JPH09716A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JPH09716A JPH09716A JP17677595A JP17677595A JPH09716A JP H09716 A JPH09716 A JP H09716A JP 17677595 A JP17677595 A JP 17677595A JP 17677595 A JP17677595 A JP 17677595A JP H09716 A JPH09716 A JP H09716A
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- Japan
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- frame
- clear
- unit
- glass
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遊技領域を視認可能とするガラス板の装着作
業性が良く、またガラス板の保持状態が良好な遊技機を
提供する。 【構成】 ガラス板をガラスユニット100に装着しユ
ニット化して取付ける構成とし、ガラスユニット100
が取付けられる本体枠50に、斜めに挿入されたガラス
ユニット100の下端を支持して装着位置まで回動する
ガラスユニット取付機構90と、装着位置まで回動した
ガラスユニット100の回動端部側を係止可能な係止部
材95とを設ける。これにより、ガラス板取付け作業の
容易化とガラス板のガタツキ防止が実現できる。
業性が良く、またガラス板の保持状態が良好な遊技機を
提供する。 【構成】 ガラス板をガラスユニット100に装着しユ
ニット化して取付ける構成とし、ガラスユニット100
が取付けられる本体枠50に、斜めに挿入されたガラス
ユニット100の下端を支持して装着位置まで回動する
ガラスユニット取付機構90と、装着位置まで回動した
ガラスユニット100の回動端部側を係止可能な係止部
材95とを設ける。これにより、ガラス板取付け作業の
容易化とガラス板のガタツキ防止が実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、詳し
くはクリア部材(例えばガラス板)を保持する保持枠
(例えば、ガラス枠)に対するクリア部材の脱着作業の
作業性向上等を図った遊技機に関する。
くはクリア部材(例えばガラス板)を保持する保持枠
(例えば、ガラス枠)に対するクリア部材の脱着作業の
作業性向上等を図った遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機等の遊技機は、前面
(遊技盤の前面側)にガラス枠(クリア部材保持枠)が
配置され、このガラス枠の開口部から矩形のガラス板
(クリア部材)を介して遊技盤上の遊技領域を前面側か
ら視認可能な状態としている。すなわちこのガラス枠
は、中央に四角い開口部を形成した額縁状の枠体によっ
て構成され、この枠体にガラス板を保持する機能を持た
せている。ガラス枠は金属製からなり、その裏面側に2
枚のガラス板を上方からスライド挿入して遊嵌(すきま
嵌めによる嵌合)させて保持可能な保持部が形成されて
いる。またこのガラス枠は、前面枠の開口部の縁に釘に
より固定された縁飾り枠に形成された開閉軸受に固定さ
れており、遊技機の前面側に遊技盤を覆う状態で開閉可
能なように構成されている。なお、遊技盤表面にはバン
ド部材(例えば、内バンド、外バンド)や遊技盤の側部
を装飾するサイドケースに形成された区画壁により遊技
領域を形成し、発射装置から遊技球を遊技領域に向けて
発射して、遊技を行っている。また従来、2枚のガラス
板をユニット化して、ガラス枠の裏面側に取付けるタイ
プも考えられているが、それらは、幾つかの係止部材を
ガラス枠裏面に備えて、そこにガラスユニットを面に直
角な方向に押え付けて固定を行っている。
(遊技盤の前面側)にガラス枠(クリア部材保持枠)が
配置され、このガラス枠の開口部から矩形のガラス板
(クリア部材)を介して遊技盤上の遊技領域を前面側か
ら視認可能な状態としている。すなわちこのガラス枠
は、中央に四角い開口部を形成した額縁状の枠体によっ
て構成され、この枠体にガラス板を保持する機能を持た
せている。ガラス枠は金属製からなり、その裏面側に2
枚のガラス板を上方からスライド挿入して遊嵌(すきま
嵌めによる嵌合)させて保持可能な保持部が形成されて
いる。またこのガラス枠は、前面枠の開口部の縁に釘に
より固定された縁飾り枠に形成された開閉軸受に固定さ
れており、遊技機の前面側に遊技盤を覆う状態で開閉可
能なように構成されている。なお、遊技盤表面にはバン
ド部材(例えば、内バンド、外バンド)や遊技盤の側部
を装飾するサイドケースに形成された区画壁により遊技
領域を形成し、発射装置から遊技球を遊技領域に向けて
発射して、遊技を行っている。また従来、2枚のガラス
板をユニット化して、ガラス枠の裏面側に取付けるタイ
プも考えられているが、それらは、幾つかの係止部材を
ガラス枠裏面に備えて、そこにガラスユニットを面に直
角な方向に押え付けて固定を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機にあっては、ガラス板の脱着作業の作業性等の面で、
以下のような問題点があった。 (イ)ガラス板をガラス枠に直接スライド取付けする場
合には、ガラス枠を開いた状態でパチンコ機に対してガ
ラス板を高く持上げた後、ガラス枠裏面の所定位置にゆ
っくり降ろすといっためんどうな作業になる。このた
め、パチンコ機設置時のガラス板の現地取付け作業や、
パチンコ機設置後のガラス板交換作業に手数がかかると
ともに、この作業中にガラス角部等により作業者が怪我
をするといった事故が発生する可能性が高い。 (ロ)また、ガラス板を金属製のガラス枠に遊嵌する構
成であるため、装着状態もしっかりしておらず、ガタツ
キのあるもので、振動や異音の発生等を招いていた。 (ハ)従来のユニットタイプの取付けの場合、重量のあ
るガラスユニットを面直角方向に強く押え付けながら取
付けるものであるため、ガラスユニットの取付けがめん
どうでやはり作業性が悪く、ガラスユニットの装着状態
も不安定なものであった。 (ニ)さらに、ガラス板を金属製のガラス枠に遊嵌する
場合も、またユニットタイプの取付けの場合にも、2枚
のガラス板をガラス枠又はユニットの異なる挿入位置に
それぞれ正確に位置決めて挿入する必要があり、この点
においてもガラス板の装着作業の作業性が悪かった。 そこで本発明は、クリア部材の装着作業性が良く、また
クリア部材の保持状態が良好な遊技機を提供することを
目的としている。
機にあっては、ガラス板の脱着作業の作業性等の面で、
以下のような問題点があった。 (イ)ガラス板をガラス枠に直接スライド取付けする場
合には、ガラス枠を開いた状態でパチンコ機に対してガ
ラス板を高く持上げた後、ガラス枠裏面の所定位置にゆ
っくり降ろすといっためんどうな作業になる。このた
め、パチンコ機設置時のガラス板の現地取付け作業や、
パチンコ機設置後のガラス板交換作業に手数がかかると
ともに、この作業中にガラス角部等により作業者が怪我
をするといった事故が発生する可能性が高い。 (ロ)また、ガラス板を金属製のガラス枠に遊嵌する構
成であるため、装着状態もしっかりしておらず、ガタツ
キのあるもので、振動や異音の発生等を招いていた。 (ハ)従来のユニットタイプの取付けの場合、重量のあ
るガラスユニットを面直角方向に強く押え付けながら取
付けるものであるため、ガラスユニットの取付けがめん
どうでやはり作業性が悪く、ガラスユニットの装着状態
も不安定なものであった。 (ニ)さらに、ガラス板を金属製のガラス枠に遊嵌する
場合も、またユニットタイプの取付けの場合にも、2枚
のガラス板をガラス枠又はユニットの異なる挿入位置に
それぞれ正確に位置決めて挿入する必要があり、この点
においてもガラス板の装着作業の作業性が悪かった。 そこで本発明は、クリア部材の装着作業性が良く、また
クリア部材の保持状態が良好な遊技機を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、クリア部材を保持す
るクリア部材保持枠が前面に設けられ、前記クリア部材
を介して遊技領域を視認可能とした遊技機において、前
記クリア部材保持枠を、2枚のクリア部材から構成され
るクリア部材ユニットと、前記遊技領域を視認可能とす
る中央開口部が形成され、前記クリア部材ユニットが取
付けられる本体枠と、この本体枠の中央開口部の下方に
設けられ、クリア部材ユニットの下端を支持して前後方
向に回動可能なクリア部材ユニット取付機構と、本体枠
の中央開口部の上部に設けられ、クリア部材ユニットの
回動端部側を係止可能なクリア部材ユニット係止部材と
を備える構成したことを特徴とする。
求項1記載の発明による遊技機は、クリア部材を保持す
るクリア部材保持枠が前面に設けられ、前記クリア部材
を介して遊技領域を視認可能とした遊技機において、前
記クリア部材保持枠を、2枚のクリア部材から構成され
るクリア部材ユニットと、前記遊技領域を視認可能とす
る中央開口部が形成され、前記クリア部材ユニットが取
付けられる本体枠と、この本体枠の中央開口部の下方に
設けられ、クリア部材ユニットの下端を支持して前後方
向に回動可能なクリア部材ユニット取付機構と、本体枠
の中央開口部の上部に設けられ、クリア部材ユニットの
回動端部側を係止可能なクリア部材ユニット係止部材と
を備える構成したことを特徴とする。
【0005】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、クリア部材ユニット取付機構に、クリ
ア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材を
設けてもよい。また、例えば請求項3記載のように、ク
リア部材ユニットを、一側部から前記クリア部材が挿入
可能で、内周に前記クリア部材の周縁を平行に保持する
二つの溝が形成された縁枠と、この縁枠の前記一側部に
設けられ、挿入されるクリア部材を順次各溝に振分けて
案内するクリア部材振分け機構とを備えた構成としもよ
い。また、例えば請求項4記載のように、クリア部材ユ
ニットを、一側部から前記クリア部材が挿入可能で、内
周に前記クリア部材の周縁を平行に保持する二つの溝が
形成された縁枠を備えた構成とし、前記クリア部材の外
周形状を、挿入先端側が半円形で、挿入後端側が前記半
円形に連続する矩形とするとともに、前記縁枠の内周形
状を、前記クリア部材の外周形状に対応した形状として
もよい。また、例えば請求項5記載のように、縁枠の一
側部を開閉する蓋部材を設けてもよい。
2記載のように、クリア部材ユニット取付機構に、クリ
ア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材を
設けてもよい。また、例えば請求項3記載のように、ク
リア部材ユニットを、一側部から前記クリア部材が挿入
可能で、内周に前記クリア部材の周縁を平行に保持する
二つの溝が形成された縁枠と、この縁枠の前記一側部に
設けられ、挿入されるクリア部材を順次各溝に振分けて
案内するクリア部材振分け機構とを備えた構成としもよ
い。また、例えば請求項4記載のように、クリア部材ユ
ニットを、一側部から前記クリア部材が挿入可能で、内
周に前記クリア部材の周縁を平行に保持する二つの溝が
形成された縁枠を備えた構成とし、前記クリア部材の外
周形状を、挿入先端側が半円形で、挿入後端側が前記半
円形に連続する矩形とするとともに、前記縁枠の内周形
状を、前記クリア部材の外周形状に対応した形状として
もよい。また、例えば請求項5記載のように、縁枠の一
側部を開閉する蓋部材を設けてもよい。
【0006】また、請求項6記載の発明による遊技機
は、クリア部材を保持するクリア部材保持枠が前面に設
けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を視認可能と
した遊技機において、前記クリア部材保持枠を、2枚の
クリア部材から構成されるクリア部材ユニットと、前記
遊技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、前記
クリア部材ユニットが取付けられる本体枠とを備えた構
成とするとともに、前記クリア部材ユニットを、一側部
から前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部
材の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠
と、この縁枠の前記一側部に設けられ、挿入されるクリ
ア部材を順次各溝に振分けて案内するクリア部材振分け
機構とを備えた構成としたことを特徴とする。
は、クリア部材を保持するクリア部材保持枠が前面に設
けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を視認可能と
した遊技機において、前記クリア部材保持枠を、2枚の
クリア部材から構成されるクリア部材ユニットと、前記
遊技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、前記
クリア部材ユニットが取付けられる本体枠とを備えた構
成とするとともに、前記クリア部材ユニットを、一側部
から前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部
材の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠
と、この縁枠の前記一側部に設けられ、挿入されるクリ
ア部材を順次各溝に振分けて案内するクリア部材振分け
機構とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0007】また、請求項7記載の発明による遊技機
は、クリア部材を保持するクリア部材保持枠が前面に設
けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を視認可能と
した遊技機において、前記クリア部材保持枠を、2枚の
クリア部材から構成されるクリア部材ユニットと、前記
遊技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、前記
クリア部材ユニットが取付けられる本体枠とを備えた構
成とするとともに、前記クリア部材ユニットを、一側部
から前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部
材の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠を
備えた構成とし、前記クリア部材の外周形状を、挿入先
端側が半円形で、挿入後端側が前記半円形に連続する矩
形とするとともに、前記縁枠の内周形状を、前記クリア
部材の外周形状に対応した形状としたことを特徴とす
る。
は、クリア部材を保持するクリア部材保持枠が前面に設
けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を視認可能と
した遊技機において、前記クリア部材保持枠を、2枚の
クリア部材から構成されるクリア部材ユニットと、前記
遊技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、前記
クリア部材ユニットが取付けられる本体枠とを備えた構
成とするとともに、前記クリア部材ユニットを、一側部
から前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部
材の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠を
備えた構成とし、前記クリア部材の外周形状を、挿入先
端側が半円形で、挿入後端側が前記半円形に連続する矩
形とするとともに、前記縁枠の内周形状を、前記クリア
部材の外周形状に対応した形状としたことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項8記載の発明による遊技機
は、クリア部材を保持するクア部材保持枠が前面に設け
られ、前記クリア部材を介して遊技領域を視認可能とし
た遊技機において、前記クリア部材保持枠を、2枚のク
リア部材から構成されるクリア部材ユニットと、前記遊
技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、前記ク
リア部材ユニットが取付けられる本体枠とを備えた構成
とするとともに、前記クリア部材ユニットを、一側部か
ら前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部材
の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠とを
備えた構成とし、前記縁枠には、前記縁枠の一側部を開
閉する蓋部材を設けたことを特徴とする。
は、クリア部材を保持するクア部材保持枠が前面に設け
られ、前記クリア部材を介して遊技領域を視認可能とし
た遊技機において、前記クリア部材保持枠を、2枚のク
リア部材から構成されるクリア部材ユニットと、前記遊
技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、前記ク
リア部材ユニットが取付けられる本体枠とを備えた構成
とするとともに、前記クリア部材ユニットを、一側部か
ら前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部材
の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠とを
備えた構成とし、前記縁枠には、前記縁枠の一側部を開
閉する蓋部材を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、クリア部材保持枠の本体枠から取
外して遊技機から分離された扱いやすいクリア部材ユニ
ットに対してクリア部材を装着した後、クリア部材ユニ
ットを、クリア部材保持枠の本体枠に対して斜めに挿入
し、クリア部材ユニット取付機構によりその下端を支持
しつつ回動させて本体枠に対して引き起こし、クリア部
材ユニットの回動端部側をクリア部材ユニット係止部材
により本体枠に係止するという力のいらない簡単な作業
で、クリア部材の遊技機への取付けが完了する。また逆
の手順で、容易にクリア部材を遊技機から取外すことが
できる。
外して遊技機から分離された扱いやすいクリア部材ユニ
ットに対してクリア部材を装着した後、クリア部材ユニ
ットを、クリア部材保持枠の本体枠に対して斜めに挿入
し、クリア部材ユニット取付機構によりその下端を支持
しつつ回動させて本体枠に対して引き起こし、クリア部
材ユニットの回動端部側をクリア部材ユニット係止部材
により本体枠に係止するという力のいらない簡単な作業
で、クリア部材の遊技機への取付けが完了する。また逆
の手順で、容易にクリア部材を遊技機から取外すことが
できる。
【0010】また、クリア部材ユニット取付機構に、ク
リア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材
を設けた場合には、正確なクリア部材ユニットの取付け
が容易に可能となる。また、クリア部材ユニットの縁枠
の一側部(クリア部材の挿入口)に設けられ、挿入され
るクリア部材を順次縁枠の各溝に振分けて案内するクリ
ア部材振分け機構を備えた場合には、クリア部材の挿入
位置(縁枠の溝のある位置)を意識して正確に位置決め
つつ挿入する必要がなくなり、クリア部材ユニットへの
クリア部材の装着が特に容易になる。また、クリア部材
の外周形状を、挿入先端側が半円形で、挿入後端側が前
記半円形に連続する矩形とするとともに、クリア部材ユ
ニットの縁枠の内周形状を、前記クリア部材の外周形状
に対応した形状とした場合には、円滑なクリア部材の縁
枠への挿入が可能となり、クリア部材の角部が少なくな
って作業者の怪我の発生やクリア部材の損傷等の可能性
がさらに少なくなる。また、縁枠の一側部(クリア部材
の挿入口)を開閉する蓋部材を設けた場合には、クリア
部材のクリア部材ユニットからの脱落が確実に防止され
る。
リア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材
を設けた場合には、正確なクリア部材ユニットの取付け
が容易に可能となる。また、クリア部材ユニットの縁枠
の一側部(クリア部材の挿入口)に設けられ、挿入され
るクリア部材を順次縁枠の各溝に振分けて案内するクリ
ア部材振分け機構を備えた場合には、クリア部材の挿入
位置(縁枠の溝のある位置)を意識して正確に位置決め
つつ挿入する必要がなくなり、クリア部材ユニットへの
クリア部材の装着が特に容易になる。また、クリア部材
の外周形状を、挿入先端側が半円形で、挿入後端側が前
記半円形に連続する矩形とするとともに、クリア部材ユ
ニットの縁枠の内周形状を、前記クリア部材の外周形状
に対応した形状とした場合には、円滑なクリア部材の縁
枠への挿入が可能となり、クリア部材の角部が少なくな
って作業者の怪我の発生やクリア部材の損傷等の可能性
がさらに少なくなる。また、縁枠の一側部(クリア部材
の挿入口)を開閉する蓋部材を設けた場合には、クリア
部材のクリア部材ユニットからの脱落が確実に防止され
る。
【0011】
【実施例】第1実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。まず、第1実施例を説明する。図は本発明の一実施
例であるパチンコ装置を示している。 A.パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置のパチンコ機(遊技機)を示す正面
斜視図であり、図2は同パチンコ機を示す正面図であ
る。パチンコ装置は、例えばいわゆるCR機(カードリ
ーディング機)と称されものの場合、大きく分けてパチ
ンコ機と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機
(以下、単に玉貸機という)によって構成され、これら
が対をなして設置されるが、各図においては、玉貸機の
図示を省略している。
る。まず、第1実施例を説明する。図は本発明の一実施
例であるパチンコ装置を示している。 A.パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置のパチンコ機(遊技機)を示す正面
斜視図であり、図2は同パチンコ機を示す正面図であ
る。パチンコ装置は、例えばいわゆるCR機(カードリ
ーディング機)と称されものの場合、大きく分けてパチ
ンコ機と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機
(以下、単に玉貸機という)によって構成され、これら
が対をなして設置されるが、各図においては、玉貸機の
図示を省略している。
【0012】このパチンコ機は、後述する図19に示す
ように、前面に遊技領域が形成された遊技盤10が、遊
技盤固定枠11を介して機枠12に対して開閉自在に取
付けられている。そして、図1及び図2に示すように、
これら遊技盤10及び遊技盤固定枠11の前面を覆うよ
うに、ガラス枠(クリア部材保持枠)13と前面パネル
14とが前面側に配置され、遊技盤固定枠11とは独立
にそれぞれが機枠12に対して開閉自在に取付けられて
いる。なおこのパチンコ機は、遊技盤10、遊技盤固定
枠11、機枠12、ガラス枠13、及び前面パネル14
等の主要部が、全て合成樹脂により形成されている。ガ
ラス枠13は、本発明のクリア部材保持枠に相当し、ほ
ぼ中央に開口部13aが形成され、開口部13aを通し
て遊技盤10における遊技領域が見えるようになってい
る。このガラス枠13の前面には、遊技領域を囲むよう
に、上部ランプカバー15a,15b,15c、開口縁
部ランプカバー16、及びサイドランプカバー17a,
17bが設けられ、これらカバー内には後述するように
装飾ランプが内蔵されている。これらカバーは、前面側
に突出する膨出状の形状とされ、透明又は半透明で、内
蔵された装飾ランプの点灯光を透過可能である。これら
カバーの表面にはカラフルな色彩が施されていてもよ
い。また、ガラス枠13の前面における右下隅部には、
ガラス枠13の開動作を施錠する施錠装置80(後述す
る。)を操作するための鍵挿入部18が設けられてい
る。ガラス枠13を開く場合には、鍵挿入部18に所定
のキーを挿入して回動操作すれば、施錠装置のロック状
態が解除されてガラス枠13のみがオープンする。
ように、前面に遊技領域が形成された遊技盤10が、遊
技盤固定枠11を介して機枠12に対して開閉自在に取
付けられている。そして、図1及び図2に示すように、
これら遊技盤10及び遊技盤固定枠11の前面を覆うよ
うに、ガラス枠(クリア部材保持枠)13と前面パネル
14とが前面側に配置され、遊技盤固定枠11とは独立
にそれぞれが機枠12に対して開閉自在に取付けられて
いる。なおこのパチンコ機は、遊技盤10、遊技盤固定
枠11、機枠12、ガラス枠13、及び前面パネル14
等の主要部が、全て合成樹脂により形成されている。ガ
ラス枠13は、本発明のクリア部材保持枠に相当し、ほ
ぼ中央に開口部13aが形成され、開口部13aを通し
て遊技盤10における遊技領域が見えるようになってい
る。このガラス枠13の前面には、遊技領域を囲むよう
に、上部ランプカバー15a,15b,15c、開口縁
部ランプカバー16、及びサイドランプカバー17a,
17bが設けられ、これらカバー内には後述するように
装飾ランプが内蔵されている。これらカバーは、前面側
に突出する膨出状の形状とされ、透明又は半透明で、内
蔵された装飾ランプの点灯光を透過可能である。これら
カバーの表面にはカラフルな色彩が施されていてもよ
い。また、ガラス枠13の前面における右下隅部には、
ガラス枠13の開動作を施錠する施錠装置80(後述す
る。)を操作するための鍵挿入部18が設けられてい
る。ガラス枠13を開く場合には、鍵挿入部18に所定
のキーを挿入して回動操作すれば、施錠装置のロック状
態が解除されてガラス枠13のみがオープンする。
【0013】前面パネル14は、ガラス枠13の下側に
配置されたもので、ガラス枠13とは独立に機枠12に
対して開閉自在に取付けられている。この前面パネル1
4には、上皿21と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿2
4に移す玉通路開閉用の押し釦22と、灰皿23と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)24と、玉貯留皿24に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー25
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ26とが設けら
れている。また、前面パネル14の前面における右上隅
部には、前面パネル14の開動作を施錠する施錠装置
(後述する施錠装置80と同様のもの)を操作するため
の鍵挿入部27が設けられている。前面パネル14を開
く場合には、鍵挿入部27に所定のキーを挿入して回動
操作すれば、施錠装置のロック状態が解除されて前面パ
ネル14のみがオープンする。なお、この前面パネル1
4を開けるための所定のキーは、ガラス枠13の前述の
施錠装置を解除するための所定のキーと同一のものとさ
れ、施錠管理が容易化されている。なお、図1において
符号256で示すのは、後述する遊技盤固定枠11に設
けられた賞球排出口である。
配置されたもので、ガラス枠13とは独立に機枠12に
対して開閉自在に取付けられている。この前面パネル1
4には、上皿21と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿2
4に移す玉通路開閉用の押し釦22と、灰皿23と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)24と、玉貯留皿24に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー25
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ26とが設けら
れている。また、前面パネル14の前面における右上隅
部には、前面パネル14の開動作を施錠する施錠装置
(後述する施錠装置80と同様のもの)を操作するため
の鍵挿入部27が設けられている。前面パネル14を開
く場合には、鍵挿入部27に所定のキーを挿入して回動
操作すれば、施錠装置のロック状態が解除されて前面パ
ネル14のみがオープンする。なお、この前面パネル1
4を開けるための所定のキーは、ガラス枠13の前述の
施錠装置を解除するための所定のキーと同一のものとさ
れ、施錠管理が容易化されている。なお、図1において
符号256で示すのは、後述する遊技盤固定枠11に設
けられた賞球排出口である。
【0014】B.ガラス枠の構造 次に、ガラス枠13の構造について説明する。図3はガ
ラス枠13の正面斜視図、図4はガラス枠13の裏面
図、図5はガラス枠13の裏面斜視図(後述のガラスユ
ニット100を取外した状態を示す図)である。ガラス
枠13は、図4及び図5に示すように、本体枠50の裏
面内にガラスユニット100(クリア部材ユニット)を
取付けてなるものである。
ラス枠13の正面斜視図、図4はガラス枠13の裏面
図、図5はガラス枠13の裏面斜視図(後述のガラスユ
ニット100を取外した状態を示す図)である。ガラス
枠13は、図4及び図5に示すように、本体枠50の裏
面内にガラスユニット100(クリア部材ユニット)を
取付けてなるものである。
【0015】(a)本体枠の構造 まず、本体枠50の構造から説明する。図6は本体枠5
0の左上隅部正面側(装飾体収納凹室)を示す部分拡大
斜視図、図7は本体枠50の左上隅部内部構造を示す断
面図、図8は本体枠50の右上隅部裏面側を示す部分拡
大斜視図である。本体枠50は、図3に示すように外径
が矩形の樹脂製枠体で、開口部13aに相当する開口が
中央部に形成され、前面における各ランプカバー15
a,15b,15c,16,17a,17bの裏側の位
置には、各ランプカバーに平面形状が対応し前面に開口
する装飾体収納凹室がそれぞれ形成されており、これら
装飾体収納凹室内に装飾ランプを搭載したランプ基板
(装飾体)がそれぞれ収納され、各ランプ基板を覆うよ
うに各ランプカバーが取付けられている。例えば、上部
ランプカバー15aの裏側には、図6又は図7に示すよ
うに、前面に開口する装飾体収納凹室51が形成され、
この装飾体収納凹室51の底面には、ネジ穴が形成され
た取付けボス52と基板押え53とが形成され、またこ
の装飾体収納凹室51の側壁には、配線用開口54が形
成されている。そして図3に示すように、この装飾体収
納凹室51内には、取付けボス52にねじ込まれるネジ
55によって、装飾ランプ56が搭載されたランプ基板
57が取付けられる。なお、取付け作業時又は取付け状
態において、基板押え53はランプ基板57の端縁に当
接して、ランプ基板57を所定姿勢に位置決めるように
なっており、また、ランプ基板57の配線58は配線用
開口54から本体枠50の裏側に(後述する配線収納凹
室72に)導出される構成となっている。そして、装飾
体収納凹室51の前面側には、図3に示す如く、本体枠
50の裏側から捩じ込まれるネジ59により、膨出状の
上部ランプカバー15aが固定され、ランプ基板57等
を覆う構成となっている。また、他のランプカバー15
b,15c,16,17a,17bの裏側の構造も、ラ
ンプカバー15aと同様に構成されている。例えば、図
7において符号60で示す凹室は、開口縁部ランプカバ
ー16の裏側に形成された装飾体収納凹室であり、ここ
にもランプ基板が同様の構造で配設されている。なお、
ランプ基板57の配線58は、最終的には遊技盤固定枠
11の裏面等に取付けられた役物制御回路等に接続さ
れ、遊技状態に応じて各装飾ランプが点灯(あるいは点
滅)制御される。具体的には、例えば大当り発生時、賞
球排出時、貸玉排出時、打止状態の発生時、島設備から
の玉補給時等に点灯するように制御が行われる。
0の左上隅部正面側(装飾体収納凹室)を示す部分拡大
斜視図、図7は本体枠50の左上隅部内部構造を示す断
面図、図8は本体枠50の右上隅部裏面側を示す部分拡
大斜視図である。本体枠50は、図3に示すように外径
が矩形の樹脂製枠体で、開口部13aに相当する開口が
中央部に形成され、前面における各ランプカバー15
a,15b,15c,16,17a,17bの裏側の位
置には、各ランプカバーに平面形状が対応し前面に開口
する装飾体収納凹室がそれぞれ形成されており、これら
装飾体収納凹室内に装飾ランプを搭載したランプ基板
(装飾体)がそれぞれ収納され、各ランプ基板を覆うよ
うに各ランプカバーが取付けられている。例えば、上部
ランプカバー15aの裏側には、図6又は図7に示すよ
うに、前面に開口する装飾体収納凹室51が形成され、
この装飾体収納凹室51の底面には、ネジ穴が形成され
た取付けボス52と基板押え53とが形成され、またこ
の装飾体収納凹室51の側壁には、配線用開口54が形
成されている。そして図3に示すように、この装飾体収
納凹室51内には、取付けボス52にねじ込まれるネジ
55によって、装飾ランプ56が搭載されたランプ基板
57が取付けられる。なお、取付け作業時又は取付け状
態において、基板押え53はランプ基板57の端縁に当
接して、ランプ基板57を所定姿勢に位置決めるように
なっており、また、ランプ基板57の配線58は配線用
開口54から本体枠50の裏側に(後述する配線収納凹
室72に)導出される構成となっている。そして、装飾
体収納凹室51の前面側には、図3に示す如く、本体枠
50の裏側から捩じ込まれるネジ59により、膨出状の
上部ランプカバー15aが固定され、ランプ基板57等
を覆う構成となっている。また、他のランプカバー15
b,15c,16,17a,17bの裏側の構造も、ラ
ンプカバー15aと同様に構成されている。例えば、図
7において符号60で示す凹室は、開口縁部ランプカバ
ー16の裏側に形成された装飾体収納凹室であり、ここ
にもランプ基板が同様の構造で配設されている。なお、
ランプ基板57の配線58は、最終的には遊技盤固定枠
11の裏面等に取付けられた役物制御回路等に接続さ
れ、遊技状態に応じて各装飾ランプが点灯(あるいは点
滅)制御される。具体的には、例えば大当り発生時、賞
球排出時、貸玉排出時、打止状態の発生時、島設備から
の玉補給時等に点灯するように制御が行われる。
【0016】本体枠50の裏面側における中央の開口の
内周縁(即ち、開口縁部ランプカバー16の裏側にある
装飾体収納凹室60のさらに裏側)には、図5又は図8
に示すように、ガラスユニット100の後述する縁枠1
10がはまり込む段部71が形成され、この段部71の
外周側には、図7又は図8に示すように、各ランプカバ
ーの裏側に配設されたランプ基板(例えばランプ基板5
7)に接続され裏側に導出された各配線(例えば配線5
8)を引回す全体として円弧状の配線収納凹室72が形
成されている。すなわち、この配線収納凹室72は、図
7又は図8の如く、ガラスユニット100がはまり込む
段部71の外周側に沿って形成され、各ランプカバー1
5a,15b,15c,16,17a,17bの裏側に
形成された各装飾体収納凹室と一枚の側壁を隔て隣接す
る位置にそれぞれ存在するようになっている。そして、
各装飾体収納凹室とこの配線収納凹室を隔てる側壁に
は、各装飾体収納凹室(例えば装飾体収納凹室51)を
この配線収納凹室72に連通させる配線用開口(例えば
配線用開口54)がそれぞれ形成されており、各ランプ
基板の配線はこれら配線用開口を通して配線収納凹室7
2内に導出され、図7に示すように配線収納凹室72内
の複数箇所に設けられた配線係止部73により順次束ね
て整然と引回されている。なお、図8において、符号5
1aで示すものは装飾体収納凹室51の裏面であり、符
号74で示すものは開口縁部ランプカバー16の裏側に
ある装飾体収納凹室60を配線収納凹室72に連通させ
るための配線用開口である。
内周縁(即ち、開口縁部ランプカバー16の裏側にある
装飾体収納凹室60のさらに裏側)には、図5又は図8
に示すように、ガラスユニット100の後述する縁枠1
10がはまり込む段部71が形成され、この段部71の
外周側には、図7又は図8に示すように、各ランプカバ
ーの裏側に配設されたランプ基板(例えばランプ基板5
7)に接続され裏側に導出された各配線(例えば配線5
8)を引回す全体として円弧状の配線収納凹室72が形
成されている。すなわち、この配線収納凹室72は、図
7又は図8の如く、ガラスユニット100がはまり込む
段部71の外周側に沿って形成され、各ランプカバー1
5a,15b,15c,16,17a,17bの裏側に
形成された各装飾体収納凹室と一枚の側壁を隔て隣接す
る位置にそれぞれ存在するようになっている。そして、
各装飾体収納凹室とこの配線収納凹室を隔てる側壁に
は、各装飾体収納凹室(例えば装飾体収納凹室51)を
この配線収納凹室72に連通させる配線用開口(例えば
配線用開口54)がそれぞれ形成されており、各ランプ
基板の配線はこれら配線用開口を通して配線収納凹室7
2内に導出され、図7に示すように配線収納凹室72内
の複数箇所に設けられた配線係止部73により順次束ね
て整然と引回されている。なお、図8において、符号5
1aで示すものは装飾体収納凹室51の裏面であり、符
号74で示すものは開口縁部ランプカバー16の裏側に
ある装飾体収納凹室60を配線収納凹室72に連通させ
るための配線用開口である。
【0017】そして図8に示すように、配線収納凹室7
2内には、ネジ穴が形成された取付けボス75が複数箇
所に形成され、本体枠50の裏面側には、この取付けボ
ス75にねじ込まれるネジ76によって、配線収納凹室
72を覆う金属製のプレート77が固定されている。こ
れにより、配線収納凹室72内に引回された配線の脱落
等が防止されるとともに、合成樹脂により形成された本
体枠50の十分な補強がなされる。このプレート77の
右端には、図5に示すように、配線収納凹室72に連通
する配線用開口78が形成され、配線収納凹室72を経
由して引回された各ランプ基板の配線が、ここから引出
されて遊技盤固定枠11の裏面等に配置された役物回路
に接続される構成となっている。
2内には、ネジ穴が形成された取付けボス75が複数箇
所に形成され、本体枠50の裏面側には、この取付けボ
ス75にねじ込まれるネジ76によって、配線収納凹室
72を覆う金属製のプレート77が固定されている。こ
れにより、配線収納凹室72内に引回された配線の脱落
等が防止されるとともに、合成樹脂により形成された本
体枠50の十分な補強がなされる。このプレート77の
右端には、図5に示すように、配線収納凹室72に連通
する配線用開口78が形成され、配線収納凹室72を経
由して引回された各ランプ基板の配線が、ここから引出
されて遊技盤固定枠11の裏面等に配置された役物回路
に接続される構成となっている。
【0018】また、本体枠50の裏面における左端に
は、図3乃至図5に示すように、施錠装置80が設けら
れている。この施錠装置80は、前述の鍵挿入部18に
挿入された所定のキーにより回動操作されるカム81
と、上方に付勢されカム81によって下方に押しさげら
れる爪82,83とよりなる。そして、爪82,83が
機枠12に形成された係合部(図示省略)に係合するこ
とで、本体枠50を機枠12に対して閉じ状態にロック
し、爪82,83が押しさげられることにより係合が解
除されて本体枠50を開動可能に開放するものである。
また、本体枠50の裏面における右端の上下2箇所に
は、図4乃至図5に示すように、後述するスライドヒン
ジ310,311が取付けられるヒンジ固定部85,8
6が、プレート77に覆われないで露出状態に形成され
ており、後述するスライドヒンジ310,311により
本体枠50が(即ちガラス枠13が)機枠12に対して
開動自在に取付けられる構成となっている。
は、図3乃至図5に示すように、施錠装置80が設けら
れている。この施錠装置80は、前述の鍵挿入部18に
挿入された所定のキーにより回動操作されるカム81
と、上方に付勢されカム81によって下方に押しさげら
れる爪82,83とよりなる。そして、爪82,83が
機枠12に形成された係合部(図示省略)に係合するこ
とで、本体枠50を機枠12に対して閉じ状態にロック
し、爪82,83が押しさげられることにより係合が解
除されて本体枠50を開動可能に開放するものである。
また、本体枠50の裏面における右端の上下2箇所に
は、図4乃至図5に示すように、後述するスライドヒン
ジ310,311が取付けられるヒンジ固定部85,8
6が、プレート77に覆われないで露出状態に形成され
ており、後述するスライドヒンジ310,311により
本体枠50が(即ちガラス枠13が)機枠12に対して
開動自在に取付けられる構成となっている。
【0019】また、本体枠50の裏面側には、ガラスユ
ニット100の取付け保持を行うガラスユニット取付機
構90(クリア部材ユニット取付機構)が設けられてい
る。このガラスユニット取付機構90は、図4乃至図5
に示すように、取付け時にガラスユニット100の両側
下部に嵌合するガラスユニット取付用回動部材91,9
2と、ガラスユニット100の底面に当接しガラスユニ
ット取付用回動部材91,92とともに回動する回動軸
93と、この回動軸93の中央外周に設けられてガラス
ユニット100の左右方向位置を位置決める位置決め部
材94とよりなる。また、本体枠50の裏面側には、前
述の段部71にはまり込んだガラスユニット100の縁
枠110の上端縁に当接してガラスユニット100を取
付け位置に係止する係止部材95(クリア部材ユニット
係止部材)を備える。ガラスユニット取付用回動部材9
1,92は、本体枠50の両側下部に裏面側に倒れる方
向に傾動自在に設けられて、ガラスユニット100の両
側下部に嵌合自在な断面コ字状のものである。回動軸9
3は、本体枠50の底部であってガラスユニット取付用
回動部材91,92の回動中心線上に設けられ、ガラス
ユニット取付用回動部材91,92と一体的に形成され
ている。位置決め部材94は、回動軸93の中央外周に
設けられた円板状のもので、ガラスユニット100の縁
枠110の後述する凹部135にはまり込むことによ
り、ガラスユニット100の左右位置を決めるものであ
る。また、係止部材95は、湾曲部の両端に板状部が形
成された形状とされ、一方の板状部が前述のプレート7
7に固定され、他方の板状部がガラスユニット100が
はまり込む段部71の対向位置に伸びるものである。こ
の係止部材95は、湾曲部が縮径して他方の板状部が上
方に移動するような可撓性を有するもので、後述するよ
うに簡単にガラスユニット100の係止状態が解除でき
るよう構成されている。
ニット100の取付け保持を行うガラスユニット取付機
構90(クリア部材ユニット取付機構)が設けられてい
る。このガラスユニット取付機構90は、図4乃至図5
に示すように、取付け時にガラスユニット100の両側
下部に嵌合するガラスユニット取付用回動部材91,9
2と、ガラスユニット100の底面に当接しガラスユニ
ット取付用回動部材91,92とともに回動する回動軸
93と、この回動軸93の中央外周に設けられてガラス
ユニット100の左右方向位置を位置決める位置決め部
材94とよりなる。また、本体枠50の裏面側には、前
述の段部71にはまり込んだガラスユニット100の縁
枠110の上端縁に当接してガラスユニット100を取
付け位置に係止する係止部材95(クリア部材ユニット
係止部材)を備える。ガラスユニット取付用回動部材9
1,92は、本体枠50の両側下部に裏面側に倒れる方
向に傾動自在に設けられて、ガラスユニット100の両
側下部に嵌合自在な断面コ字状のものである。回動軸9
3は、本体枠50の底部であってガラスユニット取付用
回動部材91,92の回動中心線上に設けられ、ガラス
ユニット取付用回動部材91,92と一体的に形成され
ている。位置決め部材94は、回動軸93の中央外周に
設けられた円板状のもので、ガラスユニット100の縁
枠110の後述する凹部135にはまり込むことによ
り、ガラスユニット100の左右位置を決めるものであ
る。また、係止部材95は、湾曲部の両端に板状部が形
成された形状とされ、一方の板状部が前述のプレート7
7に固定され、他方の板状部がガラスユニット100が
はまり込む段部71の対向位置に伸びるものである。こ
の係止部材95は、湾曲部が縮径して他方の板状部が上
方に移動するような可撓性を有するもので、後述するよ
うに簡単にガラスユニット100の係止状態が解除でき
るよう構成されている。
【0020】(b)ガラスユニットの構造 次に、ガラスユニット100の構造を説明する。図9は
ガラスユニット100の全体構成を示す斜視図、図10
はガラスユニット100の縁枠の構造を示す斜視図、図
11はガラスユニット100のガラス板振分け機構を示
す裏面図、図12はガラス板振分け機構を示す斜視図、
図13はガラス板振分け機構の作用を説明するための図
である。ガラスユニット100は、図9に示すように、
合成樹脂製の縁枠110に2枚のガラス板(クリア部
材)101,102を挿入して保持したものである。ガ
ラス板101,102は、一側外形(挿入先端側の外
形)が半円形の形状とされ、他側外形(挿入後端側の外
形)が前記半円形に連続する矩形とされたもので、これ
により挿入取付け作業が容易かつ円滑に行われ、かつガ
タツキ等の無い良好な保持状態が実現される。
ガラスユニット100の全体構成を示す斜視図、図10
はガラスユニット100の縁枠の構造を示す斜視図、図
11はガラスユニット100のガラス板振分け機構を示
す裏面図、図12はガラス板振分け機構を示す斜視図、
図13はガラス板振分け機構の作用を説明するための図
である。ガラスユニット100は、図9に示すように、
合成樹脂製の縁枠110に2枚のガラス板(クリア部
材)101,102を挿入して保持したものである。ガ
ラス板101,102は、一側外形(挿入先端側の外
形)が半円形の形状とされ、他側外形(挿入後端側の外
形)が前記半円形に連続する矩形とされたもので、これ
により挿入取付け作業が容易かつ円滑に行われ、かつガ
タツキ等の無い良好な保持状態が実現される。
【0021】縁枠110は、図10に示すように、ガラ
ス板101,102の半円形状外縁部を保持する円弧状
縁枠120と、ガラス板101,102の矩形状外縁部
を保持するコ字状縁枠130と、これら円弧状縁枠12
0とコ字状縁枠130とを連結するための取付けベース
141,142と、取付けベース141,142にそれ
ぞれ取付けられた蓋部材151,152とよりなる。円
弧状縁枠120は、ガラス板101,102の半円形状
外縁部がはまり込む溝121,122が、内周に所定間
隔で平行に形成されたもので、両側下端面がコ字状縁枠
130の両側上端面に接合されるものである。この円弧
状縁枠120の円弧状内周は、遊技領域を画成する前述
の開口部13aの一部を形成するもので、本体枠50の
中央の開口と略同径寸法とされている。コ字状縁枠13
0は、ガラス板101,102が下から挿入できるスリ
ット131,132が、底辺部に所定間隔で平行に形成
されるとともに、これらのスリット131,132に連
続して、ガラス板101,102の矩形部の両側縁がは
まり込む溝131a,131b,132a,132b
が、両側辺の内面に形成されたものである。なお、組立
状態においては、上記溝131a,131b,132
a,132bが、円弧状縁枠120の溝121,122
に連続し、全体で二つの連続する溝を構成して、ガラス
板101,102の外縁部をそれぞれ保持できるように
なっている。このコ字状縁枠130の両側端面の下部に
は、前述のガラスユニット取付用回動部材91,92内
にはまり込む突条133,134がそれぞれ形成されて
いる。また、このコ字状縁枠130の底面には、前述の
位置決め部材94がはまり込む凹部135が形成されて
いる。この凹部135は、後述する図15乃至図16に
示すように、奥側(上側)が前述の位置決め部材94の
外周が僅かな隙まで嵌合する形状寸法とされ、入口側
(下側)の左右両側が斜めにカットされたテーパ状の形
状とされている。これにより、ガラスユニット100を
取付ける際に、位置決め部材94がこの凹部135に奥
側まで円滑にはまり込むようになっている。なお図10
等においては、繁雑になるのを避けるため、この凹部1
35の詳細形状を省略し単なる矩形状として図示してい
る。
ス板101,102の半円形状外縁部を保持する円弧状
縁枠120と、ガラス板101,102の矩形状外縁部
を保持するコ字状縁枠130と、これら円弧状縁枠12
0とコ字状縁枠130とを連結するための取付けベース
141,142と、取付けベース141,142にそれ
ぞれ取付けられた蓋部材151,152とよりなる。円
弧状縁枠120は、ガラス板101,102の半円形状
外縁部がはまり込む溝121,122が、内周に所定間
隔で平行に形成されたもので、両側下端面がコ字状縁枠
130の両側上端面に接合されるものである。この円弧
状縁枠120の円弧状内周は、遊技領域を画成する前述
の開口部13aの一部を形成するもので、本体枠50の
中央の開口と略同径寸法とされている。コ字状縁枠13
0は、ガラス板101,102が下から挿入できるスリ
ット131,132が、底辺部に所定間隔で平行に形成
されるとともに、これらのスリット131,132に連
続して、ガラス板101,102の矩形部の両側縁がは
まり込む溝131a,131b,132a,132b
が、両側辺の内面に形成されたものである。なお、組立
状態においては、上記溝131a,131b,132
a,132bが、円弧状縁枠120の溝121,122
に連続し、全体で二つの連続する溝を構成して、ガラス
板101,102の外縁部をそれぞれ保持できるように
なっている。このコ字状縁枠130の両側端面の下部に
は、前述のガラスユニット取付用回動部材91,92内
にはまり込む突条133,134がそれぞれ形成されて
いる。また、このコ字状縁枠130の底面には、前述の
位置決め部材94がはまり込む凹部135が形成されて
いる。この凹部135は、後述する図15乃至図16に
示すように、奥側(上側)が前述の位置決め部材94の
外周が僅かな隙まで嵌合する形状寸法とされ、入口側
(下側)の左右両側が斜めにカットされたテーパ状の形
状とされている。これにより、ガラスユニット100を
取付ける際に、位置決め部材94がこの凹部135に奥
側まで円滑にはまり込むようになっている。なお図10
等においては、繁雑になるのを避けるため、この凹部1
35の詳細形状を省略し単なる矩形状として図示してい
る。
【0022】取付けベース141,142は、図10に
示すように帯状の部材で、上側がネジ143,144に
より円弧状縁枠120の裏面に固定され、下側がネジ1
45,146によりコ字状縁枠130の裏面に固定され
ることにより、円弧状縁枠120とコ字状縁枠130と
を連結し、縁枠110全体を一体に(組み立て状態に)
保持するものである。蓋部材151,152は、両側縁
がヒンジ153,154により取付けベース141,1
42に取付けられることにより、図9に示す開位置から
図10に示す閉位置までそれぞれ回動自在となってい
る。これら蓋部材151,152は、閉位置においてガ
ラス板101,102に沿うように取付けベース14
1,142と平行になる側板部151a,152aと、
この側板部151a,152aからそれぞれ直角に伸び
て、閉位置においてコ字状縁枠130の下面(ガラス板
101,102の挿入口)を覆う底板部151b,15
2bとを有する。なお、側板部151a,152aの上
縁は、円弧状の形状とされて、遊技領域を画成する前述
の開口部13aの一部を形成するもので、本体枠50の
中央の開口と略同径寸法とされている。
示すように帯状の部材で、上側がネジ143,144に
より円弧状縁枠120の裏面に固定され、下側がネジ1
45,146によりコ字状縁枠130の裏面に固定され
ることにより、円弧状縁枠120とコ字状縁枠130と
を連結し、縁枠110全体を一体に(組み立て状態に)
保持するものである。蓋部材151,152は、両側縁
がヒンジ153,154により取付けベース141,1
42に取付けられることにより、図9に示す開位置から
図10に示す閉位置までそれぞれ回動自在となってい
る。これら蓋部材151,152は、閉位置においてガ
ラス板101,102に沿うように取付けベース14
1,142と平行になる側板部151a,152aと、
この側板部151a,152aからそれぞれ直角に伸び
て、閉位置においてコ字状縁枠130の下面(ガラス板
101,102の挿入口)を覆う底板部151b,15
2bとを有する。なお、側板部151a,152aの上
縁は、円弧状の形状とされて、遊技領域を画成する前述
の開口部13aの一部を形成するもので、本体枠50の
中央の開口と略同径寸法とされている。
【0023】そして、ガラスユニット100の縁枠11
0の下部(コ字状縁枠130の底辺部下面側)には、図
9又は図11乃至12に示すように、ガラス板101,
102の挿入作業を容易化するガラス板振分け機構(ク
リア部材振分け機構)160が設けられている。ガラス
板振分け機構160は、コ字状縁枠130の底辺部内の
スリット131,132を仕切る隔壁130aに回動自
在に支持された振分け回動部材161よりなる。この振
分け回動部材161は、上記隔壁130aと平行に配置
され、上記隔壁130aの切り欠き130b内に回動自
在に支持された回動軸162と、この回動軸162の外
周から径方向に伸びて、下方に(ガラス板の挿入口に)
向って伸びる長辺部163と、この長辺部163と反対
方向斜め両側に伸びる短辺部164,165とよりな
る。ここで、長辺部163は、図13に示すように、コ
字状縁枠130の側壁内面に先端が当接する長さとさ
れ、また、短辺部164,165はコ字状縁枠130の
側壁内面に当接しない長さとされており、この振分け回
動部材161は、図13の(b)に示すように長辺部1
63が一方のスリット131を閉塞する斜めの姿勢か
ら、図13の(a)に示すように長辺部163が他方の
スリット132を閉塞する斜めの姿勢まで揺動する構成
となっている。なお、振分け回動部材161を構成する
長辺部163又は短辺部164,165は、図11乃至
12の場合、丸棒材をコ字状に曲げ加工したような形状
のものとしているが、ガラス板101,102のスリッ
ト131,132への挿入を阻止できるものであればい
かなる形状でもよく、例えば板状(片状)の形状のもの
としてもよい。またこの振分け回動部材161は、スリ
ット131,132の長手方向における複数箇所に設け
るようにしてもよい。
0の下部(コ字状縁枠130の底辺部下面側)には、図
9又は図11乃至12に示すように、ガラス板101,
102の挿入作業を容易化するガラス板振分け機構(ク
リア部材振分け機構)160が設けられている。ガラス
板振分け機構160は、コ字状縁枠130の底辺部内の
スリット131,132を仕切る隔壁130aに回動自
在に支持された振分け回動部材161よりなる。この振
分け回動部材161は、上記隔壁130aと平行に配置
され、上記隔壁130aの切り欠き130b内に回動自
在に支持された回動軸162と、この回動軸162の外
周から径方向に伸びて、下方に(ガラス板の挿入口に)
向って伸びる長辺部163と、この長辺部163と反対
方向斜め両側に伸びる短辺部164,165とよりな
る。ここで、長辺部163は、図13に示すように、コ
字状縁枠130の側壁内面に先端が当接する長さとさ
れ、また、短辺部164,165はコ字状縁枠130の
側壁内面に当接しない長さとされており、この振分け回
動部材161は、図13の(b)に示すように長辺部1
63が一方のスリット131を閉塞する斜めの姿勢か
ら、図13の(a)に示すように長辺部163が他方の
スリット132を閉塞する斜めの姿勢まで揺動する構成
となっている。なお、振分け回動部材161を構成する
長辺部163又は短辺部164,165は、図11乃至
12の場合、丸棒材をコ字状に曲げ加工したような形状
のものとしているが、ガラス板101,102のスリッ
ト131,132への挿入を阻止できるものであればい
かなる形状でもよく、例えば板状(片状)の形状のもの
としてもよい。またこの振分け回動部材161は、スリ
ット131,132の長手方向における複数箇所に設け
るようにしてもよい。
【0024】(c)ガラスユニットの組立及び取付け作
業 次に、ガラスユニット100の組立及び取付け作業の手
順について説明する。ガラスユニット100は以下の様
にして簡単に組立られる。まず、図10に示すように、
円弧状縁枠120とコ字状縁枠130とを接合した状態
で、取付けベース141,142をネジ止めしてこれら
円弧状縁枠120とコ字状縁枠130とを連結すること
により、縁枠110を組立てる。次いで、図9に示すよ
うに、蓋部材151,152を開いた状態で、コ字状縁
枠130の下面からガラス板101,102を順に挿入
し、その後蓋部材151,152を閉じればよい。この
際作業者は、スリット131,132の位置を意識しな
くても、単にコ字状縁枠130の下面からガラス板10
1,102をコ字状縁枠130の底辺部に平行に挿入す
れば、ガラス板振分け機構160の作用により、各ガラ
ス板101,102がいずれかのスリット131,13
2に順に挿入されてゆき、コ字状縁枠130のスリット
や溝、さらには円弧状縁枠120の溝に周縁がはまり込
むことにより、所定間隔を維持して平行に保持される。
業 次に、ガラスユニット100の組立及び取付け作業の手
順について説明する。ガラスユニット100は以下の様
にして簡単に組立られる。まず、図10に示すように、
円弧状縁枠120とコ字状縁枠130とを接合した状態
で、取付けベース141,142をネジ止めしてこれら
円弧状縁枠120とコ字状縁枠130とを連結すること
により、縁枠110を組立てる。次いで、図9に示すよ
うに、蓋部材151,152を開いた状態で、コ字状縁
枠130の下面からガラス板101,102を順に挿入
し、その後蓋部材151,152を閉じればよい。この
際作業者は、スリット131,132の位置を意識しな
くても、単にコ字状縁枠130の下面からガラス板10
1,102をコ字状縁枠130の底辺部に平行に挿入す
れば、ガラス板振分け機構160の作用により、各ガラ
ス板101,102がいずれかのスリット131,13
2に順に挿入されてゆき、コ字状縁枠130のスリット
や溝、さらには円弧状縁枠120の溝に周縁がはまり込
むことにより、所定間隔を維持して平行に保持される。
【0025】というのは、まず一枚目のガラス板(図1
3の場合にはガラス板101)が押込まれると、図13
の(a)に示すように、このガラス板先端が振分け回動
部材161の長辺部163に斜めに当接してこれに案内
され、このガラス板101は、振分け回動部材161の
一方の短辺部(図13の場合には短辺部164)を弾力
的に押込みつつ、振分け回動部材161の長辺部163
が閉塞していない一方のスリット(図13の場合にはス
リット131)に滑り込むように円滑に挿入されること
になる。そして、この一枚目のガラス板101が図13
の(b)に示すように奥まで挿入されると、このガラス
板101の後端により一方の短辺部164が押込まれ、
これにより振分け回動部材161は逆方向に斜めになる
ように揺動して、振分け回動部材161の長辺部163
が一方のスリット131を閉塞する状態となる。このた
め、次いで二枚目のガラス板(図13の場合にはガラス
板102)が押込まれる際には、このガラス板先端が振
分け回動部材161の長辺部163に当接して案内さ
れ、振分け回動部材161の長辺部163が閉塞してい
ない他方のスリット(図13の場合にはスリット13
2)に滑り込むように円滑かつ確実に挿入されることに
なるのである。なお、蓋部材151,152が閉ざされ
ると、底板部151b,152bによりコ字状縁枠13
0の下面(ガラス板101,102の挿入口)が覆われ
て、ガラス板101,102の脱落が確実に防止され
る。
3の場合にはガラス板101)が押込まれると、図13
の(a)に示すように、このガラス板先端が振分け回動
部材161の長辺部163に斜めに当接してこれに案内
され、このガラス板101は、振分け回動部材161の
一方の短辺部(図13の場合には短辺部164)を弾力
的に押込みつつ、振分け回動部材161の長辺部163
が閉塞していない一方のスリット(図13の場合にはス
リット131)に滑り込むように円滑に挿入されること
になる。そして、この一枚目のガラス板101が図13
の(b)に示すように奥まで挿入されると、このガラス
板101の後端により一方の短辺部164が押込まれ、
これにより振分け回動部材161は逆方向に斜めになる
ように揺動して、振分け回動部材161の長辺部163
が一方のスリット131を閉塞する状態となる。このた
め、次いで二枚目のガラス板(図13の場合にはガラス
板102)が押込まれる際には、このガラス板先端が振
分け回動部材161の長辺部163に当接して案内さ
れ、振分け回動部材161の長辺部163が閉塞してい
ない他方のスリット(図13の場合にはスリット13
2)に滑り込むように円滑かつ確実に挿入されることに
なるのである。なお、蓋部材151,152が閉ざされ
ると、底板部151b,152bによりコ字状縁枠13
0の下面(ガラス板101,102の挿入口)が覆われ
て、ガラス板101,102の脱落が確実に防止され
る。
【0026】また、ガラスユニット100は、本体枠5
0に設けられたガラスユニット取付機構90により、以
下の様にして簡単に本体枠50に取付けられる。まず、
図14に示すように、ガラスユニット取付機構90のガ
ラスユニット取付用回動部材91,92を裏側に倒した
状態で、ガラスユニット100の下部を斜めに挿入し、
縁枠130の両側下部に形成された突条133,134
をガラスユニット取付用回動部材91,92に嵌合さ
せ、ガラスユニット100の底面(蓋部材151,15
2の底板部151b,152b)が回動軸93に当接す
るまではめ込む。この際、ガラスユニット取付機構90
の位置決め部材94が、図15乃至16の如く、ガラス
ユニット100の縁枠130に形成された凹部135に
はまり込み、ガラスユニット100の左右方向の位置決
めが自動的になされる。次いで、こうして斜めにはめ込
んだガラスユニット100を、ガラスユニット取付機構
90のガラスユニット取付用回動部材91,92や回動
軸93とともに回動させて引き起こし、ガラスユニット
100の縁枠110(特に円弧状縁枠120)を本体枠
50裏面に形成された段部71にはめ込むことで、取付
け作業が完了する。この際、係止部材95が、図17に
示すように円弧状縁枠120の裏面に当接し、ガラスユ
ニット100の裏面側への揺動が阻止され、ガラスユニ
ット100は段部71にはめ込まれた取付け状態に維持
される。なお、こうして取付けたガラスユニット100
は、図18に示すように係止部材95を押し縮めて係合
を解除し、逆方向に揺動させて逆の手順で容易に取外す
ことができ、またガラス板101,102は、ガラスユ
ニット100の蓋部材151,152を開くことで容易
に抜出すことができる。
0に設けられたガラスユニット取付機構90により、以
下の様にして簡単に本体枠50に取付けられる。まず、
図14に示すように、ガラスユニット取付機構90のガ
ラスユニット取付用回動部材91,92を裏側に倒した
状態で、ガラスユニット100の下部を斜めに挿入し、
縁枠130の両側下部に形成された突条133,134
をガラスユニット取付用回動部材91,92に嵌合さ
せ、ガラスユニット100の底面(蓋部材151,15
2の底板部151b,152b)が回動軸93に当接す
るまではめ込む。この際、ガラスユニット取付機構90
の位置決め部材94が、図15乃至16の如く、ガラス
ユニット100の縁枠130に形成された凹部135に
はまり込み、ガラスユニット100の左右方向の位置決
めが自動的になされる。次いで、こうして斜めにはめ込
んだガラスユニット100を、ガラスユニット取付機構
90のガラスユニット取付用回動部材91,92や回動
軸93とともに回動させて引き起こし、ガラスユニット
100の縁枠110(特に円弧状縁枠120)を本体枠
50裏面に形成された段部71にはめ込むことで、取付
け作業が完了する。この際、係止部材95が、図17に
示すように円弧状縁枠120の裏面に当接し、ガラスユ
ニット100の裏面側への揺動が阻止され、ガラスユニ
ット100は段部71にはめ込まれた取付け状態に維持
される。なお、こうして取付けたガラスユニット100
は、図18に示すように係止部材95を押し縮めて係合
を解除し、逆方向に揺動させて逆の手順で容易に取外す
ことができ、またガラス板101,102は、ガラスユ
ニット100の蓋部材151,152を開くことで容易
に抜出すことができる。
【0027】C.遊技盤及び遊技盤固定枠の概略構造 次に、遊技盤及び遊技盤固定枠の構造或いは取付け構造
についての概略を説明する。図19は、遊技盤10,遊
技盤固定枠11及び機枠12を示す分解斜視図である。
まず、遊技盤10の前面には、パチンコ玉を上方から落
下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う領域(遊
技領域)が形成され、入賞口に玉が入って有効にセーフ
となる場合は、所定数の賞品玉が玉排出装置(図示省
略)により上皿21に排出されるようになっている。
についての概略を説明する。図19は、遊技盤10,遊
技盤固定枠11及び機枠12を示す分解斜視図である。
まず、遊技盤10の前面には、パチンコ玉を上方から落
下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う領域(遊
技領域)が形成され、入賞口に玉が入って有効にセーフ
となる場合は、所定数の賞品玉が玉排出装置(図示省
略)により上皿21に排出されるようになっている。
【0028】なおここで、遊技盤10における遊技領域
はどのようなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ
遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわ
ゆる「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示
可能な表示装置(特別図柄表示装置)を備え、この表示
装置における可変表示結果が予め定められた特別図柄で
表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態
(大当り状態)を発生可能な遊技機でもよい。また、表
示装置の図柄内容を変化させてゲームを行うもので、
「第3種」に属する遊技機、あるいは表示装置を備えた
他の種類の遊技機、いわゆる「第2種」に属する遊技
機、又はその他の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広
く適用が可能である。また、表示装置を備えていない各
種類の遊技機にも適用することができる。本実施例では
「第1種」に属するタイプのものを用いている。
はどのようなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ
遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわ
ゆる「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示
可能な表示装置(特別図柄表示装置)を備え、この表示
装置における可変表示結果が予め定められた特別図柄で
表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態
(大当り状態)を発生可能な遊技機でもよい。また、表
示装置の図柄内容を変化させてゲームを行うもので、
「第3種」に属する遊技機、あるいは表示装置を備えた
他の種類の遊技機、いわゆる「第2種」に属する遊技
機、又はその他の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広
く適用が可能である。また、表示装置を備えていない各
種類の遊技機にも適用することができる。本実施例では
「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0029】この場合、遊技盤10の遊技領域を構成す
る要素としては、図19に示す如く、遊技領域の周囲に
配されたレール201と、このレール201内のほぼ中
央に設けられた特別図柄表示装置(いわゆる役物装置)
202と、この特別図柄表示装置202の下方に配設さ
れた特別入賞口(いわゆる始動口)203と、この特別
入賞口203の下方に配設された変動入賞装置(大入賞
口のことで、いわゆるアタッカー)204と、特別図柄
表示装置202の左右両側に設けられた一般入賞口20
5,206と、特別入賞口203の左右両側に設けられ
た風車(打球方向変換部)207,208と、一般入賞
口205,206の上方、及び風車207,208の下
方に設けられた玉案内片209,210,211,21
2と、レール201内の底部中央に設けられたアウト玉
回収口213と、特別図柄表示装置202の上方等に設
置された障害釘214とを備える。なお、これら要素の
うち少なくともレール201と玉案内片209,21
0,211,212とは、合成樹脂により形成され、例
えば遊技盤10の基盤部分と一体成形されている。ま
た、玉案内片209,210,211,212は、従来
の複数の案内釘と同様の機能を果すものである。そし
て、遊技盤10の基盤部分における左右両端面の上下に
は、図19に示すように係合用凹部215,216(片
側のみ図示)が設けられ、後述する遊技盤固定枠11に
形成された突起259,260が取付け時に係合するよ
うになっている。
る要素としては、図19に示す如く、遊技領域の周囲に
配されたレール201と、このレール201内のほぼ中
央に設けられた特別図柄表示装置(いわゆる役物装置)
202と、この特別図柄表示装置202の下方に配設さ
れた特別入賞口(いわゆる始動口)203と、この特別
入賞口203の下方に配設された変動入賞装置(大入賞
口のことで、いわゆるアタッカー)204と、特別図柄
表示装置202の左右両側に設けられた一般入賞口20
5,206と、特別入賞口203の左右両側に設けられ
た風車(打球方向変換部)207,208と、一般入賞
口205,206の上方、及び風車207,208の下
方に設けられた玉案内片209,210,211,21
2と、レール201内の底部中央に設けられたアウト玉
回収口213と、特別図柄表示装置202の上方等に設
置された障害釘214とを備える。なお、これら要素の
うち少なくともレール201と玉案内片209,21
0,211,212とは、合成樹脂により形成され、例
えば遊技盤10の基盤部分と一体成形されている。ま
た、玉案内片209,210,211,212は、従来
の複数の案内釘と同様の機能を果すものである。そし
て、遊技盤10の基盤部分における左右両端面の上下に
は、図19に示すように係合用凹部215,216(片
側のみ図示)が設けられ、後述する遊技盤固定枠11に
形成された突起259,260が取付け時に係合するよ
うになっている。
【0030】一方、遊技盤固定枠11は、図19に示す
ように、遊技盤10の裏機構(例えば図示省略した玉寄
せカバー等)を干渉を避けて配置するための開口251
が上部中央に形成されたもので、前面下部には各種の内
部機構が設けられ、また裏面には各種の裏機構が設けら
れる。前面下部に設けられる内部機構としては、図19
に示すように、パチンコ玉を打出す発射装置252、発
射装置252を制御する発射制御回路253、打出され
た玉を遊技盤10のレール201に向って案内する発射
レール254、打出されたが遊技領域に達しないファウ
ル玉を受けて玉貯留皿24等に排出するためのファウル
玉受け口255、賞球を上皿21に排出するための賞球
排出口256等を備えている。また、裏機構としては、
裏面上部に設けられ、島設備から補給された排出前の玉
を貯留しておく貯留タンク257や、裏面下部に設けら
れる排出制御回路,役物制御回路(図示省略)等を備え
ている。
ように、遊技盤10の裏機構(例えば図示省略した玉寄
せカバー等)を干渉を避けて配置するための開口251
が上部中央に形成されたもので、前面下部には各種の内
部機構が設けられ、また裏面には各種の裏機構が設けら
れる。前面下部に設けられる内部機構としては、図19
に示すように、パチンコ玉を打出す発射装置252、発
射装置252を制御する発射制御回路253、打出され
た玉を遊技盤10のレール201に向って案内する発射
レール254、打出されたが遊技領域に達しないファウ
ル玉を受けて玉貯留皿24等に排出するためのファウル
玉受け口255、賞球を上皿21に排出するための賞球
排出口256等を備えている。また、裏機構としては、
裏面上部に設けられ、島設備から補給された排出前の玉
を貯留しておく貯留タンク257や、裏面下部に設けら
れる排出制御回路,役物制御回路(図示省略)等を備え
ている。
【0031】そして、この遊技盤固定枠11の開口25
1の内周縁には、遊技盤10がはめ込み可能な段部25
8が形成され、この段部の側内面の上下位置には、遊技
盤10の前述の係合凹部215,216に弾力的に係合
する係合突起259,260が設けられて、遊技盤10
がワンタッチで脱着自在に取付けられるようになってい
る。また、この遊技盤固定枠11の正面から見て左側の
外側端面には、図19に示すように、後述する機枠12
側のピンヒンジ308,309がそれぞれ挿通される上
下方向のヒンジ孔261,262が設けられ、機枠12
に対して開動自在に取付けられるようになっている。な
お、図1に示す通常状態(閉じ状態)においては、遊技
盤固定枠11の前面上側(即ち遊技盤10)は、ガラス
枠13により覆われ、遊技領域のみが開口部13a(ガ
ラス板101,102)を介して前面に望んだ状態とな
り、また、上述の各種内部機構が設けられた遊技盤固定
枠11の前面下側は、前面パネル14により覆われた状
態となる。
1の内周縁には、遊技盤10がはめ込み可能な段部25
8が形成され、この段部の側内面の上下位置には、遊技
盤10の前述の係合凹部215,216に弾力的に係合
する係合突起259,260が設けられて、遊技盤10
がワンタッチで脱着自在に取付けられるようになってい
る。また、この遊技盤固定枠11の正面から見て左側の
外側端面には、図19に示すように、後述する機枠12
側のピンヒンジ308,309がそれぞれ挿通される上
下方向のヒンジ孔261,262が設けられ、機枠12
に対して開動自在に取付けられるようになっている。な
お、図1に示す通常状態(閉じ状態)においては、遊技
盤固定枠11の前面上側(即ち遊技盤10)は、ガラス
枠13により覆われ、遊技領域のみが開口部13a(ガ
ラス板101,102)を介して前面に望んだ状態とな
り、また、上述の各種内部機構が設けられた遊技盤固定
枠11の前面下側は、前面パネル14により覆われた状
態となる。
【0032】D.機枠の構造 次に、機枠12の構造について、図19乃至24により
説明する。図20は機枠12の裏面側斜視図、図21は
機枠12の部分斜視図、図22は機枠12に設けられた
ターミナル基板収納部の斜視図、図23,図24は同タ
ーミナル基板収納部の蓋部材の動作を示す側断面図であ
る。 (a)機枠自体の構造 まず、機枠12自体の構成等について説明する。機枠1
2は、図19乃至20に示すように、樹脂成形よりなる
全体として長方形の枠状のもので、前面下部には、閉じ
状態の前面パネル14の下方に位置し正面に露出する下
縁パネル部301が形成され、この下縁パネル部301
の裏側や、側壁又は上壁の内外面等には複数のリブ30
2が設けられたものである。
説明する。図20は機枠12の裏面側斜視図、図21は
機枠12の部分斜視図、図22は機枠12に設けられた
ターミナル基板収納部の斜視図、図23,図24は同タ
ーミナル基板収納部の蓋部材の動作を示す側断面図であ
る。 (a)機枠自体の構造 まず、機枠12自体の構成等について説明する。機枠1
2は、図19乃至20に示すように、樹脂成形よりなる
全体として長方形の枠状のもので、前面下部には、閉じ
状態の前面パネル14の下方に位置し正面に露出する下
縁パネル部301が形成され、この下縁パネル部301
の裏側や、側壁又は上壁の内外面等には複数のリブ30
2が設けられたものである。
【0033】(b)機枠へのガラス枠等の取付け構造、
及び機枠の島側への取付け構造 そして、この機枠12の正面から見て左側の内側面にお
ける前面側には、縦長の凹室303が形成され、この凹
室303内に断面コ字状の補強金属部材304がはめ込
まれて固定される構成とされ、遊技盤固定枠11,ガラ
ス枠13及び前面パネル14を開閉自在に支持するヒン
ジ類はこの補強金属部材304に取付けられている。す
なわち、補強金属部材304の複数箇所にはネジ挿通孔
305が形成され、一方、機枠12の凹室303内奥面
に形成された厚肉部306には、これに対応する位置に
複数のネジ孔307が形成され、図示省略したネジをネ
ジ挿通孔305に挿通してネジ孔307に捩じ込むこと
により、補強金属部材304が強固に機枠12の側内面
に埋め込み状態に固定されている。そして、補強金属部
材303の表面には、遊技盤固定枠11を支持するピン
ヒンジ308,309と、ガラス枠13を支持するスラ
イドヒンジ310,311と、前面パネル14を支持す
るスライドヒンジ312,313とが、ネジ止め又は溶
接により取付けられている。ピンヒンジ308,309
は、遊技盤固定枠11の前述のヒンジ孔261,262
に挿通され、遊技盤固定枠11の全体が機枠12内に収
納された閉位置から前面に開いた開位置まで揺動するよ
うに支持するものである。
及び機枠の島側への取付け構造 そして、この機枠12の正面から見て左側の内側面にお
ける前面側には、縦長の凹室303が形成され、この凹
室303内に断面コ字状の補強金属部材304がはめ込
まれて固定される構成とされ、遊技盤固定枠11,ガラ
ス枠13及び前面パネル14を開閉自在に支持するヒン
ジ類はこの補強金属部材304に取付けられている。す
なわち、補強金属部材304の複数箇所にはネジ挿通孔
305が形成され、一方、機枠12の凹室303内奥面
に形成された厚肉部306には、これに対応する位置に
複数のネジ孔307が形成され、図示省略したネジをネ
ジ挿通孔305に挿通してネジ孔307に捩じ込むこと
により、補強金属部材304が強固に機枠12の側内面
に埋め込み状態に固定されている。そして、補強金属部
材303の表面には、遊技盤固定枠11を支持するピン
ヒンジ308,309と、ガラス枠13を支持するスラ
イドヒンジ310,311と、前面パネル14を支持す
るスライドヒンジ312,313とが、ネジ止め又は溶
接により取付けられている。ピンヒンジ308,309
は、遊技盤固定枠11の前述のヒンジ孔261,262
に挿通され、遊技盤固定枠11の全体が機枠12内に収
納された閉位置から前面に開いた開位置まで揺動するよ
うに支持するものである。
【0034】また、スライドヒンジ310,311、又
はスライドヒンジ312,313は、この場合いずれも
同様のリンク構造のものである。例えば、スライドヒン
ジ310について説明すると、図21に示す如く、機枠
12側(補強金属部材304)に溶接等で固定されるベ
ース板321と、ガラス枠13側(本体枠50のヒンジ
固定部85)に溶接又はネジ止めで固定される取付け板
322と、ベース板321と取付け板322とを連結す
る第1リンク323,第2リンク324,第3リンク3
25とを備える。そして、例えば第1リンク323のベ
ース板321側のピン連結部分が、ベース板321に対
してスライドする構成とされることにより、取付け板3
22(即ちガラス枠13)が単なる回転運動ではなく、
閉じ位置から開く際の特に開き始めに前面側に平行移動
する成分を有するような運動をする構成となっている。
これにより、ガラス枠13の開動運動は、単なる蝶番に
よりヒンジを構成した場合と異なり、特に開き始めにガ
ラス枠13が前面側に若干浮くような動きとなり、開閉
動作が極めて滑らかなものとなる。また、機枠12の上
壁には、断面十字状の貫通孔331,332が形成され
ており、これら貫通孔331,332に下側から釘等を
挿通して、パチンコ島側の構造部材に打込むことによ
り、機枠12の島側への固定がなされるようになってい
る。
はスライドヒンジ312,313は、この場合いずれも
同様のリンク構造のものである。例えば、スライドヒン
ジ310について説明すると、図21に示す如く、機枠
12側(補強金属部材304)に溶接等で固定されるベ
ース板321と、ガラス枠13側(本体枠50のヒンジ
固定部85)に溶接又はネジ止めで固定される取付け板
322と、ベース板321と取付け板322とを連結す
る第1リンク323,第2リンク324,第3リンク3
25とを備える。そして、例えば第1リンク323のベ
ース板321側のピン連結部分が、ベース板321に対
してスライドする構成とされることにより、取付け板3
22(即ちガラス枠13)が単なる回転運動ではなく、
閉じ位置から開く際の特に開き始めに前面側に平行移動
する成分を有するような運動をする構成となっている。
これにより、ガラス枠13の開動運動は、単なる蝶番に
よりヒンジを構成した場合と異なり、特に開き始めにガ
ラス枠13が前面側に若干浮くような動きとなり、開閉
動作が極めて滑らかなものとなる。また、機枠12の上
壁には、断面十字状の貫通孔331,332が形成され
ており、これら貫通孔331,332に下側から釘等を
挿通して、パチンコ島側の構造部材に打込むことによ
り、機枠12の島側への固定がなされるようになってい
る。
【0035】(c)ターミナル基板収納部の構成、及び
配線引回し構成 次に、上記機枠12に設けられたターミナル基板収納部
の構成、及びこの基板に接続される配線の引回し構成に
ついて説明する。機枠12の裏面における右上隅部に
は、図20に示すように、ターミナル基板収納部340
が設けられている。このターミナル基板収納部340
は、図22に示すように、下部が機枠12の内側に張出
した箱型形状の凹室で、上面側と裏面側とに開口し、蓋
体350により閉ざされるようになっており、内部には
ターミナル基板360が収納される。このターミナル基
板収納部340の側内面には、ターミナル基板360の
両端縁がはめ込まれる縦方向の溝341,342が形成
され、また奥面上部両側にはターミナル基板360の上
端に弾力的に係合する係合突起343,344が形成さ
れており、ターミナル基板360を上側から挿入して下
方にスライドさせるだけで、ワタッチでターミナル基板
360が取付けられて保持され、また上方に抜出すこと
で容易に取外せるようになっている。またターミナル基
板収納部340の下縁部中央には、ターミナル基板36
0を役物制御回路や排出制御回路に接続するための後述
の配線363を導出するための切り欠き345が設けら
れ、この切り欠き345の両側には、蓋体350の後述
の回動軸352,353が弾力的にはめ込まれる軸受け
凹部346,347が形成されている。さらに、このタ
ーミナル基板収納部340の奥面における上部中央に
は、蓋体350の後述の係合爪356が弾力的に嵌合す
る係合凹部348が形成されている。
配線引回し構成 次に、上記機枠12に設けられたターミナル基板収納部
の構成、及びこの基板に接続される配線の引回し構成に
ついて説明する。機枠12の裏面における右上隅部に
は、図20に示すように、ターミナル基板収納部340
が設けられている。このターミナル基板収納部340
は、図22に示すように、下部が機枠12の内側に張出
した箱型形状の凹室で、上面側と裏面側とに開口し、蓋
体350により閉ざされるようになっており、内部には
ターミナル基板360が収納される。このターミナル基
板収納部340の側内面には、ターミナル基板360の
両端縁がはめ込まれる縦方向の溝341,342が形成
され、また奥面上部両側にはターミナル基板360の上
端に弾力的に係合する係合突起343,344が形成さ
れており、ターミナル基板360を上側から挿入して下
方にスライドさせるだけで、ワタッチでターミナル基板
360が取付けられて保持され、また上方に抜出すこと
で容易に取外せるようになっている。またターミナル基
板収納部340の下縁部中央には、ターミナル基板36
0を役物制御回路や排出制御回路に接続するための後述
の配線363を導出するための切り欠き345が設けら
れ、この切り欠き345の両側には、蓋体350の後述
の回動軸352,353が弾力的にはめ込まれる軸受け
凹部346,347が形成されている。さらに、このタ
ーミナル基板収納部340の奥面における上部中央に
は、蓋体350の後述の係合爪356が弾力的に嵌合す
る係合凹部348が形成されている。
【0036】蓋体350は、図22に示すように、ター
ミナル基板収納部340の上面及び裏面側の開口を覆う
ような全体として断面L字状の樹脂成形品である。この
蓋体350の下端縁中央には、前記切り欠き345内に
はめ込まれる蒲鉾型の軸支持部351が形成され、この
軸支持部351の左右両端には、前述の軸受け凹部34
6,347に弾力的にはめ込まれて回転自在に支持され
る回動軸352,353が突設されており、これにより
蓋体350がワンタッチかつ脱着自在にターミナル基板
収納部340に取付けられて、開閉自在に保持される構
成となっている。そして、軸支持部351の外周には突
条354が形成され、蓋体350を開けたときには、図
23に示すように切り欠き345が大きく開かれた状態
となり、蓋体350が閉じられたときには、図24に示
すように切り欠き345が前記突条354により閉塞さ
れ、切り欠き345に挿通された配線363がこの突条
354により押えられるようになっている。また、蓋体
350には、閉じ状態においてターミナル基板360に
搭載されたコネクタ361を露出させる切り欠き355
が形成され、蓋体350を閉じたままでもコネクタ36
1に対する結線(配線側のコネクタの嵌合)ができると
ともに、コネクタ361に対して結線したままで蓋体3
50の開閉が行えるようになっている。また、蓋体35
0の上端縁中央には、蓋体350を閉じたときに、前記
係合凹部348内に弾力的にはまり込んで係合し、蓋体
350の閉じ状態を保持する係合爪356が設けられて
いる。またさらに、この蓋体350には、閉じ状態にお
いてターミナル基板360に搭載された電源スイッチ3
66を裏面に望ませるスイッチ用開口357が形成され
ている。
ミナル基板収納部340の上面及び裏面側の開口を覆う
ような全体として断面L字状の樹脂成形品である。この
蓋体350の下端縁中央には、前記切り欠き345内に
はめ込まれる蒲鉾型の軸支持部351が形成され、この
軸支持部351の左右両端には、前述の軸受け凹部34
6,347に弾力的にはめ込まれて回転自在に支持され
る回動軸352,353が突設されており、これにより
蓋体350がワンタッチかつ脱着自在にターミナル基板
収納部340に取付けられて、開閉自在に保持される構
成となっている。そして、軸支持部351の外周には突
条354が形成され、蓋体350を開けたときには、図
23に示すように切り欠き345が大きく開かれた状態
となり、蓋体350が閉じられたときには、図24に示
すように切り欠き345が前記突条354により閉塞さ
れ、切り欠き345に挿通された配線363がこの突条
354により押えられるようになっている。また、蓋体
350には、閉じ状態においてターミナル基板360に
搭載されたコネクタ361を露出させる切り欠き355
が形成され、蓋体350を閉じたままでもコネクタ36
1に対する結線(配線側のコネクタの嵌合)ができると
ともに、コネクタ361に対して結線したままで蓋体3
50の開閉が行えるようになっている。また、蓋体35
0の上端縁中央には、蓋体350を閉じたときに、前記
係合凹部348内に弾力的にはまり込んで係合し、蓋体
350の閉じ状態を保持する係合爪356が設けられて
いる。またさらに、この蓋体350には、閉じ状態にお
いてターミナル基板360に搭載された電源スイッチ3
66を裏面に望ませるスイッチ用開口357が形成され
ている。
【0037】ターミナル基板360は、信号中継回路
と、パチンコ機の電源入力回路とを構成するものであ
る。信号中継回路は、パチンコホールの管理コンピュー
タとパチンコ機側の発射制御回路や排出制御回路との間
で授受される信号(いわゆる枠情報の信号)を中継する
回路である。電源入力回路は、パチンコ機側の役物制御
回路,発射制御回路及び排出制御回路を含む各種電気機
器に電源を供給するための回路である。なお、枠情報の
信号としては、例えば玉補給信号(大)、玉補給信号
(小)、玉発射信号、賞球排出信号、枠開放信号、アウ
ト信号がある。このターミナル基板360は、主に枠情
報の信号中継回路を構成する部品として、ホール側から
の配線(図示略)をコネクタ接続するためのコネクタ3
61、各信号中継用の複数のリレー362、役物制御回
路,発射制御回路及び排出制御回路等からの配線363
を接続するためのコネクタ364等を備える。また、特
に電源入力回路を構成する部品として、ヒューズ36
5、電源スイッチ366等を備え、電源線367は、基
板の上端右側に形成された切り欠き368を経由して基
板の裏面に結線されている。なお、電源線367は、コ
ネクタ361に接続されるホール側への配線とともに蓋
体350の切り欠き355から導出される構成となって
いる。
と、パチンコ機の電源入力回路とを構成するものであ
る。信号中継回路は、パチンコホールの管理コンピュー
タとパチンコ機側の発射制御回路や排出制御回路との間
で授受される信号(いわゆる枠情報の信号)を中継する
回路である。電源入力回路は、パチンコ機側の役物制御
回路,発射制御回路及び排出制御回路を含む各種電気機
器に電源を供給するための回路である。なお、枠情報の
信号としては、例えば玉補給信号(大)、玉補給信号
(小)、玉発射信号、賞球排出信号、枠開放信号、アウ
ト信号がある。このターミナル基板360は、主に枠情
報の信号中継回路を構成する部品として、ホール側から
の配線(図示略)をコネクタ接続するためのコネクタ3
61、各信号中継用の複数のリレー362、役物制御回
路,発射制御回路及び排出制御回路等からの配線363
を接続するためのコネクタ364等を備える。また、特
に電源入力回路を構成する部品として、ヒューズ36
5、電源スイッチ366等を備え、電源線367は、基
板の上端右側に形成された切り欠き368を経由して基
板の裏面に結線されている。なお、電源線367は、コ
ネクタ361に接続されるホール側への配線とともに蓋
体350の切り欠き355から導出される構成となって
いる。
【0038】そして、上記ターミナル基板360のコネ
クタ364に接続された配線363は、図20及び図2
1に示すように、機枠12の前述の凹室303を画成す
る隔壁上部に形成された切り欠き371と、機枠12の
前述の補強金属部材304の上部であって切り欠き37
1と同位置に形成された切り欠き372を通して、図2
1の如く前述の凹室303に引き込まれ、この凹室30
3内を経由して役物制御回路,発射制御回路及び排出制
御回路等が設けられた下方に引回されている。そして、
配線363は、図20に示すように、機枠12の前述の
凹室303を画成する隔壁下部に形成された切り欠き3
73と、機枠12の前述の補強金属部材304の下部で
あって切り欠き373と同位置に形成された切り欠き3
74を通して、前述の凹室303内から導出され、遊技
盤固定枠11の裏面下部又は遊技盤10の裏面等に設け
られた役物制御回路,排出制御回路及び発射制御回路に
接続される構成となっている。これにより、配線の整然
とした引回しが実現され、配線作業の容易化、断線事故
の防止等が図られる。
クタ364に接続された配線363は、図20及び図2
1に示すように、機枠12の前述の凹室303を画成す
る隔壁上部に形成された切り欠き371と、機枠12の
前述の補強金属部材304の上部であって切り欠き37
1と同位置に形成された切り欠き372を通して、図2
1の如く前述の凹室303に引き込まれ、この凹室30
3内を経由して役物制御回路,発射制御回路及び排出制
御回路等が設けられた下方に引回されている。そして、
配線363は、図20に示すように、機枠12の前述の
凹室303を画成する隔壁下部に形成された切り欠き3
73と、機枠12の前述の補強金属部材304の下部で
あって切り欠き373と同位置に形成された切り欠き3
74を通して、前述の凹室303内から導出され、遊技
盤固定枠11の裏面下部又は遊技盤10の裏面等に設け
られた役物制御回路,排出制御回路及び発射制御回路に
接続される構成となっている。これにより、配線の整然
とした引回しが実現され、配線作業の容易化、断線事故
の防止等が図られる。
【0039】以上のように本実施例では、ガラス板10
1,102をユニット化して取付ける構成において、斜
めに挿入されたガラスユニット100の下端を支持して
装着位置まで回動して保持するガラスユニット取付機構
90及び係止部材95、ガラスユニットの位置決めを行
う位置決め部材94、2枚のガラス板をガラスユニット
の装着位置(溝)に順次案内するガラス振分け機構16
0、及び、ガラスユニットのガラス板挿入口を閉じる蓋
部材151,152を設けるとともに、ガラス板10
1,102の挿入先端側を半円形状の形状にする等の構
成としたため、以下の効果を得ることができる。
1,102をユニット化して取付ける構成において、斜
めに挿入されたガラスユニット100の下端を支持して
装着位置まで回動して保持するガラスユニット取付機構
90及び係止部材95、ガラスユニットの位置決めを行
う位置決め部材94、2枚のガラス板をガラスユニット
の装着位置(溝)に順次案内するガラス振分け機構16
0、及び、ガラスユニットのガラス板挿入口を閉じる蓋
部材151,152を設けるとともに、ガラス板10
1,102の挿入先端側を半円形状の形状にする等の構
成としたため、以下の効果を得ることができる。
【0040】(1)ガラス板は、遊技機から取外して例
えば作業台等の上に載せて作業することができるガラス
ユニットに対して脱着する構成であるため、ユニット化
しないでガラス枠に上方からスライドさせて脱着させる
従来のように、ガラス板を高く持上げる等のめんどうな
動作が不要となり、ガラス板の脱着作業性が向上し、ガ
ラス板により作業者が手を切る等の事故も低減される。
しかも、ガラス振分け機構160の前述の作用により、
ガラス板は正確に位置決めて挿入する必要がないので、
容易にガラスユニットの枠体(縁枠)の所定の挿入部
(スリット又は溝)に対して装着でき、この点でも作業
性が良くなっている。 (2)ガラス板の挿入先端側を半円形状に、また挿入後
端側を矩形状の形状とし、ガラスユニットの枠体(縁
枠)の形状もこれに対応させたから、ガラス板を挿入す
る際にガラス板の角部がガラスユニットの枠体(縁枠)
に突き当って損傷する等の不具合が回避され、しかも後
端側の矩形状部分で装着時においても線接触部分が得ら
れるため、円滑な装着あるいは抜出しが可能となる。ま
た、角部が二ヵ所になるためガラス板自体を取扱う際に
作業者が怪我をする可能性も低減される。
えば作業台等の上に載せて作業することができるガラス
ユニットに対して脱着する構成であるため、ユニット化
しないでガラス枠に上方からスライドさせて脱着させる
従来のように、ガラス板を高く持上げる等のめんどうな
動作が不要となり、ガラス板の脱着作業性が向上し、ガ
ラス板により作業者が手を切る等の事故も低減される。
しかも、ガラス振分け機構160の前述の作用により、
ガラス板は正確に位置決めて挿入する必要がないので、
容易にガラスユニットの枠体(縁枠)の所定の挿入部
(スリット又は溝)に対して装着でき、この点でも作業
性が良くなっている。 (2)ガラス板の挿入先端側を半円形状に、また挿入後
端側を矩形状の形状とし、ガラスユニットの枠体(縁
枠)の形状もこれに対応させたから、ガラス板を挿入す
る際にガラス板の角部がガラスユニットの枠体(縁枠)
に突き当って損傷する等の不具合が回避され、しかも後
端側の矩形状部分で装着時においても線接触部分が得ら
れるため、円滑な装着あるいは抜出しが可能となる。ま
た、角部が二ヵ所になるためガラス板自体を取扱う際に
作業者が怪我をする可能性も低減される。
【0041】(3)また、ガラス板をガラスユニットに
装着した後には、蓋部材の作用により、ガラス板が脱落
することが確実に防止されるから、ガラスユニットを取
扱う際に、ガラス板が落ちないように手を添えたり、ガ
ラスユニットを把持する姿勢を意識したりする必要がな
くなり便利となる。 (4)ガラスユニットの遊技機側(ガラス枠)への装着
は、ガラスユニットを斜めに挿入し、その下端をガラス
ユニット取付機構90に支持させ、そのままの状態で引
き起こすように回動させるだけで完了するから、ガラス
ユニットを装着する際に、ガラスユニットの重量を支え
るように押え付けつける必要も、また係止部材を操作す
る必要もなく楽な作業となる。しかも、位置決め部材に
よってガラスユニットの位置決めが自動的になされるか
ら、この点からも作業が極めて楽になる。
装着した後には、蓋部材の作用により、ガラス板が脱落
することが確実に防止されるから、ガラスユニットを取
扱う際に、ガラス板が落ちないように手を添えたり、ガ
ラスユニットを把持する姿勢を意識したりする必要がな
くなり便利となる。 (4)ガラスユニットの遊技機側(ガラス枠)への装着
は、ガラスユニットを斜めに挿入し、その下端をガラス
ユニット取付機構90に支持させ、そのままの状態で引
き起こすように回動させるだけで完了するから、ガラス
ユニットを装着する際に、ガラスユニットの重量を支え
るように押え付けつける必要も、また係止部材を操作す
る必要もなく楽な作業となる。しかも、位置決め部材に
よってガラスユニットの位置決めが自動的になされるか
ら、この点からも作業が極めて楽になる。
【0042】(5)ガラスユニットの枠体(縁枠)をあ
る程度の弾力性のある合成樹脂により形成することによ
り、従来の金属製のガラス枠のようにガラス板の保持部
(溝)とガラス板の隙間を比較的大きく設ける必要がな
くなる。このため、ガラス板のガラスユニットへの装着
状態をガタツキのない良好なものとすることができる。
またガラスユニットは、上述したようにガラスユニット
取付機構90により下端を保持されて係止部材により係
止されて装着保持される構成であるから、ガタツキのな
いしっかりした保持状態とすることができる。したがっ
て、ガラス板が遊技機に装着された状態において、がた
ついて発生する振動や異音が格段に低減される。 (6)このため、結局、本実施例の遊技機であれば、遊
技機設置時のガラス板の現地取付け作業や、遊技機設置
後のガラス板交換作業が極めて簡単にできるようにな
り、遊技場における店員等の手数を大幅に削減できると
ともに、ガラス板のガタツキによる振動や異音により遊
技者に不快感を与える等の不具合が回避できる効果があ
る。
る程度の弾力性のある合成樹脂により形成することによ
り、従来の金属製のガラス枠のようにガラス板の保持部
(溝)とガラス板の隙間を比較的大きく設ける必要がな
くなる。このため、ガラス板のガラスユニットへの装着
状態をガタツキのない良好なものとすることができる。
またガラスユニットは、上述したようにガラスユニット
取付機構90により下端を保持されて係止部材により係
止されて装着保持される構成であるから、ガタツキのな
いしっかりした保持状態とすることができる。したがっ
て、ガラス板が遊技機に装着された状態において、がた
ついて発生する振動や異音が格段に低減される。 (6)このため、結局、本実施例の遊技機であれば、遊
技機設置時のガラス板の現地取付け作業や、遊技機設置
後のガラス板交換作業が極めて簡単にできるようにな
り、遊技場における店員等の手数を大幅に削減できると
ともに、ガラス板のガタツキによる振動や異音により遊
技者に不快感を与える等の不具合が回避できる効果があ
る。
【0043】第2実施例 次に、図25乃至図26により本発明の第2実施例につ
いて説明する。この第2実施例は、ガラス板振分け機構
の別態様を例示するもので、他の構成は第1実施例と同
様である。なお、第1実施例と同様の構成要素には同符
合を用い、その説明を省略する。図25は本実施例にお
けるガラス板振分け機構170を示す側面図、図26は
同ガラス板振分け機構170を示す平面図である。
いて説明する。この第2実施例は、ガラス板振分け機構
の別態様を例示するもので、他の構成は第1実施例と同
様である。なお、第1実施例と同様の構成要素には同符
合を用い、その説明を省略する。図25は本実施例にお
けるガラス板振分け機構170を示す側面図、図26は
同ガラス板振分け機構170を示す平面図である。
【0044】このガラス板振分け機構170は、図26
に示すように、縁枠110を構成するコ字状縁枠130
の側壁外面に支持軸171a,171bにより揺動自在
に支持された二つの振分け回動部材172a,172b
によりなる。振分け回動部材172a,172bは、図
25に示すように、側面形状がコ字状のもので、図示省
略したコイルバネ等により一回転方向(図25において
時計回り方向)に付勢されて、自由状態において一端1
73a,173bが、コ字状縁枠130の側壁を貫通し
てそれぞれスリット132,131内の比較的奥側に突
出するとともに、他端174a,174bが、コ字状縁
枠130の側壁を貫通してそれぞれスリット132,1
31内の入口側に臨んだ状態となっている。そしてこの
場合、スリット132,131間を隔てる隔壁130a
の下端(ガラス板を挿入する側の端)が、図26のよう
に山形にとがった形状とされ、案内部材172a,17
2bの他端174a,174bの側端面が、図26のよ
うにこの隔壁130a下端の山形形状に連続する位置方
向の傾斜面とされている。
に示すように、縁枠110を構成するコ字状縁枠130
の側壁外面に支持軸171a,171bにより揺動自在
に支持された二つの振分け回動部材172a,172b
によりなる。振分け回動部材172a,172bは、図
25に示すように、側面形状がコ字状のもので、図示省
略したコイルバネ等により一回転方向(図25において
時計回り方向)に付勢されて、自由状態において一端1
73a,173bが、コ字状縁枠130の側壁を貫通し
てそれぞれスリット132,131内の比較的奥側に突
出するとともに、他端174a,174bが、コ字状縁
枠130の側壁を貫通してそれぞれスリット132,1
31内の入口側に臨んだ状態となっている。そしてこの
場合、スリット132,131間を隔てる隔壁130a
の下端(ガラス板を挿入する側の端)が、図26のよう
に山形にとがった形状とされ、案内部材172a,17
2bの他端174a,174bの側端面が、図26のよ
うにこの隔壁130a下端の山形形状に連続する位置方
向の傾斜面とされている。
【0045】これにより、一枚目のガラス板(例えばガ
ラス板101)が押込まれると、このガラス板先端が隔
壁130aの山形の端に当接してこれに案内され、いず
れか一方のスリット(例えばスリット132)に滑り込
むように円滑に挿入されることになる。そして、この一
枚目のガラス板101が奥まで挿入されると、このガラ
ス板101の後端により一方の振分け回動部材の一端
(この場合には振分け回動部材172aの一端173
a)が押込まれ、一方の振分け回動部材172aが図2
5において反時計方向に揺動しその他端174aがスリ
ット132の入口内に突出し、その側端面で隔壁130
a下端の山形形状に連続する傾斜面を構成する。このた
め、次いで二枚目のガラス板(この場合にはガラス板1
02)が押込まれる際には、このガラス板先端が振分け
回動部材172aの他端174aや隔壁130a下端の
山形形状により形成された傾斜面に当接して案内され、
他方のスリット(この場合にはスリット131)に滑り
込むように円滑かつ確実に挿入されることになる。
ラス板101)が押込まれると、このガラス板先端が隔
壁130aの山形の端に当接してこれに案内され、いず
れか一方のスリット(例えばスリット132)に滑り込
むように円滑に挿入されることになる。そして、この一
枚目のガラス板101が奥まで挿入されると、このガラ
ス板101の後端により一方の振分け回動部材の一端
(この場合には振分け回動部材172aの一端173
a)が押込まれ、一方の振分け回動部材172aが図2
5において反時計方向に揺動しその他端174aがスリ
ット132の入口内に突出し、その側端面で隔壁130
a下端の山形形状に連続する傾斜面を構成する。このた
め、次いで二枚目のガラス板(この場合にはガラス板1
02)が押込まれる際には、このガラス板先端が振分け
回動部材172aの他端174aや隔壁130a下端の
山形形状により形成された傾斜面に当接して案内され、
他方のスリット(この場合にはスリット131)に滑り
込むように円滑かつ確実に挿入されることになる。
【0046】なお、本発明は上記実施例に限られず、各
種の態様や応用があり得る。例えば、クリア部材は、ガ
ラスではなく、合成樹脂製の透明又は半透明の部材であ
ってもよい。また、本発明に係わる遊技機は上記実施例
のようなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する
例に限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機に
も適用することができる。遊技盤の構成、機種はどのよ
うなものでもよい。プリペイドカード方式でなく、全く
カードを使用しないパチンコ機についても幅広く適用す
ることが可能である。また、アレンジボール機等にも適
用することができる。
種の態様や応用があり得る。例えば、クリア部材は、ガ
ラスではなく、合成樹脂製の透明又は半透明の部材であ
ってもよい。また、本発明に係わる遊技機は上記実施例
のようなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する
例に限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機に
も適用することができる。遊技盤の構成、機種はどのよ
うなものでもよい。プリペイドカード方式でなく、全く
カードを使用しないパチンコ機についても幅広く適用す
ることが可能である。また、アレンジボール機等にも適
用することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、クリア部材保持枠の本
体枠から取外して遊技機から分離された扱いやすいクリ
ア部材ユニットに対してクリア部材を装着した後、クリ
ア部材ユニットを、クリア部材保持枠の本体枠に対して
斜めに挿入し、クリア部材ユニット取付機構によりその
下端を支持しつつ回動させて本体枠に対して引き起こ
し、クリア部材ユニットの回動端部側をクリア部材ユニ
ット係止部材により本体枠に係止するという力のいらな
い簡単な作業で、クリア部材の遊技機への取付けが完了
する。また逆の手順で、容易にクリア部材を遊技機から
取外すことができる。このため、クリア部材の脱着の作
業性が向上し、作業中の怪我やクリア部材の損傷等の事
故も低減できるとともに、設置状態もしっかりするた
め、ガタツキによる振動や異音の発生を低減できる。
体枠から取外して遊技機から分離された扱いやすいクリ
ア部材ユニットに対してクリア部材を装着した後、クリ
ア部材ユニットを、クリア部材保持枠の本体枠に対して
斜めに挿入し、クリア部材ユニット取付機構によりその
下端を支持しつつ回動させて本体枠に対して引き起こ
し、クリア部材ユニットの回動端部側をクリア部材ユニ
ット係止部材により本体枠に係止するという力のいらな
い簡単な作業で、クリア部材の遊技機への取付けが完了
する。また逆の手順で、容易にクリア部材を遊技機から
取外すことができる。このため、クリア部材の脱着の作
業性が向上し、作業中の怪我やクリア部材の損傷等の事
故も低減できるとともに、設置状態もしっかりするた
め、ガタツキによる振動や異音の発生を低減できる。
【0048】また、クリア部材ユニット取付機構に、ク
リア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材
を設けた場合には、正確なクリア部材ユニットの取付け
が容易に可能となり、さらにクリア部材の取付け作業性
が向上する。また、クリア部材ユニットの縁枠の一側部
(クリア部材の挿入口)に設けられ、挿入されるクリア
部材を順次縁枠の各溝に振分けて案内するクリア部材振
分け機構を備えた場合には、クリア部材の挿入位置(縁
枠の溝のある位置)を意識して正確に位置決めつつ挿入
する必要がなくなり、クリア部材ユニットへのクリア部
材の装着が特に容易になり、さらにクリア部材の取付け
作業性が向上する。
リア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材
を設けた場合には、正確なクリア部材ユニットの取付け
が容易に可能となり、さらにクリア部材の取付け作業性
が向上する。また、クリア部材ユニットの縁枠の一側部
(クリア部材の挿入口)に設けられ、挿入されるクリア
部材を順次縁枠の各溝に振分けて案内するクリア部材振
分け機構を備えた場合には、クリア部材の挿入位置(縁
枠の溝のある位置)を意識して正確に位置決めつつ挿入
する必要がなくなり、クリア部材ユニットへのクリア部
材の装着が特に容易になり、さらにクリア部材の取付け
作業性が向上する。
【0049】また、クリア部材の外周形状を、挿入先端
側が半円形で、挿入後端側が前記半円形に連続する矩形
とするとともに、クリア部材ユニットの縁枠の内周形状
を、前記クリア部材の外周形状に対応した形状とした場
合には、円滑なクリア部材の縁枠への挿入が可能とな
り、クリア部材の角部が少なくなって作業者の怪我の発
生やクリア部材の損傷等の可能性がさらに少なくなる。
また、縁枠の一側部(クリア部材の挿入口)を開閉する
蓋部材を設けた場合には、クリア部材のクリア部材ユニ
ットからの脱落が確実に防止され、この点からもクリア
部材の脱着作業性が向上する。
側が半円形で、挿入後端側が前記半円形に連続する矩形
とするとともに、クリア部材ユニットの縁枠の内周形状
を、前記クリア部材の外周形状に対応した形状とした場
合には、円滑なクリア部材の縁枠への挿入が可能とな
り、クリア部材の角部が少なくなって作業者の怪我の発
生やクリア部材の損傷等の可能性がさらに少なくなる。
また、縁枠の一側部(クリア部材の挿入口)を開閉する
蓋部材を設けた場合には、クリア部材のクリア部材ユニ
ットからの脱落が確実に防止され、この点からもクリア
部材の脱着作業性が向上する。
【図1】本発明を適用したパチンコ機の第1実施例の全
体を示す正面斜視図である。
体を示す正面斜視図である。
【図2】同実施例のパチンコ機を示す正面図である。
【図3】同実施例のガラス枠の正面斜視図である。
【図4】同実施例のガラス枠の裏面図である。
【図5】同実施例のガラス枠の裏面斜視図(ガラスユニ
ットを取外した状態を示す図)である。
ットを取外した状態を示す図)である。
【図6】同実施例の本体枠の左上隅部正面側(装飾体収
納凹室)を示す部分拡大斜視図である。
納凹室)を示す部分拡大斜視図である。
【図7】同実施例の本体枠の左上隅部内部構造を示す断
面図である。
面図である。
【図8】同実施例の本体枠の右上隅部裏面側を示す部分
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図9】同実施例のガラスユニットの全体構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図10】同実施例のガラスユニットの縁枠の構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図11】同実施例のガラスユニットのガラス板振分け
機構を示す裏面図である。
機構を示す裏面図である。
【図12】同実施例のガラスユニットのガラス板振分け
機構を示す斜視図である。
機構を示す斜視図である。
【図13】同実施例のガラスユニットのガラス板振分け
機構の作用を説明するための図である。
機構の作用を説明するための図である。
【図14】同実施例のガラスユニットの本体枠への取付
け作業を説明する図である。
け作業を説明する図である。
【図15】同実施例のガラスユニットを位置決める位置
決め部材を示す斜視図である。
決め部材を示す斜視図である。
【図16】同実施例のガラスユニットの位置決め部材を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図17】同実施例のガラスユニットの係止部材を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図18】同実施例のガラスユニットの係止部材の作用
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図19】同実施例の遊技盤,遊技盤固定枠及び機枠を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図20】同実施例の機枠の裏面側斜視図である。
【図21】同実施例の機枠の部分斜視図である。
【図22】同実施例の機枠に設けられたターミナル基板
収納部の斜視図である。
収納部の斜視図である。
【図23】同実施例のターミナル基板収納部の蓋部材の
動作を示す側断面図である。
動作を示す側断面図である。
【図24】同実施例のターミナル基板収納部の蓋部材の
動作を示す側断面図である。
動作を示す側断面図である。
【図25】本発明を適用したパチンコ装置の第2実施例
におけるガラス板振分け機構を示す側面図である。
におけるガラス板振分け機構を示す側面図である。
【図26】同実施例のガラス板振分け機構を示す平面図
である。
である。
10 遊技盤 11 遊技盤固定枠 12 機枠 13 ガラス枠(クリア部材保持枠) 13a 中央開口部 50 本体枠 90 ガラスユニット取付機構(クリア部材ユニット取
付機構) 94 位置決め部材 95 係止部材(クリア部材ユニット係止部材) 100 ガラスユニット(クリア部材ユニット) 101,102 ガラス板(クリア部材) 110 縁枠 131a,131b,132a,132b、121,1
22 溝 151,152 蓋部材 160 ガラス板振分け機構(クリア部材振分け機構)
付機構) 94 位置決め部材 95 係止部材(クリア部材ユニット係止部材) 100 ガラスユニット(クリア部材ユニット) 101,102 ガラス板(クリア部材) 110 縁枠 131a,131b,132a,132b、121,1
22 溝 151,152 蓋部材 160 ガラス板振分け機構(クリア部材振分け機構)
Claims (8)
- 【請求項1】 クリア部材を保持するクリア部材保持枠
が前面に設けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を
視認可能とした遊技機において、 前記クリア部材保持枠を、 2枚のクリア部材から構成されるクリア部材ユニット
と、 前記遊技領域を視認可能とする中央開口部が形成され、
前記クリア部材ユニットが取付けられる本体枠と、 この本体枠の中央開口部の下方に設けられ、クリア部材
ユニットの下端を支持して前後方向に回動可能なクリア
部材ユニット取付機構と、 本体枠の中央開口部の上部に設けられ、クリア部材ユニ
ットの回動端部側を係止可能なクリア部材ユニット係止
部材とを備える構成したことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記クリア部材ユニット取付機構に、ク
リア部材ユニットの取付け位置決めを行う位置決め部材
を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記クリア部材ユニットを、 一側部から前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記ク
リア部材の周縁を平行に保持する二つの溝が形成された
縁枠と、 この縁枠の前記一側部に設けられ、挿入されるクリア部
材を順次各溝に振分けて案内するクリア部材振分け機構
とを備えた構成としたことを特徴とする請求項1又は2
記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記クリア部材ユニットを、一側部から
前記クリア部材が挿入可能で、内周に前記クリア部材の
周縁を平行に保持する二つの溝が形成された縁枠を備え
た構成とし、 前記クリア部材の外周形状を、挿入先端側が半円形で、
挿入後端側が前記半円形に連続する矩形とするととも
に、 前記縁枠の内周形状を、前記クリア部材の外周形状に対
応した形状としたことを特徴とする請求項1乃至3の何
れかに記載の遊技機。 - 【請求項5】 前記縁枠の一側部を開閉する蓋部材を設
けたことを特徴とする請求項3又は4記載の遊技機。 - 【請求項6】 クリア部材を保持するクリア部材保持枠
が前面に設けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を
視認可能とした遊技機において、 前記クリア部材保持枠を、2枚のクリア部材から構成さ
れるクリア部材ユニットと、前記遊技領域を視認可能と
する中央開口部が形成され、前記クリア部材ユニットが
取付けられる本体枠とを備えた構成とするとともに、 前記クリア部材ユニットを、一側部から前記クリア部材
が挿入可能で、内周に前記クリア部材の周縁を平行に保
持する二つの溝が形成された縁枠と、この縁枠の前記一
側部に設けられ、挿入されるクリア部材を順次各溝に振
分けて案内するクリア部材振分け機構とを備えた構成と
したことを特徴とする遊技機。 - 【請求項7】 クリア部材を保持するクリア部材保持枠
が前面に設けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を
視認可能とした遊技機において、 前記クリア部材保持枠を、2枚のクリア部材から構成さ
れるクリア部材ユニットと、前記遊技領域を視認可能と
する中央開口部が形成され、前記クリア部材ユニットが
取付けられる本体枠とを備えた構成とするとともに、 前記クリア部材ユニットを、一側部から前記クリア部材
が挿入可能で、内周に前記クリア部材の周縁を平行に保
持する二つの溝が形成された縁枠を備えた構成とし、 前記クリア部材の外周形状を、挿入先端側が半円形で、
挿入後端側が前記半円形に連続する矩形とするととも
に、前記縁枠の内周形状を、前記クリア部材の外周形状
に対応した形状としたことを特徴とする遊技機。 - 【請求項8】 クリア部材を保持するクリア部材保持枠
が前面に設けられ、前記クリア部材を介して遊技領域を
視認可能とした遊技機において、 前記クリア部材保持枠を、2枚のクリア部材から構成さ
れるクリア部材ユニットと、前記遊技領域を視認可能と
する中央開口部が形成され、前記クリア部材ユニットが
取付けられる本体枠とを備えた構成とするとともに、 前記クリア部材ユニットを、一側部から前記クリア部材
が挿入可能で、内周に前記クリア部材の周縁を平行に保
持する二つの溝が形成された縁枠とを備えた構成とし、 前記縁枠には、前記縁枠の一側部を開閉する蓋部材を設
けたことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17677595A JPH09716A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17677595A JPH09716A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09716A true JPH09716A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16019621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17677595A Pending JPH09716A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09716A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10263166A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-06 | Sankyo Kk | 弾球遊技機 |
JP2005000538A (ja) * | 2003-06-13 | 2005-01-06 | Shin Taiyo:Kk | 弾球遊技機の透明板保持枠 |
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JP2009131531A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Sammy Corp | 遊技機 |
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JP2016093516A (ja) * | 2015-11-30 | 2016-05-26 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP17677595A patent/JPH09716A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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