JP2586966Y2 - 電子部品収納ケース - Google Patents
電子部品収納ケースInfo
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- JP2586966Y2 JP2586966Y2 JP1993045856U JP4585693U JP2586966Y2 JP 2586966 Y2 JP2586966 Y2 JP 2586966Y2 JP 1993045856 U JP1993045856 U JP 1993045856U JP 4585693 U JP4585693 U JP 4585693U JP 2586966 Y2 JP2586966 Y2 JP 2586966Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- electronic component
- component storage
- lower case
- storage case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
関し、より具体的には取り付け時に金属粉(切り粉)が
ケース内部に侵入することがないと共に、剛性を向上さ
せた電子部品収納ケースに関する。
タなどを用いて制御されており、車両内にはそのための
電子部品がケースに収納されて配置される。図4以下を
参照して従来の電子部品収納ケースを説明すると、それ
はSP材などの金属薄膜(板金材)をプレス加工してな
る上ケース10および下ケース12を備え、その内部に
はプリント基板14が載置される。より具体的には、図
示の如く、上ケース10は大略立方体のボックス状であ
って、その下方開口端に下ケース12が嵌め合わされ
る。下ケース12は図5に良く示すように、プレス加工
によって台座部120が突設されると共に、その端縁は
局所的に折曲されてアングル部122が形成される。プ
リント基板14は図4に示すように下ケース12の台座
部120に載置されてネジで固定され、続いて上ケース
10でその上から覆われ、上ケース10に穿設した取り
付け孔から下ケース12のアングル部122のネジ孔に
ネジ16を挿通して上ケース10と下ケース12を固定
している。
き、アングル部122のネジ孔との摩擦により金属粉
(切り粉)が生じて下ケース12内に散乱する恐れがあ
るため、図8および図9に示す如く、アングル部122
には予めゴム製のブシュ18が被せられる。
る電子部品収納ケースにおいては、ネジ止めないしはネ
ジを緩める際に発生する恐れがある金属粉を防止するた
めに、ゴム製ブシュ18を使用している結果、部品点数
が多くなってコストも増加する他、組み付け時(ネジ止
め時)に先立ってこのゴム製ブシュ18をアングル部1
22に予め被せておく工程が必要となり、作業が煩瑣と
なる不都合があった。
両内、例えば車室内に配置されるが、車室内の急激な温
度変化によって下ケース12の台座部120にネジ止め
されていたプリント基板が膨張収縮し、ネジが緩む恐れ
もある。
必要な電子制御ユニットを収納しているため、重量を大
きく増加させない範囲で、ケースの剛性は高ければ高い
ほど望ましい。
術の不都合を解消することにあり、取り付け時(ネジ止
め時)にケース内に金属粉(切り粉)が侵入することを
防止しつつ作業能率を改善すると共に、部品点数を減少
してコストを低減させた電子部品収納ケースを提供する
ことにある。
緩みを効果的に防止する様にした電子部品収納ケースを
提供することにある。
向上させた電子部品収納ケースを提供することを目的と
する。
ためにこの考案は、請求項1項に示す如く、略矩形状の
上ケースと、下ケースと、前記上ケースと下ケースとで
その端部を挟持しつつ内部空間内にプリント基板を収容
してなる電子部品収納ケースにおいて、前記プリント基
板と、前記上ケースと下ケースのブリント基板接触部と
をそれぞれほぼ同大の矩形とし、さらに前記上ケースの
角部および前記下ケースの対向する角部に、前記矩形の
内側で、かつ前記内部空間の外方にフランジ部を形成
し、そこに取り付け孔を穿設すると共に、前記プリント
基板に貫通孔を穿設し、前記取り付け孔および貫通孔に
ネジを挿通して前記上ケースと下ケースとプリント基板
とを共締めするように構成した。
し、ケースとプリント基板とを共締めする様にしたの
で、取り付け時に金属粉が内部空間内に侵入することが
ないと共に、もはやゴムブシュが不要となって部品点数
が減少してコストが低減する。更に、フランジ部でネジ
止めすることから、基板保持に対する接触面積を大きく
とることができて摩擦面が増加し、ネジが緩みにくくな
る。更に、ケースの剛性も向上する。
説明する。
収納ケースを示しており、従来技術と同様に、上ケース
10と下ケース12とプリント基板14とを備える。こ
こで、上ケース10は四隅の角部において内部空間10
0(図3に示す)の外方で横方向にフランジ部102が
突設され、そこに取り付け孔104が穿設される。下ケ
ース12においてもその内部空間124(図3に示す)
の外方で同様に横方向にフランジ部126が突設され、
そこに取り付け孔128が穿設される。上下ケース1
0,12は従来技術と同様に鉄板材を用い、周知のプレ
ス成形手段によって図示の形状に絞り成形される。
140が穿設される。そして、ネジ16を取り付け孔1
04,貫通孔140および取り付け孔128を挿通さ
せ、上下ケース10,12とプリント基板14とを共締
めして一体化する。
下ケース10,12とプリント基板14とは密着させら
れた状態でネジ止めされるので、ネジ16が下ケース1
4の取り付け孔128と摩擦して金属粉(切り粉)を生
じることがあってもケース内部空間100,124に侵
入する恐れがなく、よってブシュ18の使用が不要とな
って部品点数が減少して製作コストが低減する。また、
ネジの本数も減少しているので、その意味でも部品点数
および製作コストは低減する。
部をフランジ絞り形状としているため、上ケース10の
剛性を向上させることができる。即ち、従来技術の場合
には上ケースは図9に示す如く端部において断面逆L字
状を呈するのに対し、この考案に係る上ケースにおいて
は図3に示す如く断面クランク状となって剛性(強度)
が増加する。
26を設けてそこでネジ止めする様にしたので、ネジの
緩みを防止することができる。即ち、ネジ16のネジ締
め付け部160を介してフランジ部全体でプリント基板
を保持することとなり、摩擦面が増加することから、ネ
ジの緩みを防止することができる。
り付け(ネジ止め時)に金属粉(切り粉)のケースへの
侵入を防止しながら、ゴム製ブシュを不要として部品点
数の削減および製作コストの低減を図ると共に、ゴム製
ブシュの取り付け作業を不要とすることで作業能率を改
善することができる。更に、単位面積当たりの面圧を減
少することでネジの緩みも防止できると共に、フランジ
部を設ける構成としたことでケースの剛性も一層増加す
る。
が、場合によって対角線上の2か所としても良い。
ジ止め時)に金属粉(切り粉)のケース内部への侵入を
防止しつつ作業能率を改善し、部品点数および製作コス
トを低減することができる。更に、ネジの緩みも防止で
きると共に、ケースの剛性も向上する。
示す説明斜視図である。
(ネジ止め)作業を示す説明図である。
示す説明斜視図である。
を示す説明斜視図である。
に形成されたアングル部を示す説明斜視図である。
明斜視図である。
(ネジ止め)作業を示す説明図である。
明断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 略矩形状の上ケースと、下ケースと、前
記上ケースと下ケースとでその端部を挟持しつつ内部空
間内にプリント基板を収容してなる電子部品収納ケース
において、前記プリント基板と、前記上ケースと下ケースのプリン
ト基板接触部とをそれぞれほぼ同大の矩形とし、さらに
前記上ケースの角部および前記下ケースの対向する角部
に、前記矩形の内側で、かつ前記内部空間の外方にフラ
ンジ部を形成し、そこに取り付け孔を穿設すると共に、
前記プリント基板に貫通孔を穿設し、前記取り付け孔お
よび貫通孔にネジを挿通して前記上ケースと下ケースと
プリント基板とを共締めしたことを特徴とする電子部品
収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045856U JP2586966Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 電子部品収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993045856U JP2586966Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 電子部品収納ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714687U JPH0714687U (ja) | 1995-03-10 |
JP2586966Y2 true JP2586966Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12730856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993045856U Expired - Lifetime JP2586966Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 電子部品収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586966Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-07-30 JP JP1993045856U patent/JP2586966Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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US11589485B2 (en) | 2018-05-18 | 2023-02-21 | Nissan Motor Co., Ltd. | Shield case |
CN112136372B (zh) * | 2018-05-18 | 2023-07-14 | 日产自动车株式会社 | 屏蔽框体 |
Also Published As
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---|---|
JPH0714687U (ja) | 1995-03-10 |
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