JP2001070528A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001070528A
JP2001070528A JP24800599A JP24800599A JP2001070528A JP 2001070528 A JP2001070528 A JP 2001070528A JP 24800599 A JP24800599 A JP 24800599A JP 24800599 A JP24800599 A JP 24800599A JP 2001070528 A JP2001070528 A JP 2001070528A
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昭治 佐藤
Tatsuya Tsuzuki
都築  達也
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤の略中央に配設される可変表示手段が
大型サイズであっても、遊技者にとって不利にはなら
ず、利益を得やすくなし、また、障害釘と同様な機能を
有するべく形成した変動入賞装置を備えた弾球遊技機を
提供する。 【解決手段】 変動入賞装置18と第一種始動口(普通
電動役物)17の位置を上下に分離させ、変動入賞装置
18をセンター役物26の前面上方側に配設し、また、
第一種始動口(普通電動役物)17をセンター役物26
の下方より離れた位置に配設しているので、弾発された
遊技球が誘導レールに沿って遊技領域11の天上方に達
すれば、変動入賞装置18に設けられた大入賞口50が
開放している場合には、容易に入賞させることができ
る。また、センター役物26の下方に生じた空き領域
に、前記第一種始動口(普通電動役物)17に対して遊
技球を導くため、障害釘23等を配置・調整して誘導部
を形成することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフィーバ
ー機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ機を始めとする弾球遊技
機においては、遊技盤の略中央にゲーム性の一層向上な
どの理由から、大型サイズの液晶表示盤(10インチサ
イズ、8インチサイズ等)やドットマトリックス表示器
からなる可変表示手段が配設される傾向にある。また、
以前から変動入賞装置に設けられる大入賞口は、規則
(大入賞口は、遊技盤の上部(遊技盤の縦の大きさを3
等分した場合における上から1/3の部分をいう。)に
ないこと)に従って遊技盤の下方領域に設けることと決
められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技盤
の略中央に、例えば、上記大型サイズの可変表示手段を
設けた場合には、どうしても弾発された遊技球の遊技盤
上方からの流下において障害物となりやすく、このため
その流下経路は制限される。したがって、通常、遊技盤
の下方中央に設けられ、遊技者に利益を供与するための
変動入賞装置に設けられる大入賞口へ比較的、遊技球を
導きにくい。すなわち、例えば、可変表示手段における
識別情報の変動・停止表示が特定の識別情報となった場
合に、変動入賞装置の大入賞口を一定時間開放する第1
種のパチンコ機では、遊技者はこの開放中にできるだけ
多数の遊技球を入賞させる必要があり、したがって、上
記の構造のような場合は、遊技者にとって不利とならざ
るを得ない。このため、可変表示手段を回避する形であ
るが、遊技球をスムーズに遊技盤の下方中央へ流下する
よう遊技盤面上に障害釘等を配置したり、または、可変
表示手段の前面側周辺部に形成するセンター役物に、い
わゆるワープ樋を配設して可変表示手段の前面側下部へ
向けて遊技球が流下する経路を形成することにより、遊
技球を変動入賞装置の大入賞口へ誘導するようにしてい
る。
【0004】ところで、現状においては、規則の定める
ところにより、変動入賞装置に設けられる大入賞口の配
設位置が、上述したように、遊技盤の上部以外の部分と
されているが、この場合には、事実上、変動入賞装置の
大入賞口を可変表示手段の下方に設置しなければならな
いために、特に、可変表示手段が大型サイズの場合の遊
技球の流下について、困難を呈していた。しかしなが
ら、規則の改正等で、今後、その配設位置が自由化され
る場合もあり得る。この場合には、流下する遊技球を遊
技盤の下方中央へ寄せるための課題が、変動入賞装置に
設けられる大入賞口の配設位置を遊技盤の下方から変更
することにより、解決することが可能となる。
【0005】そこで、本発明の課題は、遊技盤の略中央
に配設される可変表示手段が大型サイズであっても、遊
技者にとって不利にはならず、利益を得やすくなし、ま
た、障害釘と同様な機能を有するべく形成した変動入賞
装置を備えた弾球遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の弾球遊技機の構成は、表示
画面上にて1又は複数の識別情報を所定の方向に次々と
変動表示させた後、確定表示を行う可変表示手段と、前
記可変表示手段の前面周辺部に装着されたセンター役物
と、前記識別情報の変動表示を始動させるための遊技球
の入球を受け入れるとともに、該センター役物の下方に
設置される始動口と、前記可変表示手段の上方に設置さ
れ、当否判定が当たり判定の結果の場合に入賞作用が促
進される変動入賞装置とを少なくとも備え、前記変動入
賞装置が、遊技盤上において、遊技球の流下可能な遊技
領域の上端縁から下端縁に至る長さを3等分した場合
に、その最も上側1/3に位置する領域内に配設される
とともに、前記センター役物は、その縦方向長さが、遊
技盤上の遊技球の流下可能な遊技領域の縦方向長さの1
/2以上を占めることを特徴とする。
【0007】上記弾球遊技機の構成においては、変動入
賞装置を、遊技盤上において、遊技球の流下可能な遊技
領域の上端縁から下端縁に至る長さを3等分した場合
に、その最も上側1/3に位置する領域内に配設してい
るので、天上方により一層近づくことになり、変動入賞
装置に設けられた大入賞口が開放している場合、遊技球
が入賞する可能性がさらに高くなる。また、このように
上部から1/3の領域内に変動入賞装置を設置すること
により、大型サイズの液晶表示盤、この液晶表示盤の前
面周辺部にセンター役物を装着するスペースを確保でき
る。
【0008】特に、液晶表示盤の大型化に伴ってセンタ
ー役物も大型化することになる。例えば、液晶表示盤が
10インチサイズのように大型化して、その上端縁から
下端縁までの長さが、センター役物の上端縁から下端縁
に至るまでの長さの1/2〜2/3以下となった場合、
この液晶表示盤の大型化に伴って、その周辺部に装着さ
れるセンター役物の縦方向の長さが、遊技盤上の遊技球
の流下可能な遊技領域の縦方向長さの1/2〜4/5を
占める。このように遊技盤の縦方向に占めるセンター役
物の設置割合が1/2以上となると、従来のように、セ
ンター役物の下方位置に第一種始動口(普通電動役物)
と変動入賞装置が上下に並ぶ位置形態であれば、センタ
ー役物の大型化によって遊技盤の下方位置のさらに限ら
れた空き領域の中で、変動入賞装置の大入賞口へ遊技球
を寄せるための障害釘の配置・調整等を行わなければな
らない。特に、遊技盤の縦方向に占めるセンター役物の
設置割合がその上限値である4/5に至ると、変動入賞
装置の大入賞口へ遊技球を寄せるための障害釘の配置・
調整等が困難な状態となる。しかしながら、上述のよう
に、変動入賞装置が上部から1/3の領域に設置される
ことによって、液晶表示盤のサイズが大型であっても、
遊技者に不利とはならず、応分の利益を供与することが
可能となる。
【0009】また、変動入賞装置と第一種始動口(普通
電動役物)の位置を上下に分離させ、変動入賞装置を可
変表示手段の前面上方側に配設し、また、第一種始動口
(普通電動役物)を可変表示手段の下方より離れた位置
に配設しているので、弾発された遊技球が誘導レールに
沿って遊技盤の天上方に達すれば、変動入賞装置に設け
られた大入賞口が開放している場合には、容易に入賞さ
せることができる。したがって、従来導きにくかった遊
技盤の下方中央の変動入賞装置へ遊技球を寄せるための
障害釘の配置・調整等を不要にできる。
【0010】この上部に設置される変動入賞装置の大入
賞口は、遊技盤の板面に沿う横長開口部を有し、この横
長開口部を開放・閉鎖する開閉板が閉鎖状態であれば、
遊技球は単に通過することになり、開閉板が横長開口部
の下端縁に対応する側を枢支点として手前側に開放され
るとき、この開閉板の案内によって入賞作用が促進され
ることになる。
【0011】この形態の他に、変動入賞装置の大入賞口
は、遊技盤上に凸設される横長の入賞ポケットの上面側
に存する横長開口部を有し、その横長開口部を開放・閉
鎖する可動部材が遊技盤の前面に対して出没可能とさ
れ、この可動部材が没入して前記横長開口部を開放する
とき、入賞作用が促進される形態とすることも可能であ
る。この形態によれば、遊技球の流下に対して、可動部
材が大入賞口に対し閉鎖状に突出している場合には、可
動部材の上面をその中央部より横長方向の両端部にかけ
てなだらかな勾配を有するような湾曲状に形成すること
により、可動部材上に至った遊技球が左右に分かれて自
然落下し、障害釘と同様な役割を果たすことになる。ま
た、この可動部材が大入賞口に対し開放状に引っ込んで
いる場合には、遊技盤の天上方に向けて弾発された遊技
球が連続的にほぼ吸い込まれるようにして大入賞口へ入
賞させることができる。
【0012】また、前記センター役物の外縁部に沿って
役物側遊技球誘導経路が形成される一方、前記変動入賞
装置の外縁部には、前記役物側遊技球誘導経路に連なる
形で入賞装置側遊技球誘導経路が形成され、前記遊技球
は、前記入賞装置側遊技球誘導経路から前記役物側遊技
球誘導経路を経て前記始動口に導かれるようになってい
ることにより、遊技球の自然落下に当たって変動入賞装
置自体が障害釘の有する機能と同様の機能を果たすこと
となる。つまり、遊技球をスムーズに又はスリリングに
流下させることができ、趣向性の向上を図ることができ
る。
【0013】また、前記変動入賞装置は、前記センター
役物の上部に一体的に組み込まれた形態、あるいはセン
ター役物とは分離して設置することも可能である。
【0014】前記第一種始動口(普通電動役物)は、前
記センター役物の下端縁からアウト口の上端縁までの距
離を3等分した場合、アウト口の上端縁から1/3の領
域内に設置されることによって、センター役物の下端縁
から第一種始動口(普通電動役物)に至るまでに生じた
2/3の空き領域に、前記第一種始動口(普通電動役
物)に対して遊技球を導くため、障害釘等を配置・調整
して誘導部を形成することが可能となる。したがって、
センター役物の下端縁から第一種始動口(普通電動役
物)に至るまで、遊技球はこの誘導部に導かれることに
なり、第一種始動口(普通電動役物)への入賞の可能性
が高まって遊技者にとってより一層の興趣を与えること
になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。ここでは弾球遊技
機として、いわゆるフィーバー機と呼ばれるタイプの第
一種パチンコ機(弾球遊技機)を例に取り、その構造を
図1〜図5を参照して説明する。
【0016】パチンコ機1の前面部は、本体枠2と、中
枠3と、前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装
置7とから構成されている。本体枠2は、木製の板状体
を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠
3は、全体がプラスチック製で、枠体部(図示略)と下
板部(図示略)とを有して本体枠2の内周側に嵌合し取
り付けられている。
【0017】ここで枠体部は、上端から下方へ中枠3全
体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、上端
部には、前面枠4の枠飾りランプ用レンズ4bに対応し
て、左側に賞球表示LED(図示略)及び賞球表示LE
D基板4d(図6参照)が、右側にストップ表示LED
(図示略)及びストップ表示LED基板4f(図6参
照)が配設されている。
【0018】また、下板部は、下端から上方へ中枠3全
体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成さ
れたスピーカ面5aに対応すべく、遊技状態に応じた効
果音その他の音(以下音声情報等という)を発生させる
スピーカー400(図6参照)が配設され、略中央に
は、遊技球を発射する発射装置ユニット8(図5参照)
に対し、上皿部5に貯留された遊技球を供給する供給装
置等(図示略)が設けられている。さらに、下方には下
皿部6が設けられ、右端中央には施錠装置7が設けられ
ている。
【0019】下皿部6は、灰皿や玉抜きレバー等を備え
て、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するための排
出口6cが開設され、右端に発射装置ユニット8を操作
する発射ハンドル9が設けられている。また、この発射
ハンドル9には、遊技者がタッチしていることを検出す
るタッチスイッチ9aが装着され、その近傍には、発射
停止を一時的に指令する発射停止スイッチ9bが配置さ
れている。施錠装置7は、正面視すると鍵穴を備えた略
長方形状を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠するた
めのものである。
【0020】前面枠4は、全体がプラスチック製であ
り、遊技盤10を前方から視認するべく、遊技盤10に
形成された遊技領域11の形状に対応して上側が略円弧
状を呈し、全体が略弾丸形状に開設された開口部4aを
有している。そして、その裏面には、開口部4aに応じ
てガラス板が嵌められた略長方形状のガラス枠(図示
略)が装着されている。また、この前面枠4は、パチン
コ機1の前面全体の2/3のサイズを占め、中枠3の左
端に軸着され開閉可能に形成されている。さらに、上端
部には、枠飾りランプ用レンズ4bが設けられ、このレ
ンズ4b内部には、開口部4a上端の円弧部分に沿っ
て、枠飾りランプ基板4g(図6参照)及び複数個の遊
技効果ランプ(図示略)が配設されている。
【0021】上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の
左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5
dには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が
配設されている。またパチンコ機1の内部から遊技球を
排出するための排出口5cが開設されている。左端に
は、複数の長孔を有するスピーカ面5aが形成され、そ
の裏面には、音量スイッチ基板12(図6参照)が設け
られている。パチンコ機1の左端側には、プリペイドカ
ードユニット13が装着されている。
【0022】次に、本実施例の遊技盤10の表面構造を
図2〜図4を参照して説明する。遊技盤10は、略長方
形の木製の板状体であって、後述する裏機構盤100
(図5参照)により保持され、その表面に設けられた外
レール14と内レール15とにより略円形状に形成され
る遊技領域11内に、特別図柄表示装置16と、第一種
始動口(普通電動役物)17と、変動入賞装置18と、
左入賞口19、右入賞口20、左入球口21、右入球口
22と、多数の障害釘23と、一対の風車24、25等
が配設されて、構成されている。
【0023】特別図柄表示装置16は、遊技領域11の
略中央部に配置され、センター役物26と、液晶表示盤
27とを備えている。この液晶表示盤27の映像画面は
略長方形状を呈しており、その表示画面上に1または複
数の特別図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示
した後、停止表示する特別図柄表示領域が形成されてい
る。すなわち、左特別図柄を表示する左特別図柄表示領
域28、中特別図柄を表示する中特別図柄表示領域2
9、及び右特別図柄を表示する右特別図柄表示領域30
が、横一列に設定された配置方向においてこの順序で並
んで形成されている。各特別図柄表示領域28〜30
は、これらの表示領域28〜30の配置方向と略直交す
る向き、この場合、上下方向に図柄変動方向が設定さ
れ、その向きで変動しているように識別情報としての複
数の図柄(特別図柄)が順次表示されていく。また、こ
の液晶表示盤27は、遊技球が第一種始動口(普通電動
役物)17に入球することにより、その映像画面の表示
領域28〜30に表示される各特別図柄をそれぞれ変動
させて停止表示させるものである。そして、例えば、図
柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示す
ると、変動入賞装置18に配設された後述する大入賞装
置31の大入賞口50が開放される。また、センター役
物26は、液晶表示盤27の前面周辺部に額縁状に突設
して装着され、普通図柄表示装置32と、特別図柄保留
表示LED16aと、ステージ33と、ステージ飾り通
路34とを備えている。
【0024】普通図柄表示装置32は、センター役物2
6の上部中央の右に配置され、7セグメント表示器32
aと、普通図柄保留表示LED32bとを有している。
7セグメント表示器32aは、1〜9の奇数数字を変動
表示させるもので、後述する左右の普通図柄作動通過口
36、37のいずれかを遊技球が通過することにより、
変動して所定時間経過後に1種類の奇数数字が停止表示
される。そして、例えば「7」で停止表示すると、第一
種始動口(普通電動役物)17が所定時間(例えば、
0.5秒)開放される。左右の普通図柄作動通過口3
6、37へ入球した遊技球は、前記センター役物26の
左右両側の前面部分に形成された誘導経路38、39
(図2参照)を経て中央に寄せられながら、前面の左右
下部にそれぞれ設けられた左誘導出口40、右誘導出口
41から自然落下する。
【0025】普通図柄保留表示LED32bは、4個の
丸形の赤色LEDで構成され、7セグメント表示器32
aの両側に2個ずつに分けて配置されている。これは、
左右の普通図柄作動通過口36、37を通過した遊技球
の数を4個まで保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト
表示するものである。次の7セグメント表示器32aの
変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1
個の普通図柄保留表示LED32bは消灯される。
【0026】特別図柄保留表示LED16aは、前記セ
ンター役物26の上部内側部中央に吊設され、4個の赤
色LEDで構成されている。これは、第一種始動口(普
通電動役物)17に入球した遊技球の数を4個まで保留
とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものであ
る。次の特別図柄の変動が開始するたびに、未始動回数
が消化され、1個の特別図柄保留表示LED16aは消
灯される。
【0027】図2に示すように、前記センター役物26
の外側部上端の左側に遊技球の左通過口42、右側に右
通過口43がそれぞれ設けられ、各通過口42、43か
ら入球した遊技球はセンター役物26の背面側に設けら
れた左通過筒部(図示略)、右通過筒部(図示略)を通
過して、左通過口出口(図示略)、右通過口出口(図示
略)から飛び出してステージ飾り通路34を通過してス
テージ33上を転動する。ステージ33はセンター役物
26下部に配置され、各通過口出口からの遊技球を中央
寄りに集めつつ、さらに、遊技盤10面上を流下させる
べく、一部傾斜状に形成されている。
【0028】第一種始動口(普通電動役物)17は、特
別図柄表示装置16におけるセンター役物26に有する
ステージ33の中央位置の下方に離れて配設され、いわ
ゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉するべ
く形成されている。内部には、遊技球の通過を検知する
第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s
(図6参照)が備えられている。この一対の翼片部が左
右に開くと、遊技球の入球可能な開放状態となり、一対
の翼片部が閉じると、遊技球の入球困難な閉鎖状態とな
る。
【0029】図示例において、この第一種始動口(普通
電動役物)17は、アウト口48に接近した位置に設置
されている。これは後述する変動入賞装置18がセンタ
ー役物26の上部に設置されたことにより、前記センタ
ー役物26の下端縁からアウト口48の上端縁までの間
隔内に変動入賞装置18の移動分だけ空き領域が生じ、
アウト口48の直上に第一種始動口(普通電動役物)1
7を設置したことによる。図3に示すように、前記セン
ター役物26の下端縁からアウト口48の上端縁までの
距離L3を3等分した場合、アウト口48の上端縁から
第一種始動口(普通電動役物)17の上端縁までの距離
LSは、L3/3の領域内に設定されることによって、
センター役物26の下端縁から第一種始動口(普通電動
役物)17に至るまでに生じた2L3/3の空き領域
に、前記第一種始動口(普通電動役物)17に対して遊
技球を導くため、障害釘23等を配置・調整して誘導部
を形成することが可能となる。したがって、センター役
物26の下端縁から第一種始動口(普通電動役物)17
に至るまで、遊技球はこの誘導部49に導かれることに
なり、第一種始動口(普通電動役物)17への入賞の可
能性が高まることになる。
【0030】変動入賞装置18は、図示例のように、前
記センター役物26の上部に一体的に組み込まれた形
態、あるいはセンター役物26とは分離して設置するこ
とも可能であり、大入賞装置31を備えてセンター役物
26の上方の略中央に設置されている。この大入賞装置
31は、横長に開口された大入賞口50と、この大入賞
口50を開放・閉鎖する開閉板51と、この開閉板51
を開閉するための大入賞口ソレノイド52(図6参照)
と、連動杆(図示略)と、特定領域開閉シャッター53
と、この特定領域開閉シャッター53を作動させるため
の開閉シャッターソレノイド61(図6参照)と、特定
領域55と、特定領域外領域56とから構成されてい
る。この大入賞口50は、開閉板51が閉鎖状態であれ
ば、遊技球は単に通過することになり、開閉板51が横
長開口部の下端縁に対応する側を枢支点として手前側に
開放されるとき、遊技盤10の天上方に向けて弾発され
た遊技球はこの開閉板51が受け皿となるので、入賞作
用が促進されることになる。
【0031】また、変動入賞装置18の大入賞口50は
この形態の他に、図4に示す形態とすることも可能であ
る。すなわち、図4(a)は大入賞口50の他の形態を
示す正面図であり、図4(b)及び図4(c)は作動状
態を示す説明図である。この形態によれば、図4(a)
に示すように、遊技盤10上に凸設される横長の入賞ポ
ケットの上面側に存する横長開口部を有し、その横長開
口部を開放・閉鎖する可動部材57が遊技盤10の前面
に対して出没可能とされ、可動部材ソレノイド54の作
動により、図4(c)に示すようにこの可動部材57が
没入して横長開口部を開放するとき、入賞作用が促進さ
れる。また、図4(b)に示すように、遊技球の流下に
対して、可動部材57が大入賞口50に対し閉鎖状に突
出している場合には、図4(a)に示すように、可動部
材57の上面をその中央部より横長方向の両端部にかけ
てなだらかな勾配を有するような湾曲状に形成するの
で、可動部材57上に至った遊技球が左右に分かれて自
然落下し、障害釘23と同様な役割を果たすことにな
る。また、この可動部材57が大入賞口50に対し開放
状に引っ込んでいる場合には、遊技盤10の天上方に向
けて弾発された遊技球が連続的にほぼ吸い込まれるよう
にして大入賞口50へ入賞させることができる。
【0032】なお、遊技盤10の上端縁から変動入賞装
置18の下端縁までの距離LHは、図3に示すように、
遊技盤10の上端縁から下端縁に至るまでの距離L1を
縦方向に渡って3等分した場合において、その上部から
L1/3の領域内に設定すれば、天上方により一層近づ
くことになり、変動入賞装置18に設けられた大入賞口
50が開放している場合、遊技球が入賞する可能性がさ
らに高くなる。また、このように上部からL1/3の領
域内に変動入賞装置18を設置することにより、大型サ
イズの液晶表示盤27と、この液晶表示盤27の前面周
辺部にセンター役物26を装着するスペースを確保でき
る。
【0033】特に、液晶表示盤27の大型化に伴ってセ
ンター役物26も大型化することになる。例えば、液晶
表示盤27が大型化して、図3に示すように、この液晶
表示盤27の上端縁から下端縁までの距離LEが、セン
ター役物26の上端縁から下端縁に至るまでの距離L2
の1/2以上、2/3以下となった場合、この液晶表示
盤27の大型化に伴って、その周辺部に装着されるセン
ター役物26の上端縁から下端縁に至るまでの距離L2
が、遊技盤10の縦方向の距離L1の1/2〜4/5を
占める。このように遊技盤10の縦方向に占めるセンタ
ー役物26の設置割合がL1/2以上となれば、従来の
ように、センター役物26の下方位置に第一種始動口
(普通電動役物)17と変動入賞装置18が上下に並ぶ
位置形態であれば、センター役物26の大型化によって
遊技盤10の下方位置のさらに限られた空き領域の中
で、変動入賞装置18の大入賞口50へ遊技球を寄せる
ための障害釘23の配置・調整等を行わなければならな
い。特に、遊技盤の縦方向に占めるセンター役物26の
設置割合がその上限値である4/5に至ると、変動入賞
装置18の大入賞口50へ遊技球を寄せるための障害釘
23の配置・調整等が困難な状態となる。しかしなが
ら、上述のように、変動入賞装置18が上部からL1/
3の領域に設置されることによって、液晶表示盤27の
サイズが大型であっても、遊技者に不利とはならず、応
分の利益を供与することが可能となる。
【0034】前記センター役物26の外縁部に沿って役
物側遊技球誘導経路が形成される一方、変動入賞装置1
8の外縁部には、前記役物側遊技球誘導経路に連なる形
で入賞装置側遊技球誘導経路が形成され、遊技球は、前
記入賞装置側遊技球誘導経路から前記役物側遊技球誘導
経路を経て前記第一種始動口(普通電動役物)17に導
かれるようになっている。具体的には、前記センター役
物26の外周に形成された外周面260を入賞装置側遊
技球誘導経路と役物側遊技球誘導経路となし、遊技球の
流下経路を構成している。また、センター役物26の外
周面260の若干内方側に位置する前面部分に形成され
た前記誘導経路38、39も、センター役物26の外縁
部に沿った役物側遊技球誘導経路として構成することも
可能である。なお、これら誘導経路38、39のよう
に、変動入賞装置18の左右両側の前面部分に誘導経路
(図示略)を形成し、これら誘導経路を入賞装置側遊技
球誘導経路として構成する場合もある。これらによれ
ば、遊技球の自然落下に当たって変動入賞装置18、セ
ンター役物26自体が障害釘23の有する機能と同様の
機能を果たすこととなり、遊技盤10の下方に位置する
第一種始動口(普通電動役物)17へ遊技球を寄せる役
割を担わせることが可能となる。
【0035】また、左入球口21は、第一種始動口(普
通電動役物)17の左斜め上方に配設されて、内部に左
入球口通過検知スイッチ21s(図6参照)が設けられ
ている。さらに、右入球口22は、第一種始動口(普通
電動役物)17の右斜め上方に配設されて、内部に右入
球口通過検知スイッチ22s(図6参照)が設けられて
いる。バック球防止部材58は、アウト口48の下部に
設けられ、遊技領域11に到達せず戻ってきた遊技球が
再び発射位置に戻ることを防止するものである。ファー
ル球防止部材59は、内レール15の先端部に取り付け
られ、返しゴム60は、ファール球防止部材59の位置
とは略正反対側の、遊技盤10の右半分側の位置であっ
て、外レール14に沿って嵌合状に取り付けられてい
る。
【0036】左入賞口19及び右入賞口20はそれぞ
れ、特別図柄表示装置16から左右両側の下方に配設さ
れている。そして、その内部にはそれぞれ、左入賞口通
過検知スイッチ19s(図6参照)、右入賞口通過検知
スイッチ20s(図6参照)が設けられている。一対の
風車24、25はそれぞれ、特別図柄表示装置16から
左右両側方に配設されている。なお、多数の障害釘23
は、以上説明した各装置との位置バランスを考慮して、
遊技領域11にパチンコ遊技に適するべく、配設されて
いる。
【0037】次に、本実施例のパチンコ機1の裏面構造
について図5を参照して説明する。前面枠4は中枠3に
あって、前面枠4の上下端の位置に設けられた一対のヒ
ンジ101により、開閉可能に支持されている。機構盤
102は中枠3にあって機構盤102の上下端の位置に
設けられた一対のヒンジ103により、開閉可能に支持
されている。遊技盤10は中枠3の表面側に着脱可能に
取り付けられている。上端側にあるヒンジ101の配設
位置からみて左側には、タンク球切れ検知スイッチ10
4をタンク底部に備えた賞球タンク105と、この賞球
タンク105に接続されるタンクレール106とが取り
付けられている。また、タンクレール106の右側に
は、球抜きレバー107が設けられ、その下流側には、
補給球切れ検知スイッチ108が、さらに、その下流側
には、賞球払出装置109が配設されている。
【0038】続いて、遊技球の振り分け部110が賞球
払出装置109の下流側に設けられている。タンクレー
ル106の下側には、特別図柄表示装置16における液
晶表示盤27を格納した蓋付きの裏ケース111が、こ
の裏ケース111の下側には、後述する主制御部140
(図6参照)である主制御基板340を格納した主制御
基板ケース112がそれぞれ設けられている。主制御基
板ケース112の左側には、発射装置制御基板(図示
略)を格納した発射装置制御基板ケース113及び発射
制御集合中継基板116が設けられている。機構盤10
2の左下方部には、上述した発射装置ユニット8が、同
じく右下方部には、補給球詰まり、下皿部満タン、主電
源電圧異常、発射停止、主制御基板通信異常、賞球モー
タ異常などを7セグメントLEDで表示する枠状態表示
器117を備えた枠制御部150(図6参照)である第
一周辺制御基板350を格納した枠制御基板ケース11
8が設けられている。
【0039】一方、機構盤102の右上端部には、ヒュ
ーズボックス119、電源スイッチ120、電源ターミ
ナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、扉
開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を備
えた端子基板122が設けられている。また、外部から
の電力の供給を受けるための電源ケーブル123も端子
基板122の下側に配設されている。第一周辺制御基板
350を格納した枠制御基板ケース118からは接続ケ
ーブル124が上方へ延出し、電源ケーブル125を備
えたプリペイドカードユニット13に接続されている。
また、機構盤102の略中央下端部には、下皿部用球通
路部材126が設けられている。
【0040】次に、本実施例のパチンコ機1の電子制御
装置130について、図6を参照して説明する。まず、
電子制御装置130は、主制御部140と、共通信号伝
送経路である共有バス500により、その主制御部14
0に直列的に接続された枠制御部150、特別図柄制御
部160、ランプ制御部170及び音声制御部180と
を含んで構成されている。主制御部は、主制御部基板3
40で形成され、主制御部以外の4つの制御部150、
160、170、180は、第一〜第四の周辺制御基板
350〜380で形成されている。
【0041】主制御部140は、CPU141と、RA
M142と、ROM143と、入出力ポート144とを
バス145により相互に接続したものである(演算回路
構成要素)。そして、CPU141はROM143に格
納された制御プログラムにより、RAM142をワーク
エリアとしてパチンコ機1全体の作動制御(すなわち、
遊技の基本進行制御)を司る。また、ROM143に記
憶された当否判定プログラムにより、CPU141が主
体となって当否判断制御を行う。また、入出力ポート1
44には前記した共有バス500が接続され、後述する
通り入出力ポート144からその共有バス500へ、各
制御部150、160、170、180へ処理内容を指
示する、指令信号たるコマンドデータを送信する。な
お、主制御部140から各制御部150、160、17
0、180へは、一方向形式でデータが伝送される。ま
た、該主制御部140には、電源ターミナル基板121
が接続されている。
【0042】中継基板200には、タッチスイッチ9
a、発射停止スイッチ9b、右普通図柄作動通過口通過
検知スイッチ37s、左普通図柄作動通過口通過検知ス
イッチ36s、カウント検知スイッチ62、カウント検
知及び特定領域通過検知スイッチ63、ヴォリュームス
イッチ202、左入賞口通過検知スイッチ19s、右入
賞口通過検知スイッチ20s、左入球口通過検知スイッ
チ21s、右入球口通過検知スイッチ22s、タンク球
切れ検知スイッチ104及び補給球切れ検知センサ10
8等が接続され、中継基板200の出力端子は、入出力
ポート144と接続されている。また、第一種始動口
(普通電動役物)入賞検知スイッチ17sも、入出力ポ
ート144に接続されている。
【0043】枠制御部150は、主制御部140と同様
の演算回路構成要素151〜155を含んで構成され、
入出力ポート154において共有バス500に接続され
ている。また、入出力ポート154には、普通図柄表示
装置基板32f、役物作動を司る各種ソレノイド52、
61、賞球払出装置109、発射装置制御基板201等
が接続されている。
【0044】特別図柄制御部160は、主制御部140
と同様の演算回路構成要素161〜165を含んで構成
され、入出力ポート164において共有バス500に接
続されている。入出力ポート164には、液晶表示盤2
7が接続されている。
【0045】ランプ制御部170は、主制御部140と
同様の演算回路構成要素171〜175を含んで構成さ
れ、入出力ポート174において共有バス500に接続
されている。入出力ポート174には、枠飾りランプ基
板4g、各種ランプ基板261f、262f、各種LE
D基板4d、4f、19f、20f、21f、22f、
263f、264fが接続されている。これら各基板に
ランプあるいはLEDが1又は複数個接続される。これ
らのランプはゲームの進行に対応して点灯・消灯または
点滅する。
【0046】音声制御部180は、主制御部140と同
様の演算回路構成要素181〜185を含んで構成さ
れ、入出力ポート184において共有バス500に接続
されている。入出力ポート184には、サウンドジェネ
レーター203、音量スイッチ基板12が接続されてい
る。サウンドジェネレーター203は、図示しないLS
I等に格納された音声データと音声出力モジュールとに
基づいて、これに接続されたスピーカー400より、ゲ
ームの進行に対応した各種の音声出力を行う。音量スイ
ッチ基板12は、図示しない音量スイッチの操作に伴
い、サウンドジェネレーター203に対して出力音量の
設定を行うものである。
【0047】次に、賞球動作は、以下の順序で実行され
る。主制御部140は、遊技球がカウント検知スイッチ
62またはカウント検知及び特定領域通過検知スイッチ
63を通過したら15個の賞球個数データを、第一種始
動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17sを通過し
たら6個の賞球個数データを、それ以外の場合、例え
ば、左右入球口21、22の通過検知スイッチ21s、
22sの通過を検知した場合などにおいては、10個の
賞球個数データを、枠制御部150に対してその検知順
に、枠制御部150を作動指令対象とする指令信号とし
て、前記した共有バス500を介して送信する。(すな
わち、固有賞球数はここでは、6個、10個あるいは1
5個である。)枠制御部150は、主制御部140から
の賞球個数データを受け取り、賞球払出信号の送信によ
り賞球払出装置109を作動させる。
【0048】また、主制御部140は、上述の各種検知
スイッチの出力に基づいて遊技状態を判断し、また、そ
の遊技状態に基づいて当否判定を行うとともに、判定内
容に応じて対応する図柄表示態様で画像表示制御を行う
ためのデータを作成する。例えば、主制御部140は、
第一種始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17
s、カウント検知スイッチ62、カウント検知及び特定
領域通過検知スイッチ63等の検知結果や、特別図柄当
否判定乱数の取得値などを使用して、遊技が行われてい
ない客待ちの状態、遊技は行われているが始動入賞がな
い状態(変動準備状態)、始動入賞があった状態、及
び、特別遊技状態なども判断する。また、始動入賞が検
知されると乱数値に基づいて当否判定が行われ、その判
定結果に基づいて特別図柄の変動、または確定などの表
示態様制御のためのデータが作成される。このデータ
は、特別図柄制御部160を作動指令対象とする指令信
号として、前記した共有バス500を介して送信され
る。
【0049】さらに、枠飾りランプ基板4g等の各種ラ
ンプやサウンドジェネレーター203は、特別図柄制御
部160の制御による特別図柄の変動・停止表示態様、
リーチ発生の有無、リーチ表示態様(全回転、コマ送
り、逆進、図柄の拡大・縮小など)、特別遊技態様、及
び、遊技モード(確率変動、時短など)等に応じてその
態様は制御される。その制御指令の指令信号は、ランプ
制御部170あるいは音声制御部180を作動指令対象
とする指令信号として、前記した共有バス500を介し
て送信される。
【0050】次に、主制御部140により実行されるメ
インジョブについて図7を参照して説明する。これは、
主制御部140のROM143に格納されたプログラム
に基づき、CPU141により実行されるものである。
すなわち、スタックポインタをRAM142の所定のア
ドレスに設定した後(S10)、初期化終了の判定が行
われる(S20)。初期化が終了していれば(S20:
YES)、LEDジョブ(S30)からスイッチジョブ
(S70)までのジョブが実行される。また、初期化が
終了していなければ(S20:NO)、初期化ジョブ
(190)が実行される。
【0051】LEDジョブ(S30)においては、普通
図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データや、特別
図柄未始動回数の表示態様データなどが出力される。等
速乱数ジョブ(S40)では、RAM142の特別図柄
当否判定乱数メモリや汎用カウントメモリ(図示略)な
どが更新される。非等速乱数ジョブ(S50)では、外
れ普通図柄乱数メモリ(図示略)が更新される。なお、
汎用カウントメモリ(図示略)は、ユーザーリセットご
との「0」〜「255」の値の作成や、コマンドジョ
ブ、飾りジョブの実行などに使用される。また、音楽作
成ジョブ(S60)では、音楽や音声に関するデータの
作成が行われ、スイッチジョブ(S70)では、各種検
知スイッチの読み込みが行われる。すなわち、発射停止
検知信号、タッチ検知信号、ヴォリューム検知信号、カ
ウント検知信号、特定領域通過検知信号、普通図柄作動
通過口通過検知信号、左右入球口通過検知信号などの各
種信号が中継基板200を介して主制御部140に取り
込まれ、また、第一種始動口(普通電動役物)入賞検知
スイッチ17sから第一種始動口入賞検知信号が取り込
まれる。
【0052】さらに、カウント検知スイッチ62または
カウント検知及び特定領域通過検知スイッチ63に異常
があるか否かが判定され(S80)、異常がなければ
(S80:YES)、特別図柄メインジョブ(S90)
から音声ジョブ(S110)までのジョブが実行され
る。また、異常(球詰まりや断線など)があれば(S8
0:NO)、エラージョブ(S130)が実行される。
【0053】特別図柄メインジョブ(S90)において
は、主制御部140と特別図柄制御部160とが協調し
て動作するために必要なデータに関するジョブが実行さ
れる。また、普通図柄メインジョブ(S100)では、
普通図柄及び普通図柄未始動回数の表示態様データの作
成が行われる。音声ジョブ(S110)では、遊技状態
に応じた音声のデータが出力される。
【0054】この後、再び、カウント検知スイッチ62
またはカウント検知及び特定領域通過検知スイッチ63
に異常があるか否かが判定され(S120)、異常がな
ければ(S120:YES)、各フラグ状態がバックア
ップメモリにセットされ(S140)、賞球信号ジョブ
(S150)、情報信号ジョブ(S160)、コマンド
ジョブ(S170)、及び残余時間ジョブ(S180)
が実行される。各種スイッチに異常がある場合には(S
120:NO)、エラージョブ(S130)が実行され
る。
【0055】賞球信号ジョブ(S150)においては、
賞球払出しに関するデータの作成や出力が行われ、情報
信号ジョブ(S160)では、他の制御部への情報出力
に必要なデータの作成が行われる。さらに、コマンドジ
ョブ(S170)では、特別図柄管理のためのコマンド
の入出力が行われ、残余時間ジョブ(S180)では、
非等速乱数の呼出しや、汎用乱数メモリ(図示略)の更
新が行われる。なお、本実施の形態では、大型の液晶表
示盤を使用したパチンコ機で説明しているが、そのサイ
ズに限らず、比較的小型の各種表示装置にも対応でき
る。この場合、ワープ樋や誘導経路などの設置も任意と
なる。
【0056】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記
載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限
定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範
囲にもおよび、かつ、当業者が通常有する知識に基づく
改良を適宜付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たるパチンコ機の正面図。
【図2】その遊技盤の正面図。
【図3】遊技盤上における各部品の配置割合を示す説明
図。
【図4】大入賞口の他の形態を示す説明図。
【図5】図1のパチンコ機の裏面図。
【図6】図1のパチンコ機の電子制御装置の一例を示す
ブロック図。
【図7】図6の電子制御装置におけるメインジョブの流
れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 パチンコ機(弾球遊技機) 16 特別図柄表示装置 17 第一種始動口(普通電動役物) 18 変動入賞装置 26 センター役物 27 液晶表示盤(表示装置) 50 大入賞口 140 主制御部 160 特別図柄制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上にて1又は複数の識別情報を
    所定の方向に次々と変動表示させた後、確定表示を行う
    可変表示手段と、 前記可変表示手段の前面周辺部に装着されたセンター役
    物と、 前記識別情報の変動表示を始動させるための遊技球の入
    球を受け入れるとともに、該センター役物の下方に設置
    される始動口と、前記可変表示手段の上方に設置され、
    当否判定が当たり判定の結果の場合に入賞作用が促進さ
    れる変動入賞装置とを少なくとも備え、 前記変動入賞装置が、遊技盤上において、遊技球の流下
    可能な遊技領域の上端縁から下端縁に至る長さを3等分
    した場合に、その最も上側1/3に位置する領域内に配
    設されるとともに、前記センター役物は、その縦方向長
    さが、遊技盤上の遊技球の流下可能な遊技領域の縦方向
    長さの1/2以上を占めることを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記変動入賞装置において、前記大入賞
    口は遊技盤の板面に沿う横長開口部を有し、この横長開
    口部を開放・閉鎖する開閉板が、該横長開口部の下端縁
    に対応する側を枢支点として手前側に開放されるとき、
    この開閉板の案内によって入賞作用が促進される請求項
    1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記変動入賞装置において、前記大入賞
    口は、前記遊技盤上に凸設される横長の入賞ポケットの
    上面側に存する横長開口部を有し、その横長開口部を開
    放・閉鎖する可動部材が遊技盤の前面に対して出没可能
    とされ、この可動部材が没入して前記横長開口部を開放
    するとき、入賞作用が促進される請求項1記載の弾球遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記センター役物の外縁部に沿って役物
    側遊技球誘導経路が形成される一方、前記変動入賞装置
    の外縁部には、前記役物側遊技球誘導経路に連なる形で
    入賞装置側遊技球誘導経路が形成され、前記遊技球は、
    前記入賞装置側遊技球誘導経路から前記役物側遊技球誘
    導経路を経て前記始動口に導かれるようになっている請
    求項1ないし3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記変動入賞装置は、前記センター役物
    の上部に一体的に組み込まれている請求項1ないし4の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記変動入賞装置は、センター役物とは
    分離して設置されている請求項1ないし4のいずれかに
    記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記可変表示手段は、その縦方向の長さ
    が前記センター役物の縦方向の長さの2/3以下とされ
    た請求項1ないし6のいずれかに記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 遊技盤上の遊技球の流下可能な遊技領域
    の最下部にアウト口が形成され、前記始動口は、前記セ
    ンター役物の下端縁から、前記アウト口の上端縁までの
    距離を3等分した場合、前記アウト口の上端縁から1/
    3を占める領域内に設置されている請求項1ないし7の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記始動口が前記アウト口の上端縁から
    1/3の領域内に設置されることによって、センター役
    物の下端縁から始動口に至るまでに生じた空き領域に、
    前記始動口に対して遊技球を導く誘導部を形成した請求
    項8記載の弾球遊技機。
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