JP4273552B2 - 建具の施錠機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、障子等の建具の施錠機構に関し、更に詳述すると、建具を施錠する際に用いるグレモン締りの施錠機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅等に用いる扉,窓,障子等の建具において、建具の取付枠に設けられた凹状の受金物(施錠部)に、デッドボルトを突出して建具を固定するタイプのグレモン締りを施錠方法として用いる場合がある。これは主にハンドルにて連動され、デッドボルトと受金物との取り合いで、建具を枠に固定するように作用するので、防音ドアなどの気密性を要する建具に使用されることが多い。
【0003】
図5乃至図8は、従来のグレモン締りの一例を説明するもので、建具d1,d2は、図5,6に示したように、連結部材1の両側にそれぞれ開閉可能に(連結部材1に対して回動可能に)連結されていると共に、一方の建具d1は、縦枠2に蝶番3によって回動可能に連結され、図6(A)〜(C)に示したように、建具d1,d2が開閉し、両建具d1,d2が開いた状態(縦枠2に対し折りたたまれた状態)でその側面が連結部材1を介して互いに対向し得るようになっている。
【0004】
図7,8は、グレモン締りを採用した場合のハンドル部の機構を示し、図7は施錠時、図8は施錠解除時の状態を示すものである。このグレモン機構は、図7,8では図示していない略筒状の連結部材1に設けられたもので、操作ハンドル11に上下2本のバー材12,12がそれぞれスライダー13,13を介して連結されたものである。
【0005】
上記操作ハンドル11は、そのハンドル部11aが上記連結部材1の前面に固定されたハンドル台座14より前方に突出した状態で基部11bが回動可能(図示の例では180°正逆回動可能)に支承されており、ハンドル11の基端面には、その外周縁側に互いに対向してピン11c,11cが突設されている。一方、バー材12,12は上記連結部材1に内蔵されているもので、それぞれその先端部にデッドボルト15,15が取り付けられていると共に、基端側の前面には、それぞれ引き寄せ軸16,16が突設されている。また、スライダー13,13は、それぞれくの字板状に形成され、その長さ方向両端側にそれぞれ挿入孔が穿設され、その一方の挿入孔に上記ハンドル11のピン11c,11cがそれぞれ回動可能に挿入されていると共に、他方の挿入孔に上記バー材12,12の引き寄せ軸16,16が回動可能に挿入されている。
【0006】
従って、図5(A)及び図7に示すように、施錠状態でバー材12,12が互いに最大離間距離にあり、デッドボルト15,15が連結部材1外に進出し、これらデッドボルト15,15がそれぞれ建具d1,d2の取付枠17に設けられた凹状の施錠部17a,17a内に係合しており、これによって建具d1,d2が開閉不可能に閉じた状態に施錠されている。
【0007】
この施錠状態から、施錠状態で下向きになっているハンドル11を回動して図5(B)、図8に示すように上向きにすると、ハンドル11の回動に伴い、これと一体にピン11c,11cがハンドル11の中心軸を中心に180°回動し、当初の対向状態からそれぞれ該中心の対極側に移動する。これに伴い、ピン11c,11cに連結されたスライダー13,13を介してバー材12,12が中心側に引き寄せられる。そして、これによってバー材12,12に連結されているデッドボルト15,15が連結部材1内に退入し、上記施錠部17a,17aから脱出することにより、上記施錠状態が解除される。従って、上記建具d1,d2が折りたたみ可能となり、図6に示したように開くことができるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のグレモン機構には、以下に示す欠点があった。即ち、上記施錠解除状態において、バー材12,12が固定されることがないため、不用意にバー材12,12が往復動(図において上下動)する場合があり、施錠解除状態で本来連結部材内部に収容されているべきデッドボルト15,15が建具の開閉中などで連結部材1外に突出してしまい、開閉動作の障害になる場合がある等の不都合があった。また、図6に示すような折りたたみ戸の場合では、一対の建具d1,d2が連結部材1を中心にハンドル11を挟み込む状態になるため、バー材12,12とスライダー13,13を介して連結しているハンドル11もバー材12,12が上下動するとこれに伴い回動してしまい、建具d1,d2に傷をつけることがあり、建具d1,d2がガラス等を使用した窓である場合にはガラスを破損するおそれもあった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、比較的簡便な機構により施錠をはずした状態、即ち連結部材内部にデッドボルトを収容した状態にあるグレモン締りにおいて、バー材とハンドルとが動かないようにロックすることを可能とする建具の施錠機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、
両側にそれぞれ建具が開閉可能に連結された連結部材の内部に進退可能に内装され、先端部にデッドボルトを有するバー材と、ハンドルとを具備し、このハンドルの正逆回動と一体に上記バー材が進退し、このバー材のデッドボルトが連結部材外に進出することにより、上記建具の取付枠に設けられた凹状の施錠部内に係合して上記建具を施錠し、上記デッドボルトが連結部材内に退入することにより、上記施錠状態を解除するようにした建具の施錠機構において、上記バー材に切欠部を設け、かつ上記連結部材に、上記デッドボルトの退入限位置において上記切欠部と対向してストッパーを設けると共に、このストッパーが切欠部と対向した際、ストッパーを切欠部に挿入せしめて上記バー材の進退をロックするように付勢されたバネ材を設け、かつ上記ストッパー又はバネ材を上記ストッパーが上記切欠部を脱出するように押圧するロック解除手段を設け、建具が閉状態において、上記ロックが解除されるように構成し、上記ストッパーが、断面コ字状に形成されたものであり、このストッパー内にバー材を配設し、該ストッパーを一側に移動させて、上記ストッパーの他側部を上記切欠部に挿入するように付勢されたコイルバネを設けて、上記ストッパーの他側部が上記切欠部と対向した際に該他側部が該切欠部に挿入するよう構成したことを特徴とする建具の施錠機構、及び
両側にそれぞれ建具が開閉可能に連結された連結部材の内部に進退可能に内装され、先端部にデッドボルトを有するバー材と、ハンドルとを具備し、このハンドルの正逆回動と一体に上記バー材が進退し、このバー材のデッドボルトが連結部材外に進出することにより、上記建具の取付枠に設けられた凹状の施錠部内に係合して上記建具を施錠し、上記デッドボルトが連結部材内に退入することにより、上記施錠状態を解除するようにした建具の施錠機構において、上記バー材に切欠部を設け、かつ上記連結部材に、上記デッドボルトの退入限位置において上記切欠部と対向してストッパーを設けると共に、このストッパーが切欠部と対向した際、ストッパーを切欠部に挿入せしめて上記バー材の進退をロックするように付勢されたバネ材を設け、かつ上記ストッパー又はバネ材を上記ストッパーが上記切欠部を脱出するように押圧するロック解除手段を設け、建具が閉状態において、上記ロックが解除されるように構成し、上記ロック解除手段が、上記建具が閉じた際、この建具面がバネ材の付勢力に抗してストッパーを押圧することにより、ストッパーが切欠部から脱出するように構成した手段であることを特徴とする建具の施錠機構
を提供する。
【0011】
本発明の施錠機構によれば、建具の施錠をはずす際、中心部へ引き寄せられた状態にあるバー材をロックすることで、バー材の先端部に具備されているデッドボルトを確実に連結部材の内部に収容したままに維持し、かつバー材と適宜な連結部材を介し連結されているハンドルをも固定するものである。
【0012】
従って、従来のグレモン機構のように施錠をはずし、建具を開閉する際に、バー材が不用意に往復動してしまうことがなくなり、デッドボルトは常に連結部材に収容された状態となり、建具の開閉動作の障害となることがなくなり、またハンドルも固定されることから、建具開閉中などにハンドルが回転してこれが建具にぶつかり、建具の破損を引き起こすといった問題がなくなるものである。
【0013】
この場合、上記ロック機構としては、更に、上記連結部材に窓部が設けられると共に、該窓部にブラケットが取付けられ、上記ストッパーが、そのほぼ中心部が軸により回動可能に上記ブラケットに取り付けられ、先端側に係合部を有するものであり、上記ブラケットに上記ストッパーの後部を外方に向けて押圧することにより上記係合部をバー材方向に進出するように付勢された板バネを設けて、上記ストッパーの係合部が上記切欠部と対向した際に該係合部が該切欠部に挿入するよう構成すること、或いは、上記ストッパーが、断面コ字状に形成されたものであり、このストッパー内にバー材を配設し、該ストッパーを一側に移動させて、上記ストッパーの他側部を上記切欠部に挿入するように付勢されたコイルバネを設けて、上記ストッパーの側部が上記切欠部と対向した際に該他側部が該切欠部に挿入するよう構成することが、構成が簡単で安価に作製し得、かつ確実で安定したロックを保障する点から、好適である。
【0014】
また、上記ロック解除手段を、上記建具を閉じた際、この建具面がバネ材の付勢力に抗してストッパーを押圧することにより、ストッパーが切欠部から脱出するように構成した手段とすることによって、建具面そのものがロックを解除するので、別途に部材を設けなくてもよい上、建具を開いた後、建具を閉じ終えるまでロックが解除されないので、本発明の上述した目的がより有利に達成される。
【0015】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明の一実施例につき図1〜3を参照して説明する。なお、本実施例において、ハンドルを回動させて、デッドボルトを先端部に具備したバー材を往復動させる機構は上述した従来技術と同様であり、また、上下各1組づつ部材を配設し、ハンドルを操作することで建具を図中上下両方で施錠することができることも同様であるため、図5〜8と同一構成部品については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0016】
本実施例において、連結部材1は、図3に示したように四角筒状主体21の前壁21aの両側前縁部に一体に連設された横断面が略円弧状の連結壁21b,21bを介して前端壁21cが設けられてなるものであり、この前端壁21cにハンドル台座14が取り付けられていると共に、このハンドル台座14に上述したようにハンドル11が回動可能に取り付けられてなるものである。また、バー材12,12は、上記主体1a内に往復動可能(図1,2において上下方向移動可能)に配設されている。
【0017】
図3において、31は建具持部材であり、この建具保持部材31は、中央部裏面に凹部32aが形成されたブロック状主壁32の表面両側縁部にそれぞれL字状壁33,33が一体に突設され、これらL字状壁33,33間に開口部34を有する枠状主体35と、この枠状主体35の一方のL字状壁33の基端部外面に一体に設けられた横断面が小円弧状の係合部36とを具備し、この係合部36が上記連結部材1の連結壁21b,21bに回動可能に嵌挿されることにより、上記建具保持部材31がその係合部36を中心に上記連結部材1に回動可能に連結されている。なお、上記開口部34から金属板、木板、ガラス板等の適宜な建具用アタッチメントが枠状主体35内に挿入、固定されることにより、建具(図5,6における符号d1,d2)が形成されるものである。
【0018】
上記連結部材1の主体21の一側壁21d、他側壁21eには、それぞれ窓部22,22が設けられていると共に、これら窓部22,22には、それぞれ板状ストッパー23,23を軸24,24により回動可能に支承したブラケット25,25がネジ26,26により上記一側壁21d、他側壁21eに固定されることにより取り付けられている。上記ストッパー23,23は、先端側に四角鎌状に形成された係合部23a,23aを有すると共に、後部内側面に山型凸部23b,23bを有し、これら凸部23b,23bは、上記ブラケット25,25に取り付けられた板バネ27,27に当接されている。これら板バネ27,27は、上記凸部23b,23bを外方に押圧するように付勢され、この押圧力により上記ストッパー23,23は軸24,24を中心に回動し、その先端側の四角鎌状係合部23a,23a先部がバー材12,12に当接している。
【0019】
また、バー材12,12には、図2に示すように、両バー材12,12が最近接した状態(デッドボルトの退入限位置)において、上記ストッパー23,23の係合部23a,23aに対向した位置に切欠部28,28が設けられている。
【0020】
従って、図1に示したようなデッドボルトが施錠部に係合した施錠状態にある状態では、上記切欠部28,28は係合部23a,23aと離間し、ハンドル11は回動可能状態にある。この図1に示した状態からハンドル11を上向きに180°回動することにより、バー材12,12がそれぞれ図2において下降、上降して近接、引き寄せられ、バー材12,12の先端部に設けられたデッドボルト15,15(図1,2には図示なし)が施錠部17,17から抜け出し、施錠状態が解除される。そして、上記バー材12,12が最近接した状態において、バー材12,12の切欠部28,28がストッパー23,23の係合部23a,23aに対向すると、上記板バネ27,27の押圧力によりストッパー23,23が軸24,24を中心に回動して上記係合部23a,23aがバー材12,12の切欠部28,28内に挿入、係合し、これによってバー材12,12の往復動(図1,2において上下動)が係止され、デッドボルト15,15が連結部材1内に退入した状態にロックされると共に、ハンドル11の回動がロックされる。
【0021】
図3は上記ロック機構部の断面図であり、(A)はロック解除時、(B)はロック時であり、それぞれ図1,2に対応するが、図3によりロック状態からロックを解除する方法について説明すると、図2(B)、図3(B)に示したようにストッパー23,23の係合部23a,23aがバー材12,12の切欠部28,28に挿入、係合したロック状態では、ストッパー23,23の後部はブラケット25,25より外方に突出している。この状態から建具d1,d2を閉じる(建具収容部材31,31を互いに近接するように回動させる)と、上記建具収容部材31,31のブロック状主壁32,32の凹部32a,32aの底面が板バネ27,27の付勢力に抗してストッパー23,23のブラケット25,25より外方に突出している後部を押圧し、ストッパー23,23を軸24,24を中心に該後部がバー材12,12に近接するように回動させる。従って、これによりストッパー23,23の係合部23a,23aがバー材12,12の切欠部28,28から抜け出し、上記ロック状態が解除される。それ故、ハンドル11が回動可能になるので、ここでハンドル11を下向きに180°回動させることにより、先に述べたように、デッドボルト15,15を施錠部17,17に係合させて施錠するものである。
【0022】
なお、図3(A)に示したように、上記ロック解除状態、即ち建具が閉じた状態では、両建具収容部材31,31の主壁32,32の外側突出部32b,32bは互いに当接している。
【0023】
従って、本実施例の施錠機構によれば、比較的簡単な機構によりグレモン締りにおけるバー材及びバー材に適宜な連結器具で連結されたハンドルを、デッドボルトを連結部材の内部に収容した状態のまま固定することができる。
【0024】
このことにより、建具の開閉中にデッドボルトが不用意に連結部材の外に突出して開閉の障害となったり、また建具の開閉中にハンドルが不用意に回転して建具等を損傷することがなくなる。
【0025】
更に本発明では、上述したように建具が閉状態である時は上述のロックが解除されるように構成されており、ロック解除のために複雑な構成、煩雑な操作を必要としない。
【0026】
なお、本発明の施錠機構は、上記実施例に限られるものではなく、例えば図4に示す構成であってもよい。即ち、この例にあっては、ストッパー23は断面コ字状に形成され、また連結部材1の一側壁21d又は他側壁21eにネジで固定されたブラケット25に摺動可能にスプリング軸29が配設され、このスプリング軸29の先端部に係止板29aが突設され、この係止板29aとブラケット25との間にコイルバネ30が介装されていると共に、上記スプリング軸29の基端面が上記ストッパー23の一側部外面に固着されたもので、この場合、コイルバネ30はストッパー23を引張り、外方に移動させるように付勢されている。また、バー材12は上記断面コ字状のストッパー23内に配設されている。なお、その他の構成は図1〜3の実施例と同様である。
【0027】
従って、図4(A)に示したデッドボルトが施錠部に係合した施錠状態にある時は、上記コイルバネ30の付勢力に抗して主壁32の凹部32a底面がスプリング軸29を介してストッパー23を押圧し、ストッパー23が切欠部28と対向状態にあっても、ストッパー23の他側部が切欠部28から抜け出ている状態にあり、上記ロック状態が解除された状態にある。なお、ハンドル11が下向きの状態にある時は、もともとストッパー23が切欠部28と対向していないので、ロックされることはない。また、図4(B)に示したように、施錠状態が解除されてバー材12,12が最近接した状態において、ストッパー23と切欠部28とが対向すると、上記凹部32aの底面によるストッパー23の押圧が解除されており、上記コイルバネ30の引張り力によりストッパー23の他側部が切欠部28に挿入し、ロックされるものである。
【0028】
なおまた、上記実施例では、2本のバー材12,12に対しそれぞれデッドボルトの施錠機構、バー材12,12の往復動ロック機構を設けたが、一方のバー材のみに施錠機構、ロック機構を設けるだけでもよく、更に上記ロック機構において、ロック解除手段としては、建具収容部材の主壁によるストッパー23の押圧を手段として採用し、建具が開いた際にこの建具による押圧でストッパー23を切欠部28から脱出させるように構成したが、これに限られるものではなく、バネ材の付勢力に抗してストッパー23を押圧する押ボタンを別途設けるなどの構成でもよく、ロック解除手段は、要はストッパーが切欠部を脱出するように押圧するものであればよい。また、バー材とハンドルとの連結も上記したスライダーを用いた機構に限定されるものではなく、例えばラックとピニオンとを用いて動作させるなど、適宜変更できる。なおまた、その他の構成についても、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更して差し支えない。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、比較的簡便な機構により施錠をはずした状態のグレモン締りにおけるバー材をロックしてバー材がみだりに往復動しないようにし、かつハンドルも同時にロックすることでハンドルがみだりに回転することを防止し、建具開閉時のこれら部材による弊害をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るロック機構を具備するグレモン締りを示す概略図であり、ロックしていない状態を示し、(A)は部分断面側面図、(B)はそのA−A線に沿った断面図である。
【図2】本発明の同実施例に係るロック機構を具備するグレモン締りを示す概略図であり、ロックしている状態を示し、(A)は部分断面側面図、(B)はそのA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明の同実施例に係るロック機構を具備するグレモン締りを示す横断面図であり、(A)は建具を閉じた状態を、(B)は建具を開いた状態を示す。
【図4】図3に示すものと異なるロック機構を具備するグレモン締りを示す横断面図であり、(A)は建具を閉じた状態を、(B)は建具を開いた状態を示す。
【図5】折りたたみ戸に従来技術であるグレモン締りを採用した時の建具概略図を示し、(A)は施錠時、(B)は施錠解除時の状態を示す。
【図6】同折りたたみ戸の開閉時の動作を示す概略図で、(A)は戸を閉じた状態、(B)は戸を開閉途上の状態、(C)は戸を開いた状態を示す。
【図7】従来のグレモン締りの機構を示す概略図であり、本図は施錠状態にあることを示し、(A)は部分断面側面図、(B)はそのA−A線に沿った断面図である。
【図8】従来のグレモン締りの機構を示す概略図であり、本図は施錠を解除した状態にあることを示し、(A)は部分断面側面図、(B)はそのA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
d1,d2 建具
1 連結部材
1a 主体
2 縦枠
3 蝶番
11 ハンドル
11a ハンドル部
11b ハンドル基部
11c ピン
12 バー材
13 スライダー
14 台座
15 デッドボルト
16 引き寄せ軸
17 取付枠
17a 施錠部
21 主体
21a 前壁
21b 連結壁
21c 前端壁
21d 一側壁
21e 他側壁
22 窓部
23 ストッパー
23a 係合部
23b 凸部
24 軸
25 ブラケット
26 ネジ
27 板バネ
28 切欠部
29 スプリング軸
30 コイルバネ
31 建具保持部材
32 主壁
32a 凹部
32b 突出部
33 L字状壁
34 開口部
35 枠状主体
36 係合部

Claims (4)

  1. 両側にそれぞれ建具が開閉可能に連結された連結部材の内部に進退可能に内装され、先端部にデッドボルトを有するバー材と、ハンドルとを具備し、このハンドルの正逆回動と一体に上記バー材が進退し、このバー材のデッドボルトが連結部材外に進出することにより、上記建具の取付枠に設けられた凹状の施錠部内に係合して上記建具を施錠し、上記デッドボルトが連結部材内に退入することにより、上記施錠状態を解除するようにした建具の施錠機構において、上記バー材に切欠部を設け、かつ上記連結部材に、上記デッドボルトの退入限位置において上記切欠部と対向してストッパーを設けると共に、このストッパーが切欠部と対向した際、ストッパーを切欠部に挿入せしめて上記バー材の進退をロックするように付勢されたバネ材を設け、かつ上記ストッパー又はバネ材を上記ストッパーが上記切欠部を脱出するように押圧するロック解除手段を設け、建具が閉状態において、上記ロックが解除されるように構成し、上記ストッパーが、断面コ字状に形成されたものであり、このストッパー内にバー材を配設し、該ストッパーを一側に移動させて、上記ストッパーの他側部を上記切欠部に挿入するように付勢されたコイルバネを設けて、上記ストッパーの他側部が上記切欠部と対向した際に該他側部が該切欠部に挿入するよう構成したことを特徴とする建具の施錠機構。
  2. 上記ロック解除手段が、上記建具が閉じた際、この建具面がバネ材の付勢力に抗してストッパーを押圧することにより、ストッパーが切欠部から脱出するように構成した手段である請求項記載の建具の施錠機構。
  3. 両側にそれぞれ建具が開閉可能に連結された連結部材の内部に進退可能に内装され、先端部にデッドボルトを有するバー材と、ハンドルとを具備し、このハンドルの正逆回動と一体に上記バー材が進退し、このバー材のデッドボルトが連結部材外に進出することにより、上記建具の取付枠に設けられた凹状の施錠部内に係合して上記建具を施錠し、上記デッドボルトが連結部材内に退入することにより、上記施錠状態を解除するようにした建具の施錠機構において、上記バー材に切欠部を設け、かつ上記連結部材に、上記デッドボルトの退入限位置において上記切欠部と対向してストッパーを設けると共に、このストッパーが切欠部と対向した際、ストッパーを切欠部に挿入せしめて上記バー材の進退をロックするように付勢されたバネ材を設け、かつ上記ストッパー又はバネ材を上記ストッパーが上記切欠部を脱出するように押圧するロック解除手段を設け、建具が閉状態において、上記ロックが解除されるように構成し、上記ロック解除手段が、上記建具が閉じた際、この建具面がバネ材の付勢力に抗してストッパーを押圧することにより、ストッパーが切欠部から脱出するように構成した手段であることを特徴とする建具の施錠機構。
  4. 更に、上記連結部材に窓部が設けられると共に、該窓部にブラケットが取付けられ、上記ストッパーが、そのほぼ中心部が軸により回動可能に上記ブラケットに取り付けられ、先端側に係合部を有するものであり、上記ブラケットに上記ストッパーの後端部を外方に向けて押圧することにより上記係合部をバー材方向に進出するように付勢された板バネを設けて、上記ストッパーの係合部が上記切欠部と対向した際に該係合部が該切欠部に挿入するよう構成した請求項記載の建具の施錠機構。
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