JP6267062B2 - 建物用付帯構造物およびユニット建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の立面に設けられて内部空間を拡大させる建物用付帯構造物、およびこの建物用付帯構造物を用いたユニット建物に関するものである。
従来の建物としては、複数の建物ユニットを並設すると共に積み重ねて、複数の建物ユニットの一つの立面に張出ユニットを付帯構造物として接合したユニット建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この付帯構造物は、建物ユニットの一つの立面に接続した張出フレームと、この張出フレームの上面を覆う上壁(屋根)と、張出フレームの底面を覆う底壁(床)と、張出フレームの側面に取り付けられる外壁等を有する。
また、付帯構造物を建物ユニットに設ける張出フレームの構造としては、2つの縦枠部材と上枠部材及び下枠部材を剛接合して形成した方形状縦枠を一対用いたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この構造では、一対の方形状縦枠を建物ユニットの一立面に対して垂直に配設すると共に、左右に間隔をおいて配設している。そして、各方形状縦枠の2つの縦枠部材の一方を建物ユニットの一立面側の一対の柱に接合し、一対の方形状縦枠の一対の縦枠部材の上下端部を上梁と下梁で連結するようにしている。
更に、付帯構造物を建物ユニットに設ける構造としては、2つの縦枠部材と上枠部材を剛接合して形成した逆U字状縦枠を一対用いたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。この構造では、一対の逆U字状縦枠を間隔をおいて建物ユニットの一立面に対して垂直に配設すると共に、各逆U字状縦枠を左右に間隔をおいて配設している。そして、この各逆U字状縦枠の2つの縦枠部材の一方を建物ユニットの一立面側の左右の柱に接合している。しかも、一対の逆U字状縦枠の縦枠部材の上端部間および下端部間を上梁と下梁で連結している。
また、側面形状をL字状に形成した異形ユニットを付帯構造物として用いて車庫等を形成する構成(例えば、特許文献4参照)が知られている。
特開2003−268881号公報 特開2010−180601号公報 特開2011−236727号公報 特開平6−294228号公報
ところで、このような付帯構造物では、出隅部に出隅柱が設けられると共に、外壁が出隅柱に固定される。この外壁は出隅部で角度を為すため、出隅柱の折曲する外側面の平面形状を外壁の出隅形状と一致させて、外壁を出隅柱の外側面に密接させるのが望ましい。
しかし、出隅柱の折曲する外側面の平面形状と外壁の出隅形状を一致させるのは難しいものである。
そこで、この発明は、出隅柱の折曲する外側面の平面形状と外壁の出隅形状を一致させることが容易な建物用付帯構造物、およびこの建物用付帯構造物を用いたユニット建物を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために、この発明は、建物ユニットの1つの立面に連結され且つ平面形状が多角形状の張出フレームと、前記張出フレームの側部に設けられた外壁を備えていると共に、前記張出フレームは、平面形状が多角形状の上張出フレーム部と、前記上張出フレーム部と同じ形状の下張出フレーム部と、前記上張出フレーム部の出隅部を下張出フレーム部の出隅部に支持させる出隅柱と、を備える建物用付帯構造物であって、前記出隅柱の少なくとも一つは外側壁同士の為す角度が所定の鈍角となるように隣接配置された一対の出隅形成用柱を備えると共に、前記一対の出隅形成用柱は、前記外側壁同士の為す角度を調整可能にするために、少なくとも一方が水平回動調整可能に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、出隅柱の折曲する外側面の平面形状と外壁の出隅形状を一致させることが容易となる。
この発明に係る実施例1の建物用付帯構造物の基本となる参考構造を備えるユニット建物の配置関係を示す概略平面図である。 図1に示した建物ユニットと建物用付帯構造物の関係を示す斜視図である。 図2に示した床フレームの平面図である。 図2に示した屋根フレームの平面図である。 図2に示した口型垂直フレームの正面図である。 図5に示した口型垂直フレームの平面図である。 図5の矢印A1−A1線に沿う断面図である。 図5の矢印B1−B1線に沿う断面図である。 図3の床フレームの矢印Aの部分の拡大説明図である。 図9を矢印A0方向から見た説明図である。 図3の床フレームの矢印Bの部分の拡大説明図である。 図11を矢印B0方向から見た説明図である。 図3の床フレームの矢印Cの部分の拡大説明図である。 図13を矢印C0方向から見た説明図である。 図3の床フレームの矢印Dの部分の拡大説明図である。 図15の矢印D1−D1線に沿う断面図である。 図4の屋根フレームの矢印Eの部分の拡大説明図である。 図17を矢印E0方向から見た説明図である。 図4の屋根フレームの矢印Fの部分の拡大説明図である。 図19を矢印F0方向から見た説明図である。 図4の屋根フレームの矢印Gの部分の拡大説明図である。 図21の矢印G0−G0線に沿う断面図である。 図21の矢印G1−G1線に沿う断面図である。 (a)は図3に示した床フレームの下接続梁の平面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)を矢印H1方向から見た説明図、(d)は(b)の上端面図である。 (a)は図4に示した屋根フレームの上接続梁の平面図、(b)は(a)の左側面図、(c)は(a)を矢印H2方向から見た説明図、(d)は(b)の上端面図である。 図1の建物用付帯構造物に外壁を取り付ける場合の説明図である。 図26の中柱等の拡大説明図である。 図26の口型垂直フレームの拡大説明図である。 図27の中柱と固定ボルトとの関係を示す概略説明図である。 (a)は図29の出隅外壁と中柱(出隅柱)との関係を示す概略説明図、(b)は(a)の出隅外壁と本発明に係る中柱(出隅柱)の構成を示す概略説明図である。 図30(b)のA2−A2線に沿う断面図である。
以下、この発明に係る建物用付帯構造物を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1は、この発明に係る建物用付帯構造物の基本となる参考構造を備えるユニット建物の概略平面図である。この図1においてユニット建物1は、並設された複数の建物ユニット2と、建物ユニット2の一つに設けられる建物用付帯構造物3を備えている。
この建物ユニット2は、図2に示したように4隅の支柱2aと、支柱2a,2aの妻側の下端部間を連結する妻下梁2bと、支柱2a,2aの妻側の上端部間を連結する妻上梁2cを有する。2dは支柱2aの下端部に連結された桁下梁、2eは支柱2aの上端部に連結された桁上梁である。このような、複数の支柱2a,妻下梁2b,妻上梁2c,桁下梁2d,桁上梁2eは箱形の構造体を形成している。この構成は周知の構造が採用できるので、詳細な説明は省略する。
この建物用付帯構造物3は、張出フレームFと、後述する外壁(入隅外壁61、出隅外壁63,64)を有する。
この張出フレームFは、床フレームF1を下張出フレーム部として有すると共に、屋根フレームF2を上張出フレーム部として有する。この床フレームF1は、口型垂直フレーム(方形状縦枠)4の一部(後述)および下接続梁5を備えている。また、屋根フレームF2は、口型垂直フレーム(方形状縦枠)4の一部(後述)および上接続梁6を備えている。しかも、張出フレームFは、中柱(出隅柱)7、中間補強梁8a,8b、下端部補強梁9、上端部補強梁10等を備えている。
<口型垂直フレーム4>
この口型垂直フレーム4は、図2,図5に示したように、左右に間隔をおいて平行に配設された一対の縦枠部材(出隅柱)11,11(図6参照)と、縦枠部材11,11の下端部間に配設された下横枠部材(下梁)12と、両端部が縦枠部材11,11の上端部間に配設された上横枠部材(上梁)13を備えている。この下横枠部材12は図8に示したように断面形状がC字状に形成され、上横枠部材13は図7に示したように断面形状がC字状に形成されている。
また、各縦枠部材11は、図2,図6,図17に示したように、互いに所定角度(図2では鈍角)を為す縦外側壁11a,11bを有する。更に、縦枠部材11は,図6,図17に示したように、縦外側壁11a,11bの互いに反対側の縁部にそれぞれ垂直に連設された枠部材固定壁11cおよび梁取付壁11dを有する。
しかも、縦枠部材11は,図9に示したように縦外側壁11a,11b,枠部材固定壁11cおよび梁取付壁11dの下端に溶接等により一体に設けられた下補強板(補強材)11eを有する(図10参照)。また、縦枠部材11は,図17に示したように縦外側壁11a,11b,枠部材固定壁11cおよび梁取付壁11dの上端に溶接等により一体に設けられた上補強板(補強材)11fを有する(図18参照)。
そして、縦枠部材11,11の枠部材固定壁11c,11cは互いに対向させられている。この枠部材固定壁11c,11cの下端部には下横枠部材12の両端部が溶接等により剛接合され、この枠部材固定壁11c,11cの上端部には上横枠部材13の両端部が溶接等により剛接合されている。これにより、縦枠部材11,11,下横枠部材12及び上横枠部材13は、図2に示したように口型(方形枠状)に形成されている。
図10において、14は付帯構造物用の基礎、15は基礎14から突出するアンカーボルトである。このアンカーボルト15は縦枠部材11の下補強板11eを貫通していて、このアンカーボルト15に螺着した固定ナット16を締め付けることにより、縦枠部材11が基礎14上に垂直に固定されている。アンカーボルト15と固定ナット16は固定手段を構成している。
<下接続梁5>
図24(a)は図2に示した床フレームの下接続梁5の平面図、図24(b)は図24(a)の左側面図、図24(c)は図24(a)を矢印H1方向から見た説明図、図24(d)は図24(b)の上端面図である。
この下接続梁5は、図2,図3,図24(a)に示したように直線部5a,5bから平面形状がくの字状に形成されている。尚、下接続梁5は断面がC字状の部材から形成されている。
この下接続梁5は図3に示したように口型垂直フレーム4の左右に互いに逆向で配設されている。また、図3に示した左右の下接続梁5,5の直線部5a,5aは、口型垂直フレーム4の下横枠部材12の両端から建物ユニット2側に拡開するように傾斜して延びている。更に、左右の下接続梁5,5の直線部5b,5bは、直線部5a,5aから建物ユニット2側に互いに平行に延びている。
また、直線部5a,5aには中間補強梁8aの両端部に一体に設けた結合部材8a1,8a1が結合固定され、直線部5b,5bには中間補強梁8bの両端部に一体に設けた結合部材8b1,8b1が結合固定されている。
結合部材8a1は、図15に示したように先端が直線部5aの傾斜する方向に傾斜する先端を有すると共に、図16に示したようにC字状に形成されている。また、結合部材8a1は、中間補強梁8aの下面が結合部材8a1の下面より上側にずれるように、中間補強梁8aに固定されている。
これにより、中間補強梁8aと基礎14との間に隙間が形成されて、中間補強梁8bは基礎14から浮いた状態となっている。尚、図示は省略したが、中間補強梁8bと結合部材8b1の固定関係も中間補強梁8aと結合部材8a1の固定関係と同じようになっている。
更に、下接続梁5の直線部5aの端部には、図9,図10に示したように端壁5a1が設けられている。また、下接続梁5の直線部5bの端部には、図13,図14に示したように端壁5b1が一体に設けられていると共に、内側に突出する接続部材17が溶接固定により一体に設けられている。
そして、端壁5a1は、図9,図10に示したように、端壁5a1および口型垂直フレーム4の梁取付壁11dを貫通する固定ボルト(ピン状接続部材)18と、この固定ボルト18に螺着された固定ナット19で、梁取付壁11dの下端部に着脱可能に固定されている。固定ボルト18と固定ナット19は固定手段を構成している。
また、図13,図14に示したように接続部材17には下端部補強梁9の端壁9aが固定ボルト(ピン状接続部材)20と固定ナット21により着脱可能に取り付けられている。固定ボルト20と固定ナット21は固定手段を構成している。
尚、口型垂直フレーム4の下横枠部材12,下接続梁5,5,中間補強梁8a,8b及び下端部補強梁9等は図2,図3に示した床フレームF1を構成しているので、床フレームF1は歪みにくい構造となっている。しかも、口型垂直フレーム4の縦枠部材11が基礎14上にアンカーボルト15と固定ナット16により固定されていると共に、下接続梁5,5が基礎上に載置されている。従って、下接続梁5の端壁5b1を図13に示したように建物ユニット2の支柱2aにスペーサSp1を介して押し付けた状態で、縦枠部材11を基礎14に固定することにより、下端部補強梁9と建物ユニット2の妻下梁2bとの位置決が行われるので、下接続梁5や下端部補強梁9を支柱2aや妻下梁2bに固定していない。
このように下接続梁5と口型垂直フレーム4の下横枠部材(下梁)12は、建物用付帯構造物3の張出フレームFの床フレーム(下張出フレーム部)F1を形成している。尚、この床フレームF1は平面形状が多角形状に形成されている。また、多角形の床フレームF1の折曲部(角部)P1は下フレーム出隅部(下出隅部)となる。
<上接続梁6>
図25(a)は図4に示した屋根フレームの上接続梁6の平面図、図25(b)は図25(a)の左側面図、図25(c)は図25(a)を矢印H2方向から見た説明図、図25(d)は図25(b)の上端面図である。
この上接続梁6は図2,図4,図25(a)に示したように直線部6a,6bから平面形状がくの字状に形成されている。尚、上接続梁6は断面がC字状の部材から形成されている。
この上接続梁6は図4に示したように口型垂直フレーム4の左右に互いに逆向で配設されている。また、図4に示した左右の上接続梁6,6の直線部6a,6aは、口型垂直フレーム4の上横枠部材13の両端から建物ユニット2側に拡開するように傾斜して延びている。更に、左右の上接続梁6,6の直線部6b,6bは、直線部6a,6aから建物ユニット2側に互いに平行に延びている。
また、上接続梁6の直線部6aの端部には、図17,図18に示したように端壁6a1が設けられている。更に、上接続梁6の直線部6bの端部には、図21に示したように端壁6b1が一体に設けられていると共に、図21,図22に示したように内側に位置させた接続部材(接続板)22が溶接固定により一体に設けられている。
そして、端壁6a1は、図17,図18に示したように端壁6a1および口型垂直フレーム4の梁取付壁11dを貫通する固定ボルト(ピン状接続部材)23と、この固定ボルト23に螺着された固定ナット24で、梁取付壁11dの上端部に着脱可能に固定されている。固定ボルト23と固定ナット24は固定手段を構成している。
更に、図21に示したように、接続部材22には上端部補強梁10の端壁10aが固定ボルト(ピン状接続部材)25と固定ナット26により着脱可能に取り付けられている。固定ボルト25と固定ナット26は固定手段を構成している。この上端部補強梁10は、図21,図23に示したように、固定ボルト(ピン状接続部材)27,固定ナット28で建物ユニット2の妻上梁2cに取り付けられている。固定ボルト27と固定ナット28は固定手段を構成している。
尚、図21に示したように、上接続梁6の端壁6b1と建物ユニット2の支柱2aとの間にはスペーサSp2が介装され、上端部補強梁10と建物ユニット2の妻上梁2cとの間にはスペーサSp3(図23参照)が介装されている。また、口型垂直フレーム4の上横枠部材13,上接続梁6,6および上端部補強梁10は図2,図4に示した屋根フレームF2を構成している。
<中柱7>
下接続梁5は図2,図3に示したように直線部5a,5bが鈍角で連設された折曲部P1(図11,図12参照)を有し、上接続梁6は図2,図4に示したように直線部6a,6bは鈍角で連設された折曲部P2(図19,図20参照)を有する。
この下接続梁5の折曲部P1と上接続梁6の折曲部P2との間には、図2に示したように中柱7が介装されている。この中柱7は、図11、図19に示したように所定の角度を為して連設された外側壁7a,7bと、外側壁7a,7bから垂直に内側に折り曲げられた支持壁7c,7dを有する。また、中柱7は、図11、図12に示したように下端に下壁(下取付壁)7eを有すると共に、図19、図20に示したように上端に上壁(上取付壁)7fを有する。
そして、下壁7eは図11,図12に示したように固定手段である固定ボルト(ピン状接続部材)29及び固定ナット30で下接続梁5の折曲部P1の両側の部分に固定され、上壁7fは図20に示したように固定手段である固定ボルト(ピン状接続部材)31及び固定ナット32で上接続梁6の折曲部P2の両側の部分に固定されている。
このように上接続梁6と口型垂直フレーム4の上横枠部材(上梁)13は、建物用付帯構造物3の張出フレームFの屋根フレーム(上張出フレーム部)F2を形成している。尚、この屋根フレームF2は、平面形状が多角形状に形成されていると共に、床フレーム(下張出フレーム部)F1と同じ大きさで同形状に形成されていて、上下で対応している。また、多角形の屋根フレームF2の折曲部(角部)P2は上フレーム出隅部(上出隅部)となる。
<設置現場での組付等>
このような構成においては、口型垂直フレーム4を工場等で予め組み付けておき、この口型垂直フレーム4を設置現場まで搬送して、口型垂直フレーム4の縦枠部材11,11の下補強板11eを図10に示したようにアンカーボルト15および固定ナット16で基礎14上に固定する。
一方、図3に示したように下接続梁5,5を口型垂直フレーム4の縦枠部材11,11と建物ユニット2の支柱2a,2aとの間に配設する。そして、左右の下接続梁5,5の直線部5a,5a間に中間補強梁8aを介装すると共に、左右の下接続梁5,5の直線部5b,5b間に中間補強梁8bを介装する。また、直線部5b,5bの端部間に下端部補強梁9を介装する。尚、中間補強梁8a,8bおよび下端部補強梁9は予め工場等において左右の下接続梁5,5間に組み付けておいても良い。
そして、各下接続梁5の一端を図9,図10に示したように口型垂直フレーム4の縦枠部材11の梁取付壁11dに固定ボルト(ピン状接続部材)18,固定ナット19で固定(ピン接合)する。また、各中柱7の下壁7eを図12に示したように下接続梁5,5に折曲部P1,P1の部分の両側に位置させて固定ボルト(ピン状接続部材)29と固定ナット30で固定する。
尚、下接続梁5の一端と梁取付壁11dは、リベット等のピン状接続部材でピン接合することにより、固定するようにしても良い。
次に、図21,図23に示したように、上端部補強梁10を建物ユニット2の妻上梁2cに固定ボルト27と固定ナット28で固定し、口型垂直フレーム4の縦枠部材11の上端部と建物ユニット2の支柱2aの上端部との間に上接続梁6を破折する。この際、上接続梁6を中柱7の上に位置させると共に、上接続梁6の接続部材22を上端部補強梁10の端部に突き合わせる。この状態で、上端部補強梁10を図21に示したように上接続梁6側の接続部材22に固定ボルト(ピン状接続部材)25と固定ナット26で固定し、図20に示したように中柱7の上壁7fを上接続梁6に固定ボルト(ピン状接続部材)31および固定ナット32で固定する。また、図17,図18に示したように、上接続梁6の直線部6aの端部を口型垂直フレーム4の縦枠部材11に固定ボルト(ピン状接続部材)23および固定ナット24で固定(ピン接合)する。尚、上接続梁6の一端と梁取付壁11dは、リベット等のピン状接続部材でピン接合することにより、固定するようにしても良い。
図26は、図1の建物用付帯構造物に外壁を取り付ける場合の説明図である。図27は図26の中柱等の拡大説明図、図28は図26の口型垂直フレームの拡大説明図、図29は図27の中柱と固定ボルトとの関係を示す概略説明図である。
図1に示した建物用付帯構造物3は下接続梁5および上接続梁6を有するが、図26では図1の下接続梁5および上接続梁6の図示を省略している。
この図26,27において、2′は建物用付帯構造物3が取り付けられた建物ユニット2に隣接する建物ユニットである。この建物用付帯構造物3と建物ユニット2′との入隅部には入隅外壁61が配設されている。この入隅外壁61は、支柱60の外面と建物ユニット2′の支柱2a′の外面に図示を省略した固定ネジ等の固定手段により固定されている。また、支柱60は、内面側に取り付けられた額縁取付部材62を有する。
さらに、中柱7の外側には出隅外壁63が配設され、口型垂直フレーム4を形成する縦枠部材11の外側には出隅外壁64が配設されている。
また、支柱60と中柱7との間の窓用開口W1には窓枠65が配設され、中柱7と口型垂直フレーム4の縦枠部材11との間の窓用開口W2には窓枠66が配設され、口型垂直フレーム4の縦枠部材11,11間の窓用開口W3には窓枠67が配設されている。
窓枠65は、図27に示したように、支柱60の外面の縁部側及び中柱7の外側壁7bの縁部側に取り付けられた柱状で中空の取付部65aと、窓用開口W1内に配設した額縁取付部65bを有する。窓枠66は、中柱7の外側壁7aの縁部及び縦枠部材11の縦外側壁11bの縁部側に取り付けられた柱状で中空の取付部66aと、窓用開口W2内に配設した額縁取付部66bを有する。窓枠67は、縦枠部材11,11の縦外側壁11a,11aの縁部に取り付けられた柱状で中空の取付部67aと、窓用開口W3内に配設した額縁取付部67bを有する。
また、中柱7の外側壁7a,7bの内面には額縁取付部材68,69が取り付けられ、縦枠部材11の縦外側壁11a,11bの内面には額縁取付部材70,71が取り付けられている。
そして、図27に示したように額縁取付部材62,69と窓枠65の額縁取付部65bには額縁72の側部72a,72aが取付られ、額縁取付部材68,71と窓枠66の額縁取付部66bには額縁73の側部73a,73aが取り付けられている。また、図28に示したように、縦枠部材11,11の額縁取付部材70,70と窓枠67の額縁取付部67bには額縁74が取り付けられている。
更に、出隅外壁63は、窓枠65,66の取付部65a,66a間に位置させて中柱7の外側に配設されている。また、図27,28に示したように、出隅外壁64は、窓枠66,67の取付部66a,67a間に位置させて縦枠部材11の外側に配設されている。この中柱7の外側壁7a,7bの外面にはシート状のシール部材S1が固着され、口型垂直フレーム4を形成する縦枠部材11の縦外側壁11a,11bの外面にはシート状のシール部材S2が固着されている(図27参照)。
出隅外壁63は、図27に示したように、断面形状がくの字状に連設された壁板部63a,63bと、壁板部63a,63bの接合部の内側に固定された板状でくの字状の保形部材63cと、壁板部63a,63bの内側縁部に固定された取付枠63d,63eを有する。そして、取付枠63d,63eは中柱7の外側壁7a,7bに図示しないネジ等の固定手段で取り付けられている。
また、出隅外壁64は、図27,図28に示したように、断面形状がくの字状に連設された壁板部64a,64bと、壁板部64a,64bの接合部の内側に固定された板状でくの字状の保形部材64cと、壁板部64a,64bの内側縁部に固定された取付枠64d,64eを有する。そして、取付枠64d,64eは中柱7の縦外側壁11a,11bに図示しないネジ等の固定手段で取り付けられている。
[参考構造の一部を用いた本発明に係る建物用付帯構造物の構成]
本発明に係る建物用付帯構造物は、上述した参考構造の一部を用いている。この本発明に係る建物用付帯構造物を図26〜図31に基づいて説明する。
尚、図30(a)は図29の出隅外壁と中柱との関係を示す概略説明図、図30(b)は図30(a)の出隅外壁と本発明に係る中柱の構成を示す概略説明図である。また、図31は図30(b)のA2−A2線に沿う断面図である。
ところで、図26〜図28に示した中柱7は外側壁7a,7bが一体に形成され、出隅外壁63の壁板部63a,63bは一体に形成されている。しかも、外側壁7a,7bの角度および壁板部63a,63bの角度は同じになるように設定されている。
しかしながら、中柱7や出隅外壁63の加工精度が悪い場合、中柱7の外側壁7a,7bの角度や出隅外壁63の壁板部63a,63bの角度にバラツキが生じる。この場合、出隅外壁63の一方の壁板部63bに設けた取付枠63eを図30(a)のように中柱7の一方の外側壁7bに固定したとき、出隅外壁63の他方の壁板部63aに設けた取付枠63dと中柱7の他方の外側壁7aとの間に隙間75が生じることもある。
このような隙間が生じた場合、固定不良が生じたり、外壁取付の意匠上での見栄えが悪くなったり、隙間から雨水等が侵入しやすくなる。
このような問題を解決するため本実施例では、図30(a)の中柱7に代えて図30(b)の出隅柱80を用いている。この出隅柱80は、出隅形成用柱である支柱(第1,第2のC型支柱)81,82から出隅形状に形成されていると共に、図31の下接続梁5の折曲部R1と上接続梁6の折曲部R2との間に介装されている。
この支柱81は、外側壁(ウエブ)81aと、外側壁81aの一側縁部に垂直に突設された短フランジ81bと、外側壁81aの他側縁に垂直に設けられたL字状の長フランジ81cからC字状(C型)に形成されている。この長フランジ81cは、外側壁81aの他側縁に垂直に連設された開口側壁81c1と、開口側壁81c1に垂直に突設された突縁部81c2を備えている。
しかも、この支柱81は、図31に示したように、下壁81d及び上壁81eを有する。そして、下壁81dは固定ボルト83,ナット84で下接続梁5の直線部5aに固定され、上壁81eは上接続梁6の直線部6aに固定ボルト85,ナット86で固定されている。尚、固定ボルト83,85の軸線は同一軸線上に配設されている。
また、支柱82は、外側壁(ウエブ)82aと、外側壁82aの一側縁部に垂直に突設された短フランジ82bと、外側壁82aの他側縁に垂直に設けられたL字状の長フランジ82cからC字状(C型)に形成されている。この長フランジ82cは、外側壁82aの他側縁に垂直に連設された開口側壁82c1と、開口側壁82c1に垂直に突設された突縁部82c2を備えている。
しかも、支柱81,82は短フランジ81b,82bが隣接させられている。また、この支柱82は、図31に示したように、下壁82d及び上壁82eを有する。そして、下壁82dは固定ボルト87,ナット88で下接続梁5の直線部5bに固定され、上壁82eは上接続梁6の直線部6bに固定ボルト89,ナット90で固定されている。尚、固定ボルト87,89の軸線は同一軸線上に配設されている。
[作用]
次に、このような構成の作用を説明する。
このような構成においては、図31に示したように、支柱81,82を下接続梁5及び上接続梁6に固定する際、先ず、支柱81,82を下接続梁5及び上接続梁6に仮固定する。
即ち、図31に示したように、支柱81の下壁81dを固定ボルト83,ナット84で下接続梁5の直線部5aに締め付けて仮固定すると共に、支柱81の上壁81eを固定ボルト85,ナット86で上接続梁6の直線部6aに締め付けて仮固定する。この締め付けは、支柱81が固定ボルト83,85の軸線周りに回転させることができる状態にする。
一方、図31に示したように、支柱82の下壁82dを固定ボルト87,ナット88で下接続梁5の直線部5bに締め付けて仮固定すると共に、支柱82の上壁82eを固定ボルト89,ナット90で上接続梁6の直線部6bに締め付けて仮固定する。この締め付けは、支柱82が固定ボルト87,89の軸線周りに回転させることができる状態にする。
このような仮固定状態で、図30(b)に示すように支柱81を固定ボルト83,85の周りに矢印で示したように回転させて、支柱81の外側壁81aの外面を口型垂直フレーム4の縦枠部材11の縦外側壁11bの外面と一致させる。そして、この支柱81の下壁81dを固定ボルト83,ナット84で下接続梁5の直線部5aに締め付け固定すると共に、支柱81の上壁81eを固定ボルト85,ナット86で上接続梁6の直線部6aに締め付け固定する。
次に、支柱82を固定ボルト87,89の周りに矢印91,92で示したように回転させることにより、支柱81,82の外側壁81a,82aの為す角度を出隅外壁63の壁板部63a、63bの角度に一致させる。そして、この支柱82の下壁82dを固定ボルト87,ナット88で下接続梁5の直線部5bに締め付け固定すると共に、支柱82の上壁82eを固定ボルト89,ナット90で上接続梁6の直線部6bに締め付け固定する。
この後、出隅外壁63の取付枠63d,63eを支柱81,82の外側壁81a,82aにシール部材S1を介してそれぞれ固定する。
尚、支柱81,82を下接続梁5および上接続梁6に仮固定した状態で、出隅外壁63の取付枠63d,63eを支柱81,82の外側壁81a,82aにシール部材S1を介してそれぞれ固定することにより、支柱81,82の外側壁81a,82aを出隅外壁63の取付枠63d,63eに一致させるようにすることもできる。この後、支柱81,82を下接続梁5および上接続梁6に堅固に締め付け固定する。
また、固定ボルト83,85,87,89を挿通するボルト挿通孔(符号省略)は、固定ボルト83,85,87,89の外径よりも多少大きめに形成しておいて、支柱81の外側壁81aを口型垂直フレーム4の縦枠部材11の縦外側壁11bに合わせやすくすると共に、支柱82の外側壁82aを支柱60の外面に合わせやすくすることもできる。
(変形例)
また、本発明では、支柱81,82からなる出隅柱80を図26の中柱7に代えて用いた例を示したが、この出隅柱80を口型垂直フレーム4の縦枠部材11に適用することもできる。この場合、出隅柱80の支柱81を縦枠部材11に代えて用い、支柱81の開口側壁81c1を図1の口型垂直フレーム4の下横枠部材12、上横枠部材13に溶接又は固定ボルト等で固定すると共に、支柱82の下壁82dおよび上壁82eを下接続梁5及び上接続梁6に固定するようにする。
<発明の実施の形態の効果>
上述した発明の実施の形態の建物用付帯構造物3の作用・効果等について以下に説明する。
(1)この発明の実施の形態の建物用付帯構造物3は、建物ユニット2の1つの立面に連結され且つ平面形状が多角形状の張出フレームFと、前記張出フレームFの側部に設けられた外壁(出隅外壁63,64)を備えていると共に、前記張出フレームFは、平面形状が多角形状の上張出フレーム部(屋根フレームF2)と、前記上張出フレーム部(屋根フレームF2)と同じ形状の下張出フレーム部(床フレームF1)と、前記上張出フレーム部(屋根フレームF2)の出隅部を下張出フレーム部(床フレームF1)の出隅部に支持させる出隅柱80と、を備えている。しかも、前記出隅柱80の少なくとも一つは外側壁同士の為す角度が所定の鈍角となるように隣接配置された一対の出隅形成用柱(支柱81,82)を備えている。また、前記一対の出隅形成用柱(支柱81,82)は、前記外側壁81a,82a同士の為す角度を調整可能にするために、少なくとも一方が水平回動調整可能に設けられている。
この構成によれば、出隅柱80の折曲する外側面の平面形状と外壁の出隅形状を一致させることが容易となる。即ち、一対の出隅形成用柱(支柱81,82)の一方を水平回動させることにより、一対の出隅形成用柱(支柱81,82)の外側壁81a,82aの為す角度を出隅外壁(63,64)に合わせることができるので、出隅柱の折曲する外側面の平面形状と外壁の出隅形状を一致させることが容易となる。これにより、出隅外壁(63,64)を一対の出隅形成用柱(支柱81,82)の外側壁81a,82aに隙間なく固定できる。
(2)この発明の実施の形態の建物用付帯構造物3において、前記張出フレームFは、上横枠部材13と下横枠部材12の両端部間に前記出隅柱が設けられた口型垂直フレーム(4,40)と、前記口型垂直フレーム(4,40)の上側の隅を前記建物ユニット2の1つの立面に接続する上接続梁6と、前記口型垂直フレーム4の下側の隅を前記建物ユニット2の1つの立面に接続する下接続梁5とを備えると共に、前記上張出フレーム部(屋根フレームF2)は前記上横枠部材13と前記上接続梁6を備え、前記下張出フレーム部(床フレームF1)は前記下横枠部材12と前記下接続梁5を備えている。
この構成によれば、張出フレームFに口型垂直フレーム(4,40)および接続梁(5,6)を用いているので、様々な形状の建物用付帯構造物をユニット建物に設ける際に、外壁を出隅部に隙間無く取り付けることができる。
(3)この発明の実施の形態の建物用付帯構造物3において、前記下接続梁5及び上接続梁6は互いに対応する部分が出隅形状に折曲する折曲部(P1,P2)を出隅部として有し、前記下接続梁5の折曲部(P1)と前記上接続梁6の折曲部(P2)との間に前記出隅柱80が介装されている。
この構成によれば、接続梁(5,6)の出隅柱80の一対の外側壁の角度を
容易に調整できる。
(4)また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物3において、前記一対の出隅形成用柱は第1,第2のC型支柱(支柱81,82)であり、前記第1,第2のC型支柱(支柱81,82)は、外側壁81a,82aと、前記外側壁81a,82aの一側縁に突設された短フランジ81b,82bと、前記外側壁81a,82aの他側縁に設けられた長フランジ81c、82cをそれぞれ備えている。しかも、前記第1,第2のC型支柱(支柱81,82)は短フランジ81b、82b同士が隣接するように配置されている。また、前記第1,第2のC型支柱(支柱81,82)は、前記外側壁81a,82a同士の為す角度を調整可能にするために、少なくとも一方が水平回動調整可能に設けられている。
この構成によれば、第1,第2のC型支柱(支柱81,82)を近接配置しても、外側壁81a,82a同士の為す角度の調整範囲を大きくとることができる。
(5)また、この発明の実施の形態の建物用付帯構造物3において、前記出隅柱80は、前記上横枠部材13と下横枠部材12の両端部間に固定された前記第1のC型支柱(支柱81)と、前記第1のC型支柱(支柱81)に隣接して水平回動可能に設けられた前記第2のC型支柱(支柱82)を備える。
この構成によれば、口型垂直フレーム4の出隅柱の一対の外側壁の角度を容易に調整できる。
(6)また、この発明の実施の形態のユニット建物1は上述した建物用付帯構造物3を使用している。
この構成によれば、上述した建物用付帯構造物3の効果を有するユニット建物1を提供できる。
1 ユニット建物
2 建物ユニット
3 建物用付帯構造物
4 口型垂直フレーム
5 下接続梁
6 上接続梁
12 下横枠部材
13 上横枠部材
63 出隅外壁
64 出隅外壁
80 出隅柱
81 支柱(第1のC型支柱)
81a 外側壁
81b 短フランジ
81c 長フランジ
82 支柱(第2のC型支柱)
82a 外側壁
82b 短フランジ
82c 長フランジ
P1 折曲部(出隅部)
P2 折曲部(出隅部)
F 張出フレーム
F2 屋根フレーム(上張出フレーム部)
F1 床フレーム(下張出フレーム部)

Claims (6)

  1. 建物ユニットの1つの立面に連結され且つ平面形状が多角形状の張出フレームと、前記張出フレームの側部に設けられた外壁を備えていると共に、前記張出フレームは、平面形状が多角形状の上張出フレーム部と、前記上張出フレーム部と同じ形状の下張出フレーム部と、前記上張出フレーム部の出隅部を下張出フレーム部の出隅部に支持させる出隅柱と、を備える建物用付帯構造物であって、
    前記出隅柱の少なくとも一つは外側壁同士の為す角度が所定の鈍角となるように隣接配置された一対の出隅形成用柱を備えると共に、
    前記一対の出隅形成用柱は、前記外側壁同士の為す角度を調整可能にするために、少なくとも一方が水平回動調整可能に設けられていることを特徴とする建物用付帯構造物。
  2. 前記張出フレームは、上横枠部材と下横枠部材の両端部間に前記出隅柱が設けられた口型垂直フレームと、前記口型垂直フレームの上側の隅を前記建物ユニットの1つの立面に接続する上接続梁と、前記口型垂直フレームの下側の隅を前記建物ユニットの1つの立面に接続する下接続梁とを備えると共に、
    前記上張出フレーム部は前記上横枠部材と前記上接続梁を備え、前記下張出フレーム部は前記下横枠部材と前記下接続梁を備えることを特徴とする請求項1に記載の建物用付帯構造物。
  3. 前記下接続梁及び上接続梁は互いに対応する部分が出隅形状に折曲する折曲部を出隅部として有し、前記下接続梁の折曲部と前記上接続梁の折曲部との間に前記出隅柱が介装されていることを特徴とする請求項2に記載の建物用付帯構造物。
  4. 前記一対の出隅形成用柱は第1,第2のC型支柱であり、
    前記第1,第2のC型支柱は、外側壁と、前記外側壁の一側縁に突設された短フランジと、前記外側壁の他側縁に設けられた長フランジをそれぞれ備え、
    前記第1,第2のC型支柱は短フランジ同士が隣接するように配置されていると共に、前記第1,第2のC型支柱は、前記第1外側壁同士の為す角度を調整可能にするために、少なくとも一方が水平回動調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の建物用付帯構造物。
  5. 前記出隅柱は、前記上横枠部材と下横枠部材の両端部間に固定された前記第1のC型支柱と、前記第1のC型支柱に隣接して水平回動可能に設けられた前記第2のC型支柱を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の建物用付帯構造物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の建物用付帯構造物を使用したことを特徴とするユニット建物。
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