JP4763930B2 - 天井板固定枠を使用した天井構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肉厚天井板及び肉薄天井板のどちらにも対応でき、それら天井板間に深みのある溝を形成することのでき天井板固定枠を使用した天井構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、岩綿吸音板、各種繊維板、珪酸カルシウム板、石膏ボード等の比較的厚手の天井板Aを天井面に取り付けるには、図9(a)に示すように、逆T字型の天井板固定枠(Tバー)を使用し、上方部より天井板Aを落とし込んで天井板端部を該天井板固定枠のフランジ面に載置していた。
他方、鋼板製、アルミニューム製、ステンレス製等よりなる金属製の薄手の天井板を天井面に取り付ける場合には、例えば図9(b)に示すように、該薄手の金属板Bを取り付けるために上記厚手の天井板とは異なる形状の天井板端部を挿着する天井板固定枠を使用していた。
上記のように、板厚の違いにより各々別個の天井板取り付け手段が採用されており、天井板を岩綿吸音板等から金属板へと取り替える場合或いはその逆の場合に於いて、同時にその天井板固定枠をも取り替える必要があった。
【0003】
他方、上記天井板固定枠を共有化するために、岩綿吸音板等の端部に金属製の天井板固定枠用取付金具等を取着し、上記金属製の天井板と同様な取り付け手段を採用している。しかし、この場合は、別途、その取付金具を取り付けるための作業が必要となること、比較的軟質な天井板への取り付けとなるため、施工後に外れてしまうおそれがあること等の欠点があった。
【0004】
また、上記同様に天井板固定枠を共有化するために、図9(c)に示すように、金属製の薄手の金属板Bの端部構造を岩綿吸音板等の厚手の天井板と、その端部形状を同一の断面形状としていた。
しかし、この場合は、金属板の特徴である天井板固定枠の下方より天井板を取り付けることができず、該天井板固定枠の上方より下方へと落とし込んで天井板を取り付ける必要があった。
【0005】
更に、従来のシステム天井にあっては、パネル方式の場合は、各種設備が組み込まれたパネルを採用しているので、当該設備を分散配置することは困難であり、また、重量があり運搬や取り付けが大変であった。且つ、重量が集中的にかかるので、天井板固定枠等に負担がかかり、天井面全体の重量配置バランスが悪かった。
また、天井構造の完成後に、当該天井構造が形成された同一スパン内に於いて、間仕切壁の設置位置を変更する必要が生じることがある。その場合、該間仕切壁の天井面側及び床面側を構造材へ取り付けて所定の強度を得る必要があり、該天井面側に於いては、構造材と直接或いは構造材と固定された吊り具や野縁等へ天井側の間仕切ランナーを取り付けていた。
従って、完成している天井板を取り外し、下地材を露出させ、構造材或いは該構造材と固定されている何等かの下地材に天井側の間仕切ランナーを取り付けていた。また、完成している天井板固定枠のTバーやHバー等のフランジ部分にドリル等を使用して適宜孔を形成し、該孔を利用して該天井側間仕切ランナーを取り付け、間仕切壁を形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の天井板固定枠は、板厚の異なる天井板に対応できる汎用性が無く、該天井板の厚さを変更する場合、当該天井板固定枠も取り替える必要があり、大規模な工事が必要となった。
また、間仕切壁の位置を変更する場合も、天井板を取り外したり、天井板固定枠に細工を加える必要があり、大規模な工事となっていた。
更に、天井板間は平面状或いは凸部や浅い溝が形成されるだけで豪華さや深みに欠けるものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために成されたもので、天井板の天井板固定枠への取り付けが簡単で、天井板の厚さの違いにも同一の枠材で対応できる天井板固定枠を提供するものである。
また、上記天井板固定枠により、厚手の天井板と薄手の天井板とを併設したり、取り替えたり自由にできる天井構造を提供するものである。
更に、比較的小さなグリット単位の正方形格子天井とすることができるので、各単位の天井板が軽量となり、且つ、各種設備パネルを必要となる最適箇所へ分散配設することができるので、合理的な天井面を提供するものである。
また、間仕切壁の設置位置を変更する場合の天井側間仕切ランナーの取り外し及び取り付けが、天井板を移動すること無く極めて簡単に行える天井板固定枠を提供するものである。
更に、天井板間に奥行のある溝を形成し、該溝を可視することのできる豪華な天井構造を提供するものである。
【0008】
その具体的手段として、吊り部材及びその先端部の天井板係止部材よりなり、該天井板係止部材をウェッブ、フランジ、リップよりなる略リップ溝型断面形状とし、該リップの先端部を溝となる空間部へ略直角方向に折り曲げて立ち上げ部として天井板固定枠を形成し、該ウェッブの外面側へ、天井板の端部となる立設部に形成した弾撥突起を係止し、該天井板端部から溝入口部側外方へ突出した突出部により溝が可視できる状態でリップを隠蔽して天井板を係着してなる天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0009】
また、上記天井板端部から溝入口部側外方へ突出した突出部の突出幅は、溝入口部の幅が狭くなるようにリップを隠蔽してなる天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0010】
更に、上記立ち上げ部の先端部は、取付金具の載置部とし、該取付金具により間仕切ランナーを固定してなる天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0011】
また、上記間仕切ランナーは、断面略コ字型形状とし、そのウェッブを天井板の表面に当接し開口部を下方とし、取付金具に取着したボルトを該ウェッブに形成した孔より挿入して該開口部側よりナットにより螺着固定してなる天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0012】
更に、上記天井板固定枠は、正方形格子状に組んで形成してなる天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
また、上記正方形格子状の天井板固定枠内に、厚手の天井板、薄手の天井板及び各種設備を組み込んだパネルのいずれかを適宜配設してなる天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の天井板固定枠及びその固定枠を使用した天井構造を、その実施例に沿って以下に説明する。
【実施形態1】
図1は、天井板固定枠1の斜視図を示し、図2は、その天井板固定枠1を使用した天井構造の実施例を示している。
天井板固定枠1は、天井裏となる位置に適宜下地部材2に取り付けられている。下地部材2としては、木製のもの、C型チャンネル等の軽量鉄骨材等が使用され、上部の床、梁、壁、柱等の構造材に固定される。上記下地部材2が直接構造材のことも多い。
上記下地部材2に取り付けられた天井板固定枠1は、該下地部材2への取り付け部3、該取り付け部3より延出している吊り部材4、該吊り部材4の先端部に形成されている天井板係止部材5とより構成されている。
【0014】
上記取り付け部3は、螺着、溶着、鋲着、釘着、係着、装着等の適宜手段により、下地部材2に取り付けられる。その際、受け材等を介して下地部材2に取り付けることも可能である。
吊り部材4は、上記取り付け部3と一体或いは別体で形成され、吊りボルト等の棒状体のもの、或いは本実施例のように、板部材を折り曲げ加工した板状体のもの等が使用される。
【0015】
本実施例では、天井板係止部材5は、上記棒状体或いは板状体と一体或いは別体として形成され、略C型チャンネル形状で、その開口部を下方に向けた形状としている。 該天井板係止部材5の断面形状は、図1、2に示すように、ウェッブ6、フランジ7、7、リップ8、8よりなる略リップ溝型形状のもので、当該リップ8、8の先端部は、溝となる空間部Sへ略直角方向に折り曲げられた立ち上げ部9、9として連続形成されている。
且つ、フランジ7、7とリップ8、8及びリップ8、8と立ち上げ部9、9とは、その各々の折り曲げ部が湾曲状に折り曲げられ、当該リップ8、8の両端部は、丸みをおびた形状とされる。
【0016】
リップ8、8間には、幅Wの間隔を有する入口部10が形成されている。天井板係止部材5の開口部側は、内幅Y、高さHの空間部Sとされる。該空間部Sには上記立ち上げ部9、9が突出形成されていることになる。
上記空間部S内の立ち上げ部9、9の先端部11、11は、後述する間仕切ランナー12を固定するための取付金具の載置部となる。
上記よりなる天井板係止部材5のウェッブ6の吊り部材4側となる外面側に、岩綿吸音板等の比較的厚手の天井板13の端部14を載置することになる。該天井板13は、天井板係止部材5の上方部から載置する。天井板の端部14は、相欠きとなるように切り欠き部が形成されており、その突起部15側をウェッブ6に載置する。
【0017】
図3は、本実施例の天井構造の分解斜視図を示し、天井板係止部材5のリップ8、8間には、幅Wの間隔を有する入口部10が形成され、間仕切ランナー12を固定するための取付金具16の挿入口とされる。
該取付金具16は、平行四辺形とされ、その長辺側を立ち上げ部9、9の側壁方向と略平行状態として該入口部10より挿入し、略90度回転させて立ち上げ部9、9の先端部11、11上に載置する。
【0018】
該取付金具16は、予めボルト17を螺着させているので、取付金具16に取り付けられたボルト17の先端側は上記入口部10より外方へ突出することになる。
他方、間仕切ランナー12は、断面略コ字型形状とし、そのウェッブ18を天井板13の表面側へ当接するようにして開口部19を下方にし、ウェッブ18に形成された孔20に、上記ボルト17の先端側を挿入し、開口部19側よりナット21により螺着させることにより取り付けることができる。適宜間隔毎に取付金具16を配設することにより、該間仕切ランナー12を天井面へ強固に取り付けることが可能となる。
【0019】
【実施形態2】
図4は、天井構造の他の実施例を示している。
天井板固定枠31は、下地部材32への取り付け部33、該取り付け部33より延出している吊り部材34、該吊り部材34の先端部に取り付けられている天井板係止部材35とより構成されている。
【0020】
上記取り付け部33は、直接下地部材32に取り付けられる。また、受け材等を介して下地部材32に取り付けることもできる。
吊り部材34は、上記取り付け部33と一体或いは別体で形成され、吊りボルト等の棒状体のもの、或いは本実施例のように、板部材を折り曲げ加工した板状体のもの等が使用される。
【0021】
図5(a)、(b)に示すように、天井板係止部材35は、上記棒状体或いは板状体と一体或いは別体として形成され、その断面形状は、上記実施形態1と同様、ウェッブ36、フランジ37、37、リップ38、38よりなる略リップ溝型形状のもので、当該リップ38、38の先端部は、溝となる空間部Sへ略直角方向に折り曲げられた立ち上げ部39、39として連続形成されている。
且つ、フランジ37、37とリップ38、38及びリップ38、38と立ち上げ部39、39とは、その各々の折り曲げ部が湾曲状に折り曲げられ、当該リップ38、38の両端部は、丸みをおびた形状とされる。
【0022】
リップ38、38間には、幅Wの間隔を有する入口部40が形成されている。天井板係止部材35の開口部側には、空間部Sが形成されるが、該空間部Sには立ち上げ部39、39が突出形成されていることになる。
上記空間部S内の立ち上げ部39、39の先端部41、41は、後述する間仕切ランナー42を固定するための取付金具の載置部となる。
【0023】
本実施例では、上記天井板係止部材35のウェッブ36の吊り部材34側となる外面側に、鋼板製、アルミニューム製、ステンレス製等よりなる金属製の薄い板厚の天井板43を係止する場合を示している。該天井板43は、図5(b)に示すように、その端縁部に突出部44及び所定幅折り返えす折り返し部45が形成され、該折り返し部45は、裏面側に向かって立設部46が形成されている。
該立設部46の適宜間隔に、弾性状の弾撥突起47が形成され、該弾撥突起47の突起部が外方に向けて突出形成され、当該部分がウェッブ36の外面側に係止することになる。従って、本実施例の天井板43は、下方部から押し上げて天井板係止部材35に係着させることになる。
【0024】
上記立設部46より外方側への突出部44の突出幅は、上記リップ38、38の幅より幅Xだけ長く形成され、突出部44、44間の間隔を幅W’としている。従って、突出部44、44の先端間の幅W’は、入口部40の幅であるリップ38、38間の幅Wより狭くなる。当該天井構造部の天井板の連結部は、下方より見ると天井板係止部材35のリップ部が隠ぺいされ、空間部Sの内側が溝となって可視できることになる。
図6は、上記金属製の薄い板厚の天井板43を、正方形格子状に組んだ天井板係止部材35へ係止させた状態を示す斜視図で、天井板43、43間には、連続した正方形溝が形成され、奥行きのある天井構造が形成されることになる。
【0025】
図7は、本実施例の天井構造の分解断面図を示し、上記実施形態1と同様、取付金具48は、平行四辺形とされ、その長辺側を立ち上げ部39、39の側壁方向と略平行状態として入口部40より挿入し、略90度回転させて立ち上げ部39、39の先端部41、41上に載置する。
【0026】
該取付金具48は、予めボルト49を螺着させているので、取付金具48に取り付けられたボルト49の先端側は上記入口部40より外方へ突出することになる。
他方、間仕切ランナー42は、断面略コ字型形状とし、そのウェッブ50を天井板43の表面側へ当接するようにして開口部51を下方にし、ウェッブ50に形成された孔52に、上記ボルト49の先端側を挿入し、開口部51側よりナット53により螺着させることにより取り付けることができる。適宜間隔毎に取付金具48を配設することにより、該間仕切ランナー42を天井面へ強固に取り付けることが可能となる。
【0027】
【実施形態3】
上記実施例の比較的厚手の天井板及び薄手の天井板を取り付ける天井板固定枠は、長尺のもので、それらを組んで天井板の固定枠を形成し、当該固定枠間に天井板を取り付けることになる。図8に示す天井は、グリット天井と呼ばれるもので、該天井板固定枠を正方形格子状に組んで形成している。
【0028】
上記グリット天井は、そのグリット単位を天井板固定枠間の縦、横の間隔として600mm×600mm、640mm×640mm等とした様々な大きさのものが採用されるが、当該グリット天井では、上記通常の天井板13、43の他、照明器具を組み込んだ照明器具用パネル54、空調用吹出し口用パネル55、空調用吸込み口用パネル56、防災スピーカー用パネル57、感知器用パネル58等の各種設備機器が組み込まれた設備パネルよりなる天井板が取り付けられる。
【0029】
天井面に、従来のパネル式システム天井のように、様々な設備を組み込んだ特別に大きな設備パネルを形成するのとは異なり、その大きさを通常の天井板13、43と同一の規格寸法とする設備パネルを天井板として採用することができ、また、組立式システム天井のように、現場に於いて各種設備のための特別な枠組み施工をする必要が無く、同一の間隔を有する固定枠をそのまま採用して各種設備機器が組み込まれた設備パネルを天井板として取り付けることができる。
【0030】
また、上記実施形態1、2で示した比較的厚手の天井板と金属製の薄手の天井板とのいずれの天井板をも、このグリット天井に採用することができる。
更に、該グリット天井では、そのグリット単位が狭いので、天井板固定枠が縦横方向に多数存在することになり、その位置に合わせて間仕切ランナーを取り付けることが可能となるので、間仕切壁の立設位置の自由度が一段と上昇する。
また、図8に示すように、同一のスパン内に於いて、間仕切壁の位置を自由に変更することができる他、岩面吸音板等の厚手の天井板と金属板等の薄手の天井板とを、同一の天井板固定枠に取り付けて併設させることが可能となり、天井面の構成を変化に富んだものとすることが容易となった。
【0031】
【発明の効果】
上記構成より成る本発明は、同一断面形状の天井板固定枠に、岩綿吸音板等よりなる比較的厚手の天井板と金属製の薄手の天井板とのいずれの天井板をも取り付けることが可能となった。
また、天井板相互の継手部となる部分が、桟状の押圧部材として天井の表面側に露出することなく、天井板間に溝が形成され、奥まった位置に天井板固定枠の空間部内側が可視されることになり、深みのある納まりの良い天井板固定枠及びその固定枠を使用した天井構造を得ることが可能となった。
【0032】
更に、従来のシステム天井にあっては、パネル方式の場合は、各種設備が組み込まれたパネルを採用しているので、当該設備を分散配置することは困難であり、また、重量があり運搬や取り付けが大変であった。且つ、重量が集中的にかかるので、天井板固定枠等に負担がかかり、天井面全体の重量配置バランスも悪かったが、本発明は、比較的小さなグリット単位の正方形格子天井とすることができるので、各単位の天井板が軽量となり、且つ、各種設備パネルを必要となる最適箇所へ分散配設することができるので、合理的な天井面を提供することが可能となった。
【0033】
また、上記天井板固定枠の構造を、天井側の間仕切ランナーを取着する取付金具を簡単に取り付けることが可能な形状としているので、該天井板固定枠の取り付け位置に沿って間仕切壁を配設すれば、天井板固定枠や天井板を移動することなく該間仕切壁を完成することができる。更に、間仕切壁の取り付け位置も天井板固定枠に沿って同一スパン内に於いて自由に変更することが可能となった。
上記のように、本発明の天井板固定枠及びその固定枠を使用した天井構造は、施工性が向上し、工期の短縮が図れ、専門家を必要としなくても天井面を完成することが可能となった。また、現場作業での各種部材の切断や取り壊し作業が無いので、騒音や廃材の発生が極めて少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井板固定枠の斜視図。
【図2】本発明の天井板固定枠を使用して天井板を取り付けた天井構造の断面図。
【図3】本発明の天井板固定枠を使用して天井板及び間仕切ランナーを取り付ける天井構造の分解斜視図。
【図4】本発明の天井板固定枠を使用して天井板を取り付けた他の実施例の天井構造の断面図。
【図5】(a)本発明の天井板固定枠に天井板を取り付けた他の実施例の天井構造の断面図。(b)本発明に使用する薄手の天井板の断面図。
【図6】本発明の天井板固定枠を使用した薄手の天井板を取り付けた状態を示す天井構造の斜視図。
【図7】本発明の天井板固定枠を使用した天井板及び間仕切ランナーを取り付けた他の実施例の天井構造の分解断面図。
【図8】本発明の天井板固定枠を使用した天井構造の平面図。
【図9】(a)天井板固定枠を使用した従来例の天井構造の断面図。
(b)天井板固定枠を使用した従来例の天井構造の断面図。
(c)天井板固定枠を使用した従来例の天井構造の断面図。
【符号の説明】
1、31・・・天井板固定枠
2、32・・・下地部材
3、33・・・取り付け部材
4、34・・・吊り部材
5、35・・・天井板係止部材
6、36・・・ウェッブ
7、37・・・フランジ
8、38・・・リップ
9、39・・・立ち上げ部
10、40・・・入口部
11、41・・・先端部
12、42・・・間仕切ランナー
13、43・・・天井板
14・・・端部
15・・・突起部
16、48・・・取付金具
17、49・・・ボルト
18、50・・・フランジ
19、51・・・開口部
20、52・・・孔
21、53・・・ナット
44・・・突出部
45・・・折り返し部
46・・・立設部
47・・・弾撥突起
54・・・照明器具用パネル
55・・・空調用吹出し口用パネル
56・・・空調用吸込み口用パネル
57・・・防災スピーカー用パネル
58・・・感知器用パネル

Claims (6)

  1. 吊り部材及びその先端部の天井板係止部材よりなり、該天井板係止部材をウェッブ、フランジ、リップよりなる略リップ溝型断面形状とし、該リップの先端部を溝となる空間部へ略直角方向に折り曲げて立ち上げ部として天井板固定枠を形成し、該ウェッブの外面側へ、天井板の端部となる立設部に形成した弾撥突起を係止し、該天井板端部から溝入口部側外方へ突出した突出部により溝が可視できる状態でリップを隠蔽して天井板を係着してなることを特徴とする天井板固定枠を使用した天井構造
  2. 天井板端部から溝入口部側外方へ突出した突出部の突出幅は、溝入口部の幅が狭くなるようにリップを隠蔽してなることを特徴とする請求項1に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
  3. 立ち上げ部の先端部は、取付金具の載置部とし、該取付金具により間仕切ランナーを固定してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
  4. 間仕切ランナーは、断面略コ字型形状とし、そのウェッブを天井板の表面に当接し開口部を下方とし、取付金具に取着したボルトを該ウェッブに形成した孔より挿入して該開口部側よりナットにより螺着固定してなることを特徴とする請求項に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
  5. 天井板固定枠は、正方形格子状に組んで形成してなることを特徴とする請求項1乃至4に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
  6. 正方形格子状の天井板固定枠内に、厚手の天井板、薄手の天井板及び各種設備を組み込んだパネルのいずれかを適宜配設してなることを特徴とする請求項5に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
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