞装置に対応して形成した球案内路を介して個々に排出するものであってもよい。
(4)実施例では、液晶表示部と表示制御基板とをケース体に収容して構成した図柄表示装置を挙げたが、表示装置としては、液晶表示部のみを取付部材に直に配設する構成であってもよい。または、液晶表示部がケース体に収容されたものであってもよい。
(5)装飾部材に設けられる配線用の保持手段は、実施例の構成に限定されるものでなく、配線を保持し得るものであればよい。
(6)実施例では、配線における結束部を挟む前後両側を保持手段で係合保持するよう構成したが、保持手段の何れか一方あるいは両方が無いものであってもよい。この場合においても、配線は結束部によって纏まっているから取り扱いが容易で、かつ結束部を配線収容部に収容することで配線は拘束されるから、取付部材や図柄表示装置(表示装置)の組付けに際してフリー状態の配線を気にして作業に時間が掛かるのを抑制し得る。
(7)取付部材に対する表示装置の取付け構造について、保持部の構成や固定具の構成は、実施例の構成に限定されるものでなく、公知の各種手段を用いることができる。
(8)遊技機としては、パチンコ機に限らずアレンジボール機やパチンコ式スロットマシン等であってもよく、遊技盤前面に遊技装置が配設されると共に遊技盤裏面に表示装置を取付けるための取付部材が配設されるものであればよい。
実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を、センター役物、取付部材、樋部材および図柄表示装置を組付けた状態で示す背面斜視図である。 実施例に係る遊技盤を、センター役物、取付部材および樋部材を組付けた状態で示す背面斜視図である。 実施例に係るセンター役物における装飾部材の背面斜視図である。 実施例に係る取付部材および樋部材の背面斜視図である。 実施例に係る図柄表示装置の背面図である。 実施例に係る取付部材の配線収容部に配線の結束部を収容した状態を示す要部背面斜視図である。 実施例に係る取付部材の配線収容部に配線の結束部を収容した状態を示す説明断面図である。
符号の説明
10 遊技盤
10a 開口部
13 図柄表示装置(表示装置)
14 装飾部材(遊技装置)
14a 窓口
26 配線
26a 結束部
28 第1フック(保持手段)
29 第2フック(保持手段)
31 取付部材
36 配線収容部
37 第1配線当接部(配線当接部)
40 第2保持部(保持部)
41 ケース体
44 固定具(固定手段)

Claims (4)

  1. 配線を有する遊技装置が遊技盤に設けた開口部に取付けられると共に、遊技演出を表示するための表示装置が取付けられる取付部材が遊技盤の裏面に配設された遊技機において、
    前記配線の一部を折曲げて結束した結束部と、
    前記遊技装置に設けられ、前記配線における結束部を挟む前後の部位を保持する保持手段と、
    前記取付部材に設けられ、前記結束部が挿脱可能で、該結束部を当接状態で収容保持する配線収容部とを備える
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技装置は、所要部位に開設した窓口を介して前記表示装置を遊技盤前側に臨ませる装飾部材である請求項1記載の遊技機。
  3. 前記配線収容部には、前記結束部を配線収容部に収容する際に押圧変形させた力を解除することで復元する側に、該結束部に当接する配線当接部が設けられている請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記表示装置はケース体に収容され、該ケース体を前記取付部材に着脱自在に固定する固定手段が係合する保持部が、前記配線収容部に形成されている請求項1〜3の何れか一項記載の遊技機。
JP2006215012A 2006-08-07 2006-08-07 遊技機 Active JP4874028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215012A JP4874028B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006215012A JP4874028B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008036171A JP2008036171A (ja) 2008-02-21
JP4874028B2 true JP4874028B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=39171880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006215012A Active JP4874028B2 (ja) 2006-08-07 2006-08-07 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4874028B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5166105B2 (ja) * 2008-04-30 2013-03-21 株式会社ニューギン 遊技機
JP5166107B2 (ja) * 2008-04-30 2013-03-21 株式会社ニューギン 遊技機
JP5166106B2 (ja) * 2008-04-30 2013-03-21 株式会社ニューギン 遊技機
JP5222078B2 (ja) * 2008-09-19 2013-06-26 株式会社ニューギン 遊技機
JP5258656B2 (ja) * 2009-03-27 2013-08-07 株式会社ニューギン 遊技機
JP5258657B2 (ja) * 2009-03-27 2013-08-07 株式会社ニューギン 遊技機
JP2010234019A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010234020A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP5427065B2 (ja) * 2010-02-25 2014-02-26 株式会社ニューギン 遊技機
JP5450552B2 (ja) * 2011-10-06 2014-03-26 京楽産業.株式会社 遊技機
JP5427910B2 (ja) * 2012-04-10 2014-02-26 京楽産業.株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008036171A (ja) 2008-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4874028B2 (ja) 遊技機
JP5085413B2 (ja) 遊技機
JP4329062B2 (ja) 遊技機
JP2013017567A (ja) 遊技機
JP4728853B2 (ja) 遊技機
JP5906156B2 (ja) 遊技機
JP5473368B2 (ja) 遊技機
JP2015029736A (ja) 遊技機
JP4849530B2 (ja) 遊技機
JP2010227419A (ja) 遊技機
JP4782482B2 (ja) 遊技機
JP6113107B2 (ja) 遊技機
JP5357715B2 (ja) 遊技機
JP6433399B2 (ja) 遊技機
JP5357595B2 (ja) 遊技機
JP6257556B2 (ja) 遊技機
JP2010124912A (ja) 遊技機
JP4026717B2 (ja) 遊技機
JP5688386B2 (ja) 遊技機
JPH11319267A (ja) 遊技機の球皿装置
JP2796065B2 (ja) 弾球遊技機の電気系接続装置
JP5166107B2 (ja) 遊技機
JP6262698B2 (ja) 遊技機
JP5222016B2 (ja) 遊技機
JP2001310044A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4874028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250