JP2007202992A - 遊技盤の前面扉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 左右縦枠部1a,1bと上枠部2とを一体に形成した三方枠3と、三方枠の開放端を連結する下枠4と、三方枠と下枠とを連結する二つのコーナー連結具5a,5bと、内外のパネル6a,6bと、三方枠用及び下枠用の中間ビード7a,7bと、内ビード8aと、外ビード8bとを備え、三方枠は、内周側に内パネル取付溝9aと外パネル取付溝9bを有し、下枠は、内周側に内パネル取付溝9aと外パネル取付溝9bを有しており、三方枠用及び下枠用の中間ビード7a,7bは、各々三方枠及び下枠の内パネル取付溝の底10aから外パネル取付溝の底10bまで内外パネル取付溝間の側壁11b,11cを挟んで連続するものであり、内ビード8aは、内パネル取付溝の側壁11aと内パネル6aの間に嵌め込んであり、外ビード8bは、外パネル取付溝の側壁11dと外パネル6bの間に嵌め込んである。
【選択図】 図1
Description
特許文献1記載の扉は、4本の枠材をL形のコーナー連結具で連結して矩形の枠を形成し、ヒンジと反対側の縦枠側から2枚のガラスを上下枠のガラス装着溝に差し込んで取付けている。一方の縦枠と上下枠とを連結するコーナー連結具には、ヒンジ部が設けてある。
特許文献2記載の扉は、2条のガラス装着溝を有するアルミ押出形材を折り曲げて側方が開放した三方枠を形成し、三方枠の端部間に縦枠を渡して矩形の枠本体を形成し、同縦枠側から2枚のガラスを三方枠のガラス装着溝に差し込んで組み立て、三方枠の上下のコーナー部にヒンジ金具(枢着片)を取付けている。
また特許文献1,2記載の扉は、枠を矩形に組んだあとで、枠の側方から上下枠のガラス装着溝に差し込むようにしてガラスを取付けており(特許文献1段落[0011]、特許文献2段落[0019]参照。)、枠の組み立てとガラスの取付け作業を別々に行う必要があるために扉の組立てが煩雑であるばかりか、ガラス装着溝の溝幅をガラスの板厚に対してぴったりの寸法にしたときにはガラスの差し込みが容易ではないし、ガラス装着溝の溝幅に余裕を持たせると、取付けたガラスがガタ付いたり脱落したりするおそれがある。また、ガラス装着溝にビード等を介さずに直接ガラスを保持しているので、ガラスの固定が十分ではなかった。
三方枠3は、下枠4と同じ断面形状のアルミニウム合金の押出形材を曲げ加工して形成したものであり、内周側には内パネル取付溝9aと外パネル取付溝9bを有し、外周側にコーナー連結具5a,5bの縦辺部12a,12bを差し込んでかしめ固定するための保持溝14を有している。左右縦枠部1a,1bの下端部は、斜め45°に切断されている。
右側のコーナー連結具5bは、図5(b)に示すように、縦辺部12bの上部と下部の2箇所に、施錠用の係止板部22が縦辺部12bと一体に設けてある。それ以外の部分は、左側のコーナー連結具5aと同じように形成してあり、縦辺部12bと横辺部13bを三方枠縦枠部1bと下枠4の保持溝14にそれぞれ差し込んでかしめ固定される。
内パネル6aと外パネル6bは、ガラス製で、枠17の内周よりも若干大きい形状で形成してあって、三方枠3と下枠4を組むのと同時に、三方枠3と下枠4のパネル取付溝9a,9bに周縁部を差し込んで取付けられる。
内ビード8aは、図4(c)に示すように、枠17にパネル6a,6bを取付けた後から、内パネル取付溝の側壁11aと内パネル6aの間に嵌め込むものであり、先端部に差し込みテーパー部28を有し、外側面に内パネル取付溝の側壁11a上端の突起18に係止する溝29を有し、内側面に上向きのパネル押さえ片30とシール部31とを有している。内ビード8aは、三方枠3に取付けられる部分と下枠4に取付けられる部分とに分離することなく、一本に形成してある。
外ビード8bは内ビード8aと同様に形成してあって、枠17にパネル6a,6bを取付けた後から、外パネル取付溝の側壁11dと外パネル6bの間に嵌め込まれる。
内ビード8a、外ビード8bを嵌め込むと、各ビードのパネル押え片26,30とシール部27,31がパネル6a,6bに圧着して両パネルの縁部が両側から弾力的に保持され、且つパネル小口面とパネル取付溝の底10a,10bとの間に中間ビード7bの溝底当接部14,14が介在するため、パネル6a,6bは枠17内で面内方向や面外方向にガタ付くことがなく、且つ高い遮音性を発揮できる。
さらに、内ビード8aと外ビード8bをあとからパネル取付溝の側壁11a,11dとパネル6a,6bの間にそれぞれ嵌め込むことで、パネル6a,6bの枠17への固定が容易に行え、尚且つ図4(c)に示すように、各パネル6a,6b周縁部が中間ビード7a,7bと内ビード8aないし外ビード8bとによって三方から保持されてパネル取付溝9a,9b内に嵌まり込んでいるので、パネル6a,6bが面内方向や面外方向にガタ付くことがないように強固に枠17に固定できる。
さらに、三方枠3と下枠4の外周側に保持溝14を形成し、保持溝14にコーナー連結具5a,5bの縦辺部12a,12bと横辺部13a,13bを差し込んでかしめ固定したので、三方枠3の縦枠部1a,1bと下枠4との位置合わせが容易で組立てが一層容易に行え、且つコーナー連結具5a,5bの縦辺部12a,12bと横辺部13a,13bがぶれないので、ねじれに強い堅牢な扉になる。また、コーナー連結具5aの縦辺部12aにヒンジ部15を一体に設けたことで、パネル6a,6bの自重、三方枠3と下枠4との接合力がヒンジ部15に直接伝わるため、下枠4が外れてパネル6a,6bが脱落することがないし、ヒンジ部15がガタついて扉が傾くことがない。また本扉16は、ビス止めを使用していないため、組み立てが容易に行えると共に、ビスが緩んで枠にガタが生ずるようなことがない。
2 上枠部
3 三方枠
4 下枠
5a,5b コーナー連結具
6a 内パネル
6b 外パネル
7a,7b 中間ビード
8a 内ビード
8b 外ビード
9a 内パネル取付溝
9b 外パネル取付溝
10a,10b パネル取付溝の底
11a 内パネル取付溝の側壁
11b,11c 内外パネル取付溝間の側壁
11d 外パネル取付溝の側壁
12a,12b 縦辺部
13a,13b 横辺部
14 保持溝
15 ヒンジ部
16 扉
Claims (2)
- 左右縦枠部と上枠部とを一体に形成した三方枠と、三方枠の開放端を連結する下枠と、三方枠と下枠とを連結する二つのコーナー連結具と、内外のパネルと、三方枠用及び下枠用の中間ビードと、内ビードと、外ビードとを備え、三方枠は、内周側に内パネル取付溝と外パネル取付溝を有し、下枠は、内周側に内パネル取付溝と外パネル取付溝を有しており、三方枠用及び下枠用の中間ビードは、各々三方枠及び下枠の内パネル取付溝の底から外パネル取付溝の底まで内外パネル取付溝間の側壁を挟んで連続するものであり、内ビードは、内パネル取付溝の側壁と内パネルの間に嵌め込んであり、外ビードは、外パネル取付溝の側壁と外パネルの間に嵌め込んであることを特徴とする遊技盤の前面扉。
- コーナー連結具は、縦辺部と横辺部とを有し、縦辺部を三方枠の縦枠部の外周側に設けた保持溝に差し込んでかしめ固定してあり、横辺部を下枠の外周側に設けた保持溝に差し込んでかしめ固定してあるとともに、コーナー連結具の一つは縦辺部にヒンジ部を設けてあることを特徴とする請求項1記載の遊技盤の前面扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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- 2006-02-06 JP JP2006029010A patent/JP2007202992A/ja not_active Withdrawn
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