JP2005323861A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技盤裏面側を覆うカバー体の開口部と調整機構との位置合わせを正確且つ容易に行うことができ、調整機構の不具合の発生を抑制しつつ操作容易性も具備した遊技機を提供する。
【解決手段】 演出制御装置の背面には、スライドスイッチ36と被係合部38とを備え、カバー体23には、当該カバー体23の内面に設けられた係合部40と、該係合部40と被係合部38とが係合した状態でスライドスイッチ36を臨ませる開口部54と、取付ベース20に対して当該カバー体23を着脱自在に取り付けるための係合機構57とを備え、カバー体23の内面の係合部40を演出制御装置の背面の被係合部38に係合すると共に、取付ベース20に形成される係合機構受部に係合機構57を係合して、カバー体23を取付ベース20の背面に取り付け、カバー体23は、開口部54にスライドスイッチ36を臨ませた状態で、演出制御装置を含む遊技盤7の裏面側を覆う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技盤裏面側に制御装置を配設し、この制御装置をカバー体で覆うパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来、遊技領域に遊技球を弾発して遊技を進行する遊技機としてパチンコ遊技機、雀球式遊技機、アレンジボール式遊技機等があり、これら遊技機の外形は所定の規制により制限されている。そして、遊技機は、遊技進行を制御する様々な制御装置を、限られた大きさの筐体内に収めなければならない。そこで、制御装置を効率よく配置するために、遊技機に対して様々な工夫が施されている。例えば、特許文献1に例示するパチンコ遊技機では、遊技盤の裏面側に入賞球集合樋を取り付けると共に、該入賞球集合樋をカバー体で覆い、入賞球集合樋背面とカバー体内面との間に形成される収納空間を利用し、カバー体内面に制御装置を配設している。
特開平06−023114号公報
ところで、制御装置の中には、音量等の調整機構を備えたもの(例えば、演出制御装置)がある。この調整機構を備えた制御装置を上述したような収納空間に配置する場合には、調整機構の操作性を考慮する必要がある。これは、調整を行う度にカバー体を開閉する状況では、作業員は、迅速な調整作業を行い難いからである。そのため、遊技機は、カバー体に調整機構が臨む開口部を開設し、カバー体を開けずに調整機構を操作できるように構成されることが望ましい。しかしながら、カバー体に開口部を開設した場合には、遊技機は、カバー体および制御装置を取り付ける際に、調整機構と開口部との位置合わせを正確に行える構成を備える必要がある。また、取付作業の効率を向上させるために、調整機構と開口部とを容易に位置合わせできる構成も要求される。
また、カバー体に単なる開口部を開設し、該開口部から調整機構を臨ませただけの遊技機では、制御装置の上方に配設される球タンクからこぼれた遊技球や、いわゆる島設備の球循環機構等からこぼれた遊技球が調整機構に当たったり、遊技機の前面枠を開ける保守作業時に、作業者の不注意で腕等が当たったりして、調整機構に不具合(損傷)が発生する虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技盤裏面側を覆うカバー体の開口部と調整機構との位置合わせを正確且つ容易に行うことができ、調整機構の不具合の発生を抑制しつつ操作容易性も具備した遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、区画部材により囲まれる遊技領域を形成した遊技盤と、
遊技盤の中央開口部に臨む表示装置の表示制御を行う制御装置と、
遊技盤裏面側に制御装置を取り付ける取付ベースと、
球排出機構等の一連の裏機構部品が設けられた裏機構盤と、
を備え、
裏機構盤に開設された開口窓部から臨む遊技盤裏面側をカバー体で覆うように構成した遊技機において、
前記制御装置の背面には、
当該制御装置の調整機構と、
前記カバー体の内面と対向する位置に配設された被係合部と、
を備え、
前記カバー体には、
当該カバー体の内面に設けられた係合部と、
該係合部と前記被係合部とが係合した状態で前記調整機構を臨ませる開口部と、
前記取付ベースに対して当該カバー体を着脱自在に取り付けるための係合機構と、
を備え、
前記カバー体内面の係合部を前記制御装置背面の被係合部に係合すると共に、前記取付ベースに形成された係合機構受部に前記係合機構を係合して、カバー体を取付ベースの背面に取り付け、
この取り付けられたカバー体により、前記開口部に前記調整機構を臨ませた状態で、制御装置を含む遊技盤裏面側を覆うことを特徴とする遊技機である。
ここで、調整機構とは、スピーカーからの音量の調整や装飾用ランプ・LEDの輝度調整等を行うための機構の他に、例えば、RAM等の不揮発性メモリにバックアップされている記憶内容をクリアするメモリクリアスイッチ等も概念に含まれる。
請求項2に記載のものは、前記制御装置は、前記取付ベースの左右方向の何れかに偏って配置され、
前記係合機構は、前記制御装置が配置される側とは反対側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記調整機構が臨む前記開口部と前記調整機構の先端部とが所定の間隔を隔てて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記取付ベースは、当該取付ベース内面と遊技盤裏面との間に遊技球の流下空間を形成したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記被係合部の周辺に、前記係合部を係合位置へ案内するガイドを設けたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、区画部材により囲まれる遊技領域を形成した遊技盤と、遊技盤の中央開口部に臨む表示装置の表示制御を行う制御装置と、遊技盤裏面側に制御装置を取り付ける取付ベースと、球排出機構等の一連の裏機構部品が設けられた裏機構盤とを備え、裏機構盤に開設された開口窓部から臨む遊技盤裏面側をカバー体で覆うように構成した遊技機において、前記制御装置の背面には、当該制御装置の調整機構と、前記カバー体の内面と対向する位置に配設された被係合部とを備え、前記カバー体には、当該カバー体の内面に設けられた係合部と、該係合部と前記被係合部とが係合した状態で前記調整機構を臨ませる開口部と、前記取付ベースに対して当該カバー体を着脱自在に取り付けるための係合機構とを備え、前記カバー体内面の係合部を前記制御装置背面の被係合部に係合すると共に、前記取付ベースに形成された係合機構受部に前記係合機構を係合して、カバー体を取付ベースの背面に取り付け、この取り付けられたカバー体により、前記開口部に前記調整機構を臨ませた状態で、制御装置を含む遊技盤裏面側を覆うようにしたので、調整機構が開口部から臨むようにカバー体を正確且つ容易に位置合わせできる。さらに、カバー体と取付ベースとの係合箇所を少なくすることができ、部品点数の増加を抑制できる。したがって、カバー体と取付ベースとの取付作業の効率を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記制御装置は、前記取付ベースの左右方向の何れかに偏って配置され、前記係合機構は、前記制御装置が配置される側とは反対側に設けられたので、係合状態の係合部および被係合部と係合機構とが相俟って取付ベースにカバー体を安定させた状態で且つ着脱可能に取り付けることができ、また、カバー体の取り付けに必要な部品点数を少なく抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記調整機構が臨む前記開口部と前記調整機構の先端部とが所定の間隔を隔てて配置されるので、遊技球が制御装置の上方に配設される球タンクや、島設備の球循環機構等から制御装置に向かって落下したとしても、この遊技球が調整機構に当たる不都合を防止することができる。また、保守作業時に作業者の腕等が調整機構に当たる虞をなくすことができる。したがって、不用意な動作や作業によって調整機構が損傷することを阻止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記取付ベースは、当該取付ベース内面と遊技盤裏面との間に遊技球の流下空間を形成したので、取付ベースを制御装置の取付機能のみならず、球寄せ機能をも備えることができる。したがって、遊技盤裏面に球寄せ機能を有する別の部材を備える必要がなく、遊技盤裏面の空間を有効に活用することができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記被係合部の周辺に、前記係合部を係合位置へ案内するガイドを設けたので、係合部と被係合部とを容易に係合させることができ、カバー体の取付作業を迅速に行うことができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて、本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機1の背面図である。なお、以下の説明においては、便宜上、特記しない限りパチンコ遊技機1の遊技者側を「前」として前後方向および左右方向を示す。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな開放開口を有する額縁状の内枠(前面枠)3の一側を開閉可能に取り付け、この内枠3の裏面側に遊技盤収納部4を内枠3の開放開口の縁に沿って一体成型し、該遊技盤収納部4の裏面側に裏機構盤5を形成している。また、遊技盤収納部4および裏機構盤5には略矩形状の開口窓部6を、内枠3の開放開口よりもひと回り小さくなる状態で開設している。そして、遊技盤収納部4内に遊技盤7を内枠3の前方から交換可能な状態で取り付けるとともに、遊技盤7の裏面を開口窓部6から後方へ臨ませている。
また、裏機構盤5には、一連の裏機構部品が設けられている。具体的に説明すると、裏機構盤5の上部には球排出機構10を、下部には排出制御装置11、電源装置12、中継基板13等をそれぞれ取り付けている。球排出機構10は、上から順に、球導出シュートを下部に備えた球タンク14、球排出装置15、球タンク14の球導出シュートから球排出装置15に遊技球を案内する案内流路16、球排出装置15から流下した遊技球をパチンコ遊技機1の前面の上皿(図示せず)へ案内する球流下路17等を並べて設けたユニットであり、排出制御装置11からの制御信号に基づいて遊技球の排出を実行するように構成されている。
なお、本実施形態では、内枠3に遊技盤収納部4および裏機構盤5を一体成型したが、遊技盤収納部4または裏機構盤5を別部材で構成して内枠3に装着するようにしてもよい。
次に、遊技盤7について説明する。
遊技盤7は、表面にガイドレール等の区画部材により囲まれた遊技領域を区画形成し、該遊技領域に大入賞口、一般入賞口、アウト口等を配設している(いずれも図示せず)。また、遊技領域の略中央部には中央開口部を開設し、該中央開口部にセンターケースを配設し、該センターケースの奥側に開口された窓部内に液晶表示装置等の表示装置を臨ませている(いずれも図示せず)。そして、図2および図3に示すように、当該遊技盤7の裏面のうち、裏機構盤5等に開設した前記開口窓部6から臨む部分に取付ベース20を装着し、該取付ベース20上には複数の制御装置(本実施形態では、遊技制御装置21および演出制御装置22)を取り付け、さらには、開口窓部6から臨む遊技盤7の裏面側、具体的には取付ベース20の一部や、制御装置(本実施形態では、演出制御装置22)をカバー体23で後方(遊技盤7とは反対方向)から覆っている。
取付ベース20は、遊技盤7の裏面側に制御装置を取り付けるための部材であり、遊技盤7の裏面側の上部から中央部に亘って装着される上側取付ベース24と、遊技盤7の裏側の下部に装着される下側取付ベース25とを上下に並べて構成されている。上側取付ベース24は、表示装置の後方、言い換えると遊技盤7の中央開口部およびセンターケースの後方を覆う状態で取り付けられている。なお、本実施形態の上側取付ベース24は、その中央部分であって遊技盤7の表示装置の後方に、円形蓋状の表示装置後方カバー26を備え、該表示装置後方カバー26の中央に回動軸受27を配置し(図5,6参照)、表示装置が表示画面を前方に向けた状態で回動軸受27を中心に90度回動して横長な表示画面が遊技進行に伴って縦長状態に、また、再び横長状態に変換できるように構成されている。
下側取付ベース25は、その後側(遊技盤7とは反対側)に横長な装着プレート28を備え、該装着プレート28の後面に制御装置が装着される平坦面を形成している。なお、本実施形態では、装着プレート28には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置21が装着される。
また、取付ベース20は、遊技盤7の表面のいずれかの入賞口へ入賞した入賞球(賞を発生させた遊技球)を回収するための球寄せとして機能する樋状の構成を備えている。具体的に説明すると、上側取付ベース24および下側取付ベース25は、図5に示すように、遊技盤7の裏面と対向する内面を遊技盤7から所定間隔(例えば、遊技球が十分に通過し得る間隔)空けて離隔し、上記内面から遊技盤7の裏面側へ向けて壁部30を突設することで、入賞球の流下樋31(本発明における遊技球の流下空間に相当)を区画形成している。なお、本実施形態では、壁部30により流下樋31を区画形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、取付ベース20を厚板で構成し、遊技盤7の裏面と対向する面の一部を遊技球が十分に通過し得る程度に凹ませ、この凹み部と遊技盤7の裏面とで流下空間を区画形成してもよい。
このように、取付ベース20は、流下樋31を形成することで、各制御装置21,22の取付機能だけではなく、入賞球の球寄せ機能をも備えることができる。したがって、遊技盤7の裏面に取付ベース20とは別体となる球寄せ専用の部材をわざわざ設ける必要がなく、遊技盤7の裏面に取り付ける構成部品の点数を少なく抑えることができる。さらに、遊技盤7の裏面側の限られた空間を有効に活用することができる。
上側取付ベース24に取り付けられる演出制御装置22は、遊技進行に伴って遊技盤7における演出(表示装置の表示内容、スピーカーからの効果音出力、装飾ランプの点灯等)を制御するためのものである。この演出制御装置22は、図7に示すように、演出制御基板33を透明樹脂で成形された縦長箱体状の制御基板ボックス34に収納して構成されている。そして、演出制御基板33にはCPU,ROM,RAM等の他に、遊技制御装置21や表示装置,装飾ランプ,スピーカー等へ電気的に接続する複数のコネクタ35と、スピーカーからの音量の調整を行う調整機構(本実施形態では音量を大または小に切り換えるスライドスイッチ36)とを実装し、このコネクタ35およびスライドスイッチ36を制御基板ボックス34の背面の一側(図中左側)に開設された複数のボックス開口部37から後方へ突出させている。
また、制御基板ボックス34の背面の中央よりも僅かに上方寄りの位置には、被係合部38がカバー体23の内面と対向する状態で備えられている。この被係合部38は、後述のカバー体23の係合部40を係合してカバー体23を演出制御装置22に取り付けるためのものであり、制御基板ボックス34の背面から後方へ突設した状態で一体成型されている。また、上方から見てコ字状に形成されることで、上下方向に貫通する係合受空間41を開設し、該係合受空間41の上側開口縁には、係合部40の一部を下方から係止する係止部42を備えている(図8参照)。さらに、被係合部38の周辺であって係合受空間41の上方および下方(すなわちカバー体23の係合部40が移動する方向。後で詳述する。)には、縦長な複数のガイド43が制御基板ボックス34の背面から後方へ向けて突出されている。このガイド43は、カバー体23の係合部40を係合位置、すなわち係合受空間41内に案内するためのものであり、図8(c)に示すように、突出端と被係合部38の内側面との間隔を、カバー体23の係合部40の厚さよりも僅かに狭くなるように設定されている。また、突出端から被係合部38とは反対側へ向けて下り傾斜する傾斜部44を備え、該傾斜部44により係合部40の先端が係合受空間41に案内されるように構成されている。
なお、被係合部38とカバー体23の係合部40との係合動作については、後で詳細に説明する。
そして、このような構成を備えた演出制御装置22は、左右両側から延設した取付部45を上側取付ベース24に設けられた取付ボス46に止着部材(ビス等)で止着することで、上側取付ベース24の一側寄り(図中左寄り)に偏って配置されている。
カバー体23は、図9および図10に示すように、前面を大きく開口し、中央部分を後方へ向けて大きく膨出させた透明樹脂製の略箱形状蓋材であり、背面には、スリット状の通気孔48を開設すると共に、中継基板(例えば、演出制御装置22と電源装置12とを中継するための中継基板)を取り付ける中継基板取付部49を設けている。
また、カバー体23の膨出内面の一側寄り(図9中左寄り)且つ上側寄りの位置には、演出制御装置22の被係合部38に係合する舌片状の係合部40が内部下方へ向けて一体成型されている。この係合部40は、図8(c)および図10に示すように、カバー体23の膨出内面から前方へ向けて突設された支持部50と、該支持部50の先端から下方へ向けて延設された舌片状の係合先端部51とにより縦断面が逆L字状を呈するように構成されている。また、係合先端部51の後方に対応するカバー体23の背面には、係合部40と略同じ幅の矩形状窓部52が開設され、該窓部52から係合部40と被係合部38との係合状態を確認できるようになっている。なお、係合先端部51は、その横幅を被係合部38の係合受空間41の横幅よりも僅かに狭い寸法で形成されている。したがって、係合部40と被係合部38とが係合状態にあるとき、カバー体23は左右方向へずれ難く、横方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、カバー体23は、演出制御装置22と対向する内面のうち、スライドスイッチ36と対向する箇所およびその周辺を演出制御装置22へ向けて小さく膨出し、この膨出部の先端面に横長な開口部54を開設して、スライドスイッチ36の操作部36aが大または小のいずれの調整位置にあってもこの操作部36aを開口部54から臨ませるように構成されている。また、開口部54は、遊技球が通過しない程度の大きさで開設されている。したがって、球タンク14や島設備の球循環機構等から遊技球が落下したとしても、この遊技球が開口部54からカバー体23の内側に侵入することを防ぐことができ、操作部36aに衝突する虞がない。なお、開口部54とスライドスイッチ36との詳細な位置関係については、後で説明する。
そして、カバー体23の縁部のうち、演出制御装置22が寄せられた側とは反対側の縁部(図9中右側縁部)、あるいは係合部40が寄せられた上側とは反対側の縁部(下側縁部)には、取付孔56が開設され、該取付孔56にはカバー体23を取付ベース20に取り付けるための係合機構57が取り付けられている(図2参照)。この係合機構57は、取付ベース20に設けられた係合機構受部58に嵌脱自在な状態で係合されることで、カバー体23を着脱自在に取り付けている。このように、係合機構57をカバー体23の係合部40とは反対側(または演出制御装置22とは反対側)に設けたことで、係合状態の係合部40および被係合部38と係合機構57とが相俟って取付ベース20にカバー体23を安定させた状態且つ着脱可能に取り付けることができる。したがって、カバー体23を取り付けるための部品点数を抑制することができる。なお、係合機構57としては、プランジャを押し込むとグロメットが拡径して止着でき、プランジャを引き出すとグロメットが縮径して取り出せるワンタッチ止着具が好適である。
上記した構成からなるカバー体23を取付ベース20、すなわち遊技盤7の裏面側に取り付けるには、まず、カバー体23を取付ベース20および演出制御装置22の後方から覆い被せて、係合部40を演出制御装置22の背面であって、被係合部38の上方に当接する。係合部40を当接したならば、そのままカバー体23を下方へずらす。すると、係合部40は、上側のガイド43の傾斜部44に案内されて後方へ移動しながら係合先端部51を係合受空間41に近づける。そして、カバー体23をさらに下降させると、係合部40の係合先端部51が係合受空間41に入り、支持部50が係止部42に当接したところでカバー体23の位置が決まる。また、下側のガイド43が係合先端部51に前方から当接して、係合部40が前後方向に傾くことを防ぐことができる。このようにガイド43により係合部40を案内することで、係合部40と被係合部38とを容易に係合させることができ、カバー体23の取付作業を迅速に行うことができる。
係合部40と被係合部38とが係合してカバー体23の位置が決まると、開口部54は、スライドスイッチ36の後方に配置され、スライドスイッチ36を臨ませる状態となる。このように、カバー体23の位置決めと併せて、スライドスイッチ36と開口部54との位置合わせを正確且つ容易に行うことができる。そして、開口部54は、図11に示すように、スライドスイッチ36の操作部36aの先端から所定の間隔(例えば、当該開口部54から操作部36aの先端が突出しない程度の間隔)を隔てて配置される。したがって、球タンク14や島設備の球循環機構等から遊技球が落下したとしても、この遊技球が開口部54からカバー体23の内側に侵入することを防ぐことができ、操作部36aに衝突する虞がない。また、落下してきた遊技球がカバー体23に衝突したとしても、衝突の振動がスライドスイッチ36に直接伝播することがなく、スライドスイッチ36が損傷したり調整状態が変わったりしてしまう不具合を防ぐことができる。さらに、保守作業においては、作業者の腕等が調整機構に当たる虞をなくすことができる。したがって、不用意な動作や作業によって調整機構が損傷することを阻止することができる。なお、スライドスイッチ36は、開口部54からマイナスドライバー等を挿入して簡単に操作することができる。
カバー体23の位置が決まった状態で係合機構57を係合機構受部58に係合すれば、カバー体23を固定することができる。このように簡単な構造でカバー体23を固定できるので、カバー体23と取付ベース20との取付箇所を少なくすることができ、部品点数の増加を抑制できる。したがって、カバー体23と取付ベース20との取付作業の効率を向上させることができる。
上記実施形態では、調整機構を、音量の大小を調整するためのスライドスイッチ36としたが、音量を連続的に調整可能なボリューム(可変抵抗)であってもよいし、あるいは、装飾用ランプ・LEDや表示装置の輝度調整を行うための機構(ボリュームやスライドスイッチ)であってもよい。なお、調整機構の操作部は、カバー体23の開口部54から突出しない程度の長さであることが好ましい。また、RAM等の不揮発性メモリにバックアップされている記憶内容をクリアするメモリクリアスイッチ等であってもよい。要は、制御装置の制御状態を調整するものであれば、どのようなものでもよい。
さらに、上記実施形態では、演出制御装置22をカバー体23で覆ったが、本発明はこれに限定されず、調整機構を備えた制御装置であれば他の制御装置(例えば、遊技制御装置)であってもよい。
また、図12(a)に示すように、上側のガイド43を逆ハ字状に配置し、係合部40の係合先端部51を、上側のガイド43の下端の間隔、および下側のガイド43の間隔よりも僅かに狭い幅で形成してもよい。このようにガイド43および係合先端部51を構成し、係合部40を係合受部に係合しようとすると、係合先端部51が係合位置から左右方向にずれていたとしても、ガイド43が係合先端部51を係合位置に案内することができる。したがって、カバー体23が左右にずれていてもその位置を簡単に修正しながら取付作業を迅速に行うことができる。このことから、カバー体23を不透明の樹脂で形成したために被係合部38と係合部40とがはっきりと視認できない場合であっても、カバー体23の取付作業をスムーズに行うことができ、組立作業や保守作業の効率を向上させることができる。
なお、図12(b)に示すように、係合先端部51を、制御基板ボックス34の背面と被係合部38の内面との距離よりも僅かに薄い板厚で形成すると共に、先端に向かって次第に薄くなるように傾斜部を形成すれば、係合部40の左右方向の位置決めだけではなく前後方向の位置決めも簡単に行うことができて好適である。
上記実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、制御装置を配設し、この制御装置をカバー体で覆う遊技機であれば、例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の背面図である。 遊技盤の背面図である。 カバー体を取り外した状態の遊技盤の背面図である。 カバー体および演出制御装置を取り外した状態の遊技盤の背面図である。 取付ベース,演出制御装置,カバー体の前方から見た分解斜視図である。 上側取付ベースの背面図である。 演出制御装置の背面斜視図である。 (a)は被係合部の拡大図、(b)は被係合部の断面図、(c)は係合した状態の係合部および被係合部の断面図である。 カバー体の背面図である。 カバー体の前方から見た斜視図である。 カバー体の開口部およびスライドスイッチの断面図である。 (a)はガイドの変形例の拡大図、(b)は係合部の変形例の断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 内枠
5 裏機構盤
6 開口窓部
7 遊技盤
10 球排出機構
11 排出制御装置
20 取付ベース
21 遊技制御装置
22 演出制御装置
23 カバー体
24 上側取付ベース
25 下側取付ベース
26 表示装置後方カバー
27 回動軸受
28 装着プレート
30 壁部
31 流下樋
33 演出制御基板
34 制御基板ボックス
35 コネクタ
36 スライドスイッチ
36a 操作部
37 ボックス開口部
38 被係合部
40 係合部
41 係合受空間
43 ガイド
45 取付部
46 取付ボス
50 支持部
51 係合先端部
52 窓部
54 開口部
56 取付孔
57 係合機構
58 係合機構受部

Claims (5)

  1. 区画部材により囲まれる遊技領域を形成した遊技盤と、
    遊技盤の中央開口部に臨む表示装置の表示制御を行う制御装置と、
    遊技盤裏面側に制御装置を取り付ける取付ベースと、
    球排出機構等の一連の裏機構部品が設けられた裏機構盤と、
    を備え、
    裏機構盤に開設された開口窓部から臨む遊技盤裏面側をカバー体で覆うように構成した遊技機において、
    前記制御装置の背面には、
    当該制御装置の調整機構と、
    前記カバー体の内面と対向する位置に配設された被係合部と、
    を備え、
    前記カバー体には、
    当該カバー体の内面に設けられた係合部と、
    該係合部と前記被係合部とが係合した状態で前記調整機構を臨ませる開口部と、
    前記取付ベースに対して当該カバー体を着脱自在に取り付けるための係合機構と、
    を備え、
    前記カバー体内面の係合部を前記制御装置背面の被係合部に係合すると共に、前記取付ベースに形成された係合機構受部に前記係合機構を係合して、カバー体を取付ベースの背面に取り付け、
    この取り付けられたカバー体により、前記開口部に前記調整機構を臨ませた状態で、制御装置を含む遊技盤裏面側を覆うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御装置は、前記取付ベースの左右方向の何れかに偏って配置され、
    前記係合機構は、前記制御装置が配置される側とは反対側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記調整機構が臨む前記開口部と前記調整機構の先端部とが所定の間隔を隔てて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記取付ベースは、当該取付ベース内面と遊技盤裏面との間に遊技球の流下空間を形成したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記被係合部の周辺に、前記係合部を係合位置へ案内するガイドを設けたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊技機。
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