JP3484009B2 - シャーシフレームおよび該シャーシフレームを使用した電子機器 - Google Patents
シャーシフレームおよび該シャーシフレームを使用した電子機器Info
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- JP3484009B2 JP3484009B2 JP05194196A JP5194196A JP3484009B2 JP 3484009 B2 JP3484009 B2 JP 3484009B2 JP 05194196 A JP05194196 A JP 05194196A JP 5194196 A JP5194196 A JP 5194196A JP 3484009 B2 JP3484009 B2 JP 3484009B2
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- chassis frame
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の筺体内
部でプリント基板を支持固定するシャーシフレームおよ
び該シャーシフレームを使用した電子機器に関する。
部でプリント基板を支持固定するシャーシフレームおよ
び該シャーシフレームを使用した電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、共聴機器等の電子機器では、ケ
ーシング構造をなす筺体の内部にシャーシフレームを設
け、このシャーシフレームによってプリント基板を支持
固定しながら当該プリント基板をシャーシ接地させる場
合が多い。図３は、この種のシャーシフレームの一例を
示す斜視図である。図において、１は筺体底部となる基
台、２は基台１上に設置されるシャーシフレームであ
る。シャーシフレーム２は、例えば、アルミ合金などの
金属板体を枠状に折曲接合し、その側面および底部に取
り付け部２ａ〜２ｆをそれぞれ折曲形成した取り付け構
造を備える。３は上記取り付け部２ａ〜２ｄと接触する
部分に接地パターンが形成されるプリント基板である。
ーシング構造をなす筺体の内部にシャーシフレームを設
け、このシャーシフレームによってプリント基板を支持
固定しながら当該プリント基板をシャーシ接地させる場
合が多い。図３は、この種のシャーシフレームの一例を
示す斜視図である。図において、１は筺体底部となる基
台、２は基台１上に設置されるシャーシフレームであ
る。シャーシフレーム２は、例えば、アルミ合金などの
金属板体を枠状に折曲接合し、その側面および底部に取
り付け部２ａ〜２ｆをそれぞれ折曲形成した取り付け構
造を備える。３は上記取り付け部２ａ〜２ｄと接触する
部分に接地パターンが形成されるプリント基板である。
【０００３】このような取り付け構造によれば、最初に
取り付け部２ａ〜２ｄにプリント基板３がネジ固定され
た後、フレーム全体を裏返した状態で取り付け部２ｅ，
２ｆに基台１がネジ固定される。また、これ以外の取り
付け構造としては、例えば図４に示すように、シャーシ
フレーム２の底部に折曲形成される取り付け部２ｅ，２
ｆを枠外へ折曲げて基台１に対向配置させる態様もあ
る。
取り付け部２ａ〜２ｄにプリント基板３がネジ固定され
た後、フレーム全体を裏返した状態で取り付け部２ｅ，
２ｆに基台１がネジ固定される。また、これ以外の取り
付け構造としては、例えば図４に示すように、シャーシ
フレーム２の底部に折曲形成される取り付け部２ｅ，２
ｆを枠外へ折曲げて基台１に対向配置させる態様もあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
シャーシフレーム２では、以下の(イ)〜(ハ)に示す問題が
ある。 (イ)図３に示した取り付け構造では、ネジ止めする箇所
が多く、しかもシャーシフレーム２の上下両方向からネ
ジ止めする必要がある。この為、人手を介した組み立て
作業のみならず、マシンを用いる自動組み立て時の作業
性を著しく低下させるという問題がある。
シャーシフレーム２では、以下の(イ)〜(ハ)に示す問題が
ある。 (イ)図３に示した取り付け構造では、ネジ止めする箇所
が多く、しかもシャーシフレーム２の上下両方向からネ
ジ止めする必要がある。この為、人手を介した組み立て
作業のみならず、マシンを用いる自動組み立て時の作業
性を著しく低下させるという問題がある。
【０００５】(ロ)一方、図４に図示した取り付け構造で
は、シャーシフレーム２に対して同一方向からプリント
基板３および基台１へネジ止めできるので、図３の取り
付け構造に比して作業性は向上するものの、取り付け部
２ｅ，２ｆを枠外へ折曲げて基台１に取り付ける為、実
質的にシャーシフレーム２の基板占有面積が狭くなり、
その分、筺体ケースを大型化しなければならないという
欠点がある。
は、シャーシフレーム２に対して同一方向からプリント
基板３および基台１へネジ止めできるので、図３の取り
付け構造に比して作業性は向上するものの、取り付け部
２ｅ，２ｆを枠外へ折曲げて基台１に取り付ける為、実
質的にシャーシフレーム２の基板占有面積が狭くなり、
その分、筺体ケースを大型化しなければならないという
欠点がある。
【０００６】(ハ)また、図３あるいは図４に図示した取
り付け構造の場合、シャーシフレーム２にプリント基板
３を取り付ける際の位置決め機構がない上に機械的イン
タフェースが多いので、組み立て作業の自動化が難しく
なるという弊害もある。
り付け構造の場合、シャーシフレーム２にプリント基板
３を取り付ける際の位置決め機構がない上に機械的イン
タフェースが多いので、組み立て作業の自動化が難しく
なるという弊害もある。
【０００７】結局、以上の内容を換言すれば、機械的イ
ンタフェースが少なく、基板取り付け時の位置決めが容
易で自動組み立てに好適なシャーシフレームが望まれる
現状にある。そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、機械的インタフェースが少なく、基板
取り付け時の位置決めが極めて容易なシャーシフレーム
および該シャーシフレームを使用した電子機器を提供す
ることを目的としている。
ンタフェースが少なく、基板取り付け時の位置決めが容
易で自動組み立てに好適なシャーシフレームが望まれる
現状にある。そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、機械的インタフェースが少なく、基板
取り付け時の位置決めが極めて容易なシャーシフレーム
および該シャーシフレームを使用した電子機器を提供す
ることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明では、枠体および底部からな
る容器構造のシャーシフレームにおいて、前記枠体の内
周に設けられ、ネジを介して回路基板が支持固定される
取り付け部と、前記底部に設けられ、前記回路基板に穿
設された貫通孔に嵌入されて当該回路基板を前記取り付
け部に正対するよう位置決めする支柱とを有し、前記取
り付け部に回路基板を支持固定するネジによって容器構
造全体が筺体側に締結固定されることを特徴とする。
め、請求項１に記載の発明では、枠体および底部からな
る容器構造のシャーシフレームにおいて、前記枠体の内
周に設けられ、ネジを介して回路基板が支持固定される
取り付け部と、前記底部に設けられ、前記回路基板に穿
設された貫通孔に嵌入されて当該回路基板を前記取り付
け部に正対するよう位置決めする支柱とを有し、前記取
り付け部に回路基板を支持固定するネジによって容器構
造全体が筺体側に締結固定されることを特徴とする。
【０００９】上記請求項１に従属する請求項２記載の実
施態様として、前記支柱は、前記枠体に連なる底板の一
部を垂直上方に折曲形成した部材であって、その先端に
は前記貫通孔に嵌入されて回路基板を係合支持する側面
視凸状の突起部を備えることを特徴とする。
施態様として、前記支柱は、前記枠体に連なる底板の一
部を垂直上方に折曲形成した部材であって、その先端に
は前記貫通孔に嵌入されて回路基板を係合支持する側面
視凸状の突起部を備えることを特徴とする。
【００１０】また、好ましい態様として、上記請求項１
に従属する請求項３記載の発明では、筺体と容器構造と
の締結位置を嵌合機構にて位置決めすることを特徴とす
る。さらに、請求項４に記載の発明では、前記支柱を、
回路基板の実装面あるいはパターン面のいずれかに配設
されるシールドカバーの構成部材として使用することを
特徴とする。
に従属する請求項３記載の発明では、筺体と容器構造と
の締結位置を嵌合機構にて位置決めすることを特徴とす
る。さらに、請求項４に記載の発明では、前記支柱を、
回路基板の実装面あるいはパターン面のいずれかに配設
されるシールドカバーの構成部材として使用することを
特徴とする。
【００１１】また、請求項５に記載の発明では、ケーシ
ング構造をなす筺体の内部に、回路基板を支持固定した
シャーシフレームを設ける電子機器において、前記シャ
ーシフレームは、枠体および底部からなる容器構造であ
って、前記枠体の内周に設けられ、ネジを介して前記回
路基板が支持固定される、貫通ネジ孔が穿設された取り
付け部を有し、前記回路基板は、前記シャーシフレーム
に載置した状態で、前記取り付け部に設けられた貫通ネ
ジ孔と正対する位置に貫通孔を有し、前記筺体の基台
は、前記シャーシフレームを対向配置した状態で、前記
取り付け部に設けられる貫通ネジ孔と対向する位置に貫
通孔を有し、前記回路基板の貫通孔、前記シャーシフレ
ームの取り付け部の貫通ネジ孔、前記筺体の基台の取り
付けネジ穴とが対向するように、前記回路基板を載置し
た前記シャーシフレームを前記筺体基台に対向配置した
状態で、長ネジを前記貫通孔、貫通ネジ孔に貫通させ、
取り付けネジ穴にねじ込むことで、前記回路基板を前記
シャーシフレームに支持固定しつつ、前記シャーシフレ
ームを前記筺体基台に締結固定することを特徴とする。
ング構造をなす筺体の内部に、回路基板を支持固定した
シャーシフレームを設ける電子機器において、前記シャ
ーシフレームは、枠体および底部からなる容器構造であ
って、前記枠体の内周に設けられ、ネジを介して前記回
路基板が支持固定される、貫通ネジ孔が穿設された取り
付け部を有し、前記回路基板は、前記シャーシフレーム
に載置した状態で、前記取り付け部に設けられた貫通ネ
ジ孔と正対する位置に貫通孔を有し、前記筺体の基台
は、前記シャーシフレームを対向配置した状態で、前記
取り付け部に設けられる貫通ネジ孔と対向する位置に貫
通孔を有し、前記回路基板の貫通孔、前記シャーシフレ
ームの取り付け部の貫通ネジ孔、前記筺体の基台の取り
付けネジ穴とが対向するように、前記回路基板を載置し
た前記シャーシフレームを前記筺体基台に対向配置した
状態で、長ネジを前記貫通孔、貫通ネジ孔に貫通させ、
取り付けネジ穴にねじ込むことで、前記回路基板を前記
シャーシフレームに支持固定しつつ、前記シャーシフレ
ームを前記筺体基台に締結固定することを特徴とする。
【００１２】本発明では、枠体内周にネジを介して回路
基板が支持固定される取り付け部を設ける一方、底部に
は回路基板に穿設された貫通孔に嵌入されて当該回路基
板を前記取り付け部に正対するよう位置決めする支柱を
形成し、前記取り付け部に回路基板を支持固定するネジ
によって容器構造全体を筺体側に締結固定する。これに
より、従来のものに比してネジ止め箇所が半減し、しか
も基板取り付け時の位置決めが容易となり、自動組み立
てに好適なシャーシフレームおよび該シャーシフレーム
を使用した電子機器となる。
基板が支持固定される取り付け部を設ける一方、底部に
は回路基板に穿設された貫通孔に嵌入されて当該回路基
板を前記取り付け部に正対するよう位置決めする支柱を
形成し、前記取り付け部に回路基板を支持固定するネジ
によって容器構造全体を筺体側に締結固定する。これに
より、従来のものに比してネジ止め箇所が半減し、しか
も基板取り付け時の位置決めが容易となり、自動組み立
てに好適なシャーシフレームおよび該シャーシフレーム
を使用した電子機器となる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明によるシャーシフレーム
は、ケーシング構造の筺体を持つ共聴機器などの電子機
器に適用され得る。以下、本発明のシャーシフレームが
適用される電子機器を実施例とし、これについて図面を
参照して説明する。
は、ケーシング構造の筺体を持つ共聴機器などの電子機
器に適用され得る。以下、本発明のシャーシフレームが
適用される電子機器を実施例とし、これについて図面を
参照して説明する。
【００１４】まず、図１は本発明による一実施例の組み
立て構造を示す斜視図である。この図において、１０は
アルミダイカスト等の圧力鋳造によって断面コ字状に一
体形成された筺体基台であり、その底面には後述する取
り付け部１１ａ〜１１ｄのネジ穴と対向する寸法位置に
取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄが穿設されている。
立て構造を示す斜視図である。この図において、１０は
アルミダイカスト等の圧力鋳造によって断面コ字状に一
体形成された筺体基台であり、その底面には後述する取
り付け部１１ａ〜１１ｄのネジ穴と対向する寸法位置に
取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄが穿設されている。
【００１５】１１は筺体基台１０上にネジによって締結
固定されるシャーシフレームである。このシャーシフレ
ーム１１は、プレス加工によって所定部分が切り欠かれ
た金属板体（例えば、アルミ合金等）を、枠体および底
部からなる容器状に折曲接合したものである。こうした
シャーシフレーム１１において、枠体の長辺両側面に
は、それぞれ所定形状の切り欠きを枠体内側に折曲げて
なる取り付け部１１ａ〜１１ｄが設けられている。な
お、これら取り付け部１１ａ〜１１ｄには貫通ネジ孔が
穿設されている。尚、貫通ネジ孔はバカ穴であったも良
い。また、枠体の長辺上縁には、枠体内側へ折曲形成さ
れた取り付け部１１ｅ〜１１ｇと、枠体外側へ折曲形成
された取り付け部１１ｈ〜１１ｊとが形成されている。
固定されるシャーシフレームである。このシャーシフレ
ーム１１は、プレス加工によって所定部分が切り欠かれ
た金属板体（例えば、アルミ合金等）を、枠体および底
部からなる容器状に折曲接合したものである。こうした
シャーシフレーム１１において、枠体の長辺両側面に
は、それぞれ所定形状の切り欠きを枠体内側に折曲げて
なる取り付け部１１ａ〜１１ｄが設けられている。な
お、これら取り付け部１１ａ〜１１ｄには貫通ネジ孔が
穿設されている。尚、貫通ネジ孔はバカ穴であったも良
い。また、枠体の長辺上縁には、枠体内側へ折曲形成さ
れた取り付け部１１ｅ〜１１ｇと、枠体外側へ折曲形成
された取り付け部１１ｈ〜１１ｊとが形成されている。
【００１６】一方、シャーシフレーム１１の底部は、上
記枠体と連なる部材であって、プレス加工によって格子
状に切り欠かれた底板によって構成されている。この底
部の略中央付近には、上記底板の一部を垂直上方に折り
曲げて形成される支柱１１ｋが設けられている。支柱１
１ｋは、その先端部に側面視凸状の突起部が形成されて
おり、この突起部は、後述するように、プリント基板１
２の規定位置に穿設される位置決め孔Ａに嵌入されて当
該基板１２の取り付け位置を位置決めすると共に、係合
支持する役割を担う。尚、支柱１１ｋは１本に限らず、
複数本でも良い。
記枠体と連なる部材であって、プレス加工によって格子
状に切り欠かれた底板によって構成されている。この底
部の略中央付近には、上記底板の一部を垂直上方に折り
曲げて形成される支柱１１ｋが設けられている。支柱１
１ｋは、その先端部に側面視凸状の突起部が形成されて
おり、この突起部は、後述するように、プリント基板１
２の規定位置に穿設される位置決め孔Ａに嵌入されて当
該基板１２の取り付け位置を位置決めすると共に、係合
支持する役割を担う。尚、支柱１１ｋは１本に限らず、
複数本でも良い。
【００１７】プリント基板１２は、上記シャーシフレー
ム１１の取り付け部１１ａ〜１１ｄと対向する位置に貫
通孔１２ａ〜１２ｄが穿設されると共に、支柱１１ｋの
突起部と対向する規定位置に、基板取り付け時の位置決
め機構として作用する位置決め孔Ａが設けられている。
１３は筺体基台１１に嵌装される筺体カバーであり、上
記シャーシフレーム１１の取り付け部１１ｅ〜１１ｇお
よび取り付け部１１ｈ〜１１ｊに対向する位置に貫通ネ
ジ孔１３ａ〜１３ｆが設けられている。
ム１１の取り付け部１１ａ〜１１ｄと対向する位置に貫
通孔１２ａ〜１２ｄが穿設されると共に、支柱１１ｋの
突起部と対向する規定位置に、基板取り付け時の位置決
め機構として作用する位置決め孔Ａが設けられている。
１３は筺体基台１１に嵌装される筺体カバーであり、上
記シャーシフレーム１１の取り付け部１１ｅ〜１１ｇお
よび取り付け部１１ｈ〜１１ｊに対向する位置に貫通ネ
ジ孔１３ａ〜１３ｆが設けられている。
【００１８】このような構造によれば、筺体基台１０の
取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄにシャーシフレーム１１
の取り付け部１１ａ〜１１ｄを対向配置させておき、支
柱１１ｋの突起部に位置決め孔Ａが嵌入するようプリン
ト基板１２を載置すると、プリント基板１２の貫通孔１
２ａ〜１２ｄとシャーシフレーム１１の取り付け部１１
ａ〜１１ｄの貫通ネジ孔とが正対する。この状態で、４
本の長ネジ１４〜１７を、プリント基板１２の貫通孔１
２ａ〜１２ｄ、シャーシフレーム１１の取り付け部１１
ａ〜１１ｄの貫通ネジ孔に貫通させ、筺体基台１０の取
り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄにねじ込むことで、プリン
ト基板１２をシャーシフレーム１１に支持固定しつつ、
シャーシフレーム１１を筺体基台１０に締結固定するこ
とが可能になる。そして、この後、筺体カバー１３を筺
体基台１０に嵌装して貫通ネジ孔１３ａ〜１３ｆを介し
てシャーシフレーム１１の取り付け部１１ｅ〜１１ｇお
よび取り付け部１１ｈ〜１１ｊにネジ固定すれば、図２
の断面図に示す形で収納される。
取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄにシャーシフレーム１１
の取り付け部１１ａ〜１１ｄを対向配置させておき、支
柱１１ｋの突起部に位置決め孔Ａが嵌入するようプリン
ト基板１２を載置すると、プリント基板１２の貫通孔１
２ａ〜１２ｄとシャーシフレーム１１の取り付け部１１
ａ〜１１ｄの貫通ネジ孔とが正対する。この状態で、４
本の長ネジ１４〜１７を、プリント基板１２の貫通孔１
２ａ〜１２ｄ、シャーシフレーム１１の取り付け部１１
ａ〜１１ｄの貫通ネジ孔に貫通させ、筺体基台１０の取
り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄにねじ込むことで、プリン
ト基板１２をシャーシフレーム１１に支持固定しつつ、
シャーシフレーム１１を筺体基台１０に締結固定するこ
とが可能になる。そして、この後、筺体カバー１３を筺
体基台１０に嵌装して貫通ネジ孔１３ａ〜１３ｆを介し
てシャーシフレーム１１の取り付け部１１ｅ〜１１ｇお
よび取り付け部１１ｈ〜１１ｊにネジ固定すれば、図２
の断面図に示す形で収納される。
【００１９】以上のように、本実施例によれば、シャー
シフレーム１１に基板位置決め用の支柱１１ｋを設ける
と共に、筺体基台１０の取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄ
に対向する基板支持固定用の取り付け部１１ａ〜１１ｄ
を備えたので、４本のネジ１４〜１７だけで一度にプリ
ント基板１２をシャーシフレーム１１に支持固定しつ
つ、シャーシフレーム１１を筺体基台１０に締結固定し
得る。つまり、従来のものに比べて機械的インタフェー
スが半減する上、基板取り付け時の位置決めが極めて容
易になる訳である。
シフレーム１１に基板位置決め用の支柱１１ｋを設ける
と共に、筺体基台１０の取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄ
に対向する基板支持固定用の取り付け部１１ａ〜１１ｄ
を備えたので、４本のネジ１４〜１７だけで一度にプリ
ント基板１２をシャーシフレーム１１に支持固定しつ
つ、シャーシフレーム１１を筺体基台１０に締結固定し
得る。つまり、従来のものに比べて機械的インタフェー
スが半減する上、基板取り付け時の位置決めが極めて容
易になる訳である。
【００２０】なお、この実施例では、筺体基台１０に対
してシャーシフレーム１１を差込み装着する態様である
が、これに替えて、例えば、筺体基台１０の側壁内面側
あるいはこの側壁内面に対向するシャーシフレーム１１
の枠体外側のいずれか一方、または双方に位置決め用の
突起とこの突起が嵌合される溝とを刻設しておき、筺体
基台１０の取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄとシャーシフ
レーム１１の取り付け部１１ａ〜１１ｄとが一意的に対
向する嵌着構造としても良い。
してシャーシフレーム１１を差込み装着する態様である
が、これに替えて、例えば、筺体基台１０の側壁内面側
あるいはこの側壁内面に対向するシャーシフレーム１１
の枠体外側のいずれか一方、または双方に位置決め用の
突起とこの突起が嵌合される溝とを刻設しておき、筺体
基台１０の取り付けネジ穴１０ａ〜１０ｄとシャーシフ
レーム１１の取り付け部１１ａ〜１１ｄとが一意的に対
向する嵌着構造としても良い。
【００２１】また、本実施例では、支柱１１ｋの突起部
に位置決め孔Ａを嵌入させてプリント基板１２の位置決
めを行っているが、こうした位置決めに加えて、例え
ば、位置決め孔Ａを貫通して基板実装面より所定長分突
出する突起部を設け、この突起部を基板実装面上に形成
されるシールドカバーの支柱に利用したり、グランド用
の中継端子などに用いても良い。
に位置決め孔Ａを嵌入させてプリント基板１２の位置決
めを行っているが、こうした位置決めに加えて、例え
ば、位置決め孔Ａを貫通して基板実装面より所定長分突
出する突起部を設け、この突起部を基板実装面上に形成
されるシールドカバーの支柱に利用したり、グランド用
の中継端子などに用いても良い。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、枠体内周にネジを介し
て回路基板が支持固定される取り付け部を設ける一方、
底部には回路基板に穿設された貫通孔に嵌入されて当該
回路基板を前記取り付け部に正対するよう位置決めする
支柱を形成し、前記取り付け部に回路基板を支持固定す
るネジによって容器構造全体を筺体側に締結固定するの
で、従来のものに比してネジ止め箇所が半減する上、基
板取り付け時の位置決めが容易になる。したがって、機
械的インタフェースが少なく、基板取り付け時の位置決
めが容易で自動組み立てに好適なシャーシフレームおよ
び該シャーシフレームを使用した電子機器が実現でき
る。
て回路基板が支持固定される取り付け部を設ける一方、
底部には回路基板に穿設された貫通孔に嵌入されて当該
回路基板を前記取り付け部に正対するよう位置決めする
支柱を形成し、前記取り付け部に回路基板を支持固定す
るネジによって容器構造全体を筺体側に締結固定するの
で、従来のものに比してネジ止め箇所が半減する上、基
板取り付け時の位置決めが容易になる。したがって、機
械的インタフェースが少なく、基板取り付け時の位置決
めが容易で自動組み立てに好適なシャーシフレームおよ
び該シャーシフレームを使用した電子機器が実現でき
る。
【図１】本発明による一実施例の構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】同実施例の断面構造を示す断面図である。
【図３】従来例を説明するための図である。
【図４】従来例を説明するための図である。
１０ 筺体基台（筺体）
１１ シャーシフレーム
１１ａ〜１１ｄ 取り付け部（取り付け部）
１１ｋ 支柱（支柱）
１２ プリント基板（回路基板）
Ａ 位置決め孔（貫通孔）
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭55−68391（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭62−39345（ＪＰ，Ｕ)
実開 平６−72287（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭52−148365（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−119083（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−49487（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−156285（ＪＰ，Ｕ)
登録実用新案3019302（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H05K 7/14,7/18
H05K 7/04,5/02
Claims (5)
- 【請求項１】 枠体および底部からなる容器構造のシャ
ーシフレームにおいて、 前記枠体の内周に設けられ、ネジを介して回路基板が支
持固定される取り付け部と、 前記底部に設けられ、前記回路基板に穿設された貫通孔
に嵌入されて当該回路基板を前記取り付け部に正対する
よう位置決めする支柱とを有し、 前記取り付け部に回路基板を支持固定するネジによって
容器構造全体が筺体側に締結固定されることを特徴とす
るシャーシフレーム。 - 【請求項２】 前記支柱は、前記枠体に連なる底板の一
部を垂直上方に折曲形成した部材であって、その先端に
は前記貫通孔に嵌入されて回路基板を係合支持する側面
視凸状の突起部を備えることを特徴とする請求項１記載
のシャーシフレーム。 - 【請求項３】 筺体と容器構造との締結位置を嵌合機構
にて位置決めすることを特徴とする請求項１記載のシャ
ーシフレーム。 - 【請求項４】 前記支柱を、回路基板の実装面あるいは
パターン面のいずれかに配設されるシールドカバーの構
成部材として使用することを特徴とする請求項１記載の
シャーシフレーム。 - 【請求項５】 ケーシング構造をなす筺体の内部に、回
路基板を支持固定したシャーシフレームを設ける電子機
器において、 前記シャーシフレームは、 枠体および底部からなる容器構造であって、前記枠体の
内周に設けられ、ネジを介して前記回路基板が支持固定
される、貫通ネジ孔が穿設された取り付け部を有し、 前記回路基板は、前記シャーシフレームに載置した状態
で、前記取り付け部に設けられた貫通ネジ孔と正対する
位置に貫通孔を有し、 前記筺体の基台は、前記シャーシフレームを対向配置し
た状態で、前記取り付け部に設けられる貫通ネジ孔と対
向する位置に貫通孔を有し、 前記回路基板の貫通孔、前記シャーシフレームの取り付
け部の貫通ネジ孔、前記筺体の基台の取り付けネジ穴と
が対向するように、前記回路基板を載置した前記シャー
シフレームを前記筺体基台に対向配置した状態で、長ネ
ジを前記貫通孔、貫通ネジ孔に貫通させ、取り付けネジ
穴にねじ込むことで、前記回路基板を前記シャーシフレ
ームに支持固定しつつ、前記シャーシフレームを前記筺
体基台に締結固定することを特徴とする電子機器。
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| JP05194196A JP3484009B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | シャーシフレームおよび該シャーシフレームを使用した電子機器 |
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| JP05194196A JP3484009B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | シャーシフレームおよび該シャーシフレームを使用した電子機器 |
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| JPH09246761A JPH09246761A (ja) | 1997-09-19 |
| JP3484009B2 true JP3484009B2 (ja) | 2004-01-06 |
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ID=12900905
Family Applications (1)
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| JP05194196A Expired - Fee Related JP3484009B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | シャーシフレームおよび該シャーシフレームを使用した電子機器 |
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| JP (1) | JP3484009B2 (ja) |
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Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP3019302U (ja) | 1995-06-12 | 1995-12-12 | 株式会社北斗 | プリント配線基板取付プレート |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP05194196A patent/JP3484009B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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| JP3019302U (ja) | 1995-06-12 | 1995-12-12 | 株式会社北斗 | プリント配線基板取付プレート |
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| JPH09246761A (ja) | 1997-09-19 |
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