JP4526894B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳細には、機裏側に設けた機構セット盤に、各種遊技部品を電気的に制御する制御装置が配設される遊技機に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機やアレンジボール機では、機内にセットされる遊技盤に、各種の入賞口や案内車が配置される一方、図柄表示装置や入賞装置、ランプ類、その他スピーカ等の電気部品が配置されている。また、前記遊技機の裏側には、各種遊技球の球通路等が形成される機構セット盤が設けられており、該機構セット盤に、前記各電気的部品を制御する制御基板を基板ケースに収容した制御装置が配設される。ここで、前記制御装置としては、例えば遊技機全体を制御するメイン制御装置や前記各電気部品に対応して設けられるサブ制御装置、電源の供給制御を行なう電源制御装置等の各種制御装置が設けられている。そして、前記各制御装置が対応の電気部品を制御することで、前記図柄表示装置で図柄変動ゲームを行なうと共に、該図柄変動ゲームに合わせて、前記ランプ類を発光させたりスピーカから効果音を出したりして、所要の遊技を行なうようになっている。
ところで、前記制御装置をそのまま機構セット盤に配設すると、他の制御装置等から発生するノイズに起因して当該制御装置に誤作動が生ずることがあることから、各制御装置に対してノイズ対策を行なう必要がある。このような制御装置に対するノイズ対策としては、例えば特許文献1に開示されるように、前記制御装置の裏面(機構セット盤と対向する面)に、導電性材料で形成したシールド板を配設してノイズを遮断するよう構成し、制御装置の誤作動を防止するものが知られている。なお、前記シールド板は、前記制御装置に対して着脱または回動可能に取付けてある。すなわち、特許文献1に開示された制御装置では、前記シールド板を取付けるだけの簡単な構成で制御装置の誤作動の防止を実現し得ると共に、必要に応じてシールド板を着脱または回動するだけで、制御装置内部の制御基板を外部から目視して制御基板の異常を確認し得るようになっている。
特開平11−267323号公報
ここで、前記シールド板は、機種変更等により新しい制御装置に交換する必要が生じた場合であっても、該制御装置の外形形状に変更がない限りはそのまま使用可能な部材である。しかしながら、前記シールド板は前記制御装置に直接取付けられるため、該制御装置を交換した場合には、該シールド板も交換されてしまい、廃棄物の増加を招くと共に、コストが増大する要因ともなる。なお、前記シールド板を前記制御装置に着脱可能に設けた場合には、シールド板を取外して新たな制御装置に付け替えるようにすれば、前述した問題が生ずることはない。しかし、この場合には、煩雑な付け替え作業が必要なため、機種変更等の作業効率が低下する。また、元の制御装置から取外したシールド板を、新たな制御装置に取付けるまでは保管しなければならず、その保管スペースを確保する必要が生ずると共に、場合によっては取外したシールド板を紛失する虞がある。
また、機種変更に際しては、制御装置の外形形状が変更されることもあり、この場合には元の制御装置に取付けられていたシールド板のサイズが合わなくなるため、該シールド板の形状も変更しなければならず、コストが嵩む問題が指摘される。更に、前記シールド板を制御装置に取付ける構成では、該シールド板の形状を制御装置の形状に合わせて形成する必要があり、該シールド板の形状が限定される。
そこで、本発明は、機種変更等に際し、シールド板を交換することなく共通で使用可能な遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
機裏側に設けた機構セット盤(28)に各種電気部品の制御装置(20)を着脱自在に配設し、ノイズ発生源(21)からのノイズによる該制御装置(20)の誤作動を、ノイズ遮断用の金属製シールド板(57)により防止するようにした遊技機において、
前記制御装置として遊技機全体を制御する主制御装置(20)を備えると共に、前記ノイズ発生源として電源制御装置(21)を備え、
前記機構セット盤(28)に後方に開口するよう形成された収容凹部(31)に、前記電源制御装置(21)が着脱可能に収容され、
前記機構セット盤(28)に形成された取付部(32)に、前記収容凹部(31)の後方開口を塞ぐ合成樹脂製の固定部材(38)が取付けられて、該固定部材(38)に前記シールド板(57)が配設されると共に、該シールド板(57)が配設された固定部材(38)の後側に前記主制御装置(20)が配置され、
前記機構セット盤(28)に形成した取付部(32)に前記固定部材(38)を取付けることで、前記電源制御装置(21)と主制御装置(20)とが前記シールド板(57)を介して前後に重なる位置関係で位置するよう構成されると共に、
前記固定部材(38)は、
前記主制御装置(20)における電源制御装置(21)との対向面(21a)の全面を覆う大きさに形成された平板部(40)と、
前記平板部(40)の一方の側部から突出する第1突出部(42)と、
前記平板部(40)の他方の側部に形成されて前記機構セット盤(28)側に凹むと共に、切欠部(46)を介して該平板部(40)の側方に開口する凹部(41)と、
前記凹部(41)に配設されたスライド部材(51)と、
前記スライド部材(51)に設けられ、前記平板部(40)の他方の側部から突出する第1位置および該他方の側部から突出しない第2位置に変位可能な第2突出部(52)と、
前記凹部(41)に配設され、前記スライド部材(51)を常には前記第2突出部(52)が第1位置に位置するよう付勢する付勢手段(55)と、
前記スライド部材(51)に設けられ、前記切欠部(46)を介して前記凹部(41)の外側に突出する操作片(53)とが設けられて、
前記凹部(41)における前記主制御装置(20)側の開口を前記シールド板(57)により閉成して、前記スライド部材(51)および付勢手段(55)を凹部(41)内に保持するよう構成されると共に、
前記取付部(32)は、
前記第1突出部(42)を挿入可能で、該第1突出部(42)を係止する第1孔部(32a)と、
前記第2突出部(52)を挿入可能で、該第2突出部(52)を係止する第2孔部(32b)とを有し、
前記固定部材(38)の第1突出部(42)を前記取付部(32)の第1孔部(32a)に挿入した状態で、前記第2位置に変位させた第2突出部(52)を前記第2孔部(32b)に臨ませ、この状態で第2突出部(52)を第1位置に変位させて第2孔部(32b)に挿入することで、前記固定部材(38)が取付部(32)に取付けられ、
前記スライド部材(51)の操作片(53)を押圧操作して該スライド部材(51)を第1位置から第2位置に変位させて、前記第2突出部(52)と前記第2孔部(32b)との係合を解除し、前記第1突出部(42)を前記第1孔部(32a)から抜き出すことで、前記固定部材(38)が取付部(32)から取外されるよう構成したことを特徴とする。
また、前記機構セット盤(28)は、後方に向けて突出形成された第1の係合部(34)を有し、
前記制御装置(20)は、一方の側部に形成されて前記第1の係合部(34)と係脱自在な第2の係合部(23a)と、他方の側部に突出形成された第3突出部(24)とを備え、
前記固定部材(38)には、前記制御装置(20)の第3突出部(24)を挿入可能で、該第3突出部(24)を係止する第3孔部(43)が形成されて、
前記固定部材(38)を前記機構セット盤(28)の取付部(32)に取付けた状態で、前記第3突出部(24)を前記第3孔部(43)に挿入すると共に、前記第1の係合部(34)と第2の係合部(23a)とを係合することで、前記制御装置(20)を機構セット盤(28)に配設するよう構成されると共に、
前記固定部材(38)には、前記シールド板(57)の縁部を囲繞し、かつ該シールド板(57)の板面より主制御装置(20)側に突出する突条部(40a,40b,40c)が形成されると共に、
前記固定部材(38)における前記第3孔部(43)を形成した側部と交差する方向に延在する一対の突条部(40a,40b)の離間間隔は、前記主制御装置(20)の対応する幅寸法より僅かに大きく設定されて、該制御装置(20)の第3突出部(24)を固定部材(38)の第3孔部(43)に挿入するに際して、前記突条部(40a,40b)がガイドとして機能するよう構成してもよい。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
機裏側に設けた機構セット盤(28)に各種電気部品の制御装置(20)を着脱自在に配設し、ノイズ発生源(21)からのノイズによる該制御装置(20)の誤作動を、ノイズ遮断用の金属製シールド板(57)により防止するようにした遊技機において、
前記制御装置として遊技機全体を制御する主制御装置(20)を備えると共に、前記ノイズ発生源として電源制御装置(21)を備え、
前記機構セット盤(28)に後方に開口するよう形成された収容凹部(31)に、前記電源制御装置(21)が着脱可能に収容され、
前記機構セット盤(28)に形成された取付部(32)に、前記収容凹部(31)の後方開口を塞ぐ合成樹脂製の固定部材(38)が取付けられて、該固定部材(38)に前記シールド板(57)が配設されると共に、該シールド板(57)が配設された固定部材(38)の後側に前記主制御装置(20)が配置され、
前記機構セット盤(28)に形成した取付部(32)に前記固定部材(38)を取付けることで、前記電源制御装置(21)と主制御装置(20)とが前記シールド板(57)を介して前後に重なる位置関係で位置するよう構成されると共に、
前記機構セット盤(28)は、後方に向けて突出形成された第1の係合部(34)を有し、
前記制御装置(20)は、一方の側部に形成されて前記第1の係合部(34)と係脱自在な第2の係合部(23a)と、他方の側部に突出形成された第3突出部(24)とを備え、
前記固定部材(38)には、前記制御装置(20)の第3突出部(24)を挿入可能で、該第3突出部(24)を係止する第3孔部(43)が形成されて、
前記固定部材(38)を前記機構セット盤(28)の取付部(32)に取付けた状態で、前記第3突出部(24)を前記第3孔部(43)に挿入すると共に、前記第1の係合部(34)と第2の係合部(23a)とを係合することで、前記制御装置(20)を機構セット盤(28)に配設するよう構成されると共に、
前記固定部材(38)には、前記シールド板(57)の縁部を囲繞し、かつ該シールド板(57)の板面より主制御装置(20)側に突出する突条部(40a,40b,40c)が形成されると共に、
前記固定部材(38)における前記第3孔部(43)を形成した側部と交差する方向に延在する一対の突条部(40a,40b)の離間間隔は、前記主制御装置(20)の対応する幅寸法より僅かに大きく設定されて、該制御装置(20)の第3突出部(24)を固定部材(38)の第3孔部(43)に挿入するに際して、前記突条部(40a,40b)がガイドとして機能するよう構成されたことを特徴とする。
更にまた、前記固定部材(38)には外方に突出するようフランジ部(47)が形成されて、該固定部材(38)を前記取付部(32)に取付けた状態で、フランジ部(47)が前記機構セット盤(28)における前記収容凹部(31)を画成する壁部(31b)の後端面(31c)に当接して、当該フランジ部(47)が固定部材(38)の後側に配置された前記主制御装置(20)との間に挟持されるよう構成することもできる。
本発明の請求項1に係る遊技機によれば、シールド板を機構セット盤に取付けるよう構成したことで、機種変更や制御装置の故障・損傷時等に制御装置だけを交換することができる。すなわち、シールド板はそのまま使用できるから、制御装置を交換するに際して、廃棄物やコストが増大することはない。また、制御装置の交換・メンテナンス時等に、該制御装置からシールド板を取外す必要がないから、作業を簡単に行ない得ると共に、シールド板を紛失することもない。更に、制御装置の外形形状を変更した場合であっても、シールド板の形状を変更する必要はなく、この場合にも廃棄物やコストを抑制し得る利点がある。そして、シールド板を固定部材に配設することで、該シールド板を補強して当該シールド板の変形等を防止し得る。また、金属製のシールド板のみで所要の剛性を確保する場合には重量が嵩む欠点があるが、前記固定部材を合成樹脂で形成することで、全体の軽量化を図り得る利点もある。
また、前記主制御装置と、ノイズ発生源としての電源制御装置との間に、前記シールド板が位置するから、両制御装置を重ねて配置した場合であってもノイズによる主制御装置の誤作動が起こるのを防止し得る。同様に、前記主制御装置に起因して発生したノイズも前記シールド板で遮断されるから、該ノイズによって前記電源制御装置に誤作動が発生するのを防止できる。更に、主制御装置と電源制御装置とを前後に重ねて配置することで、機構セット盤の面方向にスペース的な余裕が生ずるから、該機構セット盤への他部材の設置の自由度を向上させ得る。従って、各種部材を機構セット盤に余裕を持って配置させ得ると共に、従来にない新たな部材の設置が可能となる。
そして、固定部材に形成した第1突出部を取付部の第1孔部に挿入した状態で、該固定部材に設けた第2突出部を第2位置に変位させ、該第2突出部を取付部の第2孔部に臨ませたもとで当該第2突出部を第1位置に変位して第2孔部に挿入することで、固定部材を取付部に取付けることができる。このように、工具等を用いることなく固定部材を機構セット盤の取付部に取付けることができるから、作業性が向上し、作業を短時間で行なうことが可能となる。
更に、請求項2に係る遊技機によれば、機構セット盤の取付部に固定部材を取付けた状態で、主制御装置に形成した第3突出部を固定部材の第3孔部に挿入すると共に、機構セット盤に形成した第1の係合部と主制御装置に設けた第2の係合部とを係合させることで、該主制御装置を機構セット盤に取付け得る。すなわち、工具等を用いることなく主制御装置を着脱し得るから、作業性が向上し、作業を短時間で行なうことが可能となる。また、前記固定部材に、前記シールド板の縁部を囲繞するよう突条部を形成することで、該シールド板の縁部が前記機構セット盤に配設される各種構成部品や配線に接触するのを防止し得るから、該各種構成部品や配線の損傷を効果的に防止し得る。また、前記突条部により前記主制御装置を案内することで、該主制御装置の第3突出部を固定部材の第3孔部に容易に挿入させ得るから、該主制御装置の取付作業を簡単に行ない得る。
そして、請求項に係る遊技機によれば、シールド板を機構セット盤に取付けるよう構成したことで、機種変更や主制御装置の故障・損傷時等に主制御装置だけを交換することができる。すなわち、シールド板はそのまま使用できるから、主制御装置を交換するに際して、廃棄物やコストが増大することはない。また、主制御装置の交換・メンテナンス時等に、該主制御装置からシールド板を取外す必要がないから、作業を簡単に行ない得ると共に、シールド板を紛失することもない。更に、主制御装置の外形形状を変更した場合であっても、シールド板の形状を変更する必要はなく、この場合にも廃棄物やコストを抑制し得る利点がある。そして、シールド板を固定部材に配設することで、該シールド板を補強して当該シールド板の変形等を防止し得る。また、金属製のシールド板のみで所要の剛性を確保する場合には重量が嵩む欠点があるが、前記固定部材を合成樹脂で形成することで、全体の軽量化を図り得る利点もある。
また、前記主制御装置と、ノイズ発生源としての電源制御装置との間に、前記シールド板が位置するから、両制御装置を重ねて配置した場合であってもノイズによる主制御装置の誤作動が起こるのを防止し得る。同様に、前記主制御装置に起因して発生したノイズも前記シールド板で遮断されるから、該ノイズによって前記電源制御装置に誤作動が発生するのを防止できる。更に、主制御装置と電源制御装置とを前後に重ねて配置することで、機構セット盤の面方向にスペース的な余裕が生ずるから、該機構セット盤への他部材の設置の自由度を向上させ得る。従って、各種部材を機構セット盤に余裕を持って配置させ得ると共に、従来にない新たな部材の設置が可能となる。
そして、機構セット盤の取付部に固定部材を取付けた状態で、主制御装置に形成した第3突出部を固定部材の第3孔部に挿入すると共に、機構セット盤に形成した第1の係合部と主制御装置に設けた第2の係合部とを係合させることで、該主制御装置を機構セット盤に取付け得る。すなわち、工具等を用いることなく主制御装置を着脱し得るから、作業性が向上し、作業を短時間で行なうことが可能となる。また、前記固定部材に、前記シールド板の縁部を囲繞するよう突条部を形成することで、該シールド板の縁部が前記機構セット盤に配設される各種構成部品や配線に接触するのを防止し得るから、該各種構成部品や配線の損傷を効果的に防止し得る。また、前記突条部により前記主制御装置を案内することで、該主制御装置の第3突出部を固定部材の第3孔部に容易に挿入させ得るから、該主制御装置の取付作業を簡単に行ない得る。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技機としてパチンコ球を遊技媒体として使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。なお、以下の説明においては、左・右とは、図1に示すようにパチンコ機10を背面側から視た状態で指称する。
先ず実施例に係るパチンコ機10の概略構成について、図1を参照して説明する。パチンコ機10は、外郭をなす外枠11の開口前面側に対して中枠12が、パチンコ機10に設けた連結支持手段、施錠手段(何れも図示せず)を利用して着脱および開放可能に組み付けられている。そして、前記中枠12には、所要の遊技領域を構成した遊技盤(図示せず)が着脱交換可能に取付けられると共に、該中枠12の前面側にガラス板を備えた前枠13を開閉可能に組み付けて遊技盤を透視保護している、また、前記中枠12の下方位置にはパチンコ球を貯留し得る上球皿や下球皿(何れも図示せず)が配設されると共に、遊技者の操作に応じて上球皿に貯留したパチンコ球を前記遊技盤に向けて発射させるハンドルユニット16を設けてある。更に、前記中枠12の裏側には、パチンコ機10の全体を制御する主制御装置(制御装置)20や、各種電気部品等に供給する電源を制御する電源制御装置(第2の制御装置)21、その他払出制御装置26等の各種制御装置を取付けた機構セット盤28が装備される。すなわち、実施例に係るパチンコ機10は、遊技者が前記ハンドルユニット16を操作して前記上球皿のパチンコ球を発射することにより、前記主制御装置20の制御に基づいた所定の遊技が行なわれるようになっている。
なお、パチンコ機10に配設される各種制御装置20,21,26は、図示しない制御基板を透明樹脂製の保護ケース22内に収容して構成されており、該保護ケース22の外部から制御基板を視認し得るようになっている。なお、前記主制御装置20の保護ケース22内に収容される制御基板は、パチンコ機10で行なう遊技内容を特定するものであって、遊技盤等を交換して遊技内容を変更する所謂機種変更時には交換を要する専用基板である。これに対して、前記電源制御装置21の保護ケース22内に収容される制御基板は、各制御装置への電源供給を制御するものであって、異なる機種同士でも使用でき、機種変更時に交換を要しない共用基板である。
ここで、前記主制御装置20の保護ケース22には、図2または図3に示すように、その右側縁部(一方の側縁部)の上下方向に離間する2箇所に、該側縁部からケース外方に向けて突出する支持部23,23が形成されると共に、該支持部23,23の夫々に、前後方向に貫通する(第2の係合部)係合孔23a,23aが穿設されている。なお、図2および図3において、上側に位置する支持部23および係合孔23aのみ図示してある。また、前記主制御装置20の保護ケース22における左側縁部(他方の側縁部)には、上下方向に所定長さに亘って該他方の側縁部から左側に向けて突出する突出片(第3突出部)24が形成されている。
また、前記機構セット盤28は、前記中枠12の外郭形状に略整合する矩形状に形成されて、その略中央に開設した窓口28aを介して前記遊技盤の裏面がパチンコ機10の後方に臨むように構成されている(図1参照)。なお、前記機構セット盤28の上側には、外部の球供給設備から供給されるパチンコ球を貯留する球タンク29が配設されており、該球タンク29のパチンコ球を、前記窓口28aの右側部に設けた球通路30を介して前記上球皿や下球皿に供給するようになっている。そして、前記機構セット盤28における前記窓口28aの下側に、後方に開口するよう前側に凹み、前記電源制御装置21を収容する収容凹部31を形成してある(図1〜図3参照)。前記収容凹部31の開口寸法は、前記電源制御装置21における機構セット盤28との対向面21aと略整合する大きさで、かつ該収容凹部31の前後方向の奥行き寸法は、該電源制御装置21の前後方向の長さ寸法より大きく設定される。すなわち、図3および図7〜図10に示すように、電源制御装置21を収容凹部31内に完全に収容し得るようになっている。なお、実施例では、前記電源制御装置21は、従来公知の係合手段やネジ止め等により前記収容凹部31内に着脱自在に取付けられている。
また、図3に示すように、前記機構セット盤28における前記収容凹部31の近傍には、ノイズ遮断用の金属製のシールド板57を取付けた固定部材38を着脱自在に取付ける取付部32が形成され、該取付部32に固定部材38を取付けることにより、該収容凹部31の後方開口を塞いでいる。そして、前記固定部材38の後側に前記主制御装置20が配置されて、前記収容凹部31に配設した電源制御装置21と主制御装置20とが固定部材38(シールド板57)を介して前後に重なる位置関係で位置するようになっている(図1または図10参照)。すなわち、前記シールド板57と機構セット盤28との間に、機種変更時に交換を要しない前記電源制御装置21が位置すると共に、該シールド板57における機構セット盤28とは反対側(すなわちパチンコ機10の外側)に、変更時に交換を要する前記主制御装置20が位置している。
前記機構セット盤28に形成される前記取付部32は、該機構セット盤28の収容凹部31を画成する左壁部31aの後端部に右方向(収容凹部31側)に開口するよう形成された第1孔部32a,32aと、該機構セット盤28の収容凹部31を画成する右壁部31bの後端部に左方向(収容凹部31側)に開口するよう形成された第2孔部32b,32bとから構成される。そして、前記第1孔部32a,32aの夫々に、前記固定部材38の後述する第1支持片(第1突出部)42,42を挿入係止すると共に、前記第2孔部32b,32bの夫々に、該固定部材38の後述する第2支持片(第2突出部)52,52を挿入係止することで、前記取付部32に固定部材38が取付けられるようになっている。なお、前記取付部32を介して固定部材38を取付けた際に、該固定部材38が収容凹部31に配設した前記電源制御装置21と干渉しない位置に各第1および第2孔部32a,32bを形成してある。
次に、前記固定部材38について、図3〜図6を参照して説明する。前記固定部材38は、前記主制御装置20における電源制御装置21との対向面20aの全面を覆う大きさに形成した平板部40と、該平板部40の右側部(他方の側部)に前記機構セット盤28側に凹むよう形成した凹部41内に配設されたスライド部材51と、該凹部41内に配設されてスライド部材51を付勢するバネやゴム等の付勢手段55(図6参照)とから基本的に構成される。ここで、図5に示すように、前記平板部40の上下の縁部および左縁部には、前記シールド板57の板面より前記主制御装置20側に突出する上下および左突条部40a,40b,40cが形成されており、機構セット盤28に主制御装置20を取付けた際に、該上下および左突条部40a,40b,40cの夫々が主制御装置20を囲繞するようになっている。すなわち、前記左突条部40cと交差する方向に延在する前記上下の突条部40a,40bの離間間隔は、前記主制御装置20の上下方向の幅寸法より僅かに大きく設定されている。
そして、前記平板部40の左側部(一方の側部)における上下に離間する位置には、該左側部から外方(左方向)に突出して、前記取付部32の第1孔部32a,32aに挿入可能な一対の前記第1支持片42,42が形成されている。すなわち、前記各第1支持片42を第1孔部32aに挿入することで、前記固定部材38の左側部を所定位置で保持するよう構成されている。また、前記左突条部40cにおける上下方向の略中央位置には、平板部40側に開口するよう固定孔(第3孔部)43が形成されて、該固定孔43に前記主制御装置20の突出片24を係脱自在に挿入し得るよう構成される。更に、前記平板部40と左突条部40cとの連接部位には、前記固定孔43を挟む位置に係止孔44,44が形成されると共に、該平板部40における右側部近傍には、前記凹部41を挟む2箇所にネジ孔45,45が形成されている。
また、前記平板部40の右側部における前記凹部41と対応する位置に、該凹部41が右方向に開口するよう第1切欠部46が形成されると共に、該凹部41における前記機構セット盤28との対向面部に、左右方向に延在するスリット41a,41a(図5に一方のスリット41aのみ図示)が上下に離間して形成されている。なお、前記平板部40における右側部の上下の端部近傍には、該右側部から外方(右方向)に突出するフランジ部47,47が形成され、固定部材38を取付部32に取付けた際に、該フランジ部47,47が前記収容凹部31の右壁部31bの後端面31cに当接して固定部材38の前方移動を規制するようになっている。
前記スライド部材51は、図5に示すように、前記凹部41に収容可能な平板状に形成されて、前記スリット41a,41aの夫々と対応する位置に、前記取付部32の第2孔部32b,32bに挿入可能な前記第2支持片(第2突出部)52,52が形成されると共に、該スライド部材51における前記第1切欠部46と対応する位置には、該第1切欠部46を介して凹部41の外側(平板部40の右側)に突出する操作片53が形成されている。すなわち、前記各第2支持片52がスリット41aに挿通されて機構セット盤28側に突出すると共に、前記操作片53が前記第1切欠部46を介して平板部40の右側に臨むようになっている。なお、前記第2支持片52,52の夫々は、前記スライド部材51を凹部41に配設した状態で、その端部が右方向を指向するよう形成される。
ここで、前記スライド部材51の左右方向の幅寸法は、前記凹部41の左右方向の幅寸法より小さく設定され、該スライド部材51の第2支持片52,52が前記平板部40の右側部から突出する第1位置と、該第2支持片52,52が平板部40の右側部から突出しない第2位置との間を変位するよう構成される。そして、前記凹部41内に配設した前記付勢手段55により、前記スライド部材51を常には第1位置に保持し、前記操作片53を平板部40側(左方向)に押圧操作することで、該付勢手段55の弾性力に抗してスライド部材51を第1位置から第2位置へ変位させ得るようになっている。すなわち、実施例の固定部材38は、前記各第1支持片42を第1孔部32aに挿入し、かつ前記第2支持片52(スライド部材51)を第2位置に変位させた状態で、該第2支持片52を前記第2孔部32bに対向するように臨ませ、この状態で第2支持片52,52を第1位置に変位させることにより当該第2支持片52,52を第2孔部32b,32bに挿入し得るよう構成されている。このように、前記第2支持片52,52の夫々を前記第2孔部32b,32bの夫々に挿入することで、前記固定部材38の右側部を所定位置で保持するようになっている。
図4または図5に示すように、前記固定部材38に配設される前記シールド板57は、該固定部材38の平板部40と略整合する大きさに形成される。すなわち、前記シールド板57は、前記主制御装置20における電源制御装置21との対向面20aの全面を覆う大きさに形成されている。なお、図2に示すように、前記電源制御装置21は、前記主制御装置20より小型に形成されており、該電源制御装置21と主制御装置20との間に前記シールド板57を配置することで、両装置20,21を遮蔽し得るようになっている。そして、前記シールド板57の左側縁に、前記平板部40の係止孔44,44に挿入可能な係止片58,58が形成されると共に、該シールド板57の右側部側には、該平板部40のネジ孔45,45と整列する通孔60,60を形成してある。すなわち、前記シールド板57の各係止片58を固定部材38の対応する係止孔44に挿入したもとで、該シールド板57の各通孔60に挿入したネジ49を固定部材38の各ネジ孔45に螺挿することで、当該シールド板57が固定部材38に固定される。このとき、前記凹部41における主制御装置20側の開口が前記シールド板57により閉成されて、該凹部41に配設した前記スライド部材51および付勢手段55が脱落しないようになっている。なお、前記シールド板57における前記平板部40の固定孔43と対応する位置には、第2切欠部59が形成されており、該シールド板57を固定部材38に取付けた際に、固定孔43を閉成しないよう構成してある。
次に、前記主制御装置20の機構セット盤28に対する固定構造につき説明する。図2に示すように、前記収容凹部31の右壁部31bには、後方に突出するよう第1および第2の係合突部34,35が形成される。なお、実施例では、前記第1および第2の係合突部34,35は上下方向に離間して4箇所に形成されている。そして、最も上下に離間する2つの第1の係合突部(第1の係合部)34,34を、前記主制御装置20の係合孔23a,23aに挿入することで該主制御装置20が機構セット盤28に取付けられるようになっており、その間に位置する2つの第2の係合突部35,35は前記払出制御装置26を機構セット盤28に取付けるのに供されている。
前記第1および第2の係合突部34,35の夫々は、前記機構セット盤28の背面28bにおける前記収容凹部31の近傍(収容凹部31の右側)に、上下に離間して対向すると共に上下方向に弾性変形可能で、後方に向けて突出形成された一対のフック36,36からなり、該フック36,36における互いに対向しない面に爪部36a,36aを形成してある。なお、前記各第1の係合突部34を対応する係合孔23aに挿入した際に、該第1の係合突部34の各爪部36a,36aが前記支持部23の後端面に当接するようになっており、該支持部23,23の後端面に爪部36a,36aが当接することで、前記主制御装置20の後方移動を規制している。すなわち、前記固定部材38を前記機構セット盤28の取付部32に取付けた状態で、前記主制御装置20の突出片24を固定部材38の固定孔43と係合させ、この状態で主制御装置20の係合孔23a,23aと前記機構セット盤28の第1の係合突部34,34とを係合させることで、当該主制御装置20が機構セット盤28に取付けられる。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る遊技機の作用につき以下説明する。前記パチンコ機10は、電源を投入すると、前記電源制御装置21が各制御装置20,26等の電気部品に適切な電流値・電圧値に変換して、これら制御装置20,26等に電源を供給する。そして、遊技者が前記ハンドルユニット16を操作して遊技盤上にパチンコ球を打出すことで所要の遊技が展開される。
ところで、前記電源制御装置21は電流値や電圧値を変更するため、ノイズが発生し易い。このため、前記主制御装置20を電源制御装置21と前後に重なり合う位置関係で配置すると、そのままでは電源制御装置21からのノイズにより主制御装置20に誤作動等が生ずる虞がある。そこで、実施例に係るパチンコ機10では、ノイズ発生源としての前記電源制御装置21と、該電源制御装置21からのノイズから保護すべき前記主制御装置20との間に、固定部材38を介して金属製のシールド板57を配置するよう構成したから、該シールド板57により電源制御装置21からのノイズを遮断でき、該主制御装置20に誤作動等が発生するのを防止し得る。更に、前記シールド板57を前記電源制御装置21の後面の略全面を覆う形状に形成したから、該電源制御装置21からのノイズは全面的に遮断され、前記主制御装置20をノイズから好適に保護し得る。同様に、前記主制御装置20からもノイズが発生する虞もあるが、該主制御装置20に起因して発生したノイズも前記シールド板57で遮断し得るから、該ノイズによって前記電源制御装置21に誤作動が発生するのを防止できる。
なお、前記機構セット盤28の背面28bに、前記主制御装置20と電源制御装置21とを並べて配置した場合には、該機構セット盤28に対する設置面積が大きくなり、他部材の設置スペースが狭くなってしまう。そこで、実施例のように、前記主制御装置20と電源制御装置21とを前後に重なるよう配置すれば、機構セット盤28の背面28b(面方向)にスペース的な余裕が生ずるから、該機構セット盤28への他部材の設置の自由度が向上する。従って、機構セット盤28に対して余裕を持って各種部材を配置し得ると共に、従来にない新たな部材の設置も可能となる。
ところで、パチンコ機10の全体を制御している主制御装置20は特に不正改造等を防止する必要があり、その保護ケース22を透明樹脂材で形成して内部を目視し得るよう構成され、該保護ケース22に内蔵した制御基板に回路パターン等の異常がないか否かの検査が行なわれる。ここで、実施例では、前記機構セット盤28に形成した取付部32に前記シールド板57を配設した固定部材38を取付けて、該固定部材38に形成した固定孔43に主制御装置20の突出片24を挿入すると共に、機構セット盤28に形成した係合突部34,34と主制御装置20の係合孔23a,23aとを係合することで、当該主制御装置20を機構セット盤28に取付けるよう構成してある。
すなわち、前記係合突部34,34と係合孔23a,23aとの係合を解除したもとで、前記突出片24を固定孔43から抜き出すことで、前記主制御装置20を独立して機構セット盤28から取外すことができ、該主制御装置20における制御基板の裏面(取付状態では機構セット盤28に対向する面)の確認を行なうことができる。従って、従来のように前記シールド板57を主制御装置20に着脱または回動可能に取付ける構成の場合には、該主制御装置20の制御基板を確認するに際して、主制御装置20を機構セット盤28(取付部32)から取外した後に、シールド板57を取外したり回動させて主制御装置20の内部を目視する必要があるのに対し、前述した実施例に係る構成によれば、主制御装置20を単に機構セット盤28から取外すだけでよいから、作業性が向上し、制御基板の検査作業を迅速かつ簡単に行ない得る利点がある。
また、前述した機種変更を行なう場合や、前記主制御装置20に故障・損傷等の不具合が発生した場合には、該主制御装置20の交換・メンテナンス作業を行なう必要が生ずる。ここで、実施例では、前記固定部材38(シールド板57)と機構セット盤28との間(すなわち収容凹部31)に前記電源制御装置21を配置すると共に、該固定部材38(シールド板57)における機構セット盤28とは反対側に前記主制御装置20を配置し、更にシールド板57を主制御装置20とは別部材として機構セット盤28に取付けている。このため、前記主制御装置20の交換・メンテナンス作業等を行なう場合であっても、前記機構セット盤28から固定部材38(シールド板57)を取外すことなく主制御装置20のみを取外せばよいから、機種変更時の作業性の向上を図り得ると共に、固定部材38(シールド板57)を紛失することもない。
更に、固定部材38(シールド板57)は前記機構セット盤28に取付けたままなので、主制御装置20を交換しても固定部材38(シールド板57)はそのまま使用でき、廃棄物やコストが増大するのを防止し得る。更にまた、前記シールド板57を主制御装置20とは別体として取扱い得るよう構成したことで、機種変更等に際して主制御装置20の外形形状を変更した場合であっても、該主制御装置20を前記固定孔43および係合突部34を介して取付けられる形状に形成すれば、固定部材38(シールド板57)の形状を変更する必要はないから、この場合にも廃棄物やコストを抑制し得る利点がある。
次に、前記固定部材38および主制御装置20の機構セット盤28への取付方法について説明する。前記シールド板57を固定した固定部材38の第1支持片42,42を、前記機構セット盤28に形成した第1孔部32a,32aに夫々挿入する。そして、この状態で、前記固定部材38におけるスライド部材51の操作片53を押圧操作して、固定部材38の第2支持片52,52(スライド部材51)を付勢手段55の弾性力に抗して第1位置から第2位置に変位させる(図7参照)。そして、図8に示すように、前記スライド部材51の第2支持片52,52を前記機構セット盤28の第2孔部32b,32bに対向する位置に臨ませた後に、該スライド部材51を第2位置から第1位置に変位させることで、該第2支持片52,52が対応する第2孔部32b,32bに挿入される(図9参照)。このとき、前記固定部材38のフランジ部47,47が前記収容凹部31の右壁部31bの後端面31cに当接する。すなわち、前記第1孔部32a,32aに挿入した第1支持片42,42により固定部材38の左側部側を保持し、前記フランジ部47,47が収容凹部31の右壁部31bの後端面31c当接して固定部材38を位置規制すると共に、前記第2孔部32b,32bに挿入した第2支持片52,52により固定部材38の右側部を保持することで、機構セット盤28の取付部32に固定部材38が取付けられる。
そして、前記取付部32に固定部材38を取付けた状態で、該固定部材38の固定孔43に前記主制御装置20の突出片24を挿入すると共に(図9参照)、前記機構セット盤28の係合突部34,34を主制御装置20の係合孔23a,23aに挿入する(図10参照)。このとき、前記各係合突部34の爪部36a,36aが前記係合孔23aに当接して前記フック36,36が相互に近接する方向に弾性変形すると共に、該爪部36a,36aが係合孔23aから抜け出ると、該フック36,36が弾性復帰して当該爪部36a,36aが係合孔23aを形成した支持部23の後端面に係合して、前記主制御装置20が機構セット盤28に取付けられる(図10参照)。
なお、前記機構セット盤28から主制御装置20を取外すに際しては、前記係合突部34(フック36,36)を弾性変形させて、両係合突部34,34と主制御装置20の係合孔23a,23aとの係合を解除すると共に、前記突出片24を前記固定部材38の固定孔43から抜き出せばよい。また、前記固定部材38を前記取付部32から取外すに際しては、前記スライド部材51の操作片53を押圧操作して該スライド部材51を第1位置から第2位置に変位させて、前記第2支持片52,52と前記第2孔部32b,32bとの係合を解除したもとで、前記第1支持片42,42を前記第1孔部32a,32aから抜き出すことで、当該固定部材38を取付部32から取外すことができる。すなわち、実施例に係るパチンコ機10では、前記主制御装置20および固定部材38の着脱作業に際して、工具等を使用する必要がないから、作業性が向上し、各部材の着脱作業を短時間で行なうことが可能となる。
更に、実施例のように、前記シールド板57を固定部材38に配設するよう構成したことで、該シールド板57を補強して変形等を防止し得る。また、シールド板57のみで所要の剛性を確保する場合には、その重量が嵩む欠点があるが、該シールド板57を配設する固定部材38を合成樹脂で形成したことで、全体の軽量化を図り得る利点がある。そして、前記固定部材38に、前記シールド板57の縁部を囲繞するよう上下および左突条部40a,40b,40cを形成したことで、該固定部材38の剛性をより向上し得ると共に、該突条部40a,40b,40cによりシールド板57の縁部が機構セット盤28に配設される各種構成部品や配線に接触するのを防止して、該各種構成部品や配線の損傷を効果的に防止することができる。また、前記上下の突条部40a,40bの離間間隔を、前記主制御装置20の上下方向の幅寸法より僅かに大きく設定したことで、該主制御装置20の突出片24を固定部材38の固定孔43に挿入するに際し、該上下の突条部40a,40bがガイドとして機能する。このように、前記上下の突条部40a,40bにより前記主制御装置20をガイドすることで、該主制御装置20の突出片24を固定部材38の固定孔43に容易に挿入させ得るから、該主制御装置20を機構セット盤28に対して簡単に取付け得る利点がある。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、前記固定部材の形状および大きさは、任意に変更することができ、該固定部材に配設したシールド板が制御装置における電源制御装置との対向面の全面を覆うよう構成すれば、該電源制御装置からのノイズによる制御装置の誤作動を防止することが可能である。また、前記機構セット盤の取付部への固定部材の取付構造に関しても実施例のものに限られず、該固定部材を取付部に着脱自在に取付け得るよう構成すればよい。例えば、前記取付部および固定部材の何れか一方に支軸を形成し、他方に該支軸を挿通する軸孔を形成して、該取付部に対して固定部材を着脱および回動自在に枢支するよう構成しても、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。また同様に、前記制御装置を機構セット盤(取付部)に対して着脱および回動自在に配設することも可能である。このように、制御装置を回動自在に枢支するよう構成した場合には、実施例に係る構成と較べて、該制御装置を回動するだけで保護ケース内の制御基板の裏側を確認することができる利点がある。
お、実施例では、遊技機としてパチンコ機を採用したが、アレンジボール機やスロットマシン機等であってもよく、遊技機の裏側に設けた機構セット盤に各種電気部品の制御装置を着脱自在に配設したものであれば、何れの遊技機も採用し得る。
〔付記〕
なお、本発明に係る遊技機の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
(A) 請求項1〜4の何れかに記載の遊技機に関し、前記固定部材(38)に、前記シールド板(57)の縁部を囲繞するよう突条部(40a,40b,40c)を形成して、該シールド板(57)の外周縁が前記機構セット盤(28)に配設される各種構成部品に接触しないよう構成してもよい。
このように、前記固定部材に、前記シールド板の縁部を囲繞するよう突条部を形成することで、該シールド板の縁部が前記機構セット盤に配設される各種構成部品や配線に接触するのを防止し得るから、該各種構成部品や配線の損傷を効果的に防止し得る。
実施例に係るパチンコ機の背面を示す斜視図である。 実施例に係る機構セット盤、電源制御装置、固定部材、主制御装置の背面を示す分解斜視図である。 実施例に係る機構セット盤から固定部材および主制御装置を取外した状態を示す平断面図である。 実施例に係る取付部材を示す正面図である。 実施例に係る固定部材を示す分解斜視図である。 図4における固定部材のA−A線断面図である。 実施例に係る機構セット盤の取付部に、固定部材を取付ける状態を示す平断面図であって、固定部材の第1支持片を取付部の第1孔部に挿入した状態を示す。 実施例に係る機構セット盤の取付部に、固定部材を取付ける状態を示す平断面図であって、固定部材の第2支持片を第2位置に変位させた状態で、取付部の第2孔部に臨ませた状態を示す。 実施例に係る機構セット盤に、主制御装置を取付ける状態を示す平断面図であって、主制御装置の突出片を固定部材の固定孔に挿入した状態を示す。 実施例に係る機構セット盤に、主制御装置を取付ける状態を示す平断面図であって、機構セット盤の係合突部と主制御装置の係合孔とを係合させた状態を示す。
符号の説明
20 主制御装置(制御装置)
21 電源制御装置(ノイズ発生源)
21a 対向面
22 保護カバー
23a 係合孔(第2の係合部)
24 突出片(第3突出部)
28 機構セット盤
31 収容凹部
31a 機構セット盤の収容凹部を画成する左壁部(壁部)
31b 機構セット盤の収容凹部を画成する右壁部(壁部)
31c 後端面
32 取付部
32a 第1孔部
32b 第2孔部
34 係合突部(第1の係合部)
38 固定部材
40 平板部
41 凹部
41a 上突条部(突条部)
41b 下突条部(突条部)
41c 左突条部(突条部)
42 第1支持片(第1突出部)
43 固定孔(第3孔部)
46 第1切欠部(切欠部)
47 フランジ部
51 スライド部材
52 第2支持片(第2突出部)
53 操作片
55 付勢手段
57 シールド板

Claims (4)

  1. 機裏側に設けた機構セット盤に各種電気部品の制御装置を着脱自在に配設し、ノイズ発生源からのノイズによる該制御装置の誤作動を、ノイズ遮断用の金属製シールド板により防止するようにした遊技機において、
    前記制御装置として遊技機全体を制御する主制御装置を備えると共に、前記ノイズ発生源として電源制御装置を備え、
    前記機構セット盤に後方に開口するよう形成された収容凹部に、前記電源制御装置が着脱可能に収容され、
    前記機構セット盤に形成された取付部に、前記収容凹部の後方開口を塞ぐ合成樹脂製の固定部材が取付けられて、該固定部材に前記シールド板が配設されると共に、該シールド板が配設された固定部材の後側に前記主制御装置が配置され、
    前記機構セット盤に形成した取付部に前記固定部材を取付けることで、前記電源制御装置と主制御装置とが前記シールド板を介して前後に重なる位置関係で位置するよう構成されると共に、
    前記固定部材は、
    前記主制御装置における電源制御装置との対向面の全面を覆う大きさに形成された平板部と、
    前記平板部の一方の側部から突出する第1突出部と、
    前記平板部の他方の側部に形成されて前記機構セット盤側に凹むと共に、切欠部を介して該平板部の側方に開口する凹部と、
    前記凹部に配設されたスライド部材と、
    前記スライド部材に設けられ、前記平板部の他方の側部から突出する第1位置および該他方の側部から突出しない第2位置に変位可能な第2突出部と、
    前記凹部に配設され、前記スライド部材を常には前記第2突出部が第1位置に位置するよう付勢する付勢手段と、
    前記スライド部材に設けられ、前記切欠部を介して前記凹部の外側に突出する操作片とが設けられて、
    前記凹部における前記主制御装置側の開口を前記シールド板により閉成して、前記スライド部材および付勢手段を凹部内に保持するよう構成されると共に、
    前記取付部は、
    前記第1突出部を挿入可能で、該第1突出部を係止する第1孔部と、
    前記第2突出部を挿入可能で、該第2突出部を係止する第2孔部とを有し、
    前記固定部材の第1突出部を前記取付部の第1孔部に挿入した状態で、前記第2位置に変位させた第2突出部を前記第2孔部に臨ませ、この状態で第2突出部を第1位置に変位させて第2孔部に挿入することで、前記固定部材が取付部に取付けられ、
    前記スライド部材の操作片を押圧操作して該スライド部材を第1位置から第2位置に変位させて、前記第2突出部と前記第2孔部との係合を解除し、前記第1突出部を前記第1孔部から抜き出すことで、前記固定部材が取付部から取外されるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記機構セット盤は、後方に向けて突出形成された第1の係合部を有し、
    前記主制御装置は、一方の側部に形成されて前記第1の係合部と係脱自在な第2の係合部と、他方の側部に突出形成された第3突出部とを備え、
    前記固定部材には、前記主制御装置の第3突出部を挿入可能で、該第3突出部を係止する第3孔部が形成されて、
    前記固定部材を前記機構セット盤の取付部に取付けた状態で、前記第3突出部を前記第3孔部に挿入すると共に、前記第1の係合部と第2の係合部とを係合することで、前記主制御装置を機構セット盤に配設するよう構成されると共に、
    前記固定部材には、前記シールド板の縁部を囲繞し、かつ該シールド板の板面より主制御装置側に突出する突条部が形成されると共に、
    前記固定部材における前記第3孔部を形成した側部と交差する方向に延在する一対の突条部の離間間隔は、前記主制御装置の対応する幅寸法より僅かに大きく設定されて、該制御装置の第3突出部を固定部材の第3孔部に挿入するに際して、前記突条部がガイドとして機能するよう構成された請求項1記載の遊技機。
  3. 機裏側に設けた機構セット盤に各種電気部品の制御装置を着脱自在に配設し、ノイズ発生源からのノイズによる該制御装置の誤作動を、ノイズ遮断用の金属製シールド板により防止するようにした遊技機において、
    前記制御装置として遊技機全体を制御する主制御装置を備えると共に、前記ノイズ発生源として電源制御装置を備え、
    前記機構セット盤に後方に開口するよう形成された収容凹部に、前記電源制御装置が着脱可能に収容され、
    前記機構セット盤に形成された取付部に、前記収容凹部の後方開口を塞ぐ合成樹脂製の固定部材が取付けられて、該固定部材に前記シールド板が配設されると共に、該シールド板が配設された固定部材の後側に前記主制御装置が配置され、
    前記機構セット盤に形成した取付部に前記固定部材を取付けることで、前記電源制御装置と主制御装置とが前記シールド板を介して前後に重なる位置関係で位置するよう構成されると共に、
    前記機構セット盤は、後方に向けて突出形成された第1の係合部を有し、
    前記主制御装置は、一方の側部に形成されて前記第1の係合部と係脱自在な第2の係合部と、他方の側部に突出形成された第3突出部とを備え、
    前記固定部材には、前記主制御装置の第3突出部を挿入可能で、該第3突出部を係止する第3孔部が形成されて、
    前記固定部材を前記機構セット盤の取付部に取付けた状態で、前記第3突出部を前記第3孔部に挿入すると共に、前記第1の係合部と第2の係合部とを係合することで、前記主制御装置を機構セット盤に配設するよう構成されると共に、
    前記固定部材には、前記シールド板の縁部を囲繞し、かつ該シールド板の板面より主制御装置側に突出する突条部が形成されると共に、
    前記固定部材における前記第3孔部を形成した側部と交差する方向に延在する一対の突条部の離間間隔は、前記主制御装置の対応する幅寸法より僅かに大きく設定されて、該制御装置の第3突出部を固定部材の第3孔部に挿入するに際して、前記突条部がガイドとして機能するよう構成された
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 前記固定部材には外方に突出するようフランジ部が形成されて、該固定部材を前記取付部に取付けた状態で、フランジ部が前記機構セット盤における前記収容凹部を画成する壁部の後端面に当接して、当該フランジ部が固定部材の後側に配置された前記主制御装置との間に挟持されるよう構成した請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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