JPH0535709Y2 - - Google Patents

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JPH0535709Y2
JPH0535709Y2 JP15279588U JP15279588U JPH0535709Y2 JP H0535709 Y2 JPH0535709 Y2 JP H0535709Y2 JP 15279588 U JP15279588 U JP 15279588U JP 15279588 U JP15279588 U JP 15279588U JP H0535709 Y2 JPH0535709 Y2 JP H0535709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レターケースや書類ケース等として
使用される物品収納ケースに関するものである。
〔従来の技術〕
上記のような物品収納ケースとしては、鋼板等
の金属板に曲げ加工を施して左右両側板と天板
(あるいは背板)を一体に有するコ字状の本体枠
を形成し、この本体枠に底板と背板(あるいは天
板)を溶接固着するものが一般に知られている。
ところが、このような物品収納ケースでは、広い
領域に亘つての溶接処理、さらには、この溶接処
理後の塗装処理が必要となるため、コスト高にな
る欠点を有している。また、ケースの組立てが難
しく、溶接技術者を必要とする不便もある。
このような問題点を解決するため、実公昭63−
22894号公報には、四角形金属板を四角筒状に曲
げ加工し、かつその両端部を角部で継ぎ重ねるこ
とにより本体枠を形成し、この本体枠の後端開口
部周縁に断面コ字状の折曲げ部を形成するととも
に、背板の周縁部に断面コ字状の係合部を形成
し、この係合部を上記折曲げ部に内方から係合さ
せることにより、該背板を本体枠の後端開口部に
取付けるようにしたものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような物品収納ケースの場合、本体枠の
剛性は後部の背板によつてある程度保たれるが、
例えばB4サイズ用レターケース等、大型ケース
として用いられる場合にはケース全体の剛性を保
つのは難しく、上記溶接処理や多数の補強金具等
の取付が必要となる等、組立容易性を損つたり、
コスト高になつたりする不都合が生じる。
また、上記ケースをレターケース等の書類ケー
ス等として使用する場合には、書類を収納するた
めの収納トレイを支持する支持部材を内部に取付
ける必要があるが、この支持部材はケース本体枠
の前縁部と上記背板とに係止される状態で取付け
られることが多く、従つて、ケース本体のサイズ
が変わると支持部材も別個のものを用意しなけれ
ばならず、コストで不利な面がある。
本考案はこのような事情に鑑み、組立てが簡単
で、大型化にも耐え得る構造とすることができ、
かつより一層の低コスト化を図ることができる物
品収納ケースを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は、少なくとも天板および左右側板を有
し、その前縁部を折曲げることにより折曲げ枠が
形成された本体と、この本体の後端開口部に取付
けられる背板とを備えるとともに、物品収納トレ
イを支持する支持部材の前後部を上記折曲げ枠と
背板とにより各々係止するように構成された物品
収納ケースにおいて、上記背板の両側縁部を前方
に延出して補強板を形成するとともに、この補強
板の前端部に上記支持部材の後端部を係止する係
止部を設けたものである。
〔作用〕
上記構成によれば、背板から延出された補強板
により、ケース後部の強度が増大するとともに、
この補強板の端部に形成された係止片と本体枠と
に支持部材が係止され、これによつて支持部材が
ケース内部に取付けられる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、この実施例ではB4サイズ用のレターケー
スについて説明するが、本考案では収納ケースの
用途は特に問わず、他の書類等のケースや保管庫
等としても利用可能である。
第1図および第2図に示されるレターケース
は、本体枠1、前枠3、および左右対称の補強金
具4からなる本体と、この本体の後端開口部に取
付けられる背板2とを備えており、その内部に
は、レタートレイ(物品収納トレイ)をスライド
可能に支持する支持部材5が取付けられるように
なつている。
上記本体枠1は、第3図に示されるように、長
方形の金具板(ここではカラー鋼板)を計2か所
で90°に折曲げることによりコ字状に形成された
ものであり、天板11および左右の側板12を一
体に有している。この本体枠1の前縁部は、2か
所で内側方向に折曲げられており、これによつて
断面コ字状の折曲げ枠13が前縁部の全域に亘つ
て形成されている。また、この本体枠1の下縁部
および後縁部も内側方向に折曲げられており、こ
れによつて断面L字状の下側折曲げ片14および
後側折曲げ片15がそれぞれ下縁部全域および後
縁部全域に亘つて形成されている。
上記折曲げ枠13の左右下端部には、後述の前
枠3と略等しい高さ寸法を有する切欠13aが形
成されており、両下側折曲げ片14の前後2か所
には下方に突出する突出部16a,16bが突設
されている。さらに、上記突出部16aの近傍2
か所には第7図にも示されるような取付孔17a
が穿設され、同様に突出部16bの近傍1か所に
は第8図に示されるような取付孔17bが穿設さ
れている。
一方、上記天板11と連続する後側折曲げ片1
5には、第9図および第10図に示されるような
係合片18が複数の箇所に亘つて配設されてい
る。この係合片18は、上記後側折曲げ片15に
一対の切込み溝18aを入れ、この切込み溝18
a間の部分を内方へ折曲げることにより形成され
ている。
上記背板2は、第4図に示されるように1枚の
長方形の鋼板からなり、上記本体枠1の両側板1
2間の距離と略等しい幅寸法を有している。この
背板2の下部は前方向に折曲げられ、これによつ
て取付部21が形成されており、さらに、この取
付片21の端部が上方に折曲げられることによ
り、支持部材5の支持片22が形成されている。
また、上記取付部21の左右両縁部には上記本体
枠1の取付孔17bと合致するねじ孔23が設け
られている。
また、この背板2の上縁部には、上記係合片1
8と各々対応する位置に係合切欠部24が配設さ
れている。この係合切欠部24は、上記係合片1
8の幅よりも大きな開口幅を有し、かつ上端に向
かうに従つて上記開口幅の広がるテーパー状に形
成されている。
この背板2の両側縁部は、前方に延出されてお
り、これによつて左右一対の補強板26が形成さ
れている。この補強板26の延出寸法は、ここで
はB4サイズ用紙とA4サイズ用紙の縦寸法の差に
等しく設定されている。さらに、この補強板26
の端部は、ケース内側、さらには前方に折曲げら
れており、これによつて上記支持部材5の係止部
27が形成されている。
上記前枠3は、第5図に示されるように、長方
形の鋼板を計4か所で同一方向に折曲げることに
より形成されたものであり、順に、支持片31、
底板32、前板33、上板34、および補強片3
5を一体に有し、かつ上記側板12間の距離と略
等しい幅寸法を有している。また、上記底板32
の左右両縁部には、上記本体枠1の取付孔17a
と各々合致するねじ孔36が設けられている。
さらに、この前枠3の左右両端部には、上記底
板32の前部から前板33を経て上板34の前部
に至るまでの係合溝37が形成されている。この
係合溝37は、上記本体枠1における折曲げ枠1
4の板厚よりも大きな幅寸法を有している。
上記補強金具4は、帯状の鋼板を略90°折曲げ
ることにより、第6図に示されるような上辺部4
1および側片部42を有するL字状に形成された
ものであり、これら上辺部41および側片部42
には部分的に凸部43が形成されている。なお、
上記第6図はケース内部から見て右側の補強金具
4を示したものであり、同図において44は上記
折曲げを円滑に行うための切欠である。
上記支持部材5は、樹脂等の可撓性材料により
形成され、A4サイズのケースと略合致する縦寸
法を有している。この支持部材は、第2図に示さ
れるように、複数の貫通孔51aをもつ基板51
と、この基板51の全周縁部から外方向に延出さ
れる上壁52、下壁53、前壁54、および背壁
55とを有している。上記上壁52および下壁5
3には、上下方向の位置決めを行うための突出片
52aおよび突出片53aが各々外方向に突設さ
れており、前壁54および背壁55の外面には、
撓み変形が可能な弾性片54a,55aがそれぞ
れ上下方向の複数箇所に亘つて配設されている。
また、上記基板51の内側面には、レタートレイ
をスライド可能に保持するための支持片56が複
数段に亘つて形成されている。
次に、このレターケースの組立て要領を説明す
る。まず、本体枠1の後側折曲げ片15に背板2
の背面をケース内方から当接させるようにしなが
ら、この背板2の上端部における係合切欠部24
と本体枠1側の係合片18とを係合させる。より
具体的には、第9図および第10図に示されるよ
うに、後側折曲げ片15と係合片18との間に形
成されている切込み溝18aに係合切欠部24の
両側縁部を差込み、後側折曲げ片15と係合片1
8との間に背板2の上端部を挟み込むようにす
る。
そして、第8図に示されるように、この背板2
のねじ孔23と本体枠1の取付孔17bとの合致
させ、この取付孔17bに外側からビス6を挿入
して上記ねじ孔23に螺合させる。この作業を左
右について行うことにより、背板2の上端部が後
側折曲げ片15に係止された状態で、取付部21
が下側折曲げ片14に固定され、背板2の取付が
完了する。
一方、前枠3については、第7図に示されるよ
うに、この前枠3の係合溝37と、本体枠1の切
欠13aの前縁部13bとを係合させるようにし
ながら、前枠3のねじ孔36と本体枠1の取付孔
17aとを合致させ、この取付孔17aにビス6
を外側から挿入して上記ねじ孔36に螺合する。
この作業を左右について行うことにより、前枠3
の左右両縁部が本体枠1の下側折曲げ片14に固
定され、これによつて前枠3の取付が完了する。
さらに、本体枠1における折曲げ枠13の右上
隅部および左上隅部に各々補強金具4を嵌入する
ことにより、補強金具4の凸部43が補強金具4
自身の弾性力により折曲げ枠13の内面に圧接す
る状態となり、これによつてレターケースが完成
する。
このレターケースに対し、支持部材5における
前側の弾性片54aを折曲げ枠13内に後方から
挿入し、この支持部材5をその前壁54が折曲げ
枠13の後端部に当接する位置まで前方に押込ん
だ状態で、後側の弾性片55aを背板2の係止部
27と側板12との間に嵌入することにより、支
持部材5が両支持片31,22上に支持された状
態でレターケース内の左右に取付けられる。そし
て、これら支持部材5の各支持片56の間にレタ
ートレイを挿入することにより、該レタートレイ
を上下複数段に亘つて前後方向にスライド可能に
支持することができる。
以上のように、このレターケースでは、背板2
の両側縁部から補強板26を延設することによ
り、ケース後部の補強を図り、大型化にも耐え得
る構造とすることができるとともに、この補強板
26の端部に係止部27を形成し、この係止部2
7によつて支持部材5の後側弾性片55aを係止
することによつて、A4サイズ用の支持部材5を
不都合なく取付けることができる。従つて、ケー
スの補強と併せて支持部材5の共通化を実現する
ことにより、より一層の低コスト化を図ることが
できる。
なお、本考案では以上に記した実施例以外にも
例として次のような態様をとることが可能であ
る。
(1) 上記実施例では背板2の上端部と後側折曲げ
片15とを係合させるようにしているが、両者
をビス等で連結するようにしてもよいし、また
上記係合を全く省略しても背板2の取付けを行
うことができる。ただし、上記のように背板2
および後側折曲げ片15に係合部を設ければ、
簡単な作業で取付が行え、かつ本体枠1と背板
2との接合強度の向上を図ることができる。
(2) 本考案では、背板2が取付けられる本体の構
造は特に問わず、上記実施例のように少なくと
も天板11および左右側板12を有していれば
よい。従つて、例えば実公昭63−22894号公報
に示されるケースのように、天底板および左右
側板を一体に有する本体に上記背板を取付ける
ようにしてもよい。
(3) 上記第4図の背板2では、取付部21を補強
板26よりも前方へ延出させているが、その逆
としてもよい。また、支持片22,31は特に
形成する必要はないが、これらによつてケース
の剛性をより高めることができる。
(4) 本考案における背板と本体に連結手段は、上
記のようなビス6に限らず、例えばリベツト等
を用いて連結するようにしてもよい。また、製
造コストの削減が図れる範囲で部分的にスポツ
ト溶接等の溶接手段を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、物品収納トレイを支持
する支持部材の前後部を本体の折曲げ枠と背板と
により各々係止するように構成した物品収納ケー
スにおいて、上記背板の両側縁部を前方に延出し
て補強板を形成するとともに、この補強板の前端
部に上記支持部材の後端部を係止する係止部を設
けたものであるので、上記補強板によつてケース
後部の強度を高め、大型化にも耐え得る構造とし
ながら、この補強板を利用することにより、該ケ
ースよりも小サイズのケースに用いられる支持部
材を取付けることを可能とすることができ、支持
部材の共通化によつて一層の低コスト化を実現す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるレターケー
スの斜視図、第2図は同レターケースの内部構造
を示す断面図、第3図は同レターケースにおける
本体枠の斜視図、第4図は同レターケースにおけ
る背板の斜視図、第5図は同レターケースにおけ
る前枠の斜視図、第6図は同レターケースにおけ
る補強部材の斜視図、第7図は上記前枠と本体枠
との連結構造を示す斜視図、第8図は上記背板と
本体枠との連結構造を示す斜視図、第9図は上記
背板の係合切欠部と上記本体枠の係合片を示す斜
視図、第10図は同係合切欠部および係合片の正
面図である。 1……本体枠、11……天板、12……側板、
13……折曲げ枠、2……背板、26……補強
板、27……係止部、3……前枠、4……補強金
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも天板および左右側板を有し、その前
    縁部を折曲げることにより折曲げ枠が形成された
    本体と、この本体の後端開口部に取付けられる背
    板とを備えるとともに、物品収納トレイを支持す
    る支持部材の前後部を上記折曲げ枠と背板とによ
    り各々係止するように構成された物品収納ケース
    において、上記背板の両側縁部を前方に延出して
    補強板を形成するとともに、この補強板の前端部
    に上記支持部材の後端部を係止する係止部を設け
    たことを特徴とする物品収納ケース。
JP15279588U 1988-11-24 1988-11-24 Expired - Lifetime JPH0535709Y2 (ja)

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JP15279588U JPH0535709Y2 (ja) 1988-11-24 1988-11-24

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JPH0274822U JPH0274822U (ja) 1990-06-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5378740B2 (ja) * 2008-09-25 2013-12-25 株式会社岡村製作所 物品収納庫の組立構造
JP5378739B2 (ja) * 2008-09-25 2013-12-25 株式会社岡村製作所 物品収納庫の組立構造

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