JP2001182283A - 内・外装パネル材の取付用金具およびその取付け方法 - Google Patents

内・外装パネル材の取付用金具およびその取付け方法

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JP2001182283A
JP2001182283A JP36943899A JP36943899A JP2001182283A JP 2001182283 A JP2001182283 A JP 2001182283A JP 36943899 A JP36943899 A JP 36943899A JP 36943899 A JP36943899 A JP 36943899A JP 2001182283 A JP2001182283 A JP 2001182283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル材からなる内・外装材を、従来のよう
な下地ボード等を使用することなく、直接建築物の躯体
等の内・外壁面に対して、所要の取付用金具を使用する
ことにより、乾式工法によって簡便にかつ確実に取付け
ることができる内・外装パネル材の取付用金具およびそ
の取付け方法を提供する。 【解決手段】 建築物の躯体10等の内・外壁面に沿っ
て水平方向に延在張設する基板23を備え、この基板の
前記内・外壁面とは反対側の側面に上下に離間する上側
レール部24と下側レール部26とをそれぞれ平行に突
設してなる胴縁部材22と、前記胴縁部材を長手方向に
所定間隔で垂直に切断し、この切断片を反転させてその
基板部33側を所要の矩形状に形成した内・外装パネル
材の背面に配置固定してなるハンガー部材32とからな
り、前記複数の胴縁部材を建築物の躯体等の内・外壁面
に沿って平行に配設固定し、前記内・外装パネル材に固
定されたハンガー部材を前記胴縁部材の上側レール部と
下側レール部に対し同時にスライド可能に懸吊支持させ
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式工法により石
材等からなる内装パネル材または外装パネル材を建築物
の躯体の内壁面または外壁面に取付けるための取付用金
具およびその取付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物の内装構造としては、
躯体の内壁面あるいは天井面に対して、所定の寸法から
なる下地ボードを、それぞれ隙間なく突き合わせ状態で
固定し、これら下地ボードの表面にクロス貼りや塗装を
施した構成からなるものが採用されている。そして、前
記下地ボードとしては、例えば石膏ボード、ベニヤ合
板、ケイカル板等の種々のボードが適用されている。
【0003】一方、建築物の外装構造としては、躯体の
外壁面に石材等からなる外装材を、乾式工法により取付
ける技術が知られている。
【0004】例えば、コンクリート製の矩形状板体から
なる外壁パネルに対し、一枚の金属板を折曲げて形成し
た取付け金具を設けて、この取付け金具を外壁パネルの
寸法に応じて建築物の軸組に張設した下地板に固定配置
し、これら取付け金具によって前記外壁パネルの隣接す
る上下部を支持するように構成した外壁パネルの取り付
け方法が知られている(特許第2681108号公
報)。
【0005】また、前記外壁パネルの取付け方法の改良
案として、表面に石材が接着され裏面にアルミニウム・
ハニカムパネルが接着された外装材を形成し、この外装
材の取付用金具として、躯体壁面に取付ける取付部と、
躯体壁面との隙間を持たせる隙間形成部と、外装材のア
ルミニウム・ハニカムパネルへ挿入する差し込み部とを
設けた構成とし、前記取付用金具を躯体壁面に直接固定
してアルミニウム・ハニカムパネルを備えた外装材を、
前記アルミニウム・ハニカム構造を有効に利用して取付
ける手段が提案されている(特開平10−61143号
公報)。
【0006】このように、外装材を建築物の躯体の外壁
面に対して、取付用金具を使用して直接取付ける手段
は、既に公知であるが、内装材については、前述したよ
うに下地ボードを使用するのが一般的である。
【0007】しかしながら、今日の内装材としては、外
装材と同様に、表面に石材やつき板等を接着接合した構
成からなるパネル材を適用することが増大している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
鋭意研究並びに検討を重ねた結果、建築物の躯体等の内
壁面に沿って水平方向に延在張設する基板を設け、この
基板の前記内壁面とは反対側の側面に上下に離間する上
側レール部と下側レール部とをそれぞれ平行に突設して
なる胴縁部材を構成し、一方前記胴縁部材を長手方向に
所定間隔で垂直に切断して形成したハンガー部材を、そ
れぞれ反転させてその基板部側を所要の矩形状に形成し
た内装パネル材の背面に配置固定し、前記複数の胴縁部
材を建築物の躯体等の内壁面に沿って平行に配置固定し
て、前記内装パネル材に固定されたハンガー部材を前記
胴縁部材の上側レール部と下側レール部に対し同時にス
ライド可能に懸吊支持させるよう構成し、さらに前記ハ
ンガー部材の上側ハンガー部と前記胴縁部材の上側レー
ル部との懸吊支持部に、クリップやねじ具等の係止具で
固定した構成とすることにより、従来のような下地ボー
ドを使用することなく、直接建築物の躯体等の内壁面に
対して、乾式工法により簡便にかつ確実に取付けること
ができる、内装パネル材の取付用金具およびその取付け
方法の開発に成功した。
【0009】この場合、前記構成からなる内装パネル材
の取付け方法は、外装パネル材の取付け方法としても有
効であることを突き止めた。すなわち、この場合、建築
物の躯体等の外壁面に沿って水平方向に延在張設する基
板を備え、この基板の前記外壁面とは反対側の側面に上
下に離間する上側レール部と下側レール部とをそれぞれ
平行に突設してなる胴縁部材を、前記建築物の躯体等の
外壁面にアンカーボルト等を介して所定間隔離間させて
それぞれ平行に複数配置固定し、所要の矩形状に形成し
た複数の外装パネル材の背面に、前記胴縁部材を長手方
向に所定間隔で垂直に切断し、この切断片を反転させて
なるハンガー部材を適宜離間させて配置固定し、前記外
装パネル材に固定されたハンガー部材の上側ハンガー部
と下側ハンガー部とを同時にスライド可能に懸吊支持さ
せて、複数の外装パネル材を順次並列させて胴縁部材に
取付け、さらに前記外装パネル材に固定されたハンガー
部材の上側ハンガー部と胴縁部材の上側レール部との懸
吊支持部に、係止具を介して固定する構成とすることが
できる。
【0010】また、本発明者は、種々検討を重ねた結
果、建築物の躯体等の内・外壁面に沿って垂直方向に延
在張設する基板を設け、この基板の前記内・外壁面とは
反対側の端縁部にレール部を突設してなる胴縁部材を構
成し、前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で配置固定し
てなるそれぞれ係合折曲片を備えた係合部材を設け、前
記胴縁部材の延在する方向と直向する方向に延在し、そ
の長手方向の一側縁を係合端縁部とした基板を備えたハ
ンガー部材を、所要の矩形状に形成した内・外装パネル
材の背面に配置固定し、前記複数の胴縁部材を建築物の
躯体等の内・外壁面に沿って平行に配設固定して、前記
内・外装パネル材に固定されたハンガー部材の係合端縁
部を、前記胴縁部材に設けた係合部材の係合折曲片に対
し、それぞれスライド可能に嵌合係止させるように構成
した、前記と同様の特徴を有する内・外装パネル材の取
付用金具およびその取り付け方法の開発に成功した。
【0011】従って、本発明の目的は、パネル材からな
る内装材または外装材を、従来のような下地ボード等を
使用することなく、直接建築物の躯体等の内壁面または
外壁面に対して、所要の取付用金具を使用することによ
り、乾式工法によって簡便にかつ確実に取付けることが
できる内装パネル材または外装パネル材の取付用金具お
よびその取付け方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る内・外装パネル材の取付用金具は、建
築物の躯体等の内・外壁面に沿って水平方向に延在張設
する基板を備え、この基板の前記内・外壁面とは反対側
の側面に上下に離間する上側レール部と下側レール部と
をそれぞれ平行に突設してなる胴縁部材と、前記胴縁部
材を長手方向に所定間隔で垂直に切断し、この切断片を
反転させてその基板部側を所要の矩形状に形成した内・
外装パネル材の背面に配置固定してなるハンガー部材と
からなり、前記複数の胴縁部材を建築物の躯体等の内・
外壁面に沿って平行に配設固定し、前記内・外装パネル
材に固定されたハンガー部材を前記胴縁部材の上側レー
ル部と下側レール部に対し同時にスライド可能に懸吊支
持させるように構成することを特徴とする。
【0013】この場合、前記胴縁部材は、上側レール部
が上方開口の溝部と肩部とを並設すると共に、下側レー
ル部が上方開口の溝部を備え、前記ハンガー部材は、そ
の断面形状において前記胴縁部材の中心部に対し、18
0°回転対称となるように構成することができる。
【0014】また、前記ハンガー部材は、胴縁部材の上
側レール部に対応する下側ハンガー部が、胴縁部材の下
側レール部に嵌合すると共に、胴縁部材の下側レール部
に対応する上側ハンガー部が、胴縁部材の上側レール部
に嵌合するように構成することができる。
【0015】さらに、前記胴縁部材のレール部に懸吊支
持される内・外装パネル材に固定されたハンガー部材の
移動を固定するため、前記ハンガー部材の上側ハンガー
部と前記胴縁部材の上側レール部との懸吊支持部に、ク
リップやねじ具等の係止具を設けることができる。
【0016】そして、前記内・外装パネル材の取付用金
具を使用する本発明に係る内・外装パネル材の取付け方
法は、建築物の躯体等の内・外壁面に沿って水平方向に
延在張設する基板を備え、この基板の前記内・外壁面と
は反対側の側面に上下に離間する上側レール部と下側レ
ール部とをそれぞれ平行に突設してなる胴縁部材を、前
記建築物の躯体等の内・外壁面にアンカーボルト等を介
して所定間隔離間させてそれぞれ平行に複数配置固定
し、所要の矩形状に形成した複数の内・外装パネル材の
背面に、前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で垂直に切
断し、この切断片を反転させてなるハンガー部材を適宜
離間させて配置固定し、前記内・外装パネル材に固定さ
れたハンガー部材の上側ハンガー部と下側ハンガー部と
を、胴縁部材の各レール部に同時にスライド可能に懸吊
支持させて、複数の内・外装パネル材を順次並列させて
胴縁部材に取付け、さらに前記内・外装パネル材に固定
されたハンガー部材の上側ハンガー部と胴縁部材の上側
レール部との懸吊支持部に、係止具を介して固定するこ
とを特徴とする。
【0017】代案として、本発明に係る内・外装パネル
材の取付用金具は、建築物の躯体等の内・外壁面に沿っ
て垂直方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記
内・外壁面とは反対側の端縁部にレール部を突設してな
る胴縁部材と、前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で配
置固定してなるそれぞれ係合折曲片を備えた係合部材
と、前記胴縁部材の延在する方向と直向する方向に延在
し、その長手方向の一側縁を係合端縁部とした基板を、
所要の矩形状に形成した内・外装パネル材の背面に配置
固定してなるハンガー部材とからなり、前記複数の胴縁
部材を建築物の躯体等の内・外壁面に沿って平行に配設
固定し、前記内・外装パネル材に固定されたハンガー部
材の係合端縁部を、前記胴縁部材に設けた係合部材の係
合折曲片に対し、それぞれスライド可能に嵌合係止させ
るように構成することを特徴とする。
【0018】この場合、前記胴縁部材は、基板の前記内
・外壁面とは反対側の端縁部に左右対称的に左側レール
部と右側レール部とを突設した構成とすることができ
る。
【0019】そして、前記内・外装パネル材の取付用金
具を使用する本発明に係る内・外装パネル材の取付け方
法は、建築物の躯体等の内・外壁面に沿って垂直方向に
延在張設する基板を備え、この基板の前記内・外壁面と
は反対側の端縁部にレール部を突設してなる胴縁部材
を、前記建築物の躯体等の内・外壁面にアンカーボルト
等を介して所定間隔離間させてそれぞれ平行に複数配置
固定し、前記胴縁部材のレール部の所定の高さ位置にそ
れぞれ係合部材を配置して、これらを弾性クリップ部材
でそれぞれ固定し、所要の矩形状に形成した複数の内・
外装パネル材の背面に、前記胴縁部材の延在する方向と
直向する方向に延在し、その長手方向の一側縁を係合端
縁部とした基板を備えてなるハンガー部材を適宜離間さ
せて配置固定し、前記内・外装パネル材に固定されたハ
ンガー部材の係合端縁部を、胴縁部材に設けた係合部材
の係合折曲片にそれぞれスライド可能に嵌合係止させ
て、複数の内・外装パネル材を順次並列させて胴縁部材
52に取付け、さらに前記内・外装パネル材に固定され
たハンガー部材を嵌合係止する係合部材と、胴縁部材の
レール部との固定部に、係止具を介して固定することを
特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る内・外装パネ
ル材の取付用金具およびその取付け方法の実施例につ
き、内装パネル材の場合について例示した添付図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
【0021】
【実施例1】図1ないし図3は、本発明に係る内・外装
パネル材の取付用金具およびその取付け方法の一実施例
を示すものである。すなわち、図1は、建築物の躯体1
0の内壁面12に対し、本発明に係る取付用金具20を
使用して、複数の内装パネル材40を取付ける状態を示
す要部断面図である。なお、本実施例において使用し得
る内装パネル材40としては、例えば矩形状に形成した
石材、セラミック、ガラス、不織布類等の不燃性材料、
その他木質系の内装材等を適宜使用することができる。
【0022】しかるに、図1において、本発明に係る取
付用金具20は、建築物の躯体10の内壁面12に沿っ
て水平方向に延在張設する胴縁部材22と、矩形状に形
成した内装パネル材40の背面に適宜離間させて配置固
定してなるハンガー部材32とから構成されている。
【0023】そこで、前記胴縁部材22は、図2の
(a)に示すように、前記建築物の躯体10の内壁面1
2に沿って水平方向に延在する基板23を備え、この基
板23の前記躯体10の内壁面12とは反対側の側面に
上下に離間して位置する上側レール部24および下側レ
ール部26をそれぞれ平行に突設した構成からなる。
【0024】一方、前記矩形状に形成した内装パネル材
40の背面に、適宜離間させて配置固定してなるハンガ
ー部材32は、図2の(b)に示すように、前記胴縁部
材22と同一の断面構成からなるものであり、前記胴縁
部材22を長手方向に所定間隔で垂直に切断し、この切
断片を180°回転対称となるように反転させて、その
基板部33側を所要の矩形状に形成した内装パネル材4
0の背面に適宜配置固定するように構成される。
【0025】すなわち、この場合、前記胴縁部材22
は、上側レール部24が上方開口の溝部25aと肩部2
5bとを並設すると共に、下側レール部26が上方開口
の溝部27を備える。そして、前記ハンガー部材32
は、胴縁部材22の上側レール部24に対応する下側ハ
ンガー部34が、前記胴縁部材22の下側レール部26
に嵌合すると共に、胴縁部材22の下側レール部26に
対応する上側ハンガー部36が、胴縁部材22の上側レ
ール部24に嵌合するように構成される。従って、前記
複数の胴縁部材22を、建築物の躯体10等の内壁面1
2に沿ってアンカーボルト等により平行に配置固定し、
前記内装パネル材40に固定されたハンガー部材32を
前記胴縁部材22の上側レール部24と下側レール部2
6に対し、同時にスライド可能に懸吊支持させることが
できる。
【0026】なお、前記ハンガー部材32の内装パネル
材40に対する取付け、すなわち固定手段としては、例
えば予め内装パネル材40の所定個所に穿設した穴部4
2に埋込みナット43を埋め込み固定しておき、この埋
込みナット43を利用して所要のボルト44により前記
ハンガー部材32を適宜配置固定することができる(図
1参照)。
【0027】このように構成した本実施例における内装
パネル材の取付用金具20によれば、前記内装パネル材
40に固定されたハンガー部材32を、前記胴縁部材2
2の上側レール部24と下側レール部26とに対して、
同時にスライド可能に懸吊支持させることにより、ハン
ガー部材32の上側ハンガー部36と下側ハンガー部3
4とは、胴縁部材22の上側レール部24と下側レール
部26とに、それぞれ図示のように密接に嵌合係止させ
ることができる。
【0028】なお、本実施例においては、図示しない
が、前記胴縁部材22の各レール部24、26に懸吊支
持される内装パネル材40に固定されたハンガー部材3
2の移動を固定するため、前記ハンガー部材32の上側
ハンガー部36と前記胴縁部材22の上側レール部24
との懸吊支持部に、クリップやねじ具等の係止具を、そ
れぞれ取付ければ好適である。
【0029】前述したように、本実施例においては、前
記構成からなる内装パネル材40の取付用金具20を使
用し、前記胴縁部材22を前記建築物の躯体10等の内
壁面12にアンカーボルト等を介して所定間隔離間さ
せ、それぞれ平行に複数配置固定する。次いで、複数の
内装パネル材40にそれぞれ固定されたハンガー部材3
2を、胴縁部材22の上側レール部24と下側レール部
26に対し、同時にスライド可能に懸吊支持させて、そ
れぞれ複数の内装パネル材40を順次並列させて胴縁部
材22に取付ける。そして、前記内装パネル材40にそ
れぞれ固定されたハンガー部材32を、胴縁部材22の
上側レール部24の一部に係止具を介して固定すること
により、建築物の躯体10等の内壁面12に対し、従来
のような下地ボードを使用することなく、内装パネル材
40を乾式工法により簡便かつ確実に取付けることがで
きる(図3参照)。
【0030】このようにして、本実施例によれば、前記
取付用金具20の使用により、建築物の躯体等の内壁面
と内装パネル材との間に所要の空間部を形成することに
よって、内装パネル材の断熱効果ないしは通風効果を保
持させることができる。特に、本発明に係る取付用金具
の胴縁部材とハンガー部材とは、同一形状からなる基材
によって構成することができるため、その製造コストを
著しく低減することができる利点を有している。
【0031】また、前記構成からなる取付用金具20を
使用して、建築物の躯体等の外壁面に対する外装パネル
材の取付けを、簡便に行うことができる。すなわち、こ
の場合、外装パネル材は図示しないが、取付用金具20
の胴縁部材22を、建築物の躯体等の外壁面に対し、ア
ンカーボルトないし縦胴縁部材等を介して所定間隔離間
させ、それぞれ横方向に平行させて複数配置固定する。
次いで、複数の外装パネル材にそれぞれ固定されたハン
ガー部材32を、胴縁部材22の上側レール部24と下
側レール部26とに対し、同時にスライド可能に懸吊支
持させて、それぞれ複数の外装パネル材を順次並列させ
て胴縁部材22に取付ける。そして、前記外装パネル材
にそれぞれ固定されたハンガー部材32を、胴縁部材2
2の上側レール部24の一部にそれぞれ係止具を介して
固定することにより、前記内装パネル材40と全く同様
にして、建築物の躯体等の外壁面に対し、外装パネル材
を乾式工法により簡便かつ確実に取付けることができ
る。
【0032】
【実施例2】図4ないし図6は、本発明に係る内・外装
パネル材の取付用金具およびその取付け方法の別の実施
例を示すものである。すなわち、図4は、建築物の躯体
10の内壁面12に対し、本発明に係る取付用金具50
を使用して、複数の内装パネル材40を取付ける状態を
示す要部断面図である。なお、本実施例において使用し
得る内装パネル材40も、前述した実施例と同様の内装
材を使用することができる。
【0033】しかるに、図4において、本実施例に係る
取付用金具50は、建築物の躯体10の内壁面12に沿
って垂直方向に延在張設する胴縁部材52と、この胴縁
部材52と直交する水平方向に延在して矩形状に形成し
た内装パネル材40の背面に適宜離間させて配置固定し
てなるハンガー部材62とから構成されている。
【0034】そこで、前記胴縁部材52は、図5に示す
ように、前記建築物の躯体10の内壁面12に沿って垂
直方向に延在する基板53を備え、この基板53の前記
躯体10の内壁面12とは反対側の端縁部に、左側レー
ル部54aおよび右側レール部54bをそれぞれ左右対
称的に突設した構成からなる。
【0035】この胴縁部材52の前記左側レール部54
aおよび右側レール部54bは、それぞれ左右方向に開
口した溝部55a、55bを備え、前記基板53の他端
縁部には固定用端部56が形成されている。そして、前
記左側レール部54aおよび右側レール部54bの各溝
部55a、55bには、両端に係合折曲片57a、57
bを設けた係合部材58の基部59を、弾性クリップ部
材60で係合固定する。なお、前記係合部材58は、基
部59の中央部(破線で示す)で切断し、その一端のみ
を係合折曲片57a(57b)とする構成とすることも
可能である。
【0036】一方、前記ハンガー部材62は、図5に示
すように、胴縁部材52の延在する方向とは直交する方
向に延在する基板63を備え、この基板63の長手方向
の一側縁を係合端縁部64とすると共に他側縁を当接端
縁部65とした構成からなる。従って、このように構成
されたハンガー部材62は、矩形状に形成した内装パネ
ル材40の背面に、適宜離間させて配置固定し、前記係
合端縁部64を前記胴縁部材52に設けた係合部材58
の係合折曲片57a、57bに対して、嵌合係止させる
ことができる(図6参照)。
【0037】なお、前記ハンガー部材62の内装パネル
材40に対する取付け、すなわち固定手段としては、前
述した実施例と同様にして、例えば予め内装パネル材4
0の所定個所に穿設した穴部42に埋込みナット43を
埋め込み固定しておき、この埋込みナット43を利用し
て所要のボルト(図示せず)により前記ハンガー部材6
2を適宜配置固定することができる(図4参照)。
【0038】また、本実施例においては、図示しない
が、前記胴縁部材52に設けた係合部材58に係止され
る内装パネル材40に固定されたハンガー部材62の移
動を固定するため、ハンガー部材62を嵌合係止する係
合部材58を弾性クリップ60を介して、胴縁部材52
の各レール部54a、54bに固定する結合部に対し、
ねじ具等の係止具をそれぞれ取付ければ好適である。
【0039】前述したように、本実施例においては、前
記構成からなる内装パネル材40の取付用金具50を使
用し、前記胴縁部材52を前記建築物の躯体10等の内
壁面12にアンカーボルト等を介して所定間隔離間さ
せ、それぞれ平行に複数配置固定する。次いで、前記胴
縁部材52の各レール部54a、54bの所定の高さ位
置にそれぞれ係合部材58を配置して、これらを弾性ク
リップ部材60でそれぞれ固定する。そして、複数の内
装パネル材40にそれぞれ固定されたハンガー部材62
を、前記胴縁部材52に設けた係合部材58の係合折曲
片57a、57bに対し、それぞれスライド可能に嵌合
係止させ、複数の内装パネル材40を順次並列させて胴
縁部材52に取付ける。さらに、前記内装パネル材40
にそれぞれ固定されたハンガー部材62を嵌合係止する
係合部材58と、前記胴縁部材52の各レール部54
a、54bとの固定部に、適宜係止具を介して固定する
ことにより、建築物の躯体10等の内壁面12に対し、
従来のような下地ボードを使用することなく、内装パネ
ル材40を乾式工法により簡便かつ確実に取付けること
ができる(図6参照)。
【0040】このようにして、本実施例においても、前
記取付用金具50の使用により、建築物の躯体等の内壁
面と内装パネル材との間に所要の空間部を形成すること
によって、内装パネル材の断熱効果ないしは通風効果を
保持させることができる。
【0041】また、前記構成からなる取付用金具50を
使用して、建築物の躯体等の外壁面に対する外装パネル
材の取付けを、簡便に行うことができる。すなわち、こ
の場合、外装パネル材は図示しないが、取付用金具50
の胴縁部材52を、建築物の躯体等の外壁面に対し、ア
ンカーボルトないしは横胴縁部材等を介して所定間隔離
間させ、それぞれ縦方向に平行させて複数配置固定す
る。次いで、前記胴縁部材52の各レール部54a、5
4bの所定の高さ位置にそれぞれ係合部材58を配置し
て、これらを弾性クリップ部材60でそれぞれ固定す
る。そして、複数の外装パネル材にそれぞれ固定された
ハンガー部材62を、前記胴縁部材52に設けた係合部
材58の係合折曲片57a、57bに対し、それぞれス
ライド可能に嵌合係止させ、複数の外装パネル材40を
順次並列させて胴縁部材52に取付ける。さらに、前記
外装パネル材にそれぞれ固定されたハンガー部材62を
嵌合係止する係合部材58と、前記胴縁部材52の各レ
ール部54a、54bとの固定部に、適宜係止具を介し
て固定することにより、前記内装パネル材40と全く同
様にして、建築物の躯体等の外壁面に対し、外装パネル
材を乾式工法により簡便かつ確実に取付けることができ
る。
【0042】なお、図7および図8は、前記図4ないし
図7に示す取付用金具50の変形例を示すものである。
すなわち、この変形例においては、前記実施例の胴縁部
材52の一側のレール部を省略して、単一のレール部5
4aとして構成したものである。この場合、前記胴縁部
材52′に取り付ける係合部材58、弾性クリップ部材
60およびハンガー部材62の構成は、前記実施例と全
く同じである。従って、前記図4ないし図7に示す実施
例と同一の構成部分については同一の参照符号を付し、
その詳細な説明は省略する。なお、本実施例の胴縁部材
52′は、建築物の躯体等の内・外壁面の端縁部におけ
る、内・外装パネル材の取り付け際して使用すれば有効
である。
【0043】以上、本発明の好適な実施例についてそれ
ぞれ説明したが、本発明は前記各実施例に限定されるこ
となく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多
くの設計変更が可能である。例えば、本発明における内
・外装パネル材の取付用金具を構成する胴縁部材やハン
ガー部材等については、基本的に金属材料により構成さ
れるものであるが、内・外装パネル材の材質によって
は、金属材料に代えて木質材料等により構成することも
可能である。
【0044】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係る内・外装パネル材の取付用金具は、建築物の躯
体等の内・外壁面に沿って水平方向に延在張設する基板
を備え、この基板の前記内・外壁面とは反対側の側面に
上下に離間する上側レール部と下側レール部とをそれぞ
れ平行に突設してなる胴縁部材と、前記胴縁部材を長手
方向に所定間隔で垂直に切断し、この切断片を反転させ
てその基板部側を所要の矩形状に形成した内・外装パネ
ル材の背面に配置固定してなるハンガー部材とからな
り、前記複数の胴縁部材を建築物の躯体等の内・外壁面
に沿って平行に配設固定し、前記内・外装パネル材に固
定されたハンガー部材を前記胴縁部材の上側レール部と
下側レール部に同時にスライド可能に懸吊支持させる構
成とすることにより、この取付用金具を内・外装パネル
材の背面に適用して、前述した内・外装パネル材の建築
物の躯体等の内・外壁面に対する取り付けを簡便かつ確
実にしかも低コストに達成することができる。
【0045】また、前記内・外装パネル材の取付用金具
を使用する本発明に係る内・外装パネル材の取付け方法
においては、建築物の躯体等の内・外壁面に沿って水平
方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・外
壁面とは反対側の側面に上下に離間する上側レール部と
下側レール部とをそれぞれ平行に突設してなる胴縁部材
を、前記建築物の躯体等の内・外壁面にアンカーボルト
等を介して所定間隔離間させてそれぞれ平行に複数配置
固定し、所要の矩形状に形成した複数の内・外装パネル
材の背面に、前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で垂直
に切断し、この切断片を反転させてなるハンガー部材を
適宜離間させて配置固定し、前記内・外装パネル材に固
定されたハンガー部材の上側ハンガー部と下側ハンガー
部とを、胴縁部材の各レール部に同時にスライド可能に
懸吊支持させて、複数の内・外装パネル材を順次並列さ
せて胴縁部材に取付け、さらに前記内・外装パネル材に
固定されたハンガー部材の上側ハンガー部と胴縁部材の
上側レール部との懸吊支持部に、係止具を介して固定す
ることにより、各種パネル材からなる内・外装材を、従
来のような下地ボード等を使用することなく、直接建築
物の躯体等の内・外壁面に対して、乾式工法により簡便
にかつ確実に取付けることができる。
【0046】さらに、本発明に係る内・外装パネル材の
取付用金具は、建築物の躯体等の内・外壁面に沿って垂
直方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・
外壁面とは反対側の端縁部にレール部を突設してなる胴
縁部材と、前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で配置固
定してなるそれぞれ係合折曲片を備えた係合部材と、前
記胴縁部材の延在する方向と直向する方向に延在し、そ
の長手方向の一側縁を係合端縁部とした基板を、所要の
矩形状に形成した内・外装パネル材の背面に配置固定し
てなるハンガー部材とからなり、前記複数の胴縁部材を
建築物の躯体等の内・外壁面に沿って平行に配設固定
し、前記内・外装パネル材に固定されたハンガー部材の
係合端縁部を、前記胴縁部材に設けた係合部材の係合折
曲片に対し、それぞれスライド可能に嵌合係止させる構
成とすることにより、前述した内・外装パネル材の建築
物の躯体等の内・外壁面に対する取り付けを簡便かつ確
実にしかも低コストに達成することができる内・外装パ
ネル材の取付用金具を得ることができる。
【0047】従って、前記内・外装パネル材の取付用金
具を使用する本発明に係る内・外装パネル材の取付け方
法においては、建築物の躯体等の内・外壁面に沿って垂
直方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・
外壁面とは反対側の端縁部にレール部を突設してなる胴
縁部材を、前記建築物の躯体等の内・外壁面にアンカー
ボルト等を介して所定間隔離間させてそれぞれ平行に複
数配置固定し、前記胴縁部材のレール部の所定の高さ位
置にそれぞれ係合部材を配置して、これらを弾性クリッ
プ部材でそれぞれ固定し、所要の矩形状に形成した複数
の内・外装パネル材の背面に、前記胴縁部材の延在する
方向と直向する方向に延在し、その長手方向の一側縁を
係合端縁部とした基板を備えてなるハンガー部材を適宜
離間させて配置固定し、前記内・外装パネル材に固定さ
れたハンガー部材の係合端縁部を、胴縁部材に設けた係
合部材の係合折曲片にそれぞれスライド可能に嵌合係止
させて、複数の内・外装パネル材を順次並列させて胴縁
部材52に取付け、さらに前記内・外装パネル材に固定
されたハンガー部材を嵌合係止する係合部材と、胴縁部
材のレール部との固定部に、係止具を介して固定するこ
とにより、前記と同様にして、各種パネル材からなる内
・外装材を、直接建築物の躯体等の内・外壁面に対し
て、乾式工法により簡便にかつ確実に取付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内・外装パネル材の取付用金具の
一実施例を示すもので、内装パネル材を建築物の躯体の
内壁面に取付ける状態を示す要部断面図である。
【図2】図1に示す内装パネル材の取付用金具の分解斜
視図であって、(a)は胴縁部材の要部斜視図、(b)
はハンガー部材の斜視図である。
【図3】図1に示す内装パネル材の取付用金具の組立て
状態を示す概略要部斜視図である。
【図4】本発明に係る内・外装パネル材の取付用金具の
別の実施例を示すもので、内装パネル材を建築物の躯体
の内壁面に取付ける状態を示す要部断面図である。
【図5】図4に示す内装パネル材の取付用金具の分解斜
視図である。
【図6】図4に示す内装パネル材の取付用金具の組立て
状態を示す概略要部斜視図である。
【図7】図4に示す内装パネル材の取付用金具の変形例
を示すもので、内装パネル材を建築物の躯体の内壁面に
取付ける状態を示す要部断面図である。
【図8】図7に示す内装パネル材の取付用金具の分解斜
視図である。
【符号の説明】
10 建築物の躯体 12 躯体の内壁面 20、50 取付用金具 22、52、52′ 胴縁部材 23、53 基板 24 上側レール部 25a 溝部 25b 肩部 26 下側レール部 27 溝部 32、62 ハンガー部材 33、63 基板部 34 下側ハンガー部 36 上側ハンガー部 40 内装パネル材 42 穴部 43 埋込みナット 44 ボルト 54a 左側レール部 54b 右側レール部 55a、55b 溝部 56 固定用端部 57a、57b 係合折曲片 58 係合部材 59 基部 60 弾性クリップ部材 64 係合端縁部 65 当接端縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA02 AA09 AA42 AA70 AB04 AB22 AB23 BA12 BC06 CA09 CC03 CC04 CC12 CC14 CC17 CC19 DA03 DA12 DA15 DA16 DC04 DC06 DC12 GA33W GA33Z GA42W GB01Z GB13W GB26W GB32W GB42W GB62W GB62Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体等の内・外壁面に沿って水
    平方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・
    外壁面とは反対側の側面に上下に離間する上側レール部
    と下側レール部とをそれぞれ平行に突設してなる胴縁部
    材と、 前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で垂直に切断し、こ
    の切断片を反転させてその基板部側を所要の矩形状に形
    成した内・外装パネル材の背面に配置固定してなるハン
    ガー部材とからなり、 前記複数の胴縁部材を建築物の躯体等の内・外壁面に沿
    って平行に配設固定し、前記内・外装パネル材に固定さ
    れたハンガー部材を前記胴縁部材の上側レール部と下側
    レール部に対し同時にスライド可能に懸吊支持させるよ
    うに構成することを特徴とする内・外装パネル材の取付
    用金具。
  2. 【請求項2】 前記胴縁部材は、上側レール部が上方開
    口の溝部と肩部とを並設すると共に、下側レール部が上
    方開口の溝部を備え、前記ハンガー部材は、その断面形
    状において前記胴縁部材の中心部に対し、180°回転
    対称となるように構成してなる請求項1記載の内・外装
    パネル材の取付用金具。
  3. 【請求項3】 前記ハンガー部材は、胴縁部材の上側レ
    ール部に対応する下側ハンガー部が、胴縁部材の下側レ
    ール部に嵌合すると共に、胴縁部材の下側レール部に対
    応する上側ハンガー部が、胴縁部材の上側レール部に嵌
    合するように構成してなる請求項1または2記載の内・
    外装パネル材の取付用金具。
  4. 【請求項4】 前記胴縁部材のレール部に懸吊支持され
    る内・外装パネル材に固定されたハンガー部材の移動を
    固定するため、前記ハンガー部材の上側ハンガー部と前
    記胴縁部材の上側レール部との懸吊支持部に、クリップ
    やねじ具等の係止具を設けてなる請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の内・外装パネル材の取付用金具。
  5. 【請求項5】 建築物の躯体等の内・外壁面に沿って水
    平方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・
    外壁面とは反対側の側面に上下に離間する上側レール部
    と下側レール部とをそれぞれ平行に突設してなる胴縁部
    材を、前記建築物の躯体等の内・外壁面にアンカーボル
    ト等を介して所定間隔離間させてそれぞれ平行に複数配
    置固定し、 所要の矩形状に形成した複数の内・外装パネル材の背面
    に、前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で垂直に切断
    し、この切断片を反転させてなるハンガー部材を適宜離
    間させて配置固定し、 前記内・外装パネル材に固定されたハンガー部材の上側
    ハンガー部と下側ハンガー部とを、胴縁部材の各レール
    部に同時にスライド可能に懸吊支持させて、複数の内・
    外装パネル材を順次並列させて胴縁部材に取付け、 さらに前記内・外装パネル材に固定されたハンガー部材
    の上側ハンガー部と胴縁部材の上側レール部との懸吊支
    持部に、係止具を介して固定することを特徴とする内・
    外装パネル材の取付け方法。
  6. 【請求項6】 建築物の躯体等の内・外壁面に沿って垂
    直方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・
    外壁面とは反対側の端縁部にレール部を突設してなる胴
    縁部材と、 前記胴縁部材を長手方向に所定間隔で配置固定してなる
    それぞれ係合折曲片を備えた係合部材と、 前記胴縁部材の延在する方向と直向する方向に延在し、
    その長手方向の一側縁を係合端縁部とした基板を、所要
    の矩形状に形成した内・外装パネル材の背面に配置固定
    してなるハンガー部材とからなり、 前記複数の胴縁部材を建築物の躯体等の内・外壁面に沿
    って平行に配設固定し、前記内・外装パネル材に固定さ
    れたハンガー部材の係合端縁部を、前記胴縁部材に設け
    た係合部材の係合折曲片に対し、それぞれスライド可能
    に嵌合係止させるように構成することを特徴とする内・
    外装パネル材の取付用金具。
  7. 【請求項7】 前記胴縁部材は、基板の前記内・外壁面
    とは反対側の端縁部に左右対称的に左側レール部と右側
    レール部とを突設してなる請求項6記載の内・外装パネ
    ル材の取付用金具。
  8. 【請求項8】 建築物の躯体等の内・外壁面に沿って垂
    直方向に延在張設する基板を備え、この基板の前記内・
    外壁面とは反対側の端縁部にレール部を突設してなる胴
    縁部材を、前記建築物の躯体等の内・外壁面にアンカー
    ボルト等を介して所定間隔離間させてそれぞれ平行に複
    数配置固定し、 前記胴縁部材のレール部の所定の高さ位置にそれぞれ係
    合部材を配置して、これらを弾性クリップ部材でそれぞ
    れ固定し、 所要の矩形状に形成した複数の内・外装パネル材の背面
    に、前記胴縁部材の延在する方向と直向する方向に延在
    し、その長手方向の一側縁を係合端縁部とした基板を備
    えてなるハンガー部材を適宜離間させて配置固定し、 前記内・外装パネル材に固定されたハンガー部材の係合
    端縁部を、胴縁部材に設けた係合部材の係合折曲片にそ
    れぞれスライド可能に嵌合係止させて、複数の内・外装
    パネル材を順次並列させて胴縁部材52に取付け、 さらに前記内・外装パネル材に固定されたハンガー部材
    を嵌合係止する係合部材と、胴縁部材のレール部との固
    定部に、係止具を介して固定することを特徴とする内・
    外装パネル材の取付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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