JP2002235372A - バルコニーの外壁構造 - Google Patents

バルコニーの外壁構造

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JP2002235372A
JP2002235372A JP2001032733A JP2001032733A JP2002235372A JP 2002235372 A JP2002235372 A JP 2002235372A JP 2001032733 A JP2001032733 A JP 2001032733A JP 2001032733 A JP2001032733 A JP 2001032733A JP 2002235372 A JP2002235372 A JP 2002235372A
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waist wall
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panel
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JP2001032733A
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Takeshi Ueda
健 上田
Hiromichi Ishida
博道 石田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルコニーの内外の外観を損なうことなく簡単
確実にバルコニーの外壁を形成する。 【解決手段】 鉄骨梁Hに手摺りフレーム束4および支
持部材7を固定し、手摺りフレーム束4を利用して左右
の縦桟および上下の横桟からなる手摺りフレーム5を固
定する。次いで、隣接する手摺りフレーム5の対向する
左右の縦桟間に固定金具6を取り付た後、手摺りフレー
ム5の室外側において、腰壁パネル1を支持部材7に載
置するとともに、腰壁パネル1の裏面側四隅近傍に固定
した係合金具2を各手摺りフレーム5の左右の縦桟のリ
ップ部に係合させて腰壁パネル1を固定する。次いで、
手摺りフレーム1の室内側において、腰壁内パネル3の
補強フレームに固定金具6の押え板を係止させて腰壁内
パネル3を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニーの外壁
構造、特に、アパートなどの集合住宅に好適なバルコニ
ーの外壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アパートなどの集合住宅のバル
コニーの腰壁には、コストを抑えるため、アルミニウム
板などの面材に複数個の穴を穿孔したいわゆるパンチン
グメタルや、アルミニウム角材を格子状に枠組みした面
材などが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パンチ
ングメタルの場合、外部下からの視線を十分に遮ること
ができず、歩行者から覗かれ易いという欠点がある。ま
た、格子状に枠組みした面材の場合、バルコニーの内側
から子供が横桟部分に足をかけてよじ登るなどのおそれ
があり、十分な安全性を確保することが困難である。い
ずれにしても、見栄えが低下することを避けることがで
きない。
【0004】このため、出願人は、特開2000−45
381号公報に記載されるように、住宅の鉄骨構造体を
構成する鉄骨梁に補強柱を固定し、補強柱の室外側およ
び室内側の両面に、集合住宅の外壁に採用された押出成
形セメント板からなる外壁パネルと同一の材質の外壁パ
ネルを腰壁として取り付け、見栄えを向上させたバルコ
ニー外壁を提案しているが、腰壁として使用される押出
成形セメント板からなる外壁パネルは、高価であり、ま
た、厚みが大きく、その分バルコニー面積が減少すると
ともに、取付作業が複雑になるという欠点があった。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、外観の見栄えを損なうことなく、ま
た、バルコニー面積を減少させることなく簡単確実に、
かつ、安価にバルコニーの外壁を形成することのできる
バルコニーの外壁構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、腰壁パネル
と、腰壁パネルの裏面側四隅近傍にそれぞれ固定された
係合部を有する係合金具と、腰壁内パネルと、隣接する
腰壁パネルの突き合わせ部に対応して任意階の鉄骨梁に
固定された手摺りフレーム束と、前記任意階の鉄骨梁に
固定された支持部材と、隣接する手摺りフレーム束間に
それぞれ連結されるとともに、相互に連結された手摺り
フレームと、手摺りフレームに取り付けられた腰壁内パ
ネルの固定金具と、からなり、前記手摺りフレームは、
腰壁パネルの係合金具に対応してリップ部を有する左右
の縦桟および上下の横桟を備え、手摺りフレームの室外
側において、腰壁パネルが支持部材に載置されるととも
に、腰壁パネルに固定された係合金具が手摺りフレーム
の縦桟もしくは横桟のリップ部にそれぞれ係合され、ま
た、手摺りフレームの室内側において、腰壁内パネルが
固定金具を介して固定されていることを特徴とするもの
である。
【0007】この発明によれば、任意階の鉄骨梁に手摺
りフレーム束および支持部材を固定するとともに、手摺
りフレーム束に手摺りフレームを固定し、また、腰壁パ
ネルに係合金具を固定する一方、手摺りフレームに固定
金具を取り付け、手摺りフレームの室外側において、腰
壁パネルを支持部材に載置するとともに、腰壁パネルの
係合金具を手摺りフレームのリップ部に係合させて腰壁
パネルを固定する一方、手摺りフレームの室内側におい
て、腰壁内パネルを固定金具を介して手摺りフレームに
固定するという簡単な作業により、バルコニーの外壁を
鉄骨梁に対して確実に固定することができる。しかも、
腰壁パネルの裏面には、腰壁パネルに比較して厚みの小
さな、かつ、安価なサイディングボードなどの腰壁内パ
ネルが配設されることから、室外側および室内側の見栄
えを損なうことがなく、また、腰壁内パネルの厚みが薄
くなった分バルコニー面積を拡大することができるとと
もに、コストを削減してバルコニーの外壁を形成するこ
とができる。
【0008】また、本発明は、腰壁パネルと、腰壁パネ
ルの裏面側四隅近傍にそれぞれ固定された係合部を有す
る係合金具と、腰壁内パネルと、隣接する腰壁パネルの
突き合わせ部に対応して任意階の鉄骨梁に固定された手
摺りフレーム束と、隣接する手摺りフレーム束間にそれ
ぞれ連結されるとともに、相互に連結された手摺りフレ
ームと、手摺りフレームに取り付けられた腰壁内パネル
の固定金具と、からなり、前記手摺りフレームは、腰壁
パネルの係合金具に対応してリップ部を有する左右の縦
桟および上下の横桟を備え、手摺りフレームの室外側に
おいて、腰壁パネルが手摺りフレーム束に載置されると
ともに、腰壁パネルに固定された係合金具が手摺りフレ
ームの縦桟もしくは横桟のリップ部にそれぞれ係合さ
れ、また、手摺りフレームの室内側において、腰壁内パ
ネルが固定金具を介して固定されていることを特徴とす
るものである。
【0009】本発明によれば、任意階の鉄骨梁に手摺り
フレーム束を固定するとともに、手摺りフレーム束に手
摺りフレームを固定し、また、腰壁パネルに係合金具を
固定する一方、手摺りフレームに固定金具を取り付け、
手摺りフレームの室外側において、腰壁パネルを手摺り
フレーム束に載置するとともに、腰壁パネルの係合金具
を手摺りフレームのリップ部に係合させて腰壁パネルを
固定する一方、手摺りフレームの室内側において、腰壁
内パネルを固定金具を介して手摺りフレームに固定する
という簡単な作業により、バルコニーの外壁を鉄骨梁に
対して確実に固定することができる。しかも、腰壁パネ
ルの裏面には、腰壁パネルに比較して厚みの小さな、か
つ、安価なサイディングボードなどの腰壁内パネルが配
設されることから、室外側および室内側の見栄えを損な
うことがなく、また、腰壁内パネルの厚みが薄くなった
分バルコニー面積を拡大することができるとともに、コ
ストを削減してバルコニーの外壁を形成することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバルコニーの外壁
構造の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】図1には、本発明のバルコニーの外壁構造
が示されている。
【0012】このバルコニーの外壁構造は、腰壁パネル
1と、腰壁パネル1の裏面側四隅近傍にそれぞれボルト
Bによって固定された係合金具2と、腰壁内パネル3
と、任意階の鉄骨梁Hの上フランジh1に設定間隔をお
いてボルトナットを介して固定された手摺りフレーム束
4と、隣接する手摺りフレーム束4,4間に配設されて
手摺りフレーム束4にボルトナットを介して固定される
とともに、相互にボルトナットを介して固定された手摺
りフレーム5と、手摺りフレーム5に取り付けられた腰
壁内パネル3の固定金具6と、鉄骨梁Hの下フランジh
2に設定間隔をおいてボルトナットを介して固定された
支持部材7と、から構成されている。
【0013】ここで、鉄骨梁Hは、断面H字状の型鋼が
採用され、上下のフランジh1,h2には、その室内側
および室外側において、それぞれ設定間隔をおいて複数
個の取付穴haが形成されており、この取付穴haを利
用して前述した手摺りフレーム束4、支持部材7および
鉄骨梁Hを補強する後述の梁中プレート9などをボルト
ナットを介して固定することができる。
【0014】腰壁パネル1は、押出成形セメント板であ
って、上下方向に貫通する複数個の中空部1aを有する
とともに、その裏面側四隅近傍に一の中空部に連通する
下穴1bが形成されており、各下穴1bには、一の中空
部1aの上下端部からそれぞれ挿入されたナット金具8
が配設されている(図2参照)。また、腰壁パネル1の
表面には、詳細には図示しないが、加飾模様、例えば、
縦方向および横方向にそれぞれ設定間隔をおいた複数本
の横溝および縦溝からなる目地パターンが形成されてい
る。
【0015】係合金具2は、鋼板を折曲して断面略P字
状に形成されており、長穴2aを有するとともに、その
一端部に断面略V字状の係合部2bを有している(図2
参照)。そして、係合金具2は、その長穴2aを通して
腰壁パネル1の下穴1bに配設されたナット金具8にボ
ルトBをねじ込むことにより、腰壁パネル1に固定する
ことができる。この際、係合金具2を腰壁パネル1の左
側上下に固定する場合は、係合部2bが左外方に向くよ
うに配置され、また、右側上下に固定する場合は、係合
部2bが右外方に向くように配置される。
【0016】腰壁内パネル3は、軽量気泡コンクリート
などから形成されたサイディングボード31と、サイデ
ィングボード31の裏面周縁近傍に開口部を外方に向け
て接着された断面コ字状の補強フレーム32と、から構
成され、腰壁パネル1よりも厚みが小さく、安価であ
る。そして、腰壁内パネル3は、後述するように、手摺
りフレーム5に取り付けた固定金具6の押さえ板64を
補強フレーム32に係止させることにより、手摺りフレ
ーム5に対して固定することができる(図5参照)。
【0017】手摺りフレーム束4は、図3に示すよう
に、複数個のボルト用取付穴41aが形成された取付板
41と、取付板41の上面に直交するように下端部が溶
接され、上部に複数個のボルト用取付穴42aが形成さ
れた略L字状の接続板42と、からなり、予め割り付け
られた腰壁パネル1の取付位置から求められる隣接する
腰壁フレーム1,1の突き合わせ部に対応する位置にお
いて、鉄骨梁Hに固定されている。
【0018】なお、手摺りフレーム束4を鉄骨梁Hに固
定する場合、手摺りフレーム束4の取付位置には、鉄骨
梁Hを補強するため、鉄骨梁Hの上下のフランジh1,
h2間に略I字状の梁中プレート9が配設されており、
これらの手摺りフレーム束4および梁中プレート9は、
共通のボルトナットを介して鉄骨梁Hの上フランジh1
に固定されている。
【0019】手摺りフレーム5は、図3に示すように、
リップ部51aを有する断面C字状のチャンネル材、例
えば、リップ溝形鋼からなる左右の縦桟51,51と、
リップ部52aを有する断面C字状のチャンネル材、例
えば、リップ溝形鋼からなる上下の横桟52,52と、
からなり、リップ部51aを対向するように配置された
左右の縦桟51,51間の上端部および下端部近傍に、
リップ部52aを対向するように配置された上下の横桟
52,52の両端部がそれぞれ溶接され、全体として略
鳥居状の枠体に形成されている。
【0020】そして、手摺りフレーム5の縦桟51およ
び横桟52には、設定間隔をおいて複数個のボルト用取
付穴51b,52bがそれぞれ形成されており、縦桟5
1の取付穴51bを利用して手摺りフレーム5をボルト
ナットを介して手摺りフレーム束4の接続板42に固定
したり、隣接する手摺りフレーム5,5の対向する左右
の縦桟51,51を相互にボルトナットを介して連結す
ることができる。
【0021】なお、隣接する手摺りフレーム5,5の対
向する左右の縦桟51,51を互いに連結する際、対向
する左右の縦桟51,51間には、ボルトに挿通可能な
スペーサ10が配設されており、対向する左右の縦桟5
1,51の間隔を確保している他、図示しない手摺りを
取り付けるための手摺り取付プレート11が合わせて固
定されている。
【0022】また、手摺りフレーム5の上桟52の取付
穴52bを利用して図示しない笠木を取り付けるための
笠木下地レール12をボルトナットを介して締結するこ
とができる。
【0023】固定金具6は、図4に示すように、断面略
コ字状のバネ材からなる嵌着部材61と、嵌着部材61
に固定された取付プレート62と、取付プレート62に
ビス63を介して回動自在に軸支された一対の押え板6
4と、からなり、嵌着部材61の両端部には、係止片6
11が形成されている。そして、固定金具6の嵌着部材
61を隣接する手摺りフレーム5,5の対向する縦桟5
1,51にわたって嵌め込んだ際、係止片611が各縦
桟51のリップ部51aにそれぞれ係合される。また、
取付プレート62に押え板64を回動自在に軸支するビ
ス63には、図示しないスプリングが嵌挿されており、
取付プレート62に対して押え板64を押圧付勢してい
る。このため、ビス63をねじ込むことにより、スプリ
ングの付勢力に抗して押え板64を取付プレート62に
対して押し込むことができる。
【0024】支持部材7は、図3に示すように、複数個
のボルト用取付穴71aが形成された取付板71と、取
付板71の下面に直交するように溶接された接続板72
と、接続板72の下端に溶接された断面略Z字状の支持
板73と、からなり、支持板73には、断面コ字状の補
強材74が溶接されている。そして、支持部材7の取付
板71と、前述した梁中プレート9とは、共通のボルト
ナットを介して鉄骨梁Hの下フランジh2に固定されて
いる。
【0025】ここで、支持部材7の支持板73は、隣接
する手摺りフレーム5,5の対向する左右の縦桟51,
51間にわたる短尺な長さに形成されている。
【0026】次に、バルコニーの外壁を形成する手順に
ついて説明する。
【0027】まず、図2に示すように、腰壁パネル1の
裏面側四隅近傍に係合部2bが腰壁パネル1の右端部側
および左端部側にそれぞれ位置するように、係合金具2
の長穴2aを通してナット金具8にボルトBをねじ込
み、係合金具2を腰壁パネル1に固定する。この場合、
係合金具2がナット金具8から脱落しない程度に仮止め
する。
【0028】一方、予め割り付けられた腰壁パネル1の
取付位置から求められる隣接する腰壁パネル1,1の突
き合わせ部に対応する位置において、鉄骨梁Hの上フラ
ンジh1の上面に手摺りフレーム束4の取付板41を載
置し、取付板41のボルト用取付穴41a、鉄骨梁Hの
上フランジh1の取付穴haおよび梁中プレート9の上
フランジの取付穴にボルトを挿通し、ナットを用いて固
定する。また、支持部材7の取付板71を鉄骨梁Hの下
フランジh2の下面に配置し、梁中プレート9の下フラ
ンジの取付穴、取付板71のボルト用取付穴71aおよ
び鉄骨梁Hの下フランジh2の取付穴haにボルトを挿
通し、ナットを用いて固定する。
【0029】次いで、手摺りフレーム5を隣接する手摺
りフレーム束4,4間に配置し、隣接する手摺りフレー
ム5,5の対向する左右の縦桟51,51によって手摺
りフレーム束4の接続板42を挟み込み、各手摺りフレ
ーム5の縦桟51のボルト用取付穴51bおよび接続板
42のボルト用取付穴42aにボルトを挿通し、ナット
を用いて固定する。合わせて、隣接する一対の手摺りフ
レーム5,5の対向する左右の縦桟51,51のボルト
用取付穴51b,51bにボルトを挿通し、ナットを用
いて固定する。この際、設定位置には、隣接する一対の
手摺りフレーム5,5の対向する左右の縦桟51,51
間に手摺り取付プレート11を固定するとともに、隣接
する一対の手摺りフレーム5,5の対向する左右の縦桟
51,51を連結するボルトにスペーサ10を挿入し、
隣接する手摺りフレーム5,5間の間隔を確保する。
【0030】この後、隣接する手摺りフレーム5,5の
対向する左右の縦桟51,51にわたって固定金具6の
嵌着部材61を室内側から押し込み、各係止片611を
それぞれ縦桟51のリップ部51aに係止させて固定金
具6を取り付ける。
【0031】次いで、クレーンなどを利用して腰壁パネ
ル1を吊り上げ、その下端左右端縁部をそれぞれ左右の
支持部材7の支持板73にわたって載置するとともに、
その裏面を手摺りフレーム5の室外面に当接させた後、
各係合金具2の係合部2bを手摺りフレーム5の左右の
縦桟51のリップ部51aにそれぞれ係合させ、ボルト
Bを締め付けて係合金具2を腰壁パネル1のナット金具
8に締結し、腰壁パネル1を手摺りフレーム5に固定す
る。
【0032】腰壁パネル1を固定したならば、手摺りフ
レーム5の上横桟52に笠木下地レール12をボルトナ
ットを介して固定するとともに、手摺りフレーム5の下
横桟52の室内側に接続金具13を固定し、各手摺りフ
レーム5に立ち上げ下地14を固定する(図6参照)。
【0033】次いで、腰壁内パネル3を手摺りフレーム
5の室内面に沿わせ、固定金具6の押え板64を回動さ
せて腰壁内パネル3の補強フレーム32に係止させ、ビ
ス63を締め付けて腰壁内パネル3を手摺りフレーム5
に固定する。
【0034】この後、詳細には図示しないが、笠木下地
レール12に笠木を固定するとともに、手摺り取付プレ
ート11にわたって手摺りなどを設ければよい。
【0035】この結果、手摺りフレーム束4および支持
部材7を鉄骨梁Hに固定するとともに、手摺りフレーム
束4に手摺りフレーム5を固定し、腰壁パネル1を支持
部材7で支持して手摺りフレーム5に固定する一方、手
摺りフレーム5に取り付けた固定金具6を利用して腰壁
内パネル3を手摺りフレーム5に固定するという簡単な
作業で鉄骨梁Hに腰壁パネル1および腰壁内パネル3を
確実に固定することができる。この場合、腰壁パネル1
の裏面には、腰壁パネル1に比較して厚みの小さな、か
つ、安価なサイディングボードなどの腰壁内パネル3が
配設されることから、室外側および室内側の見栄えを損
なうことがなく、また、腰壁内パネル3の厚みが薄くな
った分バルコニー面積を拡大することができるととも
に、コストを削減してバルコニーの外壁を形成すること
ができる。
【0036】なお、前述した実施形態においては、腰壁
パネル1に固定された係合金具2を手摺りフレーム5の
左右の縦桟51のリップ部51aに係合させて腰壁パネ
ル1を手摺りフレーム5に取り付ける場合を説明した
が、上下の横桟52のリップ部52aに係合金具2を係
合させて腰壁パネル1を取り付けるようにしてもよい。
【0037】また、支持部材7を短小な長さの支持板7
3を有する場合を説明したが、1枚または複数枚の腰壁
パネル1の長さにわたる長尺な支持板73と、適宜な間
隔をおいて支持板73に溶接された取付板71および接
続板72から支持部材7を構成してもよい。
【0038】さらに、手摺りフレーム束4に手摺りフレ
ーム5を連結する際、接続板42に形成されるボルト用
取付穴42aのうち、上方の取付穴42aを横方向の長
穴に形成すると、腰壁パネル1の取付後であっても、下
方の取付穴42aを中心として手摺りフレーム5の、手
摺りフレーム束4に対する取付角度を調整することがで
きる。
【0039】ところで、前述した実施形態においては、
腰壁パネル1を支持部材7の支持板に73に支持させる
場合を例示したが、図7に示すように、手摺りフレーム
束4の取付板41を室外側に延長し、取付板41上に腰
壁パネル1を載置するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ルコニーの腰壁パネルおよび腰壁内パネルを鉄骨梁に対
して簡単確実に固定することができ、室外側および室内
側の見栄えを損なうことがない。また、バルコニー面積
を拡大することができるとともに、コストを削減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルコニーの外壁構造の一実施形態を
示す断面図である。
【図2】腰壁パネルに配設されるナット金具と係合金具
の関係を示す分解斜視図である。
【図3】本発明のバルコニーの外壁構造を構成する手摺
りフレーム束、手摺りフレームおよび支持部材の関係を
示す分解斜視図である。
【図4】固定金具の斜視図である。
【図5】固定金具を利用して腰壁内パネルを固定した状
態を一部省略して示す横断面図である。
【図6】本発明のバルコニーの外壁構造の施工工程を一
部省略して示す斜視図である。
【図7】本発明のバルコニーの外壁構造の他の実施形態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 腰壁パネル 2 係合金具 3 腰壁内パネル 4 手摺りフレーム束 5 手摺りフレーム 51 縦桟 52 横桟 51a,52a リップ部 6 固定金具 7 支持部材 8 ナット金具 9 梁中プレート H 鉄骨梁 h1 上フランジ h2 下フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰壁パネルと、腰壁パネルの裏面側四隅
    近傍にそれぞれ固定された係合部を有する係合金具と、
    腰壁内パネルと、隣接する腰壁パネルの突き合わせ部に
    対応して任意階の鉄骨梁に固定された手摺りフレーム束
    と、前記任意階の鉄骨梁に固定された支持部材と、隣接
    する手摺りフレーム束間にそれぞれ連結されるととも
    に、相互に連結された手摺りフレームと、手摺りフレー
    ムに取り付けられた腰壁内パネルの固定金具と、からな
    り、前記手摺りフレームは、腰壁パネルの係合金具に対
    応してリップ部を有する左右の縦桟および上下の横桟を
    備え、手摺りフレームの室外側において、腰壁パネルが
    支持部材に載置されるとともに、腰壁パネルに固定され
    た係合金具が手摺りフレームの縦桟もしくは横桟のリッ
    プ部にそれぞれ係合され、また、手摺りフレームの室内
    側において、腰壁内パネルが固定金具を介して固定され
    ていることを特徴とするバルコニーの外壁構造。
  2. 【請求項2】 腰壁パネルと、腰壁パネルの裏面側四隅
    近傍にそれぞれ固定された係合部を有する係合金具と、
    腰壁内パネルと、隣接する腰壁パネルの突き合わせ部に
    対応して任意階の鉄骨梁に固定された手摺りフレーム束
    と、隣接する手摺りフレーム束間にそれぞれ連結される
    とともに、相互に連結された手摺りフレームと、手摺り
    フレームに取り付けられた腰壁内パネルの固定金具と、
    からなり、前記手摺りフレームは、腰壁パネルの係合金
    具に対応してリップ部を有する左右の縦桟および上下の
    横桟を備え、手摺りフレームの室外側において、腰壁パ
    ネルが手摺りフレーム束に載置されるとともに、腰壁パ
    ネルに固定された係合金具が手摺りフレームの縦桟もし
    くは横桟のリップ部にそれぞれ係合され、また、手摺り
    フレームの室内側において、腰壁内パネルが固定金具を
    介して固定されていることを特徴とするバルコニーの外
    壁構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091949A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Toyota Home Kk パネル取付構造
JP2016056532A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 ミサワホーム株式会社 バルコニーの耐火構造
JP2018053424A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 ミサワホーム株式会社 接続部材

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