JPH1094656A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH1094656A
JPH1094656A JP25199596A JP25199596A JPH1094656A JP H1094656 A JPH1094656 A JP H1094656A JP 25199596 A JP25199596 A JP 25199596A JP 25199596 A JP25199596 A JP 25199596A JP H1094656 A JPH1094656 A JP H1094656A
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高明 市原
Koichi Iida
功一 飯田
Kazutoshi Funabashi
和利 船橋
Katsuhiro Tsuchiya
万博 土屋
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機に対して行う指示が誤って行われ
るのをより確実に防止する。 【解決手段】 パチンコ機100において、遊技者がパ
チンコ機100に対して所定の指示を行う操作ユニット
304は、ガラス枠200に設けられている。ガラス枠
200は遊技者から見て上皿108や前板106等から
さらに離れた位置にある。そのため、遊技者が上皿10
8に手を掛けたり、あるいは下皿110から上皿108
にパチンコ球を移したりする等の動作によっては、指令
スイッチ300,306に触れる等の指示を行う可能性
がきわめて低い。したがって、パチンコ機100に対し
て行う指示が誤って行われるのを防止することができ
る。また、遊技盤面152との距離が短いため、遊技者
は目の移動を少なくして表示盤302に表示される情報
を容易に認識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機に関し、
そのパチンコ機に対して行う指示が誤って行われるのを
防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリペイドカードにより、パチン
コ機内に設けられている賞球払出装置を利用して上皿へ
直接貸し出し球を放出するものが商品化されている。こ
のようなパチンコ機の場合、各パチンコ機に隣接して設
けられたカード処理機(カードユニット)にプリペイド
カードを挿入しておき、遊技者が必要に応じてパチンコ
機本体に設けられた球貸しボタンを操作することによっ
て上皿へ貸し出し球が放出される。そして、この球貸し
ボタンは通常上皿に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遊技中等にお
いて遊技者が上皿に手を掛けたり、下皿から上皿にパチ
ンコ球を移したり等の動作をすることが多い。そのた
め、遊技者は上皿に設けられた指示ボタン等を誤って押
したりすることがあった。本発明はこのような点に鑑み
てなされたものであり、パチンコ機に対して行う指示が
誤って行われるのをより確実に防止する指示入力手段を
備えたパチンコ機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
発明は、遊技者からの指示を入力する指示入力手段と、
その指示入力手段に入力された指示に応じてパチンコ機
の動作を制御する動作制御手段とを備えているパチンコ
機であって、その指示入力手段をガラス枠に設けたこと
を特徴とする。請求項1に記載の発明によれば、指示入
力手段はガラス枠に設けられている。このガラス枠は遊
技者から見て上皿等からさらに離れた位置にあるため、
遊技者が上皿に手を掛ける等の動作によって、指示入力
手段に触れる等の指示を行う可能性がきわめて低い。し
たがって、パチンコ機に対して行う指示が誤って行われ
るのを防止することができる。
【0005】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載のパチンコ機であって、その指
示入力手段には、前記動作制御手段から出力される表示
データに基づいて、文字や図柄等の情報を表示する表示
器を備えていることを特徴とする。請求項2に記載の発
明によれば、指示入力手段に備えられている表示器に
は、制御手段から出力された文字や図柄等が表示され
る。この指示入力手段はガラス枠に設けられているの
で、遊技盤面との距離が短い。そのため、遊技者は目の
移動を少なくして表示器に表示される情報を容易に認識
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。まず、パチンコ機100の
表面側の構成について、図1〜図6を参照しながら説明
する。図1にはパチンコ機100の正面図を示す。図2
および図3にはパチンコ機100の概略斜視図を示す。
図4にはガラス枠200の正面図を示し、図5および図
6にはその背面図を示す。また、図7および図8は、そ
れぞれ図1に示すA−A線およびB−B線矢視断面図で
ある。なお、この実施の形態では、メイン制御装置74
0および/または枠制御装置758が「動作制御手段」
に相当する。また、操作ユニット304が「指示入力手
段」に相当し、表示器308または表示器312が「文
字や図柄等の情報を表示する表示器」に相当する。
【0007】1.パチンコ機の全体構造 このパチンコ機100は、大まかにいって、木枠10
2、機構板700、ベース枠500、遊技盤600、ガ
ラス枠200および前板106を備えている。機構板7
00と遊技盤600はベース枠500に取り付けられ
る。機構板700と遊技盤600が取り付けられたベー
ス枠500は木枠102に対して開閉可能に軸支されて
いる。ガラス枠200はベース枠500に対して開閉可
能に軸支されており、前板106もベース枠500に対
して開閉可能に軸支されている。すなわち、パチンコ機
100は、図2に示すように、長方形枠状に成形された
木枠102の前面に対して、額縁状に成形されたベース
枠500が開閉可能に軸着されている。そのベース枠5
00の下方には、当該ベース枠500と木枠102との
隙間を埋めるため、填め板103が木枠102に嵌め込
まれている。また、図3に示すように、このベース枠5
00の裏面側には、本パチンコ機100においてパチン
コ遊技を実施するために必要な種々の機械式装置類を備
えた機構板700(詳細は後述する)がベース枠500
に対して開閉可能に軸着されている。また、図3に示す
ように、複数の締め具701aを備えた支持枠701が
ベース枠500裏面に固定されている。そして、種々の
パチンコ遊技装置を装備した遊技盤600(図2参照)
と機構板700とが、上記締め具701aによってベー
ス枠500に固定されている。締め具701aをはずす
ことで機構板700をベース枠500から開き、遊技盤
600をはずすことができる。なお、図3に示すよう
に、ベース枠500裏面の開放側端部には、上下二つの
フック片501a,501bがスライド可能に装着され
ている。この結果、ベース枠500を木枠102に閉じ
た際にはこれらフック片501a,501bが当該木枠
102側の対応する箇所に設けられた平板の係合開口部
(図示せず)に係合され、当該ベース枠500の施錠が
達成される。なお、ベース枠500の解錠は、後述の施
錠装置504によって行われる。
【0008】一方、図2に示すように、ベース枠500
の表面側には、後述する種々の部材から構成されている
ガラス枠200と当該ガラス枠200の下方に隣接する
前板106とが設けられている。これらはいずれもベー
ス枠500に固設された蝶着金具によって当該ベース枠
500に開閉可能に装着されている。このガラス枠20
0と前板106の開放側であってベース枠500の右端
中程のやや下方寄りには、後述の施錠装置504を作動
させるための鍵を挿入する鍵穴114が設けられてい
る。また、ベース枠500の表側には、上記前板106
の下方においてパチンコ球の受け皿の一つである下皿1
10が灰皿112を付設して取り付けられている。さら
にその右側には、後述の発射装置510を起動させてパ
チンコ球を遊技盤面152上に発射させるためのハンド
ル134が回動可能に軸支されている。以下、本パチン
コ機100の表面側の各構成についてさらに詳述する。
【0009】2.ガラス枠 まず、本パチンコ機100のガラス枠200の概略につ
いて説明する。図1に示すように、本パチンコ機100
のガラス枠200は、本パチンコ機100の外観におけ
る装飾効果を高めるべくデザインの統一性を企図して一
体的に形成された合成樹脂製の枠部材201を主要構成
部材とするものである。この枠部材201は、後述する
種々の部品類を装着あるいは配置するための凹凸形状を
有している。その中央部にはベース枠500に装着され
た遊技盤600の遊技盤面152が透視され得るように
円形状の開口部200aが形成されている。
【0010】この枠部材201の表面側には、図4に示
すように、上記開口部200aに沿って同心円状に凹部
203a,203b,203cが形成されている。これ
ら凹部203a,203b,203cには、図1に示す
ように、半透明の樹脂製の装飾部材202a,202
b,202cが、当該枠部材201の上部に形成されて
いる左右一対の凸部201a,201bを挟むように装
着されている。一方、上記凸部201a,201bにお
いては、上記装飾部材202a,202b,202cと
同円周を構成するように複数のスリットが設けられてい
る。そして、これらスリットには半透明の樹脂製のカバ
ー部材214が凸部201a,201bの裏面側から取
り付けられている。
【0011】枠部材201の下部には左右一対の飾り窓
204a,204bが設けられている。このため、パチ
ンコ機100に係る関係者は、ベース枠500からガラ
ス枠200を開放することなく当該飾り窓204a,2
04bを通して遊技盤面152上に張り付けられた証紙
類等を透視することができる。また、枠部材201の中
央下部には、操作ユニット304が装備されている。こ
の操作ユニット304の機能等についての詳細は、後述
する。
【0012】一方、枠部材201の上記各装飾部材20
2a,202b,202cの内側には、図4に示すよう
に、複数個のランプをそれぞれ備えたランプ基板206
a,206c,206eが装着されている。この枠部材
201および当該枠部材201の裏面に取り付けられた
補強板220には、各々、上記ランプ基板206a,2
06c,206eを当該枠部材201に装着した際の上
記各ランプの配置に合わせてランプ取付け穴209,2
20aが設けてある(図5、図6参照)。したがって、
後述するように、ランプ基板206a,206c,20
6eおよび装飾部材202a,202b,202cを枠
部材201からいちいち取り外すことなく、ランプの装
着または交換をガラス枠200の裏面側から容易に行う
ことができる。なお、ランプの装着または交換の詳細
は、後述する図14の説明において説明する。
【0013】また、図4に示すように、上記凹部203
a,203b,203cの端部には、配線用スリット2
12が設けられており、この配線用スリット212を通
してガラス枠200裏面側からコネクタ213a,21
3b,213c,213d,213e,213f,21
3g,213h,213i,213jを有する配線ケー
ブル210a,210b,210c,210d,210
eが引き出されている。そして、この配線ケーブル21
0a,210b,210c,210d,210eによっ
て、ランプ基板206a,206c,206eと上記凸
部201a,201bに設けられたLED基板とは相互
に電気的に接続されている。これらのランプ基板とLE
D基板とに係る構成等については、後述する。
【0014】次に、図5および図6を参照しつつ、ガラ
ス枠200の裏面側の構成を説明する。図5に示すよう
に、枠部材201の上記凸部201a,201bの裏面
側にはLED基板206b,206dが装着されてい
る。これにより、上記カバー部材214の位置に複数の
LED211a,211b,211cが配置されてい
る。そして、このLED基板206b,206dとラン
プ基板206a,206c,206eとの間は、それぞ
れコネクタ213c,213d,213e,213f,
213g,213h,213i,213jを有する配線
ケーブル210b,210c,210d,210eによ
って相互に連結されている。また、コネクタ213bを
介してランプ基板206aに接続される配線ケーブル2
10aは、ガラス枠200の下部に設けた配線引出し口
218より引き出され、コネクタ213aを介して枠制
御装置758(図24参照)に接続される。
【0015】メイン制御装置740はCPU(プロセッ
サ)を中心に構成されており、図24に示すようにパチ
ンコ機100における遊技盤600の裏側に設けられ
る。このメイン制御装置740は、図柄表示器の表示制
御や、可変入賞口の拡開制御等、各機種に応じて異なる
プログラムによって制御され、遊技盤の種類に応じて交
換される。一方、枠制御装置758は賞球の払出制御
や、不正の検出等、各種遊技盤に共通に使用されるもの
である。メイン制御装置740からの出力信号の一部は
枠制御装置758に入力され、賞球払出数の設定等に使
用されるとともに、大当たり遊技の発生時や、図柄表示
器におけるリーチ状態の発生時等には、ランプ基板20
6a,206c,206eに設けられた各ランプを点灯
ないし点滅制御するために、コネクタ213aを介して
各ランプに信号を伝達する。なお、メイン制御装置74
0はホールコンピュータ等との間を通信線(有線/無線
のいずれをも含む)で接続し、全賞球払出数等の各種デ
ータを相互/一方に伝送する制御を行なってもよい。ま
た、枠制御装置758において、賞球払出時や、球タン
ク706の球不足を検出したとき、さらにガラス枠20
0が開放されたとき等には、LED基板206b,20
6dに設けられているLED211a,211b,21
1cの点灯ないし点滅を制御するために、コネクタ21
3aを介して枠制御装置758から各LEDに信号を伝
達する。
【0016】図6に示すように、ガラス枠200の内側
には、枠部材201を補強するために当該枠部材201
形状に成形された金属製の補強板220が着脱可能にビ
ス着されている。この補強板220には上記飾り窓20
4a,204bの他に、枠部材201のランプ取付け穴
209(図5参照)の位置と一致させたランプ取付け穴
220aが設けてあり、当該補強板220を取り外すこ
となく上記ランプ基板206a,206c,206eに
ランプを装着または交換することができる。また、図2
に示すように、補強板220の開放側の端部には上下二
つのフック片221a,221bがスライド可能に装着
されている。この結果、ガラス枠200をベース枠50
0に閉じた際にはこれらフック片221a,221bが
当該ベース枠500側の対応する箇所に設けられた平板
の係合開口部に係合され、当該ガラス枠200の施錠が
達成される。なお、ガラス枠200の解錠はベース枠5
00に設けられた後述の施錠装置504によって行われ
る。
【0017】一方、図6に示すように、補強板220の
中央開口部220bの周辺の上方を除く三方において、
ガラス支持枠222a,222b,222cが当該補強
板220にビス着されている。これらのガラス支持枠2
22a,222b,222cには、上記中央開口部22
0bを塞ぐガラス板250を収納および支持するための
ガラス支持溝が2列並んで一体的に成形されている。こ
れにより、ガラス支持枠を設けていない上方より、2枚
のガラス板250を1枚ずつ当該2列のガラス支持溝に
嵌装することができる。また、左右両側面に設けられた
ガラス支持枠222a,222cの上端部には、左右一
対の取付片228が固定されている。さらに当該取付片
228には上記嵌装されたガラス板250を当該ガラス
支持枠222a,222b,222cに保持するための
ストッパー部材226が着脱自在に装着されている(図
6参照)。このため、当該ストッパー部材226を上記
嵌装したガラス板250の上端部分を押さえつけるよう
に上記取付片228に取り付けることによって、ガラス
板250嵌装時の振動や揺れを防止することができる。
【0018】ところで、図23に示すように、このスト
ッパー部材226には、上記嵌装されたガラス板250
を押さえつけた際にベース枠500方向に突出し得る形
状の防犯リブ226bが形成されている。一方、図7お
よび図8に示すように、上記ガラス支持枠222a,2
22b,222cのいずれにおいても上記ストッパー部
材226と同様の形状をなす防犯リブ229a,229
b,229cが形成されている。これらの防犯リブ22
6b,229a,229b,229cは、ガラス枠20
0をベース枠500に閉じた際に上記支持枠701の対
応する部位に設けられた凹部に嵌め合わされる。その結
果、図7および図8からも明らかなように、ガラス枠2
00をベース枠500に閉じた際に上記嵌装されたガラ
ス板250と遊技盤600との隙間が全周囲にわたって
遮断される。このことによって、不心得な遊技者等が当
該隙間から針金等の異物を挿入することを防ぐことがで
き、それに伴う不正遊技行為やパチンコ機100の破損
を防止することができる。さらに、図8に示すように、
ベース枠500の上縁部近傍には金属製の防犯L字型リ
ブ502がビス着されている。そして、ガラス枠200
をベース枠500に閉じた際には、この防犯L字型リブ
502によってパチンコ機100の上縁部におけるベー
ス枠500とガラス枠200との隙間を遮断することが
できる。このことによって、不心得な遊技者等が当該隙
間から針金等の異物を挿入することを防ぐことができ、
それに伴う上記ランプ基板206cやランプ類の破損を
防止することができる。
【0019】以下、ガラス枠200の特徴的な構成部分
について詳述する。 (2−1)ランプ基板 図4に示すように、ランプ基板206a,206eには
それぞれランプ208c,208dがそれぞれ3個ずつ
装着されており、ランプ基板206cには2個のランプ
208aと4個のランプ208bとが装着されている。
LED基板206bにはLED211aとLED211
bとが1個ずつ設けられており、LED基板206dに
は3個のLED211cが設けられている。また図5に
示すように、ランプ基板206aにはコネクタ213
b,213cが、ランプ基板206cにはコネクタ21
3f,213gが、ランプ基板206eにはコネクタ2
13jがそれぞれ設けられている。同様に、LED基板
206bにはコネクタ213d,213eが、LED基
板206dにはコネクタ213h,213iがそれぞれ
設けられている。これらのランプ基板206a,206
c,206eとLED基板206b,206dには、上
述の通り点灯ないしは点滅する発光体の種類は異なる
が、基板自体はほぼ同様の構造をなしている。以下では
説明を簡単にするため、ランプ基板206cやランプ2
08aの構造等について、図14〜図16を参照しなが
ら説明する。その後、各基板の電気配線について、図1
7〜図21を参照しながら説明する。
【0020】図14において、ランプ基板206cはガ
ラス枠200を構成する枠部材201に取り付けられて
いる。この枠部材201には、ランプ208aを装着ま
たは交換するためのランプ取付け穴209がランプ基板
206c上の設置部位に対応して設けられている。一
方、補強板220にも対応する部位にランプ取付け穴2
20aが設けられている。この構造によって、鍵を解錠
してガラス枠200を前方(図14では右側方向)に開
けるだけで、ランプ208aの装着等が行えるようにな
る。そのため、ランプ208aの装着等を容易かつ素早
く行うことができる。
【0021】図15において、ランプ基板206cに
は、2個のランプ208aと4個のランプ208bとが
設けられている。このランプ基板206cには、配線ケ
ーブル210cがコネクタ213fと、配線ケーブル2
10dがコネクタ213gと、それぞれ電気的に接続さ
れている。さらに、ランプ基板206cには、制御線2
30,232、伝送線234、共通線236がそれぞれ
配線パターンで配線されている。制御線230,232
は、順にランプ208a,208bを点灯ないし点滅さ
せる。伝送線234は、他の基板(具体的にはLED基
板206d,ランプ基板206e)等に電力や制御信号
を伝送し、それらの基板に設けられているLEDやラン
プを点灯等させる。共通線236は常時ハイレベルに維
持されおり、制御線230,232の信号レベルを切替
制御することによって各ランプを点灯等させる。こうし
て、線数が8本の配線ケーブル210cから出る制御線
230は、2つのランプ208aを点灯等させる。また
制御線232は、4つのランプ208bを点灯等させ
る。この配線例では、複数のランプ群(すなわち、2つ
のランプ208a群と、4つのランプ208b群)に分
けて、点灯等を制御することができる。さらに、配線ケ
ーブル210cから出る残りの伝送線234は、上記他
の基板に信号を伝送するために、線数が5本の配線ケー
ブル210dにそのまま電気的に接続されている。
【0022】次に、ランプ基板206cに装着されるラ
ンプ208aの構造について、図16を参照しながら説
明する。ここで、図16(A)には斜視図を、図16
(B)には図16(A)のE−E断面を、図16(C)
には図16(A)のF−F断面をそれぞれ示す。図16
(A)において、ランプ基板206cには2本のピン2
060,2068が立てて設けられている。一方のピン
2060は配線パターン2062と、他方のピン206
8は配線パターン2066とそれぞれ電気的に接続され
ている。これらの2本のピン2060,2068の間に
は、ランプ基板206cを貫通する穴2064が設けら
れている。この穴2064は、ランプ208aのランプ
本体2086を通すための穴である。なお、この図にお
いて、ランプ208aのある側がパチンコ機100の裏
面側になり、このランプ基板206cの裏面側がパチン
コ機100の表面側になる。図16(B)において、ラ
ンプ208aは、ランプ基部2080とランプ本体20
86とによって構成されている。ランプ基部2080に
は、2つの貫通穴2082と、2つの貫通穴2084と
が設けられている。貫通穴2082は上記ピン206
0,2068に嵌め込むための穴である。貫通穴208
4はランプ本体2086から伸びるリード線2088を
通すための穴である。このリード線2088は貫通穴2
082にも通され、これによってピン2060,206
8との間を電気的に接続し、ランプ本体2086を点灯
ないし点滅させることができる。そして、この構造をな
すランプ208aをランプ基板206cに装着した状態
を図16(C)に示す。なお、他の発光体であるLED
211a,211b,211cは、LED基板206
b,206d上にそれぞれハンダで固定され、電気的に
接続されている。
【0023】次に、5枚の基板(すなわちランプ基板2
06a,206c,206eおよびLED基板206
b,206d)の電気配線について、図17〜図21を
参照しながら説明する。ここで、図17にはランプ基板
206a、図18にはLED基板206b、図19には
ランプ基板206c、図20にはLED基板206d、
図21にはランプ基板206eについての配線図をそれ
ぞれ示す。まず、図17に示すランプ基板206aで
は、コネクタ213bの2,3番端子とコネクタ213
cの3,10番端子との間には共通線が電気的に接続さ
れる。この共通線は、6つのランプ208c,208d
に電源を供給するために、常にハイレベルに維持されて
いる。なお、2つの端子(すなわち配線ケーブルにおけ
る2本の信号線)に接続しているのは、他の基板に送る
ための電力量を確保するためである。すなわち、1つの
端子(すなわち配線ケーブルにおける1本の信号線)で
は、他の基板に必要な電力量を伝送できないためであ
る。また、コネクタ213bの10番端子とコネクタ2
13cの2番端子との間には、ランプ208cを点灯な
いし点滅させる制御線が電気的に接続されている。同様
に、コネクタ213bおよびコネクタ213cの1番端
子の間には、ランプ208dを点灯ないし点滅させる制
御線が電気的に接続されている。これらの制御線はラン
プを消灯する時にはハイレベルに、点灯するときにはロ
ーレベルに切替制御される。なお、共通線を常時アース
接続し、各制御線についてはランプを消灯する時にはロ
ーレベルに、点灯するときにはハイレベルに切替制御す
る態様としてもよい。さらに、上記共通線および制御線
を除く伝送線は、コネクタ213bからそのままコネク
タ213cに電気的に接続される。
【0024】図18に示すLED基板206bでは、コ
ネクタ213dの4番端子とコネクタ213eの7番端
子との間に電気的に接続される線が上記共通線に相当す
る。この共通線とコネクタ213dの6番端子との間に
は、抵抗器RaとLED211aとが直列して電気的に
接続されており、上記制御線に相当する。同様に、上記
共通線とコネクタ213dの4番端子との間には、抵抗
器RbとLED211bとが直列して電気的に接続され
ており、上記制御線に相当する。そして、残りの線は、
伝送線として使用されている。なお、抵抗器Ra,Rb
を直列に接続したのは、過電流によってLEDが破損す
るのを防止するためである。この場合、LED211
a,211bの点灯等を制御する制御線は、他の基板に
伝送する必要がない。そのため、コネクタ213eに接
続される配線ケーブル210cの線数は、コネクタ21
3dに接続される配線ケーブル210bの線数よりも2
本少ない。
【0025】図19に示すランプ基板206cでは、コ
ネクタ213fの5,8番端子とコネクタ213gの1
番端子との間に電気的に接続される線が共通線236に
相当する。この共通線236とコネクタ213fの7番
端子との間には、2個のランプ208aが並列して電気
的に接続されており、制御線230に相当する。同様
に、共通線とコネクタ213fの6番端子との間には、
4個のランプ208bが並列して電気的に接続されてお
り、制御線232に相当する。そして、残りの線は、伝
送線234として使用されている。この場合、ランプ2
08a,208bの点灯等を制御する制御線230,2
32は、他の基板に伝送する必要がない。また、この先
に接続される基板に伝送する電力量は少ないため、1本
の信号線で十分になる。そのため、コネクタ213gに
接続される配線ケーブル210dの線数は、コネクタ2
13fに接続される配線ケーブル210cの線数よりも
3本少ない。
【0026】図20に示すLED基板206dでは、コ
ネクタ213hの1番端子と2番端子との間に電気的に
接続される線が制御線に相当する。この制御線には、抵
抗器Rcと3個のLED211cとが直列して電気的に
接続されている。このLED基板206dでは共通線に
相当する線がなく、残りの線は伝送線として使用されて
いる。この場合、LED211cの点灯等を制御する制
御線は、他の基板に伝送する必要がない。そのため、コ
ネクタ213iに接続される配線ケーブル210eの線
数は、コネクタ213hに接続される配線ケーブル21
0dの線数よりも2本少ない。なお、抵抗器Rcを直列
に接続したのは、上記抵抗器Ra,Rbと同様に過電流
によってLEDが破損するのを防止するためである。図
21に示すランプ基板206eでは、コネクタ213j
の3番端子から出る線が共通線に相当し、コネクタ21
3jの1,2番端子から出る線が制御線に相当する。コ
ネクタ213jの2番端子から出る線は3個のランプ2
08cの点灯等を制御し、コネクタ213jの1番端子
から出る線は3個のランプ208dの点灯等を制御す
る。なお、このランプ基板206eでは先に接続する基
板がないため、伝送線が存在しない。
【0027】このように、5枚の基板(ランプ基板20
6a,206c,206eおよびLED基板206b,
206d)の相互間は、4本の配線ケーブル210b,
210c,210d,210eによってそれぞれ電気的
に接続される。そのため、メイン制御装置740および
枠制御装置758から出力される信号は、各基板や配線
ケーブル等を通じてランプやLEDに伝達され、ランプ
やLEDが点灯ないしは点滅する。ここで、上述したよ
うに配線ケーブル210b,210c,210d,21
0eについて、それぞれの線数は順に10本,8本,5
本,3本である。すなわち、枠制御装置758側から各
基板を経るごとに配線ケーブルの線数が少なくなってい
る。また、各配線ケーブルの長さは基板相互間の長さが
あれば十分であり、各基板から枠制御装置758までの
長さを必要としない。こうして、配線ケーブルの線数や
長さを最小限に抑えることができ、その配線(すなわち
引き回し)が容易になる。したがって、パチンコ機10
0の組み立て工程では、配線作業を容易かつ素早く行う
ことができる。さらに、配線ケーブル210aのコネク
タ213aと枠制御装置758と間の接続を解除するだ
けで、配線ケーブル210a等はパチンコ機100と分
離される。そのため、鍵を解錠してガラス枠200を開
け、上記コネクタ213aの接続状態を解除するだけ
で、ガラス枠200の交換が可能になる。したがって、
ガラス枠200の交換作業が簡単かつ容易に行える。そ
して、各ランプを点灯ないし点滅制御するメイン制御装
置740からの信号線が一旦LEDを点灯ないし点滅す
る枠制御装置758に接続され、この枠制御装置758
からコネクタ213aを介して各ランプ並びに各LED
に接続されている。ガラス枠200に設けられたランプ
やLEDの信号線をそれぞれの制御装置に個別に接続す
る必要が無くなるので、配線接続作業が容易になる。
【0028】(2−2)操作ユニット 次に、ガラス枠200に設けられた操作ユニット304
の構成について、図22を参照しながら説明する。図2
2(A)において、操作ユニット304は、プリペイド
カードの残存度数を表示したり、遊技者が球貸しを指令
する機能を備えている。この残存度数の表示や球貸し指
令等は、カード処理機にプリペイドカードが挿入されて
いる状態で可能になる。一般に、各カード処理機は各パ
チンコ機に隣接して配置されており、通常はパチンコ機
相互間に配置される。ここで、操作ユニット304は、
指令スイッチ300,306と表示盤302とによって
構成されている。指令スイッチ300は球貸しを指令す
るスイッチであり、これを押すとプリペイドカードの残
存度数内において所定度数分のパチンコ球が貸し出され
る。この貸し出しによって、上記カード処理機はプリペ
イドカードの残存度数から所定度数を減らして、そのプ
リペイドカードに記録する。指令スイッチ306は、カ
ード処理機内に入っているプリペイドカードの返却を指
令するスイッチである。表示盤302は、3基の表示器
308と、1基のカード表示ランプ310とによって構
成されている。表示器308には、プリペイドカードの
残存度数が表示される。カード表示ランプ310は、カ
ード処理機にプリペイドカードが挿入され、球貸しが可
能な状態であるときに点灯する。表示器308には、7
セグメントLEDが用いられており、プリペイドカード
の残存度数を表示する。
【0029】従来のパチンコ機では、操作ユニット30
4が上皿や前板等に設けられていた。そのため、遊技者
がパチンコ球を下皿110等から上皿108に移したり
する時などに指令スイッチ300等を誤って触れてしま
うことがあった。しかし、本パチンコ機100では、操
作ユニット304をガラス枠200に設ける構成とし
た。この構成では、ガラス枠200は上皿や前板等から
離れているため、遊技者がパチンコ球を下皿110等か
ら上皿108に移したりする時などでも指令スイッチ3
00等を誤って触れることが防止される。したがって、
操作ユニット304の誤操作を防止することができる。
なお、操作ユニット304は上記の構成に限らず、様々
な情報を遊技者に提供したり、パチンコ機100に対し
て行う様々の指令スイッチを設ける構成にしてもよい。
例えば図22(B)に示すように、表示盤302に代え
て表示器312を設けてもよい。表示器312には、L
ED表示装置(すなわち、複数個のLED312aを格
子状に隣接して配置した表示装置である。)や液晶表示
装置等が用いられる。表示器312はメイン制御装置7
40と電気的に接続される。
【0030】この構成によれば、表示器312にはプリ
ペイドカードの残存度数の表示だけでなく、遊技用の図
柄や、遊技者へのメッセージ、あるいはパチンコ機10
0の作動状態等のように、様々の情報をも表示すること
ができる。遊技用の図柄には、遊技盤面152に設けら
れている図柄表示装置で表示される図柄がある。遊技者
へのメッセージには、例えばパチンコ遊技場の案内や天
気情報、あるいは交通情報等がある。パチンコ機100
の作動状態には、故障やエラー等がある。こうして、遊
技者に様々の情報を伝達することができる。また、表示
器312は遊技盤面152の下部に位置するので、遊技
者は目の移動を少なくして表示器312に表示される情
報を容易に認識することができる。この場合、操作ユニ
ット304には、上記メッセージ等に対応して1又は複
数個の表示モードスイッチ314を設けてもよい。この
表示モードスイッチ314を遊技者が押すと、希望する
メッセージが表示器312に表示される。そのため、遊
技者は遊技中などで所望の情報をすぐに得ることができ
る。なお、表示モードスイッチ314はメッセージ等の
表示のみならず、パチンコ機100の製造工程等におい
て、各種の検査作業を行うときに作動スイッチとして使
用することもできる。
【0031】(2−3)ガラス保持機構 図6には、ガラス支持枠222a,222b,222c
のガラス支持溝に沿って入れたガラスを示す。このガラ
スを保持するガラス保持機構について、図23を参照し
ながら説明する。この図23には、図6の左前側からみ
たガラス保持機構の斜視図を示す。図23(A)におい
て、ガラス保持機構は、ストッパー部材226と取付片
228とによって構成されている。取付片228はガラ
ス支持枠222aと一体に形成されている棒状の凸片で
ある。ストッパー部材226の両端部には長穴226a
が設けられている。ガラス支持枠222cの上端部には
凸片227cが設けられており、この凸片は図示しない
ガラス支持枠222aの上端部についても同様に設けら
れている。このストッパー部材226はパチンコ機10
0の上部において、ガラス枠200とベース枠500と
の間に生ずる隙間から針金等を差し込んで不正が行われ
るのを防止する役目も果たす。上記構成をなすガラス保
持機構において、まず長穴226aを取付片228に差
し込んで、ストッパー部材226を装着する。次に、ス
トッパー部材226の端部が凸片227cに当たって止
まるまで、ストッパー部材226を矢印D2方向に回
す。すると、ストッパー部材226は自重によって下方
向に移動し、図23(B)に示すようになる。この状態
では、ガラス支持枠222a,222b,222cのガ
ラス支持溝に沿って入れたガラス板250を、ストッパ
ー部材226の自重によって押さえて保持する。
【0032】こうして図6や図23に示すよう形状をな
すガラス支持枠222a,222b,222cは、ガラ
ス枠200と同様に樹脂化することができる。この場合
には、ガラス支持枠222a,222b,222cをガ
ラス枠200と一体に成形することができる。こうし
て、ガラス支持枠222a,222b,222cによっ
てガラス枠200の剛性を強化することができる。ま
た、樹脂化したガラス支持枠222a,222b,22
2cには弾性力が生ずるので、金属製の場合に比べてガ
ラスを破損から保護することができる。従来のパチンコ
機と比べると、新たに必要になるのは簡単な構造をなす
ストッパー部材226と取付片228のみである。その
ため、ガラス板250を保持するにあたって製造コスト
を低く抑えることができる。そして、図7や図23に示
すようにガラス枠200全体を補強する補強板220
は、その一部を立ち上がらせた(すなわち折り曲げた)
レール補強部220cによってガラス支持枠222a,
222b,222c(すなわちレール)を補強してい
る。そのため、ガラス支持枠222a,222b,22
2cは所定の剛性を得ることができる。
【0033】(2−4)飾り窓 上記のとおり、ガラス枠200の下部には左右一対の飾
り窓204a,204bが設けてある(図1、図2参
照)。一方、ガラス枠200がベース枠500に閉じら
れた際の当該飾り窓204a,204bの配置場所に対
応する遊技盤600(図2)上には、関係機関によって
発行された種々の証紙類(図示せず)が貼られている。
これら証紙類は、パチンコ機100が通常の状態におか
れているときに常時視認され得る必要がある。本パチン
コ機100では、これら証紙類は上記飾り窓204a,
204bを通して、パチンコ機100の正面側から容易
に視認することができる。
【0034】ところで、上述のとおり、本パチンコ機1
00においては、ガラス枠200裏面に設けられたガラ
ス支持枠222a,222b,222cに2枚のガラス
板250が嵌装されている(図6参照)。図2および図
6にも示すように、当該ガラス支持枠222a,222
b,222cは、上記飾り窓204a,204bを含む
ガラス枠200裏面のほぼ全域に及んでいる。したがっ
て、ここに嵌装される上記2枚のガラス板250は、遊
技盤面152を透視するためにガラス枠200中央部に
設けられた上記開口部と共に、当該飾り窓204a,2
04bを同時に塞ぐことができる。したがって、本パチ
ンコ機100によれば、上記ガラス枠に設けた飾り窓2
04a,204bから証紙類を視認し得ると同時に、従
来のパチンコ機におけるような、飾り窓204a,20
4bのために別途透明レンズ類を設けることなく、上記
2枚のガラス板250によって当該飾り窓204a,2
04bを塞ぐことができる。
【0035】(2−5)鍵穴配置 図1および図2に示すように、本パチンコ機100にお
けるガラス枠200の開放側下方は一部切り欠かれてい
る。このガラス枠200の切り欠き部に対応するベース
枠500の部分には、当該ベース枠500内に設けられ
た後述の施錠装置504(図24参照)に連通する鍵穴
114が設けられている。
【0036】そして、この鍵穴114に鍵(図示せず)
を挿入することによって、後述するように、施錠装置5
04に備えられたカム板506が回動し、ガラス枠20
0の解錠が行われる。すなわち、例えば遊技者がパチン
コ遊技中に遊技盤面152上において球詰まり等を起こ
した際には、ホール関係者等は所定の鍵を鍵穴114に
挿入してガラス枠200を開放すると共に上記球詰まり
等を速やかに処置することができる。このとき、上記の
とおり、本パチンコ機100においては、ガラス枠20
0の開放側の側面に鍵穴114が配置されているため、
当該鍵穴114とパチンコ機100下方に配置されてい
る上記ハンドル134との間に十分な距離を確保するこ
とができる。このため、前板106の側面に鍵穴を配置
した従来のパチンコ機におけるような、パチンコ機10
0の施錠および/または解錠操作の際に遊技者の手が妨
害物になることはない。したがって、本パチンコ機10
0によれば、上記鍵穴114における施錠および/また
は解錠操作を円滑および迅速に行うことができる。
【0037】なお、本実施形態においては、上記鍵穴1
14の配置場所をガラス枠200開放側の下端部に設け
てあるが、上記ハンドル134と鍵穴114との距離が
十分に確保される場所であればよく、これに限定される
ものではない。例えば、ガラス枠200の開放側の側面
中央部に切り欠き部を設け、ベース枠500上の当該切
り欠き部に対応する箇所に鍵穴を配置することも好まし
い。
【0038】3.前板 次に、前板106の構成について、図9〜図11を参照
しつつ説明する。なお、図10には、本パチンコ機10
0の前板106および下皿110の構成を表す部分正面
図を示す。図9には前板106の概略斜視図を示す。ま
た、図11は図10におけるD−D線矢視断面図であ
る。図9に示すように、前板106の上端部には逆L字
型に成形された防犯フランジ部120が設けられてい
る。この防犯フランジ部120は、当該前板106と上
記ガラス枠200とをベース枠500に閉じた際に上記
ガラス枠200の下縁部分と咬合されるものである。こ
れにより、上記ガラス枠200と前板106との隙間が
遮断され、不心得な遊技者の当該隙間からの異物挿入、
不正遊技行為やパチンコ機100の破損を防止すること
ができる。
【0039】また、図9に示すように、前板106裏面
の開放側端部には受け爪124aを備える係合金具12
4が設置されている。他方、ベース枠500側には当該
受け爪124aに対応するロック爪(図示せず)が設置
されており、上記受け爪124aと当該ロック爪とが解
離可能に係合することによって、前板106をベース枠
500に閉じることができる。なお、上述のガラス枠2
00をベース枠500から開放した際に前板106開放
端側の裏面に設置されている開放レバー123を押し下
げることにより、上記受け爪124aが上動して上記ロ
ック爪との係合が解離される。その結果、前板106は
ベース枠500から開放される。また、図2に示すよう
に、前板の中央部には後述のスピーカー400の取付け
を行うためのスピーカー取付け口126が設けられてい
る。
【0040】(3−1)上皿形状 図9に示すように、前板106の表面から見て左上部に
は、当該前板106をベース枠500に閉じた際に後述
の賞球通路724に連通する上皿口116が形成されて
いる。この上皿口116の下方には上皿108が装着さ
れており、上皿口116から排出されるパチンコ球を受
ける。なお、上皿口116の左側には、パチンコ遊技に
応じた種々の操作スイッチを装備するための予備孔49
8が設けられている。
【0041】この上皿108は合成樹脂の成形品であ
り、図9および図11から明らかなように、上皿口11
6から排出されたパチンコ球を一時的に貯留するための
上皿基材118と、その下部にあって当該上皿基材11
8を埋設するように形成されているカバー部材119と
から構成されている。図10に示すように、このカバー
部材119は、下皿110方向に張り出した半ドーム形
状を有すると共に、その下縁部分は遊技盤600中央部
を中心とする同心円を構成するように湾曲成形されてい
る。このため、上述のガラス枠200同様に、本パチン
コ機100全体のデザインの統一性を図りつつ本パチン
コ機100にボリューム感を与えており、また、カバー
部材119の内側に十分な有効スペースを確保してい
る。なお、本パチンコ機100においてはカバー部材1
19の内側には、後述するようにスピーカー400が内
蔵されている(図11参照)。
【0042】図9に示すように、上皿基材118には、
パチンコ機100の正面から見て右下がり状にわずかに
傾斜を持たせてあるため、ここに貯留されたパチンコ球
は上皿基材118の下流側(すなわち、前板106の右
方向)に順次誘導される。次いで、誘導されたパチンコ
球は前板106に設けられた送球口(図示せず)より前
板106裏面に設けられている一般的な球送り機構によ
って後述の発射装置510へ1個ずつ送球される。
【0043】また、図9に示すように、上皿108の右
上端部には、球抜き操作レバー122が左右方向(図9
中の矢印参照)にスライド可能に設けられている。この
球抜き操作レバー122は、上皿基材118の右端部に
設けられた球抜き弁(図示せず)と一体を成すものであ
り、上皿108内部に設置されたスプリング(図示せ
ず)に連結されている。この球抜き弁は、上記スプリン
グの付勢力によって、通常は閉状態を維持している。そ
して、球抜き操作レバー122をスプリングの付勢力に
抗してスライドさせる(図9中の矢印方向)ことによっ
て、上記球抜き弁を一時的に開放することができる。な
お、球抜き弁から排出されたパチンコ球は、前板106
裏面の球抜き通路(図示せず)を通って後述の下皿11
0へと誘導される。
【0044】ところで、図11に示すように、本カバー
部材119の壁面であって下皿110の上方域に相当す
る部分には、その正面部上方から下端部にかけて傾斜部
119bが形成されている。この傾斜部119bは、後
述の下皿110の球受け部450からパチンコ球を取り
出すためのスペース(図11中のS)を拡大するために
設けられたものであり、その傾斜方向は下皿110に備
えられた下皿口140に向くように形成されている。す
なわち、本パチンコ機100の上皿形状によると、従来
のパチンコ機における装飾用カバー部材付き上皿(図1
1中の2点鎖線参照)と異なり、上皿108の下端部と
下皿110の上端部との間に、十分なスペースSを確保
することができる。従って、本パチンコ機100によれ
ば、遊技者は上皿108下部の出っ張り部分に妨害され
ることなく、上記傾斜部119bに沿って下皿110の
球受け部450からパチンコ球を容易に取り出すことが
できる。
【0045】(3−2)スピーカー配置 次に、本パチンコ機100の上皿108の内側に装備さ
れているスピーカー400について説明する。上皿10
8の上記カバー部材119の前面壁であって下皿110
の上方域に相当する部分(すなわち、上記傾斜部119
bに相当する部分)には、凹部119aが形成されてい
る。この凹部119aの底面は、平板状に形成されてい
ると共に、その中心部分には楕円状の開口部が設けられ
ている(図10参照)。さらに、図11および図10に
示すように、当該凹部119aには音声透過板404が
埋設されている。この音声透過板404は、合成樹脂か
ら成形されており、その表面には網目状の模様が形成さ
れている。さらにまた、その表面の中央域(すなわち、
凹部119aの上記開口部に対応する領域)には、音声
をパチンコ機100の外部に透過するための音声透過孔
が多数穿設されている。
【0046】一方、前板106の中央部に設けられた上
記スピーカー取付け口126には、スピーカー収納部4
02を備えたスピーカー取付け板406が着脱可能に装
着されている。このとき当該スピーカー収納部402
は、上記音声透過板404と平行となるように上記カバ
ー部材119の内側に配置される(図11参照)。そし
て、このスピーカー収納部402には、図11に示すよ
うに、上記上皿基材118とカバー部材119(すなわ
ち、上記凹部119a裏面)との間の内部スペースを利
用してスピーカー400(例えばコーン型)が取り付け
られている。すなわち、スピーカー400を上記スピー
カー収納部402に予め取り付けたスピーカー取付け板
406を当該前板106の裏側からスピーカー取付け口
126に装着(典型的にはビス着)している。このと
き、図示しないが、当該スピーカー400にはコネクタ
が設けてあり、また、本パチンコ機100内の制御部と
当該スピーカー400とを接続する接続ケーブルにもコ
ネクタを設けてある。このため、上記二つのコネクタの
接続操作によって、スピーカー400とパチンコ機10
0本体との電気的接続および切り離しを容易に行うこと
ができる。また、上述のとおり、本パチンコ機100に
おいては前板106の裏側にスピーカー取付け口126
を設けてあるので、上皿108をいちいち取り外すこと
なく、前板106をベース枠500から開放して上記ス
ピーカー取付け板406を取り外すだけで上記スピーカ
ー400の交換作業を簡単に行うことができる。
【0047】以上のとおりに組み付けられたスピーカー
400から発生する音声は、上皿108正面の中央壁部
に埋設されている上記音声透過板404の音声透過孔か
ら外部に出力される(図11参照)。すなわち、本パチ
ンコ機100においては、パチンコ機100の中央部に
スピーカー400が配置されている結果、パチンコ遊技
中における種々の効果音等をパチンコ機100の中央か
ら出力することができる。したがって、本パチンコ機1
00を使用する遊技者は、自身の正面からパチンコ遊技
に付随する効果音等を聞くことができる。このため、遊
技者は、パチンコ遊技の臨場感をダイナミックに楽しむ
ことができると共に本パチンコ機100からの効果音と
隣接する他のパチンコ機からの効果音とを聞き違えるお
それもない。
【0048】さらにまた、本パチンコ機100において
は、上述のとおり、上皿基材118とカバー部材119
との間の比較的広いスペースを利用してスピーカー40
0が取り付けられており、スピーカー400周囲にある
程度の内部容積をとることができる。このため、本パチ
ンコ機100によれば、内部容積がほとんど確保できな
い位置にスピーカーが取り付けられている従来のパチン
コ機よりも質の高い音響を提供することができる。
【0049】4.下皿 次に、前板106の下方に備えられている下皿110に
ついて、図10〜図12等を参照しつつ説明する。ここ
で、図12は、取付けプレート454およびシャッター
部材456を示す平面図である。ベース枠500の中央
下部には後述の賞球通路724に連通する下皿口140
が形成されている(図1および図10参照)。この下皿
口140の下方には下皿110が装着されている。この
下皿110は合成樹脂が成形されたものであり、下皿口
140から排出されるパチンコ球を貯留する球受け部4
50を構成している(図11参照)。また、下皿110
の下縁部分は、上述の上皿108と同様に、遊技盤60
0中央部を中心とする同心円を構成するように湾曲させ
てある。このため、本パチンコ機100全体のデザイン
の統一性を図ることができるとともに、本パチンコ機1
00にボリューム感を付与している。なお、下皿110
前面の壁面下部には、後述の操作レバー456a等を収
容するための凹部110aが形成されている(図10参
照)。
【0050】また、図1および図10に示すように、下
皿110の左側には当該下皿110とデザインを統一さ
せて成形された灰皿112が付設されている。図示しな
いが、この灰皿112は下皿110の所定の部位に反転
可能に軸着されており、灰皿112を下皿110から取
り外すことなく灰皿112内に溜まった煙草の吸殻等を
簡単に取り除くことができる。
【0051】一方、図11に示すように、下皿110の
球受け部450底面には貯留球排出口452が設けられ
ており、下皿110に貯留したパチンコ球を当該貯留球
排出口452から排出することができる。本パチンコ機
100においては、上記貯留球排出口452からのパチ
ンコ球排出処理は、下皿110に備えられたロック機構
付き貯留球排出機構によって行われている。以下、この
ロック機構付き貯留球排出機構について図面を参照しつ
つ説明する。
【0052】図11に示すように、下皿110の底面に
は、上記ロック機構付き貯留球排出機構を構成する取付
けプレート454とシャッター部材456とが装着され
ている。これらの取付けプレート454およびシャッタ
ー部材456を図12に示す。この取付けプレート45
4は、下皿110の底面形状に適合するように長方形状
に成形された合成樹脂製である。図12に示すように、
この取付けプレート454には、2箇所のビス止め用取
付け孔458a,458bが設けられている。また、取
付けプレート454の中央部分には上記貯留球排出口4
52に対応させた開口部454aが形成されている。ま
た、取付けプレート454には、スプリング462が備
えられている。すなわち、このスプリング462の一端
は取付けプレート454上面の側部に設けられた取付け
フック463に取り付けられている。図11および図1
2に示すように、取付けプレート454の長辺側の一方
(パチンコ機100正面側)の縁部において、ガイド壁
454bが上方(すなわち、下皿110方向)へ迫り上
がるように形成されている。さらに、このガイド壁45
4bの頂端部分は、パチンコ機100と反対方向に折り
曲げられた誘導部454cを形成している。なお、図1
2に示すように、この誘導部454cの一部には、上面
から見てほぼ直角三角形状となるような切り欠き部45
5が設けられている。
【0053】一方、図12に示すように、上記シャッタ
ー部材456はプレート部456bと操作レバー456
aとから構成されており、当該プレート部456bの一
端にはフック456cが備えられている。このプレート
部456bは上記開口部454aを遮蔽するためのもの
であり、操作レバー456aは当該シャッター部材45
6を外部から操作するためのものである。そして、図1
1に示すように、本シャッター部材456は上記ガイド
壁454bの誘導部454cを跨ぐようにして上記取付
けプレート454に装着されている。すなわち、本シャ
ッター部材456の操作レバー456aは上記ガイド壁
454bの外側に配置されており、プレート部456b
は上記開口部454aを遮蔽するように配置されてい
る。なお、本シャッター部材456のフック456cに
は上記スプリング462の一端が係着されている(図1
2参照)。
【0054】しかして、上記シャッター部材456を備
えた取付けプレート454は、上記開口部454aが上
記貯留球排出口452に合わさるように、上記ビス止め
用取付け孔458a,458bを介して下皿110の底
面側に設けられた取付けボス460にビス止めされてい
る(図11参照)。このとき、下皿110正面の壁面下
部には上述の凹部110aが設けてあるため、操作レバ
ー456aおよびガイド壁454bが下皿110壁部に
接触する不都合は生じない。
【0055】以下、本パチンコ機100におけるロック
機構付き貯留球排出機構の作動態様について説明する。
上記シャッター部材456は、上述のとおりに取付けプ
レート454に装着された結果、ガイド壁454b頂部
の誘導部454cを軌道軸として跨ぎ、取付けプレート
454横方向にスライド移動することができる。すなわ
ち、遊技者が操作レバー456aを上記スプリング46
2の付勢力(すなわち元の状態に戻ろうとする力)に抗
して左方向(図12中の矢印方向)に動かすことによっ
て、シャッター部材456が上記誘導部454cに沿っ
てスライド移動する。したがって、当該操作レバー45
6aと一体をなしている上記プレート部456bも同様
に左方向にスライド移動する。この結果、上記貯留球排
出口452が開放され、当該排出口から下皿110に貯
留したパチンコ球を排出することができる。そして、遊
技者が操作レバー456aから手を放した際には、上記
スプリング462の付勢力によってシャッター部材45
6は所定の位置(図12参照)まで自動的に戻り、上記
貯留球排出口452は再び上記プレート部456bによ
って閉じられる。
【0056】次に、本貯留球排出機構に付随するロック
機構について説明する。上記のとおり、誘導部454c
には、上記貯留球排出口452が開放される時点に上記
操作レバー456aが配置され得る箇所に対応する箇所
において、上面から見て直角三角形状となる切り欠き部
455が設けられている(図12および図13参照)。
このため、図13に示すように、上記誘導部454cに
沿って左方向へ移動してきた操作レバー456aが当該
切り欠き部455に至った際に、操作レバー456aを
当該切り欠き部455に応じて下皿110方向へ押し込
むことができる。その結果、操作レバー456aの側面
部456a1と当該切り欠き部455の側面部454e
とが接触することとなり、結果、シャッター部材456
の右方向(すなわち、図12中の矢印の反対方向)への
スライド移動を阻むと同時に上記スプリング462の付
勢力によって当該シャッター部材456をその場に保持
する(以下、この状態を「ロック状態」という。)こと
ができ、その手を離しても戻らない(図13参照)。こ
のとき、図12および図13に示すように、上記接触に
係る切り欠き部455の側面部454eに凸部454d
を設けるとともに操作レバー456aの側面部456a
1には凹部456dを設けておけば、これらを咬合させ
ることによって上記ロック状態の不用意な解除を未然に
防ぐことができる。
【0057】そして、操作レバー456aを上記切り欠
き部455の斜辺に沿って僅かに左方向へ再度スライド
移動させることによって、当該操作レバー456aは切
り欠き部455から迫り出し、上記ロック状態を簡単に
解除することができると共に当該シャッター部材456
はスプリング462の付勢力によって所定の位置まで戻
される。すなわち、本実施形態に係るロック機構におい
ては、図13に示すように、ロック状態時のスプリング
462の延びる向き(即ち、フック456cと取付けフ
ック463を結ぶ線の向き)がシャッター部材456の
スライド方向軸(図13中のQ)に対して傾斜してい
る。このため、操作レバー456aを僅かに左方向へス
ライドさせることによって上記接触状態にあった操作レ
バー456aの側面部456a1と切り欠き部455の
側面部454eとが離れた際、スプリング462の付勢
力に係る下皿110手前側(図中下方)に向けられる分
力Pによって、シャッター部材456は手前に押し出さ
れる。その結果、速やかに上記ロック状態が解除される
と同時にシャッター部材456が所定の位置まで戻り、
下皿110の貯留球排出口は閉ざされる。
【0058】以上のとおり、上記ロック機構付き貯留球
排出機構を備えた本パチンコ機100を使用する遊技者
は、操作レバー456aから手を離した状態で下皿11
0から貯留パチンコ球の排出を継続することができ、か
つ、ワンタッチで当該排出作業を止めることができる。
また、本パチンコ機100のロック機構付き貯留球排出
機構においては、貯留球の排出作業ならびに上記ロック
状態の開始および解除を一つの部品の操作で簡便に行う
ことができる。すなわち、本パチンコ機100によれ
ば、遊技者は片手で上記操作レバー456aを横方向に
スライド移動させる操作のみで、下皿110からの貯留
球の排出操作および上記ロック状態を同時に実現するこ
とができる。さらにまた、本パチンコ機100において
は、貯留球排出機構とそれを維持するロック機構とが一
体に構成されているため、これらに係る部品数を減らす
ことができるとともに上記機構の簡略化を図ることがで
きる。
【0059】次に、パチンコ機100の裏面側の構成に
ついて、図24〜図28を参照しながら説明する。図2
4には、パチンコ機100の裏面から見た全体構成を示
す。図25は図24の一部拡大図を示す。図26と図2
7とには、パチンコ機100の正面側から球抜き動作を
実現するための構造を示す。図28には、配電盤の構造
を示す。ここで、図24では、見やすくするためにベー
ス枠500に機構板700を装着した状態を示す。この
機構板700は、支持枠701に複数個の蝶番によって
開閉可能に装着されている。なお、通常はベース枠50
0と機構板700との間に遊技盤600が装着される。
ここで、説明中において上下左右の方向を指す場合に
は、パチンコ機100の裏面から見た方向である。
【0060】図24において、まずベース枠500の構
成について説明する。このベース枠500には、施錠装
置504,発射装置510,ヒンジ524等が設けられ
ている。施錠装置504は、ガラス枠200とベース枠
500との間、ベース枠500と木枠102との間につ
いてそれぞれ施錠/解錠を行う。具体的には、施錠装置
504はベース枠500に設けられ、鍵とともに回動す
るカム板506や、上下方向にスライド可能なスライド
部材504a,504b等によって構成されている。ス
ライド部材504aには、施錠の際にガラス枠200の
フック片221a,221b(図2参照)と係合する穴
を備えている。また、スライド部材504bには、施錠
の際に木枠102の係合開口部と係合するフック片50
1a,501b(図3参照)を備えている。ここで、カ
ム板506を一方向に回すとスライド部材504aがフ
ック片221a,221bとの係合を解除し、ガラス枠
200が解錠される。同様に、カム板506を他方向に
回すとスライド部材504bが木枠102の係合開口部
との係合を解除し、ベース枠500が木枠102から解
錠される。
【0061】発射装置510は、打球杆508,モータ
512,調整つまみ516,発射制御回路518によっ
て構成されている。打球杆508は、パチンコ球を打っ
て発射させる。モータ512は発射制御回路518によ
って回転駆動が制御される。このモータ512の回転軸
にはカム板が固定されており、このカム板のカム面に打
球杆508の一端側が接している。打球杆508の他端
側にはバネ514が接続されており、このバネ514の
付勢力は調整つまみ516を回すことによって複数段階
に調整可能になっている。この構成によれば、モータ5
12の回転運動は上記カム板を通じて打球杆508の揺
動運動に変換され、かつバネ514の付勢力によってパ
チンコ球が断続的に打ち出される。
【0062】次に、機構板700の構成について説明す
る。この機構板700には、球タンク706,誘導レー
ル708,球送り機構718,入賞球検出装置756等
が設けられている。球タンク706は機構板700の上
部に着脱可能に設けられており、搬送されてきたパチン
コ球を賞球として一時的に蓄える。その球タンク706
の下方には誘導レール708が設けられており、右下が
り状のスロープになっている。この誘導レール708は
仕切り片によって二つの通路が図面に向かって前後に並
んで形成されており、その通路はパチンコ球に付着して
いるゴミ等を落下させるための穴が適宜設けられてい
る。パチンコ球は回動可能にビス止めされた二つの球な
らし片710によって、誘導レール708内において上
下方向に積み重なっているパチンコ球をならす。
【0063】二つの球ならし片710は、図面に向かっ
て前後に並んで設けられている。この球ならし片710
によってならされたパチンコ球は、図面に向かって前後
に並ぶ二つの貯留通路716に誘導される。図25に示
すように、貯留通路716の入口側には検出片715が
設けられており、誘導レール708の延長上かつ貯留通
路716ごとに対応して設けられている。検出片715
の下方には検出スイッチ714が設けられており、検出
片715は検出スイッチ714のスイッチバーに当たる
ようになっている。この構造によって、パチンコ球がそ
の自重で検出片715を押すか否かで、パチンコ球の有
無が検出スイッチ714によって検出される。また、誘
導レール708と球切れ検出スイッチ714との間に
は、ゴミ防止リブ713が支持枠701に設けられてい
る。ゴミ防止リブ713は、誘導レール708や検出片
715に設けられている穴から落下するゴミ等を受け止
め、検出スイッチ714の接点スイッチ等を保護する。
そのため、パチンコ球に付着していたゴミ等が原因とな
って検出スイッチ714が誤作動するのを防止すること
ができる。球切れ検出スイッチ714はパチンコ球が無
いことを検出し、球切れ信号をホールコンピュータ等に
送る。この球切れ信号を受けたホールコンピュータ等
は、パチンコ球をパチンコ機100に供給して球切れを
防止する。
【0064】図24に戻って、機構板700には、支持
枠701が着脱可能に設けられている。この支持枠70
1の内側には、上記貯留通路716が形成されるととも
に、球送り機構718等が設けられている。このよう
に、支持枠701が貯留通路716等を覆っているた
め、外部からの異物の侵入を防止することができる。こ
こで、貯留通路716は、誘導レール708を流れ下っ
てきたパチンコ球を、図面に向かって前後二列で一時的
に貯留する。球送り機構718は貯留通路716の下方
に設けられており、貯留されたパチンコ球を1個ずつカ
ウントして受け皿に送り出す。この球送り機構718は
枠制御装置758によって動作が制御され、回転体72
0とモータとによって構成されている。これらの回転体
720およびモータは、二つの貯留通路716に対応し
てそれぞれ設けられている。ここで、回転体720には
貯留通路716のパチンコ球を1個ずつカウントして送
り出すための歯が設けられており、その中心軸は上記モ
ータの回転軸に通じている。モータは枠制御装置758
から送られた信号に従って、所定角度だけ回転する。枠
制御装置758は、支持枠701の右下部の手前側に設
けられ、パチンコ球が入賞口に入賞したとき(あるいは
球貸しを指令する図22に示す指令スイッチ300が押
されたとき)にパチンコ機100の枠制御装置758か
ら出力される信号を受けて、上記モータの回転制御を行
う。このモータの回転に伴って回転体720が回転し、
パチンコ球を分岐片722へ送り出す。この枠制御装置
758に対して上述した動作を行う信号を出力するメイ
ン制御装置740は、機構板700の中央部(すなわち
図示しない遊技盤600の裏側)に設けられている。
【0065】そして、パチンコ球は分岐片722によっ
て賞球通路724または球抜通路726のいずかの通路
に誘導される。通常、パチンコ球は賞球通路724に分
岐され、受け皿(すなわち図1に示す上皿108)に誘
導される。この上皿108は発射装置510に通じてお
り、パチンコ球は再び打球として遊技盤面152に打ち
出される。一方、上皿108がパチンコ球で満杯のとき
には、賞球集合樋520を通じて他の受け皿(すなわち
図1に示す下皿110)に誘導される。この賞球通路7
24の途中には金属片754が一部突出して設けられて
いるので、一部のパチンコ球がこの金属片754に当た
って払い出し音を出す。また、パチンコ機100自体の
交換時等には球タンク706や貯留通路716等に貯留
されているパチンコ球を排出させる必要がある。このよ
うな場合には、作業員が所定の操作を行うと、パチンコ
球は分岐片722によって球抜通路726に誘導され
る。この球抜通路726は球排出口522に通じてお
り、パチンコ球をパチンコ機100から排出することが
できる。ここで、入賞口に入賞したパチンコ球は、セー
フ球通路730を通って入賞球検出装置756に誘導さ
れる。この入賞球検出装置756は入賞したパチンコ球
を検出する装置であり、検出されたパチンコ球は球排出
口522を通じて排出される。一方、入賞しなかったパ
チンコ球は、アウト口からアウト球通路728を通って
そのまま球排出口522に誘導され、排出される。
【0066】次に、機構板700の右上部には、配電盤
702が設けられている。この配電盤702には、電源
スイッチ704,ヒューズ850(図29参照),コン
セント収納部712等が設けられている。電源スイッチ
704は、コンセントから供給された電気をパチンコ機
100の各部に配電するか否かを切り換えるスイッチで
ある。ヒューズ850は電気を供給する部位ごとに対応
して設けられており、過剰な電流が流れて電子部品が損
傷するのを防止する。コンセント収納部712は、パチ
ンコ機100を組立工場からパチンコ遊技場に搬送する
間において、上記コンセントを差し込んで収納する。こ
れによって、パチンコ機100から伸びる伝電線の先端
に取り付けられているコンセントが仮止めされるので、
パチンコ機100の搬送中には電線やコンセントのブレ
が防止される。
【0067】上記のような構成によれば、パチンコ機1
00に搬送されてきたパチンコ球は、球タンク706に
一時的に蓄えられた後に排出され、誘導レール708を
通り、貯留通路716に貯留される。その後、入賞時に
は、球送り機構718によって所定の個数をカウントさ
れながら送られ、分岐片722によって賞球通路724
を通じて上皿108又は下皿110に誘導される。こう
して、パチンコ球が賞球として払い出される。
【0068】以下、裏面側の特徴的な構成部分について
詳述する。 1.球抜き機構 まず球抜き機構について、図26〜図28を参照しなが
ら説明する。この球抜き機構は、パチンコ機100の修
理や入れ替え等の際において、球タンク706等に貯留
されているパチンコ球を全て排出する機能を有する。図
26および図27において、球抜き機構は、通し穴80
0,球抜き分岐片作動スイッチ752,分岐片722,
ソレノイド814,球排出指令スイッチ816等によっ
て構成されている。通し穴800は、図26(A)に示
すように、パチンコ機100の正面側から見ると飾り窓
204aの近傍(図では左下側)に設けられている。こ
の通し穴800は、図26(B)に示すように、ガラス
枠200,ベース枠500,支持枠701を貫通して設
けられている。通し穴800に面する機構板700に
は、その通し穴800にスイッチバー752aを向けて
球抜き分岐片作動スイッチ752が設けられている。こ
の球抜き分岐片作動スイッチ752は、ソレノイド81
4を駆動する信号を枠制御装置758に送る。図27
(A)に示すソレノイド814は枠制御装置758から
の指令に従って、連結棒810を通じて分岐片722を
左右方向に揺動する。また、球排出指令スイッチ816
は、ソレノイド814を所定時間保持するための信号を
枠制御装置758に送るとともに、球送り機構を作動さ
せ球抜き動作を開始する信号を送る。
【0069】ここで、ソレノイド814の軸814aに
は、図27(A)に示すように連結片812が固定され
ている。連結片812と分岐片722とには、図27
(B)に示すように、それぞれ小穴812a,722b
が設けられている。この小穴812a,722bにはコ
字状の連結棒810が嵌め込まれている。また、連結片
812には凸部812bが設けられており、この凸部8
12bは球排出指令スイッチ816のスイッチバー81
6aを押す役目を果たす。図26(B)に戻って、支持
枠701には、球抜き分岐片作動スイッチ752の近傍
にスリット802が設けられている。このスリット80
2は、パチンコ機100の製造工程等において、その正
面側から各種の検査作業を行うときに使用される。すな
わち、棒等をスリット802に差し込み、スイッチバー
752aを押して球抜き分岐片作動スイッチ752をオ
ンにする。
【0070】上記のような構成をなす球抜き機構は、次
のように作動する。まず、図26(B)において、作業
者が細長いピン804を通し穴800に差し込み、スイ
ッチバー752aを押して球抜き分岐片作動スイッチ7
52をオンにする。すると、球抜き分岐片作動スイッチ
752から枠制御装置758にはソレノイド814を駆
動する信号が伝達され、枠制御装置758はソレノイド
814を作動させる。図27(A)に移って、ソレノイ
ド814が作動すると、その軸814aが矢印D6方向
(図面上方向)に移動し、分岐片722は揺動軸722
aを中心に矢印D8方向(図面左回り)に回る。こうし
て、分岐片722は図28に示すような状態になる。そ
のため、球送り機構718の作動によって流れ下ってき
たパチンコ球は、分岐片722によって球抜通路726
に誘導される。
【0071】図27(A)に戻って、ソレノイド814
の軸814aが矢印D6方向に移動する際には、凸部8
12bがスイッチバー816aを押して球排出指令スイ
ッチ816をオンにする。すると、球排出指令スイッチ
816から枠制御装置758に自己保持を行う信号が伝
達され、この枠制御装置758はソレノイド814を所
定時間作動状態に維持する。同時に球送り機構718を
駆動する信号が伝達され、球抜き動作が開始される。そ
のため、所定時間だけ上記図28に示す状態が維持さ
れ、流れ下ってきたパチンコ球を継続して球抜通路72
6に誘導する。その後、枠制御装置758はソレノイド
814の作動を停止させ、分岐片722を図27(A)
に示すような元の状態に復帰させる。すなわち、ソレノ
イド814の軸814aおよび連結棒810が図28に
示す矢印D12(図面下方向)に移動し、分岐片722
が矢印D10方向(図面右回り)に回る。ここで、もし
球排出指令スイッチ816が壊れている場合には球抜き
分岐片作動スイッチ752がオンし、ソレノイド814
が上方向に動いても球排出指令スイッチ816からは信
号が出力されない。そのため、ソレノイド814はすぐ
に停止して軸814aも下方向に戻る。したがって、球
排出指令スイッチ816が壊れている場合には、球送り
機構が動作しない。
【0072】この構成によれば、パチンコ機100の表
面側からピン804を通し穴800に差し込み、そのピ
ン804で球抜き分岐片作動スイッチ752をオンにす
るだけで球抜き機構を作動させることができる。このた
め、球抜き作業が楽に行える。また、支持枠701に設
けたスリット802によって、パチンコ機100の裏面
側からも同様に球抜き機構を作動させることができる。
なお、本パチンコ機100では、通し穴800やスリッ
ト802は球抜き機構を作動させる用途だけでなく、他
の用途にも適用することができる。他の用途としては、
例えば発射装置の一時停止ボタン等がある。こうした機
構やボタン等の機能を設けるのは、パチンコ機の表面側
から操作すればよい機能であっても、パチンコ機の製造
工程等において検査のために表面側から裏面側の動作を
確認しなければならない場合に特に有効である。
【0073】2.電源スイッチ 次に、配電盤702に設けられている電源スイッチ70
4について、図29を参照しながら説明する。図29
(A)には配電盤702の外観を示し、その配電盤70
2のE−E断面を図29(B)に示す。この図29
(B)において、配電盤702を覆うカバー852は、
電源スイッチ704の押しボタン704aを囲んで形成
されている。さらに、押しボタン704aを囲むカバー
852の端面(周壁)は、押しボタン704aの高さよ
りも高く形成されている。この構成によれば、電源スイ
ッチ704が不用意に押されるのを防止することができ
るとともに、カバー852が電源スイッチ704の破損
を防止することができる。作業員は通常パチンコ機の裏
面側を先に島の所定位置に挿入して設置するが、この設
置の際に作業員は配電盤702が見えない。そのため、
従来では電源スイッチ704が不用意に押されてしまう
ことがあったが、本パチンコ機100ではこうした状態
を防止することができる。なお、電源スイッチ704は
従来通り押しボタン704aによって構成されているの
で、操作性は維持される。したがって、操作性を維持し
ながらも、破損を防止し、かつ不用意な操作を防止した
電源スイッチ704が実現される。
【0074】上記実施の形態によれば、遊技者がパチン
コ機100に対して所定の指示を行う操作ユニット30
4(指示入力手段)は、ガラス枠200に設けられてい
る。この操作ユニット304に入力された指示を受けた
メイン制御装置740および/または枠制御装置758
(動作制御手段)は、パチンコ機100の各種動作を制
御する。ここで、ガラス枠200は遊技者から見て上皿
108や前板106等からさらに離れた位置にある。そ
のため、遊技者が上皿108に手を掛けたり、あるいは
下皿110から上皿108にパチンコ球を移したりする
等の動作によっては、指令スイッチ300,306に触
れる等の指示を行う可能性がきわめて低い。したがっ
て、パチンコ機100に対して行う指示が誤って行われ
るのを防止することができる。また、遊技盤面152と
の距離が短いため、遊技者は目の移動を少なくして表示
盤302に表示される情報を容易に認識することができ
る。
【0075】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機に
おけるその他の部分の構造,形状,大きさ,材質,個
数,配置および動作条件等については、上記実施の形態
に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応
用した次の各形態を実施することもできる。 (1)操作ユニット304の指令スイッチ300,30
6はカード処理機に対応する指令の際に用いたが、球送
り機構等のパチンコ機100を構成する各要素に対応す
る指令の際に用いるようにしてもよい。例えば、球送り
機構の場合には、上記操作ユニット304と枠制御装置
758とを電気的に接続し、押された指令スイッチ30
0,306に応じた信号を枠制御装置758に送ること
によって、球抜き動作をパチンコ機100の表面側から
行うことができる。同様にしてメイン制御装置740と
の間を電気的に接続することにより、パチンコ機100
における所定の動作(例えば、当たり確率や当たり図柄
の変更等)を指令することもできる。 (2)また、操作ユニット304を外部装置(例えば、
ホールコンピュータ等)との間で電気的に接続するよう
にしてもよい。こうすれば、遊技者が何らかの都合によ
ってホール係員を呼び出したり等をすることができる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、パチンコ機に対して行
う指示が誤って行われるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】パチンコ機の表面側の構成の概略を示す斜視図
である。
【図3】パチンコ機の裏面側の構成の概略を示す斜視図
である。
【図4】ガラス枠の正面図である。
【図5】補強板を取り外した状態でのガラス枠の背面図
である。
【図6】補強板を取り付けた状態でのガラス枠の背面図
である。
【図7】図1におけるA−A線矢視断面図である。
【図8】図1におけるB−B線矢視断面図である。
【図9】前板の概略を示す斜視図である。
【図10】パチンコ機の前板および下皿を示す部分正面
図である。
【図11】図10におけるD−D線矢視断面図である。
【図12】貯留球排出機構を構成する取付けプレートお
よびシャッター部材を示す平面図である。
【図13】貯留球排出機構を構成する取付けプレートお
よびシャッター部材の作動を説明する図である。
【図14】図4におけるC−C線矢視断面図である。
【図15】ランプ基板の構造を説明する図である。
【図16】(A)は、ランプ基板およびランプの構造を
示す斜視図である。(B)は、(A)におけるE−E線
矢視断面図である。(C)は、(A)におけるF−F線
矢視断面図である。
【図17】ランプ基板についての配線図である。
【図18】LED基板についての配線図である。
【図19】ランプ基板についての配線図である。
【図20】LED基板についての配線図である。
【図21】ランプ基板についての配線図である。
【図22】(A)(B)は、各々、操作ユニットの一構
成を示す正面図である。
【図23】(A)(B)は、各々、ガラス保持機構の作
動形態を示す斜視図である。
【図24】パチンコ機の裏面側の構成を示す背面図であ
る。
【図25】図24の一部拡大図である。
【図26】(A)は、球抜き機構にかかる通し穴を示す
正面図である。(B)は、球抜き機構の作動を示す側断
面図である。
【図27】(A)(B)は、各々、球抜き機構の構造を
示す図である。
【図28】球抜き機構の作動を説明する図である。
【図29】(A)は、配電盤の外観を示す正面図であ
る。(B)は、(A)におけるG−G線矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
100 パチンコ機 102 木枠 106 前板 108 上皿 110 下皿 114 鍵穴 134 ハンドル 152 遊技盤面 200 ガラス枠 300,306 指令スイッチ 302 表示盤 304 操作ユニット(指示入力手段) 306 指令スイッチ 308 表示器 310 カード表示ランプ 312 表示器 504 施錠装置 500 ベース枠 506 カム板 600 遊技盤 700 基板 701 支持枠
フロントページの続き (72)発明者 土屋 万博 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者からの指示を入力する指示入力手
    段と、その指示入力手段に入力された指示に応じてパチ
    ンコ機の動作を制御する動作制御手段とを備えているパ
    チンコ機であって、 その指示入力手段をガラス枠に設けたことを特徴とする
    パチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機であって、 その指示入力手段には、前記動作制御手段から出力され
    る表示データに基づいて、文字や図柄等の情報を表示す
    る表示器を備えていることを特徴とするパチンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004290359A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Jb:Kk 弾球遊技機
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JP2015126908A (ja) * 2015-03-02 2015-07-09 株式会社大一商会 遊技機
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