JP4341919B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、パチンコ機等の弾球遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
従来、この種の遊技機において、遊技機の所定位置にスピーカが装着されたものが知られている。
また、スピーカを備えた遊技機において、前方に開口する箱形状のスピーカボックスにスピーカを装着することで音質の向上を図ることが知られている。
例えば、遊技機の前枠(本体枠)の前側下部に装着された発射レール基盤の前側にスピーカユニット取付基盤(スピーカボックス)が装着され、そのスピーカユニット取付基盤の前側開口部にスピーカ(例えば、コーン型スピーカユニット)が装着された構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、外枠の前側にヒンジ機構に開閉可能に装着された合成樹脂製の前面枠に、スピーカボックスの前側を構成する前ケース体が一体成形され、前面枠にねじ止めされた合成樹脂製の機構盤に、スピーカボックスの後側を構成する後ケース体が形成され、前ケース体の前面にスピーカが固定された構造のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000ー308744号公報(第3−5頁、図5−7) 特開2000ー296211号公報(第3頁、図1−2)
ところで、スピーカボックスの開口部を塞ぐようにしてスピーカが装着され、そのスピーカの振動板の後側とスピーカボックスの後壁部との間に構成された空間部を密閉された音響室とすることで、音響効果を高めることができる。
しかしながら、特許文献1に開示されたものにおいては、スピーカボックスの奥行寸法が本体枠の前面によって制限されるため、スピーカボックスの奥行き寸法をスピーカに適応する大きさに設定することが困難となる場合がある。
また、特許文献1及び特許文献2に開示されたものにおいては、複数のボックス構成部材をビス等によって相互に組み付けることで、前方に開口する箱形状のスピーカボックスを構成する構造上、複数のボックス構成部材の結合部(接合部)において、ビビリ音等の異音が発生し易くなるとともに、各ボックス構成部材の間の隙間から音が漏れが発生し、音響効果が低下する、という問題点があった。特に、低音、あるいは重低音用のスピーカを用いた場合には、その音による振動が大きく、ビビリ音等の異音や音漏れの発生が顕著となる。
前記したビビリ音等の異音の発生を防止するために、前側に開口するスピーカボックスを一部品によって一体に形成し、そのスピーカボックスの前側開口部にスピーカすることが考えられる。
スピーカボックスを一部品によって一体に形成した場合、スピーカと、そのスピーカを作動制御する制御基板(遊技機の後側に配置される)とを接続するための接続線をスピーカボックスの前側開口部を通して遊技機の後側に配置される制御基板に接続すると、長い接続線が必要となるとともに、その長い接続線の配線する作業が厄介となる。
そこで、スピーカと、そのスピーカを作動制御する制御基板とを接続するための接続線を効率よく配線するために、スピーカボックスの壁に配線孔を貫設し、一端がスピーカに接続された接続線の他端を、前記した配線孔を挿通して制御基板に接続することが考えられる。
しかしながら、スピーカボックスの壁に配線孔を貫設すると、その配線孔から音漏れが発生し、音響効果が低下する。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、スピーカの作動時に発生するビビリ音や音漏れを抑制して音響効果を高めることができる遊技機を提供することである。
前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る遊技機は、
「外枠の前側に、本体枠がヒンジ機構によって開閉可能に装着され、前記本体枠に、遊技盤が着脱可能に嵌込まれる遊技盤装着枠が設けられ、前記本体枠の前側に、スピーカが装着された遊技機であって、
前記本体枠は、前記遊技盤装着枠と、後側に球払出装置が装着される機構装着体と、を備えるとともに、合成樹脂材によって一体成形され、
前記本体枠には、同本体枠の前面から後方に向かって延びかつ周壁部と後壁部とを有して前方に開口する箱形状のスピーカボックスが、前記本体枠の成形と同時に一体に形成され、
前記スピーカボックスの開口部には、同開口部を塞ぐようにしてスピーカが装着されるとともに、同スピーカの振動板の後側と前記後壁部との間に構成された空間部を音響室とし、
前記スピーカボックスの周壁部又は後壁部には、前記スピーカとそのスピーカを作動制御する制御基板とを電気的に接続するための接続線の配線孔が貫設され、
前記スピーカから延出されたスピーカ側接続線の端末コネクタが前記スピーカボックス内から前記配線孔に挿通されて係止される一方、
前記制御基板から延出された基板側接続線の端末コネクタが、前記スピーカ側接続線の端末コネクタに差し込まれることで、前記スピーカと前記制御基板とが電気的に接続されるとともに、前記配線孔が前記端末コネクタによって塞がれる構成にしてあることを特徴とする遊技機。」
を要旨とするものである。
前記構成において、遊技盤装着枠と、機構装着体と、を備えるとともに、合成樹脂材によって一体成形された本体枠は、大型で剛性が高くかつ前後方向の奥行き寸法も大きくなる。そして、本体枠の成形と同時に、前方に開口する箱形状のスピーカボックスを一体に形成することによって、奥行き寸法が大きいスピーカボックスを良好に得ることができるとともに、スピーカの振動板の後側とスピーカボックスの後壁部との間に密閉状の音響室を構成することが可能となる。
このようにして、大型で剛性が高くかつ前後方向の奥行き寸法が大きい本体枠と一体にスピーカボックスを形成することで、複数のボックス構成部材によってスピーカボックスを構成する特許文献1及び2のものと比べ、スピーカを安定よくかつ強固に装着することができるとともに、ビビリ音等の異音や音漏れの発生を防止することができ、音響効果を良好に高めることができる。
しかも、スピーカ側接続線の端末コネクタが、スピーカボックス内からスピーカボックスの壁(周壁部又は後壁部)に貫設された配線孔に挿通されて係止される。
そして、基板側接続線の端末コネクタが、スピーカ側接続線の端末コネクタに差し込まれることで、スピーカと制御基板とが電気的に接続されるとともに、配線孔が端末コネクタによって塞がれる。
また、この発明では、密閉型のスピーカボック、あるいはバスレフ型のスピーカボックいずれにおいても適応することができる。
また、バスレフ型のスピーカボックを構成する場合においては、スピーカの作動時に音響室内に発生する逆位相の音波を正位相に反転して前方に放出するバスレフ用の音響通路が設定される。
また、本発明に係る遊技機においては、次の構成とすることが好ましい。
「請求項1に記載の遊技機であって、
スピーカ側接続線の端末コネクタには、前記スピーカボックス内から前記配線孔に所定量だけ差し込まれることで、前記スピーカボックスの内壁面に当接して差し込み制限するストッパ部と、そのストッパ部が前記スピーカボックスの内壁面に当接する差し込み位置において配線孔に弾性的に係止する弾性係止体とが一体に形成され、
前記配線孔は、前記スピーカ側接続線の端末コネクタの横断面の外郭形状に対応する形状に形成され、
前記配線孔に前記スピーカ側接続線の端末コネクタが差し込まれて係止されることで、前記スピーカ側接続線の端末コネクタによって前記配線孔が塞がれる構成にしてあることを特徴とする遊技機。」
を要旨とするものである。
前記構成において、スピーカ側接続線の端末コネクタが、スピーカボックス内から配線孔に差し込まれ、その端末コネクタのストッパ部がスピーカボックスの内壁面に当接する差し込み位置まで差し込まれることで、端末コネクタの弾性係止体が配線孔に弾性的に係合する。
このようにして、スピーカ側接続線の端末コネクタを配線孔に差し込む簡単な操作によってそのスピーカ側接続線の端末コネクタを容易にかつ確実に係止することができるとともに、スピーカ側接続線の端末コネクタの横断面の外郭形状に対応する形状に形成された配線孔を、端末コネクタによって良好に塞ぐことができる。
また、本発明に係る遊技機においては、次の構成とすることが好ましい。
「請求項1に記載の遊技機であって、
スピーカボックスの後壁部には凹部が形成され、
前記凹部の底部に配線孔が貫設され、
前記配線孔にスピーカ側接続線の端末コネクタが係止され、かつその端末コネクタに基板側接続線の端末コネクタが差し込まれた状態において、前記基板側接続線の端末コネクタが凹部の開口部から後方へ突出されることがない程度に前記凹部が深さ寸法が設定されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とするものである。
前記構成において、スピーカボックスの後壁部の凹部の底部に貫設された配線孔にスピーカ側接続線の端末コネクタが係止され、その端末コネクタに、基板側接続線の端末コネクタが差し込まれて接続された状態において、基板側接続線の端末コネクタが凹部内に収納されて保護される。このため、基板側接続線の端末コネクタに対し異物が当たって外れたり、あるいは損傷されることを防止することができる。
この発明によれば、大型で剛性が高くかつ前後方向の奥行き寸法が大きい本体枠の成形と同時に、前方に開口する箱形状のスピーカボックスを一体に形成することによって、スピーカボックスを複数の部材によって構成するものと比べ、スピーカを安定よくかつ強固に装着することができるとともに、ビビリ音等の異音や音漏れの発生を防止することができる。
しかも、スピーカボックスの壁に貫設された配線孔を接続線の端末コネクタによって塞ぐことができるため、配線孔からの音漏れも防止することができ、音響効果を高めることができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1は遊技機の外枠の一側に本体枠が開かれその本体枠の一側にガラス扉が開かれた状態を示す斜視図である。図2は遊技機の前側全体を示す正面図である。図3は遊技機の後側全体を示す背面図である。図4は遊技機の本体枠に各種部材が組み付けられた状態を斜め左下方から示す斜視図である。図5は遊技機の本体枠と遊技盤とを分離して示す斜視図である。なお、説明の便宜上、遊技機において遊技者側を前、反対側を後として説明する。
[遊技機の概要について]
図1〜図3に示すように、遊技機としてのパチンコ機は、外枠10、本体枠20、ガラス扉90、遊技盤140等を備えて構成されている。
外枠10は、上下左右の枠材によって縦長四角形の枠状に形成され、同外枠10の前側下部には、本体枠20の下面を受ける下受板15を有している。
外枠10の前面の片側には、本体枠開閉用ヒンジ機構19によって本体枠20が前方に開閉可能に装着されている。
[本体枠について]
図1と図5に示すように、本体枠20は、前枠体21、遊技盤装着枠110及び機構装着体190を合成樹脂材によって一体成形することで構成されている。
本体枠20の前側に形成された前枠体21は、外枠10の前側の下受板15を除く外郭形状に対応する大きさの矩形枠状に形成されている。前枠体21の中央部には遊技盤装着枠110が形成され、その遊技盤装着枠110の後側に機構装着体190が形成されている。
[本体枠の前枠体の前側下部の装備品について]
図1と図5に示すように、前枠体21前面の下部領域内の上側部分には遊技盤140の発射通路に向けて球を導く発射レール22が傾斜状に装着され、その発射レール22の側方において本体枠20の前側から操作可能な電源スイッチS1が配置されている。
前枠体21前面の下部領域内の下側部分には、下部前面板23が装着されている。下部前面板23の前面の略中央部には、下皿24が設けられ、片側寄りには操作ハンドル25が設けられている(図1参照)。
[本体枠の前枠体の後側下部の装備品について]
図3と図4に示すように、前枠体21の後側において、遊技盤装着枠110よりも下方に位置する前枠体21の後下部領域の片側(図4に向かって左側)には、発射レール22の下傾端部の発射位置に送られた球を発射するための発射ハンマー73、その発射ハンマー73を作動する発射モータ72等が取付基板71に組み付けられてユニット化された発射装置ユニット70が装着されている。
また、図4に示すように、前枠体21の後下部領域の略中央部には、電源基板81を有する電源基板ボックス80が装着され、その電源基板ボックス80後側に重ね合わされた状態で払出制御基板86を有する払出制御基板ボックス85が前後に装着されている。
また、図3と図4に示すように、前枠体21の後下部領域の他側寄り部分(ヒンジ寄り部分)において、後述するスピーカボックス30の後段差部の凹み部分に装着された下皿用球誘導ケースの後側に位置してインタフェース基板231を収納しているインタフェース基板ボックス230が装着されている。
[施錠装置について]
図1と図2に示すように、前枠体21のヒンジ機構と反対側に自由端側の後側には、外枠10に対し本体枠20を施錠する機能と、本体枠20に対しガラス扉90を施錠する機能とを兼ね備えた施錠装置100が装着されている。
すなわち、施錠装置100は、外枠10に設けられた閉止具17に係脱可能に係合して本体枠20を閉じ状態に施錠する上下複数の本体枠施錠フック101と、ガラス扉90の自由端側の後側に設けられた閉止具94に係脱可能に係合してガラス扉90を閉じ状態に施錠する上下複数の扉施錠フック102が前方に向けて突出されている。これら扉施錠フック102は、前枠体21の自由端寄り部分に貫設された貫通孔に挿通されてガラス扉90後側の閉止具94に係脱可能に臨んでいる。
また、施錠装置100はシリンダー錠103を備え、そのシリンダー錠103の前端部は、遊技機の前方から鍵を挿入されて解錠操作可能に、前枠体21及び下部前面板23を貫通してその下部前面板23の前面に露出されている(図2参照)。
そして、シリンダー錠103の鍵穴に鍵が挿入されて一方向に回動操作されることで本体枠施錠フック101と外枠10の閉止具17との係合が外れて本体枠20が解錠され、これとは逆方向に回動操作されることで、扉施錠フック102とガラス扉90の閉止具94との係合が外れてガラス扉90が解錠されるようになっている。
[ガラス扉について]
図1と図2に示すように、前枠体21の前面の片側には、その前枠体21の上端から下部前面板44の上縁にわたる部分を覆うようにしてガラス扉90が扉開閉用ヒンジ機構89によって前方に開閉可能に装着されている。ガラス扉90のヒンジ機構89と反対側に自由端側の後側には、施錠装置100の扉施錠フック102に係脱可能に係合してガラス扉90を閉じ状態に施錠する閉止具94が設けられている。
また、ガラス扉90の略中央部には、後述する遊技盤140の遊技領域144を前方から透視可能な略円形の開口窓91が形成されている。また、ガラス扉90の後側には開口窓91よりも大きな矩形枠状をなす窓枠92が設けられ、その窓枠92にはガラス板、透明樹脂板等の透明板93が装着されている。
また、ガラス扉90の前面の略全体は、ランプ等が内設された前面装飾部材95によって装飾され、同ガラス扉90の前面の下部には上皿96が形成されている(図2参照)。
[本体枠の遊技盤装着枠及び遊技盤について]
図1と図5に示すように、本体枠20の遊技盤装着枠110は、前枠体21の中央部後側に設けられかつ遊技盤140が前方から着脱交換可能に嵌込まれて装着されるようになっている。
すなわち、この実施例において、遊技盤装着枠110の奥側(後側)の枠部内周には遊技盤140の後側の周縁部を受け止める後面受け部111が形成されている。
また、遊技盤装着枠110の一側内壁面の上下部2箇所には、後面受け部111との間に遊技盤140の一側部が差し込み可能な間隔を隔てて前面押え部112が形成されている。
図1と図5に示すように、遊技盤140は、遊技盤装着枠110の前方から嵌込まれる大きさの略四角板状に形成されている。遊技盤140の盤面(前面)には、外レールと内レールとを備えた案内レール141が設けられ、その案内レール141の内側に遊技領域144が区画形成されている。
また、遊技盤140の前面には、その案内レール141の外側領域において、合成樹脂製の前構成部材140aが装着されている。
また、遊技盤140には、その遊技領域144内において、遊技に関する役物装置、例えば、センタ役物と呼ばれる役物装置150、入賞装置、風車器、誘導釘、ランプ装飾部材等の各種の装備品が配設されている。
また、役物装置150の役物本体151には、その略中央部に開口窓が形成され、役物本体151の後側には、その開口窓に臨んで図柄表示装置(例えば、液晶表示器、EL表示器,プラズマ表示器,CRT等)155が装着されている。
また、図柄表示装置155の後側には、図柄制御基板156が収納された図柄基板ボックス157が装着されている。(図参照)。
また、図1に示すように、遊技盤140前面の前構成部材140aの右側寄りの上下2箇所には、遊技盤装着枠110の係止部に対応する位置においてロック部材159がピンと左右方向の長孔によって回動操作可能に装着されている。
そして、遊技盤140(前構成部材140aを含む)は、その左側部が遊技盤装着枠110の後面受け部111と前面押え部112との間に差し込まれ、ロック部材159の先端のロック部が遊技盤装着枠110の係止部に差し込まれて係合されることで遊技盤装着枠110に着脱可能に装着されるようになっている。
図5に示すように、遊技盤140の後側下部には、その中央部から下部にわたる部分において、各種入賞装置に流入した球を受けかつその球を所定位置まで導く集合樋としての機能とボックス装着部としての機能を兼ね備えたボックス装着台160が設けられている。このボックス装着台160の後側には、副制御基板166が収納された副制御基板ボックス165が装着され、その副制御基板ボックス165の後側に重ね合わされた状態で、主制御基板162が収納された主制御基板ボックス161が装着されている。
さらに、遊技盤140の後側に対しボックス装着台160、副制御基板ボックス165及び主制御基板ボックス161がそれぞれ装着された状態において、本体枠20の遊技盤装着枠110の前方からその遊技盤装着枠110内に遊技盤140を嵌込んで装着できるように、遊技盤140の外郭より外側にはみ出すことなくボックス装着台160、副制御基板ボックス165及び主制御基板ボックス161が配置されている。
[本体枠と遊技盤のコネクタ接続について]
図5に示すように、本体枠20の前側と、遊技盤140の後側との間には、本体枠20の遊技盤装着枠110の前方からその遊技盤装着枠110内に遊技盤140を嵌込む動作によって、それぞれ差し込まれて接続される本体枠側第1、第2のコネクタ120、130と遊技盤側第1、第2のコネクタ170、180がそれぞれ配設されている。
この実施例において、本体枠20の遊技盤装着枠110の後右側部近傍に、第1、第2のコネクタ120、130が左右に隣接して設置され、遊技盤140の後側下部に、遊技盤装着枠110の前方からその遊技盤装着枠110内に遊技盤140を嵌込む動作によって、本体枠側第1、第2のコネクタ120、130に挿脱可能に差し込まれる遊技盤側第1、第2のコネクタ170、180が左右に隣接して設置されている。
本体枠20の第1コネクタ120と遊技盤140の第1コネクタ170は、本体枠20側の払出制御基板86と、遊技盤140側の主制御基板162とを電気的に接続するものである(図22参照)。
図14〜図16に示すように、本体枠20の第1コネクタ120の縦長箱形状をなすコネクタ本体121内には、各種の信号線に対応する複数の信号線用雄型端子122、電圧が異なる(例えば、34V、12V)電源線用雄型プラス端子123、電源線用雄型グランド端子124及び電源線用雄型プラス端子125、電源線用雄型グランド端子126がそれぞれ配置されている。
これに対し、遊技盤140の第1コネクタ170のコネクタ本体171は、本体枠20の第1コネクタ120のコネクタ本体121の外側に嵌込まれる大きさの縦長箱形状に形成されている。そして、コネクタ本体171内には、各雄型端子に対応する複数の信号線用雌型端子172、電源線用雌型プラス端子173、電源線用雌型グランド端子174、電源線用雌型プラス端子175、電源線用雌型グランド端子176がそれぞれ配置されている。
本体枠20の第2コネクタ130と遊技盤140の第2コネクタ180は本体枠20側のスピーカ36と遊技盤140側の副制御基板166と電気的に接続するものである(図22参照)。
本体枠20の第2コネクタ130には、縦長箱形状をなすコネクタ本体131内に各種の信号線に対応する複数の信号線用雄型端子(図示しない)、所定電圧(例えば、12V)電源線用雄型プラス端子133、電源線用雄型グランド端子134がそれぞれ配置されている。
これに対し、本体枠20の第2コネクタ130のコネクタ本体131の外側に嵌込まれる遊技盤140の第2コネクタ180のコネクタ本体181内には、各雄型端子に対応する複数の雌型信号線用端子(図示しない)、雌型電源線用プラス端子183、雌型電源線用グランド端子184がそれぞれ配置されている。
また、この実施例において、本体枠20の遊技盤装着枠110の前方からその遊技盤装着枠110内に遊技盤140が嵌込まれ、これによって、本体枠側第1、第2のコネクタ120、130と遊技盤側第1、第2のコネクタ170、180とがそれぞれ差し込まれる際、まず、電源線用雄型グランド端子124、126、134が、電源線用雌型グランド端子174、176、184に接続され、その後、電源線用雄型プラス端子123、125、133が電源線用雌型プラス端子173、175、183に接続されるように、これら電源線用雄型グランド端子124、126、134、電源線用雌型グランド端子174、176、184、電源線用雄型プラス端子123、125、133及び電源線用雌型プラス端子173、175、183の端子長さが設定されている。
この実施例において、図15に示すように、電源線用雄型グランド端子124(126、134)が、電源線用雄型プラス端子123(125、133)よりも適宜に長く形成されている。
また、電源線用雄型グランド端子124(126、134)と、電源線用雄型プラス端子123(125、133)との長さは略同じとし、電源線用雌型グランド端子174、176、184を電源線用雌型プラス端子173、175、183よりも適宜に長く形成してもよい。
前記したように、電源線用雄型グランド端子124(126、134)を電源線用雌型グランド端子174、176、184に先に接続するように構成することで、仮に、遊技機の電源がONの状態で遊技盤140を脱着交換したとしても、各種回路基板上に配置された電子部品に対し設計経路とは異なる経路で電源電流が流れることが防止される。このため、回路基板上の電子部品に電源電流が不測に流れて損傷される不具合を防止することができる。
すなわち、電源線用雄型プラス端子123、125、133が電源線用雌型プラス端子173、175、183に先に接続されると、電源電流の一部が設計経路とは異なる経路である回路基板上のグランド配線を経る経路で回路基板上に配置された電子部品に不測に流れて損傷する不具合が発生する場合があるが、この実施例においては、このような不具合を未然に防止することができる。
[本体枠の機構装着体について]
図3と図4に示すように、本体枠20の機構装着体190の上部後側には、島設備から供給される多数の球が貯留可能な球タンク165、その球タンク165の下方に連通するタンクレール171とが配設されている。
また、本体枠20の機構装着体190の片側(図に向かって右側)寄りの上下方向にはユニット化された球払出装置210が装着されている。
[外部端子基板と分電基板の配置について]
図3と図21に示すように、機構装着体190の後上隅部(ヒンジ寄り側)には、第1基板装着部220と第2基板装着部225とが段差状をなして形成され、下段の第1基板装着部220には外部端子基板222が装着され、上段の第2基板装着部225には分電基板226が分電基板ボックス227に覆われた状態で装着されている。
図20に示すように、遊技盤140後側に配置された図柄制御基板ボックス146及び主制御基板ボックス161の後端部は機構装着体190の中央部に開口された窓開口部に向けて突出している。そして、機構装着体190の窓開口部の一側壁を構成する側壁部と他側壁を構成する払出装置装着部200の片側壁との間には、後カバー体215がその一側を支点として開閉可能に装着されている。
そして、遊技盤140後側の図柄制御基板ボックス146全体及び主制御基板ボックス151の上部が後カバー体215によって覆われるようになっている(図4参照)。
[本体枠側の回路基板と遊技盤側の回路基板の接続について]
図22のブロック図で示すように、本体枠20側においては、交流電源ACから供給される交流電力が、分電基板226、電源スイッチS1を経て電源基板81に流れ、ここで直流電力に変換されて払出制御基板86に供給される。
また、払出制御基板86は、球を払い出す数を記憶するRAM86aを備え、主制御基板162から送信される払出用信号に従って球を払い出す制御(球払出装置210のモータの作動制御)を行うようになっている。
また、交流電源ACから供給される交流電力は、分電基板226においてインタフェース基板231にも分配供給される。
インタフェース基板231は、球貸機235と払出制御基板86との間に介在され、球貸に関する信号を球貸機235と払出制御基板86との間で送受信可能に電気的に接続するようになっている。
また、払出制御基板86には、各種検出器からの信号や主制御基板162からの信号が伝達される。これに基づいて払出制御基板86から例えば、大当たり信号、扉開放信号、賞球信号等の信号が外部端子基板222に送信され、その外部端子基板222の各外部出力端子から前記した大当たり信号、扉開放信号、賞球信号等の信号がホールコンピュータに伝達されるようになっている。
また、遊技盤140側に配置された主制御基板162は遊技の進行を制御し、副制御基板166は周辺機器を制御する。すなわち主制御基板162からの遊技に関する信号を受けた副制御基板166は、図柄制御基板156を介して図柄表示装置155に表示を行う。さらに、副制御基板166は、後述するスピーカ36を作動制御する。
また、図柄制御基板156は、遊技用信号を表示用信号に変換して図柄表示装置155に伝達する。図柄表示装置155には大当たりの抽選図柄が変動表示可能となっている。
[本体枠の配線構造について]
図17〜図20に示すように、遊技盤装着枠110に装着された遊技盤140の後側周辺部のうちの少なくとも左右両側部と機構装着体190の前壁部との間には、第1、第2の配線空間241、251が左右に分離して設けられている。そして、第1配線空間241には電源線240が配線され、第2配線空間251には各種信号に対応する複数本の信号線250が配線されている。
電源線240は、本体枠20の機構装着体190の後側上隅部に配置された分電基板226と、同本体枠20の前枠体21の後側下部に配置された電源基板(この実施例では電源スイッチS1)81とを電気的に接続するものである。
また、信号線250は、本体枠20の機構装着体190の後側上隅部に配置された外部端子基板222と、同本体枠20の前枠体21の後側下部に配置された払出制御基板86とを電気的に接続するものである。
この実施例おいて、第1配線空間241は、分電基板226と電源基板(この実施例では電源スイッチS1)81との左右方向の距離寸法に対応する横空間部242と、分電基板226と電源基板(この実施例では電源スイッチS1)81との上下方向の距離寸法に対応する縦空間部245とを備えて略逆L字状をなしている。
また、第1配線空間241の横空間部242に対応する機構装着体190の前壁部上部には、略L字状をなして突出しかつ先端部に抜止爪を有する複数の保持片243が左右方向に所定間隔をもって配設されている。
また、第1配線空間241の縦空間部245に対応する機構装着体190の前壁部の右側上部から下部において、略コの字状をなして突出する複数の保持片245が上下方向に所定間隔をもって突設されている。
また、この実施例において、図18に示すように、横空間部242に対応する位置に配置された複数の保持片243は、向きを交互に上下逆向きに形成され、これによって、複数の保持片243に対し電源線240の挿入向きを上方と下方とに交互に換えて掛け渡すことによってその電源線240の挿通作業が容易に行なうことができるとともに、複数の保持片243に掛け渡された電源線240の上下方向への移動が規制され、電源線240の外れが防止されるようになっている。
第2配線空間251は、外部端子基板222と払出制御基板86との上下方向の距離寸法に対応して機構装着体190の左側の上部から下部にわたって形成されている。
また、第2配線空間251に対応する機構装着体190の前壁部左前には、略L字状をなして突出しかつ先端部に抜止爪を有する複数の保持片246が適宜姿勢でかつ上下方向に所定間隔をもって配設されている。
[本体枠のスピーカボックスについて]
さて、図6と図7に示すように、合成樹脂材によって一体成形される本体枠20は、同本体枠20の前面から後方に向かって延びかつ周壁部32と後壁部40とを有して前方に開口する箱形状のスピーカボックス30が、本体枠20の成形と同時に一体に形成されている。そして、スピーカボックス30の開口部には、同開口部を塞ぐスピーカ装着部材(スピーカカバー)35によってスピーカ(低音あるいは重低音用スピーカ)36が装着されるとともに、同スピーカ36の振動板(コーン)36aの後側とスピーカボックス30の後壁部40との間に構成された空間部を音響室31としている。
この実施例では、本体枠20(前枠体21)の前側において、遊技盤装着枠110よりも下方に位置する前枠体21の前下部領域の一側(図5では左側)寄りにおいて、スピーカボックス30が一体に形成され、そのスピーカボックス30の前側開口部には、同開口部を塞ぐようにしてスピーカ装着部材(スピーカカバー)35がビス38等によって装着されている。このスピーカ装着部材35は、多数のスリット状の貫通孔が貫設された前面板と、その前面板の後側周縁部に沿って後方に向けて突設された周壁部と、を備えて後方に開口する箱形状に形成されている。そして、図9に示すように、スピーカ装着部材35の前面板の内面にはスピーカ(コーン型スピーカ)36がその前面フランジ37においてビス39等によって装着されている。
また、この実施例において、スピーカ36の作動時に音響室31内に発生する音波によってスピーカ36の振動板(すなわち、コーン)36aの動きが阻害されることを抑制するために、スピーカボックス30は、その後壁部40が遊技盤装着枠110の後側を越える奥行き寸法をもって大きく形成されている。
これによって、スピーカボックス30の奥行き寸法が、スピーカ36に対し充分に適応し得るだけの大きさに確保されるようになっている。この実施例において、図4に示すように、スピーカボックス3070は、その後壁部40が本体枠20の後側の機構装着体190の後面と略同一面をなす位置まで大きく形成されている。
また、図6と図7に示すように、スピーカボックス30は、その周壁部32の前側が大きく後側に向けてしだいに小さくなった複数段の段差箱形状をなしている。
また、図6と図9に示すように、スピーカボックス30の周壁部32の内壁面の一側部には、ダクト部材34に対するスライド部が形成され、そのスライド部には、ダクト部材34が前側からスライドされることによって着脱可能に装着されている。
ダクト部材34は、合成樹脂材によって前後方向に長尺に形成され、かつ前端が閉じられ後端が開口する断面略半筒状をなし、その上下部には、スピーカボックス30のスライド部にスライド可能に嵌挿されるフランジが形成されている。
一方、図6と図9に示すように、スピーカボックス30の内壁面の前側には凹部32aが形成されている。そして、スピーカボックス30の内壁面のスライド部に、ダクト部材34が前側からスライドされて装着された状態において、スピーカボックス30とダクト部材34との協働によって、前端が前枠体21の前方に開口し後端部が音響室31に連通する音響通路33が形成されている。
[スピーカと制御基板(副制御基板)とのコネクタ接続について]
図7と図8に示すように、スピーカボックス30の周壁部32又は後壁部40には、スピーカ36とそのスピーカ36を作動制御する制御基板としての副制御基板166とを電気的に接続するための接続線の配線孔43が貫設されている。
そして、図9〜図11に示すように、スピーカ36から延出されたスピーカ側接続線45の端末コネクタ50がスピーカボックス30内から配線孔43に挿通されて係止される一方、副制御基板166から延出された基板側接続線59の端末コネクタ60が、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に差し込まれることで、スピーカ36と副制御基板166とが電気的に接続されるとともに、配線孔43がスピーカ側接続線45の端末コネクタ50によって塞がれる構成にしてある。
この実施例において、図7図8に示すように、スピーカボックス30の後壁部40の外面(後側)には、凹部41が形成され、その凹部41の底部42にスピーカ36に対する配線孔43が貫設されている。
配線孔43は、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50の横断面の外郭形状に対応する形状に形成されている。
この実施例において、図7と図8に示すように、配線孔43は、その上下部に、次に詳述するスピーカ側接続線45の端末コネクタ50の弾性係止体53を弾性的に係止するための幅が狭くて小さい係止孔部43aが形成され、中央部の片側には、端末コネクタ50の抜止用連結部55が挿通可能な連結用挿通部43bが形成されている。
図10〜図12に示すように、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50は、そのコネクタ本体51が角筒状に形成され、その角筒内には接続端子が内設されている。
また、コネクタ本体51の左右の両側壁部のうち、一方の側壁部の外面には、基板側接続線59の端末コネクタ60に形成された抜止用差込片65が差し込み可能な差し込み孔を有する貫通状に有する抜止用連結部55が突設される。
また、端末コネクタ50のコネクタ本体51の左右の両側壁部の外面には、配線孔43の周囲において底部42の内面に当接して端末コネクタ50の差し込みを制限するストッパ部52が形成されている。
さらに、端末コネクタ50のコネクタ本体51の上下の両外面には、そのストッパ部52が底部42の内面に当接する差し込み位置まで端末コネクタ50が配線孔43に挿通されたときに、配線孔43の係止孔部43aに弾性的に係合する左右各一対の弾性係止部53aを弾性的に縮小及び拡開可能に有する弾性係止体53が形成されている。
そして、図10に示すように、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50を、そのストッパ部52が底部42の内面に当接する差し込み位置まで差し込むことで、弾性係止体53の一対の弾性係止部53aが一旦、弾性的に縮小され、その弾性縮小に基づく弾発力によって配線孔43の係止孔部43aに係合する。これによって、底部42の内外両面がストッパ部52と弾性係止体53との間に狭持され、その狭持力によって、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50が配線孔43に取り付けられ、かつ端末コネクタ50によって配線孔43が塞がれるようになっている。
図12に示すように、副制御基板166に一端が接続された基板側接続線59の他端の端末コネクタ60は、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に差し込まれて電気的に接続されるものであり、その端末コネクタ60のコネクタ本体61には、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50の接続端子に接続される接続端子が内設されている。
また、端末コネクタ60のコネクタ本体61の外側面には、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に対する端末コネクタ60の端末コネクタ60の差し込み動作によってスピーカ側接続線45の端末コネクタ50の抜止用連結部55に差し込まれる抜止片65が弾性変形可能に形成されている。そして、抜止片65の先端には、抜止用連結部55の差し込み孔の孔縁に係脱可能に弾性的に係合し、かつスピーカ側接続線45の端末コネクタ50に対し基板側接続線59の端末コネクタ60の抜け止めをなす抜止爪65aが形成されている。
また、この実施例において、図10と図11に示すように、スピーカボックス30の後壁40に形成された凹部41の深さ寸法Hは、両端末コネクタ50、60が接続された状態で基板側接続線59の端末コネクタ60が凹部41の開口から後方に突出されることがない程度に設定されている。
[この実施例に係る遊技機の作用効果について]
この実施例に係る遊技機は上述したように構成される。
したがって、遊技の際、例えば、図柄表示装置155の表示面に表示される図柄が変動表示されるとき、リーチ状態となったとき、大当たりとなったとき等において、副制御基板ボックス165の副制御基板166に構成された音声制御回路から伝達される信号に基づいてスピーカ36が作動される。すると、スピーカ36の作動による音が遊技機前方に出される。また、スピーカ36の作動による音がスピーカボックス30の音響室31及び音響通路33を経て前方に出される。
さて、この実施例に係る遊技機において、本体枠20は、遊技盤装着枠110と、機構装着体190と、を備えるとともに、合成樹脂材によって一体成形されるため、大型で剛性が高くかつ前後方向の奥行き寸法も大きくなる。
そして、本体枠20の成形と同時に、前方に開口する箱形状のスピーカボックス30を一体に形成することによって、奥行き寸法が大きいスピーカボックス30を良好に得ることができる。さらに、スピーカボックス30の開口部には、スピーカ36を安定よく装着することができる。
これによって、スピーカ36の振動板(コーン)36aの後側とスピーカボックス30の後壁部40との間に密閉状の音響室31を構成することが可能となる。
さらに、本体枠20の前側に対し、同本体部30とは別体にスピーカボックス30を形成して取り付ける手間を省くことができ構造がきわめて簡単となる。
また、スピーカボックス30は、その後壁部40が遊技盤装着枠110の後側を越える奥行き寸法をもって大きく形成される。このため、スピーカ36の作動時に音響室31内に発生する音波によってスピーカ36の振動板(コーン)36aの動きが阻害されることを良好に抑制することができる。
言い換えると、スピーカ36の作動時に音響室31に発生する発生する音波によってスピーカ36の振動板(コーン)36aの動きが阻害されることを抑制することができる大きさにおいて、スピーカボックス30の奥行き寸法を容易に設定することができる。
しかも、大型で剛性が高くかつ前後方向の奥行き寸法が大きい本体枠20の成形と同時に、前方に開口する箱形状のスピーカボックス30を一体に形成することによって、スピーカ94を安定よくかつ強固に装着することができるとともに、ビビリ音等の異音が発生や音響室内の逆位相の音波が漏れ出ることを防止することができ、音響効果を良好に高めることができる。
また、スピーカ36の作動時おいて、そのスピーカ36の振動板(コーン)36aの振動によって本体枠20が振動(共振)するのを抑えることができる。
これによって、例えば、スピーカ36の作動時の振動が原因となって発射装置の発射レール100や発射ハンマー233が不測に振動される不具合を防止することができる。この結果、発射ハンマー233によって発射レール22の発射位置から発射される球(パチンコ球)の発射状態が不測に変化する発射不良を防止することができる。
また、本体枠20の一側寄り部分に配置された発射装置とは反対側の他側寄り部分にスピーカボックス30が形成されている。これによって、発射装置から遠い位置にスピーカボックス30を形成することができるため、スピーカ36の作動時の振動が発射装置に伝達されることを軽減することができる。
すなわち、スピーカ36の作動時の振動伝達が原因となって、発射レール22の発射位置から発射される球(パチンコ球)が不測に変化して発射される発射不良を良好に防止することができる。
また、図7と図9に示すように、スピーカボックス30の周壁部32は、開口側が広く、奥側が狭い段差形状に形成されている。このため、スピーカボックス30の強度が良好に高められるとともに、スピーカ36の作動時のスピーカボックス30の振動を良好に抑えることができ、ひいては本体枠20の振動防止に効果が大きい。
また、段差形状に形成されるスピーカボックス30の周壁部32は、開口側が広く奥側が狭いため、例えば、合成樹脂材によって本体枠20の成形(例えば、射出成形)と同時にスピーカボックス30を形成した後、脱型する際、本体枠20の脱型がスピーカボックス30によって困難となる不具合を防止することができる。
また、スピーカボックス30の内壁部は、開口側が広く、奥側が狭くなるように傾斜する傾斜面又はテーパ面に形成されることで、本体枠20の脱型をより一層容易に行うことができる。
また、この実施例において、スピーカボックス30にスピーカ36を装着する場合には、まず、スピーカ装着部材35の前面板の内面にはスピーカ(コーン型スピーカ)36がその前面フランジ37においてビス39等によって装着される。次に、スピーカボックス30の前側開口部を覆うようにしてスピーカ装着部材35がビス38等によって取り付けられることで、スピーカボックス30に、スピーカ装着部材35によってスピーカ36を安定よく強固に装着することができるとともに、スピーカ36の作動時の音響性能を向上させることができる。
また、図6と図9に示すように、音響室31に一端部が連通され他端が本体枠20の前側に開口するようにして設けられた音響通路33によって音響効果を高めることができる。
すなわち、音響通路33を、スピーカ36の作動時に音響室31内に発生する逆位相の音波を正位相に反転して前方に放出することができるように、所要とする横断面積及び通路長さに設定することによって、バスレフ用の音響通路を容易に設定することができ、音響効果を高めることができる。
この実施例において、音響室31の一側内壁面にダクト部材34がスライド動作によって装着されることで、音響室31の一側内壁面とダクト部材34との協働によって前方に開口する音響用開口部を有する音響通路33が容易に構成される。
また、この実施例において、スピーカボックス30のスピーカ36と、そのスピーカ36を作動制御する制御基板としての副制御基板166とを電気的に接続する場合、スピーカボックス30に、スピーカ装着部材35を介してスピーカ36を装着する前において、スピーカ36から延出されたスピーカ側接続線45の端末コネクタ50がスピーカボックス30内から配線孔43に挿通されて係止される。
次に、図10〜図12に示すように、副制御基板166から延出された基板側接続線59の端末コネクタ60が、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に差し込まれることで、スピーカ36と副制御基板166とが電気的に接続される。
また、配線孔43にスピーカ側接続線45の端末コネクタ50が差し込まれて係止されることで、配線孔43が端末コネクタ50によって塞がれる。
このため、配線孔43からの音漏れも防止することができ、音響効果を高めることができる。
また、この実施例において、図10と図12に示すように、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50には、スピーカボックス30内から配線孔43に所定量だけ差し込まれることで、スピーカボックス30の内壁面に当接して差し込み制限するストッパ部52と、そのストッパ部52がスピーカボックス30の内壁面に当接する差し込み位置において配線孔43に弾性的に係止する弾性係止体53とが一体に形成される。
また、配線孔43は、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50の横断面の外郭形状に対応する形状に形成される。
このため、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50が、スピーカボックス30内から配線孔43に差し込まれ、その端末コネクタのストッパ部52がスピーカボックス30の内壁面に当接する差し込み位置まで差し込まれることで、端末コネクタ50の弾性係止体53が配線孔43に弾性的に係合する。
このようにして、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50を配線孔43に差し込む簡単な操作によって、そのスピーカ側接続線45の端末コネクタ50を容易にかつ確実に係止することができるとともに、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50の横断面の外郭形状に対応する形状に形成された配線孔43を、端末コネクタ50によって良好に塞ぐことができる。
また、配線孔43に対する弾性係止体53の係合力によって、配線孔43にスピーカ側接続線45の端末コネクタ50が係合保持されるため、同端末コネクタ50に、基板側接続線59の端末コネクタ60が差し込まれるときに、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50が音響室31側に外れることを防止することができる。
しかも、この実施例において、図7と図8に示すように、配線孔43の上下部に形成された幅が狭くて小さい係止孔部43aに対し、図10に示すように、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に一体に形成された弾性係止体53の一対の弾性係止部53aが弾性的に係合するため、配線孔43に対しスピーカ側接続線45の端末コネクタ50を強固に係止することができるとともに、その端末コネクタ50によって配線孔43を良好に塞ぐことができる。
例えば、配線孔43を孔幅が一定の角孔状に形成し、その孔縁に対し弾性的に係合する弾性係止片をスピーカ側接続線45の端末コネクタ50の外側面に形成した場合には、配線孔43に対し、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50を弾性係止片によって係止した状態において、端末コネクタ50の外周面と、配線孔43との間に隙間が生じ、その隙間から音漏れが発生するが、前記したように、配線孔43に形成された幅が狭くて小さい係止孔部43aに対し、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に一体に形成された弾性係止体53の一対の弾性係止部53aを弾性的に係合させることで、端末コネクタ50の外周面と、配線孔43との間に生じ隙間を可及的に小さくすることができ、音漏れ防止に効果が大きい。
また、この実施例において、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50に対する基板側接続線59の端末コネクタ60の端末コネクタ60の差し込み動作によって、スピーカ側接続線45の端末コネクタ50の抜止用連結部55に、基板側接続線59の端末コネクタ60の抜止片65が差し込まれ、その抜止片65の先端の抜止爪65aが抜止用連結部55の差し込み孔の孔縁に弾性的に係合する。
このため、基板側接続線59の端末コネクタ60がスピーカ側接続線45の端末コネクタ50から不測に抜け出て外れるとこを防止することができる。
また、この実施例において、スピーカボックス30の後壁部40の凹部41の底部42に配線孔43が貫設されている。そして、凹部41の深さ寸法Hは、両端末コネクタ50、60が接続された状態で基板側接続線59の端末コネクタ60が凹部41の開口から後方に突出されることがない程度に設定されている。
このため、基板側接続線59の端末コネクタ60を凹部41内に収納されて保護することができ、基板側接続線59の端末コネクタ60に対し異物が当たって外れたり、あるいは損傷されることを防止することができる。
[この発明の他の実施例について]
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例においては、スピーカボックス30の音響室31の内壁面にダクト部材81を装着して、一端部が音響室31の奥側寄りに連通し他端が本体枠20の前側に開口する前後方向に長尺な音響通路33が設けられている場合を例示したが、音響通路33が設けられない密閉型のスピーカボックス30であってもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例においては、スピーカボックス30の後壁部40の凹部41の底部42に配線孔43が貫設される場合を例示したが、後壁部40に凹部41を設けることなく配線孔43が貫設される場合においてもこの発明を実施することができよく、また、スピーカボックス30の周壁部32の所定位置に配線孔43が貫設される場合においてもこの発明を実施することができる。
また、パチンコ機以外の遊技機、例えば、スロットマシンであってもこの発明を採用することができる。
この発明の実施例に係る遊技機の外枠の一側に本体枠が開かれその本体枠の一側にガラス扉が開かれた状態を示す斜視図である。 同じく遊技機の前側全体を示す正面図である。 同じく遊技機の後側全体を示す背面図である。 同じく遊技機の本体枠に各種部材が組み付けられた状態を斜め左下方から示す斜視図である。 同じく遊技機の本体枠と遊技盤とを分離して示す斜視図である。 同じく本体枠の下部左側に形成されたスピーカボックスとスピーカとを分離して示す斜視図である。 同じく本体枠のスピーカボックスを後側から示す斜視図である。 同じく本体枠のスピーカボックスを後側から示す背面図である。 同じく図8のIX−IX線に基づくスピーカボックスの平断面図である。 同じくスピーカボックスの後壁の配線孔と端末コネクタを拡大して示す平断面図である。 同じく図8のXI−XI線に基づくスピーカボックスの平断面図である。 同じくスピーカ側接続線の端末コネクタと基板側接続線の端末コネクタとを分離して示す斜視図である。 同じく本体枠の遊技盤装着枠に遊技盤が嵌込まれた状態を部分的に示す平断面図である。 同じく遊技盤装着枠に遊技盤が嵌込まれたときに本体枠側コネクタと遊技盤側コネクタとが接続された状態を拡大して示す平断面図である。 同じく遊技盤装着枠に遊技盤が嵌込まれる前の本体枠側コネクタと遊技盤側コネクタとの非接続状態を拡大して示す平断面図である。 同じく本体枠側コネクタと遊技盤側コネクタとを分離して示す斜視図である。 同じく本体枠の機構装着体の前側に設けられた第1、第2配線空間に電源線と信号線とが分離して配線された状態を示す本体枠の正面図である。 同じく本体枠の機構装着体の前側に設けられた第1配線空間に電源線が配線された状態を斜め左下から示す本体枠の斜視図である。 同じく本体枠の機構装着体の前側に設けられた第2配線空間に信号線が配線された状態を斜め右下から示す本体枠の斜視図である。 同じく図17のXX−XX線に基づく本体枠の機構装着体の側断面図である。 同じく図17のXXI−XXI線に基づく本体枠の機構装着体の側断面図である。 同じく本体枠側の各種回路基板と遊技盤側の各種回路基板とが本体枠側コネクタと遊技盤側コネクタによって接続された状態を示すブロック図である。
符号の説明
10 外枠
20 本体枠
21 前枠体
30 スピーカボックス
36 スピーカ
35 スピーカ装着部材
40 後壁部
41 凹部
42 底部
43 配線孔
50 端末コネクタ
52 ストッパ部
53 弾性係止体
53a 一対の弾性係止部
55 抜止用連結部
59 基板側接続線
60 端末コネクタ
65 抜止片
110 遊技盤装着枠
166 副制御基板(制御基板)
190 機構装着体

Claims (1)

  1. 外枠10の前側に、前後に開通する開口空間を有する本体枠20がヒンジ機構19によって開閉可能に装着され、前記本体枠20の開口空間に沿った裏側に設けられた遊技盤装着枠110内に、遊技盤140が前側から着脱可能に収納セットされる一方、該遊技盤装着枠110の後側に、機構装着体190が設けられ、前記本体枠20の開口空間より下部前側に形成されたスピーカボックス30内に、前記遊技盤140の裏側に装備された制御基板166と電気的に接続されるスピーカ36が装着された遊技機であって、
    前記本体枠20は、前記遊技盤装着枠110と、前記機構装着体190とが前後の向きに整合して合成樹脂材によって一体成形されているとともに、前記本体枠20の開口空間より下部前側の正面左端部位には、周壁部32と後壁部40とを有して前方に開口する箱形状の前記スピーカボックス30が、前記本体枠20の成形と同時に一体に形成されており
    前記スピーカボックス30では、前記周壁部32と後壁部40とに囲まれて前面開口した音響室31が区画形成されるとともに、前記周壁部32の側部位に前面開口した前記音響室31の音響通路33が形成されて、該音響通路33が音響室31内に取着されたダクト部材34により前記音響室31と部分的な連通状態で仕切られている一方、前記後壁部40には前後に貫通する配線孔43が形成されて、該配線孔43に前記制御基板166に接続されて延出された基板側接続線59の端末コネクタ60が、接続結合部を前向きに嵌合した状態で着脱可能に位置決め固定されており、
    前記スピーカボックス30内に収納装着される前記スピーカ36では、同スピーカボックス30の開口前面部に合わせて着脱可能に取着セットされる音通過孔を有する前蓋状のスピーカ装着部材35の後側に、コーン部36aを合わせた状態で分離可能に結合されるとともに、電磁石部に接続されたスピーカ側接続線45が後側に延出されており、
    前記スピーカボックス30内への前記スピーカ36の装着に際して、先に前記スピーカ側接続線45の端末コネクタ50を前記基板側接続線59の端末コネクタ60に接続結合部に着脱可能に接続結合したもとで、前記スピーカ装着部材35を前記スピーカボックス30の開口前面部に合わせて覆蓋状に取着することにより、前記スピーカ36が前記音響室31内に収納されて、前記双方の接続線45,49の端末コネクタ50,60同士の接続結合状態で前記制御基板166と電気的に接続保持されるとともに、該端末コネクタ50,60によって前記配線孔43が塞がれた状態に保持されるように構成してあることを特徴とする遊技機。
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