JP2009106584A - 弾球遊技機 - Google Patents

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唯史 鈴木
Kazuhiro Sato
一宏 佐藤
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Abstract

【課題】遊技板の背後に装着されている遊技制御基板への不正行為を保護する背面カバー体が枠状部材を開閉する際においても容易に開かなくする構造を有した弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が流下する遊技領域を正面に有すると共に遊技の制御を行う制御基板を背面に備えた遊技板3と、遊技板を収容可能とする前面枠体4と、前面枠体の背面側に配され遊技球が流下する樋部材611を備えた機構枠体6とを有する弾球遊技機において、制御基板を遊技板の背面側から覆う背面カバー体350と、背面カバー体に設けられ該背面カバー体を遊技板の背面側に係止させるための係止部351と、遊技板の背面側に設けられ係止部と係合する係合部311とを備え、機構枠体が前面枠体の背面側に固定された状態において機構枠体の少なくとも一部である樋部材が背面カバー体の少なくとも一部を覆う。
【選択図】図12

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に遊技機内部に組み込まれている制御基板を保護する背面カバー体が備えられた弾球遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の弾球遊技機においては、通常、遊技者側から奥手に向けて、ガラス窓や貯留皿を備えたガラス枠、このガラス枠が取り付けられる前面枠体、各種の入賞口、液晶等の画像表示装置を備えた遊技板、遊技球の供給装置や電源基板を備えた機構枠体、当該弾球遊技機の外形を維持する木枠とする各種の枠状部材が記載の順に従って組み付けられている。
弾球遊技機の点検、検査、設置の際の利便性を考慮して、前記の枠状部材は開閉可能に設計されている(例えば、特許文献1等参照)。通常、弾球遊技機の遊技制御を担う各種の制御基板は、遊技板の背面側に取り付けられている。そのため、遊技板の交換に際し、遊技機の遊技制御基板も交換される。たいてい、遊技板の背後には遊技制御基板が収容されている基板収容ボックスを被覆する背面カバー体が装着されており、直接遊技制御基板に対して不正行為が行われないように保護されている(同特許文献1の図5等参照)。
ところが従来の弾球遊技機においては、例えば木枠と機構枠体との開閉時に、遊技制御基板を保護している背面カバー体も容易に開閉されてしまう点が指摘されていた。このため、遊技板の背後に背面カバー体を備えたとしてもその内部にある遊技制御基板の保護は必ずしも完全とはいえなかった。前記の各種の枠状部材を開閉する際においても遊技板の背後に装着されている遊技制御基板への不正行為からの保護を高める必要性が求められていた。
特開2001−204936号公報
本発明は、上記状況に鑑み提案されたものであり、遊技板の背後に装着されている遊技制御基板への不正行為を保護する背面カバー体が枠状部材を開閉する際においても容易に開かなくする構造を有した弾球遊技機を提供する。
すなわち、請求項1の発明は、遊技球が流下する遊技領域を正面に有すると共に遊技の制御を行う制御基板を背面に備えた遊技板と、前記遊技板を収容可能とする前面枠体と、前記前面枠体の背面側に配され遊技球が流下する樋部材を備えた機構枠体とを有する弾球遊技機において、前記制御基板を遊技板の背面側から覆う背面カバー体と、前記背面カバー体に設けられ該背面カバー体を前記遊技板の背面側に係止させるための係止部と、前記遊技板の背面側に設けられ前記係止部と係合する係合部とを備え、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定された状態において前記機構枠体の少なくとも一部が前記背面カバー体の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする弾球遊技機に係る。
請求項2の発明は、前記係止部は前記背面カバー体から突出した係止片を備え、前記背面カバー体は前記係止片の突出量を係止解除するために可変可能な弾性部を有しており、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定された状態において前記機構枠体の少なくとも一部が前記弾性部の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機に係る。
請求項3の発明は、前記機構枠体が前記前面枠体の背面に該機構枠体の一側を回動可能に枢着されると共に前記前面枠体の背面には前記機構枠体の他側との回動を規制する回動規制部が備えられて、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定され、前記背面カバー体の一側に前記係止部として前記遊技板と回動可能に係止する回動係止部及び該背面カバー体の他側に前記係止部として前記係止片が備えられ、前記機構枠体が前記背面カバー体の前記係止部の近傍を被覆する枠形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機に係る。
請求項4の発明は、前記係合部には前記係止部である前記係止片が挿入される挿入穴部が設けられ、前記係合部は前記背面カバー体の前記回動係止部を中心とする回動により前記係止片との係合が解除可能に構成され、前記機構枠体が前記前面枠体に固定されたとき、前記機構枠体は前記背面カバー体の前記回動係止部を中心とする回動を妨げる配置となることを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機に係る。
請求項5の発明は、前記係止片が、前記背面カバー体の外側を向いて突出していることを特徴とする請求項2又は4に記載の弾球遊技機に係る。
請求項6の発明は、前記係止片が、前記背面カバー体の内側を向いて突出していることを特徴とする請求項2又は4に記載の弾球遊技機に係る。
請求項7の発明は、前記遊技板の背面が前記前面枠体の正面側に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の弾球遊技機に係る。
請求項8の発明は、前記遊技板の正面が前記前面枠体の背面側に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の弾球遊技機に係る。
請求項9の発明は、前記遊技板が前記前面枠体と前記機構枠体との間に配置され、前記前面枠体と前記機構枠体との固定が解除されて前記機構枠体が開放したときに、前記遊技板は前記前面枠体に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし6、8のいずれか1項に記載の弾球遊技機に係る。
請求項1の発明に係る弾球遊技機によると、遊技球が流下する遊技領域を正面に有すると共に遊技の制御を行う制御基板を背面に備えた遊技板と、前記遊技板を収容可能とする前面枠体と、前記前面枠体の背面側に配され遊技球が流下する樋部材を備えた機構枠体とを有する弾球遊技機において、前記制御基板を遊技板の背面側から覆う背面カバー体と、前記背面カバー体に設けられ該背面カバー体を前記遊技板の背面側に係止させるための係止部と、前記遊技板の背面側に設けられ前記係止部と係合する係合部とを備え、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定された状態において前記機構枠体の少なくとも一部が前記背面カバー体の少なくとも一部を覆っているため、遊技板の背後に装着されている遊技制御基板への不正行為を保護する背面カバー体は、枠状部材を開閉するに際して容易に遊技板側から係止解除されなくなる。
請求項2の発明に係る弾球遊技機によると、請求項1の発明において、前記係止部は前記背面カバー体から突出した係止片を備え、前記背面カバー体は前記係止片の突出量を係止解除するために可変可能な弾性部を有しており、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定された状態において前記機構枠体の少なくとも一部が前記弾性部の少なくとも一部を覆っているため、背面カバー体の係止片付近の保護がより高まると共に、背面カバー体は枠状部材を開閉するに際にして容易に遊技板側から係止解除されなくなる。
請求項3の発明に係る弾球遊技機よると、請求項1又は2の発明において、前記機構枠体が前記前面枠体の背面に該機構枠体の一側を回動可能に枢着されると共に前記前面枠体の背面には前記機構枠体の他側との回動を規制する回動規制部が備えられて、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定され、前記背面カバー体の一側に前記係止部として前記遊技板と回動可能に係止する回動係止部及び該背面カバー体の他側に前記係止部として前記係止片が備えられ、前記機構枠体が前記背面カバー体の前記係止部の近傍を被覆する枠形状であるため、遊技板と回動可能に係止される背面カバー体とするとき、枠状部材の開閉に際して背面カバー体は容易に遊技板側から係止解除されなくなる。
請求項4の発明に係る弾球遊技機よると、請求項3の発明において、前記係合部には前記係止部である前記係止片が挿入される挿入穴部が設けられ、前記係合部は前記背面カバー体の前記回動係止部を中心とする回動により前記係止片との係合が解除可能に構成され、前記機構枠体が前記前面枠体に固定されたとき、前記機構枠体は前記背面カバー体の前記回動係止部を中心とする回動を妨げる配置となるため、遊技板と回動可能に係止される背面カバー体における回動軸の逆側と遊技板との係止を容易とすると共に、枠状部材を開閉するに際して背面カバー体は容易に遊技板側から係止解除されなくなる。
請求項5の発明に係る弾球遊技機によると、請求項2又は4の発明において、前記係止片が、前記背面カバー体の外側を向いて突出しているため、背面カバー体と遊技板との係止は強まり、外れにくくすることができる。
請求項6の発明に係る弾球遊技機によると、請求項2又は4の発明において、前記係止片が、前記背面カバー体の内側を向いて突出しているため、背面カバー体と遊技板との係止は強まり、外れにくくすることができる。
請求項7の発明に係る弾球遊技機によると、請求項1ないし6のいずれか1項の発明において、前記遊技板の背面が前記前面枠体の正面側に着脱可能に取り付けられているため、背面カバー体が係止された遊技板の着脱を容易にすることができる。
請求項8の発明に係る弾球遊技機によると、請求項1ないし6のいずれか1項の発明において、前記遊技板の正面が前記前面枠体の背面側に着脱可能に取り付けられているため、背面カバー体が係止された遊技板の着脱を容易にすることができる。
請求項9の発明に係る弾球遊技機によると、請求項1ないし6、8のいずれか1項の発明において、前記遊技板が前記前面枠体と前記機構枠体との間に配置され、前記前面枠体と前記機構枠体との固定が解除されて前記機構枠体が開放したときに、前記遊技板は前記前面枠体に着脱可能に取り付けられるため、遊技板背面の遊技制御基板に対する安全性を高めることができる。
以下添付の図面に基づきこの発明の好適な実施形態を説明する。
図1は第一実施例に係る弾球遊技機全体の正面図、図2は図1の背面側からの分解斜視図、図3は前面枠体の背面側の斜視図、図4は遊技板の背面側からの分解斜視図、図5は背面カバー体の斜視図、図6はセンターベースユニットの主要部斜視図、図7は背面カバー体と遊技板との取り付け状態を示す模式図、図8は機構枠体の正面側の斜視図、図9は前面枠体と機構枠体の背面側の斜視図、図10は背面カバー体と遊技板が取り付けられた前面枠体の背面図、図11は図10の側面図、図12は弾球遊技機の概略横断面図、図13は別例の弾球遊技機の概略横断面図、図14は他の背面カバー体の斜視図、図15はさらに他の背面カバー体の斜視図、図16は別形態の弾球遊技機に係る背面側の分解斜視図である。
図1に示す弾球遊技機1(実施例ではパチンコ遊技機)は、遊技板3の縁に遊技球の外側誘導レール21及び内側誘導レール22が略円形に立設され内側誘導レールによって囲まれて遊技球が流下する遊技領域8の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、普通電動役物である始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設される。表示装置9の左側には普通図柄変動開始用ゲート19、その下方に第1袖入賞口23と第2袖入賞口25、さらには大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記の種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞球として払い出される。また、所定条件で判定結果が当たり(この実施例では大当たり)となると、所定の特別遊技状態となって大入賞口15が開放され、遊技球が入賞しやすい状態となる。また、普通図柄変動開始用ゲート19の検出信号により取得される普通図柄の当たり外れに関係する数値が所定値となった場合、始動入賞口10が拡大開放状態となる。
遊技板3の前面側には払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿32、この上側球受け皿32の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿34、遊技状態を報知するランプ表示器35,36、上部スピーカ37、下部スピーカ38、遊技操作部材(ジョグシャトル)39、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射ハンドルD(発射装置H)がそれぞれ組み付けられている。また、符号33はスピーカボックス(エンクロージャー)であり前記の下部スピーカ38を収容する。
表示装置9の画像表示装置43は、液晶、ドットマトリックスもしくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例ではカラー表示可能な液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等からなる画像表示部(可変表示領域)50を備えている。画像表示部50は、数字、アルファベット、記号あるいは絵(キャラクタ)等の普通図柄または特別図柄を変動表示及び停止表示可能としている。また、画像表示部50は、特別図柄の変動中に、該特別図柄に加えて背景(建物、風景等)、キャラクタ(人物、動物、植物、物等)、文字等の装飾図柄を表示し、該装飾図柄は前記特別図柄の変動開始等の所定始動条件に起因して変動表示可能である。
図2は弾球遊技機1を構成する各種の枠構造体の背面側からの斜視図である。紙面奥から順に、ガラス枠5、前面枠体4、遊技板3、背面カバー体350、機構枠体6、木枠2である。前面枠体4、機構枠体6、木枠2はそれぞれ枠状部材である。各部材について図2を含め図示と共に説明する。
図2に示すガラス枠5は遊技機1の最前面に設けられ、遊技領域を保護するガラス板501からなる保護板を支持する枠体である。前出の図1からもわかるように、このガラス枠には上側球受け皿32、下側球受け皿34、ランプ表示器35,36、上部スピーカ37、下部スピーカ38、遊技操作部材(ジョグシャトル)39が備えられている。ガラス枠5の一側、実施例では遊技者から見て左側の上下には、それぞれ突部を有した取付部5hが設けられている。
図2に示す前面枠体4はガラス枠5の背面(遊技者から見て後方側)に配置され、その中央部分に遊技板3を収容する遊技板収容開口部401が形成され、遊技板収容開口部401の周囲に遊技板押さえ部403が4箇所設けられている(図3参照)。遊技板収容開口部401の下部には、発射ハンドルDの裏側位置に発射装置Hの他に、遊技球発射ユニット、ファール球通路等が備えられている。
前面枠体4においてもその一側、実施例では遊技者から見て左側の上下には、それぞれ孔部を有した取付部4hが設けられている。そこで、前記ガラス枠5の上下の取付部5hは、対応する前面枠体4の上下の取付部4hに填め込まれ、回動可能に軸支される。なお、ガラス枠と連結を保持するため鍵ユニット(図示せず)等も前面枠体4に設けられる。図3に示すとおり、取付部4hの逆側(遊技者から見て右側)には機構枠体6と係着する回動規制部として、鉤部を備えた錠ユニット405が設けられている。また、符号402は枢着部、403は遊技板押さえ部、406は前面フック部、300は台板である。
遊技板3は、図1の正面図に示した遊技領域8を備えた面を弾球遊技機の正面側(遊技者側)に向けて、前掲図3の遊技板押さえ部403を介して前面枠体4の背面側に着脱可能に取り付けられる。そこで、機構枠体6が前面枠体4に取り付けられることにより、遊技板3は機構枠体6と前面枠体4との間に配置される。さらに図4を用い、遊技板3の背面側の構造を説明する。遊技板3は主に木製の台板300からなり、その中央部分には液晶等の画像表示装置43(画像表示部50)を正面側に露出させるための遊技板開口部301が形成されている。
遊技板開口部301の周囲には遊技の制御を行う各種の制御基板を組み付けるため枠形状のセンターベースユニット303が取り付けられる。また、遊技板開口部301の直下には前出の各種入賞口に入賞した遊技球、アウト口に入った遊技球を回収する集合板302も取り付けられる。符号151は主制御基板、152はサブ制御基板(ランプ制御基板)、153は液晶ケース、154は音声・図柄制御基板である。これらの制御基板は、図示のように基板収容ケース内に収容され、基板に対する不正行為から保護されている。制御基板は基板収容ケースを通じてねじ等により遊技板3(集合板302、センターベースユニット303)に固定される。
そして、これらの基板収容ケース内に収容されている制御基板の保護をより高めるため、遊技板の背面側から覆う背面カバー体350が備えられる。また、背面カバー体350は遊技板3の背面側から取り付けられる。本実施例では、遊技板の背面側に設けられたセンターベースユニット303に取り付けられている。このセンターベースユニット303には、背面カバー体350(係止部351)との係合に用いる係合部として挿入穴部311及び握持部321が設けられている。
背面カバー体350については、図5からよくわかるように、遊技板側の基板収容ケース内を被覆する側が部分的に切り取られた略直方体の箱形状である。背面カバー体は、通常、アクリル樹脂等の透明な樹脂素材から形成される。背面カバー体が覆っている各制御基板の視認性を確保するためである。図示実施例の背面カバー体350では、その左右方向の一側に当該背面カバー体を遊技板3の背面側に係止させる係止部351が設けられ、前記の挿入穴部311内に挿入される。
また、同背面カバー体の左右方向の他側には円柱状の回動係止部361が設けられる。前記の握持部321により回動係止部361は握持されて、背面カバー体350は回動可能に遊技板3に係止される。つまり、背面カバー体350は、係止部351が備えられた係止片面部371、回動係止部361が備えられた回動面部372、遊技板の基板収容ケースを背面側から被覆するカバー面部373より構成される。
背面カバー体350の回動係止部361と、遊技板3(センターベースユニット303)握持部321との係止の様子は図6,7として示した関係となる。握持部321は一対の腕部321s,321tからなり、実施例では上下に2個設けられている(図6参照)。そこで、図7の模式図のとおり、一対の腕部321s,321tの開口部分322からその中に回動係止部361の円柱部362が填め込まれる。腕部321s,321tの中には円柱部362を摺動可能に握持する空間部323が設けられており、その場所で遊嵌状態となるため、図示のように背面カバー体350は実線と二点鎖線の間を回動することができる。
図7のような回動可能な構成のみでは背面カバー体は容易に開けられてしまうため、前掲図5のとおり、係止部351の先端には背面カバー体外側を向いて突出する係止片352が設けられており、背面カバー体350と挿入穴部311との接続は補助される。係止部351を挿入穴部311内に挿入しようとする際、背面カバー体は樹脂製であり弾性を有しているため、係止部351付近(係止片面部371)の背面カバー体(弾性部Pa)を内側へ軽く押さえて僅かに変形させる(撓ませる)ことができる。すると、係止片351先端の係止片352は背面カバー体の内側に沈み込み、挿入穴部311内に侵入するときの抵抗が少なくなる。
図2、図8等に示す機構枠体6は球寄せとも称される。この機構枠体6は、遊技板3の背面に取り付けられている各種制御基板とこれらを覆う背面カバー体350を収容する機構枠体開口部601を中央部分に備える。このことからもわかるように、枠形状である。機構枠体開口部601の周囲には遊技球を供給する樋部材611が配置され、前面枠体4を通じてガラス枠5の上側球受け皿32等に遊技球が払い出される。図2の符号154は電源基板、155は発射制御基板、156は払出制御基板、157は払出装置である。
機構枠体6について、その正面側の様子は図8として示される。樋部材611には遊技店側から供給される遊技球を受け入れるタンク612、遊技球を流すタンクレール613が含まれている。機構枠体6の左右方向の一側に機構枠ロック部605が設けられ、前面枠体4の錠ユニット405(回動規制部)の鉤部分と係合して機構枠体6は前面枠体4と固定される。また、機構枠ロック部605の他側に取付部602も設けられている。取付部602の突部は前面枠体4の枢着部402(図3参照)に填め込まれることにより、機構枠体6は一側を回動軸として回動可能に前面枠体4に枢着される。この様子は図9として示される。
これまでの図示と説明から理解できるように、遊技板3は前面枠体4と機構枠体6との間に配置される(図2参照)。そこで、図9に示すように、前面枠体4と機構枠体6との固定が解除されて機構枠体6を開放させたとき、遊技板3は前面枠体4の背面側の所定位置に遊技板押さえ部403により着脱自在に取り付けられる。遊技板の配置は弾球遊技機の内部側となることから、遊技板3の交換に手間を要するものの、遊技板から安易に背面カバー体を開けることができず、遊技板背面の各種制御基板に対する安全性を高めることができる。
図2に示す木枠2は弾球遊技機1の構造を維持する枠体であり、下部にスピーカボックス33が収容される。木枠2の一側には突部を有した取付部2hが備えられ、ガラス枠5と一体化した前面枠体4の取付部4hの孔部に挿入される。このため、木枠の取付部2hを回動軸として、ガラス枠5、前面枠体4、及び機構枠体6は回動可能となる。加えて、木枠2には木枠ロック部206が設けられ、前面フック部406の鉤部分と係合する。そのため、木枠2と他の枠体との開閉が自在となる。
図10は、遊技板3に背面カバー体350を取り付けた後、これを前面枠体4に装着した背面図である。背面カバー体350は、遊技板3背面の各制御基板(基板収容ケース)のほぼ全体を覆う大きさである。さらに、図10の前面枠体4に機構枠体6を装着させた状態は、図11の左側面図(遊技者から見ると左手側)のとおり示される。機構枠体6が前面枠体4の背面側4bに固定された状態において、当該機構枠体6の少なくとも一部、図示では樋部材611が背面カバー体350の一部を覆って(隣接して)いる。背面カバー体350の係止部351(図10参照)に機構枠体6の樋部材611が接近することにより、係止部351が挿入穴部311から抜けにくく(外れにくく)している。図中の符号4fは前面枠体の正面側である。
この様子は図12の上断面図としても容易に表される。遊技板4の背面側に装着された背面カバー体350(図5参照)において、その係止部351の近傍に当たる係止片面部371に対し、枠形状である機構枠体6の樋部材611が接近(あるいは接触)している。そこで、係止片面部371は樋部材611によって被覆される。従って、図示のとおり、機構枠体6が前面枠体4に固定されたとき、矢印D1で示す背面カバー体350の回動係止部361を中心(図7参照)とした回動は、機構枠体6、特にはその樋部材611の抵抗を受けて妨げられる。また、図12では、背面カバー体350の最後部が機構枠体開口部601より後方に向かって突出している。
このようになるため、いったん前面枠体4に機構枠体6が接続、固定されたときには、機構枠体6の配置により遊技板3の背面側を被覆している背面カバー体350を開けることは従来の弾球遊技機よりも困難となる。よって、制御基板に対する不正行為の抑止に効果的となる。
図13は背面カバー体350の回動規制効果をさらに高めた例である。枠形状である機構枠体6の樋部材611には、さらに被覆樋部620が装着されている。そのため、機構枠体6の少なくとも一部と背面カバー体350のと位置関係は、機構枠体6の一部である被覆樋部620により、背面カバー体350の少なくとも一部が被覆されていることになる。この場合、矢印D2で示す背面カバー体350の回動係止部361を中心(図7参照)とした回動は、ほとんど起こり得なくなる。
図14は別例に係る背面カバー体350Bである。係止片351bの先端には背面カバー体内側を向いて突出する係止片352bが設けられている。係止片351b(係止片352b)と遊技板3(センターベースユニット303)の挿入穴部311との接続関係は前記と同様である。図5の背面カバー体350と共通する部位は同一符号とした。背面カバー体350Bにおいて係止部351bを前出の挿入穴部311内に挿入しようとする場合、樹脂製であり弾性を有してため、背面カバー体の弾性部Pbを矢印D3方向に軽く押さえて僅かに変形させる(撓ませる)ことができる。すると、弾性部Pbに連動して係止片面部371が多少外側に膨らみ、係止片351b先端の係止片352bは背面カバー体の外側に向かい、挿入穴部311内に侵入するときの抵抗が少なくなる。
図15はさらに別例に係る背面カバー体350Cである。図5の背面カバー体350と異なり、回動係止部を備えていない。その代わり、背面カバー体350Cの両側に、係止部351α,351βが設けられ、その先端に背面カバー体外側を向いて突出する係止片352α,352βが設けられている。なお、図5の背面カバー体350と共通する部位は同一符号とした。背面カバー体350Cにおいて係止部351α,351βを遊技板側の挿入穴部(2箇所形成)内に挿入しようとする場合、背面カバー体の左右の弾性部Pcを軽く押さえて内側に僅かに変形させる(撓ませる)ことができる。すると、弾性部Pc,Pcは多少内側にへこみ、係止片351α,351β先端の係止片352α,352βは背面カバー体の内側に向かい、挿入穴部内に侵入するときの抵抗が少なくなる。むろん、係止片352α,352βの向きを背面カバー体の内側に向けてもよい。
図16は別形態の弾球遊技機1Kに係る背面側を示す分解斜視図となる。この例にあっては、遊技板3の背面は、前面枠体4kの正面側に着脱可能に取り付けられる。遊技板3と前面枠体4kとの固定に、図3等に示した遊技板押さえ部が用いられる。遊技板押さえ部は前面枠体4kの正面側に設けられる。その他、ガラス枠5、機構枠体6、木枠2の取り付けは前記弾球遊技機1の場合と同様である。弾球遊技機1Kでは、ガラス枠5と前面枠体4との固定が解除されてガラス枠5が開放されたとき、遊技板3は前面枠体4の正面側の所定位置に遊技板押さえ部により着脱自在に取り付けられる。従って、比較的容易に遊技板の交換を行うことができる。弾球遊技機1Kにおいても、機構枠体の一部が背面カバー体の一部を覆う位置関係により、背面カバー体は安易に開かず、安全性は高められている。なお、前面枠体と機構枠体を一体にした集合機構枠体(図示せず)とすることもできる。
既述の実施例は本発明の技術を開示する一つの形態であり、必ずしも実施例の形態に拘泥されるものではない。例えば、背面カバー体を左右方向の回動とするほかに、上下方向の回動として、機構枠体の上部もしくは下部の一部により同背面カバー体を覆う構造としても良い。このようにすると、前面枠体と機構枠体をより大きく開けなければ、背面カバー体を開くことができなくなり、安全性が高まる。また、背面カバー体を遊技板背面に直接取り付けてもよい。さらに、背面カバー体の形状は実施例の形状に限られず、完全に各制御基板を覆う形状であってもよい。他に、各部材の取り付け方法に関しても適宜選択できる。ねじ止めや、所定のレールへの差し込み等も採用される。
本発明の構成については、パチンコ遊技機の実施例を用いて説明した。むろん、パチンコ遊技機のみの適用に限られることはなく、アレンジボール遊技機等の適宜の弾球遊技機に適用することができる。
第一実施例に係る弾球遊技機全体の正面図である。 図1の背面側からの分解斜視図である。 前面枠体の背面側の斜視図である。 遊技板の背面側からの分解斜視図である。 背面カバー体の斜視図である。 センターベースユニットの主要部斜視図である。 背面カバー体と遊技板との取り付け状態を示す模式図である。 機構枠体の正面側の斜視図である。 前面枠体と機構枠体の背面側の斜視図である。 背面カバー体と遊技板が取り付けられた前面枠体の背面図である。 図10の側面図である。 弾球遊技機の概略横断面図である。 別例の弾球遊技機の概略横断面図である。 他の背面カバー体の斜視図である。 さらに他の背面カバー体の斜視図である。 別形態の弾球遊技機に係る背面側の分解斜視図である。
符号の説明
1 弾球遊技機
2 木枠
3 遊技板
4 前面枠体
5 ガラス枠
6 機構枠体
8 遊技領域
151 主制御基板
300 台板
303 センターベースユニット
311 挿入穴部(係合部)
321 握持部
350 背面カバー体
351 係止部
352 係止片
361 回動係止部
362 円柱部
403 遊技板押さえ部
405 錠ユニット(回動規制部)
601 機構枠体開口部
605 機構枠ロック部
611 樋部材
Pa 弾性部

Claims (9)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を正面に有すると共に遊技の制御を行う制御基板を背面に備えた遊技板と、前記遊技板を収容可能とする前面枠体と、前記前面枠体の背面側に配され遊技球が流下する樋部材を備えた機構枠体とを有する弾球遊技機において、
    前記制御基板を遊技板の背面側から覆う背面カバー体と、
    前記背面カバー体に設けられ該背面カバー体を前記遊技板の背面側に係止させるための係止部と、
    前記遊技板の背面側に設けられ前記係止部と係合する係合部とを備え、
    前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定された状態において前記機構枠体の少なくとも一部が前記背面カバー体の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記係止部は前記背面カバー体から突出した係止片を備え、前記背面カバー体は前記係止片の突出量を係止解除するために可変可能な弾性部を有しており、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定された状態において前記機構枠体の少なくとも一部が前記弾性部の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記機構枠体が前記前面枠体の背面に該機構枠体の一側を回動可能に枢着されると共に前記前面枠体の背面には前記機構枠体の他側との回動を規制する回動規制部が備えられて、前記機構枠体が前記前面枠体の背面側に固定され、
    前記背面カバー体の一側に前記係止部として前記遊技板と回動可能に係止する回動係止部及び該背面カバー体の他側に前記係止部として前記係止片が備えられ、
    前記機構枠体が前記背面カバー体の前記係止部の近傍を被覆する枠形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記係合部には前記係止部である前記係止片が挿入される挿入穴部が設けられ、前記係合部は前記背面カバー体の前記回動係止部を中心とする回動により前記係止片との係合が解除可能に構成され、
    前記機構枠体が前記前面枠体に固定されたとき、前記機構枠体は前記背面カバー体の前記回動係止部を中心とする回動を妨げる配置となることを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記係止片が、前記背面カバー体の外側を向いて突出していることを特徴とする請求項2又は4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記係止片が、前記背面カバー体の内側を向いて突出していることを特徴とする請求項2又は4に記載の弾球遊技機。
  7. 前記遊技板の背面が前記前面枠体の正面側に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
  8. 前記遊技板の正面が前記前面枠体の背面側に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
  9. 前記遊技板が前記前面枠体と前記機構枠体との間に配置され、前記前面枠体と前記機構枠体との固定が解除されて前記機構枠体が開放したときに、前記遊技板は前記前面枠体に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし6、8のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
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