JP3821994B2 - 間仕切りパネル - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面上に立設された支柱に裏面側を係止させて支柱間に設置し、パネル壁面を構成して室内を仕切る間仕切りパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示されているように、従来の間仕切りパネル91は、鋼板を折曲加工して枠板92を形成し、その裏面にパネル本体93を一体に貼着して形成されていた。枠板92の側縁92aは裏面側にコ字状に折り返されており、この折り返し部に形成された係止孔(図示せず)を支柱94に装着された係止フック95に係合させることにより間仕切りパネル91が支柱94に係止されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の間仕切りパネル91は枠板92が表面側に露出するため、その表面の仕上げの仕方やパネルのデザインが制限されるという問題があった。例えば木の質感のある壁面とするため、パネル本体93を木板で形成したとしても、枠板92が重なっていたのではパネル本体93の表面を露出させることができない。
また、枠板92の露出した部分は目につきやすく、意匠的にも違和感があるという問題があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑み、支柱に係止させるための部材が表面に露出しておらず、意匠的にも優れ、パネル本体そのものの質感の壁面を構成することができる間仕切りパネルとすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の間仕切りパネルは、所定間隔で係止孔が複数穿設されたアングル材を凹溝を有する枠材に固着して支持枠を構成し、この支持枠をパネル本体の裏面両側縁にそれぞれ固着してなるものである。
【0006】
これによれば、パネル本体全面を露出させた壁面を形成することができ、また、支持枠が壁面側に露出しないので、壁面全体が同材質の質感のある見た目の良いものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の間仕切りパネルを用いて形成された壁面構造を示しており、これは、床面1上に支柱受け2を備えた巾木3が設置され、この巾木3と対向して天井レール4が設置され、これらの間に支柱5,5が立設されるとともに、支柱5の壁面に形成された開口5aに係止フック6が装着され、この係止フック6に間仕切りパネル7の裏面側に設けられた係止孔73aが係合し、間仕切りパネル7が係止されるようになっている。
【0008】
間仕切りパネル7は、図2に示されているように、パネル本体71、枠材72及びアングル材73の各部材よりなり、枠材72とアングル材73とを一体化して支持枠74を構成し、これをパネル本体71の裏面両側縁にそれぞれ固着して形成されている。
【0009】
パネル本体71は、木材、ポリカーボネートやABS樹脂などのプラスチック、けい酸カルシウムなどの無機質素材、或いはプラスチックに木材やガラス繊維、無機質素材を充填したものなどの適宜な材料を用い、適宜な大きさ及び厚み寸法で板状に形成される。単板、合板何れでもよく、表面をクロス貼りしたものや塩ビ鋼板で被覆したものでもよい。プラスチックを用いて透明や半透明、着色透明に形成することもできる。
【0010】
枠材72は、パネル本体71の高さと略同じ長さ寸法を有する適宜な厚みの長尺板材を用いて形成され、その一側の面の中央に長さ方向に連続して伸びる適宜な巾及び深さの凹溝72aが設けられている。この凹溝72aは前記係止フック6が入り込む空間である。
【0011】
アングル材73は、断面L字形に折れ曲がった長尺鋼板を用いて形成される。詳しくは、その長さがパネル本体71の高さと略同じ寸法に設けられ、L字形に折れ曲がった二面部の内、長手巾の面部が枠材72の凹溝72aが形成された面に、短手巾の面部が枠材72の側面にそれぞれ重合する寸法に設けられている。また、アングル材73の長手巾の面部には、前記係止フック6が係合する係止孔73aが所定の間隔を開けて複数設けられている。図示の形態では、アングル材73の上端から一定の間隔を開けて設けてある。各係止孔73aの形成位置は、図3に示されているように、枠材72にアングル材73を固着したときに凹溝72aに重なる位置となっている。
【0012】
枠材72とアングル材73は、枠材72の外面部にアングル材73の折れ曲がった内面部を重ね合わせ、接着剤により一体に固着して支持枠74を構成する。
支持枠74は、枠材72の凹溝72aが形成されていない側の面をパネル本体71の裏面に重ね、それぞれパネル本体71の両側縁に沿って接着剤により一体に固着される。この際、図4に示されているように、パネル本体71の端面とアングル材73の外面を同一面に調節して固着される。
なお、図2に示されているように、間仕切りパネル7の強度確保など必要に応じて、パネル本体71の裏面であって支持枠74,74の間に適宜な数の桟材8を固着してもよい。
【0013】
このように形成された間仕切りパネル7を用いて壁面を形成した場合、パネル本体71の全面が露出し、支持枠74は壁面側に全く露出しないので、壁面全体をパネル本体71の質感のものに統一し、美観を高めることができる。
【0014】
以上の形態では枠材72とアングル材73及び支持枠74とパネル本体71の固着手段として接着剤を用いたが、この他にビス止めなど適宜の手段を用いることができる。また、予めパネル本体71に枠材72を固着しておき、その後、アングル材73を固着してもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、係止孔が複数穿設されたアングル材を凹溝を有する枠材に固着して支持枠を構成し、この支持枠をパネル本体の裏面両側縁にそれぞれ固着して構成されているので、パネル本体の全面を露出させた壁面を形成することができ、壁面全体を同一質感に統一し、美観を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の間仕切りパネルを用いて形成された壁面の構造を示す外観図である。
【図2】図1の間仕切りパネルの構成を部材を展開して示した外観図である。
【図3】枠材とアングル材を一体化したときの凹溝と係止孔の位置関係を説明するための図である。
【図4】図1の間仕切りパネルの側端部拡大断面図である。
【図5】支柱に係止された従来の間仕切りパネルの構成を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 床面
2 支柱受け
3 巾木
4 天井レール
5 支柱
6 係止フック
7 間仕切りパネル
71 パネル本体
72 枠材
72a 凹溝
73 アングル材
73a 係止孔
8 桟材
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面上に立設された支柱に裏面側を係止させて支柱間に設置し、パネル壁面を構成して室内を仕切る間仕切りパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示されているように、従来の間仕切りパネル91は、鋼板を折曲加工して枠板92を形成し、その裏面にパネル本体93を一体に貼着して形成されていた。枠板92の側縁92aは裏面側にコ字状に折り返されており、この折り返し部に形成された係止孔(図示せず)を支柱94に装着された係止フック95に係合させることにより間仕切りパネル91が支柱94に係止されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の間仕切りパネル91は枠板92が表面側に露出するため、その表面の仕上げの仕方やパネルのデザインが制限されるという問題があった。例えば木の質感のある壁面とするため、パネル本体93を木板で形成したとしても、枠板92が重なっていたのではパネル本体93の表面を露出させることができない。
また、枠板92の露出した部分は目につきやすく、意匠的にも違和感があるという問題があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑み、支柱に係止させるための部材が表面に露出しておらず、意匠的にも優れ、パネル本体そのものの質感の壁面を構成することができる間仕切りパネルとすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の間仕切りパネルは、所定間隔で係止孔が複数穿設されたアングル材を凹溝を有する枠材に固着して支持枠を構成し、この支持枠をパネル本体の裏面両側縁にそれぞれ固着してなるものである。
【0006】
これによれば、パネル本体全面を露出させた壁面を形成することができ、また、支持枠が壁面側に露出しないので、壁面全体が同材質の質感のある見た目の良いものとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の間仕切りパネルを用いて形成された壁面構造を示しており、これは、床面1上に支柱受け2を備えた巾木3が設置され、この巾木3と対向して天井レール4が設置され、これらの間に支柱5,5が立設されるとともに、支柱5の壁面に形成された開口5aに係止フック6が装着され、この係止フック6に間仕切りパネル7の裏面側に設けられた係止孔73aが係合し、間仕切りパネル7が係止されるようになっている。
【0008】
間仕切りパネル7は、図2に示されているように、パネル本体71、枠材72及びアングル材73の各部材よりなり、枠材72とアングル材73とを一体化して支持枠74を構成し、これをパネル本体71の裏面両側縁にそれぞれ固着して形成されている。
【0009】
パネル本体71は、木材、ポリカーボネートやABS樹脂などのプラスチック、けい酸カルシウムなどの無機質素材、或いはプラスチックに木材やガラス繊維、無機質素材を充填したものなどの適宜な材料を用い、適宜な大きさ及び厚み寸法で板状に形成される。単板、合板何れでもよく、表面をクロス貼りしたものや塩ビ鋼板で被覆したものでもよい。プラスチックを用いて透明や半透明、着色透明に形成することもできる。
【0010】
枠材72は、パネル本体71の高さと略同じ長さ寸法を有する適宜な厚みの長尺板材を用いて形成され、その一側の面の中央に長さ方向に連続して伸びる適宜な巾及び深さの凹溝72aが設けられている。この凹溝72aは前記係止フック6が入り込む空間である。
【0011】
アングル材73は、断面L字形に折れ曲がった長尺鋼板を用いて形成される。詳しくは、その長さがパネル本体71の高さと略同じ寸法に設けられ、L字形に折れ曲がった二面部の内、長手巾の面部が枠材72の凹溝72aが形成された面に、短手巾の面部が枠材72の側面にそれぞれ重合する寸法に設けられている。また、アングル材73の長手巾の面部には、前記係止フック6が係合する係止孔73aが所定の間隔を開けて複数設けられている。図示の形態では、アングル材73の上端から一定の間隔を開けて設けてある。各係止孔73aの形成位置は、図3に示されているように、枠材72にアングル材73を固着したときに凹溝72aに重なる位置となっている。
【0012】
枠材72とアングル材73は、枠材72の外面部にアングル材73の折れ曲がった内面部を重ね合わせ、接着剤により一体に固着して支持枠74を構成する。
支持枠74は、枠材72の凹溝72aが形成されていない側の面をパネル本体71の裏面に重ね、それぞれパネル本体71の両側縁に沿って接着剤により一体に固着される。この際、図4に示されているように、パネル本体71の端面とアングル材73の外面を同一面に調節して固着される。
なお、図2に示されているように、間仕切りパネル7の強度確保など必要に応じて、パネル本体71の裏面であって支持枠74,74の間に適宜な数の桟材8を固着してもよい。
【0013】
このように形成された間仕切りパネル7を用いて壁面を形成した場合、パネル本体71の全面が露出し、支持枠74は壁面側に全く露出しないので、壁面全体をパネル本体71の質感のものに統一し、美観を高めることができる。
【0014】
以上の形態では枠材72とアングル材73及び支持枠74とパネル本体71の固着手段として接着剤を用いたが、この他にビス止めなど適宜の手段を用いることができる。また、予めパネル本体71に枠材72を固着しておき、その後、アングル材73を固着してもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、係止孔が複数穿設されたアングル材を凹溝を有する枠材に固着して支持枠を構成し、この支持枠をパネル本体の裏面両側縁にそれぞれ固着して構成されているので、パネル本体の全面を露出させた壁面を形成することができ、壁面全体を同一質感に統一し、美観を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の間仕切りパネルを用いて形成された壁面の構造を示す外観図である。
【図2】図1の間仕切りパネルの構成を部材を展開して示した外観図である。
【図3】枠材とアングル材を一体化したときの凹溝と係止孔の位置関係を説明するための図である。
【図4】図1の間仕切りパネルの側端部拡大断面図である。
【図5】支柱に係止された従来の間仕切りパネルの構成を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 床面
2 支柱受け
3 巾木
4 天井レール
5 支柱
6 係止フック
7 間仕切りパネル
71 パネル本体
72 枠材
72a 凹溝
73 アングル材
73a 係止孔
8 桟材
Claims (1)
- 所定間隔で係止孔が複数穿設されたアングル材を凹溝を有する枠材に固着して支持枠を構成し、この支持枠をパネル本体の裏面両側縁にそれぞれ固着して構成された間仕切りパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16156099A JP3821994B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 間仕切りパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16156099A JP3821994B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 間仕切りパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000345643A JP2000345643A (ja) | 2000-12-12 |
JP3821994B2 true JP3821994B2 (ja) | 2006-09-13 |
Family
ID=15737440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16156099A Expired - Fee Related JP3821994B2 (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 間仕切りパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3821994B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP16156099A patent/JP3821994B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000345643A (ja) | 2000-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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