JP3810869B2 - 玄関庇ユニットおよびその取付方法 - Google Patents
玄関庇ユニットおよびその取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3810869B2 JP3810869B2 JP27234896A JP27234896A JP3810869B2 JP 3810869 B2 JP3810869 B2 JP 3810869B2 JP 27234896 A JP27234896 A JP 27234896A JP 27234896 A JP27234896 A JP 27234896A JP 3810869 B2 JP3810869 B2 JP 3810869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling panel
- bracket
- entrance
- fence unit
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 24
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 16
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009432 framing Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建物の玄関に設けられる玄関庇ユニットおよびその取付方法に係り、特に、ユニット工法で建築される住宅の玄関等に最適な玄関庇ユニットおよびその取付方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、予め工場で製造された複数の建物ユニットを建築現場で相互に接合するユニット式建物が利用されている。
このようなユニット式建物によれば、建物の内外装等の殆どすべての作業が工場で行われるため、建築現場での作業が軽減され、建物の工期を著しく短縮できるという利点が得られる。
ユニット式建物の玄関には、建物側面から突出する平面四角形状の玄関庇ユニットが設けられている。この玄関庇ユニットは、以下のように建物の骨組みに取付けられる。
すなわち、建物の骨組みには、ボルトを水平に挿通させるボルト挿通孔と、このボルト挿通孔の裏側において当該骨組みに固着されたナットと、前記骨組みの側面から水平に突出する位置決めピンとを設けておく。
一方、玄関庇ユニットには、建物の骨組みに設けたボルト挿通孔に応じて設けられたボルト挿通孔および当該骨組みに設けられた位置決めピンを挿通させる位置決め孔を設けておく。
そして、クレーン等に吊り下げられた状態で玄関庇ユニットを水平移動し、その位置決め孔に、建物側の位置決めピンを挿通させた後、固定用のボルトを当該玄関庇ユニットおよび建物側の双方のボルト挿通孔に挿通させて建物側のナットに螺合させ、これにより建物への取付けを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、建物には、外壁の交差する角部が外側に突き出る出隅部や、内側に凹む入隅部が形成され、このうち入隅部に玄関が設けられる場合がある。
この場合、従来の玄関庇ユニットでは、玄関庇ユニットの外周の二辺を入隅部に沿わせて設置しようとすると、玄関庇ユニットの位置決め孔に建物側の位置決めピンを挿通させるために、骨組みに接合されない玄関庇ユニットの一辺を入隅部の外壁に接近させた状態で、玄関庇ユニットを水平移動させる必要がある。
このため、玄関庇ユニットの一辺が入隅部の外壁に接触するおそれがあり、玄関庇ユニットおよび外壁とが接触すると、これらが破損してしまうことから、玄関庇ユニットの取付作業には、細心の注意が必要となり、玄関庇ユニットの取付けが面倒となるという問題がある。
また、ボルト等で玄関庇ユニットを骨組みに接合する作業が完全に終了するまで、クレーン等で玄関庇ユニットを支持し続ける必要がある。このため、ボルトの締付作業は、クレーン等で玄関庇ユニットを支持しながら行わなければならず、この点からも、玄関庇ユニットの取付けが面倒となるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、建物の入隅部への取付作業が容易に行えるようになる玄関庇ユニットおよびその取付方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1発明は、図3〜図7を参照して説明すると、建物1の入隅部3に設けられた玄関4に設けられる玄関庇ユニット20であって、断面コ字形状の軸組材 23A 〜 23D を四角枠状に組んだ枠体 23 を有し前記入隅部3に応じた四角形状の天井パネル21と、この天井パネル21の上側に取付けられる屋根パネル22とを備え、前記天井パネル21の三つの角部21A 〜21C は、前記建物1の骨組み14から水平に突出し断面コ字形状の短尺部材であるブラケット26A 〜26C の上面に載置され、残りの角部21D は、当該玄関4に設けられたポーチ柱7の上面に載置され、前記天井パネル 21 の前記ブラケット 26A ( 26B , 26C )に載置される角部 21A ( 21B , 21C )には、離間して配置された二つの前記軸組材 23A ( 23B , 23C ), 23B ( 23C , 23D )を相互に連結する連結プレート 30 と、前記二つの軸組材 23A ( 23B , 23C ), 23B ( 23C , 23D )のうち一方の軸組材 23B ( 23C , 23D )の端部を塞ぐエンドプレート 31 と、このエンドプレート 31 の上下方向略中央から水平に突出し前記ブラケット 26A ( 26B , 26C )の上面に載置されるナットプレート 32 と、が設けられていることを特徴とする。
本発明の第2発明は、建物1の入隅部3に設けられた玄関4に設けられる玄関庇ユニット20の取付方法であって、前記玄関庇ユニット20として断面コ字形状の軸組材 23A 〜 23D を四角枠状に組んだ枠体 23 を有し前記入隅部3に応じた四角形状の天井パネル21と、この天井パネル21の上側に取付けられる屋根パネル22とを有するものを用い、予め前記天井パネル21の三つの角部21A 〜21C が載置される断面コ字形状の短尺部材であるブラケット26A 〜26C を前記建物1の骨組み14から水平に突出させておくとともに、前記天井パネル21の残りの角部21D がその上面に載置されるポーチ柱7を当該玄関4に設けておき、前記天井パネル 21 の前記ブラケット 26A ( 26B , 26C )に載置される角部 21A ( 21B , 21C )に、離間して配置された二つの前記軸組材 23A ( 23B , 23C ), 23B ( 23C , 23D )を相互に連結する連結プレート 30 と、前記二つの軸組材 23A ( 23B , 23C ), 23B ( 23C , 23D )のうち一方の軸組材 23B ( 23C , 23D )の端部を塞ぐエンドプレート 31 と、このエンドプレート 31 の上下方向略中央から水平に突出し前記ブラケット 26A ( 26B , 26C )の上面に載置されるナットプレート 32 と、設けておき、前記天井パネル21における前記ナットプレート 32 および前記残りの角部 26D を前記ブラケット26A 〜26C および前記ポーチ柱7に支持させた後、前記天井パネル21に屋根パネル22を固定することを特徴とする。
以上において、前記ブラケット26A 〜26C および前記ポーチ柱7の上面には、上方に突出する位置決めピン36が設けられ、天井パネル21における前記ナットプレート 32 および前記残りの角部 26D には、前記ブラケット26A 〜26C および前記ポーチ柱7側の位置決めピン36を挿通させる位置決め孔34が設けられていることが望ましい。
また、前記ポーチ柱7には、前記天井パネル21を固定するためのボルト37と螺合するナット33が設けられ、前記天井パネル21には、前記ボルト37を挿通させるボルト挿通孔39が設けられていることが好ましい。
【0006】
このような本発明では、玄関庇ユニット20を建物1の骨組み14に取付けるにあたり、クレーン等に吊り下げられた天井パネル21を、建物1の骨組み14に設けたブラケット26A 〜26C と、玄関4に設けたポーチ柱7との上に載せて固定すればよいので、玄関庇ユニット20を水平移動させる必要がなく、玄関庇ユニット20の一辺が入隅部3の外壁に接近していても、玄関庇ユニット20の一辺が入隅部3の外壁に接触するおそれがなく、玄関庇ユニット20の取付作業が容易となる。
また、ボルト等で骨組みに接合される際には、天井ユニット20が既にブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7で支持されているので、別途クレーン等で吊り下げておく必要がなくなり、ボルト等での接合作業が容易に行え、この点からも、玄関庇ユニット20の取付作業が容易となる。
この際、ブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7の上面に位置決めピン36を設け、この位置決めピン36を挿通させる位置決め孔34を天井パネル21に設けておけば、天井パネル21を降下してブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7の上に載置する際に位置決めピン36に案内され、天井パネル21は、容易に正確な位置に配置できるようになる。
そして、連結プレート 30 の下方のナットプレート 32 が外側から見えるので、ブラケット 26A 〜 26C の位置決めピン 36 を天井パネル 21 の位置決め孔 34 に挿通する際に、位置決めピン 36 および位置決め孔 34 を目視しながら作業でき、天井パネル 21 の載置作業を容易にできるという効果が得られる。
さらに、天井パネル21を固定するためのボルト37と螺合するナット33をポーチ柱7に設けておくとともに、前記ボルト37を挿通させるボルト挿通孔39を天井パネル21に設けておけば、天井パネル21のポーチ柱7への固定が容易となるので、この点からも、玄関庇ユニット20の取付作業が容易となり、これらにより前記目的が達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態に係る住宅1が示されている。この住宅1は、工場で製造された複数の箱型建物ユニット10を建築現場で相互に接合することにより建築されたユニット式建物である。
箱型建物ユニット10は、図2に示されるように、四隅の柱11の上下端を上梁12および下梁13で連結した六面体状のフレーム14を有するものである。フレーム14は、住宅1の骨組みであり、図示しない外壁材や内壁材等が張り付けられるようになっている。
フレーム14の長手方向に延びる一対の上梁12の間には、図示しない天井面材が取付けられる天井小梁15が架け渡されている。一方、長手方向に延びる一対の下梁13の間には、図示しない床面材が取付けられる根太16が架け渡されている。
図1に戻って、住宅1には、外壁の交差する角部が外側に突き出る出隅部2、および、角部が内側に凹む入隅部3が形成されている。このうち、入隅部3には、玄関4が設けられている。
玄関4は、玄関扉5の屋外側に打設された土間部6と、この土間部6に立設されたポーチ柱7と、玄関庇ユニット20とを含んで構成されたものである。
【0008】
図3には、分解状態の玄関庇ユニット20が拡大されて示されている。なお、図3の建物ユニット10は、説明の便宜状、フレーム14以外が省略されている。
図3において、玄関庇ユニット20は、入隅部3に応じた四角形状の天井パネル21と、この天井パネル21の上側に取付けられる屋根パネル22とを備えたものである。このうち、屋根パネル22は、二枚の三角形状の屋根葺材22A, 22Bを有するものである。これらのうち、屋根葺材22A は、住宅1の屋根に連続するものであり、屋根葺材22B は、一辺が住宅1の外壁に接続されるものである。
天井パネル21は、断面コ字形状のチャンネル材等からなる軸組材23A 〜23D を四角枠状に組んだ枠体23と、この枠体23の内部に架け渡された複数の天井小梁24と、この天井小梁24に取付けられた天井面材25とを備えたものである。
天井パネル21の四つの角部21A 〜21D のうち、角部21A 〜21C は、住宅1の骨組みであるフレーム14から水平に突出するブラケット26A 〜26C の上に載置され、残りの角部21D は、ポーチ柱7の上面に設けられた受具26D の上に載置されている。
【0009】
天井パネル21の角部21A には、図4に示されるように、軸組材23A および軸組材23B を相互に連結する連結プレート30と、軸組材23B の端部を塞ぐエンドプレート31と、このエンドプレート31から水平に突出するナットプレート32とが設けられている。
ナットプレート32には、図示しないボルト挿通孔が二個開けられ、このボルト挿通孔の上側にナット33が固着されている。これらのナット33の間には、後述する位置決めピンを挿通させる位置決め孔34が開けられている。
一方、天井パネル21の角部21A を支持するブラケット26A は、断面コ字形状の短尺部材であり、フレーム14を形成する柱11の一側面の上端近傍に固着されている。
ブラケット26A の上面には、天井パネル21側のナットプレート32に固着されたナット33に応じた位置に二個のボルト挿通孔35が開けられている。これらのボルト挿通孔35の間には、位置決めピン36が立設されている。
天井パネル21の角部21A は、ブラケット26A の上に載置されるとともに、位置決めピン36を位置決め孔34に挿通させた状態で、ブラケット26A のボルト挿通孔35に挿通されたボルト37をナット33に螺合させることにより、ブラケット26A に固定されるようになっている。
【0010】
天井パネル21の角部21B には、図5に示されるように、角部21A に設けられたものと同様の連結プレート30、エンドプレート31、および、ナットプレート32が設けられている。このうち、ナットプレート32には、角部21A のものと同様に、上面に二個のナット33が固着され、これらのナット33の間に位置決め孔34が開けられている。
天井パネル21の角部21B を支持するブラケット26B は、角部21A を支持するブラケット26A と同様のものであり、フレーム14を形成する柱11の一側面の上端近傍に固着されている。
ブラケット26B の上面には、ブラケット26A と同様に、二個のボルト挿通孔35が開けられるとともに、位置決めピン36が立設されている。
天井パネル21の角部21B は、角部21A と同様に、ボルト37でブラケット26B に固定されるようになっている。
【0011】
天井パネル21の角部21C には、図6に示されるように、角部21A に設けられたものと同様の連結プレート30、エンドプレート31、および、ナットプレート32が設けられ、ナットプレート32には、角部21A のものと同様に、上面に二個のナット33が固着され、これらのナット33の間に位置決め孔34が開けられている。
天井パネル21の角部21C を支持するブラケット26C は、角部21A を支持するブラケット26A と同様のものであり、フレーム14を形成する上梁12の中間部分に固着されている。
ブラケット26C の上面には、ブラケット26A と同様に、二個のボルト挿通孔35が開けられるとともに、位置決めピン36が立設されている。
天井パネル21の角部21C は、角部21A と同様に、ボルト37でブラケット26C に固定されるようになっている。
【0012】
天井パネル21の角部21D は、図7に示されるように、軸組材23A の先端面が軸組材23D の先端近傍の側部に固着されて形成されたものである。角部21D の内側には、軸組材23A および軸組材23D を相互に連結する補強プレート38が設けられている。補強プレート38は、平面L字形状のもので、角部の下方を斜めに切り欠いて形成した開口38A を有している。
また、角部21D には、軸組材23A および軸組材23D の各々の下面に開けられたボルト挿通孔39と、軸組材23A の下面に開けられた位置決め孔34とが設けられている。
一方、ポーチ柱7の上面に設けられた受具26D は、四角形の金属板で形成されたものある。受具26D には、天井パネル21の角部21D のボルト挿通孔39および位置決め孔34に応じた位置にそれぞれボルト挿通孔35および位置決めピン36が開けられている。また、受具26D には、ボルト挿通孔35の裏側にナット33が固着されている。
天井パネル21の角部21D は、ポーチ柱7の上に載置されるとともに、ポーチ柱7の受具26D の位置決めピン36を位置決め孔34に挿通させた状態で、軸組材23A, 23Dのボルト挿通孔39に挿通されたボルト37を受具26D のナット33に螺合させることにより、ポーチ柱7に固定されるようになっている。
この際、補強プレート38に設けた開口38A から補強プレート38の内部に手等を入れることが可能となっている。これにより、ボルト37での固定作業が容易に行えるようになっている。
【0013】
このような本実施形態では、予め工場で製造された複数の箱型建物ユニット10を建築現場で相互に接合して住宅1の一階部分を構築しておく。そして、玄関4の土間部6にポーチ柱7を立設する。この後、玄関庇ユニット20の天井パネル21をクレーン等に吊り下げて、フレーム14から突出するブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7の上に天井パネル21を載せる。この状態で、天井パネル21をボルト37で固定した後、屋根パネル22をクレーン等に吊り下げて、天井パネル21の上に取付け、玄関庇ユニット20の取付けを完了させる。
なお、屋根パネル22を天井パネル21の上に取付けると、天井パネル21の枠体23は、屋根パネル22の内部に隠蔽され、外部から見えない。
玄関庇ユニット20の取付完了後に、建物ユニット10で構築した一階部分の上に別の建物ユニット10を複数載置して接合し、住宅1の二階部分を構築する。
【0014】
前述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、住宅1のフレーム14から水平に突出するブラケット26A 〜26C を設けるとともに、玄関4にポーチ柱7を立設し、クレーン等に吊り下げられた天井パネル21をフレーム14のブラケット26A 〜26C 、および、ポーチ柱7の上に載せて固定し、この天井パネル21の上に屋根パネル22を取付けるようにしたので、従来の玄関庇ユニットと異なり、玄関庇ユニット20を水平移動させる必要がなく、玄関庇ユニット20の一辺が入隅部3の外壁に接近していても、当該外壁に接触するおそれがなく、玄関庇ユニット20の取付作業を容易にすることができる。
【0015】
また、天井ユニット21は、ボルト37でフレーム14およびポーチ柱7に固定される際には、その荷重が既にブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7で支持されているので、別途クレーン等で吊り下げておく必要がなくなり、ボルト37での接合作業が容易に行え、この点からも、玄関庇ユニット20の取付作業を容易にすることができる。
【0016】
さらに、ブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7の受具26D に位置決めピン36を設ける一方、天井パネル21に位置決めピン36を挿通させる位置決め孔34を設け、天井パネル21を降下させてブラケット26A 〜26C およびポーチ柱7の上に載置する際に、天井パネル21が位置決めピン36に案内されるようにしたので、天井パネル21を容易に正確な位置に配置することができる。
【0017】
また、天井パネル21の角部21A 〜21C の各々にナット33が固着されたナットプレート32を設けるとともに、ポーチ柱7にナット33が固着された受具26D を設けたので、ブラケット26A 〜26C のボルト挿通孔35や、角部21D のボルト挿通孔39に挿通した各ボルト37がナット33と容易に螺合するようになり、ボルト37による接合作業が容易に行え、この点からも、玄関庇ユニット20の取付作業を容易にすることができる。
【0018】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能である。
例えば、玄関庇ユニットとしては、三角形の屋根葺材を組み合わせて形成された傾斜屋根面を有するものに限らず、ほぼ水平面からなる陸屋根状の屋根面を有するものでもよい。なお、玄関庇ユニットの周縁には、雨樋を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
前述のように本発明によれば、建物の入隅部への取付作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る建物としての住宅を示す斜視図である。
【図2】 前記実施形態の住宅を形成する建物ユニットの骨組みを示す斜視図である。
【図3】 前記実施形態の玄関庇ユニットを示す分解斜視図である。
【図4】 前記実施形態の玄関庇ユニットの要部を示す分解斜視図である。
【図5】 前記実施形態の玄関庇ユニットの要部を示す分解斜視図である。
【図6】 前記実施形態の玄関庇ユニットの要部を示す分解斜視図である。
【図7】 前記実施形態の玄関庇ユニットの要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 建物としての住宅
3 入隅部
4 玄関
7 ポーチ柱
14 建物の骨組みとしてのフレーム
20 玄関庇ユニット
21 天井パネル
21A 〜21D 角部
22 屋根パネル
23 枠体
23A 〜 23D 軸組材
26A 〜26C ブラケット
30 連結プレート
31 エンドプレート
32 ナットプレート
33 ナット
34 位置決め孔
36 位置決めピン
37 ボルト
39 ボルト挿通孔
Claims (6)
- 建物の入隅部に設けられた玄関に設けられる玄関庇ユニットであって、断面コ字形状の軸組材を四角枠状に組んだ枠体を有し前記入隅部に応じた四角形状の天井パネルと、この天井パネルの上側に取付けられる屋根パネルとを備え、かつ、前記天井パネルの三つの角部は、前記建物の骨組みから水平に突出し断面コ字形状の短尺部材であるブラケットの上面に載置され、残りの角部は、当該玄関に設けられたポーチ柱の上面に載置され、前記天井パネルの前記ブラケットに載置される角部には、離間して配置された二つの前記軸組材を相互に連結する連結プレートと、前記二つの軸組材のうち一方の軸組材の端部を塞ぐエンドプレートと、このエンドプレートの上下方向略中央から水平に突出し前記ブラケットの上面に載置されるナットプレートと、が設けられていることを特徴とする玄関庇ユニット。
- 請求項1に記載の玄関庇ユニットにおいて、前記ブラケットおよび前記ポーチ柱の上面には、上方に突出する位置決めピンが設けられ、天井パネルにおける前記ナットプレートおよび前記残りの角部には、前記ブラケットおよび前記ポーチ柱側の位置決めピンを挿通させる位置決め孔が設けられていることを特徴とする玄関庇ユニット。
- 請求項1または請求項2に記載の玄関庇ユニットにおいて、前記ポーチ柱には、前記天井パネルを固定するためのボルトと螺合するナットが設けられ、前記天井パネルには、前記ボルトを挿通させるボルト挿通孔が設けられていることを特徴とする玄関庇ユニット。
- 建物の入隅部に設けられた玄関に設けられる玄関庇ユニットの取付方法であって、前記玄関庇ユニットとして断面コ字形状の軸組材を四角枠状に組んだ枠体を有し前記入隅部に応じた四角形状の天井パネルと、この天井パネルの上側に取付けられる屋根パネルとを有するものを用いるとともに、予め前記天井パネルの三つの角部が載置される断面コ字形状の短尺部材であるブラケットを前記建物の骨組みから水平に突出させておくとともに、前記天井パネルの残りの角部がその上面に載置されるポーチ柱を当該玄関に設けておき、前記天井パネルの前記ブラケットに載置される角部に、離間して配置された二つの前記軸組材を相互に連結する連結プレートと、前記二つの軸組材のうち一方の軸組材の端部を塞ぐエンドプレートと、このエンドプレートの上下方向略中央から水平に突出し前記ブラケットの上面に載置されるナットプレートと、を設けておき、前記天井パネルにおける前記ナットプレートおよび前記残りの角部を前記ブラケットおよび前記ポーチ柱に支持させた後、前記天井パネルに屋根パネルを固定することを特徴とする玄関庇ユニットの取付方法。
- 請求項4に記載の玄関庇ユニットの取付方法において、前記ブラケットおよび前記ポーチ柱の上面には、上方に突出する位置決めピンが設けられ、天井パネルにおける前記ナットプレートおよび前記残りの角部には、前記ブラケットおよび前記ポーチ柱側の位置決めピンを挿通させる位置決め孔が設けられていることを特徴とする玄関庇ユニットの取付方法。
- 請求項4または請求項5に記載の玄関庇ユニットの取付方法において、前記ポーチ柱には、前記天井パネルを固定するためのボルトと螺合するナットが設けられ、前記天井パネルには、前記ボルトを挿通させるボルト挿通孔が設けられていることを特徴とする玄関庇ユニットの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27234896A JP3810869B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 玄関庇ユニットおよびその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27234896A JP3810869B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 玄関庇ユニットおよびその取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10115040A JPH10115040A (ja) | 1998-05-06 |
JP3810869B2 true JP3810869B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=17512636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27234896A Expired - Fee Related JP3810869B2 (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 玄関庇ユニットおよびその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3810869B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4909161B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2012-04-04 | 積水化学工業株式会社 | 庇の取付構造 |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP27234896A patent/JP3810869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10115040A (ja) | 1998-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3810869B2 (ja) | 玄関庇ユニットおよびその取付方法 | |
JP2002201714A (ja) | ユニット建物 | |
JPH0813827A (ja) | 建築物 | |
JP7168423B2 (ja) | 屋外構造物 | |
JP2667621B2 (ja) | 出窓の2階垂れ壁出窓ユニットの取り付け構造 | |
JP3756268B2 (ja) | 突設物ユニットの取付構造 | |
JPH0613823B2 (ja) | 家屋の壁構造 | |
JPH0144691Y2 (ja) | ||
JP2614021B2 (ja) | 出入口部の屋根パネル支持構造 | |
JP3037195B2 (ja) | 軒天井取付構造 | |
JP2664855B2 (ja) | 出窓の取り付け構造 | |
JP2665307B2 (ja) | 壁パネルの取付構造およびそれに用いる梁材 | |
JPH03158539A (ja) | 外壁パネル | |
JP2510357B2 (ja) | ユニット住宅における屋根の組立方法 | |
JPS6020732Y2 (ja) | 胴差 | |
JP2821617B2 (ja) | アルコーブにおける屋根パネルの支持装置 | |
JPH11293838A (ja) | ユニット式建物のルーフバルコニ | |
JPH0390765A (ja) | 組立建築物の床部材 | |
JP6371212B2 (ja) | 外壁材保持ブラケット及びユニット式建物 | |
JP2618569B2 (ja) | ユニット建物の小屋裏の設置方法 | |
JP2702872B2 (ja) | 出窓の床パネルの取り付け構造 | |
JP2003301518A (ja) | ユニット式建物およびユニット式建物の施工方法 | |
JPH0119016B2 (ja) | ||
JPH09177304A (ja) | 小屋裏収納構造 | |
JPS6335941A (ja) | 付属構築物の構築構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060525 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130602 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |