JP2010084419A - 無目の枠構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】無目を構成する枠部材を互いに組み合わせることにより、溶接や結合材及び道具などを使用せずに無目の容易な組み立てを可能にする。
【解決手段】躯体に形成される出入り口用の開口部の上部を目隠しする如く、戸先,戸尻の竪枠に取付けられる無目の枠構造において、上記開口部の左右方向に延長する水平板を有する横枠と、上記横枠の左,右両端部を保持する如く、互いに対向するように設けられる縦保持枠とにより形成され、各縦保持枠は、幅方向の両端縁から縦保持枠の互いに対向する方向に突出するとともに上記水平板の端部に交差する側片を備え、この側片の端縁と横枠の水平板の端部との交差部位のいずれか一方又は両方に水平方向に延長するスリットを設け、このスリットによる側片の端縁と水平板の端部との嵌め合いにより組み付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物や室内などの出入口空間の上部に設けられる無目の枠構造に関する。
従来、例えば建物や室内の出入口に設置される扉体の上部空間に取り付けられる無目の枠構造は、一般に特許文献1のように知られ用いられている。図18に示すように、無目は、横枠と横枠の両端を保持する左,右一対の保持枠とによって構成される枠構造と、それを覆い隠すように取り付けられる化粧板とにより構成される。
特開2007−186977号公報
しかしながら、無目1は、基本構成が枠組み構造にもかかわらず、各横枠40,60,80と互いに対向する左,右の縦保持枠20,20が相互に支持結合するための構造を有しておらず、互いの部材を特定した位置に定めることができないために溶接時の作業性も悪く、組み立て後の品質にバラツキが生じていた。
従来の方法で組み立てられる無目の枠組みは、溶接して組み立てした後に塗装が施される。しかし近年、無目は、化粧板が形成される素材の化粧面にデザインや塗装などの加工処理が施された素材が使用され、化粧済みの素材の使用を求める需要の増加とともに素材の多様化が進んでいる。そのため、従来の組み立て方法のように化粧板に対して横枠と保持枠とを直接溶接すると、化粧面の表面に溶接痕ができてしまい製品としての価値が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するため、無目を構成する枠部材が互いに組み合うことにより、溶接や結合材及び特別な冶具などを使用せずに組み立てが可能となる無目の枠構造を提供する。
本発明に係る第一の形態として、躯体に形成される出入り口用の開口部の上部を目隠しする如く、戸先,戸尻の竪枠に取り付けられる無目の枠構造において、開口部の左右方向に延長する水平板(61,81)を有する横枠(60,80)と、横枠(60,80)の左,右両端部(64,84)を保持する如く、互いに対向するように設けられる縦保持枠(20,20)とにより形成され、各縦保持枠(20,20)は、幅方向の両端縁部(34,34)から縦保持枠(20,20)の互いに対向する方向に突出するとともに水平板(61,81)の端部(64,84)に交差する側片(21,21)を備え、この側片(21,21)の端縁(31,31)と横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)との交差部位のいずれか一方又は両方に水平方向に延長するスリット(26,27,87)を設け、このスリット(26,27,87)による側片(21,21)の端縁(31,31)と水平板(61,81)の端部(64,84)との嵌め合いにより組み付ける。
本形態によれば、各縦保持枠(20,20)の幅方向の両端縁部(34,34)から縦保持枠(20,20)の互いに対向する方向に突出し、横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)に交差する側片(21,21)の端縁(31,31)と横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)との交差部位のいずれか一方又は両方に水平方向に延長するスリット(26,27,87)を設けたことにより、縦保持枠(20,20)と横枠(60,80)とが交差するようにスリット(26,27,87)に挿入されることで横枠(60,80)と縦保持枠(20,20)とが互いを支持して位置を定めることができるため、作業性が向上し組み立て後の品質を均一にして製品としての価値を向上させることができる。
本発明に係る他の形態として、左,右の縦保持枠(20,20)の側片(21,21)の端縁(31,31)にスリット(26,27)を設け、このスリット(26,27)には、横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)を挿入する。
本形態によれば、横枠(60,80)と縦保持枠(20,20)とは、左,右の縦保持枠(20,20)の側片(21,21)の端縁(31,31)に設けられたスリット(26,27)に横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)が交差するように挿入されることにより、縦保持枠(20,20)に対して水平板(61,81)がスリット(26,27)の厚さ方向への動きを拘束し、横枠(60,80)と縦保持枠(20,20)との位置決めが互いになされる。
本発明に係る他の形態として、横枠(60,80)の水平板(61,81)の幅方向両縁部(63,83)に折曲片(62,82)を設け、縦保持枠(20,20)の側片(21,21)のスリット(26,27)に横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)を挿入したときに、側片(21,21)の外面側と折曲片(62,82)の内面側が当接するようにした。
本形態によれば、縦保持枠(20,20)の側片(21,21)のスリット(26,27)に横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)を挿入することにより、横枠(60,80)がスリット(26,27)の厚さ方向への動きを拘束し、縦保持枠(20,20)の側片(21,21)の外面側と折曲片(62,82)の内面側が当接することにより横枠(60,80)の幅方向の動きを拘束し、縦保持枠(20,20)と横枠(60,80)とを不動に組み付けることができる。
本発明に係る他の形態として、縦保持枠(20,20)のスリット(26,27)の挿入口側には、挿入口側が開口するように切り欠き部(39)を設けるようにした。
本形態によれば、縦保持枠(20,20)の切り欠き部(39)がスリット(26,27)よりも大きく開口するため横枠(60,80)の挿入が容易となる。
本発明に係る他の形態として、横枠(260,280)の水平板(261,281)の左,右端部(264,284)に舌片(266,286)を形成し、この舌片(266,286)が縦保持枠(220,220)に形成したスリット(226,227)を貫通して折曲される。
本形態によれば、横枠(260,280)の水平板(261,281)の端部(264,284)に舌片(266,286)を形成し、縦保持枠(220,220)に形成したスリット(226,227)に舌片(266,286)を貫通させ折曲することにより横枠(260,280)と縦保持枠(220,220)とを組み付け、固定具などを使用することなく互いを固定することができる。
本発明に係る他の形態として、竪枠(2)にも、縦保持枠(220,220)のスリット(226,227)と同位置にスリット(228,229)を形成し、このスリット(228,229)に縦保持枠(220,220)に貫通した舌片(266,286)を竪枠(2)のスリット(226,227,228,229)にも貫入して舌片(266,286)を折曲して、竪枠(2)に取り付ける。
本形態によれば、縦保持枠(220,220)の側片(21,21)とともに竪枠(2)の側板(17)にもスリット(228,229)を形成したことにより横枠(260,280)の水平板(261,281)に形成された舌片(266,286)が縦保持枠(220,220)と竪枠(2)のスリット(228,229)を貫通して、縦保持枠(220,220)と横枠(260,280)を組み付けるとともに竪枠(2)とも同時に固定具を用いることなく組み付けることができる。
本発明に係る他の形態として、横枠(60,80)の折曲片(62,82)の外面に化粧板(100,110)を取り付ける。
本形態によれば、化粧板(100,110)によって縦保持枠(20,20)と横枠(60,80)とが組み付けられる無目の枠構造を目隠しすることで、枠構造の外観を向上させることできる。
本発明に係る他の形態として、横枠(80)に、戸車走行用のレールを取り付けるための支持板(90)を設けた。
本形態によれば、横枠(80)に支持板(90)を設けたことにより、支持板(90)に戸車走行用のレールなど扉を開閉するための機構を取り付けることができる。
本発明に係る他の形態として、縦保持枠(20,20)を下方向に長く設定して、これを躯体取り付け用の竪枠として用いるようにした。
本形態によれば、縦保持枠(20,20)を延長し躯体取り付け用の竪枠の長さ及び機能を持たせることにより、縦保持枠(20,20)を竪枠として使用することができ、竪枠と無目を構成する部材を削減することができる。
本発明に係る他の形態として、縦保持枠(20,20)の下方向に長く設定した部位を折り畳み自在にした。
本形態によれば、縦保持枠(20,20)の延長部を折り畳み可能にしたことにより、無目が工場で生産された後の運搬などの持ち運びを容易にすることができる。
本発明に係る他の形態として、左,右の縦保持枠(20,20)の側片(21,21)に交差する横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)にスリット(87)を形成した。
本形態によれば、横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)にスリット(87)を形成したことにより、水平板(61,81)のスリット(87)に縦保持枠(20,20)の側片(21,21)が交差するように挿入され、縦保持枠(20,20)の側片(21,21)に対する横枠(60,80)の左右方向への動きを拘束して位置決めすることができる。
本発明に係る他の形態として、左,右の縦保持枠(20,20)の側片(21,21)と,この側片(21,21)に交差する横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)との両方にスリット(26,27,87)を形成した。
本形態によれば、左,右の縦保持枠(20,20)の側片(21,21)とこの側片(21,21)に交差する横枠(60,80)の水平板(61,81)の端部(64,84)の両方にスリット(26,27,87)を形成したことにより、スリット(26,27,87)を互いに交差挿入することができる。縦保持枠(20,20)の側片(21,21)に設けられたスリットは横枠(60,80)の水平板(61,81)の上下方向の動きを拘束して位置決めし、横枠(60,80)に設けられたスリット(26,27,87)は水平板(61,81)の左右方向の動きを拘束して位置決めするため、縦保持枠(20,20)と横枠(60,80)とが挿入方向以外に動くことなく組み付けられる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴のすべてを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
実施の形態1
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の第1の実施形態に係る無目1の概略を図1に示す。
図1は、枠構造体によって構成される無目1と、無目1と組み付く戸先,戸尻一対の竪枠2により立設され、無目1に設置される上吊り式引戸装置に取り付けられた扉体3と、戸袋パネル4とからなる出入口の全体図である。
例えば無目1は、建物において部屋と部屋、あるいは通路と部屋さらには外部からの出入口など連続する空間を出入り可能に仕切るために扉体3とともに設けられ、躯体5としての壁と、床6及び天井7との間に設けられた開口空間の上部空間を目隠しする如く竪枠2に取り付けられ設置される。
図2は、本発明に係る無目1の構成を示す。
無目1は、水平に延長する上横枠40と、中横枠60と、下横枠80からなる複数の横枠と、左,右一対の縦保持枠20,20と、化粧板100と、化粧板110と、点検カバー120とにより構成される。
縦保持枠20,20の側片21,21に設けられたスリット26,27に中横枠60と下横枠80の両端部64,64及び84,84が挿入され、上横枠40の両端部44が縦保持枠20の切り欠き25に嵌め込まれ、枠部材の組み付け後に化粧板100と化粧板110とが取り付けられる。
図3は、縦保持枠20と各横枠40,60,80の組み付けの対応を示す斜視図である。
以下、図2及び図3を用いて上横枠40,中横枠60,下横枠80と縦保持枠20,20の構成について説明する。なお、縦保持枠20,20は、上記各横枠40,60,80を挟んで対向する左右対称な形状を呈しているので片側を代表して説明する。
一方の縦保持枠20は、幅方向の両端縁部34,34から縦保持枠20の互いに対向する方向に突出する側片21,21と、側板45とが板金などにより折曲されて凸状に形成される。
側板45は、中央板24の両端に同一方向に直角に曲げられた片23,23と、前記片23,23に対して互いに直角に折り曲げた片22,22とからなり、片22,22の両端縁に上記側片21,21が形成される。
側片21には、上端に切り欠き25が形成され、中央、下方にスリット26,27が形成され、さらに一方の側片21の下方に開口部30と取付孔29とが設けられる。
切り欠き25は、上横枠40の水平板41の厚さ分だけ上端面全面が低くなるように側片21に設けられる。
スリット27は、側片21,21の長手方向に対して直交するように延長し水平板81が挿入可能な厚みの切り込みとして設けられる(図15(a))。
スリット27は、下横枠80の水平板81がスリット27,27に挿入されたときに後述する下横枠80に取り付けられた支持板90の受け片93の位置が、縦保持枠20の下端面とほぼ等しくなる位置に設けられる。
スリット26は、スリット27と同様に、側片21の長手方向に対して直交するように延長し、水平板61が挿入可能な厚みの切り込みとして側片21に設けられる(図15(a))。
なお、スリット26,27は、図15(b)に示す側片21の端縁31近傍の挿入口に切り欠き部39のように切り欠きを形成しても良く、このように面取り加工のような処理を施すことにより横枠60,80の挿入が容易になる。
開口部30は、側片21の一方に形成され、側片21と連続する片22まで開口を広げ、側片21の下端とスリット27との間に形成される。
取付孔29は、側片21の下端に設けられ、点検カバー120を固定するねじ孔である。
側板45には、後述の竪枠2との取り付けに用いる複数の結合孔28が縦方向に設けられる。結合孔28に対応して図外の組付ナットが溶接などの方法により固定される(図6)。
他方の縦保持枠20と対の縦保持枠20も同様にスリットなどが形成される。なお、縦保持枠20に設けたスリットや切り欠きの形状、形成位置やスリットの奥行きなどは上記の限りでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
左,右の縦保持枠20,20に組み付けられる上横枠40と中横枠60と下横枠80とは同じ長さに成形される。
上横枠40は、板材を折曲し水平板41の縁部43,43より下方に折曲片42,42を折曲して形成される。
中横枠60は、板材を折曲し水平板61の縁部63,63より下方に折曲片62,62を折曲して形成される。
下横枠80は、板材を折曲し水平板81の縁部83,83より上方に折曲片82,82を折曲して形成される。下横枠80の水平板81の下面中央には下部方向に突出する支持板90が取り付けられる。
支持板90は、図3に示すように下横枠80の長さよりもやや短く設定され、板材をレール取付板91と接合片92と受け片93とに折曲してコ字状に形成される。
なお、各横枠40,60,80の断面形状及び厚みなどは適宜変更しても良く、縦保持枠20との組み付けが可能であれば良い。
図3及び図4を用いて縦保持枠20,20と上横枠40,中横枠60,下横枠80との組み付けについて説明する。図4は、縦保持枠20と各横枠40,60,80の組み付けの対応を示す図3の側面図である。なお、上記枠部材の構成を説明したときと同様に、片側を代表として説明する。
上横枠40の水平板41の下面(下面とは折曲片42の向く面)が、縦保持枠20の側片21,21の上端部に設けられた切り欠き25,25に当接し、上横枠40の水平板41の端部44と縦保持枠20の片22とが当接するように組み付けられる。それとともに、上横枠40の折曲片42,42の内面側と、縦保持枠20の側片21,21の外面側とが当接し、上横枠40の折曲片42,42により縦保持枠20の側片21,21の外面側を挟持するように組み付けられる(図4(a))。
中横枠60の水平板61の端部64は、縦保持枠20の側片21の端縁31に対し交差するように組み付けられる。この場合、この交差部位の側片21の端縁31にスリット26,26が形成される。
中横枠60の水平板61の端部64は、折曲片62,62の内面側を縦保持枠20の側片21,21の外面側に当接させつつ、水平板61の端部64が縦保持枠20の片22に当接するまで縦保持枠20の側片21の端縁31に形成されたスリット26,26に挿入され、縦保持枠20に組み付けられる(図4(b))。
下横枠80の水平板81の端部84は、縦保持枠20の側片21の端縁31に対し交差するように組み付けられる。この場合、この交差部位の側片21の端縁31にスリット27,27が形成される。
下横枠80の水平板81の端部84は、折曲片82,82の内面側を縦保持枠20の側片21,21の外面側に当接させつつ、水平板81の端部84が縦保持枠20の片22に当接するまで縦保持枠20の側片21の端縁31に形成されたスリット27,27に挿入され、縦保持枠20に組み付けられる(図4(c))。
上記組み付けと同様に、他方の縦保持枠20と各横枠40,60,80の他端とが組み付けられる。
上記に示したように縦保持枠20,20と、中横枠60,下横枠80とがスリット26,27を介してT字状を形成するように組み付けられることにより、図5に示すように1つの枠構造体10を形成することができる。
本実施例においてスリット26,27は図15(a)に示すような形状を用いたが、例えば図16に示すように中横枠60及び下横枠80の水平板61,81にスリット87,87を形成し、縦保持枠20の側片21,21に対してスリット87,87を介して水平板61,81を交差させるように組み付けても良い。つまり、中横枠60の水平板61の端部64が、縦保持枠20の側片21の端縁31に対し交差するように組み付けられる。この場合には、交差部位の水平板61の端部64にスリット87,87が形成される。
横枠60,80の水平板61,81にスリット87,87を形成した場合には、縦保持枠20の側片21への挿入において側片21の長手方向への位置を拘束する機能がないため、図16中に示すように突起35を片22に設ければ良い。突起35は、横枠60,80を側片21に挿入したときに横枠60,80の端部64,84とが当接する片22,22に設け、中横枠60の水平板61の下面や下横枠80の水平板81の下面が当接する。
また、図示しないが突起35は、側片21の内面側や外面側に設けて中横枠60と下横枠80の水平板61,81または折曲片62,82を当接させて支持するようにしても良い。なお、突起35は、縦保持枠20の片22もしくは側片21の一部を局所的にプレス変形、加工を施して形成すれば良い。
また、他のスリット26,27の形態としては、図17に示すように縦保持枠20の側片21と、横枠60,80の水平板61,81との両方に設けても良い。つまり、例えば中横枠60の水平板61の端部64は、縦保持枠20の側片21の端縁31に対し交差している。この場合、この交差部位の側片21の端縁31にスリット26,26が形成され、水平板61の端部64にもスリット87,87が形成される。
このとき、本実施の形態のスリット26,27のように側片21の横断面すべてにスリット26,27を設けるのではなく、例えば図17に示すようにスリット26,27を側片21の断面の途中まで設け、各横枠60,80の水平板61,81にスリット67,87を設けて縦保持枠20と各横枠60,80の水平板61,81とが互いのスリットを介して交差するように組み付けても良い。つまり、スリット26に対してスリット67、スリット27に対してスリット87とが互いに交差し挿入され、横枠60,80の端部64,84とが縦保持枠20の片22に当接するようにスリット26,27,87,87を設ければ良い。
なお、枠構造体の横枠の数は上記数量にこだわらず、枠構造体の強度や使用の目的に合致するように変更しても良い。またそのときには上記縦保持枠に設けた切り欠きやスリットを必要な数量設ければ良い。
図5は、上記方法により組み合わされた枠構造体10と無目1とを示す。なお、適宜図2を用いて構成を説明する。
組み付けが完了した枠構造体10は、化粧板100と化粧板110とが取り付けられる。
化粧板100は、各横枠40,60,80の長手方向の長さとほぼ同じ幅と、上横枠40の水平板41の外側面から下横枠80の支持板90の受け片93が隠れるまでの高さを有し、上引掛部101と下引掛部103と目隠し板102とから形成される。
上引掛部101は、化粧板100の高さ方向の上端に目隠し板102に対して直角に折曲形成される(図2)。
下引掛部103は、上引掛部101の下端に上引掛部101と同じ向きに折曲形成される。枠構造体10に取り付けたときに下横枠80の受け片93がちょうど収まるような折シロを形成しながら上引掛部101に向けて折り曲げられ、ほぼコ字状に折曲形成される(図2)。
化粧板100は、図6(c)に示すように枠構造体10に対して下引掛部103を下横枠80の備える支持板90の受け片93に被せるように引掛け、上引掛部101を上横枠40の水平板41に引掛けることにより取り付けられる。このときに、化粧板100は、各横枠40,60,80の各折曲片42,62,82に両面テープなどの粘着物を用いて目隠し板102の化粧面の裏面側で固定される。
化粧板110は、各横枠40,60,80の長手方向の長さとほぼ等しい幅と、上横枠40の水平板41の外側面から下横枠80の水平板81が隠れるまでの高さを有し、上引掛部111と下引掛部113と目隠し板112とが形成される。
上引掛部111と下引掛部113とは、目隠し板112の高さ方向の上端と下端とを、化粧面とは逆向きにほぼ直角にそれぞれ折曲形成される。
目隠し板112は、化粧板110とほぼ同じ大きさを呈する。
化粧板110は、下引掛部113を下横枠80の水平板81に引掛け、上引掛部111を上横枠40の水平板41に引掛けることにより取り付けられる。化粧板100と同様に、各横枠40,60,80に形成された折曲片42,62,82に両面テープなどの粘着物を用いて目隠し板112の化粧面の裏面側で固定する。
このように、本発明によれば、無目1は道具を用いることなく組み立てをすることが可能となる。
図6は、無目1と竪枠2,2との結合を示す。組み立てられた無目1は、竪枠2,2と組み付けられる。
竪枠2は、縦保持枠20の側板45と対向する凹状の側板17の幅方向の両端縁から突出する側片11,11と、側片11,11から対向するように突出する折り返し片16とが板金などにより折曲されて形成される。
竪枠2と無目1は、竪枠2の取付孔15と無目1の縦保持枠20の結合孔28とを一致させ、組付ボルト33が取付孔15、結合孔28の順に貫通し側板45の中央板24に設けられた組付ナット32に螺入することにより固定される。
図7は、組み付けられた無目1と竪枠2の立設を示し、図8は、躯体5に立設された無目1と竪枠2の正面図及びリニア方式の片開きの上吊り式自動扉装置150を無目1の下横枠80の支持板90に適用した例を示している。
組み付けられた無目1と竪枠2は、図7に示すように引き起こされて、躯体5に設けられた空間に立設される。
竪枠2と無目1は、竪枠2の備える固定用アンカー130を介して躯体5にあらかじめ用意された躯体アンカー140と溶接などにより結合される。固定用アンカー130は、溶接可能な板状の金属プレートで、竪枠2の側板17と折り返し片16の間の空間に位置し、側板17にあらかじめ溶接などで固定される。固定用アンカー130の設置位置と対応するように躯体5には躯体アンカー140が設けられる。
図9は、図8中のK1−K1の断面図を示す。以下、図8と図9を用いて説明する。
図8のように躯体5に対して竪枠2とともに固定された無目1は、無目1の下方空間を開閉するための扉体3を取り付けるレールや、戸袋用の戸袋パネル4などが取り付けられる。
本実施の形態では、片開きの上吊り式自動扉装置150を取り付けた例を示す。
片開きの上吊り式自動扉装置150は、扉の自動開閉を可能にするリニア方式により構成される。リニア方式は、ハンガーレール151と電磁石レール152と永久磁石153とコントローラ154によって構成される。
ハンガーレール151は、下横枠80の支持板90にスペーサ156を介して固定ボルト157によって取り付けられる。ハンガーレール151の上部には、電磁石レール152が取り付けられ、下端にはガイドレール155が形成される。
電磁石レール152は、扉体3を自動開閉するための駆動部で永久磁石153と対をなすことで扉体3の開閉を可能にする。永久磁石153は、扉上部に取り付けられる上吊り機構160に設けられる。扉の上吊り機構160は、上記ガイドレール155上を転動する戸車158と、戸車158の回転を支える戸車軸159に取り付けられた扉の吊下げステー161と前記永久磁石153を取り付ける結合ステー162とからなる。扉の吊下げステー161はL字状の金属ステーで一端が戸車軸159に固定され、他端は戸車158よりも下方に延長し扉体3が取り付けられる。同様に、結合ステー162は、L字状の金属ステーで一端が戸車軸159に固定され、他端は戸車158よりも上方に延長し永久磁石153が取り付けられる。上吊り機構160は、扉体3の上部に取り付けられて、戸車158とともに扉体3は、ガイドレール155に掛けられる。
このとき、永久磁石153と電磁石レール152とは、適度な距離離隔される。
図10は、図8中のK2−K2の断面図を示す。以下、図8と図10を用いて説明する。
本実施の形態では扉体3は片開きのため、出入口の開放時に扉体3が収納される戸袋部170が無目1に設置される。戸袋部170には、例えば室内側と通路側の両方に戸袋パネル4,4が設けられる。戸袋パネル4は、出入口の開放時に扉体3が隠れる大きさのパネルで、無目1と扉が開閉しない側の竪枠2と床6に囲まれた空間に設けられる。戸袋パネル4は、無目1の下端部に取り付けられる。化粧板100側に設けられる戸袋パネル4は、化粧板100の折曲した下部を貫通し支持板90の受け片93に戸袋パネル4の固定用部材172とともに固定ビス171によって取り付けられる。一方、化粧板110側は、戸袋パネル4を固定するための固定ステー173が下横枠80の水平板81に取り付けられる。固定ステー173は、複数箇所設けられ、リニアレールの動作を妨げないように折曲される。この折曲された固定ステー173に締結部材などにより戸袋パネル4が固定される。
戸袋パネル4,4と、上吊り式自動扉装置150が取り付けられた無目1は、開口部分に点検カバー120が取り付けられる。点検カバー120は下横枠80の水平板81に設けられる蓋取付具121と着脱ボルトによって固定される。
図19は、下横枠80の水平板81に設けられた蓋取付具121と点検カバー120の取り付け部分の拡大図を示す。
蓋取付具121は、バネ性を有する線状材を折曲し、脱落防止部123と絞り部124と膨張部125と先端部126とで形成される。つまり先端部126を中心として左右対称となるように膨張部125、絞り部124、脱落防止部123が形成される。蓋取付具121は、脱落防止部123を下横枠80の水平板81に係止させ、絞り部124が長孔85を介して膨張部125と先端部126とを突出させる。点検カバー120は、蓋取付具121の突出した膨張部125と絞り部124とが、点検カバー120の上部に設けた長孔127に先端部126から膨張部125のバネ性により収縮しながら挿入され、絞り部124が長孔127まで挿入されることで、膨張部125の収縮が開放され点検カバー120の長孔127に係止される。係止された点検カバー120は、縦保持枠20の側片21に設けられた取付孔29と着脱ボルトの締結により固定される。
実施の形態2
上記実施の形態1では、縦保持枠20の側片21にスリット26,27を設け、無目1を形成した後に竪枠2に組付ボルト33によって固定を行ったが、無目1と竪枠2との結合においても無目1の形成と同様に道具や結合具を用いずに組み付けを行うようにしても良い。
図11は、縦保持枠220の側板45の中央板24にもスリット226,227を設け、横枠260,280の両端部に舌片266,286を設けた無目1の枠構造体10の構成を示す。
本実施形態では、縦保持枠220の中央板24に側片21に設けたスリット26,27と同一の高さのスリット226,227を設け、縦保持枠220と組み付ける中横枠260と下横枠280の両端部264,264と284,284にそれぞれ舌片266,266と舌片286,286を設け、各舌片266,286をスリット226,227に挿入することにより組み付けを行う。
実施の形態1と同様に、縦保持枠220,220は各横枠40,260,280を挟んで左右対称な形状を呈する。
縦保持枠20と同様に縦保持枠220は、側片21,21と側板45とが板金などにより折曲されて凸状に形成される。
縦保持枠220は、側板45の中央板24の両端に同一方向に直角に曲げられた片23,23と、前記片23,23に対して互いに外向きとなるように直角に折り曲げた片22,22と、片22,22から直角に折曲された側片21,21を形成し、断面が凸状に折曲形成される。
縦保持枠220に形成された側片21には、切り欠き25とスリット26,27と、開口部30と取付孔29とが設けられる。
以下側片21に設けられる機能及び構成は実施の形態1と同一のため説明を省略する。
縦保持枠220の側板45の中央板24には、スリット226,227が設けられる。スリット226,227は、後述する横枠260,280の両端部264,284が備える舌片266,286が貫通可能な大きさを有する角孔で、側片21に設けられたスリット26,27と同じ高さに設けられる。
上記の縦保持枠220に対となる縦保持枠220も同様の構成となる。なお、縦保持枠220に設けたスリット26,27,226,227や切り欠き25の形状、位置やスリットの奥行きなどは上記の限りでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
上横枠40と中横枠260と下横枠280は、縦保持枠220と上横枠40と中横枠260と下横枠280とが組み付けられたときに同じ長さとなるように形成される。
上横枠40は、板材を折曲し水平板41の縁部43,43より下方に折曲片42,42を折曲して形成される。
中横枠260は、板材を折曲し水平板261の縁部63,63より下方に折曲片62,62を折曲して形成される。水平板261は、両端部264,264に舌片266,266が形成され、上横枠40の長さに比べて舌片266,266の長さ分延長される。舌片266は、水平板261を延長するように形成され、長方形状を呈して水平板261の端部264にそれぞれ設けられる。
下横枠280は、板材を折曲し水平板281の縁部83,83より上方に折曲片82,82を折曲して形成される。下横枠280の水平板281の下面中央には下部方向に突出する支持板90が取り付けられる。水平板281は、両端部に舌片286,286が形成され、上横枠40の長さに比べて舌片286,286の長さ分延長される。舌片286は、水平板281を延長するように長方形状に形成され、長方形状を呈して水平板281の端部284にそれぞれ設けられる。
以下支持板90と下横枠280との関係は、実施の形態1と同様につき説明を省略する。
なお、各横枠の断面形状及び厚み、舌片266,286の長さや形状などは、縦保持枠220との組み付けが可能であれば適宜変更しても良い。
実施の形態2と実施の形態1との差異は縦保持枠220の側板45の中央板24にスリット226,227を設け、横枠260,280に舌片266,286を設けたことにある。実施の形態1では、側片21に設けたスリット26,27に水平板61,81を挿入して縦保持枠20と横枠60,80とが組み付けられたが、本形態ではさらに側板45の中央板24にスリット226,227とを設け、横枠260,280に設けた舌片266,286とがスリット226,227とをそれぞれ貫通することに特徴を有する。
実施の形態1と同様に、縦保持枠220と横枠40,260,280との組み付けについては片側を用いて説明する。
上横枠40と縦保持枠220は、上横枠40の水平板41の内面側が、側片21,21に設けられた切り欠き25,25に当接し、水平板41の端部44と縦保持枠220の片22,22とが当接するように組み付けられる。それとともに、縦保持枠220と上横枠40は、上横枠40の折曲片42,42の内面側と、縦保持枠220の側片21,21の外面側とが当接し、上横枠40の折曲片42,42が側片21,21の外面側を挟持するように組み付けられる。
中横枠260の水平板261の端部264は縦保持枠220の側片21の端縁31に対し交差するように組み付けられる。この場合、この交差部位の側片21の端縁31にスリット26,26が形成される。
中横枠260の水平板261の端部264は、折曲片62,62の内面側を縦保持枠220の側片21,21の外面側に当接させつつ、舌片266をスリット226に貫通させながら縦保持枠220の片22,22に端部264が当接するまで縦保持枠220の側片21の端縁31に形成されたスリット26,26に挿入され、縦保持枠220に組み付けられる。
下横枠280の水平板281の端部284は、縦保持枠220の側片21の端縁31に対し交差するように組み付けられる。この場合、この交差部位の側片21の端縁31にスリット27,27が形成される。
下横枠280の水平板281の端部284は、折曲片82,82の内面側を縦保持枠220の側片21,21の外面側に当接させつつ、舌片286をスリット227に貫通させながら縦保持枠220の片22,22に端部284が当接するまで縦保持枠220の側片21の端縁31に形成されたスリット27,27に挿入され、縦保持枠220に組み付けられる。
上記に示したように縦保持枠220,220と、上横枠40,中横枠260,下横枠280とがスリット26,27,226,227を介して互いに組み付けられることにより図12に示すような1つの枠構造体10が形成される。
例えば、図13に示すように縦保持枠220と、横枠40,260,280とを組み付けた後に、縦保持枠220のスリット226,227から突出した横枠260,280の舌片266,286とを折曲することにより枠構造体10を固定することができる。このとき、実施の形態1と同様に、縦保持枠220,220に竪枠2と組み付けるための結合孔28及び組付ナット32を中央板24に設けることにより無目1と竪枠2を組み付けることができる。
また、図12(b)や図14に示すように、縦保持枠220と各横枠40,260,280とを組み付けた後も、舌片266,286を折曲せずに縦保持枠220の側板45の中央板24に設けたスリット226,227と同じ高さに竪枠2の側板17にもスリット228,229を形成し、舌片266,286を竪枠2のスリット228,229にも貫通させた後に折曲して無目1と竪枠2とを組み付けても良い。しかし、無目1と竪枠2とが工場などで組み付けられてしまうと運搬などにおいて不具合が出る可能性があるため、例えば、竪枠2に折り畳みの機能を備えることで、質の良い無目1及び竪枠2とが組み立てられた製品として工場から出荷することができる。
また、無目1と竪枠2とからなる枠構造体の、縦保持枠を下方向に長く設定して、これを躯体取り付け用の竪枠2として用いても良い。縦保持枠の下方向に長く設定した部位を折り畳み自在として、竪枠2の機能を持たせることで、枠構造体の部材数を減少させ、さらに工程数を減少させ効率化を図ることができる。
以上説明したように本発明によれば縦保持枠220,220と、上横枠40,中横枠260,下横枠280とがスリット26,27,226,227を介して互いに組み合わされることにより、図14(b)に示すように1つの枠構造体が形成され、さらに竪枠2に設けたスリット228,229を介して組み付けることにより躯体5に直ちに取り付け可能な状態で出荷することができる。
なお、枠構造体の横枠の数は上記数量にこだわらず、枠構造体の強度や使用の目的に合致するように変更しても良い。またそのときには上記縦保持枠に設けた切り欠きやスリットを必要な数量設ければ良い。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明に係る無目の適用概念図。 本発明に係る無目の構成図。 本発明に係る縦保持枠及び横枠の構成詳細図。 本発明に係る縦保持枠及び横枠の組み付け詳細図。 本発明に係る枠構造体及び無目の概観図。 本発明に係る無目と竪枠との組み付け図。 本発明に係る無目及び竪枠の立設概念図。 本発明に係る出入口としての無目及び竪枠の完成図。 本発明に係る無目と引戸部の断面図。 本発明に係る無目と戸袋部の断面図。 本発明に係る第2の実施形態の無目の構成図。 本発明に係る第2の実施形態の枠構造及び竪枠との組み付け概観図。 本発明に係る第2の実施形態の縦保持枠及び横枠の組み付け詳細図。 本発明に係る第2の実施形態の無目と竪枠との組み付け図。 本発明に係るスリット形状図。 本発明に係るスリット形成の他の形態の組み付け詳細図。 本発明に係るスリット形成の他の形態の組み付け詳細図。 従来の無目の構成図。 本発明に係る点検カバーの取り付け部分の拡大図。
符号の説明
1 無目、2 竪枠、3 扉体、20 縦保持枠、40 上横枠、60 中横枠、
80 下横枠、26 スリット、27 スリット、100 化粧板、110 化粧板、
226 スリット、227 スリット、260 中横枠、280 下横枠。

Claims (12)

  1. 躯体に形成される出入り口用の開口部の上部を目隠しする如く、戸先,戸尻の竪枠に取付けられる無目の枠構造において、
    上記開口部の左右方向に延長する水平板を有する横枠と、
    上記横枠の左,右両端部を保持する如く、互いに対向するように設けられる縦保持枠とにより形成され、
    各縦保持枠は、幅方向の両端縁部から縦保持枠の互いに対向する方向に突出するとともに上記水平板の端部に交差する側片を備え、
    この側片の端縁と横枠の水平板の端部との交差部位のいずれか一方又は両方に水平方向に延長するスリットを設け、このスリットによる側片の端縁と水平板の端部との嵌め合いにより組み付けられることを特徴とする無目の枠構造。
  2. 上記左,右の縦保持枠の側片の端縁にスリットを設け、このスリットには、横枠の水平板の端部を挿入したことを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
  3. 上記横枠の水平板の幅方向両縁部に折曲片を設け、縦保持枠の側片のスリットに横枠の水平板の端部を挿入したときに、上記側片の外面側と折曲片の内面側が当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
  4. 上記縦保持枠のスリットの挿入口側には、挿入口側が開口するように切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の無目の枠構造。
  5. 横枠の水平板の左,右端部に舌片を形成し、この舌片が縦保持枠に形成したスリットを貫通して折曲されることを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
  6. 上記竪枠にも、上記縦保持枠のスリットと同位置にスリットを形成し、このスリットに縦保持枠に貫通した舌片を上記竪枠のスリットにも貫入して舌片を折曲して、竪枠に取付けるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の無目の枠構造。
  7. 上記横枠の折曲片の外面に化粧板を取付けたことを特徴とする請求項3に記載の無目の枠構造。
  8. 上記横枠に、戸車走行用のレールを取付けるための支持板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
  9. 上記縦保持枠を下方向に長く設定して、これを躯体取付け用の竪枠として用いたことを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
  10. 上記縦保持枠の下方向に長く設定した部位を折り畳み自在としたことを特徴とする請求項9に記載の無目の枠構造。
  11. 上記左,右の縦保持枠の側片に交差する横枠の水平板の端部にスリットを形成したことを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
  12. 上記左,右の縦保持枠の側片と,この側片に交差する横枠の水平板の端部との両方にスリットを形成したことを特徴とする請求項1に記載の無目の枠構造。
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