JP2008255589A - ドア枠 - Google Patents

ドア枠 Download PDF

Info

Publication number
JP2008255589A
JP2008255589A JP2007096283A JP2007096283A JP2008255589A JP 2008255589 A JP2008255589 A JP 2008255589A JP 2007096283 A JP2007096283 A JP 2007096283A JP 2007096283 A JP2007096283 A JP 2007096283A JP 2008255589 A JP2008255589 A JP 2008255589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing rib
frame member
vertical frame
upper frame
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007096283A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Iwanami
勉 岩波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUMAGAI KOGYO KK
Original Assignee
KUMAGAI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUMAGAI KOGYO KK filed Critical KUMAGAI KOGYO KK
Priority to JP2007096283A priority Critical patent/JP2008255589A/ja
Publication of JP2008255589A publication Critical patent/JP2008255589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Abstract

【課題】組み立て作業を簡単に行なうことができ、また、ドア枠の剛性を強固に保つことが可能なドア枠を提供する。
【解決手段】縦枠材2にコ字形の縦枠補強リブ部20を形成すると共に、上枠材3にコ字形の上枠補強リブ部10を形成し、縦枠補強リブ部20の上部に上枠補強リブ部10の端部10Aを連結するに際し、縦枠材2と上枠材3とが90度の角度で一体に組み付けできるように、上枠補強リブ部10にコ字形に切欠溝部15を形成する。上枠補強リブ部10のコ字形の切欠溝部15と、縦枠材2のコ字形の縦枠補強リブ部20を構成する垂直な差込板部31とを嵌合させたとき、縦枠補強リブ部20と上枠補強リブ部10とが一体化されるので、縦枠材2と上枠材3との連結部の剛性を強く保つことができ、さらに縦枠材2に上枠材3を連結しただけで、縦枠材2と上枠材3とを90度の角度で簡単に固定することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、出入り口などに配置されるドアが組み付けられるドア枠に関する。
従来から用いられているドア枠は、一対の縦枠材と横枠材とからなる部材を熔接により一体に接合することで外観が矩形型のドア枠を形成している。図9は、こうした従来から用いられている縦枠材101と上枠材102とを接合した状態を示す斜視図である。同図に示す金属製のドア枠においては、45度の角度で切断加工した縦枠材101と上枠材102との接合部103を相互に付き合わせた状態で熔接により結合することで、縦枠材と上枠材102とを90度の角度で一体化している。しかし、こうした溶接作業においては、縦枠材101と上枠材102との角度を90度で熔接するために、溶接する前に差し金などの角度測定器で縦枠材101と上枠材102との角度を測定する作業を行なったり、さらには、縦枠材101と上枠材102との接合部103の全てを熔接により完全に固着させる前に、仮止め熔接などを行って位置決め調整をする必要があり、位置決め調整をしたとしても所望の角度で上手く結合できなかった場合には、熔接をやり直す必要が生じするなど、熟練した作業者であればともかく、ドア枠の組み立て作業は、誰でも簡単にできる作業であると言えるものではなかった。
また、図10に示す従来例においては、縦枠材201に孔部202を形成しておき、この孔部202に上枠材203に形成した爪部204を挿入することで、縦枠材201に対して上枠材203を位置決めすることが可能ではあるが、このような構造においては、上枠材203の爪部204を縦枠材201の孔部202に挿入しただけでは、爪部204が孔部202に引っ掛かることで上枠材203が縦枠材201に一時的に位置決めされているのに過ぎないため、縦枠材201と上枠材203とを90度の角度で確実に固着するためには、前述した角度測定器などを用いて、いわゆる直角出し作業が必要になってしまい、こうした煩雑な作業に時間を費やしてしまう。また、図10に示すドア枠は、同図に示すように、縦枠材201の上部が開口していることから、この開口部205から塵や埃が侵入してしまうため、縦枠材201に上枠材を熔接により固着した後、さらに開口部205を閉塞するために別体の蓋部206を熔接する必要があった。
また、上述した従来技術に関連するものとして、特許文献1〜特許文献3が開示されている。特許文献1においては、縦枠に形成したスリットに横枠に形成した突出片を係合させ、この係合させた突出片に形成した子孔に固定釘を打ち込むことにより、縦枠から横枠が外れないよう固定する構造が開示されている。また、特許文献2においては、横枠に外側突出部を設け、横枠に形成した貫通孔に前記外側突出部を挿通することで、縦枠と横枠との接合時の位置決めを行なうと共に、これら縦枠と横枠とをボルトにより一体に固定する構造が開示されている。また、特許文献3においては、縦枠の上部に爪板を設け、この爪板を横枠材に相当する鴨居枠に形成したスリットに挿通し、このスリットに挿通された爪板の先端側を折り曲げることで、縦枠と鴨居枠とを一体に結合したドア枠が開示されている。
特開2000−230372号公報 特開平11−36735号公報 特開平9−228738号公報
特許文献1及び特許文献2で開示されているドア枠は、固定釘やボルトなどの固定手段を用いるので部品点数が多くなってしまうことからコストを安価に抑えるには向いていない。しかも、縦枠と横枠とをボルトなどで固定する作業が必要になることから、取り付け作業に時間がかかってしまい煩雑な作業が必要になってしまう。また、特許文献3においては、スリットに爪板を挿通した後、さらに、爪板を折り曲ることで縦枠と鴨居枠とを一体に結合するので、縦枠と鴨居枠とを結合するに際し、いちいち爪板を折り曲げなければならないので、作業工程が多くその作業が煩わしいものであり、さらに、爪板の折り曲げ方如何によっては、結合した縦枠と鴨居枠との間に隙間が生じてしまい、結合が上手くいかず、がたつきが発生してしまう原因になってしまう。しかも、折り曲げた爪板は、上面が平らな鴨居枠の上部から爪板だけ上方に突出しているので、建物の平面状の上壁に鴨居枠を組み付ける際には、突出した爪部が邪魔となり、平面状の壁面に取り付けるには不向きである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、組み立て作業を簡単に行なうことができ、また、剛性を強固に保つことが可能なドア枠を提供することを目的とする。
本発明の請求項1のドア枠は、対向して配置された一対の縦枠材と、該縦枠材の上部を一体に連結する上枠材と、前記縦枠材の下部を一体に連結する下枠材とを備え、これら上枠材と一対の縦枠材と下枠材とで囲まれた部位に開閉自在なドアが設けられるドア枠において、前記縦枠材に該縦枠材の長手方向に沿ってコ字形の縦枠補強リブ部を形成すると共に、前記上枠材に該上枠材の長手方向に沿ってコ字形の上枠補強リブ部を形成し、前記縦枠補強リブ部の上部に前記上枠補強リブ部の端部を連結するに際し、前記コ字形の縦枠補強リブ部の前記上部と前記コ字形の上枠補強リブ部の端部とを一体に組み付けできるように、前記上枠補強リブ部にコ字形に切欠溝部を形成しておき、該コ字形の切欠溝部と、前記縦枠材のコ字形の縦枠補強リブ部を構成する垂直な板部とを嵌合させたとき、コ字形の前記縦枠補強リブ部と前記コ字形の上枠補強リブ部とが一体に結合され、前記縦枠材と前記上枠材とが一体に結合されることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、縦枠材及び上枠材の各々の部材の強度を保持するためにコ字形に形成された縦枠材の縦枠補強リブ部と上枠材の上枠補強リブ部とが組み合わされた状態で結合されることで、縦枠材と上枠材との連結を強固にすることができる。
本発明の請求項2のドア枠は、請求項1に記載のドア枠において、前記垂直に設けられた板部に、前記切欠溝部を嵌合させることで、縦枠材と上枠材とを一体に結合した際、前記縦枠材の長手方向に対して前記上枠材の長手方向が90度のみの角度で結合されるように、前記上枠補強リブ部に前記切欠溝部を形成したことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、縦枠材に対して上枠材を結合するだけで、縦枠材と上枠材とを、これらの長手方向が直交する90度の所定の角度で位置決めされた状態で結合することができる。
本発明の請求項3のドア枠は、請求項1記載のドア枠において、コ字形に形成した上枠補強リブ部は、水平且つ平行に設けられた一対の平行部と、これら平行部を連結する垂直に設けられた垂直部とから構成され、前記コ字形に形成した上枠補強リブ部の形状に対応して、前記一対の平行部と前記垂直部とからなる部位に前記切欠溝部をコ字形に形成し、前記縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた矩形状の前記板部に対して、前記切欠溝部を前記縦枠材の長手方向から嵌合させることにより、前記縦枠材の長手方向に対して前記上枠材の長手方向が90度の角度で組み付けられることを特徴とする。
請求項3の構成によれば、縦枠補強リブ部を構成する垂直な板部に対して、上枠補強リブ部に形成した切欠溝部を差し込んで嵌合させると、それに伴い縦枠材と上枠材との長手方向が、直交する90度の所定の角度で位置決めされた状態で結合される。
本発明の請求項4のドア枠は、請求項3に記載のドア枠において、前記上枠補強リブ部に形成された前記一対の平行部の内の一方は、前記上枠補強リブ部の上部に設けられており、前記縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた前記矩形状の板部が前記一方の平行部に形成された切欠溝部に嵌合されることで、前記上枠補強リブ部の上部を閉塞することを特徴とする。
請求項4の構成によれば、縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた板部により、上枠補強リブ部の上部に形成された切欠溝部が閉塞されるので、切欠溝部の上方からの塵や埃の侵入を防止することができる。
本発明の請求項5のドア枠は、請求項1〜4の何れか1項に記載のドア枠において、前記縦枠材に前記上枠材を組み付けた際、前記縦枠材のコ字形の縦枠補強リブ部と、前記上枠材のコ字形の上枠補強リブ部とは、面接触された状態で結合されることを特徴する。
請求項5の構成によれば、相互に結合される縦枠補強リブ部と上枠補強リブ部との結合部分の当接面積を広く取れるように、いわゆる点接触(点と点との接触)や点と面とが接触するのではなく、縦枠補強リブ部と上枠補強リブ部との面同士を当接させた状態で結合したので、縦枠材と上枠材とを強固に結合することができる。
本発明の請求項1のドア枠によれば、対向して配置された一対の縦枠材と、該縦枠材の上部を一体に連結する上枠材と、前記縦枠材の下部を一体に連結する下枠材とを備え、これら上枠材と一対の縦枠材と下枠材とで囲まれた部位に開閉自在なドアが設けられるドア枠において、前記縦枠材に該縦枠材の長手方向に沿ってコ字形の縦枠補強リブ部を形成すると共に、前記上枠材に該上枠材の長手方向に沿ってコ字形の上枠補強リブ部を形成し、前記縦枠補強リブ部の上部に前記上枠補強リブ部の端部を連結するに際し、前記コ字形の縦枠補強リブ部の前記上部と前記コ字形の上枠補強リブ部の端部とを一体に組み付けできるように、前記上枠補強リブ部にコ字形に切欠溝部を形成しておき、該コ字形の切欠溝部と、前記縦枠材のコ字形の縦枠補強リブ部を構成する垂直な板部とを嵌合させたとき、コ字形の前記縦枠補強リブ部と前記コ字形の上枠補強リブ部とが一体に結合され、前記縦枠材と前記上枠材とが一体に結合されるものであり、コ字形に形成された縦枠材の縦枠補強リブ部と上枠材の上枠補強リブ部とが組み合わされた状態で結合されることで、縦枠材と上枠材との連結部の剛性を強く保つことができる。
本発明の請求項2のドア枠によれば、請求項1の記載において、前記垂直に設けられた板部に、前記切欠溝部を嵌合させることで、縦枠材と上枠材とを一体に結合した際、前記縦枠材の長手方向に対して前記上枠材の長手方向が90度のみの角度で結合されるように、前記上枠補強リブ部に前記切欠溝部を形成したので、縦枠材に上枠材を結合すると、縦枠材と上枠材との位置決めが90度の所定の角度で自動的に簡単に行なうことができる。従って、従来のように角度測定器などを用いて、縦枠材と上枠材の直角出し作業を行なう煩わしい作業を解消することができる。
本発明の請求項3のドア枠によれば、請求項1の記載において、コ字形に形成した上枠補強リブ部は、水平且つ平行に設けられた一対の平行部と、これら平行部を連結する垂直に設けられた垂直部とから構成され、前記コ字形に形成した上枠補強リブ部の形状に対応して、前記一対の平行部と前記垂直部とからなる部位に前記切欠溝部をコ字形に形成し、前記縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた矩形状の前記板部に対して、前記切欠溝部を前記縦枠材の長手方向から嵌合させることにより、前記縦枠材の長手方向に対して前記上枠材の長手方向が90度の角度で組み付けられるので、従来のように角度測定器などを用いて、縦枠材と上枠材の直角出し作業を行なう煩雑な作業を解消することができ、縦枠材と上枠材との位置決めを90度の所定の角度で自動的に簡単に行なうことができる。
本発明の請求項4のドア枠によれば、請求項3の記載において、前記上枠補強リブ部に形成された前記一対の平行部の内の一方は、前記上枠補強リブ部の上部に設けられており、前記縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた前記矩形状の板部が前記一方の平行部に形成された切欠溝部に嵌合されることで、前記上枠補強リブ部の上部を閉塞するので、塵や埃が堆積してしまうことを防止することができる。
本発明の請求項5のドア枠によれば、請求項1〜4の何れか1項の記載において、前記縦枠材に前記上枠材を組み付けた際、前記縦枠材のコ字形の縦枠補強リブ部と、前記上枠材のコ字形の上枠補強リブ部とは、面接触された状態で結合されるので、縦枠補強リブ部と上枠補強リブ部との接触面積を広く採ることができ、縦枠材と上枠材とを強固に結合することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図8に基づき以下に説明する。
図1はドア枠を示す斜視図、図2はドア枠を示す分解斜視図、図3はドア枠にドアを取り付けた状態を示す斜視図、図4は縦枠材と上枠材との要部を示す分解斜視図、図5は縦枠材と上枠材とを連結した状態を示す斜視図、図6はドア枠を示す断面図、図7は縦枠材と上枠材とを一体に組み付けるための工程を示す説明図、図8は縦枠材と上枠材との連結構造の説明図である。
図1〜図3に示すように、本実施例におけるドア枠1は、左右一対の縦枠材2、これらの上部を連結する上枠材3、及び縦枠材2の下部を連結する下枠材4とからなる4つの部材で構成され、これら枠材で囲まれた部位には矩形状の開口部5を有し、この開口部5を開閉するため、開口部5の形状に対応した矩形状のドア6が、一方の縦枠材2に設けたヒンジ部8に回動自在に軸支され取り付けられる。なお、前記上枠材3、縦枠材2の材質は亜鉛メッキ鋼板を採用し、下枠材4の材質はステンレス鋼を採用している。
上枠材3は、図4及び図5に示すように、上方が開口したU字型に形成されており、その両側端には、上枠材3の長手方向に沿ってコ字形の上枠補強リブ部10を有し、これら一対の上枠補強リブ部10は、連結部11によって一体に連結されている。なお、さらに詳しく説明すると、一対の上枠補強リブ部10は相互に離間して設けられており、平行に配設された上側板部12及び下側板部13とを構成し、これらが縦板部14により一体に連結されている。そして、上枠補強リブ部10の各々の端部側には、縦枠材2に形成された後述する差込板部31と嵌合される切欠溝部15が形成されている。
縦枠材2は、図4に示すように、外側が開口しているU字型に形成されており、縦枠材2の左右の両側端には、縦枠材2の長手方向に沿ってコ字形の縦枠補強リブ部20を有し、これら離間して配置された一対の縦枠補強リブ部20は、段差連結部21を介して一体に連結されている。
また、縦枠補強リブ部20には、上枠補強リブ部10に構成される、上側板部12、下側板部13、及び縦板部14からなるコ字形の上枠補強リブ部の端部10Aが当接される外側板部30と、この外側板部30と平行に配設されると共に、前述した上枠補強リブ部10の切欠溝部15に嵌合される差込板部31と、これら外側板部30と差込板部31とを一体に連結する側板部32が構成されており、縦枠材2の段差連結部21の上端部には、上枠材3の連結部11の下面が当接されるようになっており、ドア6を閉じた際に、このドア6の周縁部が段差連結部21に当接されることで、ドア6が所定位置で停止される。
次に、上記構成のドア枠の組み立て工程を図7及び図8により説明する。なお、一方の縦枠材2の上部に設けられたコ字形の縦枠補強リブ部20に対して上枠材3の上枠補強リブ部10を組み付ける作業工程を以下に説明する。
縦枠材2の一方の上部に上枠材3の一方を組み付けるため、縦枠補強リブ部20の垂直に設けられた差込板部31に対し、上枠補強リブ部10の切欠溝部15を上方から嵌合させながら差し込むと、切欠溝部15と差込板部31とが嵌合すると共に、上枠補強リブ部10の垂直に設けられたコ字形の端部10Aが、縦枠補強リブ部20の垂直な外側板部30の内側面に当接されることで位置決めされると共に、縦枠補強リブ部20の垂直な側板部32に上枠補強リブ部10の垂直に設けられた縦板部14が当接され、且つ、縦枠材2の段差連結部21の上部に上枠材3の連結部11の下部が当接されることで、縦枠材2と上枠材3との長手方向の角度が90度の角度で位置決め結合される。続いて、結合した側の反対側に位置する他方の上枠補強リブ部10と、これに対応する縦枠材2の他方の縦枠補強リブ部20とを、前述した工程と同じ作業により結合し、次に、一対の縦枠材2の下部に対し、下枠材4の両端部を図示しない結合手段により結合することでドア枠1が矩形に組み立てられ、ドア枠1が建築物等に組み付けられた後には、縦枠材2に設けたヒンジ部8にドア6が開閉自在に取り付けられる(図3に示した状態)。なお、一対の縦枠材2、上枠材3、及び下枠材4を一体に結合した際、一層連結を強固にするため、これらの連結部を熔接により固着しても良いことは言うまでもない。
また、図6を参照しながらドア枠についてさらに説明する。例えば、一方の縦枠材2に対して上枠材3の一方端を連結した際には、上枠材3の他方端側(図6に示す右側)は、上枠材3の自重により差込板部31と切欠溝部15の下端との接合部の位置を支点Fとして、図6に示す矢印方向に上枠材3が回転しようとする力が働くが、作用点となる縦枠補強リブ部20の内側の端部10Aが、上枠材3が回転しないように、縦枠材の垂直状の側板部32に対し、同じく垂直状の縦枠補強リブ部20の外側板部30の内側面に当接されているので、縦枠材2の長手方向と同方向(図6に示す上方向)のみに取り外そうとしなければ、上枠材3は縦枠材2から取り外しできない。つまり、作用点となる上枠材3の端部10Aが回転しないように保持されているので、縦枠材2に対して上枠材3が外れてしまうことがないよう保持(固定)することができる。
また、コ字形に形成された平板状の板部(外側板部30、差込板部31、側板部32)からなる縦枠補強リブ部20と、コ字形に形成された平板状の板部(上側板部12、下側板部13、縦板部14)からなる上枠補強リブ部10とは、これら補強リブ部10,20を構成する何れかの板部(本実施例では、側板部32と縦板部14)が面接触して重なった状態で、さらに、縦枠補強リブ部20と上枠補強リブ部10とのコ字形の部位が同じ向きにならないように直交した状態で結合される。
つまり、図8の(a)に示すように、薄板状の部材からなる縦枠補強リブ部20と上枠補強リブ部10とのそれぞれのコ字形の構造だけでは、図8の(a)の矢印方向に力が加えられたりすると、各補強リブ部10,20は、図8の(a)に示す矢印方向に撓んでしまい易いが、図8の(b)に示すように、縦枠補強リブ部20と上枠補強リブ部10との向きが同一にならないよう直交するように配置して一体化することで、補強リブ部10,20の撓みを抑えることが可能となり、縦枠補強リブ部20と上枠補強リブ部10とを結合した連結部の剛性を強固にすることが可能となる。
以上のように、本実施例におけるドア枠1によれば、縦枠材2にこの縦枠材2の長手方向に沿ってコ字形の縦枠補強リブ部20を形成すると共に、上枠材3にこの上枠材3の長手方向に沿ってコ字形の上枠補強リブ部10を形成し、縦枠補強リブ部20の上部に上枠補強リブ部10の端部10Aを連結するに際し、コ字形の縦枠補強リブ部20の上部とコ字形の上枠補強リブ部10の端部10Aとを一体に組み付けできるように、上枠補強リブ部10にコ字形に切欠溝部15を形成しておき、このコ字形の切欠溝部15と、縦枠材2のコ字形の縦枠補強リブ部20を構成する垂直な差込板部31とを嵌合させたとき、コ字形の縦枠補強リブ部20とコ字形の上枠補強リブ部10とが一体に結合されることで、縦枠材2と上枠材3とが一体に結合される。これにより、コ字形に形成された縦枠材2の縦枠補強リブ部20と上枠材3の上枠補強リブ部10との各々に有するコ字形のリブ部が相互に組み合わされ結合されるので、縦枠材2と上枠材3との連結部の剛性を強く保つことができる。
さらに、垂直に設けられた差込板部31に、切欠溝部15を嵌合させることで、縦枠材2と上枠材3とを一体に結合した際、縦枠材2の長手方向に対して上枠材3の長手方向が90度のみの角度で結合されるように、上枠補強リブ部10に切欠溝部15を形成したので、縦枠材2に上枠材3を結合すると、縦枠材2と上枠材3との位置決めが90度の所定の角度で自動的に簡単に行なうことができる。従って、従来のように角度測定器などを用いて、縦枠材2と上枠材3の直角出し作業を行なう煩わしい作業を解消することができる。
また、コ字形に形成した上枠補強リブ部10は、水平且つ平行に設けられた一対の上側板部12と下側板部13とからなる平行部と、これら上側板部12と下側板部13を連結する垂直に設けられた垂直部たる縦板部14とから構成され、コ字形に形成した上枠補強リブ部10の形状に対応して、一対の平行部(上側板部12と下側板部13)と縦板部14とからなる部位に切欠溝部15をコ字形に形成し、縦枠補強リブ部20を構成する垂直に設けられた矩形状の差込板部31に対して、切欠溝部15を縦枠材2の長手方向の上方から下方に差し込んで嵌合させるだけで、縦枠材2の長手方向に対して上枠材3の長手方向が90度の角度で組み付けられるので、従来のように角度測定器などを用いて、縦枠材2と上枠材3の直角出し作業を行なう煩雑な作業を解消することができ、これら縦枠材2と上枠材3との直角を出すための位置決め及び固定を90度の所定の角度で自動的に簡単に行なうことができる。
さらに、上枠補強リブ部10に形成された一対の平行部の内の一方、すなわち、上側板部12は、上枠補強リブ部10の上部に設けられており、縦枠補強リブ部20を構成する垂直に設けられた差込板部31が上側板部12に形成された切欠溝部15に嵌合されることで、上枠補強リブ部10の上部を閉塞するので、切欠溝部15から塵や埃が侵入してしまい堆積してしまうことを防止することができる。
さらに、縦枠材2に上枠材3を組み付けた際、縦枠材2のコ字形の縦枠補強リブ部20と、上枠材3のコ字形の上枠補強リブ部10とは、面接触された状態で結合されるので、縦枠補強リブ部20と上枠補強リブ部10との接触面積を広く採ることができる。よって、従来のように、縦枠材2と上枠材3とを固着するに際し、これら薄板状の枠材の縁部同士を熔接で固着する際には、連結を強固に行うことが困難ではあるが、縦枠材と上枠材とが面接触するので、これら連結部の強度を向上することが可能となる。
以上、本発明の一実施例を詳述したが、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施することも可能である。また、上枠材3及び縦枠材4は、平板状の部材を折り曲げて成形したものであり、各々の折り曲げ部の角度は、図4に示すように、全て直角(90度)に折り曲げ加工されているものである。
本発明の一例のドア枠を示す斜視図である。 同上、ドア枠を示す分解斜視図である。 同上、ドア枠にドアを取り付けた状態を示す斜視図である。 同上、縦枠材と上枠材との要部を示す分解斜視図である。 同上、縦枠材と上枠材とを連結した状態を示す斜視図である。 同上、ドア枠を示す断面図である。 同上、縦枠材と上枠材とを一体に組み付けるための工程を示す説明図である。 同上、縦枠材と上枠材との連結構造の説明図である。 従来から用いられている縦枠材と横枠材とを接合した状態を示す斜視図である。 従来から用いられている縦枠材と横枠材とを示す説明図である。
符号の説明
1 ドア枠
2 縦枠材
3 上枠材
4 下枠材
6 ドア
10 上枠補強リブ部
10A 端部
12 上側板部(平行部)
13 下側板部(平行部)
14 縦板部(垂直部)
15 切欠溝部
20 縦枠補強リブ部
31 差込板部(板部)

Claims (5)

  1. 対向して配置された一対の縦枠材と、該縦枠材の上部を一体に連結する上枠材と、前記縦枠材の下部を一体に連結する下枠材とを備え、これら上枠材と一対の縦枠材と下枠材とで囲まれた部位に開閉自在なドアが設けられるドア枠において、前記縦枠材に該縦枠材の長手方向に沿ってコ字形の縦枠補強リブ部を形成すると共に、前記上枠材に該上枠材の長手方向に沿ってコ字形の上枠補強リブ部を形成し、前記縦枠補強リブ部の上部に前記上枠補強リブ部の端部を連結するに際し、前記コ字形の縦枠補強リブ部の前記上部と前記コ字形の上枠補強リブ部の端部とを一体に組み付けできるように、前記上枠補強リブ部にコ字形に切欠溝部を形成しておき、該コ字形の切欠溝部と、前記縦枠材のコ字形の縦枠補強リブ部を構成する垂直な板部とを嵌合させたとき、コ字形の前記縦枠補強リブ部と前記コ字形の上枠補強リブ部とが一体に結合され、前記縦枠材と前記上枠材とが一体に結合されることを特徴とするドア枠。
  2. 前記垂直に設けられた板部に、前記切欠溝部を嵌合させることで、縦枠材と上枠材とを一体に結合した際、前記縦枠材の長手方向に対して前記上枠材の長手方向が90度のみの角度で結合されるように、前記上枠補強リブ部に前記切欠溝部を形成したことを特徴とする請求項1記載のドア枠。
  3. コ字形に形成した上枠補強リブ部は、水平且つ平行に設けられた一対の平行部と、これら平行部を連結する垂直に設けられた垂直部とから構成され、前記コ字形に形成した上枠補強リブ部の形状に対応して、前記一対の平行部と前記垂直部とからなる部位に前記切欠溝部をコ字形に形成し、前記縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた矩形状の前記板部に対して、前記切欠溝部を前記縦枠材の長手方向から嵌合させることにより、前記縦枠材の長手方向に対して前記上枠材の長手方向が90度の角度で組み付けられることを特徴とする請求項1記載のドア枠。
  4. 前記上枠補強リブ部に形成された前記一対の平行部の内の一方は、前記上枠補強リブ部の上部に設けられており、前記縦枠補強リブ部を構成する垂直に設けられた前記矩形状の板部が前記一方の平行部に形成された切欠溝部に嵌合されることで、前記上枠補強リブ部の上部を閉塞することを特徴とする請求項3記載のドア枠。
  5. 前記縦枠材に前記上枠材を組み付けた際、前記縦枠材のコ字形の縦枠補強リブ部と、前記上枠材のコ字形の上枠補強リブ部とは、面接触された状態で結合されることを特徴する請求項1〜4の何れか1項に記載のドア枠。
JP2007096283A 2007-04-02 2007-04-02 ドア枠 Pending JP2008255589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007096283A JP2008255589A (ja) 2007-04-02 2007-04-02 ドア枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007096283A JP2008255589A (ja) 2007-04-02 2007-04-02 ドア枠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008255589A true JP2008255589A (ja) 2008-10-23

Family

ID=39979444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007096283A Pending JP2008255589A (ja) 2007-04-02 2007-04-02 ドア枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008255589A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016069135A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社日立製作所 エレベーター装置の三方枠、それを用いたエレベーター装置及びエレベーター装置の三方枠の組立方法
WO2021112186A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 文化シヤッター株式会社 建具枠
WO2023084551A3 (de) * 2021-11-11 2023-08-03 Ninz Spa Metallischer rahmen für das metallische türblatt einer tür

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50146335U (ja) * 1974-05-21 1975-12-04
JPS58123182U (ja) * 1982-02-16 1983-08-22 立山アルミニウム工業株式会社 室内建具
JPH0635574U (ja) * 1992-10-09 1994-05-13 鋼鈑建材株式会社 枠体の組立構造
JPH09291591A (ja) * 1996-02-26 1997-11-11 Nkk Corp 柱梁ブレース接続金物およびこれを用いた柱梁ブレース 接合構造
JPH09310560A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Takashimaya Kosakusho:Kk 防火戸
JP2005232860A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Sekisui Chem Co Ltd 防火戸用の戸枠と、この戸枠を使用した防火戸

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50146335U (ja) * 1974-05-21 1975-12-04
JPS58123182U (ja) * 1982-02-16 1983-08-22 立山アルミニウム工業株式会社 室内建具
JPH0635574U (ja) * 1992-10-09 1994-05-13 鋼鈑建材株式会社 枠体の組立構造
JPH09291591A (ja) * 1996-02-26 1997-11-11 Nkk Corp 柱梁ブレース接続金物およびこれを用いた柱梁ブレース 接合構造
JPH09310560A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Takashimaya Kosakusho:Kk 防火戸
JP2005232860A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Sekisui Chem Co Ltd 防火戸用の戸枠と、この戸枠を使用した防火戸

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016069135A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社日立製作所 エレベーター装置の三方枠、それを用いたエレベーター装置及びエレベーター装置の三方枠の組立方法
WO2021112186A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 文化シヤッター株式会社 建具枠
WO2023084551A3 (de) * 2021-11-11 2023-08-03 Ninz Spa Metallischer rahmen für das metallische türblatt einer tür

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101611549B1 (ko) 조립식 방화문
JP5386375B2 (ja) 車両シートのシート構造を形成する組立方法及びシート構造
JP3480119B2 (ja) 電子機器筐体
JP2008255589A (ja) ドア枠
JP2007202992A (ja) 遊技盤の前面扉
JP2010281154A (ja) ドア
JP6466738B2 (ja) 建具
JP2010189872A (ja) 扉枠およびその施工方法
JP6267062B2 (ja) 建物用付帯構造物およびユニット建物
KR102309623B1 (ko) 하나의 연결브라켓으로 프레임바를 다방향으로 상호 연결하여 조립할 수 있는 다방향 연결브라켓
JP4326926B2 (ja) 梁受け金物
JP2004031969A (ja) 電子機器筐体
JP2007262658A (ja) 帯板状の筋交いの接合構造、耐力壁パネル
JP2008100545A (ja) 車両用ドア
JP5323606B2 (ja) 木造建物におけるパイプ状のほぞ材を用いた軸組材の接合装置
JP2002266438A (ja) ボックス形鋼製建材の接合構造
JP2010084419A (ja) 無目の枠構造
JP2006027553A (ja) ドアヒンジ装置及びその製造方法
JP2002004634A (ja) 制震構造及び制震装置
JP2008192698A (ja) 電気機器収納用箱体パネル
JP4793998B2 (ja) フレーム
JP2992249B2 (ja) 格子の取付構造
JP2007282510A (ja) シート止め材のジョイント部材
JP6288961B2 (ja) 建具枠接続構造及び該構造の組立方法
JP2001227203A (ja) フェンス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130108