JP2006161316A - 物品取付け用スライド材及びそれを使用した物品取付け構造 - Google Patents

物品取付け用スライド材及びそれを使用した物品取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】手すりの高さを変更する場合、壁材の張り直し、補強材の取付け等を無くし、コスト高や、大掛りな工事になることを防止する。
【解決手段】本スライド材は、壁面の内側に取付け可能なレール1と、可動コマ2と、固定具3とを備え、レールは、内部に長手方向に空間部を形成し、空間部の前面部を開口して開口部9を形成し、開口部の反対側の背面部を壁面の内側の下地材に取付ける。可動コマは、レールの空間部内をスライドし、固定具は、可動コマに、手すり等の物品を取付けてレールに固定するものである。レールの背面部に、取付けプレート11を取付け、レールの前面部に被覆可能な化粧板6を備えた。本件物品取付け構造は、前記スライド材を用いて物品を壁面に取付けたものである。その場合、固定した取付けプレートをレールの幅方向側方に備えた補助壁材で被覆することもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、手すり、棚、ハンガー掛け、ピクチャーレール、家具等の転倒防止金具、間仕切り等の物品を、建物の壁面にスライド可能に取付けるための物品取付け用スライド材と、そのスライド材を使用して物品を壁面に取付けた物品の取付け構造に関するものである。
近年、高齢者や障害者のための住宅等のバリアフリー化が推奨され、廊下、階段等の壁面に手すりを取付けるとか、本や衣類の整理等のために室内の壁面に棚やハンガー掛け等の物品を取付けることが多くなっている。従来は、廊下、階段等の壁面に手すりを取付ける場合は、例えば、図8(a)に示すように、柱、間柱等の下地材Iの表面に取付けた補強材Aの表面に壁材Bを設け、壁材Bの表面に手すりの根元CのフランジDを、コーチネジEによって補強材Aに固定して、手すりを壁面に取付けていた。また、図8(b)に示すように、補強材Aの背面に取付けプレートFを宛がって、ボルトGとナットHによってフランジDを補強材Aに固定して、手すりを壁面に取付けることもある(非特許文献1参照)。
図8(a)(b)に示す手すりの取付け構造では、手すりの高さ(取付け位置)を変える場合、壁材Bを全て取り外した上で、補強材Aも高さを変えて取付け直し、又は高さの異なる補強材Aを新たに取付け、その後、再度壁材Bを張り直して、張り直した壁材Bの壁面の表面に手すりを取付けていた。
東陶機器株式会社「手すりカタログ 2004年度版」94、95頁。
前記図8(a)(b)の手すりの取付け構造は固定式であるため、手すりの高さや取付け位置を変える場合に次のような課題があった。
(1)壁材Bの取り外し、補強材Aの取付け直し又は新たな補強材Aの取付け、壁材Bの張り直しが必要であるため、施工に非常に多くの手間がかかり、コスト高となり、工事が大掛かりにもなる。
(2)下地材Iの表面に補強材Aが取付けられている場合は、補強材の分だけ、壁面が内側(廊下側)に突出し、それに伴って手すりが廊下側へ出っ張るので、廊下が狭くなって車椅子が通りにくくなるとか、通行できなくなるといったことがある。
(3)手すりを移動する高さによっては、もとのビス孔(ボルト挿通孔)が移動後のビス孔(ボルト挿通孔)と重複し、ビスやボルトの締め付けが不十分になって取付け強度が十分に確保できないこともある。
(4)移動後のビス孔(ボルト挿通孔)が移動前のビス孔(ボルト挿通孔)と位置ずれすると、移動前のビス孔(ボルト挿通孔)が壁面に露出するのでそのままでは体裁が悪い。補修をすると手間がかかり、コスト高となる。
本発明は、手すり、棚等の物品の取付け位置を、壁材を取外すことなく自在に変更することができ、物品が室内側へ出っ張り過ぎることもなく、廊下や室内が狭くならず、体裁よく見栄えを仕上げることができる物品取付け用スライド材と、それを取付けた物品取付け構造を提供するものである。
本発明の物品取付け用スライド材は、壁面に取り付ける前のスライド材であり、壁面の内側に取付け可能なレールと、可動コマと、固定具とを備えている。この他に化粧板を備えることもできる。前記レールは前面開口の通路が長手方向に沿って形成されており、前面と反対側の背面を壁面の内側の下地材に取付け可能としてある。可動コマはレールの通路内にスライド自在に収容可能としてある。固定具は前記可動コマに手すり、棚、ハンガー掛け、ピクチャーレール、家具等の転倒防止金具、間仕切り等の物品を取付けてレールに固定可能としてある。レールの背面には複数枚の取付けプレートをレールの長手方向に間隔を開けてレールの幅方向側方に突出させて設けておき、その取付けプレートを壁面の内側の下地材に固定できるようにすることもできる。化粧板はレールの前面のうち物品固定箇所を除いた部分を被覆可能なものである。
本発明の物品取付け構造は、本発明の前記物品取付け用スライド材を壁面に取付けた構造であり、前記した物品取付け用スライド材のレールの背面を壁面の内側の下地材に取付け、レールの通路内に可動コマをスライド自在に収容し、可動コマに手すり、棚、ハンガー掛け、ピクチャーレール、家具等の転倒防止金具、間仕切り等の物品を固定具により取付け、その固定具をレールに固定することにより物品をレールに固定してある。この場合、レールの背面に取付けプレートがレールの幅方向側方に突出させて設けられている場合は、その取付けプレートを壁面の内側の下地材に固定して下地材に取付けることができる。また、下地材に固定したその取付けプレートの前面を、レールの幅方向側方に配置した補助壁材で被覆し、その補助壁材の側方に壁材を配置固定して、壁材を加工することなく取付けることもできる。レールの前面のうち物品固定箇所以外の箇所を化粧板で被覆して体裁を良くした。
本件発明の物品取付け用スライド材は、壁面の内側の下地材に取付け可能なレールと、レールの通路内をスライド可能な可動コマと、可動コマに手すり、棚等の物品を取付けてレールに固定可能な固定具を備えるので、次のような効果がある。
(1)施工前に本発明のスライド材を一式用意しておけば、レールを壁面の内側の柱、間柱等の下地材に取付け、そのレールに可動コマをセットし、可動コマに手すり、棚等の物品をビス、ボルト等の固定具で取付ければ物品をレールに固定することができる。固定後に固定具を緩めれば可動コマをレールに沿ってスライドさせて物品の高さ、横位置等を調整することができる。
(2)レールを壁面の内側の取付けることができるため、レールが壁面の外に出ず体裁が良い。
(3)レールを壁面の内側の下地材に取付けることができるため、大きな補強材を取付ける必要がなく、大掛かりな工事を必要とせずに取付け可能となる。また、間柱等の外側に補強材を取付けないため壁面が廊下や室内に突出することもない。
本件出願の物品取付け用スライド材取付け構造は、レールを壁面の内側の下地材に取付け、そのレールの通路に可動コマをスライド可能に配置し、その可動コマに手すり、棚等の物品を固定具によって取付けてレールに固定してあるので、次のような効果がある。
(1)一旦施工した後は、レールは付替えることなくそのままにして、可動コマをレールの通路内を移動させるだけで物品の位置調節ができる。このため、壁材を取外すことなく手軽に物品の位置を変更することができる。従って、例えば、住人が加齢や障害等によって住宅内における手すりの最適位置が変わった場合に、随時、住人に合わせて位置調節が可能となる。また、レールは付替えないため下地材や壁材に余計な孔が開かず、従来のように位置調節する度に下地材や壁材に孔が開いて下地材や壁材の強度が弱くなるといったこともない。また、位置調節後に、調節前と同じ位置にネジ止めすることが無いため、ネジやボルトの締め付けが不十分になって、下地材への取付け強度が低下することもない。
(2)レールが壁面の内側に取付けられ、物品が壁面内に取付けられているため、取付けた物品が廊下や室内へ出っ張らず、廊下や室内が狭くなることがない。このため、車椅子走行の邪魔になるとか、高齢者等が誤ってぶつかって怪我をするといった危険も減少する。
(3)物品を位置変更する場合に、下地材や壁材に新たな孔を開ける必要がないので、下地材に多くの孔が開いて下地材の強度が低下するとか、同じ孔にビスやボルトを再度ねじ込むこともないため、ビスやボルトのねじ込みが不十分になって、レールの固定が不安定になることもない。
(4)レールの背面部に、レールの幅方向側方に突出させて取付けプレートを設け、その取付けプレートを下地材に固定すればレールの取付けが確実になる。
(5)下地材に固定した取付けプレートの前面を、レールの幅方向側方に配置した補助壁材で被覆し、その補助壁材の側方に壁材を配置固定すれば、壁材の取り付けプレートに当たる部分を削る等の加工が必要なく、壁材を加工せずに取付けることができ、壁材の取付けを容易に行うことができる。また、壁材の強度も保たれる。特に壁材が石膏ボード等の場合、壁材の表面の切削はひび割れ等の原因となるため有効である。
(6)化粧板によってレールの前面を被覆した場合は、レールの開口部及び通路がカバーされて外部から見えないため、体裁が良い。
(7)新築、増改築、リフォーム施工時に化粧板を被覆すれば、化粧板の上から壁紙を被覆して、クロス壁同様の仕上げとすることができる。
(スライド材の実施形態1)
本発明のスライド材の実施形態の一例を図1、図2を用いて詳細に説明する。このスライド材は、手すり、棚等の物品を室内、収納棚等の壁面に取付けることができるものであり、レール1(図1a)、可動コマ2(図1b)、固定具3(図1c)、ビス4(図1d)、補強板5(図1e)、化粧板6(図1f)を備えている。
前記レール1は、図1(a)に示すように略C字型の細長材であり、市販のCチャンネル鋼材を使用することができる。レール1の素材は金属製であることが耐久性等の点から望ましいが、硬質樹脂製等、任意の素材製とすることができる。レール1の内側には、可動コマ2をスライド可能な通路7が形成されている(図2参照)。通路7はレール1の長手方向(軸方向)に沿って形成され、長手方向両端面がレール1の両端面に開口されている。レール1の前面8の幅方向中央部分には開口溝9がレールの長手方向に開口されている。
レール1の背面10は平らになっており、長手方向に所定間隔を開けて止め孔(図示しない)が開口されている。背面10には図1(a)に示すように横長の取付けプレート11が3枚取り付けられている。取付けプレート11はレール1の長手方向に間隔を開けて取付けられ、また、レール1の幅方向両端から側方に突出させて取付けてある。取付けプレート11の枚数、取付け位置、取付け間隔は図1(a)に示すものに限られず、任意とすることができる。取付けプレート11のレール1への取付けは溶接、接着等の任意の方法で行なうことができる。取付けプレート11のレール1の幅から突出した両端部11aと中央部に止め孔12が開口されている。中央部の止め孔はレールの背面10に開口された止め孔と連通させてある。この取付けプレート11は省略することもできる。
前記可動コマ2は図1(b)に示すように四角形で薄肉のチップ状であり、レール1の通路7内に収容可能な形状、寸法に形成されている。可動コマ2も金属製であることが耐久性等の点から望ましいが、硬質樹脂製等、任意の素材製とすることもできる。図1(b)に示す可動コマ2の幅W及び高さHは、レール1の通路7の幅及び高さより少し小さく形成されて、レール1の通路7内をその軸方向にスライド可能としてある。可動コマ2の長さLはレール1の長さより短かければ任意の長さとすることができる。可動コマ2の中央部にはボルト、ビス等の固定具3をねじ込み可能な固定孔13が前面から背面に貫通して開口されている。
前記ビス4は図1(d)、図2に示すように、レール1、取付けプレート11に開口された止め孔12に挿通して、柱、間柱等の下地材にレール1を取付けるためのものである。ビス4には皿ビスを用いることが望ましいが、任意の螺子類を用いることができる。
前記補強板5は図1(e)に示すように、楕円状の板材であり、上方と下方に前記固定具3が貫通可能な貫通孔14が開口されている。補強板5は金属製であることが望ましいが、他の任意の材料製とすることもできる。補強板5の形状は図2に示すように手すり、棚等の部品の根元のフランジ16と同じ形状にすることが望ましいが、これには限られず任意とすることができる。従って、例えば真円形、四角形、多角形等の形状とすることもできる。
前記固定具3は図1(c)ではボルトである。固定具3はボルトには限られずビス、タッピングネジといった任意の螺子類とすることができる。固定具3はフランジ16の貫通孔17と補強板5の貫通孔14とを貫通可能であり、更に、可動コマ2の固定孔13にねじ込むことができるものである。従って、図2に示す補強板5と手すり、棚等の物品のフランジ16とを重ねてレール1の前面8に宛がい、フランジ16の貫通孔17と補強板5の貫通孔14とに固定具3を貫通させ、同固定具3をレール1の開口溝9を通して、レール1の通路7内の所望位置にスライド(上下動)させた可動コマ2の固定孔13にねじ込むと物品が可動コマ2に固定される。固定具3を更にねじ込んで固定具3の先端面をレール1の後壁内面1aに突き当て、それでも更にねじ込むと可動コマ2がレール1の前面8側に引かれて前壁内面1bに圧接し、それにより、補強板5と可動コマ2とでレール1の前面8が挟着されて可動コマ2がレール1に固定され、可動コマ2に固定されている物品もレール1に固定される(図5参照)。
固定した物品をレール1に沿って移動させる場合は、固定具3の締め付けを解除し、可動コマ2をレール1の通路7内をスライドさせて所望位置に停止させ、その位置で固定具3を締め付けて補強板5と可動コマ2とでレール1の前面8を挟着して物品をレール1に固定する。
前記化粧板6は図1(f)に示すように、細板状に形成された部材であって、レールの開口溝9に嵌入可能な嵌入突起18が備えられて端面形状T字型に成型されたものである。たものである。化粧板6の幅WAは、レール1の幅WBとほぼ同じとしてあり、手すり等の物品の固定箇所以外のレール1の開口溝9に嵌入突起18を嵌入させて、レール1の前面8を被覆できるようにしてある。化粧板6の長さは、手すり等のフランジ16の取付け位置に応じて変化させることができる。図2に示すように、一枚又は二枚の化粧板6を用いて、物品固定箇所以外のレール1の前面8を被覆する。化粧板6の厚さは、化粧板6を被覆したレール1が壁面と面一になるような厚さにすることもできる。また、化粧板6の前面板19には、取り付ける壁面の模様に合わせた模様を施しておくこともできる。
(物品取付け構造の実施形態1)
本発明の物品取付け用スライド材による物品取付け構造の実施形態の一例を、図1〜図6を用いて詳細に説明する。この実施形態は図1(a)〜(f)に示す物品取付け用スライド材を室内の壁面に取り付けた場合であり、物品が手すりの場合である。
本実施形態では、図3、図4(a)(b)に示すように、柱22や間柱23を下地材として用い、柱22を下地材とする場合はそれにレール1をそのまま取付け、間柱23を下地材とする場合は間柱23の両側に補強材24を配置し、その間柱23と補強材24とにレール1を取付けてある。前記補強材24は図3に示すように間柱23よりも細く、短い角材であり、図4(b)のようにその前面24aが間柱23の前面(レール取付け面)と面一になるように揃えて間柱23の両側に取付けてある。間柱23への補強材24の取付けは釘、ビス、接着剤等任意の方法で行うことができる。補強材24の長さ及び太さはレール1を取付け可能であれば任意に選定することができる。従って、補強材24はレール1を取付ける箇所の間柱23の両側にだけ配置して固定することもでき、また、補強材24は間柱23の片側にのみ配置固定することもできる。
図2〜図4に示すように、レール1はその背面を柱22又は間柱23の前面に宛がって、レール1の止め孔(図示しない)と、取付けプレート11の止め孔12(図2)とにビス4をねじ込んでレール1を柱22又は間柱23に固定する。このとき、図4(b)のように下地材が間柱23の場合、レール1の止め孔にねじ込まれたビス4が間柱23に、取付けプレート11の両端部11aの止め孔12にねじ込まれたビス4が補強材24に夫々ねじ込まれてレール1が間柱23と補強材24に固定される。レール1が固定された後に、図4(a)(b)に示すようにレール1の両側に壁材25を配置固定する。
柱22又は間柱23に固定されたレール1の通路7内には、図2に示すように可動コマ2(図1b参照)が上下にスライド可能に二個収容されている。図2、図5に示すように、レール1の通路7内の可動コマ2を所望の位置にスライドさせて、補強板5と、手すりのフランジ16とを重ねてレール1の前面8に宛がい、フランジ16の貫通孔17と補強板5の貫通孔14とに固定具3を貫通させ、固定具3をレール1の開口溝9を通して可動コマ2の固定孔13にネジ込み、固定具3を締め付けることによって、補強板5と可動コマ2とでレール1の前面8を挟着して手すりをレール1に固定してある。
手すりを固定したレール1の前面8のうち手すり固定箇所以外の箇所に、図2、図6に示すように化粧板6を被覆する。化粧板6は前面板19の後方に嵌入突起18が前面板19の長手方向に沿って突設されて端面形状T字形に成型されている。その材質は特に限定されないが、樹脂にすると成型し易い。化粧板6はレール1の開口溝9に嵌入突起18を圧入し、前面板19でレール1の前面を被覆してある。壁材25の前面と化粧板6の上に樹脂製、紙製等のクロス材を貼って壁面を仕上げることもできる。
前記のようにして壁面に固定した手すりを移動させるには、固定具3の締め付けを緩めて可動コマ2をレール1の通路7内をスライドさせて所望位置に停止させ、その位置で固定具3を締め付けて補強板5と可動コマ2とでレール1の前面8を挟着して手すりを固定すればよい。
本発明でスライド可能とする物品は、手すり以外にも、位置調整の必要なもの、例えば、収納棚、ハンガー掛け、ピクチャーレール、家具等の転倒防止金具、間仕切り等といった任意の物とすることができる。
図3〜図5ではレール1は縦向きに取付けられているが、レール1の向きは横向き、斜め向きといった所望の向きにすることができる。その場合、物品はレールの向きに沿ってスライド可能となる。
(物品取付け構造の実施形態2)
本発明の物品取付け構造においては、図7(a)(b)に示すように、止め孔(図示しない)と、取付けプレート11の止め孔12(図2)とにビス4をねじ込んでレール1を柱22又は間柱23に固定したレール1の両側に、補助壁材30を、取付けプレート11の両端部11aに被覆させて配置固定し、その補助壁材30の側方に壁材25を配置固定することもできる。前記補助壁材30は、図7(a)(b)に示すように、壁材25と同じ厚さであって、取付けプレート11の両端部11aを被覆可能な幅に形成されている。補助壁材30の背面には、取付けプレート11の両端部11aを収容可能な収容溝31が形成されている。この場合、壁材25は取付けプレート11の両端部11aに当たらず、壁材25を加工せずに取付けることができ、壁材25の取付けを容易に行うことができる。また、壁材25の加工が不要なため、壁材25の強度も保たれる。特に壁材25が石膏ボード等の場合、壁材25の表面の切削はひび割れ等の原因となるため有効である。補助壁材30の材質は特に限定されないが、樹脂にすると成型し易い。また、壁材25と同じ材質とすることもできる。また、補助壁材30の前面には、取り付ける壁面の模様に合わせた模様を施しておくこともできる。なお、取付けプレート11を省略した場合、補助壁材30も省略することができる。
本発明の物品取付け用スライド材及びそれを利用した物品取付け構造は、住宅等の建物の壁面に物品を取付ける場合に限らず、建物の床や天井等に物品を取付けたり、屋外の塀等に物品を取付けたりする場合にも利用することができる。
(a)〜(f)は、夫々本発明の物品用スライド体を構成する各部品を示す斜視図。(a)はレール、(b)は可動コマ、(c)は固定具、(d)はビス、(e)は補強板、(f)は化粧板を夫々示す。 図1に示すスライド体の各部品を用いた物品取付け構造の実施形態の一を示す分解斜視図。 本発明の物品取付け構造において、レールを下地材に取付けた様子を示す正面説明図。 (a)は、本発明の物品取付け構造において、レールを下地材に取付けた様子を示す平面説明図。(b)は、(a)中の円A内を拡大した拡大図。 本発明の物品取付け構造において、物品を取り付けた様子を示す断面斜視図。 本発明の物品取付け構造において、化粧板を取り付けた様子を示す斜視図。 (a)は、本発明の物品取付け構造の実施形態の他の一を示す斜視説明図。(b)は、補助壁材を取付けた様子を示す平面説明図。 (a)、(b)は、従来の手すりの取付け構造を示す側面断面図。
符号の説明
1 レール
2 可動コマ
3 固定具
4 ビス
5 補強板
6 化粧板
7 通路
8 前面
9 開口溝
10 背面
11 取り付けプレート
22 柱
23 間柱
24 補強板
25 壁材
30 補助壁材

Claims (7)

  1. 壁面の内側に取付け可能なレールと、可動コマと、固定具とを備え、前記レールは前面開口の通路が長手方向に沿って形成され、前面と反対側の背面が壁面の内側の下地材に取付け可能であり、前記可動コマはレールの通路内にスライド自在に収容可能であり、前記固定具は前記可動コマに手すり、棚等の物品を取付けてレールに固定可能であることを特徴とする物品取付け用スライド材。
  2. 請求項1記載の物品取付け用スライド材において、レールの背面に複数枚の取付けプレートが設けられ、それら取付けプレートはレールの長手方向に間隔を開けてレールの幅方向側方に突出して設けられ、その取付けプレートは壁面の内側の下地材に固定可能であることを特徴とする物品取付け用スライド材。
  3. 請求項1又は請求項2記載の物品取付け用スライド材において、レールの前面のうち物品固定箇所を除いた部分を被覆可能な化粧板を備えたことを特徴とする物品取付け用スライド材。
  4. 請求項1記載の物品取付け用スライド材のレールの背面が壁面の内側の下地材に取付けられ、レールの通路内に可動コマがスライド自在に収容され、可動コマに手すり、棚等の物品が固定具により取付けられ、その固定具をレールに固定することにより物品をレールに固定したことを特徴とする物品取付け構造。
  5. 請求項4記載の物品取付け構造において、レールが、その背面にレールの幅方向側方へ突出させて設けた取付けプレートを壁面の内側の下地材に固定することにより下地材に取付けられたことを特徴とする物品取付け構造。
  6. 請求項5記載の物品取付け構造において、下地材に固定された取付けプレートの前面を、レールの幅方向側方に配置した補助壁材で被覆し、その補助壁材の側方に壁材を配置固定したことを特徴とする物品取付け構造。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の物品取付け構造において、レールの前面のうち物品固定箇所を除いた部分が化粧板で被覆されたことを特徴とする物品取付け構造。

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