JP3873141B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明はパチンコ機に関し、とくに、遊技者に払い出される賞品球群が集合する賞品球集合部での賞品球の誘導状態や貯留状態を検出する検出機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術としては例えば特開平3ー295578号公報がある。
この公報には遊技盤収納フレーム部分とベース部分とが一体に成形されたフレームベースに賞品球排出系統を構成する各種部品がユニットされて取付けられたパチンコ遊技機が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願では、賞品球の過剰貯留を検出する満タン検出スイッチの満タン検出により得られる電気信号を円滑に分配すると共に、満タン検出スイッチの不正動作を防止することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1のパチンコ機は、前枠部の裏面に、該前枠の下端部裏面に固定される下方のセット枠と、このセット枠の上方に配置されて開口部内に遊技盤を取出し可能に嵌め込み得る枠体とを形成した合成樹脂製のベース枠が固定される一方、このベース枠の裏面側に、賞品球払い出しユニットを取り付けた裏枠が回動可能に組付けられて前記遊技盤の後側に設置されている。
又、前記ベース枠の下端部に形成された前記セット枠の裏面中央付近に、前記賞品球払い出しユニットから払い出された賞品球を受け入れて下皿側へ送り出すと共に賞品球を貯留する球排出通路及び賞品球の落下衝撃を緩衝して下方へ転動する緩衝板を形成した賞品球誘導ケースが一体状に形成される一方、前記セット枠の裏面側で前記賞品球誘導ケースの側壁部に開口された孔の隣接外側部に、裏面開口した格納室を有するスイッチ格納壁が形成されている。
【0005】
前記賞品球誘導ケースの球排出通路内に突設された支持部に、賞品球が貯留されたときに揺動する満タン検出片が揺動可能に支持されて、前記緩衝板によって覆われた状態で設置され、該満タン検出片の伝動部を前記賞品球誘導ケースの孔から側壁部の側外に延出し、前記スイッチ格納壁の格納室内に、前記賞品球誘導ケース内での賞品球の貯留の有無を検出する満タン検出スイッチが取り付けられ、該満タン検出スイッチの触動片を前記満タン検出片の伝動部の揺動部位に臨ませ、前記球排出通路内の貯留賞品球により前記満タン検出片が揺動されたときに満タン検出スイッチが満タン検出信号を発生するように設定されている。
即ち、賞品球が誘導および貯留される賞品球誘導ケースの満タンを検出する満タン検出スイッチと制御回路に接続する中継基板とが、それぞれ取出し可能に格納された格納室を設けた構成を有する。
【0006】
前記スイッチ格納壁の開口裏面側に前記満タン検出スイッチとリード線を介して電気的に接続される中継基板が、満タン検出スイッチの背後を覆った状態で設置され、この中継基板が賞品球払い出し用の制御回路と、遊技盤面に設けられた表示装置を制御する制御回路とにコネクタ及びリード線を介して電気的に接続されている。
又、スイッチ格納壁の開口裏面側に係離可能に係止された裏蓋が、前記中継基板を覆った状態で設置されている。
【0007】
【作用】
請求項1のパチンコ機は、前枠部の裏面に、下方のセット枠と遊技盤を取出し可能に嵌め込み得る上方の枠体とを形成した合成樹脂製のベース枠が固定される一方、このベース枠の裏面側に、賞品球払い出しユニットを取り付けた裏枠が回動可能に組付けられて遊技盤の後側に設置されているパチンコ機において、賞品球払い出しユニットから払い出された賞品球が、セット枠に一体に形成された賞品球誘導ケースの球排出通路内を通って下皿に送り出されると共に球排出通路内に貯留される。そして、この球排出通路内に揺動可能に支持された満タン検出片が、該球排出通路内の貯留賞品球により揺動されたときに、賞品球誘導ケースの隣接側外部に形成されたスイッチ格納壁の格納室内に格納された満タン検出スイッチが作動されて満タン検出信号を発生する。
そして、この満タン検出信号が、スイッチ格納壁内に設置された中継基板からコネクタ及びリード線を介して賞品球払い出し用の制御回路や遊技盤面に設けられた表示装置を制御する制御回路に分配伝送される。
一方、前記満タン検出スイッチは、中継基板によりその背面が覆われ、又、中継基板はスイッチ格納壁の開口裏面側に係離可能に係止された裏蓋により覆われて保護されている。
【0010】
【発明の効果】
請求項1によれば、賞品球誘導ケースの貯留賞品球を検出する満タン検出スイッチが、電気部品や制御回路、即ち、賞品球払い出し用の制御回路や遊技盤面に設けられた入賞装置や表示装置を制御する制御回路等と電気的に接続される中継基板とともにパチンコ機に組込まれるので、賞品球の満タン検出信号を同一室内に満タン検出スイッチと一体となって格納された中継基板によって中継処理して、パチンコ機内の電気部品等、即ち、制御回路に円滑に分配伝送することができるとともに、裏蓋により満タン検出スイッチ及び中継基板を共に物理的および電気的な被害から防護することができる。
【0011】
又、満タン検出スイッチが中継基板によって覆われ、スイッチ格納壁に囲まれた状態で設置されるので、この満タン検出スイッチを外力から効果的に防護して満タン検出スイッチの不正動作や誤動作を防止することができる。
【0012】
また、中継基板をスイッチ格納壁から取外すと、満タン検出スイッチの背後が開放されるので、満タン検出スイッチの取付け作業や交換作業を簡易化することができる。さらに、リード線を接続する配線作業を中継基板によって円滑かつ的確に遂行することができる。
【0016】
さらに、中継基板を裏蓋によって防護することができ、中継基板に他部材が接触して中継回路が故障する不具合を排除することができる。
【0017】
【実施例】
次に、本発明の1実施例を図面にしたがって説明する。
パチンコ機の木枠1は定位置に立設される角筒状の後枠部1aと、この後枠部1aにヒンジによって前方への回動可能に結合されて後枠部1aの前側に設置された方形枠状の前枠部1bとによって形成されている。
【0018】
木枠1の前枠部1bの裏面には上部の第1部材と下部の第2部材とが分離可能に結合されて形成された合成樹脂製のベース枠9がビスによって固定されている。
【0019】
ベース枠9にはその下端部に配設されて木枠1の前枠部1bの下端部裏面にビス止めされたセット板10と、このセット板10の上方に配設されて木枠1の前枠部1bの開口部とほぼ等しい形状の開口部が開口された枠体11とが形成され、この枠体11の開口部内には遊技盤12が後方への取出し可能に嵌め込まれている。
【0020】
枠体11の下枠部には賞品球を上皿内へ導入する前賞品球口20が開設されている。
【0021】
ベース枠9のセット板10の前面は遊技盤面12aにほぼ整合され、このセット板10の前面には上皿内から送り出された遊技球を球発射起点となる基端部で受止めて発射球を遊技盤面12aへ案内する発射レール15が先上り姿勢で固定され、また、セット板10には発射レール15上の遊技球を遊技盤面12aへ向けて発射させる発射機構が取付けられている。
【0022】
セット板10の前面の一端付近にはセット板10に取付けられて効果音等を発するスピーカー17が内部に収容された円筒状のスピーカー収容部21が突設され、このスピーカー収容部21の上面にはスピーカー17上へ転落したこぼれ球を両側方の斜め下方へ誘導する球受け面21aが円弧面状に形成されている。
【0023】
セット板10の前側にはセット板10に結合されてスピーカー17の前面およびその両側方をカバーするスピーカーカバー樋18が発射レール15の側方に隣接して設置されている。
【0024】
スピーカーカバー樋18の内端付近には上面が発射レール15側へ先下り状に傾斜したファール球誘導部18aが形成され、このファール球誘導部18aと発射レール15の先端部との間には遊技盤面12aへ打出されて逆流したファール球が通り抜けるファール球通し口19が形成されている。
【0025】
セット板10の前側には内方へ先下り状に傾斜した状態でスピーカー収納部21の下方に設置されて球受け面21aに衝突して転落したこぼれ球を内方へ案内する第1こぼれ球誘導板22と、内方へ先下り状に傾斜した状態で発射レール15の下方に設置されて、こぼれ球を内方へ誘導する第2こぼれ球誘導板23とが形成されている。
【0026】
セット板10の裏面にはその中央部付近に外方へ先下り状に傾斜した状態で設置されたアウト球誘導板24と、このアウト球誘導板24の外方に内方へ先下り状に傾斜した状態で間隙を隔てて設置された第3こぼれ球誘導板25とが連接されている。アウト球誘導板24上にアウト球通路52が形成され、第3こぼれ球誘導板25の先端部上には規制壁53が立設されている。
【0027】
セット板10の中央部付近には左右1対の垂直な側壁部26aと、この両側壁部26aの後端縁に直交状に連接された後壁部26bと、両側壁部26aおよび後壁部26bの下端縁に連接されて前下り状に傾斜した底壁部26cとを有し、上端に開口部26dが開設された賞品球誘導ケース26が一体状に形成されている。
【0028】
賞品球誘導ケース26は遊技者に払い出される賞品球およびファール球を上方から受入れて前下方の下皿内へ送り出す目的で設置され、この球誘導ケース26内には賞品球およびファール球が通過する球排出通路32が後上端から前下端にわたって形成されている。
【0029】
賞品球誘導ケース26の表面には後壁部26bおよび底壁部26cを補強する複数本の補強リブ26eが後壁部26bの後面と底壁部26cの下面とにわたって並行状に突出形成されている。
【0030】
賞品球誘導ケース26の内壁面の上下部にはこの賞品球誘導ケース26内へ落下したパチンコ球が衝突する落下点までの落差を縮小してパンコ球の落下衝撃を緩衝する目的で賞品球誘導ケース26内に互に逆方向へ先下り状に傾斜した姿勢で設置された上下1対の緩衝板27,27が連接されている。
【0031】
上側の緩衝板27の前部はファール球の落下衝撃が緩衝されるように下側の緩衝板27の前方へ延出されている。
【0032】
賞品球誘導ケース26内へ落下した賞品球は上側の緩衝板27に衝突して上側の緩衝板27を伝って転動してから、下側の緩衝板27に衝突して下側の緩衝板27を伝って転動し、さらに賞品球誘導ケース26の底壁部26c上へ転落するか、若しくは下側の緩衝板27に衝突してから底壁部26c上へ転落し、賞品球誘導ケース26内へ落下した賞品球の落下衝撃が両緩衝板27によって緩衝される。
【0033】
賞品球誘導ケース26の後壁部26bの中央部付近および下端には下側の緩衝板27の先端縁の上方および下方にそれぞれ配設されて球排出通路32を通行するパチンコ球およびその通行状態を監視する3個1組の賞品球透視孔31がそれぞれ開設されている。
【0034】
従って、賞品球誘導ケース26内の下部で球詰まりが発生したときにこの球詰まりを賞品球透視孔31によって発見することができる。
【0035】
賞品球誘導ケース26内の上部には球誘導ケース26の後壁部26bに連接されて前方へ突出された支軸38によって左右方向への揺動可能に支持されて賞品球誘導ケース26内に賞品球が過剰に貯留されたときに揺動する満タン検出片39が、上側の緩衝板27によって覆われた状態で設置されている。
【0036】
満タン検出片39には、図2、図4、図6に示すように、賞品球誘導ケース26の側壁部26aに開設された連通孔26fに挿通されて側外に延出された伝動部39aが突出形成されている。
【0037】
セット板10の裏面には上端縁が第3こぼれ球誘導板25の先端縁に連接されて垂立された縦壁板13と、上端縁がこの縦壁板13の下端縁に連接されて内端縁が賞品球誘導ケース26に連接され、断面形状がL形状に曲折された樋板14とが一体状に形成され、樋板14の下片14aの上面には上面が後下り状に傾斜した複数個の突条14bが並行状に凸設されている。
【0038】
賞品球誘導ケース26と縦壁板13との間には左右1対の側壁部29aと、この両側壁部29aの後端縁に連接された後壁部29bと、後壁部29bの下端縁に連接されて前方へ若干突出された底壁部29cとを有し、セット板10に取外し可能に係止されて賞品球誘導ケース26の側方で樋板14上に設置された遊技球集合ケース29が挟み込まれている。
【0039】
遊技球集合ケース29内にはセーフ球およびアウト球を集めてパチンコ機外へ誘導する遊技球排出通路30が形成され、樋板14と、遊技球集合ケース29の下面と、球誘導ケース26の側面との間には遊技球集合ケース29の下方に形成されて遊技球集合ケース29内へ落入したアウト球およびセーフ球を後方へ誘導してパチンコ機外へ排出する遊技球排出口33が開設されている。
【0040】
アウト球誘導片24の先端部から転がり落ちたアウト球および第3こぼれ球誘導板25の先端部から転がり落ちたこぼれ球は遊技球集合ケース29内へ落入し、遊技球排出口33を通り抜けてパチンコ機外へ排出される。
【0041】
ベース枠9に回動および取外し可能に組付けられて遊技盤12の後側に設置された裏枠40の後面には賞品球の払い出しを制御する賞品球払い出しユニット45と、賞品球誘導通路が内部に形成された裏カバー70とが取付けられている。
【0042】
入賞発生時に賞品球払い出しユニット45から送り出された賞品球群は裏カバー70内の賞品球誘導通路を通り抜けて賞品球誘導ケース26内へ導入される。
【0043】
セット板10の後面にはスイッチ格納室91が内部に形成された角筒状のスイッチ格納壁92が賞品球誘導ケース26に隣接して形成され、このスイッチ格納壁92のスイッチ格納室91内部には賞品球誘導ケース26内での賞品球の過剰貯留の有無を検出する満タン検出スイッチ47が設置されていてスイッチ格納壁92によって包囲した状態で格納されている。そして、この満タン検出スイッチ47の触動片47aが、図2、図4、図6に示すように、賞品球誘導ケース26の側壁部26aの側外に延出された前記満タン検出片39の伝動部39a上へ延出されている。
【0044】
スイッチ格納壁92には前端縁がセット板10の後面に連接されて内端縁が賞品球誘導ケース26の後壁部26aに連接され、上下方向に離れて水平状に設置された上壁板92aおよび下壁板92bと、上下端縁が上下壁板92a,bの外端縁にそれぞれ連接されて垂直状に設置され前部に係合孔92fが開設された外壁板92cと、上下端縁が上下壁板92a,bの内端縁に連接されて外壁面が賞品球誘導ケース26に一体状に連接され、連通孔26fの上下方に垂直状に設置された内壁板26dとが形成されている。
【0045】
スイッチ格納壁92の上下壁板92a,bの後端縁および外壁板92cの後端縁にはその内壁面を切欠いて形成された段部92eが内壁板92dの後端面に整合された状態で形成されている。
【0046】
セット板10の後面でスイッチ格納壁92の内部にはスイッチ格納壁92の内部に配設されて満タン検出スイッチ47が位置決めされてねじ94によって取付けられた左右1対のスイッチ取付け片93が一体状に凸設され、一方のスイッチ取付け片93の中心部にはねじ94がねじ込まれるねじ孔93aが凹設され、他方のスイッチ取付け片93の後端面には満タン検出スイッチ39の貫通孔内に挿入される位置決め用の突起93bが凸設されている。
【0047】
賞品球誘導ケース26内に集合した賞品球が過剰に貯留されると、満タン検出片39が賞品球によって押動されて満タン検出スイッチ47側へ揺動し、満タン検出スイッチ47の触動片47が満タン検出片39の伝動部39aによって押上げられて満タン検出スイッチ47が満タン検出信号を発信する。
【0048】
スイッチ格納壁92の後端には各端縁がスイッチ格納壁92の段部92eおよび内壁板92dの後端面にそれぞれ当接してスイッチ格納壁92の後端縁内に嵌め込まれた状態で位置決めされてスイッチ格納壁92によって拘持され、制御回路や電気部品の入出力信号を中継する方形板状の中継基板95が満タン検出スイッチ47をその背後から覆った状態で垂直状に設置されている。
【0049】
中継基板95の後面にはその中継回路と、制御回路や電気部品に接続されたリード線とを分離可能に接続する複数個のコネクタ96が取付けられている。
【0050】
満タン検出スイッチ47はこの満タン検出スイッチ47に接続されて中継基板95の前面の配線パタ−ン面にはんだ付けされたリ−ド線98によって中継基板95に接続され、満タン検出スイッチ47によって発信された検出信号は中継基板95、コネクタ96を介して外部へ出力される。
【0051】
中継基板95の後面には複数個の電気部品が取付けられ、中継基板95は賞品球払い出し用の制御回路や遊技盤面に設けられた入賞装置、表示装置を制御する制御回路等の制御回路や各種電気部品と前記コネクタ96及びリード線介して電気的に接続される。
【0052】
スイッチ格納壁92の後側にはスイッチ格納壁92および賞品球誘導ケース26に係離可能に係止され、中継基板95の端縁をスイッチ格納壁92の段部92eとの間に挟み込んだ状態で中継基板95を覆ってスイッチ格納壁92に押止する裏蓋97が設置されている。
【0053】
裏蓋97には中継基板95の後方に垂立された後壁板97aと、この後壁板97aの上端縁に連接された上壁板97bと、後壁板97aの下端縁に連接された下壁板97aの下端縁に連接された下壁板97cと、後壁板97aの外端縁に連接された側壁板97dと、この側壁板97dの前端縁に連接されて前方へ突出され、スイッチ格納壁92の係合孔92dの後側孔縁に係離可能に係止された前係止片97eと、後壁板97aの内端縁に連接されて側方へ突出され、賞品球誘導ケース26の連通孔26fの後側孔縁に係離可能に係止された後係止片97fとが形成されている。
【0054】
裏蓋97の下端にはコネクタ96のうちの離脱コネクタが挿通される開口部97gが開設されている。
【0055】
中継基板95をスイッチ格納壁92の後端縁内に嵌め込んだ状態で裏蓋97の後係止片97fを賞品球誘導ケース26の連通孔26f内に挿入して裏蓋97を前方へ押込むと、前係止片97eがスイッチ格納壁92の外壁板92cに係止されて後係止片97fが賞品球誘導ケース26の側壁部26aに係止され、裏蓋97がスイッチ格納壁92および賞品球誘導ケース26に結合される。
【0056】
なお、裏蓋97を透明な合成樹脂材によって成形すると、中継基板95の電気部品の異常の有無を裏蓋97を取付けたままの状態で確認することができる。
【0057】
続いて、上記した構成を有する実施例の作用と効果を説明する。
本例では遊技盤12がセットされるベース枠9の下部に形成されたセット板10には遊技者に払い出される賞品球群を受入れて放出する賞品球誘導ケース26と、この賞品球誘導ケース26内での賞品球の過剰貯留の有無を検出する満タン検出スイッチ47が格納されるスイッチ格納壁92とを隣接して形成し、満タン検出スイッチ47の背後には満タン検出スイッチ47が接続されて制御回路や電気部品を電気的に接続する中継基板95を、この中継基板95がスイッチ格納壁92によって拘持されて満タン検出スイッチ47を覆った状態で設置し、スイッチ格納壁92の内部には満タン検出スイッチ47が位置決めされて取付けられるスイッチ取付け片93を形成し、スイッチ格納壁92および賞品球誘導ケース26には中継基板95の端縁をスイッチ格納壁92との間に挟み込んだ状態で中継基板95を覆いかつこの中継基板95をスイッチ格納壁92に押止する裏蓋97を解離可能に係止してある。
【0058】
このため、賞品球の流れの状態を検出する満タン検出スイッチ47が、電気部品や制御回路、例えば賞品球払い出し用の制御回路、遊技盤面に設けられた入賞装置や表示装置を制御する制御回路等と電気的に接続される中継基板95とともにパチンコ機に組込まれるので、賞品球の流れの状態に係わる信号を同一室内に満タン検出スイッチ47と一体となって格納された中継基板95によって中継処理してパチンコ機内の電気部品や制御回路に円滑に分配伝送することができるとともに、満タン検出スイッチ47および中継基板95を共に物理的および電気的な被害から防護することができる。
【0059】
また、満タン検出スイッチ47が中継基板95によって覆われてスイッチ格納壁92によって囲まれた状態で、満タン検出スイッチ47がスイッチ格納壁92内に装入されるので、満タン検出スイッチ47を外部から隔離して設置することができ、満タン検出スイッチ47をこの検出スイッチ47に加えられる外力から効果的に防護して満タン検出スイッチ47の不正動作や誤動作を防止することができる。
【0060】
さらに、中継基板95をスイッチ格納壁92から取外すと、満タン検出スイッチ95の背後が開放されるので、満タン検出スイッチ95の取付け作業や交換作業を簡易化することができる。
【0061】
また、裏蓋97をスイッチ格納壁92および賞品球誘導ケース26に係止すると、中継基板95の端縁をスイッチ格納壁92と裏蓋97との間に挟み込んだ状態で中継基板95を常に適正位置にねじ等を使用せずに固定することができ、中継基板95の取付け作業や交換作業を簡易化することができる。
【0062】
また、満タン検出スイッチ47を常に適正位置に取付けることができるので、賞品球の過剰貯留を的確に検出して満タン検出スイッチ47の位置ずれによる検出ミスを無くすことができる。
【0063】
さらに、中継基板95を裏蓋97によって防護することができ、中継基板95に他部材が接触して中継回路が故障する不具合を排除することができる。
【0064】
図7に示す他の実施例では満タン検出スイッチ47に接続されたリ−ド線98Aはスイッチ格納室91外へ引出されて他の回路基板に接続され、また、中継基板95にはセット板10に取付けられた電気部品がコネクタ96を介して接続されている。
【0065】
従って、この場合にはセット板10に取付けられた電気部品を接続する配線作業を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すセット板付近の裏面図である。
【図2】ベース枠体の要部の正面図である。
【図3】スイッチ格納壁付近の分解斜視図である。
【図4】賞品球誘導ケース付近の横断面図である。
【図5】図4のX1−X1線断面図である。
【図6】図5のX2−X2線断面図である。
【図7】図4のX1−X1線断面図の別例である。
【符号の説明】
9 ベース枠体
10 セット板
26 賞品球誘導ケース
47 満タン検出スイッチ
91 スイッチ格納室
92 スイッチ格納壁
93 スイッチ取付け片
95 中継基板
97 裏蓋
Claims (1)
- 前枠部1bの裏面に、該前枠1bの下端部裏面に固定される下方のセット枠10と、このセット枠10の上方に配置されて開口部内に遊技盤12を取出し可能に嵌め込み得る枠体11とを形成した合成樹脂製のベース枠9が固定される一方、このベース枠9の裏面側に、賞品球払い出しユニット45を取り付けた裏枠40が回動可能に組付けられて前記遊技盤12の後側に設置されたパチンコ機において、
前記ベース枠9の下端部に形成された前記セット枠10の裏面中央付近に、前記賞品球払い出しユニット45から払い出された賞品球を受け入れて下皿側へ送り出すと共に賞品球を貯留する球排出通路32及び賞品球の落下衝撃を緩衝して下方へ転動する緩衝板27を形成した賞品球誘導ケース26が一体状に形成される一方、前記セット枠10の裏面側で前記賞品球誘導ケース26の側壁部26aに開口された孔26fの隣接外側部に、裏面開口した格納室91を有するスイッチ格納壁92が形成されており、
前記賞品球誘導ケース26の球排出通路32内に突設された支持部38に、賞品球が貯留されたときに揺動する満タン検出片39が揺動可能に支持されて、前記緩衝板27によって覆われた状態で設置され、該満タン検出片39の伝動部39aを前記賞品球誘導ケース26の孔26fから側壁部26aの側外に延出し、 前記スイッチ格納壁92の格納室91内に、前記賞品球誘導ケース26内での賞品球の貯留の有無を検出する満タン検出スイッチ47が取り付けられ、該満タン検出スイッチ47の触動片47aを前記満タン検出片39の伝動部39aの揺動部位に臨ませ、前記球排出通路32内の貯留賞品球により前記満タン検出片39が揺動されたときに満タン検出スイッチ47が満タン検出信号を発生するように設定され、
前記スイッチ格納壁92の開口裏面側に前記満タン検出スイッチ47とリード線98Aを介して電気的に接続される中継基板95が、満タン検出スイッチ47の背後を覆った状態で設置され、この中継基板95が賞品球払い出し用の制御回路と、遊技盤面に設けられた表示装置を制御する制御回路とにコネクタ96及びリード線を介して電気的に接続され、
前記スイッチ格納壁92の開口裏面側に係離可能に係止された裏蓋97が、前記中継基板95を覆った状態で設置されたパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13044094A JP3873141B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13044094A JP3873141B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | パチンコ機 |
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