JPH08318027A - 遊戯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、配線作業を不要にして組立てコス
トの低減を図った遊戯機を提供しようとするものであ
る。 【構成】 遊戯機の盤板１の裏面およびこれに穿設され
た貫通穴１ａに電子部品駆動基板７を取付けるととも
に、これら電子部品駆動基板７に盤板１の裏面側に突出
してコネクタプラグ８とコネクタレセプタクル９とから
なるコネクタの一方の部品を取付ける一方、各電子部品
駆動基板７の上方に位置して遊戯機の動作を制御する主
制御基板に接続される結線用基板１０を配置し、この結
線用基板１０に各電子部品駆動基板７に接続されたコネ
クタの一方の部品に対応して、コネクタの他方の部品を
取付けるように構成している。 【効果】 そのため、各電子部品駆動基板７と主制御基
板とはリード線、フラットケーブル等の膨大な結線、結
束作業なく接続できるばかりか、盤板１の裏面側にリー
ド線、フラットケーブルが不要となる分のスペースが確
保でき、遊戯機の自動組立てが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、飾りランプが多数前面
に取付けられた盤板の裏面の多数の配線作業を省略する
ように構成した遊戯機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、遊戯機にはその電子化にともない
前面を色あざやかに飾るランプを含め電子部品が数多く
使用されている。これら電子部品は、図３に示すように
盤板１の所定位置に取付けられた電子部品駆動基板７あ
るいは盤板１の所定位置に裏面から前面に貫通して穿設
された複数の貫通穴１ａ内に収納された電子部品駆動基
板７に取付けられている。これら電子部品駆動基板７
は、鋼球案内ガイド３に当接しないように取付けられて
遊戯機の全体の動作を制御する主制御基板２に多数のリ
ード線１１およびフラットケーブル（図示せず）等によ
り接続され、主制御基板２からの駆動指令信号が各電子
部品駆動基板７に送られるように構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この遊戯機では、各電
子部品駆動基板７に接続される電子部品の個数が多いた
め、各電子部品駆動基板７と主制御基板２とを接続する
リード線１１およびフラットケーブルが膨大となり、こ
れらを結線、結束する作業に長時間を要し、遊戯機の自
動組立ての障害となる等の欠点が生じている。

【０００４】本発明は、上記欠点の除去を目的として発
明されたもので、配線作業を不要にして組立てコストの
低減を図った遊戯機を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】盤板の所定位置に所定部
品を駆動する駆動回路を備えた電子部品駆動基板を取付
けるとともに、盤板の所定位置に裏面から前面に貫通す
る複数の貫通穴を穿設し、これら貫通穴に所定電子部品
の駆動回路を備えた電子部品駆動基板を配置し、これら
電子部品駆動基板に盤板の裏面側に突出してコネクタプ
ラグを固定し、各コネクタプラグの高さを同一面上に位
置させる一方、各コネクタプラグに対応した位置にコネ
クタレセプタクルを持つ結線用基板を配置してコネクタ
プラグにコネクタレセプタクルを差し込むことにより電
子部品駆動基板と結線用基板とを接続するように構成し
ている。

【０００６】

【作 用】上記遊戯機を組立てる場合、盤板の裏面側か
ら電子部品駆動基板を盤板の裏面側に取付けるとともに
これらを貫通穴に収納しておくと、各電子部品駆動基板
に取付けられたコネクタプラグの高さ位置が同一面上に
位置するので、これらコネクタプラグに対応する位置に
コネクタレセプタクルが取付けられた結線用基板を位置
決めして押圧するだけで、電子部品駆動基板と結線用基
板とが接続できる。そのため、結線用基板と遊戯機の動
作を制御する主制御基板とを接続するだけで、各電子部
品駆動基板と主制御基板とをリード線、フラットケーブ
ル等の膨大な結線、結束作業を行うことなく接続でき
る。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図１および図２において、１は遊戯機（図示せず）
の盤板であり、その裏面側には遊戯機の全体の動作を制
御する制御回路（図示せず）を備えた主制御基板２が鋼
球案内ガイド３に当接しないように取付けられている。
また、前記盤板１の所定の位置にはその前面から裏面を
貫通する複数個の貫通穴１ａが穿設されており、盤板１
の前面側には前記貫通穴１ａを塞ぐように飾りランプカ
バー４がねじ５により固定されている。この飾りランプ
カバー４には、複数個のランプ６およびこれを駆動する
電子部品（図示せず）でなる駆動回路を備えた電子部品
駆動基板７がスペーサ４ａを介して取付けられている。

【０００８】前記盤板１の裏面側には前記飾りランプカ
バー４内に位置する複数個のランプ６およびこれを駆動
する電子部品（図示せず）が接続された電子部品駆動基
板７がねじ５により直接取付けられている。しかも、こ
れら電子部品駆動基板７および主制御基板２の裏面に
は、それぞれのプリント配線にはんだ付けされた嵌合ピ
ン８ａを持つコネクタプラグ（以下、プラグという）８
が盤板１の裏面側に突出して取付けられており、これら
プラグ８それぞれの高さはほぼ同一面上に位置するよう
に設定されている。前記プラグ８には、嵌合ピン８ａを
挟む両端位置にガイドピン８ｂが植設されており、後記
するガイド穴１０ａに案内されるように構成されてい
る。

【０００９】前記盤板１の裏面には電子部品駆動基板７
の上方に位置して結線用基板１０が配置されており、こ
の結線用基板１０には前記主制御基板２に接続されたプ
ラグ８に対応してコネクタレセプタクル（以下、レセプ
タクルという）９がはんだ付けされて取付けられてい
る。また、この結線用基板１０には前記電子部品駆動基
板７に接続されたプラグ８に対応して別のレセプタクル
９がはんだ付けされて取付けられている。これらレセプ
タクル９は結線用基板１０のプリント配線に接続されて
おり、主制御基板と電子部品駆動基板とが電気的に接続
可能に構成されている。さらに、前記結線用基板１０に
はレセプタクル９を挟む位置に前記プラグ８に植設され
たガイドピン８ｂに嵌合するガイド穴１０ａが穿設され
ており、ガイド穴１０ａにガイドピン８ｂが案内される
と、結線用基板１０に取付けられたレセプタクル９が電
子部品駆動基板７に取付けられたプラグ８に嵌合する位
置に達し、結線用基板１０が盤板１側に押圧されること
によりプラグ８とレセプタクル９とが無理なく嵌合する
ように構成されている。

【００１０】上記遊戯機を組立てる場合、盤板１の裏面
側から電子部品駆動基板７を盤板１の裏面側に取付ける
とともにこれらを貫通穴１ａに収納する。この時、各電
子部品駆動基板７に取付けられたプラグ８の位置が同一
面上に位置する。そのため、これらプラグ８に対応する
位置にレセプタクル９が取付けられた結線用基板１０の
ガイド穴１０ａを各プラグ８のガイドピン８ｂに一致さ
せ、結線用基板１０を盤板１側に押圧するだけで、電子
部品駆動基板７と結線用基板１０とは接続される。ま
た、この時、主制御基板２に接続されたプラグ８にも結
線用基板１０のレセプタクル９が嵌合して、結線用基板
１０と遊戯機の動作を制御する主制御基板２とが接続さ
れる。そのため、各電子部品駆動基板７と結線用基板１
０、結線用基板１０と主制御基板２とはリード線、フラ
ットケーブル等の膨大な結線、結束作業を行うことなく
接続される。

【００１１】なお、実施例ではプラグ８、レセプタクル
９はそれぞれ電子部品駆動基板７、結線用基板１０に取
付けられているが、これらを逆にしてもよい。また、前
記レセプタクル９は結線用基板１０に直接取付けられて
いるが、補助結線用基板（図示せず）を介して結線用基
板１０に接続するように構成してもよい。さらに、前記
結線用基板１０に代え、薄膜フィルム基板（図示せず）
を使用してもよい。この時には、各電子部品駆動基板７
の取出しを簡単に行うことができる。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は遊戯機の
盤板の裏面およびこれに穿設された貫通穴に電子部品駆
動基板を取付けるとともに、これら電子部品駆動基板に
盤板の裏面側に突出してコネクタプラグとコネクタレセ
プタクルとからなるコネクタの一方の部品を取付ける一
方、各電子部品駆動基板の上方に位置して遊戯機の電子
部品を制御する主制御基板に接続される結線用基板を配
置し、この結線用基板に各電子部品駆動基板に接続され
たコネクタの部品に対応して、コネクタの他方の部品を
取付けるように構成しているため、各電子部品駆動基板
と主制御基板とはリード線、フラットケーブル等の膨大
な結線、結束作業を行うことなく接続できるばかりか、
盤板の裏面側にリード線、フラットケーブルが不要とな
る分のスペースが確保でき、遊戯機の自動組立てが可能
となる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】図２のＡ−Ａ線に沿った要部拡大断面図であ
る。

【図２】本発明に係る遊戯機の概略裏面図である。

【図３】従来の遊戯機を説明する要部拡大断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 盤板 １ａ 貫通穴 ２ 主制御基板 ３ 鋼球案内ガイド ４ 飾りランプカバー ４ａ スペーサ ５ ねじ ６ ランプ ７ 電子部品駆動基板 ８ コネクタプラグ ８ａ 嵌合ピン ８ｂ ガイドピン ９ コネクタレセプタクル １０ 結線用基板 １０ａ ガイド穴 １１ リード線

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【手続補正書】

【提出日】平成７年７月２７日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】図１

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】盤板１の所定位置に所定部品を駆動する駆
   動回路を備えた電子部品駆動基板７を取付けるととも
   に、盤板１の所定位置に裏面から前面に貫通する複数の
   貫通穴１ａを穿設し、これら貫通穴１ａに所定電子部品
   の駆動回路を備えた電子部品駆動基板７を配置し、これ
   ら電子部品駆動基板７に盤板１の裏面側に突出してコネ
   クタプラグ８を固定し、各コネクタプラグ８の高さを同
   一面上に位置させる一方、各コネクタプラグ８に対応し
   た位置にコネクタレセプタクル９を持つ結線用基板１０
   を配置してコネクタプラグ８にコネクタレセプタクル９
   を差し込むことにより電子部品駆動基板７と結線用基板
   １０とを接続したことを特徴とする遊戯機。
2. 【請求項２】コネクタプラグ８は結線用基板１０に、コ
   ネクタレセプタクル９は各電子部品駆動基板７に取付け
   られたことを特徴とする請求項１に記載の遊戯機。
3. 【請求項３】コネクタレセプタクル９は、補助結線用基
   板に固定され、この補助結線用基板を結線用基板１０に
   着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項１に記載の
   遊戯機。
4. 【請求項４】結線用基板は薄膜フィルム基板でなること
   を特徴とする請求項１または２に記載の遊戯機。