JP2010124912A - 遊技機 - Google Patents

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JP2010124912A JP2008300317A JP2008300317A JP2010124912A JP 2010124912 A JP2010124912 A JP 2010124912A JP 2008300317 A JP2008300317 A JP 2008300317A JP 2008300317 A JP2008300317 A JP 2008300317A JP 2010124912 A JP2010124912 A JP 2010124912A
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Abstract

【課題】遊技盤の組立作業中に装飾部材の電気配線を損傷し難い遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤本体2の表面に表示ケース21を装着して遊技盤1を構成し、表示ケース21には電気部品を実装したパチンコ遊技機において、表示ケース21には、電気部品に通電するための電気配線40を接続し、遊技盤本体2には、電気配線40を挿通する挿通口20を当該遊技盤本体2の表裏方向に貫通する状態で開設し、電気配線40を複数回折り返して束ねて自重による撓みを抑制可能な剛性状態とし、この剛性状態で電気配線40の部品側折り返し部40bを挿通口20へ収容した。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技盤本体の表面に装飾部材を装着して遊技盤を構成し、装飾部材には電気部品を実装したパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、ベニヤ板等で形成された遊技盤本体の表面に、遊技領域区画部材や演出ユニット等の装飾部材を装着して遊技盤を構成し、装飾部材には発光源や駆動モータ等の電気部品を実装している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−028273号公報
ところで、遊技盤を組み立てる際には、装飾部材に電気部品と、該電気部品に通電するための電気配線とを予め取り付けておき、この装飾部材を遊技盤本体に装着し、電気配線を遊技盤本体の裏側へ露出させる。また、この状態で遊技盤本体の姿勢を変えて、遊技盤本体に他の遊技盤構成部品を装着する。ここで、電気配線に対して何も処置を施さないと、電気配線が自重で撓んでしまい、電気配線の先端部が遊技盤本体の縁部に位置することがある。そして、組立作業中に遊技盤本体と他の部品(例えば組立作業用治具)との間に電気配線を挟んで損傷させてしまう虞があり、改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技盤の組立作業中に装飾部材の電気配線を損傷し難い遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技盤本体の表面に装飾部材を装着して遊技盤を構成し、装飾部材には電気部品を実装した遊技機において、
前記装飾部材には、電気部品に通電するための電気配線を接続し、
前記遊技盤本体には、電気配線を挿通する挿通口を当該遊技盤本体の表裏方向に貫通する状態で開設し、
前記電気配線を複数回折り返して束ねて自重による撓みを抑制可能な剛性状態とし、この剛性状態で電気配線の折り返し部を挿通口へ収容したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記電気配線の折り返し部のうち電気部品側に位置する部品側折り返し部の幅を挿通口よりも大きく設定し、部品側折り返し部により挿通口の内周壁を押圧可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記装飾部材には、挿通口へ挿通可能な配線ブラケットを遊技盤本体の表裏方向に沿って延設し、該配線ブラケットに電気配線を係合し、この状態で配線ブラケットと挿通口の内周壁との間に部品側折り返し部を挟持可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記配線ブラケットには係合開口を開設し、電気配線のうち部品側折り返し部と電気部品との間に位置する部分を係合開口へ挿通して、電気配線と配線ブラケットとを係合可能としたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、遊技盤本体の表面に装飾部材を装着して遊技盤を構成し、装飾部材には電気部品を実装した遊技機において、装飾部材には、電気部品に通電するための電気配線を接続し、遊技盤本体には、電気配線を挿通する挿通口を当該遊技盤本体の表裏方向に貫通する状態で開設し、電気配線を複数回折り返して束ねて自重による撓みを抑制可能な剛性状態とし、この剛性状態で電気配線の折り返し部を挿通口へ収容したので、束ねた状態の電気配線を遊技盤の表裏方向に沿って延在する姿勢(表裏方向延在姿勢)に維持することができ、遊技盤の組立作業時に電気配線が遊技盤本体の裏面側に沿う姿勢となることを避けることができる。さらに、電気配線の先端部が遊技盤本体の縁部に位置すること、ひいては遊技盤本体の縁部と治具などの他部品との間に挟まれる不都合を阻止することができ、組立作業時における電気配線の損傷を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、電気配線の折り返し部のうち電気部品側に位置する部品側折り返し部の幅を挿通口よりも大きく設定し、部品側折り返し部により挿通口の内周壁を押圧可能としたので、部品側折り返し部が挿通口から外れ難くなり、束ねた状態の電気配線の表裏方向延在姿勢を一層確実に維持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、装飾部材には、挿通口へ挿通可能な配線ブラケットを遊技盤本体の表裏方向に沿って延設し、該配線ブラケットに電気配線を係合し、この状態で配線ブラケットと挿通口の内周壁との間に部品側折り返し部を挟持可能としたので、配線ブラケットにより電気配線を支持することができ、電気配線が外力を受けたとしても表裏方向延在姿勢を維持し易い。また、電気配線の束ねた状態を解いて電気配線を挿通口から引き出す際に、電気配線と電気部品との接続部に負荷が集中することを避けることができ、電気配線の電気部品側の端部で断線する不都合を阻止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、配線ブラケットには係合開口を開設し、電気配線のうち部品側折り返し部と電気部品との間に位置する部分を係合開口へ挿通して、電気配線と配線ブラケットとを係合可能としたので、配線ブラケットと電気配線とを確実に係合することができる。また、配線ブラケットおよび電気配線とは別個の部品を用いずに配線ブラケットと電気配線とを係合することができ、電気配線が断線し難い遊技盤の部品点数の減少を図ることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、矩形状の遊技盤本体2の表面にガイドレール3や複数のサイドケース4等の区画部材を装着して遊技領域5を区画形成し、該遊技領域5内の略中央に包囲枠体(センターケース)7を配設し、該包囲枠体7の後方には、遊技の進行に伴って演出表示を行う演出表示装置8を備えている。また、遊技領域5のうち包囲枠体7の下方には普図始動ゲート9を配置し、包囲枠体7の側方(図1中、左側方)には、羽根状の開閉部材10aが備えられた始動入賞口10を配置し、包囲枠体7の左下方および右下方には、発光により各種の装飾表示を行うサイドランプ11を配置し、該サイドランプ11に一般入賞口12を備えている。さらに、普図始動ゲート9の下方には大入賞口13を配置し、遊技領域5の下端には、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口14を設けている。そして、遊技盤1の裏側には、パチンコ遊技機における遊技制御を行う遊技制御装置15や遊技球を排出する球排出機構(図示せず)等で構成される裏側構成部16を備えている。そして、図2に示すように、遊技盤本体2の右下隅部には挿通口20を当該遊技盤本体2の表裏方向に貫通する状態で開設し、遊技盤本体2の右下隅部の表面側には、サイドケース4の一種である表示ケース21(本発明における装飾部材に相当)を装着して挿通口20を遊技盤本体2の表面側から閉成している。
表示ケース21は、遊技の進行に伴って変化する情報を表示して遊技盤1の前面を装飾するものであり、図3〜5に示すように、当該表示ケース21の基部となるケースベース24と、情報を表示可能な表示ユニット25と、該表示ユニット25をケースベース24へ装着するユニットホルダ26とを備えて構成されている。ケースベース24は、図3に示すように、正面から見て略直角三角形状を呈する部材であり、遊技領域5側の縁部(上縁部)をアウト口14側(図3中、左側)へ向けて下り傾斜した円弧状に形成して、遊技領域5の右側縁のうち上下方向の中央部分からアウト口14に亘って円弧状に区画している。また、ケースベース24の表面側の下部には平板状の証紙貼着部27を配置し、該証紙貼着部27の表面側には、パチンコ遊技機の機種情報(例えば、機械番号等を記号で表示した製造情報や、製造業者名)を表示した証紙28を貼着している。さらに、図3および図5に示すように、ケースベース24の表面側の上部には、ユニットホルダ26および表示ユニット25を収容するためのユニット収容部29をケースベース24の裏面側へ向けて凹ませた状態で形成している。そして、図4および図5に示すように、ユニット収容部29の後部にはケース開放口30を遊技盤1の表裏方向(前後方向)に沿って貫通し、ケース開放口30と遊技盤本体2の挿通口20とを連通可能としている。
表示ユニット25は、図3に示すように、ユニット基板32の表面に複数の電気部品33を実装して構成されている。具体的には、普通図柄表示器34および特別図柄表示器35として機能する2つの7セグメントLEDと、普図始動記憶表示器36、特図始動記憶表示器37、ステータス表示器38として機能する複数のLED(点状発光体)と、配線コネクタ39とを実装している。また、普通図柄表示器34、特別図柄表示器35、普図始動記憶表示器36、特図始動記憶表示器37をケースベース24の上縁部に沿って円弧状に配置し、配線コネクタ39をユニット基板32の表面の下部へ配置している。さらに、配線コネクタ39には、電気部品33(普通図柄表示器34、特別図柄表示器35、普図始動記憶表示器36、特図始動記憶表示器37、ステータス表示器38)に通電するための電気配線40を接続して表示ユニット25の裏側へ引き出し、引き出された電気配線40の先端には、遊技制御装置15に接続可能な制御装置側コネクタ41を備えている。
そして、電気配線40を配線コネクタ39と制御装置側コネクタ41との間で複数回折り返し、輪ゴム等の結束部材43で束ねて自重による撓みを抑制可能な剛性状態とし、制御装置側コネクタ41寄りに位置する裏側折り返し部40a、および電気部品33寄り(言い換えるとユニット基板32寄り)に位置する部品側折り返し部40bの幅(具体的には上下幅)を挿通口20、詳しくは挿通口20のうち電気配線40が挿通される遊技領域5寄り(図2中、右寄り)の箇所の上下幅よりも大きく設定している。また、裏側折り返し部40aと部品側折り返し部40bとを表示ケース21の裏側で遊技盤本体2の表裏方向(表示ケース21の表裏方向)に沿って並べて、電気配線40のうち結束部材43で束ねられた部分を遊技盤本体2の表裏方向に沿って延在する姿勢(表裏方向延在姿勢)に設定可能としている。
なお、普通図柄表示器34は、普図始動ゲート9への入賞(通過)を契機として普図変動表示ゲーム(補助遊技)を行い、数字、記号等の普通図柄(普図)を変動表示する。このとき、遊技球が普図始動ゲート9を通過したが未処理となっている普図変動表示ゲームがある場合には、この未処理回数を普図始動記憶表示器36の点灯数により表示する。そして、普図変動表示ゲームの表示態様が予め定めた特別の結果態様(当たり)になったときには、始動入賞口10の開閉部材10aが開いて、遊技球が始動入賞口10へ入賞し易い状態に変換する。
また、特別図柄表示器35は、始動入賞口10への入賞を始動条件として特図変動表示ゲーム(特別遊技)を行い、数字、記号等の特別図柄(特図)を変動表示する。このとき、遊技球が始動入賞口10に入賞したが未処理となっている特図変動表示ゲームがある場合には、この未処理回数を特図始動記憶表示器37の点灯数により表示する。そして、特図変動表示ゲームの表示態様が予め定めた特別の結果態様(大当たり)になったときには、大入賞口13を所定時間および所定回数だけ開放して、遊技球が大入賞口13に入賞し易い状態に変換する。さらに、遊技進行中に確率変動期間や時間短縮期間等になった場合には、ステータス表示器38を点灯して遊技状態を報知する。
ユニットホルダ26は、ユニット基板32よりもひと回り大きく形成された板状部材であり、当該ユニットホルダ26の前面側に表示ユニット25を止着して、電気部品33(普通図柄表示器34、特別図柄表示器35、普図始動記憶表示器36、特図始動記憶表示器37、ステータス表示器38)の前端部が表示ユニット25の表面寄りに位置する状態で保持している。また、ユニットホルダ26の表面側のうち電気部品33の後方に位置する箇所には、複数のホルダ開口部45を開設し、ユニット基板32の裏面から突出した電気部品33のリード端子33aをホルダ開口部45内へ収容してユニットホルダ26とリード端子33aとが干渉する不都合、ひいてはユニットホルダ26上の表示ユニット25が不安定になる不都合を避けている。
さらに、ユニットホルダ26の裏面側には、ケース開放口30および挿通口20へ挿通可能な配線ブラケット46を遊技盤本体2の表裏方向に沿って延設している。そして、図2および図5に示すように、配線ブラケット46の上下方向の中央部分を、ケース開放口30(または挿通口20)を挟んで遊技盤本体2の左右方向の中央部とは反対側(図2中、左側)へ向けて凹ませて、表示ケース21の裏側から見て断面略「く」字状となる屈曲状態に設定している。また、配線ブラケット46を挿通して挿通口20を横方向(左右方向)に並んだ2つの空間に区画し、挿通口20の内周壁20aのうち遊技領域5側(図2中、左側)に位置する領域側内周壁20bと配線ブラケット46との間の空間が、挿通口20の内周壁20aのうち配線ブラケット46を挟んで領域側内周壁20bとは反対側に位置する側縁側内周壁20cと配線ブラケット46との間の空間よりも広くなるように構成されている。さらに、図4に示すように、配線ブラケット46の基部(ユニットホルダ26の裏面寄りの位置)には係合開口47を開設し、該係合開口47に通した紐等の係合部材48により、電気配線40のうち部品側折り返し部40bと配線コネクタ39との間に位置する部分を配線ブラケット46へ係合している。
次に、遊技盤1の組立作業、特に表示ケース21の遊技盤本体2への装着について説明する。なお、図6に示すように、組立作業においては、遊技盤本体2を載置可能な組立作業用治具51を使用する。組立作業用治具51は、上面開放の有底箱状体であり、当該組立作業用治具51の内側空間部51aを、遊技盤本体2の裏側に装着される裏側構成部16が収容可能な広さに設定している。さらに、組立作業用治具51の上側開口縁部には位置決め段差部51bを形成し、該位置決め段差部51bに遊技盤本体2の縁部を嵌合して、組立作業用治具51と遊技盤本体2との位置決めを行い、且つ遊技盤本体2が内側空間部51aへ落下することを阻止している。なお、位置決め段差部51bには、サイドケース4との干渉を避けるための切欠部(図示せず)を形成してある。また、表示ケース21は、図3および図4に示すように、予め電気配線40を結束部材43で束ねるとともに配線ブラケット46へ係合して、表示ケース21の裏面側に立設した状態にしておく。
遊技盤1の組立作業においては、図6(a)に示すように、まず、組立作業用治具51上に遊技盤本体2を表面が上方へ向いた姿勢で載置し、遊技盤本体2の縁部を位置決め段差部51bへ嵌合して遊技盤本体2を位置決めする。遊技盤本体2を位置決めしたならば、表示ケース21を含むサイドケース4、およびガイドレール3を遊技盤本体2に装着する。ここで、表示ケース21の装着について詳しく説明すると、表示ケース21を遊技盤本体2の右下隅部の直上に位置させ、表示ケース21の裏面側が遊技盤本体2の表面に対向する姿勢に設定する。そして、表示ケース21を下ろして遊技盤本体2へ近づけ、挿通口20に電気配線40および配線ブラケット46を挿通し、この状態で引き続き表示ケース21を移動して遊技盤本体2の表面へ重合する。表示ケース21を遊技盤本体2へ重合したならば、ビス等の止着部材(図示せず)で表示ケース21を遊技盤本体2へ止着する。すると、遊技盤本体2は、図2に示すように、電気配線40の折り返し部、詳しくは部品側折り返し部40bを挿通口20のうち遊技領域5寄り(図2中、右寄り)の箇所へ収容し、この部品側折り返し部40bを挿通口20の内周壁20a、詳しくは領域側内周壁20bで支持し、さらには領域側内周壁20bと配線ブラケット46との間で挟持する。したがって、束ねた状態の電気配線40を遊技盤1の表裏方向に沿って延在する姿勢(表裏方向延在姿勢)に維持することができ、遊技盤1の組立作業時に電気配線40が自重で曲がって遊技盤本体2の裏面側に沿う姿勢となることを避けることができる。
また、部品側折り返し部40bの上下幅を、挿通口20のうち遊技領域5寄りの箇所の上下幅よりも大きく設定しているため、部品側折り返し部40bが挿通口20の領域側内周壁20bを押圧する。したがって、部品側折り返し部40bが挿通口20から外れ難くなり、束ねた状態の電気配線40の表裏方向延在姿勢を一層確実に維持することができる。さらに、配線ブラケット46に電気配線40を係合し、この状態で配線ブラケット46と領域側内周壁20bとの間に部品側折り返し部40bを挟持するので、配線ブラケット46により電気配線40を支持することができ、電気配線40が外力を受けたとしても表裏方向延在姿勢を維持し易い。
遊技盤本体2にガイドレール3およびサイドケース4を止着したならば、この状態で遊技盤本体2を組立作業用治具51から上昇させて一旦取り外し、裏返した後に組立作業用治具51上へ裏面が上方へ向いた姿勢で載置し、遊技盤本体2の縁部を位置決め段差部51bへ嵌合して遊技盤本体2を位置決めする。そして、遊技盤本体2の裏面側に裏側構成部16を止着する(図6(b)参照)。裏側構成部16を止着したならば、再び遊技盤本体2を組立作業用治具51から取り外し、裏返した後に組立作業用治具51上へ表面が上方へ向いた姿勢で載置し、遊技盤本体2の縁部を位置決め段差部51bへ嵌合して遊技盤本体2を位置決めするとともに、裏側構成部16を組立作業用治具51の内側空間部51a内に収容する(図6(c)参照)。このとき、図6(d)に示すように、遊技盤本体2の裏面側から電気配線40が突出していたとしても、この電気配線40を表示方向延在姿勢に維持しているので、電気配線40の先端部が遊技盤本体2を裏返している最中に遊技盤本体2の縁部に位置すること、ひいては遊技盤本体2の縁部と組立作業用治具51の位置決め段差部51bとの間、または遊技盤本体2の縁部と他部品との間に挟まれる不都合を阻止することができ、組立作業時における電気配線40の損傷を抑制することができる。
組立作業用治具51上に遊技盤本体2を表面が上方に露出した状態で位置決めしたならば、遊技領域5内に配置される構成部材(包囲枠体7や始動入賞口10等)を遊技盤本体2へ止着する。そして、遊技盤本体2を起こしたり、あるいは遊技盤本体2を裏返したりして遊技盤本体2の裏面側を露出させ、遊技領域5内の構成部材や表示ケース21等を裏側構成部16(具体的には遊技制御装置15)へ電気的に接続する。ここで、表示ケース21においては、結束部材43を外す等して電気配線40の束ねた状態を解き、制御装置側コネクタ41を引いて電気配線40を挿通口20から引き出す。このとき、配線ブラケット46に電気配線40を係合しているので、電気配線40と電気部品33との接続部、具体的には配線コネクタ39に負荷が集中することを避けることができ、電気配線40の電気部品33側(ユニット基板32側)の端部で断線する不都合を阻止することができる。
なお、上記実施形態では、係合部材48を用いて電気配線40と配線ブラケット46とを係合したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、電気配線40のうち部品側折り返し部40bと電気部品33(ユニット基板32)との間に位置する部分を係合開口47へ挿通して、電気配線40と配線ブラケット46とを係合してもよい。このようにすれば、配線ブラケット46と電気配線40とを確実に係合することができる。また、配線ブラケット46および電気配線40とは別個の部品を用いずに配線ブラケット46と電気配線40とを係合することができ、電気配線40が断線し難い遊技盤1の部品点数の減少を図ることができる。
ところで、上記実施形態では、配線ブラケット46を常時表示ケース21の表裏方向に沿って延在する姿勢に維持したが、本発明はこれに限定されない。例えば、配線ブラケット46をユニットホルダ26またはケースベース24に回動可能な状態で軸着し、表示ケース21の表裏方向に沿って延在する延在姿勢と、表示ケース21の裏面に沿って寝かせた折りたたみ姿勢とに回動して変換できるように構成してもよい。そして、折りたたみ姿勢の配線ブラケット46と表示ケース21の裏面との間に、束ねた状態の電気配線40を挟持すれば、遊技盤本体2に装着する前の表示ケース21を小型化することができ、表示ケース21の梱包や運搬を効率よく行うことができる。また、配線ブラケット46を折りたたみ姿勢となる方向へ付勢する付勢部材を備えれば、電気配線40を配線ブラケット46と表示ケース21の裏面との間に挟持した状態を維持することができる。さらに、遊技盤本体2に表示ケース21を装着した状態では、付勢部材の付勢力により電気配線40を配線ブラケット46と挿通口20の領域側内周壁20bとの間で挟持することができ、電気配線40を一層確実に挿通口20から外れ難くすることができる。
また、上記実施形態では、発光体を備えた表示ケース21を本発明における装飾部材の一例として挙げたが、本発明はこれに限定されない。要は、遊技盤本体の表面に装着され、通電が必要な電気部品を実装し、該電気部品に電気配線を接続した装飾部材であれば、どのようなものであってもよい。例えば、遊技領域内に配置される装飾部材であってもよい。また、電気部品がモータ等の電気的駆動源であってもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技盤本体の表面に装飾部材を装着して遊技盤を構成し、装飾部材には電気部品を実装した遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の斜視図である。 遊技盤のうち表示ケースの周辺を後方から見た斜視図である。 表示ケースの前方から見た斜視図である。 表示ケースの後方から見た斜視図である。 表示ケースの分解斜視図である。 遊技盤の組立作業の説明図であり、(a)は遊技盤本体にサイドケース等を装着した状態の説明図、(b)は遊技盤本体に裏側構成部を装着した状態の説明図、(c)は遊技盤本体の裏側構成部を組立作業用治具の内側空間部内に収容した状態の説明図である。 配線ブラケットの係合開口に電気配線を挿通した状態の説明図である。
符号の説明
1 遊技盤
2 遊技盤本体
3 ガイドレール
4 サイドケース
5 遊技領域
7 包囲枠体
20 挿通口
20a 内周壁
20b 領域側内周壁
20c 側縁側内周壁
21 表示ケース
24 ケースベース
25 表示ユニット
26 ユニットホルダ
29 ユニット収容部
30 ケース開放口
32 ユニット基板
33 電気部品
39 配線コネクタ
40 電気配線
40a 裏側折り返し部
40b 部品側折り返し部
41 制御装置側コネクタ
43 結束部材
46 配線ブラケット
47 係合開口
48 係合部材
51 組立作業用治具

Claims (4)

  1. 遊技盤本体の表面に装飾部材を装着して遊技盤を構成し、装飾部材には電気部品を実装した遊技機において、
    前記装飾部材には、電気部品に通電するための電気配線を接続し、
    前記遊技盤本体には、電気配線を挿通する挿通口を当該遊技盤本体の表裏方向に貫通する状態で開設し、
    前記電気配線を複数回折り返して束ねて自重による撓みを抑制可能な剛性状態とし、この剛性状態で電気配線の折り返し部を挿通口へ収容したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記電気配線の折り返し部のうち電気部品側に位置する部品側折り返し部の幅を挿通口よりも大きく設定し、部品側折り返し部により挿通口の内周壁を押圧可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記装飾部材には、挿通口へ挿通可能な配線ブラケットを遊技盤本体の表裏方向に沿って延設し、該配線ブラケットに電気配線を係合し、この状態で配線ブラケットと挿通口の内周壁との間に部品側折り返し部を挟持可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記配線ブラケットには係合開口を開設し、電気配線のうち部品側折り返し部と電気部品との間に位置する部分を係合開口へ挿通して、電気配線と配線ブラケットとを係合可能としたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012110380A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013169403A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Heiwa Corp 遊技機

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