JP4062244B2 - 間仕切パネル - Google Patents

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Description

本発明は、間仕切パネルに係わり、更に詳しくは間隔を隔てて立設した支柱の表裏両面にパネル板を取付けてなる間仕切パネルに関するものである。
従来から、天井と床面にそれぞれ対向して断面略コ字形の天レールと地レールを取付け、前記地レールの凹溝内に支柱の下端に取付けたアジャスターを配置するとともに、支柱の上端部を天レールの凹溝内に上方へ突き合い支持して当該支柱を等間隔で立設し、隣接する両支柱の表裏両面にパネル板を取付けた構造の間仕切パネルが提供されている。ここで、前記パネル板の構造は、石膏ボード等の防音性に優れた芯材の表面をスチール製の表面板で覆ったものが一般的であり、表面板の両側縁を後方へ略L字形に折曲した縁板部に切欠部や開口を形成し、該切欠部や開口を利用して支柱に取付けたフック片に係止して取付けていた。
例えば、特許文献1では、支柱間の下端部間に支持金具で取付けてパネル支持杆を渡設し、該パネル支持杆の水平な下板でパネル板の下端を載支するとともに、支柱の表裏面側に開設した係止孔に係止した係止部材にパネル板の両側縁板部に形成した開口を落とし込み係止する構造となっている。
また、特許文献2では、支柱の下端部にアジャスター受けを兼ねた下部ブラケットを取付け、該下部ブラケットのパネル係止片にてパネル板の裏面に穿孔された係止孔を係止するとともに、該下部ブラケットの下端に一体形成したパネル支承片にパネル板の下端縁を支持し、更に支柱の上部に取付けた上部ブラケットのパネル係止片にパネル板の裏面に穿孔した係止孔を係止する構造となっている。
最近、ホルムアルデヒド等のシックハウス症候群の原因となる化学物質を吸着する機能や調湿機能を有するボードを用い、該ボードがスチール等の金属板で外被されないように、つまりボードの背面と周囲を薄い金属製の裏打ち板で覆ったパネル板を用いることが提案されている。このような構造のパネル板の裏面には、該パネル板を係止するための係止孔を加工することが難しく、前述の支持構造を採用することができない。また、裏打ち板の周囲を表面側まで折り返すことができないので、裏打ち板の縁部で強度を高めることも困難である。更に、このようなパネル板は、施工現場で支柱に取付けた後、ボードの表面側に塗装やクロス張り等の仕上げを行うので、仕上げ工程の前に目地部材で表面周縁部を押さえ込んで支柱や横桟に取付けることはできない。
実開平2−85713号公報(第4図、第6図) 特許第2895208号公報(第1図、第2図)
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ボードの背面と周囲を金属製の裏打ち板で覆った構造のパネル板を支柱の表裏両面に簡単且つ確実に取付けることができるとともに、製造、保管時に嵩張らない間仕切パネルを提供する点にある。併せて、パネル板を支柱に取付けた状態で、パネル板の表面に塗装やクロス張り等の仕上げを行うことが可能であり、仕上げ工程の後にパネル板を支柱や横桟等に確実に取付けることができる間仕切パネルを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、断面略コ字形の天レールと地レール間に間隔を隔てて立設した支柱の表裏両面にパネル板を取付けてなる間仕切パネルであって、前記パネル板は、ボードの背面と周囲を金属製の裏打ち板で覆った構造であり、前記裏打ち板の裏面側の両側縁に沿って補強杆を取付け、該補強杆の上端部と裏打ち板の間に上方開放のスリット溝を形成するとともに、該補強杆の下端に係止爪を突設し、前記支柱の左右側面の下部に、水平な受板に開口を有する支持部材を取付け、前記スリット溝内に前記天レールの垂下板を受入れ、前記補強杆の下端を前記支持部材の受板に載置するとともに、前記係止爪を開口に挿入係止してなる間仕切パネルを構成した(請求項1)。
ここで、前記補強杆は、断面略C字形のチャンネル部材であり、前記パネル板の裏打ち板へ接合する接合板の両側縁に側面板を有するとともに、該両側面板の縁部を対向する方向に折曲した折曲板を有し、前記接合板の上部に前記スリット溝となる切欠部を形成するとともに、前記折曲板の下端を下方へ延長して前記係止爪としてなるものである(請求項2)。
そして、前記補強杆の接合板の下部に横長孔を形成し、該横長孔に側面視略Z字形の受金具の上片を係止するとともに、該受金具の下片で前記パネル板の下端縁を載支した状態で、該受金具より上方の接合板を両面粘着テープで前記裏打ち板に粘着するとともに、前記接合板の上部を前記裏打ち板にネジ止めしてなることが好ましい(請求項3)。
また、隣接する前記支柱間に取付けた横桟より下方に前記パネル板を取付けるとともに、上方に該パネル板と同一構造の欄間パネル板を取付けてなる間仕切パネルであって、前記横桟は、下向き開放した断面略コ字形の長尺部材で、上板の前後縁に前板と後板を垂下するとともに、上板の中央部に沿って凹溝を形成したものであり、前記パネル板に取付けた補強杆のスリット溝内に前記横桟の前板又は後板を受入れ、前記欄間パネル板に取付けた補強杆の下端の係止爪を前記横桟の凹溝内に係止してなるのである(請求項4)。
更に、隣接する前記パネル板間若しくは前記パネル板と欄間パネル板間の目地部に、断面形状においてコ字形の埋設部の開口縁に押え片を外向きに形成した目地部材を嵌合し、前記支柱若しくは横桟にネジ止めするとともに、該目地部材の溝内に断面略コ字形のカバー部材を着脱可能に嵌着してなることがより好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の間仕切パネルは、ボードの背面と周囲を金属製の裏打ち板で覆った構造のパネル板を、天レールと地レール間に間隔を隔てて立設した支柱の表裏両面に補強杆を介して、スリット溝内に天レールの垂下板を受入れ、補強杆の下端を支柱に取付けた支持部材の受板に載置し、補強杆下端の係止爪を受板の開口に挿入係止するだけの作業により、簡単且つ確実に取付けることができ、また補強杆はパネル板の裏打ち板に後付けにて取付けるので、パネル板の背面に突出部が無く、製造、保管時に嵩張らないのである。また、パネル板は、表面側にボードが位置するので、このボードとしてホルムアルデヒド等のシックハウス症候群の原因となる化学物質を吸着する機能や調湿機能を有するボードを用いれば、室内環境の改善に寄与することができる。
請求項2によれば、パネル板の裏打ち板はボードの背面と周囲を覆った形状であるので、周縁部の強度が弱く、パネル板の剛性が低いが、裏打ち板の裏面側の両側縁に沿って断面略C字形のチャンネル部材からなる補強杆を取付けることにより、パネル板の剛性を格段に高めることができ、しかも補強杆の接合板の上部に切欠部を形成するだけで、裏打ち板との間にスリット溝を形成することができるのである。
請求項3によれば、パネル板の裏打ち板の裏面側に補強杆を必要なときに簡単に取付けることができるので、製造、保管時には補強杆を取付けない状態とすることで、パネル板を嵩張らないように積層することができ、施工現場へ搬送する直前にパネル板に補強杆を工場で取付けるので、品質も保証できる。また、パネル板の裏打ち板に補強杆の接合板を両面粘着テープで粘着し、接合板の上部を裏打ち板にネジ止めするだけの簡単な取付けにも係わらず、接合板に形成した横長孔に受金具の上片を係止するとともに、該受金具の下片で前記パネル板の下端縁を載支した状態とするので、当該補強杆を介して支柱にパネル板を取付けた際に、パネル板の荷重を受金具で確実に支持することができる。
請求項4によれば、隣接する前記支柱間に取付けた横桟より下方に前記パネル板を取付けるとともに、上方に該パネル板と同一構造の欄間パネル板を取付けてなる間仕切パネルであっても、横桟は、下向き開放した断面略コ字形の長尺部材で、上板の前後縁に前板と後板を垂下するとともに、上板の中央部に沿って凹溝を形成したものとしたので、前板と後板は天レールの垂下板と同じ機能を果たし、従ってパネル板の構造に変更はなく、また横桟の凹溝は前記支持部材の受板に形成した開口と同じ機能を果たすので、欄間パネル板もパネル板と上下寸法が異なる以外は全く同じ構造のものを用いることができる。
請求項5によれば、各パネル板、欄間パネル板の表面を塗装やクロス張り等の仕上げを行った後、隣接する前記パネル板間若しくは前記パネル板と欄間パネル板間の目地部に、目地部材の埋設部を嵌合するとともに、前記支柱若しくは横桟にネジ止めすることで、目地部材の開口縁に外向きに形成した押え片で、パネル板若しくは欄間パネル板の表面縁部を押さえて最終的に支柱若しくは横桟に確実に取付けることができ、そして目地部材の溝内に断面略コ字形のカバー部材を着脱可能に嵌着するので、外観性を高めることができる。また、カバー部材は取り外し可能であるので、パネル板若しくは欄間パネル板の表面の塗装を変えたり、クロスを張り替えたり、模様替えをする際に、目地部材も簡単に取り外すことができる。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1〜図7は本発明の間仕切パネルの代表的実施形態を示し、図中符号1は天レール、2は地レール、3は支柱、4はアジャスター、5はパネル板、6は補強杆、7は支持部材をそれぞれ示している。また、符号Sは天井、Fは床面を示している。
本発明に係る間仕切パネルは、断面略コ字形の天レール1と地レール2間に間隔を隔てて立設した支柱3の表裏両面にパネル板5,5を取付けてなる間仕切パネルであって、前記パネル板5は、ボード8の背面と周囲を金属製の裏打ち板9で覆った構造であり、前記裏打ち板9の裏面側の両側縁に沿って補強杆6,6を取付け、該補強杆6の上端部と裏打ち板9の間に上方開放のスリット溝10を形成するとともに、該補強杆6の下端に係止爪11,11を突設し、前記支柱3の左右側面の下部に、水平な受板12に開口13,13を有する支持部材7を取付け、前記スリット溝10内に前記天レール1の垂下板14を受入れ、前記補強杆6の下端を前記支持部材7の受板12に載置するとともに、前記係止爪11,11を開口13,13に挿入係止してなる構造である。
更に詳しくは、前記天レール1は、下向きに開放した断面略コ字形の長尺部材であり、前後に垂下板14,14を有し、天井Sにネジ15で取付ける。また、前記地レール2は、上向きに開放した断面略コ字形の長尺部材であり、前後に立起板16,16を有し、床面Fにアンカーボルト17で取付ける。
前記支柱3は、断面略C字形の四角形の部材であり、左右一側面側に開口部を有しているが、完全に四角パイプ状のものでも良い。この支柱3の下端には、アジャスター4を内嵌し、該アジャスター4を前記地レール2の凹溝内に載置するとともに、支柱3の上端部を前記天レール1の凹溝内に嵌合するとともに、図示しない固定部材で上方へ突き合い状態で取付け、一定間隔で間隔を隔てて立設している。
前記パネル板5は、前記ボード8の背面と周囲面をスチール板を箱型に成形した裏打ち板9に固着した構造であり、前記ボード8をホルムアルデヒド等のシックハウス症候群の原因となる化学物質の吸着機能を有する材質で形成している。例えば、前記ボード8として、鉱物質繊維と火山性ガラス質材料を原料としたエコボードやダイライト(共に大建工業株式会社の商品名)を用いることができる。尚、前記ボード8の表面には、後述する仕上げ工程で湿気透過性を有する塗料を塗布し又は表面をクロスで覆い又は表面に湿気透過性を有する塗料を塗布した上にクロスで覆って仕上げる。
また、前記補強杆6は、図2に示すように、断面略C字形のチャンネル部材であり、前記パネル板5の裏打ち板9へ接合する接合板18の両側縁に側面板19,19を有するとともに、該両側面板19,19の縁部を対向する方向に折曲した折曲板20,20を有し、前記接合板18の上部に前記スリット溝10となる切欠部21を形成するとともに、前記折曲板20,20の下端を下方へ延長して前記係止爪11,11としている。そして、前記補強杆6の接合板18の下部に横長孔22を形成し、該横長孔22に側面視略Z字形の受金具23の上片24を係止するとともに、該受金具23の下片25で前記パネル板5の下端縁を載支した状態で、該受金具23より上方の接合板18を両面粘着テープ26で前記裏打ち板9に粘着するとともに、前記接合板18の上部を前記裏打ち板9に1本のネジ27にて取付けている。
前記支持部材7は、図2及び図4に示すように、垂直な基板28の下部に開口13,13を有する水平な受板12を折曲形成するとともに、該受板12の前後両縁に補強片29,29を垂下形成し、前記受板12とで側面視倒コ字形となし、そして前記基板28の上端に前記受板12とは反対側に係止片30を折曲形成し、前記補強片29,29の側端に前記アジャスター4に当接する突片31,31を形成したものである。この支持部材7は、前記支柱3の左右側面の下部に形成した横長孔32、若しくは開口部を有する側では切欠溝33に前記係止片30を挿入係止するとともに、前記突片31,31をアジャスター4の側面に当止し、前記基板28の取付孔34に挿通したネジ35を前記支柱3の側面若しくは開口部を通して前記アジャスター4の側面に形成した螺孔36に螺合して取付けるのである。
そして、前記パネル板5の裏面側に取付けた補強杆6,6を、隣接する両支柱3,3の間に位置させ、若干斜めにした状態で、前記補強杆6の上部のスリット溝10内に前記天レール1の垂下板14を受け入れてから、パネル板5の両側部を支柱3,3の表裏一側面に沿わせ、下方へ移動させて補強杆6の下端の係止爪11,11を、支柱3の下端部の左右側面に取付けた支持部材7の受板12の開口13,13に挿入係止するとともに、該補強杆6の下端を受板12で載支して取付けるのである。このパネル板5の取付状態は、仮止めに相当し、この状態でパネル板5のボード8の表面に塗装やクロス張り等の仕上げを行うのである。
それから、図5〜図7に示すように、隣接する前記パネル板5,5間に形成される目地部37に、断面形状においてコ字形の埋設部39の開口縁に押え片40,40を外向きに形成した目地部材38を嵌合し、前記支柱3にネジ41にて取付けるとともに、該目地部材38の溝42内に断面略コ字形のカバー部材43を着脱可能に嵌着する。この目地部材38の押え片40でパネル板5の表面の側縁部を保持した状態が本止めである。このように目地部材38でパネル板5を強固に固定するので、前記補強杆6の裏打ち板9への取付強度に対する要求は緩和される。従って、前述のような簡単な方法でパネル板5に補強杆6を取付けることが許されるのである。
このように、前記パネル板5を支柱3,3に取付け、表面の仕上げを済ませた後、目地部材38で完全にパネル板5を支柱3に固定して施工は完了する。しかし、長年の使用によって表面が汚れたり、また模様替えをしたくなったとき、前記目地部材38の押え片40でパネル板5の表面の側縁部を保持した状態のままでは、塗装をしたり、クロスを張り替えたりすることができない。そこで、本発明では、前記目地部材38を簡単に取り外すことができるような工夫を施している。
それには、前記目地部材38の溝42内に嵌着したカバー部材43を簡単に取り外すことができなければならない。そのため、前記目地部材38の溝42内の対向壁奥部に小さい突出高さの突条44,44を形成し、前記カバー部材43を溝42内に嵌合した際にその両脚片45,45の遊端部が突条44,44に乗り上げ、両脚片45,45の弾性力によって保持されるようにする。更に、前記カバー部材43の両脚片45,45の遊端部外側面で前記突条44,44に対応する位置に凸台部46,46を形成するとともに、前記目地部材38の溝42内にカバー部材43を嵌着した状態で、該カバー部材43が1mm程度溝42内に埋没するように寸法設定している。このような構造としたことで、前記カバー部材43の端部をドライバーの先端等で少し起こせば目地部材38の溝42内から出てくるので、その部分を摘んでカバー部材43全体を引き出すことができ、その状態で前記ネジ41を外せば目地部材38も外すことができるのである。
次に、図8及び図9に示した他の実施形態を説明する。本実施形態は、隣接する前記支柱3,3間に取付けた横桟47より下方に前記パネル板5を取付けるとともに、上方に該パネル板5と同一構造の欄間パネル板48を取付けてなる間仕切パネルである。そして、前記横桟47は、下向き開放した断面略コ字形の長尺部材で、上板49の前後縁に前板50と後板51を垂下するとともに、上板49の中央部に沿って凹溝52を形成したものであり、前記パネル板5に取付けた補強杆6のスリット溝10内に前記横桟47の前板50又は後板51を受入れ、前記欄間パネル板48に取付けた補強杆6の下端の係止爪11,11を前記横桟47の凹溝52内に係止してなる構造である。ここで、前記パネル板5と欄間パネル板48とは、上下寸法が異なる以外は全く同一構造であるので、前記欄間パネル板48の上部は補強杆6のスリット溝10内に天レール1の垂下板14を受け入れて取付けることは前記同様である。勿論、前記パネル板5の下部は、補強杆6の下端を支持部材7の受板12に載支するとともに、係止爪11,11を受板12の開口13,13内に係止して取付けるのである。
前記横桟47を前記支柱3に取付ける構造は、いたって簡単であり、アングル材53の垂直板54を支柱3の側面にネジ止めし、水平板55に横桟47の上板49から下方へ突出した凹溝52部分を載置し、上方からネジ止めしている。
この場合、前記パネル板5と欄間パネル板48との間には、パネル板5,5間の場合と同様に目地部が形成され、この目地部に前記目地部材38を嵌合して横桟47にネジ止めし、両押え板40,40でパネル板5の表面上縁部と欄間パネル板48の表面下縁部を保持し、そして前記カバー部材43を目地部材38の溝42内に着脱可能に嵌着するのである。その他の構成は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
次に、図10及び図11に示した実施形態に基づいてガラスパネルを説明する。本実施形態では、前述の欄間パネル板48の設ける代わりにその位置にガラスパネル56を設けた間仕切パネルである。前記同様に隣接する支柱3,3間の所定高さ位置に前記同様な横桟47を渡設する。前記ガラスパネル56は、正面視四角形の枠体57とその内周部に保持したガラス板58とから構成されている。前記枠体57は、前記支柱3,3に外嵌する縦枠59,59と、横桟47に外嵌する下横枠60と、天レール1に外嵌する上横枠61とを四角形になるように連結し、各縦枠59,59、下横枠60及び上横枠61の内周面に凹溝62を形成した構造であり、該凹溝62内にパッキン材63を介して前記ガラス板58の周囲を保持してガラスパネル56を構成している。ここで、前記パネル板5の上端部と枠体57の下横枠60の下端部との間には目地部が形成され、前記同様に目地部に目地部材38をネジ止めし、該目地部材38の溝42内にカバー部材43を嵌着する。
また、図12に示した実施形態に基づいてオープンパネルを説明する。本実施形態では、前述の欄間パネル板48の設ける代わりにその位置にオープンパネル64を設けた間仕切パネルである。前記オープンパネル64は、正面視四角形の枠体であり、前記ガラスパネル56の枠体57において凹溝62が無い構造である。即ち、前記オープンパネル64は、前記支柱3,3に外嵌する縦枠65,65と、横桟47に外嵌する下横枠66と、天レール1に外嵌する上横枠67とを四角形になるように連結したものである。そして、前記同様に前記パネル板5とオープンパネル64の下横枠66との間に形成されるネジ部に、前記目地部材38とカバー部材43を取付ける。
また、図13は、前記オープンパネル64の下方にドアパネル68を設けた間仕切パネルであり、表裏のパネル板5,5の代わりにドアパネル68を設けている。この場合、ドアパネル68を設ける位置の地レール2は切断している。そして、隣接する支柱3,3と横桟47とにドア枠69を取付け、該ドア枠69にドアパネル68を開閉可能に取付けている。この場合も、前記ドア枠69とパネル板5、オープンパネル64との間、更には他の他の態様として欄間パネル板48やガラスパネル56との間に形成される目地部に、前記目地部材38とカバー部材43を取付ける。
最後に、図14及び図15は、間仕切パネルの直角に屈曲したコーナー部における構造を示している。このコーナー部では、前記支柱3の端部側にコーナーカバー70を取付け、該コーナーカバー70と一方にパネル板5との間に形成される目地部を利用し、該目地部が中心になるように連結支柱71を配置し、該連結支柱71を目地部を通して前記支柱3にネジ止めし、該連結支柱71には前記同様に表裏両面にパネル板5,5を取付ける。
そして、コーナー部の内側における一方のパネル板5の表面と他方のパネル板5の側端との間に形成される目地部、及びコーナー部の外側におけるコーナーカバー70とパネル板5の側端との間に形成される目地部には、図15に示すような目地部材72を取付ける。この目地部材72は、前記目地部材38の一方の押え板40を取り除いた形状であり、その他の構造は前記同様である。また、この目地部材72に嵌着するカバー部材73の構造も前記カバー部材43と同一である。前記目地部材72に有する押え板40でパネル板5の表面側端部を保持するのである。尚、前記コーナーカバー70は、前記支柱3にネジ止めするが、更に該支柱3の下端部に取付けた受部材74でその他の構成は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
本発明に係る間仕切パネルの縦断面図である。 同じく要部の分解斜視図である。 パネル板の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図をそれぞれ示している。 パネル板の下部支持構造を示す部分省略正面図である。 本発明に係る間仕切パネルの横断面図である。 同じく支柱周りの拡大横断面図である。 目地部材の取付構造を示す部分分解斜視図である。 隣接する支柱間に横桟を取付け、横桟の下方にパネル板を、上方に欄間パネル板を取付ける構造の間仕切パネルの実施形態を示す省略正面図である。 同じく欄間パネル板を有する間仕切パネルの縦断面図である。 上部にガラスパネルを設けた間仕切パネルの縦断面図である。 同じく拡大横断面図である。 上部にオープンパネルを有する間仕切パネルの縦断面図である。 上部にオープンパネルを有し、下部にドアパネルを有する間仕切パネルの縦断面図である。 直角に屈曲したコーナー部を有する間仕切パネルの構造を示し、(a)は部分横断面図、(b)は下部の省略側面図である。 同じくコーナー部において使用する目地部材とカバー部材を示す部分斜視図である。
符号の説明
1 天レール 2 地レール
3 支柱 4 アジャスター
5 パネル板 6 補強杆
7 支持部材 8 ボード
9 裏打ち板 10 スリット溝
11 係止爪 12 受板
13 開口 14 垂下板
15 ネジ 16 立起板
17 アンカーボルト 18 接合板
19 側面板 20 折曲板
21 切欠部 22 横長孔
23 受金具 24 上片
25 下片 26 両面粘着テープ
27 ネジ 28 基板
29 補強片 30 係止片
31 突片 32 横長孔
33 切欠溝 34 取付孔
35 ネジ 36 螺孔
37 目地部 38 目地部材
39 埋設部 40 押え板
41 ネジ 42 溝
43 カバー部材 44 突条
45 両脚片 46 凸台部
47 横桟 48 欄間パネル板
49 上板 50 前板
51 後板 52 凹溝
53 アングル材 54 垂直板
55 水平板 56 ガラスパネル
57 枠体 58 ガラス板
59 縦枠 60 下横枠
61 上横枠 62 凹溝
63 パッキン材 64 オープンパネル
65 縦枠 66 下横枠
67 上横枠 68 ドアパネル
69 ドア枠 70コーナーカバー
71 連結支柱 72 目地部材
73 カバー部材 74 受部材
F 床面 S 天井

Claims (5)

  1. 断面略コ字形の天レールと地レール間に間隔を隔てて立設した支柱の表裏両面にパネル板を取付けてなる間仕切パネルであって、前記パネル板は、ボードの背面と周囲を金属製の裏打ち板で覆った構造であり、前記裏打ち板の裏面側の両側縁に沿って補強杆を取付け、該補強杆の上端部と裏打ち板の間に上方開放のスリット溝を形成するとともに、該補強杆の下端に係止爪を突設し、前記支柱の左右側面の下部に、水平な受板に開口を有する支持部材を取付け、前記スリット溝内に前記天レールの垂下板を受入れ、前記補強杆の下端を前記支持部材の受板に載置するとともに、前記係止爪を開口に挿入係止してなることを特徴とする間仕切パネル。
  2. 前記補強杆は、断面略C字形のチャンネル部材であり、前記パネル板の裏打ち板へ接合する接合板の両側縁に側面板を有するとともに、該両側面板の縁部を対向する方向に折曲した折曲板を有し、前記接合板の上部に前記スリット溝となる切欠部を形成するとともに、前記折曲板の下端を下方へ延長して前記係止爪としてなる請求項1記載の間仕切パネル。
  3. 前記補強杆の接合板の下部に横長孔を形成し、該横長孔に側面視略Z字形の受金具の上片を係止するとともに、該受金具の下片で前記パネル板の下端縁を載支した状態で、該受金具より上方の接合板を両面粘着テープで前記裏打ち板に粘着するとともに、前記接合板の上部を前記裏打ち板にネジ止めしてなる請求項2記載の間仕切パネル。
  4. 隣接する前記支柱間に取付けた横桟より下方に前記パネル板を取付けるとともに、上方に該パネル板と同一構造の欄間パネル板を取付けてなる間仕切パネルであって、前記横桟は、下向き開放した断面略コ字形の長尺部材で、上板の前後縁に前板と後板を垂下するとともに、上板の中央部に沿って凹溝を形成したものであり、前記パネル板に取付けた補強杆のスリット溝内に前記横桟の前板又は後板を受入れ、前記欄間パネル板に取付けた補強杆の下端の係止爪を前記横桟の凹溝内に係止してなる請求項1〜3何れかに記載の間仕切パネル。
  5. 隣接する前記パネル板間若しくは前記パネル板と欄間パネル板間の目地部に、断面形状においてコ字形の埋設部の開口縁に押え片を外向きに形成した目地部材を嵌合し、前記支柱若しくは横桟にネジ止めするとともに、該目地部材の溝内に断面略コ字形のカバー部材を着脱可能に嵌着してなる請求項1〜4何れかに記載の間仕切パネル。
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