JP2006230914A - 弾球遊技機の盤構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部端子板に対する作業性を改善するとともに、遊技盤におけるゲージ設定の自由度を拡大した弾球遊技機の盤構造を提供する。
【解決手段】 遊技盤を収容保持する前枠2と、この前枠の後面側に取り付けられた裏機構盤BSPと、遊技機の作動状態を遊技施設の管理装置に出力可能に構成された外部端子板44とを備えた弾球遊技機において、裏機構盤BSPの後面側に、遊技球を貯留する貯留タンクと、入賞装置に遊技球が落入したときに遊技球を払い出す球払出装置45と、貯留タンクに貯留された遊技球を整列させて球払出装置に導くタンクレールとを設け、このタンクレールの後面側に外部端子板44を配設して盤構造を構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技球が落入可能な入賞装置が設けられた遊技盤と、入賞装置への入賞に応じて遊技球を払い出す球払出機構が設けられた裏機構盤と、遊技機の作動状態を遊技施設の管理装置に出力する外部端子板とを備えた弾球遊技機の盤構造に関する。
上記のような遊技盤及び裏機構盤を備えた弾球遊技機として、例えばパチンコ機や雀球遊技機、アレンジボール機などが広く知られている。この種の遊技機の代表例とされるパチンコ機では、ベニヤとも称される化粧板の前面に、多数本の遊技釘とともに風車、固定入賞具や可変入賞具等の入賞装置、図柄表示装置などの種々の遊技部品が取り付けられた遊技盤が用いられ、この遊技盤が開閉搭載枠たる前枠に取り付けられ、その後方に裏機構盤と称される機構セット盤が取り付けられて一体のパチンコ機が形成される。
裏機構盤には、遊技盤における入賞状態に応じて遊技球を払い出す球払出機構、遊技盤から排出されたアウト球やセーフ球等の遊技済み球を機体の外部に排出する遊技済み球排出機構が設けられるとともに、パチンコ機の作動を制御する電源基板や球払出制御基板、主制御基板などの各種回路基板が取り付けられている。球払出機構は、遊技球を貯留する貯留タンク、貯留タンクと球払出装置との間を結んで設けられ貯留タンクに貯留された遊技球を整列させて球払出装置に導くタンクレール、入賞装置に遊技球が落入したときに入賞条件に応じた所定数量の遊技球を払い出す球払出装置、球払出装置から払い出された遊技球を前枠前面側の球皿に払い出す球払出通路などからなり、化粧板から後方に突出する図柄表示装置を受容するための窓口開口を取り囲むように、枠状に形成された裏機構盤の上枠杆部及び側枠杆部(例えば右枠杆部)に配設されている。
また、裏機構盤にはパチンコ機の作動状況を出力する外部端子板(ターミナル基板等とも称される)が設けられており、例えば貯留タンクの球切れ状態やガラス扉の開閉状態等のいわゆる枠情報、入賞装置における大当たりの発生状態や始動入賞口への入賞状態等のいわゆる盤情報が出力されるように構成されている。このため、外部端子板とホールコンピュータと称される遊技施設の管理装置とを接続することで、各種の枠情報や盤情報がホールコンピュータに入力され、ホールコンピュータで各パチンコ機の作動状態を管理可能になっている。外部端子板は裏機構盤の後面側に取り付けられており、一般的にタンクレールの上方に位置して裏機構盤の後面右上部に取り付けられていた(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特開2002−219254号公報(第4頁、第5図) 特開2003−135702号公報(第3〜4頁、第2及び第3図)
しかしながら、従来の盤構造では、外部端子板を装着する基板装着部が裏機構盤の後面に設けられており、例えば特許文献1及び2に記載されているように、後方に突出して配設される貯留タンクやタンクレールに囲まれ、開閉ヒンジに近い上端角部の奥まった位置に配設されていた。このため、外部端子板の配線作業や点検作業、保守作業等を行いづらく、作業性の改善が求められていた。
また、基板装着部が外部端子板を装着するための専用スペースとして裏機構盤の後面に確保されていたため、裏機構盤の後面に配設すべき他の遊技部品の部品配置に苦慮するという問題があった。
さらに、基板装着部がタンクレールの上方に設けられると、これに伴ってタンクレールの下側に位置する窓口開口の上縁の高さ位置、及び上下方向の開口寸法が制限され、遊技盤の後面側に突出可能な領域が制限されるため、例えば、大型の図柄表示装置を採用しようとしても化粧板から後方に突出する表示制御基板等が窓口開口の開口寸法内に収まらず、あるいはダイナミックな動きをする可変入賞装置を設けようとしても窓口開口の開口領域に収めようとすれば具体的な選定や配設位置が制約を受けて、たとえ遊技盤の盤面サイズを大型化しても、実質的に自由なゲージ設定を行うことが困難であるという問題を生じていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、外部端子板に対する作業性を改善するとともに、裏機構盤における遊技部品の配置の自由度や遊技盤におけるゲージ設定の自由度を拡大し得るような弾球遊技機の盤構造を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明は、遊技球が落入可能な入賞装置が設けられた遊技盤と、この遊技盤を収容保持する前枠と、前枠の後面側に取り付けられた裏機構盤と、遊技機の作動状態を遊技施設の管理装置に出力可能に構成された外部端子板とを備えた弾球遊技機の盤構造に関する。そのうえで本発明では、裏機構盤の後面側に、遊技球を貯留する貯留タンクと、入賞装置に遊技球が落入したときに遊技球を払い出す球払出装置と、貯留タンクと球払出装置との間を結んで設けられ貯留タンクに貯留された遊技球を整列させて球払出装置に導くタンクレールとを有し、このタンクレールの後面側に位置して外部端子板を配設して盤構造を構成する。
上記タンクレールは貯留タンクの底面と滑らかに繋がる傾斜底面を有して貯留タンクから側方に延びて形成され、外部端子板が貯留タンクと左右に並んで配設されるように構成する。
なお、外部端子板の後面が貯留タンクの後壁面よりも前方に配設されるように構成することが好ましい。
また、タンクレールの上方を覆って取り付けられるレールカバーを有し、外部端子板の装着部をレールカバーの後部に一体的に形成することも好ましい。
上記のように、裏機構盤の後面側に貯留タンクと球払出装置とタンクレールとを設け、外部端子板をタンクレールの後面側に位置して配設する盤構造によれば、外部端子板が上端角部の奥まった位置に追いやられることなく、窓口直上のタンクレールの後面側に配設される。このため、作業者が容易にアプローチすることができ、外部端子板に対する配線作業や点検作業等を容易に行うことができる。また従来外部端子板が取り付けられていた位置に他の遊技部品を配置することが可能となり、遊技部品の配置の自由度を拡大することができる。
また、タンクレールが貯留タンクの底面と滑らかに繋がる傾斜底面を有して貯留タンクから側方に延びるように形成し、外部端子板が貯留タンクと左右に並んで配設されるように構成することにより、良好な作業性を維持しつつ、貯留タンク、タンクレール及び外部端子板を合わせた高さ寸法を削減することができる。このため、窓口開口の上縁の高さ位置を上昇させ、窓口開口の上下方向の寸法を拡大することが可能になり、これにより、従来では利用困難とされた大型の図柄表示装置を配設し、あるいは配設位置が限定されていた入賞装置の選定や配設位置の制約を緩和することができ、ゲージ設定の自由度を拡大することができる。
さらに、外部端子板の後面が貯留タンクの後壁面よりも前方に配設されるように構成することで、裏機構盤の後方への突出量を増大させることなく上記効果を得ることができる。
また、タンクレールの上方を覆って取り付けられるレールカバーを設け、このレールカバーの後部に外部端子板の装着部を一体的に形成することにより、タンクレールに積もる粉塵に起因した球詰まりを抑制できるとともに、外部端子板が損傷を受けた場合など不具合発生時に、長尺のタンクレールや大型のタンクレール一体部材等を取り外すことなく外部端子板を容易に交換することができる。
従って、以上のような本発明によれば、外部端子板に対する作業性を改善するとともに、裏機構盤における遊技部品の配置の自由度や遊技盤におけるゲージ設定の自由度を拡大した弾球遊技機の盤構造を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。本発明に係る盤構造を備えた弾球遊技機の代表例として、図1〜図5の各図にパチンコ機を例示しており、まずこれらの図面を参照してパチンコ機PMの全体構成について概要説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを斜め前方から見た斜視図、図2は前面のガラス扉5及び上球皿6を横開き開放した状態の斜視図、図3はパチンコ機PMを斜め後方から見た斜視図、図4は前枠2を外枠1の前方に開放し上部裏機構盤40を前枠2の後方に開放した状態の斜視図、図5は上部裏機構盤40に加えて下部裏機構盤50を前枠2の後方に開放した状態の斜視図である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側上部には、ガラス扉5が前方に横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には、後方から遊技盤10を着脱可能に収容する収容枠が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。
遊技盤10は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板11を基板とし、円弧状の外レール部12及び内レール部13に囲まれた略円形の遊技領域PAの内側に、何れも詳細図示省略するが、多数本の遊技釘とともに風車や各種の入賞装置、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置などの遊技構成部品が取り付けられ、遊技領域の下端部にアウト口18が設けられて構成される。
前枠2の前面側中間部には、遊技補助盤と称される補助機構部20が設けられるとともに、その前方に、上球皿6が正面左側に設けられたヒンジ機構により横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた球皿施錠装置を利用して常には遊技補助盤20の前面を覆う球皿閉止状態に保持される。遊技補助盤20には、遊技球発射装置21のハンマーに叩打された遊技球を外レール部12に向けて発射させる発射レール22、前枠から後方に突出して形成され前面及び上面開放の箱状の賞球連絡バケット25、遊技の展開状況に応じた効果音を発生させるスピーカ、前枠2の前面側にファール球回収通路や下球皿通出通路等を形成させる補助盤カバー27などが設けられている。
上球皿6の背面側には、上球皿6を閉止した球皿閉止状態で後方の賞球連絡バケット25と連絡する上球皿連絡ダクト28が後方に突出して成型されており、球皿閉止状態で賞球連絡バケット25から流入する遊技球が上球皿連絡ダクト28を通って上球皿6の球皿部に流下するようになっている。また上球皿6の背面には球皿部に貯留された遊技球を1球ずつ遊技球発射装置21に送り出す球送りカセット29が発射レール22と位置整合して取り付けられている。
前枠2の前面側下部には、上面開放形態の下球皿7が取り付けられ、この下球皿7と上述した補助盤カバー27によって形成されるファール球回収通路、下球皿通出通路が、遊技補助盤20の下部で繋がっている。下球皿7の右側には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が取り付けられている。
一方、前枠2の後方に裏機構盤BSPが設けられている。裏機構盤BSPは、遊技球を払い出す球払出機構や球抜き機構が設けられた上部裏機構盤40と、遊技盤10から排出された遊技済み球を遊技施設の回収装置に導く遊技済み球排通路の壁面が形成された下部裏機構盤50とからなり、それぞれ独立して前枠2の後方に開閉可能に取り付けられている。下部裏機構盤50の後面側には、球払出制御基板52や電源基板53などの回路基盤が取り付けられ、これらがコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
さて、このように概要構成されるパチンコ機PMにおける上部裏機構盤40の後面に外部端子板44が設けられている。図6〜図11に外部端子板44の配設状態を示す図面を示しており、これらの図面を併せて参照しながら上部裏機構盤40の構成について説明する。なお、以降参照する図6〜図11の各図について予め概要を説明すると、図6はパチンコ機PMの背面図、図7は図6中のVII−VII矢視方向の側断面図、図8は図6における外部端子板44の近傍部分を拡大して示す背面図、図9は図7における外部端子板44の近傍部分を拡大して示す側断面図、図10はレールカバー43の平面図(図8中のX〜矢視の平面図)、図11はレールカバー43の背面図である。なお以降の説明では、上部裏機構盤40を後方から見た姿勢の図面を主として参照しながら説明するため、パチンコ機PMを後方から見た背面図における左右方向をもって左方・右方と称して説明する。
上部裏機構盤40は、この機構盤の基体となるベースフレーム41と、ベースフレーム41の上部に取り付けられた球貯留払出アッセンブリ42、及び球貯留払出アッセンブリ42の下側に位置してベースフレーム41の下部に取り付けられた球通路アッセンブリ46などを主体として構成され、ベースフレーム41の後面に球貯留払出アッセンブリ42及び球通路アッセンブリ46が組付けられて一体の上部裏機構盤40が形成される。
ベースフレーム41は、平坦な支持プレート部411と、この支持プレート部411の外周に曲げ起こし成形されたリブ412とを主体とし、球貯留払出アッセンブリ42及び球通路アッセンブリ46の前方全体を一体的に覆うように、これらのアッセンブリ42,46の後方からの投影形状よりも大きめの逆L字状に形成されている。ベースフレーム41各部には、球貯留払出アッセンブリ42及び球通路アッセンブリ46をネジ固定するための雌ネジ部、上部裏機構盤40を前枠2の後面側に着脱及び開閉可能に連結支持する上部裏機構盤ヒンジ48、ベースフレーム41を前枠後方に閉止保持させるためのナイロンファースナー49の装着孔などが形成されており、例えば板厚1.2〜2.3mm程度の鋼板を、打ち抜き、曲げ、バーリング及びタッピング加工し、並びにヒンジピンをカシメ固着等して図示する形状に成形し、必要に応じてクロメート処理等の表面処理を施して構成される。
球貯留払出アッセンブリ42は、遊技球を貯留する貯留タンク部を有し球払出装置の取り付けベースともなるアッセンブリベース420を基体とし、このアッセンブリベース420の各部に、タンクレール部の上方を覆うレールカバー43、パチンコ機PMの作動状態を外部に出力するための外部端子板44、遊技球の払い出し処理を行う球払出装置45、遊技球の流下を規制可能な球止め機構(不図示)などが取り付けられて構成される。
アッセンブリベース420には、遊技球を貯留する貯留タンク部421、貯留タンク部421と繋がって右方に延び貯留タンク部に貯留された遊技球を整列させて球払出装置45に導くタンクレール部422、タンクレール部422の終端側から下方に延び球払出装置45を着脱可能に装着保持する機構装着部423などが設けられており、例えば導電性のフィラーを混入した樹脂材料を用い射出成型等の成形手段で一体に形成される。
貯留タンク部421は、平面視横長で上面開放の箱状をなし底面が緩く右傾してタンクレール部422に繋がっている。貯留タンク部の後方壁面421rは、レールカバー43を主として表す図10に示すように、タンクレール部側の壁面が傾斜下流に向けて比較的大きな角度で前方に絞られており、タンクレール部の後方壁面422rが球貯留タンクの後方壁面421rよりも前方に位置して左右に延び、タンクレール部422の後面側に外部端子板44や他の遊技部品を配設可能な領域が広く確保されるようになっている。
タンクレール部422は、貯留タンク部421と滑らかに繋がる傾斜底面及び前後の壁面を有して貯留タンク部421から右側方に延びて形成されている。タンクレール部422の前後の壁面422f,422rは、それぞれ貯留タンク部421の前後の壁面421f,421rと滑らかに繋がり、前方壁面422fは傾斜下流に向けて比較的小さな角度で後方に絞られて通路幅が徐々に狭くなるように形成される。またタンクレール部422の底面は、全体として貯留タンク部421の底面よりも幾分大きな傾斜角をもって右傾して形成されるとともに、前方の底面は前方壁面422fの絞りに合わせ傾斜下流に向けて徐々に高さが高くなるように形成されている。
このような壁面構成によりタンクレール部422の下流部では、前後方向の通路幅が遊技球の直径よりもわずかに大きい程度のU字溝状になっており、貯留タンク部421から供給された遊技球を1列に整列させる整列通路が形成される。タンクレール部422の上縁は貯留タンク部421の上縁よりも低く形成されるとともに、レールカバー43を支持する上縁フランジ422hが水平に張り出し成型され、この上縁フランジ422hから下方に延びて雄ネジを受容するネジボスが形成されている。
レールカバー43は、タンクレール部422の上方を覆うカバー部432と、タンクレール部422の後面側に配設される基板装着部433とからなり、例えば色付き透明の樹脂材料を用いて射出成型等の成形手段により一体に形成される。
カバー部432は、タンクレール部422の前後の上縁フランジ422h,422hの形状に合わせて形成されたフランジ部432h、432hと、前後のフランジ部の間にタンクレール部422の通路形状に合わせて上方に膨出成型された天井部432uとからなり、フランジ部432hには上縁フランジ422hのネジボスの形成位置に合わせて取り付けネジのネジ部を挿通させるネジ挿通孔が上下貫通して形成されている。天井部432uは、貯留タンク部421と連絡する左側の天井面が高く、右側の天井面が低い下面開放の凹状をなし、中間には天井面が下流に向けて低くなる球崩し部432kが設けられている。
球崩し部432kよりも下流側では、カバー部432に覆われた整列通路の内部に重錘式の球均し振り子が左右に揺動自在に枢支され、整列通路の下流端部には球払出装置45の導入口に繋がる出口開口が形成されている。このため、貯留タンク部421に貯留された遊技球がタンクレール部422を流下する過程で1列に整列され、下流端の出口開口から球払出装置45の導入口に導かれるようになっている。なお、カバー部432の後方に形成された基板装着部433については、上部裏機構盤40の全体説明の後に詳述する。
球払出装置45は、外周に遊技球を受け入れる球受容溝を有して左右に延びる軸まわりに回動可能に設けられたスプロケット状の球送り回転盤と、この球送り回転盤を正・逆方向に回転駆動する球払出モータ、球送り回転盤及び球払出モータを収容するハウジングなどを主体として構成され、機構装着部423に着脱可能に装着されて係止保持される。ハウジングの上端部にはタンクレール部422の出口開口と連絡して遊技球を受け入れる導入口が開口形成され、ハウジングの下端部には、後方に第1球払出口、前方に第2球払出口が前後に並んで開口形成されている。
球払出装置45では、上端の導入口から導入された遊技球がハウジング内で球送り回転盤の球受容溝に受け入れられ、球送り回転盤の回動に応じてハウジング内を後方または前方に転動してハウジング下端の第1球払出口または第2球払出口から払い出される。例えば、球払出モータが正転され球送り回転盤が正方向(図7に示す方向の側面視において反時計廻り)に回動されると、球送り回転盤の球受容溝に受け入れられた遊技球が球送り回転盤の回動とともにハウジング内を反時計廻りに転動し、ハウジング下端部後方の第1球払出口から払い出される。また球払出モータが逆転され球送り回転盤が逆方向(図7に示す方向の側面視において時計廻り)に回動されると、球受容溝に受け入れられた遊技球が球送り回転盤の回動とともにハウジング内を時計廻りに転動し、ハウジング下端部前方の第2球払出口から払い出される。
球払出装置45の作動は、下部裏機構盤50に取り付けられた球払出制御基板52によって制御され、球払出制御基板52から入力された指令信号に基づいた回動方向及び回動角度で球送り回転盤か回転作動される。本実施形態では、所定の入賞条件が成立したときに球送り回転盤を反時計廻りに回動させて後方の第1球払出口から遊技球を払い出させ、所定の球抜き操作が行われたときに球送り回転盤を時計廻りに回動させて前方の第2球払出口から遊技球を排出させるように構成した例を示している。
球通路アッセンブリ46は、全体として前後方向幅が比較的厚く左右方向幅が薄い矩形断面で上下方向に長い桟状をなし、前後に蛇行しつつ上下に延びるS字状の球通路が前後に並んで2列形成されている。これら2列の球通路の入り口は、球払出装置45の第1球払出口及び第2球払出口の配設位置に合わせて形成されており、球払出装置45から払い出された遊技球を前後2列の球通路に沿って転動流下させ、下端に開口形成された第1出口461または第2出口462に導出させる。本実施形態では後列側の球通路が遊技球を上下の球皿6,7に導く球払出下降通路、前列側の球通路が遊技球を機体の外部に導く球抜き下降通路になっている。
球払出下降通路の出口である第1球出口461と、球抜き下降通路の出口である第2球出口462とは、図4に示すように前後方向及び左右方向ともにオフセットされており、上下の裏機構盤40,50が前枠後方に閉止された状態において、第1球出口461が前枠2から後方に突出する賞球連絡バケット25の直上部に位置し、第2球出口462が下部裏機構盤50の前面側に形成された遊技済み球排出通路57の通路壁56の上方に位置して配設されるようになっている。遊技済み排出通路の通路壁56は、主として左側の通路壁がアウト口18から排出されるアウト球の排出位置及び入賞装置に落入して化粧板11の裏面側に導かれたセーフ球の排出範囲をカバーし、右側の通路壁が上部裏機構盤40の第2球出口462の排出位置をカバーするように設定されている。
このため、上部裏機構盤40の球払出下降通路を通って第1球出口461から排出された遊技球が、直下に位置する賞球連絡バケット25及びこの賞球連絡バケットと連絡する上球皿連絡ダクト28を通って上球皿6に導かれ、遊技盤10から排出された遊技済み球(アウト球及びセーフ球)と上部裏機構盤40の球抜き下降通路を通って第2球出口462から排出された遊技球が、遊技済み球排出通路57で集合されて下端の球排出口58から遊技施設側の遊技球回収装置に向けて排出される。
さて、このように構成される上部裏機構盤40におけるレールカバー43の後部に、外部端子板44を収容保持する基板装着部433が設けられている。
外部端子板44は、パチンコ機PMの作動状況を外部に出力するための中継端子であり、各図に示す構成例では、各3つの入・出力コネクタからなる枠用外部端子442と、1つの入力コネクタと7つの出力コネクタからなる盤用外部端子443とを、一枚のプリント基板441に実装した複合型の外部端子板を用いた構成例を示している。
枠用外部端子442は、遊技盤10を収容する枠側の作動状態(枠情報)を出力するための端子であり、例えば、貯留タンク部421に貯留された遊技球の球切れ状態や、ガラス扉5の開閉状態、球払出装置45の作動状態などの信号が入力コネクタ442iに入力され、対応する出力コネクタ442oから出力される。盤用外部端子443は、遊技盤10の作動状態(盤情報)を出力するための端子であり、例えば、始動入賞口への入賞状態や、大当たりの発生状態、特別図柄表示装置における抽選確率の状態などの信号が入力コネクタ443iに入力され、情報内容ごとに区分けされた各出力コネクタ443oから出力されるようになっている。
基板装着部433は、フランジ部432hの後端から上下に延びる支持壁と、この支持壁の周囲を囲む上下左右の囲壁を有して後面開放の箱枠状に形成されている。支持壁には、外部端子板の基板背面(半田面)を支持する格子状のリブ、外部端子板に穿設された突起受容孔と係合して板面と直交する軸まわりの回動を規制する支持突起、収容された外部端子板をネジ固定するためのネジ受容孔などが形成されている。
基板装着部433の大きさは、背面視における収容面積が外部端子板44のプリント基板441の外形寸法よりも幾分大きく形成されるとともに、囲壁の高さは、外部端子板の入・出力コネクタ442,443に各コネクタが接続された状態でコネクタ全体が囲壁内部に収容されるように設定されており、基板装着部433に収容保持された外部端子板44のみならず、接続されたコネクタも上下左右の囲壁に囲まれて、工具等の当接による損傷から保護されるようになっている。
基板装着部433の前後方向の形成位置は、支持壁がタンクレール部の上縁フランジ422hに当接しないように、上縁フランジの前端よりもわずかに後方に設定される一方、基板装着部433全体が貯留タンク部の後壁面421rよりも前方に配設されるように、タンクレール部の後壁面422rの形成位置(より具体的には貯留タンク部の後壁面421rとタンクレール部の後壁面422rとのオフセット量)が規定されている。
そして外部端子板44を基板装着部433に収容してネジ固定し、レールカバー43の前後のフランジ部432hをタンクレール部の上縁フランジ422hに載置して、フランジ部上方から取り付けネジを螺合締結することで、レールカバー43がタンクレール部422に取り付けられる。
レールカバー43が取り付けられると、外部端子板44は周囲に何も障害となる部材がないタンクレール部422の後面側に配設される。このため、作業者は外部端子板44に容易にアプローチすることができ、例えば、外部端子板の入力コネクタの接続作業や、遊技島に設けられたホールコンピュータの端末コネクタを外部端子板の出力コネクタに接続する配線作業、外部端子板44の点検作業、交換作業等を容易に行うことができる。
また、外部端子板44が貯留タンク部421と並んで貯留タンク部の後壁面421rよりも前方に配設されるため、上部裏機構盤40の後方への突出量を増大させることがなく、かつ、貯留タンク部421、タンクレール部422及び基板装着部433を合わせた高さ寸法を削減することができる。このため上部裏機構40の下辺の高さ位置(従来における窓口開口の上縁の高さ位置)を上昇させて遊技盤10から後方に突出する遊技部品の配設領域を拡大することが可能になり、これにより、従来では利用困難とされた大型の図柄表示装置を遊技盤に配設し、あるいは配設位置が限定されていた入賞装置の選定や配設位置の制約を緩和することができる。
さらに、レールカバー43の後部に基板装着部433を一体的に形成することにより、タンクレール部422に降り注ぐ粉塵に起因した球詰まりを抑制できるとともに、基板装着部433が損傷を受けた場合など不具合発生時に、貯留タンク部421やタンクレール部422が一体に形成された大型のアッセンブリベース420を取り外すことなく、小型軽量のレールカバー43を交換する簡単な作業で容易に復旧させることができる。
従って、以上のような本発明によれば、外部端子板に対する作業性を改善するとともに、裏機構盤における遊技部品の配置の自由度や遊技盤におけるゲージ設定の自由度を拡大した弾球遊技機の盤構造を提供することができる。
本発明に係る枠構造を適用した弾球遊技機の一例として示す、パチンコ機を斜め前方から見た斜視図である。 前面のガラス扉及び球皿ユニットを横開き開放した状態の上記パチンコ機の斜視図である。 上記パチンコ機を斜め後方から見た斜視図である。 上記パチンコ機における前枠を外枠の前方に開放し上部裏機構盤を前枠の後方に開放した状態の斜視図である。 図4に示す上部裏機構盤に加えて下部裏機構盤を前枠の後方に開放した状態の斜視図である。 パチンコ機PMの背面図である。 図6中のVII−VII矢視方向の側断面図である。 図6における外部端子板の近傍部分を拡大して示す背面図である。 図7における外部端子板の近傍部分を拡大して示す側断面図である。 レールカバーの平面図(図8中のX〜矢視の平面図)である。 レールカバーの背面図である。
符号の説明
PM パチンコ機
BSP 裏機構盤(40 上部裏機構盤、50 下部裏機構盤)
1 外枠
2 前枠
10 遊技盤
41 ベースフレーム
42 球貯留払出アッセンブリ
43 レールカバー
44 外部端子板
45 球払出装置
421 貯留タンク部(421r 後方壁面)
422 タンクレール部(422r 後方壁面)
432 カバー部
433 基板装着部
441 プリント基板
442 枠用外部端子
443 盤用外部端子

Claims (4)

  1. 遊技球が落入可能な入賞装置が設けられた遊技盤と、前記遊技盤を収容保持する前枠と、前記前枠の後面側に取り付けられた裏機構盤と、遊技機の作動状態を遊技施設の管理装置に出力可能に構成された外部端子板とを備えた弾球遊技機において、
    前記裏機構盤の後面側には、遊技球を貯留する貯留タンクと、前記入賞装置に遊技球が落入したときに遊技球を払い出す球払出装置と、前記貯留タンクと前記球払出装置との間を結んで設けられ前記貯留タンクに貯留された遊技球を整列させて前記球払出装置に導くタンクレールとを有し、
    前記タンクレールの後面側に位置して前記外部端子板を配設したことを特徴とする弾球遊技機の盤構造。
  2. 前記タンクレールは前記貯留タンクの底面と滑らかに繋がる傾斜底面を有して前記貯留タンクから側方に延びて形成され、前記外部端子板が前記貯留タンクと左右に並んで配設されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の盤構造。
  3. 前記外部端子板の後面が前記貯留タンクの後壁面よりも前方に配設されるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機の盤構造。
  4. 前記タンクレールの上方を覆って取り付けられるレールカバーを有し、前記外部端子板の装着部を前記レールカバーの後部に一体的に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載する弾球遊技機の盤構造。
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