JP3445060B2 - 床点検口 - Google Patents

床点検口

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JP3445060B2
JP3445060B2 JP13526096A JP13526096A JP3445060B2 JP 3445060 B2 JP3445060 B2 JP 3445060B2 JP 13526096 A JP13526096 A JP 13526096A JP 13526096 A JP13526096 A JP 13526096A JP 3445060 B2 JP3445060 B2 JP 3445060B2
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則夫 大木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は床点検口に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の床点検口は、外枠体と、その外
枠体の枠内に開閉可能に設置される内枠体と、その内枠
体の枠内に組付けられた内蓋板と、を備えている。そし
て、内枠体の内側面には、内蓋板の周辺部下面を支承す
る支承縁が形成されるのが一般的であった。また、内蓋
板の支持構造には、例えば、実公平2-49304 号公報に開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内蓋板の周
縁部下面のみが内枠体の支承縁によって支持される構造
にあっては、内蓋板の板面の中央部付近に荷重が負荷さ
れると、その荷重によって内蓋板がたわみ変形されやす
い構造となり、内蓋板に永久歪みが生じる場合がある。
この発明の目的は前記問題点に鑑み、内蓋板の強度や支
持剛性を高めて内蓋板のたわみ変形を軽減することがで
きる床点検口を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る床点検口は、外枠体と、その
外枠体の枠内に開閉可能に設置される内枠体と、その内
枠体の枠内に組付けられた内蓋板と、を備えた床点検口
であって、前記内蓋板の下面には、その下面を支承して
補強する補強部材が取付けられ、前記内枠体の対向する
枠材の内側面には内蓋板用支承縁と補強部材用支承縁と
が上下に所定の間隔を隔ててそれぞれ形成され、前記内
蓋板の周辺部下面が前記内蓋板用支承縁に支承され、前
記補強部材の両端部下面が前記対向する補強部材用支承
縁の間に跨がって橋渡し状に支承される構成にし、しか
も、前記内蓋板用支承縁と前記補強部材用支承縁のう
ち、少なくとも一方の支承縁は、中空の断面に形成さ
れ、前記補強部材の両端部の高さ寸法は、前記内蓋板用
支承縁と前記補強部材用支承縁との上下方向の間隔寸法
と略同じ寸法に設定され、前記補強部材の両端部以外の
中央側部分の高さ寸法は、前記上下方向の間隔寸法より
も大きく設定されていることを特徴とする。したがっ
て、内蓋板は、補強部材によって補強される。さらに、
内枠体に対し、内蓋板用支承縁によって内蓋板の周縁部
下面が支承されるとともに、補強部材用支承縁によって
補強部材の両端部が当接されて橋渡し状に支承されるこ
とで、内蓋板の支持剛性が効果的に高められる。特に、
内蓋板用支承縁と補強部材用支承縁とのうち、少なくと
も一方の支承縁が中空の断面に形成されることで、その
支持縁の強度が増大され、内蓋板の支持剛性の向上を図
ることができる。しかも、補強部材の両端部の高さ寸法
は、内蓋板用支承縁と補強部材用支承縁との上下方向の
間隔寸法と略同じ寸法に設定され、同補強部材の両端部
以外の中央側部分の高さ寸法は、前記上下方向の間隔寸
法よりも大きく設定されているから、補強部材はその中
央側部分の強度が増大される。
【0005】また、請求項2の発明に係る床点検口は、
外枠体と、その外枠体の枠内に開閉可能に設置される内
枠体と、その内枠体の枠内に組付けられた内蓋板と、を
備えた床点検口であって、前記内蓋板の下面には、その
下面を支承して補強する補強部材が取付けられ、前記内
枠体の対向する枠材の内側面には内蓋板用支承縁と補強
部材用支承縁とが上下に所定の間隔を隔ててそれぞれ形
成され、前記内蓋板の周辺部下面が前記 内蓋板用支承縁
に支承され、前記補強部材の両端部下面が前記対向する
補強部材用支承縁の間に跨がって橋渡し状に支承される
構成にし、しかも、前記内蓋板用支承縁と前記補強部材
用支承縁のうち、少なくとも一方の支承縁は、中空の断
面に形成され、前記補強部材は、上側補強部材とその上
側補強部材の下面に結合された下側補強部材とを備える
一方、前記内枠体の内側面には、前記上下の補強部材の
両端部下面をそれぞれ橋渡し状に支承する上下の補強部
材用支承縁がそれぞれ形成されていることを特徴とす
る。したがって、内蓋板は、補強部材によって補強され
る。さらに、内枠体に対し、内蓋板用支承縁によって内
蓋板の周縁部下面が支承されるとともに、補強部材用支
承縁によって補強部材の両端部が当接されて橋渡し状に
支承されることで、内蓋板の支持剛性が効果的に高めら
れる。特に、内蓋板用支承縁と補強部材用支承縁とのう
ち、少なくとも一方の支承縁が中空の断面に形成される
ことで、その支持縁の強度が増大され、内蓋板の支持剛
性の向上を図ることができる。特に、補強部材は、上側
補強部材とその上側補強部材の下面に結合された下側補
強部材とを備える一方、内枠体の内側面には、前記上下
の補強部材の両端部下面をそれぞれ橋渡し状に支承する
上下の補強部材用支承縁がそれぞれ形成されているか
ら、上下の補強部材によって内蓋板の強度がより一層高
められるとともに、上下の補強部材用支承縁によって内
蓋板の支持剛性がより一層高められる。
【0006】また、請求項3の発明に係る床点検口は、
請求項1又は2に記載の床点検口において、内蓋板用支
承縁及び補強部材用支承縁は、内枠体の内側面の全周に
わたってそれぞれ形成されていることを特徴とする。し
たがって、内蓋板及び補強部材の支持剛性がより一層高
められる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態1を図1〜
図6にしたがって説明する。図1と図3において、床点
検口10は、床板1の開口部2に嵌込まれて組付けられる
外枠体11と、その外枠体11の枠内に開閉可能に設置され
る内枠体21と、その内枠体21の枠内に組付けられる内蓋
板31とを備えている。前記外枠体11は、縦・横4本の枠
材12とコ−ナ金具13によって略方形に枠組みされて構成
されている。
【0008】外枠体11の各枠材12は、アルミ合金等の軽
合金の押出型材や、ステンレス鋼板等の金属板の折曲げ
加工材等によって略同一の断面形状に形成されている。
そして、各枠材12は、垂直状をなす基壁部14と、その基
壁部14の下端部から内側に向けて略水平状に張出された
支持縁15とを主体として断面略L字状に形成されてい
る。さらに、基壁部14の上端部外側には床板1の上面に
向けて張出された装飾縁16が形成され、その装飾縁16の
基部寄り下面と、基壁部14の下端部外側面には、コ−ナ
金具13を嵌込み止めで組付けるための係止縁17,18がそ
れぞれ形成されている。そして前記各枠材12とコ−ナ金
具13によって方形に枠組された外枠体11は、床板1の開
口部2に嵌込まれ、同外枠体11の支持縁15が床板1の下
方に配設された構造体(例えば根太材)3にねじ4や釘
などによって止着される。
【0009】内枠体21は、外枠体11の枠内に取外しの開
閉可能に設置される大きさの方形枠状に構成されるもの
で、縦・横4本の枠材22とコ−ナ金具23によって略方形
に枠組みされて構成されている。内枠体21の各枠材22
は、アルミ合金等の軽合金の押出型材やステンレス鋼板
等の金属板の折曲げ加工材等によって略同一の断面形状
に形成されている。そして、各枠材22は、基壁部24と、
その内側面下部に中空断面に形成された内蓋用支承縁25
とを主体として形成されている。さらに、内蓋用支承縁
25の下端部内側には、同支承縁25の底部と同一面をなし
て内側に張出された補強部材用支承縁29が形成されてい
る。この補強部材用支承縁29の張出縁29a は厚肉に形成
されて強度が高められている。内枠体21の各枠材22の基
壁部24の上端部内側には内蓋板31の周縁部上面に向けて
張出された装飾縁26が形成されている。
【0010】また、この実施の形態1においては、内枠
体21の内蓋用支承縁25の基部上面と、装飾縁26の基部下
面には、コ−ナ金具23が差込まれる突部27,28が対向状
に形成されている。さらに、図2に示すように、内蓋板
用支承縁25の上面には、内側が低く外側が高い傾斜状の
案内面30a を有するずれ止め突起30が突設されている。
そして、各枠材22の内蓋板用支承縁25の上面と装飾縁26
の下面との間に内蓋板31の周縁部が差込まれるととも
に、各枠材22がコ−ナ金具23によって方形に枠組みされ
ることで、内枠体21が構成される。
【0011】前記内蓋板用支承縁25の上面と、装飾縁26
の下面との間に内蓋板31が差込まれる際、ずれ止め突起
30の案内面30a に案内されながら内蓋板31が差込まれ
る。そして、内蓋板31が所定量だけ差込まれ、かつずれ
止め突起30が内蓋板31の下面にくい込むことで内枠体21
に対する内蓋板31の位置ずれが防止されるとともに、そ
の内蓋板31の周縁部下面が内蓋板用支承縁25によって支
承されるようになっている。さらに、内枠体21における
各枠材22の基壁部24の外側面からこれら基壁部24を貫通
して所要数の締付ねじ32が内蓋板31の外周端面にねじ込
まれることで、内枠体21の枠内に内蓋板31が強固に組付
けられるようになっている。前記内蓋板31は床板1と同
一材質で、かつ内枠体21の枠内に組付けられる大きさに
形成されるとともに、内蓋用支承縁25の上面と装飾縁26
の下面との上下方向の間隔寸法と略同板厚寸法を有する
方形の平板材よりなる。
【0012】前記内蓋板31の上面には所要数の取手33が
引山し及び収納可能に組付けられている。図4と図5に
示すように、前記内蓋板31の下面には、その下面を支承
して補強する所要数(1つ又は複数)、この実施の形態
1では、2つの補強部材41が取付けられている。前記補
強部材41は、金属板の折曲げ加工材や軽合金の押出型材
によって形成され、補強部材用支承縁29に支承される底
板部42と、その底板部42の両端から上向きに直角状に折
曲された脚部43と、これら両脚部43の上端から外側に向
けて水平状に折曲された取付フランジ44とを備えて断面
略逆ハット形に形成され、その長さは内蓋板31の一方向
の長さ寸法よりも所定長さだけ短かい寸法に形成されて
いる。そして、補強部材41は、その両取付フランジ44に
おいて、ビス34等によって取付けられるとともに、その
補強部材41の長手方向両端部は、内蓋板31の外周端面よ
りも内側に位置している。
【0013】図2に示すように、補強部材41の底板部42
下面から取付フランジ44上面までの高さ寸法Hは、補強
部材用支承縁29の張出縁29a の上面から内蓋板用支承縁
25の上面までの上下方向の間隔寸法と略同じ寸法に設定
されている。さらに、補強部材41は、内枠体21に内蓋板
31が組み付けられる前に、あらかじめ、内蓋板31の下面
に取付けられ、内枠体21の内蓋板用支承縁25に内蓋板31
の周縁部下面が支承されて組付けられたときには、その
補強部材41の長手方向両端部の下面が、内枠体21の対向
する枠材22に形成された補強部材用支承縁29に支承され
るようになっている。
【0014】この実施の形態1は上述したように構成さ
れる。したがって、内蓋板31は、その下面が補強部材41
によって支承されて補強されるため、強度的にすぐれた
ものとなる。また、内枠体21の内蓋板用支承縁25によっ
て内蓋板31の周縁部全周の下面が支承されるとともに、
内枠体21の対向する枠材22に形成された補強部材用支承
縁29の間に跨がって補強部材41の両端部下面が橋渡し状
に支承されることで、内蓋板31の支持剛性が効果的に高
められる。この結果、内蓋板31の中央寄り部分に荷重が
作用したときでも内蓋板31のたわみ変形が効果的に軽減
される。また、この実施の形態1において、内蓋用支承
縁25は中空の断面に形成されることで、その強度が増大
されるとともに内蓋板31の支持剛性も高められる。
【0015】前記実施の形態1に用いられる補強部材41
の断面形状は、図6の(A)〜(D)に示す断面形状に
変更してもよい。すなわち、図6の(A)に示す補強部
材41は、内蓋板31の下面にビス34等によって取付けられ
る上板部45と、その上板部45の両側から下向きに直角状
に形成された脚部43と、これら両脚部43の下端から外側
に向けて水平状に折曲され、補強部材用支承縁29に支承
されるフランジ46とを備えて断面略ハット形に形成され
ている。また、図6の(B)に示す補強部材41は、内蓋
板31の下面にビス34等によって取付けられる上板部45
と、その上板部45の両側から下向きに直角状に形成され
下端が補強部材用支承縁29に支承される脚部43とを備え
て断面略逆U字状に形成されている。図6の(C)に示
す補強部材41は、中空の箱形閉じ断面に形成され、その
上面が内蓋板31の下面に接してビス34によって取付けら
れ、その補強部材41の下面が補強部材用支承縁29に支承
される。図6の(D)に示す補強部材41は、中空の箱形
閉じ断面に形成され、その中空室内に補強リブ41a が形
成されている。そして、補強部材41の上面が内蓋板31の
下面に接してビス34によって取付けられ、その補強部材
41の下面が補強部材用支承縁29に支承される。
【0016】(実施の形態2) 次に、この発明の実施の形態2を図7と図10にしたが
って説明すると、この実施の形態2において、図8に示
すように、補強部材41は、その両端部の高さ寸法H1が内
蓋板用支承縁25の上面と、補強部材用支承縁29の張出縁
29a の上面との上下方向の間隔寸法と略同じ寸法に設定
され、その補強部材41の両端部以外の中央側部分の高さ
寸法H2が前記上下方向の間隔寸法よりも適宜に大きく設
定されている。これによって補強部材41の中央側部分の
強度が増大され、内蓋板31の支持剛性が高められてい
る。
【0017】また、この実施の形態3において、図8の
(A)に示すように、金属板の折曲げ加工材や軽合金の
押出型材によって底板部42、両脚部43及び取付フランジ
44を備えて断面略逆ハット形をなす一定断面に形成され
た補強部材用素材が、その両端部において、底板部42と
脚部43の下半部とが切除されることで、補強部材41が形
成されている。 図8の(B)に示す補強部材41は、そ
の両端部において、底板部42のみが切除され、脚部43の
下半部が外側に向けて直角状に折曲されて折曲げ片43a
が形成されたものである。図8の(C)に示す補強部材
41は、その両端部において、底板部42のみが切除され、
脚部43の下半部が内側に向けて直角状に折曲されて折曲
げ片43a が形成されたものである。この実施の形態2の
その他の構成は実施の形態1と略同様にして構成される
ため、同一部材及び同一部分に対し同一符号を付記して
その説明は省略する。
【0018】前記実施の形態3に用いられる補強部材41
の断面形状は、図9及び図10の(A)〜(C)に示す
断面形状に変更してもよい。図9の(A)〜(C)に示
す補強部材41は、上板部45と両脚部43とフランジ46とを
備えて断面略ハット形に形成された一定断面の補強部材
用素材が、その両端部において、図9の(A)に示すよ
うに、フランジ46と脚部43の下半部とが切除されること
で構成されたり、あるいは図9の(B)に示すように、
フランジ46のみが切除され、脚部43の下半部が外側に向
けて直角状に折曲されて折曲げ片43aが形成されること
で構成されたり、あるいは、図9の(C)に示すよう
に、脚部43の下半部が内側に向けて直角状に折曲されて
折曲げ片43a が形成されることで構成されている。図1
0の(A)〜(C)に示す補強部材41は、上板部45と両
脚部43とを備えて断面略逆U字状に形成された一定断面
の補強部材用素材が、その両端部において、図10の
(A)に示すように、脚部43の下半部が切除されること
で構成されたり、あるいは、図10の(B)に示すよう
に、脚部43の下半部が外側に向けて直角状に折曲されて
折曲げ片43a が形成されることで構成されたり、あるい
は、図10の(C)に示すように、脚部43の下半部が内
側に向けて直角状に折曲されて折曲げ片43a が形成され
ることで構成されている。さらに、実施の形態2に用い
られる補強部材41は、図6の(C)に示すように、中空
の箱形閉じ断面にしてもよく、さらに、図6の(D)に
示すように、中空の箱形閉じ断面に形成してその内部に
補強リブ41a を形成してもよい。ただし、この実施の形
態2の補強部材41の高さ寸法は、内蓋板用支承縁25と補
強部材用支承縁29との上下方向の間隔寸法よりも大きい
ものが用いられ、両端部の下部が切除されることで、そ
の両端部の高さ寸法が内蓋板用支承縁25と補強部材用支
承縁29との上下方向の間隔寸法と略同じ寸法に設定され
る。
【0019】(実施の形態3) 次に、この発明の実施の形態3を図11にしたがって説
明すると、この実施の形態3においては、内枠体21の基
壁部24の下部の内側面には、内蓋板用支承縁25と、補強
部材用支承縁29とが一体に連続する中空の段差断面に形
成されている。そして、内蓋板用支承縁25と補強部材用
支承縁29との強度がそれぞれ増大されるとともに、内蓋
板31の支持剛性が可及的に高められている。その他の構
成は実施の形態1と同様に構成されるため、同一部材及
び部分に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
【0020】(実施の形態4) 次に、この発明の実施の形態4を図12にしたがって説
明すると、この実施の形態4では、内蓋板31の下面に配
設される補強部材41が上下の補強部材41a ,41b を備え
ており、上側補強部材41a は、内蓋板31の下面にビス等
によって取付けられ、下側補強部材41b は、上側補強部
材41a の下面に直交(平行でもよい)して溶接やビス等
によって結合されている。これに対し、内枠体21の内側
面には、内蓋板用支承縁25の他、前記上下の補強部材41
a ,41b の両端部下面をそれぞれ橋渡し状に支承する上
下の補強部材用支承縁29,129 がそれぞれ形成されてい
る。
【0021】したがって、この実施の形態4において
は、上下の補強部材41a ,41b によって内蓋板31の強度
がより一層高められるとともに、上下の補強部材用支承
縁29,129 によって内蓋板31の支持剛性がより一層高め
られる。なお、上下の補強部材41a ,41b の断面形状に
おいては、実施の形態1で用いられた補強部材41と略同
一の断面形状のものが用いられる。その他の構成も実施
の形態1とほぼ同様に構成されるため、同一部分及び部
材に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
内蓋板の強度や支持剛性を効果的に高めることができ、
内蓋板のたわみ変形や永久歪みを軽減することができ、
耐久性にすぐれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す床点検口の断面
図である。
【図2】同じく内枠体の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】同じく床点検口全体を示す斜視図である。
【図4】同じく内蓋板を下側から表わした斜視図であ
る。
【図5】同じく内蓋板の下面に補強部材を組付けた状態
を示す断面図である。
【図6】同じく補強部材の実施態様をそれぞれ示す断面
図である。
【図7】この発明の実施の形態2を示す床点検口の断面
図である。
【図8】同じく補強部材の端部を示す斜視図である。
【図9】同じく補強部材の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図10】同じく補強部材の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図11】この発明の実施の形態3を示す床点検口の断
面図である。
【図12】この発明の実施の形態4を示す床点検口の断
面図である。
【符号の説明】
10 床点検口 11 外枠体 21 内枠体 25 内蓋用支承縁 29 補強部材用支承縁 31 内蓋板 41 補強部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠体と、その外枠体の枠内に開閉可能
    に設置される内枠体と、その内枠体の枠内に組付けられ
    た内蓋板と、を備えた床点検口であって、 前記内蓋板の下面には、その下面を支承して補強する補
    強部材が取付けられ、 前記内枠体の対向する枠材の内側面には内蓋板用支承縁
    と補強部材用支承縁とが上下に所定の間隔を隔ててそれ
    ぞれ形成され、前記内蓋板の周辺部下面が前記内蓋板用
    支承縁に支承され、前記補強部材の両端部下面が前記対
    向する補強部材用支承縁の間に跨がって橋渡し状に支承
    される構成にし、 しかも、前記内蓋板用支承縁と前記補強部材用支承縁の
    うち、少なくとも一方の支承縁は、中空の断面に形成さ
    れ、 前記補強部材の両端部の高さ寸法は、前記内蓋板用支承
    縁と前記補強部材用支承縁との上下方向の間隔寸法と略
    同じ寸法に設定され、 前記補強部材の両端部以外の中央側部分の高さ寸法は、
    前記上下方向の間隔寸法よりも大きく設定されているこ
    とを 特徴とする床点検口。
  2. 【請求項2】 外枠体と、その外枠体の枠内に開閉可能
    に設置される内枠体と、その内枠体の枠内に組付けられ
    た内蓋板と、を備えた床点検口であって、 前記内蓋板の下面には、その下面を支承して補強する補
    強部材が取付けられ、 前記内枠体の対向する枠材の内側面には内蓋板用支承縁
    と補強部材用支承縁とが上下に所定の間隔を隔ててそれ
    ぞれ形成され、前記内蓋板の周辺部下面が前記内蓋板用
    支承縁に支承され、前記補強部材の両端部下面が前記対
    向する補強部材用支承縁の間に跨がって橋渡し状に支承
    される構成にし、 しかも、前記内蓋板用支承縁と前記補強部材用支承縁の
    うち、少なくとも一方の支承縁は、中空の断面に形成さ
    れ、 前記補強部材は、上側補強部材とその上側補強部材の下
    面に結合された下側補強部材とを備える一方、 前記内枠体の内側面には、前記上下の補強部材の両端部
    下面をそれぞれ橋渡し状に支承する上下の補強部材用支
    承縁がそれぞれ形成されている ことを特徴とする床点検
    口。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の床点検口におい
    て、内蓋板用支承縁及び補強部材用支承縁は、内枠体の
    内側面の全周にわたってそれぞれ形成されていることを
    特徴とする床点検口。
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