JP3105699U - 組立式自立型家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部屋の壁際にも中央にも自立させて設置できるし、デスク天板、棚板等を無段階の高さに設定できるので使い勝手に優れており、電源コードを露出させずに配線できるので安全性に優れており、しかも組立・分解を前面から行うことができる。
【解決手段】 横方向に離間して立設する一対のピラー1、1間に上、下に離間して複数本のビーム11、11が着脱可能に架設してある。一対のピラー1、1に着脱可能に取着した天板支持体36にデスク天板37が取着してあり、デスク天板37に一対の支持脚38、38が着脱可能に設けてある。各ピラー1とビーム11内はコード収容空間になっている。各ビーム11、天板支持体36は、固定ねじ部材によってピラー1に高さ方向の任意の無段階の位置に締着することができる。棚板、引出、照明器具等の外装部材は、ビーム11に嵌着したベース31により支持してある。
【選択図】 図13
【解決手段】 横方向に離間して立設する一対のピラー1、1間に上、下に離間して複数本のビーム11、11が着脱可能に架設してある。一対のピラー1、1に着脱可能に取着した天板支持体36にデスク天板37が取着してあり、デスク天板37に一対の支持脚38、38が着脱可能に設けてある。各ピラー1とビーム11内はコード収容空間になっている。各ビーム11、天板支持体36は、固定ねじ部材によってピラー1に高さ方向の任意の無段階の位置に締着することができる。棚板、引出、照明器具等の外装部材は、ビーム11に嵌着したベース31により支持してある。
【選択図】 図13
Description
本考案は、家庭用のオーディオラック、棚、作業用ディスク等の家具、或は業務用として店舗の陳列棚や家具に使用する組立式家具に関し、特に部屋の中央にも壁際にも自立させて設置することが可能であり、また組立の施工と組み替えが容易な組立式自立型家具に関する。
従来、家庭用及び業務用のいずれの家具にも組立式のものが知られているが、組立式にする主たる目的の第1は、販売者及び購入者の運搬の便宜を図ることにある。第2の目的は、家具の一部を構成する棚板の高さ設定、使用者の要望により引出、収納ボックス等を組み替え可能にすることにある。この従来の組立式家具の基本的な構成は、一対の支柱或はボードの各々に高さ方向に離間して複数のボルト穴やダボ穴を形成し、いずれかのボルト穴やダボ穴を選択して横材、デスク天板、棚板等を架設することにより、所望の高さを選択して棚、引出、デスクを組み付ける構成のものである。また、組立可能な枠体に大きさの異なるボックスや引出を選択して組み込むことを可能にしたユニット式のものもある。
更に、組立式家具として、複数本の支柱(1・・・1)を支柱ジョイント(20)により間隔を置いて連結することによって、連結された支柱(1・・・1)及び支柱ジョイント(20)を自立可能にすると共に、連結された支柱(1・・・)及び支柱ジョイント(20)を複数組み自立させ、これらの間に収容部材(S)を掛け渡すようにした構成のものが提案されている(特許文献1)。
特開平11−318586号公報
上述した従来の組立式家具は、支柱やボードに高さ方向に離間して形成した多数のボルト穴やダボ穴から適宜の穴を選んでデスク天板、棚板、引出等を位置決めする構成であり、選択する穴の高さは制約されているので無段階の高さ設定は不可能であるという欠点、壁際に設置することを前提に構成してあり、壁から離れた部屋の中に自立させるためには壁や天井に連結する連結部材を使用しない限り不可能であって、設置場所が限定されるという欠点、組み立て及び分解の作業は前、後側及び側方から行わなければならず、作業性が悪いという欠点がある。また、特許文献1に示す考案は、複数本の支柱1、1、・・・を連結して枠体状に構成し、収容部材Sを掛け渡す構成のものであり、デスク天板等の高さの選択ができない、四隅にパイプからなる支柱1が露出しており家庭用の家具には相応しく無いという問題がある。
本考案は上述した従来技術の欠点や未解決の問題点に鑑みなされたもので、部屋の壁際にも中央にも自立させて設置することができるし、デスク天板、棚板、引出等の高さを無段階に設定することができるので使い勝手に優れており、電源コードを露出させずに内部に配線できるので安全性に優れていると共に見栄えもよく、しかも組立てと分解を前面側から行うことができるので作業性に優れている組立式自立型家具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、横方向に離間して立設する一対のピラーと、該一対のピラー間に上、下に離間して着脱可能に架設する複数本のビームと、前記一対のピラーの各々に着脱可能に設けられ、前方に向けて突出する天板支持体と、該天板支持体上に載置する天板と、該天板又は天板支持体に設けられた支持脚とから自立可能に構成してなる組立式自立型家具であって、前記ピラーには、前記複数本のビーム及び天板支持体を高さ方向の任意の位置で着脱可能に支持するための長尺の係止部を夫々形成すると共に、内部には長手方向にコード収容空間を形成し、前記ビームには、外面を覆うカバーを着脱可能に支持するためのカバー係止部と、外装部材を支持するベースを着脱可能に支持するためのベース係止部を形成すると共に、内部には長手方向にコード収容空間を形成し、前記ピラーには、前記係止部に案内されて昇降し、前記ビーム及び天板支持体を高さ方向の任意の位置に締着するための固定ねじ部材を挿装したものからなる。
そして、前記ピラーは、少なくとも前面及び外側面を着脱自在なピラーカバーによって覆うように構成するとよい。
また、前記ピラーカバーは、カバー本体と、該カバー本体に着脱自在に取着され、前記カバー係止部に係着する係合基体とから構成するとよい。
更に、前記天板支持体は、鋼材から構成して重量を持たせるとよい。
更に、前記外装部材は、棚板、引出し、収納ボックス、照明器具、電源スイッチ、電源用コンセント、化粧パネルのいずれか1種以上であり、取付手段を介して前記ベースに係脱自在に取着するように構成するとよい。
本考案は上述の構成にしたから、下記の諸効果を奏する。
(1)壁や天井との連結部材を使用しないで、部屋の中央にも壁際にも自立させて設置することが可能であり、設置上の自由度に優れている。
(2)組立て及び分解の作業が容易であるし、組立て・分解の作業及び外装部材の着脱作業は前面から行うことができるので作業性に優れている。
(3)ピラーにより支持するビーム及び天板支持体は無段階に任意の高さを選択することができるから、天板及び外装部材を使い勝手のよい高さ、或は使用目的に最適な高さに配置することができる。
(4)ピラーは、少なくとも前面及び外側面を着脱自在なピラーカバーによって覆う構成にしたので、金属製のピラーを木質の家具材等に見せることができ、家具に高級感を持たせることができる。
(5)ピラー及びビームには電源コードの収容空間を設けてあるので、電源コードを引き回す内部処理が容易であるし、外部に露出しないので安全であり、また家具としての見栄えもよく格調を高めることができる。
(6)ピラーカバーは、カバー本体と、該カバー本体に着脱自在に取着され、カバー係止部に係着する係合基体とから構成したから、長尺のカバー本体が着脱の際に折れたり、損傷することがない。
(7)天板支持体は鋼材から構成して重量を持たたから、重心の低い安定性に優れた家具にできる。
(8)外装部材は使用目的に応じて選択し、組み付けることにより、使用目的に適うし、希望のタイプの家具に組み替えることが容易である。
(1)壁や天井との連結部材を使用しないで、部屋の中央にも壁際にも自立させて設置することが可能であり、設置上の自由度に優れている。
(2)組立て及び分解の作業が容易であるし、組立て・分解の作業及び外装部材の着脱作業は前面から行うことができるので作業性に優れている。
(3)ピラーにより支持するビーム及び天板支持体は無段階に任意の高さを選択することができるから、天板及び外装部材を使い勝手のよい高さ、或は使用目的に最適な高さに配置することができる。
(4)ピラーは、少なくとも前面及び外側面を着脱自在なピラーカバーによって覆う構成にしたので、金属製のピラーを木質の家具材等に見せることができ、家具に高級感を持たせることができる。
(5)ピラー及びビームには電源コードの収容空間を設けてあるので、電源コードを引き回す内部処理が容易であるし、外部に露出しないので安全であり、また家具としての見栄えもよく格調を高めることができる。
(6)ピラーカバーは、カバー本体と、該カバー本体に着脱自在に取着され、カバー係止部に係着する係合基体とから構成したから、長尺のカバー本体が着脱の際に折れたり、損傷することがない。
(7)天板支持体は鋼材から構成して重量を持たたから、重心の低い安定性に優れた家具にできる。
(8)外装部材は使用目的に応じて選択し、組み付けることにより、使用目的に適うし、希望のタイプの家具に組み替えることが容易である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1及び図2において、1、1は部屋の中央や壁際の任意の場所に立設する一対のピラーを示し、該各ピラー1は長尺のアルミニュウム押出材からなっている。各ピラー1は幅方向両端縁2A、2Aが突出して内側面2Bが凹状になった横外側部2と、該横外側部2から直角方向に屈曲し、幅方向両端縁3A、3Aが突出して内側面3Bが凹状になった後側部3を有している。4は後述する天板支持体36やフロントピラーカバー51を高さ方向の任意の位置で着脱可能に支持するための長尺の前側係止部を示す。該前側係止部4は帯板状の基部4Aと、基部4Aの両縁から前方に突出し、先端側が内向きに屈曲した左右一対の張出し部4B、4Bとからなり、該張出し部4B、4Bの対向する先端縁4B1 、4B1 の間はスリット4Cになった横断面略角型C字状をなしており、該スリット4Cを前方に向けた状態で横外側部2の内側に配置してある。
また、5は後述するビーム11及び天板支持体36を高さ方向の任意の位置で着脱可能に支持するための長尺の内側係止部を示す。該内側係止部5は帯板状の基部5Aと、基部5Aの両縁から前方に突出し、先端側が内向きに屈曲した左右一対の張り出し部5B、5Bとからなり、張り出し部5B、5Bの対向する先端縁5B1 、5B1 の間はスリット5Cになった横断面略角型C字状をなしており、該スリット5Cを前方に向けた状態で前記後側部3に沿って横方向に突出した状態で配置してある。6、6はアジャスタ挿着部(上側のみ図示)で、該各アジャスタ挿着部6は前側係止部4の後側に位置して上、下両端側に平面略C字状の筒状に形成されており、内周面には雌ねじ部6Aが形成してある。
かくして、ピラー1は横外側部2、後側部3、前側係止部4、内側係止部5及びアジャスタ挿着部6、6を主要部とし、これらを複数の連結片7、7、・・・により平面略L字状に一体に連結することにより、内部にはコード収容空間8を形成した構成からなっている。そして、上下両端又はいずれか一端のアジャスタ挿着部6に公知のアジャスター9を軸着し、回動して昇降させることにより、ピラー1、1は床と天井との間に強固に立設することができる。
図3及び図4において、11、11は前記一対のピラー1、1間に上、下に離間して架設する一対のビームを示し、該各ビーム11は長尺のアルミニュウム押出材からなっている。12は該ビーム11を構成するビーム本体で、該ビーム本体12は横長長方形の背面部12Aの上下両縁から上、下張出し部12B、12Cが前方に向けて突出した縦断面略角型コ字状に形成してあり、長手方向両端側に位置して背面部12Aにボルト穴12D、12Dが穿設してある。13は前記上張出し部12Bの先端側内面に長手方向に沿って突設形成したカバー・ベース用の上係止部で、上係止部13は上張出し部12Bの先端側に内側(図中は下向き)に厚肉に形成した上側受け部13Aと、上張出し部12Bから突出して該上側受け部13Aとの間に湾曲状嵌入溝13Bを形成し、先端下側が膨出した係止縁13C1 になった断面略湾曲状の上側受け片13Cとからなっている。
14は前記上係止部13に対向して下張出し部12Cの先端側内面に長手方向に沿って突設形成したカバー・ベース用の下係止部で、下係止部14は下張出し部12Cの先端縁に内側(図中は上向き)に厚肉に形成され、途中に係止用段差14A1 が形成してある下側受け部14Aと、該下側受け部14Aから略L字状に突出し、下側受け部14Aとの間に直線状嵌入溝14Bを形成すると共に、上面に係止溝14C1 が形成してある下側受け片14Cとからなっている。
15、15は後述するスイッチカバー61をビーム11に係着するための上下一対のリブで、該リブ15、15は上係止部13及び下係止部14より内側に位置して上、下張出し部12B、12Cに長手方向に沿って形成してある。かくして、ビーム11はビーム本体12と、カバー・ベース用の上、下係止部13、14とから構成してあり、ビーム本体12内は横方向に伸長するコード収容空間16になっている。
21はビーム11に着脱可能に係着するビームカバーを示す。該ビームカバー21は長尺のアルミニュウム押出材からなり、横長帯板状のカバー本体22と、該カバー本体22の裏面22Aの上側に位置して直角方向に突出し、先端に上向き突条23Aが形成してある上側片23と、カバー本体22の裏面22Aの下側に位置して直角方向に突出し、先端に下向き突条24Aが形成してある下側片24とから構成してある。そして、ビームカバー21は、上側片23とビーム11の上側受け片13Cとの間に弾性材からなるピンチブロック26を挟装し、下側片24はビーム11の下側受け片14Cに下向き突条24Aを係止溝14C1 に係合した状態で嵌合してある。
また、31は前記ビームカバー21の外側からビーム11に嵌着するベースを示す。該ベース31はアルミニュウム押出材からなり、後述する外装部材を支持するためのもので、ビームカバー21より幅広のベース本体32と、該ベース本体32の上縁から後方に突出形成され、上向きに湾曲する上側嵌入片33と、ベース本体32の下縁から後方に直角方向に突出形成され、先端に下向き突条34Aが形成してある下側嵌入片34とから構成してある。そして、ベース31は図4に示すように、上側嵌入片33をビーム11の湾曲状嵌入溝13Bに、下側嵌入片34を直線状嵌入溝14Bに夫々挿嵌し、下向き突条34Aを係止用段差14Aに係合することにより、ビームカバー21の上からビーム11に確実に嵌着するようにしてある。なお、ベース31は支持する外装部材に応じて種々の長さのものを使用する。
図5において、36はピラー1、1に着脱可能に取着する天板支持体を示す。該天板支持体36は横断面略角型C字状の鋼材の長さ方向に所定の間隔でボルト穴36A1 を穿設し、各ピラー1の内側係止部5に後述する固定ボルト部材41、41を介して締着する一対の固定用脚材36A、36Aと、該各固定用脚材36Aの上端から前方に突設した支持腕材36Bと、該一対の支持腕材36B、36B間に架設した一対の連結材36C、36Cとから構成してあり、家具の使用目的に応じてピラー1に締着する高さを選定することができる。そして、天板支持体36は鋼材で構成することにより、家具全体の重心を低く設定して自立のための安定性を高めてある。
37は前記天板支持体36上に載置し、図示しない取付ボルトで締着した長方形のデスク天板で(図1参照)、該デスク天板37は用途に応じてその素材を選択することが可能であり、例えばワークショップ用デスクには傷や汚れを気にせずに使用できる無垢集成材を用い、書斎用デスクには突板貼合板を使用するといった選択が可能である。
また、38、38は前記デスク天板37及び天板支持体36を介して一対のピラー1、1を自立させるための左右一対の支持脚を示す。該各支持脚38は例えば所定の長さに切断したステンレス鋼管をデスク天板37の下面に図示しない専用金具を介して連結し、床面を保護するためのアジャスター38Aを下端に取着した構成からなっている。なお、一対の支持脚38、38はステンレス鋼管以外に木製のものでもよく、また天板支持体36の支持腕材36Bに連結する構成にしてもよいものである。
図6及び図7において、41はピラー1に任意の高さ位置でビーム11、天板支持体36を固定するための固定ねじ部材を示す。該固定ねじ部材41は長方形の金属板からなる基板42と、該基板42の長さ方向に離間して直角方向に挿通され、溶接手段により固着されて基板42の前面42A側に突出する一対の固定ボルト43、43と、基板42の後面42Bに一端側44Aが固着され、先端44Bが自由端になった板ばね44とから構成してあり、各固定ボルト43にはナット45を螺合するようになっている。
上述した固定ねじ部材41は、図8に示すように、ピラー1に形成してある内側係止部5に挿装して使用する。固定ねじ部材41は、板ばね44が内側係止部5の基部5Aに圧接した状態で上、下方向にスライドさせることにより、所望の高さの位置を無段階に選定することができる。そして、スリット5Cから前方に突出させたボルト43、43にビーム11のボルト穴12D、12Dを挿嵌し、ナット45、45を螺合することにより、ビーム11は一対のピラー1、1間に任意の高さに架設することができる。また、天板支持体36も固定ねじ部材41を用いることにより、同様の手順で一対のピラー11、11の内側係止部5、5に任意の高さを選定して固定することができる。なお、実施の形態では基板42に2本のボルト43、43を挿設した固定ねじ部材41を用いたが、必要に応じてボルト43が1本の固定ねじ部材を用いることも可能である。
また、図9及び図10において、51はピラー1の前側係止部4を覆うフロントピラーカバーを示す。該フロントピラーカバー51は木材を長尺の薄い帯板状に成形したカバー板52と、係合基体53と、該係合基体53にカバー板52を着脱可能に係着する両面粘着テープ54とから構成してある。ここで、係合基体53はプラスチック材からなり、該カバー板52より幅狭の長尺材に成形した取付板53Aの裏面53A1 に長手方向に沿って一対の嵌入片53B、53Bを略U字状に一体に形成した形状からなっており、取付基体53の表面53Cに面状ファスナー54が貼着してある。
フロントピラーカバー51は上述の構成からなり、一対の嵌入片53B、53Bを前側係止部4のスリット4Cから押し込んで張出し部4Bに係合させることにより、ピラー1の前面に取着することができる。このように、フロントピラーカバー51をカバー板52と係合基体53に分離し、両面粘着テープ54で貼着する構成にしてあるから、長尺のフロントピラーカバー51をピラー1から離脱させる際に、屈曲してカバー板部分が折れるといった問題を解消できる。なお、カバー板52と取付基体53は、両面粘着テープ54に替えて面状ファスナーにより接合してもよい。
56はピラー1の横外側部2を覆うためのサイドピラーカバーで、該サイドピラーカバー56は裏面56Aを面状ファスナー57を介して横外側部2の内側面2Bに着脱可能に係着してある。また、ピラー1の後側部3を覆うリアピラーカバー58も同様の構成からなり、同様にしてピラー1に着脱可能に係着してある(図2参照)。
図11及び図12は外装部材の一例として埋込み配線金具61を示す。該埋込み配線金具61は横長の金属板を折り曲げ、上縁両側に係止片61A、61Aを突出形成し、中央の凹部に裏側からスイッチ62を嵌装するようにしたものからなり、図12に示すようにビーム11に嵌着し、両係止片61A、61Aをリブ15に係合した状態にして取付ねじ63により固定する。ビームカバー21にはスイッチ62の位置に対応して操作用の穴を形成する。スイッチ62に接続する電源コードAはビーム11のコード収容空間16に配設してあるから、スイッチ62との接続が容易であるし、電源コードAの余長部分はコード収容空間16に内に納めることができる。また、例えば、照明器具は、ベース31に取付用の穴を穿設して照明器具のボルトを挿通し、裏側からナットを締着することにより固定して設置する。
図13は、本考案に係る家具の一例を構成要素に分解した説明図である。当該家具は、一対のピラー1、1、該ピラー1、1間に上、下に離間して架設した2本のビーム11、11、ピラー1、1に連結した天板支持体36、該天板支持体36上に設置したデスク天板37及びデスク天板37に連結した一対の支持脚38、38を基本構成としている。各ピラー1の外面にはフロントピラーカバー51、サイドピラーカバー56、リアピラーカバー58が夫々係着され、各ビーム1、1にはベース31が係着される。腰板71と裏腰板72は、ピラー1、1間に位置して天板支持体36の一対の固定用脚材36A、36Aに表側と裏側から面状ファスナを介して取着してある。
また、ピラー1、1には高さ方向途中に位置してウインドウフレーム73、その上側後方にベースパネル74、前方にピンナップパネル75が取着される。ピラー1、1の最上端には蓋76A付きの吊箱76を係着し、その後側には背面仕上げ用の支輪77が吊箱76に係着するようにしてある。
次に、上記の家具を例に組み立ての手順の大略を説明する。先ず、予めデスク天板37を取り付けた天板支持体36を一対のピラー1、1に固定ねじ部材41、41、・・により取着した後、デスク天板37に一対の支持脚38、38を取着する。また、ピラー1、1間にビーム11、11を架設する。これにより、基本構成のピラー1、1、ビーム11、11、天板支持体36、デスク天板37及び一対の支持脚38、38は強固に連結した状態になる。そして、アジャスター9、9を回動し、高さを調整して天井と床との間に張設することにより一対のピラー1、1は強固に自立することができる。次に、ピラー1のコード収容空間8からビーム11のコード収容空間16にかけて必要な電源コードを引き回した後、ピラー1、1に腰板71、裏腰板72、ウインドウフレーム73、吊箱76等を取着し、ビーム11にビームカバー21、ベース31を取着し、最後に各ピラー1に各ピラーカバー51、56、58を係着することにより完成する。そして、これら組み立て作業は、ボックスレンチ、ゴムげんのう、六角レンチの3種類の工具のみで行うことができる。
本考案によれば、基本の構成要素を基にして種々のタイプの家具を構成することが可能である。図14及び図15は最もシンプルに組み合せて構成したホームワークショップで、ピラー1、1に連結した天板支持体36にデスク天板37が設置してあり、デスク天板37に支持脚38、38を連結することにより、ホームワークショップは安定よく自立することができる。ピラー1、1間に架設したビーム11、11のうち、下側のビーム11にはベース31と電源用コンセント78を嵌着し、上側のビーム11に嵌着したベース31には棚板79が設けてあり、ビーム11、11間にはピンナップパネル75、ウッドパネル80が取着してある。
また、図16及び図17は学習用デスクを示す。基本構成は前述のホームワークショップと同じであるが、外装部材として、ピラー1、1に吊箱76を設け、ベース31に電気スタンド81を設けた構成にしてある。このように、本考案によれば、使用目的に応じて種々の外装部材を組み付けることにより、多様な使用の仕方が可能であるし、容易に組み立てることができる。
1 ピラー
4 前側係止部
5 内側係止部
8、16 コード収容空間
11 ビーム
13 上係止部
14 下係止部
21 カバー
31 ベース
36 天板支持体
37 デスク天板
38 支持脚
41 固定ねじ部材
51、56、58 ピラーカバー
4 前側係止部
5 内側係止部
8、16 コード収容空間
11 ビーム
13 上係止部
14 下係止部
21 カバー
31 ベース
36 天板支持体
37 デスク天板
38 支持脚
41 固定ねじ部材
51、56、58 ピラーカバー
Claims (5)
- 横方向に離間して立設する一対のピラーと、該一対のピラー間に上、下に離間して着脱可能に架設する複数本のビームと、前記一対のピラーの各々に着脱可能に設けられ、前方に向けて突出する天板支持体と、該天板支持体上に載置する天板と、該天板又は天板支持体に設けられた支持脚とから自立可能に構成してなる組立式自立型家具であって、前記ピラーには、前記複数本のビーム及び天板支持体を高さ方向の任意の位置で着脱可能に支持するための長尺の係止部を夫々形成すると共に、内部には長手方向にコード収容空間を形成し、前記ビームには、外面を覆うカバーを着脱可能に支持するためのカバー係止部と、外装部材を支持するベースを着脱可能に支持するためのベース係止部を形成すると共に、内部には長手方向にコード収容空間を形成し、前記ピラーには、前記係止部に案内されて昇降し、前記ビーム及び天板支持体を高さ方向の任意の位置に締着するための固定ねじ部材を挿装してある、ことを特徴とする組立式自立型家具。
- 前記ピラーは、少なくとも前面及び外側面を着脱自在なピラーカバーによって覆うように構成してあることを特徴とする請求項1記載の組立式自立型家具。
- 前記ピラーカバーは、カバー本体と、該カバー本体に着脱自在に取着され、前記カバー係止部に係着する係合基体とから構成してあることを特徴とする請求項2記載の組立式自立型家具。
- 前記天板支持体は、鋼材から構成して重量を持たせてあることを特徴とする請求項1記載の組立式自立型家具。
- 前記外装部材は、棚板、引出し、収納ボックス、照明器具、電源スイッチ、電源用コンセント、化粧パネルのいずれか1種以上であり、取着手段を介して前記ベースに係脱自在に取着するように構成してあることを特徴とする請求項1記載の組立式自立型家具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH056094U (ja) * | 1991-02-26 | 1993-01-29 | 文化シヤツター株式会社 | シヤツター用障害物検出装置 |
WO2009060643A1 (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Uchida Yoko Co., Ltd. | 机 |
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