JP2006090660A - 天板枠の固定構造 - Google Patents

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JP2006090660A JP2004278078A JP2004278078A JP2006090660A JP 2006090660 A JP2006090660 A JP 2006090660A JP 2004278078 A JP2004278078 A JP 2004278078A JP 2004278078 A JP2004278078 A JP 2004278078A JP 2006090660 A JP2006090660 A JP 2006090660A
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Abstract

【課題】 天板枠を構成する二本の枠材(11)(12)の隣接する端部相互は連結具によって連結される形式の天板枠の固定構造において、連結具の大きさ及び取付作業量を増大させることなく、組み付け完了後の枠材(11)(12)相互が不用意にずれないようにすること。
【解決手段】 各枠材(11)(12)の裏面には、長手方向に沿って係合溝(27)が形成され、連結具(5)は、枠材(11)(12)の裏側にそれぞれ添設固定される一対の添設板(51)(52)を具備する略L字状の板状体とし、添設板(51)(52)の幅は、枠材(11)(12)の幅よりも狭く設定され、添設板(51)(52)のそれぞれに、係合溝(27)に螺入させるネジ挿通用のネジ挿通孔(50)と、係合溝(27)に密に嵌入可能な係合突部(53)とを、係合溝(27)に沿った同軸線上に並設させたこと。
【選択図】 図6

Description

本発明は、天板枠の固定構造、特に、コンロ用天板の外周縁に装着されている天板枠の固定構造に関する。
図1に示すように、ガスバーナ等の加熱源を内部に備え、上面にガラス製の天板(3)が被覆されたコンロ本体(30)をカウンタートップ(K)に開設した開口(K1)に落とし込み状態に装着される形式のドロップインコンロが近年普及されてきている。
この形式のドロップインコンロは、コンロ本体(30)の正面に操作部(31)(32)と、これらの間にグリル部(33)が備えられており、前記ガラス天板(3)は、化粧用耐熱性ガラス板(2)の外周部に、額縁状の天板枠(1)が装着されているもので、前記ガラス板(2)には、前記加熱源用の開口(21)(22)(23)が3つ形成されていると共に、前記加熱源用の開口(21)(22)(23)の周縁には五徳(25)が配設される。
図面に示す天板枠(1)は、図8に示すように、アルミニウムの押出し成型材からなる複数の直状の枠材(11)(12)(13)(14)から構成されている。各枠材(11)(12)(13)(14)の両端は、斜め45度にそれぞれ切断されており、これら傾斜面相互が接合面となるように各枠材(11)(12)(13)(14)は、額縁上に組み合わされて前記ガラス板(2)の周囲に装着固定される。
前記天板枠(1)は、前記ガラス天板(3)の前辺を構成する前枠材(11)と、両側辺を構成する左右枠材(12)(13)とが相互に直角に位置するように、前記前枠材(11)の両端の傾斜面と、両側辺を構成する左右枠材(12)(13)の前端の傾斜面とを接合させると共に、後辺を構成する後枠材(14)の両端の傾斜面と、前記左右枠材(12)(13)の後端の傾斜面とを接合させることにより、方形の枠が組み立てられる。前記後枠材(14)の手前には、仕切り用枠材(15)が、前記前後枠材(11)(14)と平行に位置しており、前記後枠材(14)と仕切り用枠材(15)との間に、前記グリル(33)用の排気口(40)を開口させた排気板(41)が装着されて排気枠(4)が構成されている。これにより、前記前枠材(11)、左右枠材(12)(13)、そして、仕切り用枠材(15)とで囲まれる方形範囲内に、コーキング剤を介して前記ガラス板(2)を裏側から嵌め込むことにより、前記ガラス板(2)の後方に前記排気枠(4)が位置し、全周に渡って天板枠(1)が装着されているガラス天板(3)が完成する。
前記ガラス板(2)の固定作業において、前記コーキング剤が硬化する前に、前記枠材(11)(12)(13)(14)がずれないように、前記前枠材(11)の両端の連結端部と、前記左右枠材(12)(13)の連結端部との固定には、図9に示すような連結具(31)が利用されることがある。
図9は、前記前枠材(11)と右枠材(12)との連結部分の裏面を示しており、各枠材(11)(12)の裏面には、それぞれ長手方向に沿って、係合溝(27)が形成されている。
前記連結具(31)は、前記右枠材(12)の裏面に沿って添設される第1添設板(31a)と、前記前枠材(11)の裏面に沿って添設される第2添設板(31b)とから略L字状に形成された金属板であり、前記第1、第2添設板(31a)(31b)の、前記係合溝(27)に対応する位置には、挿通孔(32)(32)がそれぞれ形成されている。前記挿通孔(32)(32)がそれぞれ前記係合溝(27)(27)に対応するように、前記前枠材(11)と右枠材(12)との隣接する連結端部に前記連結具(31)を架設させ、ネジ(33)(33)を前記挿通孔(32)(32)を介して前記係合溝(27)に螺合させる。これにより、前記連結具(31)によって、前記前枠材(11)と右枠材(12)の連結端部が連結状態に固定されることとなり、この状態で、ガラス板(2)の設置作業を行うことができる。
しかしながら、上記した従来の連結具(31)では、各第1、第2添設板(31a)(31b)は、各枠材(11)(12)の係合溝(27)に、1箇所だけネジ止めにより固定されているものであるから、コーキング剤が硬化する前に、前枠材(11)または右枠材(12)に外的衝撃が加えられた場合、図10のAに示すように、前記前枠材(11)と右枠材(12)の接合面が離反したり、Bに示すように、前記ネジ(33)を回動支点として一方が回動方向にずれたり、又は、同図のCやDに示すように、前記接合面に沿ってずれが生じる等の不都合があった。
又、図11及び図12に示すような固定具(34)が発明されており(特許文献番号2)、これを、前記前後左右の枠材(11)(12)(13)(14)の各連結端部に、ネジ止めすることが考えられる。この固定具(34)は、前記枠材(11)(12)(13)(14)の各連結端部全体を被覆可能なベース状の水平板(35)の直角に交わる二辺から一対の垂直板(36)を突設させた構成であり、前記垂直板(36)が、各枠材(11)(12)(13)(14)の裏面において溝部(27)の外側を構成している外側壁(11a)(12a)(13a)(14a)の所定位置に押し当てられる態様で、前記水平板(35)に設けられた挿通孔(32)を介してネジ(33)を各溝部(27)(13a)(14a)に螺入させてネジ止めする。このものでは、前記垂直板(36)とネジ止め部との二箇所で各枠材に固定されることから、各枠材(11)(12)(13)(14)は外的衝撃に対するズレも少なく、ガラス板(2)の周囲に正確に固定されることとなる。
特開2004−184048号公報 特開2004−233000号公報
しかしながら、上記した固定具(34)では、ガラス板(2)と各枠材(11)(12)(13)(14)との間に、裏側からコーキング剤を充填させて固定させる形式のものには不向きである。又、各連結端部は、ベース状に設けられた水平板(35)によって全体的に被覆される態様で取り付けられることから、各連結端部の傾斜面の接合態様を目で確認しながらネジ止めすることができず、各枠材(11)(12)(13)(14)は、前記垂直板(36)によって外側から支持されているものの、ネジ止めの際に前記傾斜面が多少ずれて固定されてしまうおそれがある。さらに、水平板(35)を比較的大きく設けてあるから、その一部が、ガラス板(2)の下方に透けて見えてしまう不都合がある。
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、『加熱源が収容されているコンロ本体の上面を被覆する矩形状天板の外周縁に装着されている天板枠の固定構造であって、前記天板枠を構成している直状の枠材のうち、直角に位置する二本の枠材の隣接する端部相互は連結具によって連結される形式の天板枠の固定構造』において、前記連結具の大きさ及び取付作業量を増大させることなく、組み付け完了後の枠材相互が不用意にずれることなく、天板枠を固定することができるようにすることをその課題とする。
[請求項1に係る発明]
上記課題を解決する為の請求項1に係る発明の技術的手段は、『前記各枠材の裏面には、長手方向に沿って係合溝が形成されており、
前記連結具は、前記二本の枠材の裏側にそれぞれ添設固定される一対の添設板を具備する略L字状の扁平板状体であり、
前記添設板の幅は、前記枠材の幅よりも狭く設定されていると共に、
前記添設板のそれぞれに、前記係合溝に螺入させるネジを挿通させるためのネジ挿通孔と、前記係合溝に密に嵌入可能な係合突部とを、前記係合溝に沿った同軸線上に並設させたこと』ことである。
上記技術的手段によれば、直角に隣り合う二本の枠材の連結端部相互を接合させ、両者間に架設されるように、略L字状の連結具を配設させる。このとき、一方の枠材に前記連結具の一方の添設板を添設させ、他方の枠材に他方の添設板を添設させると共に、各添設板の裏面に突設させた係合突部を、各枠材の係合溝内に強制的に圧入する。前記係合突部は前記係合溝に密に嵌入可能な大きさに設定されているから、前記二本の枠材は、前記連結具によって仮止めされることとなり、この状態で、前記ネジ挿通孔を介してネジを各係合溝に捻じ込む。各添設板をネジで各枠材に固定することにより、各添設板は、係合突部とネジ止め部の二箇所で各枠材に固定されることとなる。上記したように、前記添設板は、係合突部とネジの二箇所で各枠材に固定されることとなるが、前記係合突部の係合溝への嵌入は各添設板を各枠材の裏面へ押さえ付けるだけで良いから、前記連結具の取付作業としては、従来のものと同様、各添設板を各枠材に1箇所ずつネジ止めする作業のみである。よって、従前の取付作業より作業量が増えることはない。又、各添設板の幅は、枠材の幅よりも狭く設定されているから、前記添設板を各枠材の連結端部近傍に添設させた状態にて、前記連結端部の接合態様を目で確認することができる。
[請求項2に係る発明]
前記請求項1に係る発明において、『前記枠材は、アルミニウムの押出し成型材から構成され、前記連結具は、金属板のプレス成形品からなり、前記係合突部と前記ネジ挿通孔とは、前記連結具のプレス成型時に同時に形成できるようにした』ものでは、枠材はアルミニウムの押出し成型材を所定長さで裁断されることにより構成されている。又、連結具は、プレス成型により、係合突部とネジ挿通孔とを同時に形成するようにしたから、前記係合突部とネジ挿通孔とは同軸線上に確実に設けることができる。
[請求項3に係る発明]
前記請求項1又は2において、『前記各枠材の前記連結端部は、45度の傾斜角を有するように切断されており、隣接する前記連結端部相互は、傾斜面相互が接合されるように連結される』ものでは、傾斜面相互が接合される二本の枠材の連結部分に、連結具の略L字状の屈曲部分が対応するように、前記連結具を天板枠の各コーナ部に取り付けることができる。
本発明は次の特有の効果を有する。
既述従来の取付作業とほぼ同じ作業量で、連結具を構成している添設板を、枠材の裏面に、係合突部の嵌入部とネジ止め部の二箇所において固定される構成となるから、連結具の枠材への固定が確実なものとなり、枠材に外的衝撃が与えられた場合でも、枠材が前記ネジ止め部を中心に回動する方向へずれることがない。よって、枠材によって天板枠を組み付けたとき、接着剤の硬化前においても、所定形状を保持した状態で固定されることとなる。又、連結具の幅を枠材の幅よりも狭く設定して、二本の枠材の接合部分を目で確認しながらネジ止めすることができるので、ネジ止め作業中に、枠材がずれる不都合も防止することができる。又、枠材に取り付け後、連結具の一部が、天板を介して透過されることがないから、美観が損なわれることがない。
請求項2に係る発明によれば、枠材はアルミニウムの押出し成型材から構成され、又、連結具は、プレス成型により、係合突部とネジ挿通孔とを同軸線上に同時に形成される構成としたから、連結具の製造が容易となる上に、前記枠材及び連結具の精度を共に向上させることができる。よって、両者の組み付け精度も向上し、天板枠の組み付け時にズレが生じることはない。
請求項3に係る発明によれば、連結具を天板枠の全てのコーナ部に合わせてネジ止めし易いから、連結具での各枠材の連結作業が一層容易となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンロ用のガラス天板(3)を備えたドロップインコンロの斜視図であり、コンロ本体(30)の構造としては、上記「背景技術」にて詳述したドロップインコンロと同様の構成のものが採用可能である。すなわち、コンロ本体(30)は、システムキッチンのカウンタートップ(K)に開設された開口(K1)に落とし込み状態に装着されると共に、その上方開放部は前記開口(K1)ともに、ガラス天板(3)で被覆される構成であり、前記ガラス天板(3)の周縁には、天板枠(1)が装着されている。
前記ガラス天板(3)の前方には、化粧用耐熱性ガラス板(2)が嵌め込まれており、前記ガラス板(2)には、大バーナ用の開口(21)(23)と、小バーナ用の開口(22)が形成されていると共に、各開口(21)(22)(23)には五徳(25)が配設される。
前記ガラス板(2)の配設域の後方には、排気枠(4)が配設されていると共に、前記排気枠(4)の排気板(41)に設けられた排気口(40)に対応するように、排気カバー(6)が載置されている。
前記天板枠(1)は、上記「背景技術」にて参照した図8に示すように、アルミニウムの押出し成型によって、ガラス天板(3)の前辺に装着される前枠材(11)と、その左右両側に配設される左右枠材(12)(13)と、前記左右枠材(12)(13)の後方端に連結され且つ前記排気枠(4)の後辺となる後枠材(14)と、前記排気枠(4)を構成する仕切り用枠材(15)とからなり、前記後枠材(14)及び仕切り用枠材(15)は、排気板(41)を介して一体的に連結されて前記排気枠(4)が構成されているものとする。
前記前後枠材(11)(14)及び左右の枠材(12)(13)の各々の両端の連結端部は、図2に示すように、45°の角度の傾斜面(16)(16)がそれぞれ形成されるように裁断されており、隣接する各枠材の傾斜面(16)(16)相互を接合させることにより、外観に優れた額縁状の天板枠(1)が構成される。尚、図2は、前枠材(11)と右枠材(12)の連結端部の裏面を表している。
前枠材(11)の両端に右枠材(12)及び左枠材(13)を連結させ、前記左右の枠材(12)(13)の後端に後枠材(14)が連結されるように、前記排気枠(4)を配設させた状態にて、前記前枠材(11)、左右枠材(12)(13)及び仕切り用枠材(15)で囲まれる方形範囲内に、ガラス板(2)が、天板枠(1)の裏側から嵌め込まれて装填される。前記ガラス板(2)の周縁を載置させるために、これら前枠体(11)及び左右枠体(12)(13)の上端縁から、図3に示すように、フランジ片(20)を突設させている。尚、図示しないが、仕切り用枠材(15)にも同様なフランジ片(20)を具備させるものとする。
前記フランジ片(20)の内側端には、先端リブ(20a)が下方へ突設されており、前記ガラス板(2)は、この先端リブ(20a)に設置される態様となる。よって、二点鎖線で示したように、ガラス板(2)の周縁部と前記フランジ片(20)との間には所定の間隙が形成されることとなり、この間隙にコーキング剤(26)が充填されて、前記ガラス板(2)は、前記4本の枠材(11)(12)(13)(15)内に固定される。
尚、前記各枠材(11)(12)(13)(15)のフランジ片(20)よりも外側には、ネジ止め用の係合溝(27)が長手方向に沿って下方に開放するように形成されてあり、この係合溝(27)は、図示されていないが、前記後枠材(14)にも形成されているものとする。
前記コーキング剤(26)が硬化する前に、組み付けた天板枠(1)が外的衝撃等によってずれることのないように、前記天板枠(1)の各コーナ部は、それぞれ連結具によって連結させて、前記ガラス板(2)の周縁に固定させる。
前記後枠材(14)の両端と、左右枠材(12)(13)の後端とは、前記排気板(41)が存在することから、前記左右枠材(12)(13)が後枠材(14)に対して回動方向にずれることはない。よって、この部分には、図9に示した従来の連結具(31)で十分であるが、前記前枠材(11)の両端と、左右の枠材(12)(13)との連結部は、従来の連結具(31)では、図10に示したようにずれるおそれがあるため、本発明の実施の形態においては、図4に示すような、連結具(5)を採用する。
以下、図4から図6に基づいて、本発明の実施の形態の連結具(5)で、前枠材(11)と右枠材(12)の連結端部相互を連結させる場合について説明する。
連結具(5)は、前枠材(11)及び右枠材(12)よりも幅の狭い一対の添設板(51)(52)が直角に位置するように設けられた、略L字状の金属板とし、前記添設板(51)(52)の各々の略中央域には、ネジ挿通孔(50)が開口していると共に、前記ネジ挿通孔(50)よりも先端部寄りで且つ前記ネジ挿通孔(50)と同軸線上に、係合突部(53)が下方へ突出するように形成されている。前記ネジ挿通孔(50)と係合突部(53)とは、一度のプレスで同時に形成されるようにしたもので、前記係合突部(53)は、金属板を下方へ凹ませることにより、下方に凸となるように形成されている。よって、連結具(5)の表面側には、凹部(54)が形成された態様となっている。
尚、前記ネジ挿通孔(50)と係合突部(53)とは、前記前枠材(11)及び右枠材(12)の裏面に夫々形成されている係合溝(27)に沿って配設されており、前記係合突部(53)は、前記係合溝(27)に密に嵌入可能な大きさに設定されていると共に、前記ネジ挿通孔(50)は、前記係合溝(27)に螺合させるネジ(55)の軸部が挿通可能な大きさに設定されている。
この連結具(5)で前枠材(11)及び右枠材(12)の連結端部を連結させるには、前記前枠材(11)及び右枠材(12)を裏返した状態に載置すると共に、各々の傾斜面(16)相互を隙間なく接触させる。そして、略L字状の連結具(5)の屈曲部が、前記前枠材(11)と右枠材(12)との境界線(傾斜面(16)相互の接合面)に対応するように、連結具(5)が前枠材(11)と右枠材(12)との間に架設されるように、前記添設板(51)(52)を前記前枠材(11)と右枠材(12)の裏面上にそれぞれ載置し、添設板(51)(52)各々の凹部(54)が形成されている辺りを下方へ押圧する。これにより、添設板(51)(52)各々の係合突部(53)が、前枠材(11)及び右枠材(12)各々の係合溝(27)に強制的に圧入される。その後、ネジ挿通孔(50)(50)を介してネジ(55)を各係合溝(27)に螺入させる。これにより、前枠材(11)と右枠材(12)の連結端部は、図6に示すように、傾斜面(16)相互がぴったり接触した状態で連結され、添設板(51)(52)は、前枠材(11)と右枠材(12)に、それぞれ係合突部(53)の圧入部分とネジ(55)の螺入部分との二箇所で固定されることとなる。これにより、前枠材(11)又は右枠材(12)が、前記ネジ(55)を中心に回動方向にずれることはない。
前枠材(11)の他方の連結端部と左枠材(13)も、同様な要領で、連結具(5)を利用して連結させれば良い。
以上の構成部材を用いてコンロ用天板(3)は次のようにして組み立てられる。
予め、排気板(41)の前後に後枠材(14)及び仕切り用枠材(15)が配設された排気枠(4)を構成しておく。そして、前枠材(11)及び右枠材(12)(13)をそれぞれ裏面が上面となるように裏返して載置し、前枠材(11)の両端に、右枠材(12)及び(13)が直角に位置するように、隣接する傾斜面(16)同士を接合させ、各接合部分を連結具(5)で連結固定させる。その後、前記右枠材(12)(13)の後端部の傾斜面(16)に、排気枠(4)を構成している後枠材(14)の両端の傾斜面(16)を対応させ、後枠材(14)の両端に左右の枠材(12)(13)の後端を連結させる。このとき、上記した連結具(5)と同じ連結具を用いてももちろん良いが、他の連結具や、排気板(41)の両側縁を、左右の枠材(12)(13)の後方域の内側縁に係合させる等の他の方法により連結させても良い。
これにより、後方域に排気枠(4)が配設され、前記排気枠(4)の前方に、前枠材(11)、左右枠材(12)(13)及び仕切り用枠材(15)からなる方形範囲が形成されることとなり、前記方形範囲を構成している前記各枠材(11)(12)(13)(15)の内側縁には、フランジ片(20)が内方へ張り出している。前記フランジ片(20)上にガラス板(2)を嵌め込むと、前記ガラス板(2)は前記先端リブ(20a)上に載置されることとなり、前記先端リブ(20a)によって形成される前記フランジ片(20)とガラス板(2)の周縁部との間の隙間に、裏側からコーキング剤(26)を塗布する。これにより、ガラス板(2)の周縁部はフランジ片(20)に接着固定され、周囲に天板枠(1)が装着されたガラス天板(3)が完成する。
尚、この実施の形態のものでは、上記したように、ガラス板(2)に天板枠(1)に組付けた後、図3に示すように、裏板(10)を、ガラス板(2)の裏面に近接するように配設する。裏板(10)は、ガラス板(2)の下面近傍に配設されて前記ガラス板(2)を下方から支持すると共に、ガラス板(2)が破損した際の、ガラス片の内部への飛散を防止するものであり、前記ガラス板(2)の裏面全域を覆うように組み付けられる。
前記裏板(10)の前端辺は、下方へ折り曲げられて係合片(17)が垂下形成されており、この係合片(17)が係合する係合凹溝(28)が、前枠材(11)の係合溝(27)よりも下方に位置し且つカウンタートップ(K)に載置される外側端部に、内方に開放するように形成されている。又、前記裏板(10)の後端辺は、排気枠(4)を構成している仕切り用枠材(15)に設けられている係合溝にネジ止めすることにより固定される。
裏板(10)の表面には、隆起部(18)が部分的に設けられており、この隆起部(18)がガラス板(2)の裏面に近接又は接触している。すなわち、ガラス板(2)は、コーキング剤(26)によるフランジ片(20)への接着力と、裏板(10)の隆起部(18)とで枠材内に支持されて固定されることとなる。又、前枠材(11)と左右枠材(12)(13)は連結具(5)によって、前枠材(11)と仕切り用枠材(15)は裏板(10)によって固定されるから、コーキング剤(26)が未硬化の段階でも、各枠材がずれることがなく、取扱いが可能となるため、作業性が向上する。
以上の過程を経てコンロ用ガラス天板(3)の組付けが完了する。
この実施の形態の連結具(5)は、前枠材(11)及び左右枠材(12)(13)よりも幅狭な添設板(51)(52)を有するように構成されているから、連結具(5)が、ガラス天板(3)の表側に透過して外観が損なわれることはない。
又、連結具(5)を各枠材の連結端部に装着させる際に、連結具(5)を介して、各枠材の傾斜面(16)(16)の接合度合いを目で確認しながらネジ止めすることができるので、ネジ(55)の螺合作業中に、不用意に前枠材(11)又は左右枠材(12)(13)がずれるおそれもない。
上記実施の形態で採用したドロップインコンロは、ガラス板(2)の後方に排気枠(4)が配設される形式のものとしたが、排気枠(4)や仕切り用枠材(15)がなくガラス板(2)のみが天板枠(1)で囲まれる形式のものでも採用可能である。この場合、天板枠(1)の四隅の各々を、本願発明の連結具(5)で連結固定すれば良い。
又、各枠材の連結端部は、斜め45度に傾斜させて裁断されていなくてもよく、図7に示すような連結態様としても、同じ連結具(5)を利用して固定することができる。
本発明における連結具(5)は、ドロップインコンロに使用される他に、電磁誘導式コンロ等の各種コンロに使用されてもよい。
本発明実施の形態の天板枠の固定構造が適用可能なドロップインコンロの全体斜視図。 本発明実施の形態の天板枠の連結端部の要部拡大図。 本発明実施の形態の天板枠の要部拡大断面図。 本発明実施の形態の天板枠の固定構造に採用した連結具の平面図。 図4のX−X断面図。 本発明実施の形態の天板枠の固定構造に採用した連結具で枠材を連結させた状態を示す裏面図。 本発明実施の形態の天板枠の固定構造の他の連結態様を示す裏面図。 従来の天板枠の分解図。 従来の連結具で枠材を連結させた状態を示す裏面図。 従来の連結具で枠材を連結させた後の様子を示す裏面図。 従来の連結具の他の例を示す天板の裏面図。 従来の連結具の他の例を示す斜視図。
符号の説明
(1) ・・・・・・天板枠
(11)(12)(13)(14)(15)・・・枠材
(2) ・・・・・・矩形状天板
(27)・・・・・・係合溝
(30)・・・・・・コンロ本体
(5) ・・・・・・連結具
(50)・・・・・・ネジ挿通孔
(51)(52)・・・・添設板
(53)・・・・・・係合突部

Claims (3)

  1. 加熱源が収容されているコンロ本体の上面を被覆する矩形状天板の外周縁に装着されている天板枠の固定構造であって、前記天板枠を構成している直状の枠材のうち、直角に位置する二本の枠材の隣接する連結端部相互は連結具によって連結される形式の天板枠の固定構造において、
    前記各枠材の裏面には、長手方向に沿って係合溝が形成されており、
    前記連結具は、前記二本の枠材の裏側にそれぞれ添設固定される一対の添設板を具備する略L字状の扁平板状体であり、
    前記添設板の幅は、前記枠材の幅よりも狭く設定されていると共に、
    前記添設板のそれぞれに、前記係合溝に螺入させるネジを挿通させるためのネジ挿通孔と、前記係合溝に密に嵌入可能な係合突部とを、前記係合溝に沿った同軸線上に並設させたことを特徴とする天板枠の固定構造。
  2. 請求項1に記載の天板枠の固定構造において、前記枠材は、アルミニウムの押出し成型材から構成され、前記連結具は、金属板のプレス成形品からなり、前記係合突部と前記ネジ挿通孔とは、前記連結具のプレス成型時に同時に形成できるようにしたことを特徴とする天板枠の固定構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の天板枠の固定構造において、前記各枠材の前記連結端部は、45度の傾斜角を有するように切断されており、隣接する前記連結端部相互は、傾斜面相互が接合されるように連結されることを特徴とする天板枠の固定構造。
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