JP7118475B1 - 輸送容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドパネルの端部同士の連結力を増大して輸送容器全体の強度を高める。【解決手段】輸送容器100は、底部材110と、支柱部材130と、カートン製のサイドパネル171、172とを有し、支柱部材の断面形状が、平板状の本体部130aと、該本体部の両側に角度を成して連続する平板状の一対の中間部130bと、該一対の中間部に対して本体部と平行に連続する一対のフランジ部130cとを有する断面ハット形であり、当該ハット形は一対の中間部130bによってサイドパネルの厚さに対応する段差130dを形成し、支柱部材の上下方向中間部の少なくとも1か所に、支柱部材の一対のフランジ部と対向した一対の対向部140eを有する固定部材140を取付け、一対の対向部と一対のフランジ部との間にサイドパネルの両側端を挟み込んで固定するようにしたことを特徴とする。【選択図】図9

Description

特許法第30条第2項適用 開催日 令和3年10月13日~15日 展示会名、 国際物流総合展2021 第2回 INNOVATION EXPO 開催場所 東京ビッグサイト(東京国際展示場)青梅展示棟A・Bホール(東京都江東区有明3丁目11-1)
本発明は、カートンパネルを使用した輸送容器に関する。
荷物の運搬・保管用としてカートンパネルを使用した輸送容器が知られている(特許文献1:特許第5557182号公報、特許文献2:特許第4489818号公報参照)。カートンパネルは輸送容器のサイドパネルや天パネルとして使用される。カートンパネルを使用した輸送容器は低コストであり、特にワンウェイの輸送容器として好都合である。
サイドパネルは通常2枚ないし4枚が使用され、これら複数枚のサイドパネルを底部材の周囲に立設する。サイドパネルの端部同士の継ぎ目位置には支柱部材が配置され、この支柱部材を介してサイドパネルの端部同士が連結される。支柱部材はサイドパネルの数と同数を底部材の周囲に立設する。
しかしながら、従来のこの種の輸送容器では、サイドパネルの端部を特許文献1のように支柱部材に対して単に側方から突当てたり、特許文献2のように支柱部材の溝部に単に嵌合したりしていた。このため、サイドパネルの端部同士の連結力が十分とはいえず、輸送容器全体としての強度が低いという課題があった。
特許第5557182号公報 特許第4489818号公報
そこで本発明の目的は、カートン製サイドパネルを使用した輸送容器において、サイドパネルの端部同士の連結力を増大して輸送容器全体の強度を高めることにある。
前記課題を解決するため、本発明に係る輸送容器は、荷物を載置可能な底部材と、前記底部材の全周を少なくとも2分する位置に立設された支柱部材と、前記底部材の周縁部に立設されると共に両側端が前記支柱部材に係合したカートン製のサイドパネルと、を有し、前記支柱部材の断面形状が、平板状の本体部と、該本体部の両側に角度を成して連続する平板状の一対の中間部と、該一対の中間部に対して前記本体部と平行に連続する一対のフランジ部とを有する断面ハット形であり、当該ハット形は前記一対の中間部によって前記サイドパネルの厚さに対応する段差を形成し、前記支柱部材の上下方向中間部の少なくとも1か所に、前記支柱部材の前記一対のフランジ部と対向した一対の対向部を有する固定部材を取付け、前記一対の対向部と前記一対のフランジ部との間に前記サイドパネルの両側端を挟み込んで固定するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、サイドパネルの端部同士の連結力を増大して輸送容器全体の強度を高めることことができる。
本発明の一実施形態に係る輸送容器の外観斜視図である。 輸送容器に使用する底フレームの斜視図である。 底フレームに支柱部材を立てる前の状態の斜視図である。 底フレームに支柱部材を立てた後の状態の斜視図である。 支柱部材の(a)表側の斜視図と、(b)裏側の斜視図と、(c)上端部の斜視図である。 支柱部材の下端部を差込む差込み金具の(a)斜視図と(b)縦断面図である。 天フレームの上面斜視図である。 天フレームの下面斜視図である。 底フレームにつまパネルと側パネルを取付ける状態を示す斜視図である。 つまパネルと側パネルの上に天フレームを取付ける状態の斜視図である。 支柱部材の上端部に天フレームを嵌合する前の断面図である。 支柱部材の上端部に天フレームを嵌合した後の断面図である。 (a)支柱部材に取付けた締付板の斜視図と、(b)締付板単体の斜視図と、(c)締付板の変形例の斜視図と、(d)同締付板の断面図である。 変形例を示す(a)支柱部材に取付けた締付板の斜視図と、(b)締付板単体の斜視図と、(c)締付板の取付状態を示す断面図と、(d)さらに別の変形例に係る締付板単体の斜視図である。 変形例に係る輸送容器の分解斜視図である。 変形例に係る輸送容器の組立斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、全図を通じて同一又は相当部分には同一符号を付することで、重複した説明を適宜省略することとする。
(●輸送容器の概要)
図1は、本発明の一実施形態に係る輸送容器100の外観斜視図である。この輸送容器100は組立式であり、図2に示す底部材としての格子状の底フレーム110の上に、図3A、図3Bのように4本の支柱部材130を立設した後、図7Aのように支柱部材130の間にサイドパネルとしての対向する一対のつまパネル171と側パネル172を立設し、最後に図7Bのように天フレーム150と天パネル190を順次取付けて組立てを完了する。
つまパネル171、側パネル172および天パネル190はカートン製である。「カートン」には一般的な段ボール(Aフルート、Bフルート、ABフルートなど)の他、厚紙(コートボール紙)や「ブラ段」と称されるプラスチック製段ボール等も含まれる。また「段ボール」には、少なくとも「表の紙」、コルゲート状の「中芯」および「裏の紙」を有する3層構造や、当該3層構造を背中合わせに張り合わせた二段5層構造、さらには三段以上を張り合わせた多層構造も含まれる。
図1において、つまパネル171と側パネル172の段と呼ばれる中芯の山(フルート)の方向は、縦・横のいずれも可能である。つまパネル171の縦方向に沿った折曲げ部は、必要に応じて、罫線やハーフカットを入れることで容易に折曲げることができる。
(●底フレーム)
底フレーム110は図2に示すように格子状を成し、横長矩形状の外枠材111、112の内側に補強材113、114を井桁状に組み合わせて配置している。これら外枠材111、112と補強材113、114は角鋼管で構成されている。底フレーム110の下部複数個所にはフォークリフトによる四方差しが可能なように脚部115が固定されている。
長手側の外枠材111の上面には、左右一対で差込み金具116が立設されている。この差込み金具116に、後述するように支柱部材130の基端部を差込んで固定するようにしている。
外枠材111の上面には、差込み金具116の両側に位置するように、断面コ字状の位置決め金具117、118が固定されている。また、短手側の外枠材112の上面には、位置決め金具119が固定されている。
これら位置決め金具117~119は断面コ字状を成し、外枠材111、112の上面に開口側を上向きにして固定されている。これにより、つまパネル171と側パネル172の下端部を位置決め金具117~119に対して垂直方向上方から係合させることができる。
(●支柱部材)
支柱部材130は底フレーム110の全周を少なくとも2分する位置に立設することができる。本実施形態では4枚のサイドパネルを使用するので、底フレーム110の全周を4分する位置に4本の支柱部材130を立設する。
支柱部材130は、詳しくは、図4(a)~(c)に示すように、断面ハット形のハット形鋼で構成されている。支柱部材130は図4(c)に示すように、平板状の本体部130aと、この本体部130aの両側に角度を成して連続する平板状の一対の中間部130bと、この一対の中間部130bに対して本体部130aと平行に連続する一対のフランジ部130cとを有する。
一対の中間部130bによって、つまパネル171と側パネル172の厚さに対応する段差が形成されている。当該段差は、図8A、図8Bにおいて「段差130d」として示されている。
支柱部材130の下端部にはネジ穴131が形成されている。このネジ穴131は支柱部材130の本体部130aの幅方向中央に形成されている。ネジ穴131のやや上方位置に、支柱部材130の左右一対のフランジ部130cを連結する横長矩形状の連結板132が溶接で固定されている。
図4(a)に示すように、支柱部材130の高さ方向中央部にネジ穴133が形成されている。また図4(b)に示すように、支柱部材130の裏側に、前記ネジ穴133に連通するようにしてナットN2が固定されている。
このナットN2は、図9で後述する固定部材としての締付板140を支柱部材130にネジ止めするためのものである。ナットN2のやや上方には横長のスリット穴135が形成されている。このスリット穴135に、図9のように締付板140の折曲げ片140aを差し込んで締付板140の回り止めを行う。
支柱部材130の上端部には、図4(b)(c)に示すように係合部材としての係合金具136が固定されている。この係合金具136は、図7Bのように、天フレーム150をつまパネル171と側パネル172に取付ける前の状態において、つまパネル171と側パネル172の上端部を仮止めする機能を有する。また係合金具136は、図8A、図8Bで後述するように、天フレーム150をつまパネル171と側パネル172に取付けた後の状態において、天フレーム150と支柱部材130との連結強度を高める機能も有する。
係合金具136は板金で構成され、左右一対の折曲げ片136aと、折曲げ片136aの基端部に形成されたスリット穴136bを有する。スリット穴136bによって、図4(c)のように折曲げ片136aを矢印方向に直角に折曲げるのが容易化される。
折曲げ片136aは、図7A、図7Bの状態では、図4(a)(b)のように支柱部材130の手前側に水平に延びている。図7Bの状態、すなわち、つまパネル171と側パネル172の上端部を折曲げ片136aで仮止めしている状態では、つまパネル171と側パネル172の側端部の上端角部が、水平な折曲げ片136aの下側に押込まれている。
このようにして、つまパネル171と側パネル172の側端部の上端角部を係合金具136を介して支柱部材130の上端部に仮止めすることができる。これにより、つまパネル171と側パネル172が自然に外側に倒れるのを防止することができ、つまパネル171と側パネル172の立て付け作業を容易化することができる。
(●差込み金具)
外枠材111の上面に固定された左右一対の差込み金具116は、詳しくは図5(a)に示すように断面コ字状の型鋼で構成されている。差込み金具116は、平板状の本体部116aと、当該本体部116aの両側にほぼ直角を成して連続する平板状の側板部116bと、当該側板部116bの高さ方向中間位置に形成された切欠き段部116cを有する。本体部116aには図5(b)のようにネジ穴116dが形成され、このネジ穴116dの裏側にナットN1が同軸状に固定されている。
支柱部材130の下端部を差込み金具116に差込みにより係合させるときは、図5(b)のように、支柱部材130の下端部の連結板132の内側に差込み金具116の上端部を差込む。これにより、差込み金具116の両側の側板部116bが支柱部材130の一対の中間部130bによって挟まれ、また差込み金具116の前後両側が支柱部材130の本体部130aと連結板132によって挟まれる。この状態で、連結板132の下端部は差込み金具116の切欠き段部116cに当接する。
図5(b)の状態で、支柱部材130の下端部のネジ穴131と差込み金具116のネジ穴116dが同軸状に整合するので、ネジ穴131にボルトB1を挿入し、当該ボルトB1の先端ネジ部をネジ穴116dを通してその裏側のナットN1にねじ込む。これで支柱部材130を底フレームに強固に連結することができる。
(●天フレーム)
天フレーム150は、図6A、図6Bに示すように横長矩形状を成す。図6Aが天フレーム150を斜め上方から見た斜視図であり、図6Bが斜め下側から見た斜視図である。
詳しくは、天フレーム150は外枠材151、152と、長手側の外枠材151相互間に掛渡された2本の梁材153、154を有する。長手側の外枠材151は断面コ字状の型鋼で構成され、型鋼の開口側を下向きにして配設されている。
また、短手側の外枠材152と梁材153、154も断面コ字状の型鋼で構成することができ、この型鋼は開口側を横向き(天フレーム150の内側方向)にして配設される。短手側の外枠材152と梁材153、154は、つまパネル171や側パネル172と係合しないので、下向き開口がない角鋼管などで構成してもよい。
天フレーム150を図7Bのようにつまパネル171と側パネル172の上端に装着する際、外枠材151の断面コ字状の内側に、つまパネル171の両端折曲げ部の上端と、側パネル172の上端を嵌合することができる。つまパネル171の両端折曲げ部を除く中間部の上端は、外枠材152の外側面に当接させることができる。
図8Aと図8Bは、天フレーム150の外枠材151をつまパネル171の両端折曲げ部の上端と、側パネル172の上端に嵌合する状態を示したものである。この嵌合の際、支柱部材130の上端部にある係合金具136の左右一対の折曲げ片136aが、スリット穴136bを中心として、外枠材151に押圧されて下方に向けてほぼ直角に折り曲げられる。
図8Bのようにほぼ直角に折り曲げられた折曲げ片136aは、外枠材151の内側にそのまま嵌合される。これにより、外枠材151が係合金具136を介して支柱部材130に強固に連結される。したがって、天フレーム150によって輸送容器100全体の剛性を高めることができる。
図8Bの状態において、つまパネル171の両端折曲げ部の側端部と、側パネル172の両側端部が、支柱部材130のハット形の中間部130bによって形成される段差130d内に収容される。また、つまパネル171の両端折曲げ部の側端部の上端と、側パネル172の両側端部の上端が、係合金具136の折曲げ片136aと支柱部材130のフランジ部130cとの間に挟み込まれる。
(●天パネル)
天パネル190もつまパネル171や側パネル172と同じカートン製であって、天フレーム150とほぼ等大の矩形状であって、天フレーム150の上に被せることができるように構成されている。天パネル190の四辺部191、192は、折曲線191a、192aに沿って下方に向け直角に折曲げ可能に構成されている。
天パネル190を天フレーム150に被着し、天パネル190の四辺部191、192を天フレーム150の角部に合わせて下方に向け直角に折曲げる。その後、当該折曲げ部分(四辺部191、192)の複数個所を図1のようにカートン同士を連結可能なエムネジ(登録商標)B3やタッカーを使用して、つまパネル171や側パネル172の上端部に連結・固定する。これで天パネル190の取付けを完了する。
天パネル190の固定方法はエムネジ(登録商標)やタッカーに限られない。例えば、天フレーム150の外枠材151、152に形成した下穴に対して、天パネル190の四辺部191、192の外側からタッピンねじをねじ込んで天パネル190を天フレーム150に固定することも可能である。
(●締付板)
次に、図9を参照して固定部材としての締付板140について説明する。この締付板140は、支柱部材130の両側に配置されるつまパネル171と側パネル172を支柱部材130に対して強固に連結するためのものである。締付板140は矩形板状の板金製であり、上辺に折曲げ片140aを有し、中央にネジ挿通穴140bを有する。
締付板140の折曲げ片140aを支柱部材130のスリット穴135に挿入し、ネジ挿通穴140bにボルトB2を差し込み、ボルトB2の先端ネジ部を支柱部材130の裏側のナットN2(図4(b)参照)にねじ込む。これにより、締付板140の左右両側の対向部140eと、支柱部材130のフランジ部130cとの間に、つまパネル171と側パネル172を挟み込んで強固に固定することができる。ボルトB2を電動ドライバ等の締付器で締付ける際、折曲げ片140aがスリット穴135に係合しているので、締付板140の連れ回りを防止することができる。
図9(c)(d)は締付板140の変形例を示すものである。この変形例では、締付板140の四隅に打抜きで形成した下穴にバーリング加工140cを施している。このバーリング加工140cによって形成された爪部としての鋭いバリ140dを、つまパネル171と側パネル172の表面に食込ませることで、パネルを損傷することなく締付板140に対するつまパネル171と側パネル172の連結力を向上することができる。
この連結力の向上により、つまパネル171と側パネル172が位置ズレするのを防止することができる。なお、バーリング加工140cに代えて、或いはバーリング加工140cと共に、締付板140の四隅三角形部分をつまパネル171と側パネル172の側に屈曲させて爪部を形成してもよい。
(●締付板の別の変形例)
図10(a)~(d)は締付板140の別の変形例を示すものである。この変形例では、締付板140の上部にL字状の折曲げ片140fを形成すると共に、左右両側に爪部140gを形成している。
折曲げ片140fをL字状にすることで、図10(c)に示す(1)挿入動作⇒(2)回転動作により、締付板140を支柱部材130のスリット穴135に確実に係合させることができる(脱落防止効果)。爪部140gはつまパネル171と側パネル172の側に突出し、前述したバーリング加工140cのバリ140dと同様の効果(パネルの連結力向上)を有する。爪部140gは締付板140を板金から打抜成形する際に同時成形が可能であり、締付板140を安価に製造することができる。
図10(b)の締付板140に図9(c)(d)のバーリング加工140cを追加して、図10(d)のように構成することも可能である。これにより、締付板140に対するつまパネル171と側パネル172の連結力をさらに向上することができる。また、図10(d)の締付板140の四隅三角形部分を、つまパネル171と側パネル172の側に屈曲させて爪部を追加形成してもよい。
(●輸送容器の変形例)
図11Aと図11Bは、内側に梁材がない矩形状の第2天フレーム160を使用した輸送容器100の変形例を示すものである。この第2天フレーム160は、断面L字状の型鋼を矩形状に組み合わせて構成することができる。第2天フレーム160の周囲で下側に垂れた周縁部161、162は、図11Bのようにつまパネル171と側パネル172の上端部に被せることができる。
なお、図11Aに示す天パネル190は短辺部192だけが折曲げ可能に構成されているが、図7Bのように四辺部191、192が下方に向け折曲げ可能な天パネル190を使用してもよいし、四辺に折曲げ部がない単純な平板パネルを使用してもよい。また、輸送容器100は天パネル190なしの開蓋状態での使用も可能である。開蓋状態であれば荷物の出し入れが簡単である。
第2天フレーム160の周縁部161には、左右一対のネジ穴H4が形成されている。また、このネジ穴H4に対応するようにして、左右一対の支柱部材130の上端部の本体部130aにもネジ穴137が形成されている。本体部130aのネジ穴137の裏側にはボルトB4の先端を締付可能なナットN4が溶接により固定されている。
図11Bの輸送容器100では、つまパネル171と側パネル172の上端部に被せた第2天フレーム160の周縁部161を、ボルトB4で固定することができる。この固定状態では、つまパネル171と側パネル172の上端部が、天フレーム150の外枠材151の内側フランジ部と、第2天フレーム160の周縁部161との間に挟み込まれる。
したがって、前述した締付板140によるつまパネル171と側パネル172の連結力向上と相まって、輸送容器100全体の剛性を高めることができる。また、図11Bの輸送容器100はエムネジ(登録商標)B3を使用する図1の輸送容器100と比べて締付箇所が少ないので、組立作業の能率を向上することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、前述した固定部材としての締付板140は、支柱部材130の高さ方向に沿って2つ以上取付けてもよい。また、締付板140は例えばレバー式のクランプなどネジ止め以外の方法で支柱部材130に取付けることも可能である。また、輸送容器100は天パネル190なしの開蓋状態で使用することも可能である。開蓋状態であれば荷物の出し入れが簡単である。また、輸送容器100の用途によっては、天フレーム150なしでつまパネル171と側パネル172に直接天パネル190を被着・嵌合する使用形態も可能である。
100:輸送容器 110:底フレーム(底部材)
111、112:外枠材 113、114:補強材
115:脚部 116:差込み金具
116a:本体部 116b:側板部
116c:切欠き段部 116d:ネジ穴
117~119:位置決め金具 130:支柱部材
130a:本体部 130b:中間部
130c:フランジ部 130d:段差
131:ネジ穴 132:連結板
133:ネジ穴 135:スリット穴
136:係合金具 136a:折曲げ片
136b:スリット穴 137:ネジ穴
140:締付板(固定部材) 140a:折曲げ片
140b:ネジ挿通穴 140c:バーリング加工
140d:バリ 140e:対向部
140f:折曲げ片 140g:爪部
150:天フレーム 151、152:外枠材
153、154:梁材 160:第2天フレーム
161、162:周縁部 171:つまパネル
172:側パネル 190:天パネル
191、192:四辺部 191a、192a:折曲線
B1、B2、B4:ボルト N1、N2、N4:ナット
H4:ネジ穴

Claims (6)

  1. 荷物を載置可能な底部材と、
    前記底部材の全周を少なくとも2分する位置に固定された差込み金具を介して立設された支柱部材と、
    前記底部材の周縁部に立設されると共に両側端が前記支柱部材に係合したカートン製のサイドパネルとを有し、
    前記支柱部材の断面形状が、平板状の本体部と、該本体部の両側に角度を成して連続する平板状の一対の中間部と、該一対の中間部に対して前記本体部と平行に連続する一対のフランジ部とを有する断面ハット形であり、当該ハット形は前記一対の中間部によって前記サイドパネルの厚さに対応する段差を形成し、
    前記支柱部材の上下方向中間部の少なくとも1か所に、前記支柱部材の前記一対のフランジ部と対向した一対の対向部を有する固定部材を取付け、前記一対の対向部と前記一対のフランジ部との間に前記サイドパネルの両側端を挟み込んで固定するようにし、
    前記差込み金具は、前記支柱部材の前記ハット形の内側に挿入された断面コ字状に形成され、前記支柱部材の前記中間部に対向する側板部と、当該側板部を連結する本体部とを有し、前記側板部の高さ方向中間位置には切欠き段部が形成され、
    前記支柱部材の下端部近くの前記一対のフランジ部が連結板によって互いに連結され、当該連結板の下縁が前記切欠き段部に当接し、
    前記支柱部材の本体部と前記差込み金具の本体部がボルトによって連結されている
    ことを特徴とする輸送容器。
  2. 前記固定部材の前記一対の対向部が、前記サイドパネルの両側端に食込み可能な爪部を有することを特徴とする請求項1の輸送容器。
  3. 前記固定部材が、前記支柱部材の前記本体部にネジ止めされることを特徴とする請求項1又は2の輸送容器。
  4. 前記サイドパネルの側端部の上端角部が、前記支柱部材の上端部に配設された係合部材の水平に延びた折曲げ片の下側に押込まれることで仮止め可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項の輸送容器。
  5. 前記サイドパネルの上端にカートン製の天パネルを嵌合したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の輸送容器。
  6. 前記サイドパネルの上端に天フレームを嵌合し、当該天フレームの上に前記天パネルを被着したことを特徴とする請求項5の輸送容器。
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