JPH11210133A - 内装の壁・床際構造 - Google Patents

内装の壁・床際構造

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JPH11210133A
JPH11210133A JP2669898A JP2669898A JPH11210133A JP H11210133 A JPH11210133 A JP H11210133A JP 2669898 A JP2669898 A JP 2669898A JP 2669898 A JP2669898 A JP 2669898A JP H11210133 A JPH11210133 A JP H11210133A
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厚史 高世
Kanei Kondou
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な技能を有しない者でも組み立てが可能
で、内装工事の省力化に役立つ内装システムの壁・床際
構造を提供すること。 【解決手段】 受け材12に壁パネルPを差し込み、壁
下地材に固定し、受け材12に巾木13を取り付ける。
これにより、簡単に巾木13を壁パネルPに取り付ける
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、住宅やオフィス等
の建物の内装の壁・床際構造に関し、特に、特殊な技能
を有しない者でも組み立てが可能(一業種で施工可能)
で、内装工事の省力化に役立つとともに、のり、釘を使
用しない乾式工法ともしうる内装の壁・床際構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】集合住宅等の鉄筋コンクリート製の躯体
壁に沿って壁をつける際には、従来、一般的に次のよう
にしていた。まず躯体壁に間柱としてのスタッドをある
間隔で上下ガイド材等に固定する。次にこのスタッドに
石膏製等の壁面ボードを貼る。そして最後に、この壁面
ボードの上に化粧板を貼るかクロス貼りの表面化粧をし
て仕上げて、壁、床際部を、巾木(見切材)をのり、釘
を使用して固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の工法では、下地から仕上げ工事まで複数の専門業者
の手で施工することが前提であり、工数・コスト・所要
日数ともに相当かかるものであった。また、将来、リフ
ォームや間仕切り変更をする場合や壁面の改装仕上げを
行う場合にも、大掛かりな工事が必要となっていた。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、特殊な技能を有しない者でも組み立てが可
能で、内装工事の省力化に役立つ内装の壁・床際構造を
提供することを目的とする。また、更新が容易な乾式工
法の内装の壁・床際構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じた。本発明は、部屋の壁
面を構成する壁パネルと部屋の床面とが交差する壁・床
際の構造であって、建物の躯体の床及び天井に対した戸
境壁用又は二重の床及び天井に対した間仕切壁用に固定
される、縦方向に延びるスタッドと、壁パネルの下端部
を収容する壁パネル差し込み部を有し、上記壁下地材等
に固定される受け材と、を具備することを特徴とする内
装の壁・床際構造を提供する。
【0006】この構成によれば、受け材に壁パネルを差
し込み、壁下地材等に固定するだけで巾木を装着するこ
とができるので、特殊な技能を有しない者でも組み立て
が可能で、内装工事の省力化に役立つものである。
【0007】本発明の内装の壁・床際構造においては、
さらに、上記壁面の下端部を縁どる巾木を具備し、該巾
木が上記受け材に差し込まれて固定される。また、この
場合、上記巾木が、受け材を隠すように受け材手前側に
垂下することが好ましい。
【0008】また、本発明の内装の壁・床際構造におい
ては、上記巾木の上下縁に、壁パネル又は床面に押し当
てられる弾性材からなるクリップが形成されていること
が好ましく、上記受け材が、壁パネルとともに壁下地材
にビス打ち固定される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施形態に係る内装の壁・床際構造を示す側面図で
ある。住宅やオフィスなどの建物の床下地10上に床材
11が設置されている。この床材11は、部屋の壁部分
の下方まで延出している。
【0010】また、壁の内側の床下地10上には、アン
カーボルト(図示せず)などで固定されたレールRが取
り付けられている。このレールRは、断面略コの字形状
を有しており、開口が上向きになるように床下地10に
取り付けられている。本実施形態では、レールRは、薄
鋼板等(材質問わず)をプレス加工したものである。同
様に壁の内側の天井側の躯体にも断面略コの字形状を有
するレールが開口が下向きになるように取り付けられて
いる。
【0011】この床側及び天井側のレール間に間柱とし
てのスタッドSが掛け渡されている。スタッドSの上端
及び下端は、レールのコの字の凹部に差し込まれてい
る。スタッドSは、レールRに対して横方向にスライド
可能であるが、基準となる箇所は固定されている。
【0012】図2は、スタッドSを示す図であり、
(A)は側面図であり、(B)は断面図である。このス
タッドSは、断面が中空部を有する略H字形状を有して
おり、横方向の幅が50mm、前後方向厚さ35mm、
肉厚1.5mmのアルミニウム型材等(材質問わず)で
ある。図2において、前後方向の面Sd,Sd’は、壁
面に沿った面であり、その中央には上下に長く延びる係
止溝Sb,Sb’が設けられている。この溝には、壁パ
ネル固定用の固定部材が係止される。
【0013】スタッドSの側面Sc,Sc’には、複数
の振れ止め係止穴Saが形成されている。振れ止め係止
穴Saは、長さ120mm、幅15mmの縦方向に延び
る細長い長方形の穴であり、スタッドSの側面Scに4
個設けられている。図中のピッチ寸法の一例は、P1=
P5=170mm、P2=P3=P4=750mmであ
る。この振れ止め係止穴Saには、図示しない振れ止め
が組み立て時に挿入される。
【0014】スタッドSの側面の下部には、図3に示す
形状を有する受け材12が配置されている。この受け材
12は、スタッド側プレート12aと、壁パネルPを受
ける底部12bと、スタッド側プレート12aと対向す
る第1及び第2の巾木側プレート12c,12eと、第
1及び第2の巾木側プレート12c,12eとの間の傾
斜プレート12dと、から構成されている。スタッド側
プレート12aと第1の巾木側プレート12cとは、底
部12bを介して連接している。また、第1の巾木側プ
レート12cとスタッド側プレート12aとの間の距離
よりも第2の巾木側プレート12eとスタッド側プレー
ト12aとの間の距離の方が長く設定されており、第2
の巾木側プレート12eとスタッド側プレート12aと
の間に、後述する巾木のプレートが挿入されるようにな
っている。
【0015】上記形状を有する受け材12のスタッド側
プレート12aをスタッドSに沿うようにし、底部12
bを床材11上に配置するようにして、スタッドSの側
面の下部に受け材12が設置されている。そして、この
受け材12のスタッド側プレート12bと巾木側プレー
ト12c,12eとの間に壁パネルPを差し込む。した
がって、壁パネルPの下端部は、受け材12の底部12
bに受けられる。
【0016】このように壁パネルPを収容した受け材1
2は、ビス14により固定されている。すなわち、受け
材12は、第1の巾木側プレート12c、壁パネルP、
及びスタッド側プレート12aを貫通するようにしてビ
ス止めによりスタッドSに固定されている。
【0017】スタッドSに固定された受け材12には、
図4に示す形状を有し、軟質塩化ビニル樹脂などの弾性
材からなる巾木13が取り付けられている。この巾木1
3は、受け材12の第2の巾木側プレート12eと壁パ
ネルPとの間に挿入される内側プレート13aと、内側
プレート13aの下端に設けられた第1の裾部13b
と、外側に露出する外側プレート13dと、内側プレー
ト13aと外側プレート13dを連接する中空部を有す
る支持部13cと、外側プレート13dの内側に設けら
れ、ビス14を保持するビス保持部13eと、外側プレ
ート13dの下端に設けられた第2の裾部13fと、支
持部13cの外側に設けられたR部13gとから構成さ
れている。
【0018】内側プレート13aは、受け材12の第2
の巾木側プレート12eとスタッド側プレート12aと
の間に挿入されるので、受け材12の第1の巾木側プレ
ート12cと傾斜プレート12dとの境界部から第2の
巾木側プレート12eの上端までの距離とほぼ同じ又は
それよりも短くなるように設定される。
【0019】内側プレート13a設けられた第1の裾部
13bは、壁パネルP側に接触するように開いており、
外側プレート13dに設けられた第2の裾部13fは、
床材11に接触するように開いている。これらの構成に
より、壁パネル又は床面に押し当てられる弾性材からな
るクリップが形成される。これにより、巾木がガタ付く
ことなく、取り付けられる。
【0020】ビス保持部13eは、外側プレート13d
の内側に複数、ここでは3つ形成されており、その間隔
はビス14の頭の大きさにより適宜設定する。この日っ
巣保持部13eにより、ビス14の頭を収容することが
でき、ビス14の頭により外側プレート13dを押し開
いてしまうことを防止できる。
【0021】このように巾木13を受け材12に取り付
けることにより、外側プレート13dが受け材12を隠
すように受け材手前側に垂下するので、ビス14を覆い
隠すことができ、壁・床際構造の外観を向上させること
ができる。
【0022】上記構成を有する内装システムの壁・床際
構造は、次のようにして設置することができる。まずス
タッドSに沿うようにして受け材12を配置し、その受
け材12に壁パネルPを差し込む。次いで、受け材12
の第1の巾木側プレート12c側から壁パネルP及びス
タッド側プレート12aを貫通させてスタッドSにビス
14を打ち込んで、壁パネルPを収容した受け材12を
スタッドSに固定する。最後に、第2の巾木側プレート
12eと壁パネルPとの間に、巾木13の内側プレート
13aを上から挿入するようにして、巾木13を受け材
12に取り付ける。
【0023】このように、本実施形態の内装システムの
壁・床際構造は、受け材に壁パネルを差し込み、スタッ
ドに固定するだけで壁パネルを装着することができるの
で、特殊な技能を有しない者でも組み立てが可能であ
り、非常に簡単に設置することができる。
【0024】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々変更して実施することができる。したがって、上記実
施形態における部材の寸法や形状は一例に過ぎず、適宜
変更して実施することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように内装システムの壁・
床際構造は、建物の躯体に固定される、縦方向に延びる
スタッドと、壁パネルの下端部を収容する壁パネル差し
込み部を有し、上記スタッドに固定される受け材と、を
具備し、受け材に壁パネルを差し込み、スタッドに固定
し、受け材に巾木を取り付けるだけで壁パネルをスタッ
ドに装着するので、特殊な技能を有しない者でも組み立
てが可能で、内装工事の省力化に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内装システムの壁・
床際構造を示す側面図である。
【図2】上記実施形態に係る内装システムの壁・床際構
造に使用されるスタッドを示す構成図であり、(A)は
側面図であり、(B)は断面図である。
【図3】上記実施形態に係る内装システムの壁・床際構
造に使用される受け材を示す構成図である。
【図4】上記実施形態に係る内装システムの壁・床際構
造に使用される巾木を示す構成図である。
【符号の説明】
10…床下地、11…床材、12…受け材、12a…ス
タッド側プレート、12b…底部、12c…第1の巾木
側プレート、12d…傾斜プレート、12e…第2の巾
木プレート、13…巾木、13a…内側プレート、13
b…第1の裾部、13c…支持部、13d…外側プレー
ト、13e…ビス保持部、13f…第2の裾部、13g
…R部、14…ビス、P…パネル、S…スタッド、Sa
…振れ止め係止穴、Sb…係止溝、R…レール。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋の壁面を構成する壁パネルと部屋の
    床面とが交差する壁・床際の構造であって、 建物の躯体の床及び天井に対した戸境壁用又は二重の床
    及び天井に対した間仕切壁用に固定される、縦方向に延
    びるスタッドと、 壁パネルの下端部を収容する壁パネル差し込み部を有
    し、上記壁下地材等に固定される受け材と、 を具備することを特徴とする内装の壁・床際構造。
  2. 【請求項2】 さらに、上記壁面の下端部を縁どる巾木
    を具備し、 該巾木が上記受け材に差し込まれて固定されることを特
    徴とする請求項1記載の内装システムの壁・床際構造。
  3. 【請求項3】 上記巾木が、受け材を隠すように受け材
    手前側に垂下することを特徴とする請求項2記載の内装
    の壁・床際構造。
  4. 【請求項4】 上記巾木の上下縁に、壁パネル又は床面
    に押し当てられる弾性材からなるクリップが形成されて
    いることを特徴とする請求項2又は3記載の内装の壁・
    床際構造。
  5. 【請求項5】 上記受け材が、壁パネルとともに上記ス
    タッドにビス打ち固定されることを特徴とする請求項1
    〜4いずれか1項記載の内装の壁・床際構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014159737A (ja) * 2014-05-01 2014-09-04 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 壁構造
CN108643396A (zh) * 2018-03-19 2018-10-12 北京工业大学 装配式内置保温层发泡混凝土复合墙-轻钢框架连接节点
CN114991357A (zh) * 2022-06-30 2022-09-02 北新集团建材股份有限公司 一种墙体模块的顶部连接结构及其安装方法

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