JPH09731A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH09731A
JPH09731A JP17677695A JP17677695A JPH09731A JP H09731 A JPH09731 A JP H09731A JP 17677695 A JP17677695 A JP 17677695A JP 17677695 A JP17677695 A JP 17677695A JP H09731 A JPH09731 A JP H09731A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機枠を合成樹脂により形成した場合でも、機
枠の強度を維持して遊技機全体を強固に島設備側に固定
でき、さらには開閉枠の強固な支持が可能な遊技機を提
供する。 【構成】 機枠12aの少なくとも一側辺部及び上辺部
に一体的な補強金属部材400を備えるとともに、この
補強金属部材400の上辺部に、機枠を島設備へ固定す
る釘430を挿通するための開口部414,415を設
け、補強金属部材400の一側辺部に開閉枠11,1
3,14を開閉自在に支持する開閉機構部材308〜3
13を設ける。これにより、機枠の強度を維持しつつ島
設備側への強固な固定、さらには開閉枠の強固な支持が
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、詳し
くは機枠を樹脂等の比較的低強度な材料により形成した
場合でも、遊技機全体を強固に島設備側に固定でき、さ
らには開閉枠の強固な支持が可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機は、遊技機全体を島設備に
固定するための木製の機枠を有し、この機枠に開閉自在
に取付けられた木製の前面枠に遊技盤が取付けられ、機
枠を島設備の構成部材に釘で打ち付けることで、遊技機
全体を島設備に固定していた。そして、遊技盤の前面側
に金属製のガラス枠(保持枠)が配置され、このガラス
枠の開口部からガラス板(クリア部材)を介して遊技盤
上の遊技領域を前面側から視認可能な状態としている。
このガラス枠は、前面枠の開口部の縁に設けられたヒン
ジにより支持されており、遊技機の前面側に遊技盤を覆
う状態で開閉可能なように構成されていた。また、ガラ
ス枠の下方には上皿等が設けられた開閉パネルが設けら
れ、この開閉パネルも前面枠にヒンジにより支持され
て、開閉可能に保持されていた。なお、最近では、機枠
と前面枠等を樹脂により形成するものも考えられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機にあっては、機枠等の材質及び強度面で、以下のよう
な問題点があった。 (イ)主要部材に木材を使用しているため、森林伐採に
よる自然破壊を進めてしまう。 (ロ)自然破壊の問題を解消するために、機枠を合成樹
脂により形成した場合、開閉枠(例えば前面枠)を支持
するヒンジ部に加わる局部的な力により機枠の変形や破
壊の恐れがある。 (ハ)また、機枠を合成樹脂により形成した場合、パチ
ンコ機全体の島設備への固定においても、頑強な固定が
できないとともに、機枠の島設備への固定部分(釘打ち
部分)に加わる局部的な力により機枠の変形や破壊の恐
れがある。
【0004】そこで本発明は、機枠を樹脂により形成し
た場合でも、機枠の強度を維持して遊技機全体を強固に
島設備側に固定でき、さらには開閉枠の強固な支持が可
能な遊技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、遊技機全体を島設備
へ固定するための合成樹脂製の機枠を有する遊技機であ
って、前記機枠の少なくとも一側辺部又は上辺部に一体
的な補強金属部材を備えるとともに、この補強金属部材
に、前記機枠を島設備へ固定する固定部材を挿通するた
めの開口部が設けられたことを特徴とする。また、請求
項2記載の発明による遊技機は、遊技機全体を島設備へ
固定するための合成樹脂製の機枠と、この機枠に対して
開閉可能な開閉枠とを有する遊技機であって、前記機枠
の少なくとも一側辺部に一体的な補強金属部材を備える
とともに、この補強金属部材に開閉枠を開閉自在に支持
する開閉機構部材が設けられたことを特徴とする。ま
た、請求項3記載の発明による遊技機は、遊技機全体を
島設備へ固定するための合成樹脂製の機枠と、この機枠
に対して開閉可能な開閉枠とを有する遊技機であって、
前記機枠の少なくとも一側辺部及び上辺部に一体的な補
強金属部材を備えるとともに、この補強金属部材の上辺
部に、前記機枠を島設備へ固定する固定部材を挿通する
ための開口部が設けられ、前記補強金属部材の一側辺部
に開閉枠を開閉自在に支持する開閉機構部材が設けられ
たことを特徴とする遊技機。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
4記載のように、前記開閉枠が、遊技機の遊技領域を視
認可能とすべく遊技機の前面に設けられるクリア部材を
保持するクリア部材保持枠であってもよい。さらに、例
えば請求項5記載のように、前記開閉枠が、遊技盤の保
持を行う遊技盤保持枠であってもよい。さらに、例えば
請求項6記載のように、前記開閉枠が、少なくとも上皿
を備えた開閉パネルであってもよい。さらに、例えば請
求項7記載のように、前記開閉機構部材が、開閉枠を前
方側に移動させつつ開動を行う機能を備えたスライドヒ
ンジであってもよい。さらに、例えば請求項8記載のよ
うに、前記スライドヒンジは、機枠内面の一側辺部に一
体的な補強金属部材に設けられ、その回動端が、前記開
閉枠の一側部裏面側に取付けられていてもよい。
【0007】
【作用】本発明では、機枠の少なくとも一側辺部又は上
辺部に一体的な補強金属部材を備えるとともに、この補
強金属部材に、機枠を島設備へ固定する固定部材を挿通
するための開口部が設けられている。このため、この開
口部に釘等の固定部材を挿通して島設備側に打込めば、
機枠を合成樹脂により形成した場合でも、遊技機全体が
補強金属部材により島設備に強固に固定されるととも
に、機枠の島設備への固定部分(釘打ち部分等)に加わ
る局部的な力は、補強金属部材により受け止められる。
【0008】また、機枠の少なくとも一側辺部に一体的
な補強金属部材を備えるとともに、この補強金属部材に
開閉枠(例えば、クリア部材保持枠、遊技盤保持枠、又
は開閉パネル)を開閉自在に支持する開閉機構部材が設
けられた場合には、開閉枠を支持する局部的な力は、こ
の補強金属部材により受け止められる。特に、開閉機構
部材としてスライドヒンジを採用した場合においては、
開閉枠が、従来の蝶番式のヒンジで支持した場合に比べ
て、枠同士の干渉がなく大きな動作範囲で開くために、
開閉機構部材にはより大きな力が常に加わり易くなる
が、補強金属部材の強度によりこの力が保持されて、ス
ライドヒンジを採用した場合でも機枠の変形や破壊が信
頼性高く防止される。
【0009】また、補強金属部材を、機枠の少なくとも
上辺部及び一側辺部に一体的なものとし、この補強金属
部材の上辺部に、機枠を島設備へ固定する固定部材を挿
通するための開口部を設け、前記補強金属部材の一側辺
部に開閉枠(例えば、クリア部材保持枠、遊技盤保持
枠、又は開閉パネル)を開閉自在に支持する開閉機構部
材を設けた場合には、開閉機構部材が補強金属部材を介
して島設備に固定されることになり、開閉枠を支持する
開閉機構部材に加わる力が補強金属部材を介して島設備
に伝達されることになる。また、開閉機構部材を、開閉
枠を前方側に移動させつつ開動を行う機能を備えたスラ
イドヒンジとした場合には、円滑な開動動作が可能とな
る。そして、上記スライドヒンジが、機枠内面の一側辺
部に一体的な補強金属部材に設けられ、その回動端が、
前記開閉枠の一側部裏面側に取付けられたものである場
合には、このスライドヒンジは開閉枠に隠れて遊技機の
前面側から見えなくなる。
【0010】
【実施例】第1実施例 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。まず、第1実施例を説明する。図は本発明の一実施
例であるパチンコ装置を示している。 A.パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置のパチンコ機を示す正面斜視図であ
り、図2は同パチンコ機を示す正面図である。パチンコ
装置は、例えばいわゆるCR機(カードリーディング
機)と称されものの場合、大きく分けてパチンコ機と、
遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機(以下、単に
玉貸機という)によって構成され、これらが対をなして
設置されるが、各図においては、玉貸機の図示を省略し
ている。
【0011】このパチンコ機は、後述する図19に示す
ように、前面に遊技領域が形成された遊技盤10が、遊
技盤固定枠11(遊技盤保持枠)を介して機枠12に対
して開閉自在に取付けられている。そして、図1及び図
2に示すように、これら遊技盤10及び遊技盤固定枠1
1の前面を覆うように、ガラス枠(クリア部材保持枠)
13と前面パネル14(開閉パネル)とが前面側に配置
され、遊技盤固定枠11とは独立にそれぞれが機枠12
に対して開閉自在に取付けられている。なおこのパチン
コ機は、遊技盤10、遊技盤固定枠11、機枠12、ガ
ラス枠13、及び前面パネル14等の主要部が、全て合
成樹脂により形成されている。ガラス枠13は、本発明
のクリア部材保持枠に相当し、ほぼ中央に開口部13a
が形成され、開口部13aを通して遊技盤10における
遊技領域が見えるようになっている。このガラス枠13
の前面には、遊技領域を囲むように、上部ランプカバー
15a,15b,15c、開口縁部ランプカバー16、
及びサイドランプカバー17a,17bが設けられ、こ
れらカバー内には後述するように装飾ランプが内蔵され
ている。これらカバーは、前面側に突出する膨出状の形
状とされ、透明又は半透明で、内蔵された装飾ランプの
点灯光を透過可能である。これらカバーの表面にはカラ
フルな色彩が施されていてもよい。また、ガラス枠13
の前面における右下隅部には、ガラス枠13の開動作を
施錠する施錠装置80(後述する。)を操作するための
鍵挿入部18が設けられている。ガラス枠13を開く場
合には、鍵挿入部18に所定のキーを挿入して回動操作
すれば、施錠装置のロック状態が解除されてガラス枠1
3のみがオープンする。
【0012】前面パネル14は、ガラス枠13の下側に
配置されたもので、ガラス枠13とは独立に機枠12に
対して開閉自在に取付けられている。この前面パネル1
4には、上皿21と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿2
4に移す玉通路開閉用の押し釦22と、灰皿23と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)24と、玉貯留皿24に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー25
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ26とが設けら
れている。また、前面パネル14の前面における右上隅
部には、前面パネル14の開動作を施錠する施錠装置
(後述する施錠装置80と同様のもの)を操作するため
の鍵挿入部27が設けられている。前面パネル14を開
く場合には、鍵挿入部27に所定のキーを挿入して回動
操作すれば、施錠装置のロック状態が解除されて前面パ
ネル14のみがオープンする。なお、この前面パネル1
4を開けるための所定のキーは、ガラス枠13の前述の
施錠装置を解除するための所定のキーと同一のものとさ
れ、施錠管理が容易化されている。なお、図1において
符号256で示すのは、後述する遊技盤固定枠11に設
けられた賞球排出口である。
【0013】B.ガラス枠の構造 次に、ガラス枠13の構造について説明する。図3はガ
ラス枠13の正面斜視図、図4はガラス枠13の裏面
図、図5はガラス枠13の裏面斜視図(後述のガラスユ
ニット100を取外した状態を示す図)である。ガラス
枠13は、図4及び図5に示すように、本体枠50の裏
面内にガラスユニット100を取付けてなるものであ
る。
【0014】(a)本体枠の構造 まず、本体枠50の構造から説明する。図6は本体枠5
0の左上隅部正面側(装飾体収納凹室)を示す部分拡大
斜視図、図7は本体枠50の左上隅部内部構造を示す断
面図、図8は本体枠50の右上隅部裏面側を示す部分拡
大斜視図である。本体枠50は、図3に示すように外径
が矩形の樹脂製枠体で、開口部13aに相当する開口が
中央部に形成され、前面における各ランプカバー15
a,15b,15c,16,17a,17bの裏側の位
置には、各ランプカバーに平面形状が対応し前面に開口
する装飾体収納凹室がそれぞれ形成されており、これら
装飾体収納凹室内に装飾ランプを搭載したランプ基板
(装飾体)がそれぞれ収納され、各ランプ基板を覆うよ
うに各ランプカバーが取付けられている。例えば、上部
ランプカバー15aの裏側には、図6又は図7に示すよ
うに、前面に開口する装飾体収納凹室51が形成され、
この装飾体収納凹室51の底面には、ネジ穴が形成され
た取付けボス52と基板押え53とが形成され、またこ
の装飾体収納凹室51の側壁には、配線用開口54が形
成されている。そして図3に示すように、この装飾体収
納凹室51内には、取付けボス52にねじ込まれるネジ
55によって、装飾ランプ56が搭載されたランプ基板
57が取付けられる。なお、取付け作業時又は取付け状
態において、基板押え53はランプ基板57の端縁に当
接して、ランプ基板57を所定姿勢に位置決めるように
なっており、また、ランプ基板57の配線58は配線用
開口54から本体枠50の裏側に(後述する配線収納凹
室72に)導出される構成となっている。そして、装飾
体収納凹室51の前面側には、図3に示す如く、本体枠
50の裏側から捩じ込まれるネジ59により、膨出状の
上部ランプカバー15aが固定され、ランプ基板57等
を覆う構成となっている。また、他のランプカバー15
b,15c,16,17a,17bの裏側の構造も、ラ
ンプカバー15aと同様に構成されている。例えば、図
7において符号60で示す凹室は、開口縁部ランプカバ
ー16の裏側に形成された装飾体収納凹室であり、ここ
にもランプ基板が同様の構造で配設されている。なお、
ランプ基板57の配線58は、最終的には遊技盤固定枠
11の裏面等に取付けられた役物制御回路等に接続さ
れ、遊技状態に応じて各装飾ランプが点灯(あるいは点
滅)制御される。具体的には、例えば大当り発生時、賞
球排出時、貸玉排出時、打止状態の発生時、島設備から
の玉補給時等に点灯するように制御が行われる。
【0015】本体枠50の裏面側における中央の開口の
内周縁(即ち、開口縁部ランプカバー16の裏側にある
装飾体収納凹室60のさらに裏側)には、図5又は図8
に示すように、ガラスユニット100の後述する縁枠1
10がはまり込む段部71が形成され、この段部71の
外周側には、図7又は図8に示すように、各ランプカバ
ーの裏側に配設されたランプ基板(例えばランプ基板5
7)に接続され裏側に導出された各配線(例えば配線5
8)を引回す全体として円弧状の配線収納凹室72が形
成されている。すなわち、この配線収納凹室72は、図
7又は図8の如く、ガラスユニット100がはまり込む
段部71の外周側に沿って形成され、各ランプカバー1
5a,15b,15c,16,17a,17bの裏側に
形成された各装飾体収納凹室と一枚の側壁を隔て隣接す
る位置にそれぞれ存在するようになっている。そして、
各装飾体収納凹室とこの配線収納凹室を隔てる側壁に
は、各装飾体収納凹室(例えば装飾体収納凹室51)を
この配線収納凹室72に連通させる配線用開口(例えば
配線用開口54)がそれぞれ形成されており、各ランプ
基板の配線はこれら配線用開口を通して配線収納凹室7
2内に導出され、図7に示すように配線収納凹室72内
の複数箇所に設けられた配線係止部73により順次束ね
て整然と引回されている。なお、図8において、符号5
1aで示すものは装飾体収納凹室51の裏面であり、符
号74で示すものは開口縁部ランプカバー16の裏側に
ある装飾体収納凹室60を配線収納凹室72に連通させ
るための配線用開口である。
【0016】そして図8に示すように、配線収納凹室7
2内には、ネジ穴が形成された取付けボス75が複数箇
所に形成され、本体枠50の裏面側には、この取付けボ
ス75にねじ込まれるネジ76によって、配線収納凹室
72を覆う金属製のプレート77が固定されている。こ
れにより、配線収納凹室72内に引回された配線の脱落
等が防止されるとともに、合成樹脂により形成された本
体枠50の十分な補強がなされる。このプレート77の
右端には、図5に示すように、配線収納凹室72に連通
する配線用開口78が形成され、配線収納凹室72を経
由して引回された各ランプ基板の配線が、ここから引出
されて遊技盤固定枠11の裏面等に配置された役物回路
に接続される構成となっている。
【0017】また、本体枠50の裏面における左端に
は、図3乃至図5に示すように、施錠装置80が設けら
れている。この施錠装置80は、前述の鍵挿入部18に
挿入された所定のキーにより回動操作されるカム81
と、上方に付勢されカム81によって下方に押しさげら
れる爪82,83とよりなる。そして、爪82,83が
機枠12に形成された係合部(図示省略)に係合するこ
とで、本体枠50を機枠12に対して閉じ状態にロック
し、爪82,83が押しさげられることにより係合が解
除されて本体枠50を開動可能に開放するものである。
また、本体枠50の裏面における右端の上下2箇所に
は、図4乃至図5に示すように、後述するスライドヒン
ジ310,311が取付けられるヒンジ固定部85,8
6が、プレート77に覆われないで露出状態に形成され
ており、後述するスライドヒンジ310,311により
本体枠50が(即ちガラス枠13が)機枠12に対して
開動自在に取付けられる構成となっている。
【0018】また、本体枠50の裏面側には、ガラスユ
ニット100の取付け保持を行うガラスユニット取付機
構90が設けられている。このガラスユニット取付機構
90は、図4乃至図5に示すように、取付け時にガラス
ユニット100の両側下部に嵌合するガラスユニット取
付用回動部材91,92と、ガラスユニット100の底
面に当接しガラスユニット取付用回動部材91,92と
ともに回動する回動軸93と、この回動軸93の中央外
周に設けられてガラスユニット100の左右方向位置を
位置決める位置決め部材94と、前述の段部71にはま
り込んだガラスユニット100の縁枠110の上端縁に
当接してガラスユニット100を取付け位置に係止する
係止部材95とよりなる。ガラスユニット取付用回動部
材91,92は、本体枠50の両側下部に裏面側に倒れ
る方向に傾動自在に設けられて、ガラスユニット100
の両側下部に嵌合自在な断面コ字状のものである。回動
軸93は、本体枠50の底部であってガラスユニット取
付用回動部材91,92の回動中心線上に設けられ、ガ
ラスユニット取付用回動部材91,92と一体的に形成
されている。位置決め部材94は、回動軸93の中央外
周に設けられた円板状のもので、ガラスユニット100
の縁枠110の後述する凹部135にはまり込むことに
より、ガラスユニット100の左右位置を決めるもので
ある。また、係止部材95は、湾曲部の両端に板状部が
形成された形状とされ、一方の板状部が前述のプレート
77に固定され、他方の板状部がガラスユニット100
がはまり込む段部71の対向位置に伸びるものである。
この係止部材95は、湾曲部が縮径して他方の板状部が
上方に移動するような可撓性を有するもので、後述する
ように簡単にガラスユニット100の係止状態が解除で
きるよう構成されている。
【0019】(b)ガラスユニットの構造 次に、ガラスユニット100の構造を説明する。図9は
ガラスユニット100の全体構成を示す斜視図、図10
はガラスユニット100の縁枠の構造を示す斜視図、図
11はガラスユニット100のガラス板振分け機構を示
す裏面図、図12はガラス板振分け機構を示す斜視図、
図13はガラス板振分け機構の作用を説明するための図
である。ガラスユニット100は、図9に示すように、
合成樹脂製の縁枠110に2枚のガラス板(クリア部
材)101,102を挿入して保持したものである。ガ
ラス板101,102は、一側外形が半円形の形状とさ
れ、他側外形が矩形とされたもので、これにより挿入取
付け作業が容易かつ円滑に行われ、かつガタツキ等の無
い良好な保持状態が実現される。
【0020】縁枠110は、図10に示すように、ガラ
ス板101,102の半円形状外縁部を保持する円弧状
縁枠120と、ガラス板101,102の矩形状外縁部
を保持するコ字状縁枠130と、これら円弧状縁枠12
0とコ字状縁枠130とを連結するための取付けベース
141,142と、取付けベース141,142にそれ
ぞれ取付けられた蓋部材151,152とよりなる。円
弧状縁枠120は、ガラス板101,102の半円形状
外縁部がはまり込む溝121,122が、内周に所定間
隔で平行に形成されたもので、両側下端面がコ字状縁枠
130の両側上端面に接合されるものである。この円弧
状縁枠120の円弧状内周は、遊技領域を画成する前述
の開口部13aの一部を形成するもので、本体枠50の
中央の開口と略同径寸法とされている。コ字状縁枠13
0は、ガラス板101,102が下から挿入できるスリ
ット131,132が、底辺部に所定間隔で平行に形成
されるとともに、これらのスリット131,132に連
続して、ガラス板101,102の矩形部の両側縁がは
まり込む溝131a,131b,132a,132b
が、両側辺の内面に形成されたものである。なお、組立
状態においては、上記溝131a,131b,132
a,132bが、円弧状縁枠120の溝121,122
に連続し、全体でガラス板101,102の外縁部を保
持できるようになっている。このコ字状縁枠130の両
側端面の下部には、前述のガラスユニット取付用回動部
材91,92内にはまり込む突条133,134がそれ
ぞれ形成されている。また、このコ字状縁枠130の底
面には、前述の位置決め部材94がはまり込む凹部13
5が形成されている。この凹部135は、後述する図1
5乃至図16に示すように、奥側が前述の位置決め部材
94の外周が僅かな隙まで嵌合する形状寸法とされ、入
口側の左右両側が斜めにカットされたテーパ状の形状と
されている。これにより、ガラスユニット100を取付
ける際に、位置決め部材94がこの凹部135に奥側ま
で円滑にはまり込むようになっている。なお図10等に
おいては、繁雑になるのを避けるため、この凹部135
の詳細形状を省略し単なる矩形状として図示している。
【0021】取付けベース141,142は、図10に
示すように帯状の部材で、上側がネジ143,144に
より円弧状縁枠120の裏面に固定され、下側がネジ1
45,146によりコ字状縁枠130の裏面に固定され
ることにより、円弧状縁枠120とコ字状縁枠130と
を連結し、縁枠110全体を一体に(組み立て状態に)
保持するものである。蓋部材151,152は、両側縁
がヒンジ153,154により取付けベース141,1
42に取付けられることにより、図9に示す開位置から
図10に示す閉位置までそれぞれ回動自在となってい
る。これら蓋部材151,152は、閉位置においてガ
ラス板101,102に沿うように取付けベース14
1,142と平行になる側板部151a,152aと、
この側板部151a,152aからそれぞれ直角に伸び
て、閉位置においてコ字状縁枠130の下面(ガラス板
101,102の挿入口)を覆う底板部151b,15
2bとを有する。なお、側板部151a,152aの上
縁は、円弧状の形状とされて、遊技領域を画成する前述
の開口部13aの一部を形成するもので、本体枠50の
中央の開口と略同径寸法とされている。
【0022】そして、ガラスユニット100の縁枠11
0の下部(コ字状縁枠130の底辺部下面側)には、図
9又は図11乃至12に示すように、ガラス板101,
102の挿入作業を容易化するガラス板振分け機構16
0が設けられている。ガラス板振分け機構160は、コ
字状縁枠130の底辺部内のスリット131,132を
仕切る隔壁130aに回動自在に支持された振分け回動
部材161よりなる。この振分け回動部材161は、上
記隔壁130aと平行に配置され、上記隔壁130aの
切り欠き130b内に回動自在に支持された回動軸16
2と、この回動軸162の外周から径方向に伸びて、下
方に(ガラス板の挿入口に)向って伸びる長辺部163
と、この長辺部163と反対方向斜め両側に伸びる短辺
部164,165とよりなる。ここで、長辺部163
は、図13に示すように、コ字状縁枠130の側壁内面
に先端が当接する長さとされ、また、短辺部164,1
65はコ字状縁枠130の側壁内面に当接しない長さと
されており、この振分け回動部材161は、図13の
(b)に示すように長辺部163が一方のスリット13
1を閉塞する斜めの姿勢から、図13の(a)に示すよ
うに長辺部163が他方のスリット132を閉塞する斜
めの姿勢まで揺動する構成となっている。なお、振分け
回動部材161を構成する長辺部163又は短辺部16
4,165は、図11乃至12の場合、丸棒材をコ字状
に曲げ加工したような形状のものとしているが、ガラス
板101,102のスリット131,132への挿入を
阻止できるものであればいかなる形状でもよく、例えば
板状(片状)の形状のものとしてもよい。
【0023】(c)ガラスユニットの組立及び取付け作
業 次に、ガラスユニット100の組立及び取付け作業の手
順について説明する。ガラスユニット100は以下の様
にして簡単に組立られる。まず、図10に示すように、
円弧状縁枠120とコ字状縁枠130とを接合した状態
で、取付けベース141,142をネジ止めしてこれら
円弧状縁枠120とコ字状縁枠130とを連結すること
により、縁枠110を組立てる。次いで、図9に示すよ
うに、蓋部材151,152を開いた状態で、コ字状縁
枠130の下面からガラス板101,102を順に挿入
し、その後蓋部材151,152を閉じればよい。この
際作業者は、スリット131,132の位置を意識しな
くても、単にコ字状縁枠130の下面からガラス板10
1,102をコ字状縁枠130の底辺部に平行に挿入す
れば、ガラス板振分け機構160の作用により、各ガラ
ス板101,102がいずれかのスリット131,13
2に順に挿入されてゆき、コ字状縁枠130のスリット
や溝、さらには円弧状縁枠120の溝に周縁がはまり込
むことにより、所定間隔を維持して平行に保持される。
【0024】というのは、まず一枚目のガラス板(図1
3の場合にはガラス板101)が押込まれると、図13
の(a)に示すように、このガラス板先端が振分け回動
部材161の長辺部163に斜めに当接してこれに案内
され、このガラス板101は、振分け回動部材161の
一方の短辺部(図13の場合には短辺部164)を弾力
的に押込みつつ、振分け回動部材161の長辺部163
が閉塞していない一方のスリット(図13の場合にはス
リット131)に滑り込むように円滑に挿入されること
になる。そして、この一枚目のガラス板101が図13
の(b)に示すように奥まで挿入されると、このガラス
板101の後端により一方の短辺部164が押込まれ、
これにより振分け回動部材161は逆方向に斜めになる
ように揺動して、振分け回動部材161の長辺部163
が一方のスリット131を閉塞する状態となる。このた
め、次いで二枚目のガラス板(図13の場合にはガラス
板102)が押込まれる際には、このガラス板先端が振
分け回動部材161の長辺部163に当接して案内さ
れ、振分け回動部材161の長辺部163が閉塞してい
ない他方のスリット(図13の場合にはスリット13
2)に滑り込むように円滑かつ確実に挿入されることに
なるのである。なお、蓋部材151,152が閉ざされ
ると、底板部151b,152bによりコ字状縁枠13
0の下面(ガラス板101,102の挿入口)が覆われ
て、ガラス板101,102の脱落が確実に防止され
る。
【0025】また、ガラスユニット100は、本体枠5
0に設けられたガラスユニット取付機構90により、以
下の様にして簡単に本体枠50に取付けられる。まず、
図14に示すように、ガラスユニット取付機構90のガ
ラスユニット取付用回動部材91,92を裏側に倒した
状態で、ガラスユニット100の下部を斜めに挿入し、
縁枠130の両側下部に形成された突条133,134
をガラスユニット取付用回動部材91,92に嵌合さ
せ、ガラスユニット100の底面(蓋部材151,15
2の底板部151b,152b)が回動軸93に当接す
るまではめ込む。この際、ガラスユニット取付機構90
の位置決め部材94が、図15乃至16の如く、ガラス
ユニット100の縁枠130に形成された凹部135に
はまり込み、ガラスユニット100の左右方向の位置決
めが自動的になされる。次いで、こうして斜めにはめ込
んだガラスユニット100を、ガラスユニット取付機構
90のガラスユニット取付用回動部材91,92や回動
軸93とともに回動させて引き起こし、ガラスユニット
100の縁枠110(特に円弧状縁枠120)を本体枠
50裏面に形成された段部71にはめ込むことで、取付
け作業が完了する。この際、係止部材95が、図17に
示すように円弧状縁枠120の裏面に当接し、ガラスユ
ニット100の裏面側への揺動が阻止され、ガラスユニ
ット100は段部71にはめ込まれた取付け状態に維持
される。なお、こうして取付けたガラスユニット100
は、図18に示すように係止部材95を押し縮めて係合
を解除し、逆方向に揺動させて逆の手順で容易に取外す
ことができる。
【0026】C.遊技盤及び遊技盤固定枠の概略構造 次に、遊技盤及び遊技盤固定枠の構造或いは取付け構造
についての概略を説明する。図19は、遊技盤10,遊
技盤固定枠11及び機枠12を示す分解斜視図である。
まず、遊技盤10の前面には、パチンコ玉を上方から落
下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う領域(遊
技領域)が形成され、入賞口に玉が入って有効にセーフ
となる場合は、所定数の賞品玉が玉排出装置(図示省
略)により上皿21に排出されるようになっている。
【0027】なおここで、遊技盤10における遊技領域
はどのようなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ
遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわ
ゆる「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示
可能な表示装置(特別図柄表示装置)を備え、この表示
装置における可変表示結果が予め定められた特別図柄で
表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態
(大当り状態)を発生可能な遊技機でもよい。また、表
示装置の図柄内容を変化させてゲームを行うもので、
「第3種」に属する遊技機、あるいは表示装置を備えた
他の種類の遊技機、いわゆる「第2種」に属する遊技
機、又はその他の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広
く適用が可能である。また、表示装置を備えていない各
種類の遊技機にも適用することができる。本実施例では
「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0028】この場合、遊技盤10の遊技領域を構成す
る要素としては、図19に示す如く、遊技領域の周囲に
配されたレール201と、このレール201内のほぼ中
央に設けられた特別図柄表示装置(いわゆる役物装置)
202と、この特別図柄表示装置202の下方に配設さ
れた特別入賞口(いわゆる始動口)203と、この特別
入賞口203の下方に配設された変動入賞装置(大入賞
口のことで、いわゆるアタッカー)204と、特別図柄
表示装置202の左右両側に設けられた一般入賞口20
5,206と、特別入賞口203の左右両側に設けられ
た風車(打球方向変換部)207,208と、一般入賞
口205,206の上方、及び風車207,208の下
方に設けられた玉案内片209,210,211,21
2と、レール201内の底部中央に設けられたアウト玉
回収口213と、特別図柄表示装置202の上方等に設
置された障害釘214とを備える。なお、これら要素の
うち少なくともレール201と玉案内片209,21
0,211,212とは、合成樹脂により形成され、例
えば遊技盤10の基盤部分と一体成形されている。ま
た、玉案内片209,210,211,212は、従来
の複数の案内釘と同様の機能を果すものである。そし
て、遊技盤10の基盤部分における左右両端面の上下に
は、図19に示すように係合用凹部215,216(片
側のみ図示)が設けられ、後述する遊技盤固定枠11に
形成された突起259,260が取付け時に係合するよ
うになっている。
【0029】一方、遊技盤固定枠11は、図19に示す
ように、遊技盤10の裏機構(例えば図示省略した玉寄
せカバー等)を干渉を避けて配置するための開口251
が上部中央に形成されたもので、前面下部には各種の内
部機構が設けられ、また裏面には各種の裏機構が設けら
れる。前面下部に設けられる内部機構としては、図19
に示すように、パチンコ玉を打出す発射装置252、発
射装置252を制御する発射制御回路253、打出され
た玉を遊技盤10のレール201に向って案内する発射
レール254、打出されたが遊技領域に達しないファウ
ル玉を受けて玉貯留皿24等に排出するためのファウル
玉受け口255、賞球を上皿21に排出するための賞球
排出口256等を備えている。また、裏機構としては、
裏面上部に設けられ、島設備から補給された排出前の玉
を貯留しておく貯留タンク257や、裏面下部に設けら
れる排出制御回路,役物制御回路(図示省略)等を備え
ている。
【0030】そして、この遊技盤固定枠11の開口25
1の内周縁には、遊技盤10がはめ込み可能な段部25
8が形成され、この段部の側内面の上下位置には、遊技
盤10の前述の係合凹部215,216に弾力的に係合
する係合突起259,260が設けられて、遊技盤10
がワンタッチで脱着自在に取付けられるようになってい
る。また、この遊技盤固定枠11の正面から見て左側の
外側端面には、図19に示すように、後述する機枠12
側のピンヒンジ308,309がそれぞれ挿通される上
下方向のヒンジ孔261,262が設けられ、機枠12
に対して開動自在に取付けられるようになっている。な
お、図1に示す通常状態(閉じ状態)においては、遊技
盤固定枠11の前面上側(即ち遊技盤10)は、ガラス
枠13により覆われ、遊技領域のみが開口部13a(ガ
ラス板101,102)を介して前面に望んだ状態とな
り、また、上述の各種内部機構が設けられた遊技盤固定
枠11の前面下側は、前面パネル14により覆われた状
態となる。
【0031】D.機枠の構造 次に、機枠12の構造について、図19乃至24により
説明する。図20は機枠12の裏面側斜視図、図21は
機枠12の部分斜視図、図22は機枠12に設けられた
ターミナル基板収納部の斜視図、図23,図24は同タ
ーミナル基板収納部の蓋部材の動作を示す側断面図であ
る。 (a)機枠自体の構造 まず、機枠12自体の構成等について説明する。機枠1
2は、図19乃至20に示すように、樹脂成形よりなる
全体として長方形の枠状のもので、前面下部には、閉じ
状態の前面パネル14の下方に位置し正面に露出する下
縁パネル部301が形成され、この下縁パネル部301
の裏側や、側壁又は上壁の内外面等には複数のリブ30
2が設けられたものである。
【0032】(b)機枠へのガラス枠等の取付け構造、
及び機枠の島側への取付け構造 そして、この機枠12の正面から見て左側の内側面(一
側辺部)における前面側には、縦長の凹室303(配線
収納凹室)が形成され、この凹室303内に断面コ字状
の補強金属部材304がはめ込まれて一体的に固定され
る構成とされ、遊技盤固定枠11,ガラス枠13及び前
面パネル14を開閉自在に支持するヒンジ類はこの補強
金属部材304に取付けられている。すなわち、補強金
属部材304の複数箇所にはネジ挿通孔305が形成さ
れ、一方、機枠12の凹室303内奥面に形成された厚
肉部306には、これに対応する位置に複数のネジ孔3
07が形成され、図示省略したネジをネジ挿通孔305
に挿通してネジ孔307に捩じ込むことにより、補強金
属部材304が強固に機枠12の側内面に埋め込み状態
に固定されている。そして、補強金属部材303の表面
には、遊技盤固定枠11を支持するピンヒンジ308,
309と、ガラス枠13を支持するスライドヒンジ31
0,311と、前面パネル14を支持するスライドヒン
ジ312,313とが、ネジ止め又は溶接により取付け
られている。ピンヒンジ308,309は、遊技盤固定
枠11の前述のヒンジ孔261,262に挿通され、遊
技盤固定枠11の全体が機枠12内に収納された閉位置
から前面に開いた開位置まで揺動するように支持するも
のである。
【0033】また、スライドヒンジ310,311、又
はスライドヒンジ312,313は、この場合いずれも
同様のリンク構造のものである。例えば、スライドヒン
ジ310について説明すると、図21に示す如く、機枠
12側(補強金属部材304)に溶接等で固定されるベ
ース板321と、ガラス枠13側(本体枠50のヒンジ
固定部85)に溶接又はネジ止めで固定される取付け板
322(回動端)と、ベース板321と取付け板322
とを連結する第1リンク323,第2リンク324,第
3リンク325とを備える。そして、例えば第1リンク
323のベース板321側のピン連結部分が、ベース板
321に対してスライドする構成とされることにより、
取付け板322(即ちガラス枠13)が単なる回転運動
ではなく、閉じ位置から開く際の特に開き始めに前面側
に平行移動する成分を有するような運動をする構成とな
っている。これにより、ガラス枠13の開動運動は、単
なる蝶番によりヒンジを構成した場合と異なり、特に開
き始めにガラス枠13が前面側に若干浮くような動きと
なり、開閉動作が極めて滑らかなものとなる。また、機
枠12の上壁には、断面十字状の貫通孔331,332
が形成されており、これら貫通孔331,332に下側
から釘等を挿通して、パチンコ島側の構造部材に打込む
ことにより、機枠12の島側への固定がなされるように
なっている。
【0034】(c)ターミナル基板収納部の構成、及び
配線引回し構成 次に、上記機枠12に設けられたターミナル基板収納部
の構成、及びこの基板に接続される配線の引回し構成に
ついて説明する。機枠12の裏面における右上隅部に
は、図20に示すように、ターミナル基板収納部340
が設けられている。このターミナル基板収納部340
は、図22に示すように、下部が機枠12の内側に張出
した箱型形状の凹室で、上面側と裏面側とに開口し、蓋
体350により閉ざされるようになっており、内部には
ターミナル基板360が収納される。このターミナル基
板収納部340の側内面には、ターミナル基板360の
両端縁がはめ込まれる縦方向の溝341,342が形成
され、また奥面上部両側にはターミナル基板360の上
端に弾力的に係合する係合突起343,344が形成さ
れており、ターミナル基板360を上側から挿入して下
方にスライドさせるだけで、ワタッチでターミナル基板
360が取付けられて保持され、また上方に抜出すこと
で容易に取外せるようになっている。またターミナル基
板収納部340の下縁部中央には、ターミナル基板36
0を役物制御回路や排出制御回路に接続するための後述
の配線363を導出するための切り欠き345が設けら
れ、この切り欠き345の両側には、蓋体350の後述
の回動軸352,353が弾力的にはめ込まれる軸受け
凹部346,347が形成されている。さらに、このタ
ーミナル基板収納部340の奥面における上部中央に
は、蓋体350の後述の係合爪356が弾力的に嵌合す
る係合凹部348が形成されている。
【0035】蓋体350は、図22に示すように、ター
ミナル基板収納部340の上面及び裏面側の開口を覆う
ような全体として断面L字状の樹脂成形品である。この
蓋体350の下端縁中央には、前記切り欠き345内に
はめ込まれる蒲鉾型の軸支持部351が形成され、この
軸支持部351の左右両端には、前述の軸受け凹部34
6,347に弾力的にはめ込まれて回転自在に支持され
る回動軸352,353が突設されており、これにより
蓋体350がワンタッチかつ脱着自在にターミナル基板
収納部340に取付けられて、開閉自在に保持される構
成となっている。そして、軸支持部351の外周には突
条354が形成され、蓋体350を開けたときには、図
23に示すように切り欠き345が大きく開かれた状態
となり、蓋体350が閉じられたときには、図24に示
すように切り欠き345が前記突条354により閉塞さ
れ、切り欠き345に挿通された配線363がこの突条
354により押えられるようになっている。また、蓋体
350には、閉じ状態においてターミナル基板360に
搭載されたコネクタ361を露出させる切り欠き355
が形成され、蓋体350を閉じたままでもコネクタ36
1に対する結線(配線側のコネクタの嵌合)ができると
ともに、コネクタ361に対して結線したままで蓋体3
50の開閉が行えるようになっている。また、蓋体35
0の上端縁中央には、蓋体350を閉じたときに、前記
係合凹部348内に弾力的にはまり込んで係合し、蓋体
350の閉じ状態を保持する係合爪356が設けられて
いる。またさらに、この蓋体350には、閉じ状態にお
いてターミナル基板360に搭載された電源スイッチ3
66を裏面に望ませるスイッチ用開口357が形成され
ている。
【0036】ターミナル基板360は、信号中継回路
と、パチンコ機の電源入力回路とを構成するものであ
る。信号中継回路は、パチンコホールの管理コンピュー
タとパチンコ機側の発射制御回路や排出制御回路との間
で授受される信号(いわゆる枠情報の信号)を中継する
回路である。電源入力回路は、パチンコ機側の役物制御
回路,発射制御回路及び排出制御回路を含む各種電気機
器に電源を供給するための回路である。なお、枠情報の
信号としては、例えば玉補給信号(大)、玉補給信号
(小)、玉発射信号、賞球排出信号、枠開放信号、アウ
ト信号がある。このターミナル基板360は、主に枠情
報の信号中継回路を構成する部品として、ホール側から
の配線(図示略)をコネクタ接続するためのコネクタ3
61、各信号中継用の複数のリレー362、役物制御回
路,発射制御回路及び排出制御回路等からの配線363
を接続するためのコネクタ364等を備える。また、特
に電源入力回路を構成する部品として、ヒューズ36
5、電源スイッチ366等を備え、電源線367は、基
板の上端右側に形成された切り欠き368を経由して基
板の裏面に結線されている。なお、電源線367は、コ
ネクタ361に接続されるホール側への配線とともに蓋
体350の切り欠き355から導出される構成となって
いる。
【0037】そして、上記ターミナル基板360のコネ
クタ364に接続された配線363は、図20及び図2
1に示すように、機枠12の前述の凹室303を画成す
る隔壁上部に形成された切り欠き371と、機枠12の
前述の補強金属部材304の上部であって切り欠き37
1と同位置に形成された切り欠き372を通して、図2
1の如く前述の凹室303に引き込まれ、この凹室30
3内を経由して役物制御回路,発射制御回路及び排出制
御回路等が設けられた下方に引回されている。そして、
配線363は、図20に示すように、機枠12の前述の
凹室303を画成する隔壁下部に形成された切り欠き3
73と、機枠12の前述の補強金属部材304の下部で
あって切り欠き373と同位置に形成された切り欠き3
74を通して、前述の凹室303内から導出され、遊技
盤固定枠11の裏面下部又は遊技盤10の裏面等に設け
られた役物制御回路,排出制御回路及び発射制御回路に
接続される構成となっている。これにより、配線の整然
とした引回しが実現され、配線作業の容易化、断線事故
の防止等が図られる。
【0038】以上のように本実施例では、機枠12等の
主要部品を合成樹脂により形成し、機枠12の一側辺部
に一体的な補強金属部材304を備えるとともに、この
補強金属部材304に、開閉枠(この場合、ガラス枠1
3、遊技盤固定枠11、又は前面パネル14)を開閉自
在に支持する開閉機構部材(この場合、ピンヒンジ30
8,309、スライドヒンジ310,311、スライド
ヒンジ312,313)が設けられている。したがっ
て、以下の効果を得ることができる。 (1)機枠12等の主要部品が合成樹脂により形成され
ているため、森林伐採を抑制し、自然破壊の防止に貢献
できる。 (2)補強金属部材304により機枠12自体の強度が
向上し、合成樹脂製の機枠12を採用していながら、遊
技機全体の強固な支持が可能となる。 (3)開閉枠を支持する局部的な力は、補強金属部材3
04により受け止められるから、複数の開閉枠を全て合
成樹脂製の機枠12に開閉自在に取付ける構成でありが
ら、各開閉枠を支持する開閉機構部材に加わる力により
機枠12の変形や破壊の恐れがなくなる。特に、開閉機
構部材としてスライドヒンジを採用している上記実施例
においては、開閉枠であるガラス枠13や前面パネル1
4が、従来の蝶番式のヒンジで支持した場合に比べて、
枠同士の干渉がなく大きな動作範囲で開くために、開閉
機構部材にはより大きな力が常に加わり易くなるが、補
強金属部材304の強度によりこの力が保持されて、機
枠12の変形や破壊が信頼性高く防止され、問題なくス
ライドヒンジが採用できる。 (4)機枠12等の主要部品が合成樹脂により形成され
ているため、複雑な形状の成形が可能となり、形状設計
の自由度が向上し、遊技機の装飾性向上に貢献できる。 (5)また、ガラス枠13及び前面パネル14の開閉機
構部材を、ガラス枠13等を前方側に移動させつつ開動
を行う機能を備えたスライドヒンジ310,311、ス
ライドヒンジ312,313としているから、ガラス枠
13及び前面パネル14の極めて円滑な開動動作が可能
となる。 (6)また、上記スライドヒンジは、機枠内面の一側辺
部に一体的な補強金属部材304に設けられ、その回動
端である取付け板322が、開閉枠(ガラス枠13及び
前面パネル14)の一側部裏面側(例えば、本体枠50
のヒンジ固定部85)に取付けられているから、このス
ライドヒンジは開閉枠に隠れて遊技機の前面側から見え
なくなる。このため、前面の装飾性が向上する効果もあ
る。
【0039】第2実施例 次に、図25乃至図27により本発明の第2実施例につ
いて説明する。この第2実施例は、機枠の補強金属部材
等の構成に特徴を有するもので、他の構成は第1実施例
と同様である。なお、第1実施例と同様の構成要素には
同符合を用い、その説明を省略する。図25は機枠の正
面側斜視図であり、図26は補強金属部材の斜視図、図
27は補強金属部材を一体的に取付けた機枠を島設備側
に取付ける状態を示す図である。この場合の機枠12a
は、長穴状の貫通孔331a,332aが上壁に形成さ
れたもので、補強金属部材400には、機枠12aの上
壁内面(上辺部)を補強する板状の機枠取付け補強部4
10が形成されている。補強金属部材400は、上記機
枠取付け補強部410の一端から、機枠12の一側辺部
に設けられた凹室303にはめ込まれる断面コ字状のヒ
ンジ取付け補強部(第1実施例における補強金属部材3
04に相当する部分)420が直角に伸びるように形成
されたものである。この補強金属部材400は、図25
に示すように、ヒンジ取付け補強部420に形成された
ネジ挿通孔421に、ネジ422を挿通して機枠12a
のネジ孔307に捩じ込むとともに、機枠取付け補強部
410に形成されたネジ挿通孔411に、ネジ412を
挿通して機枠12aの上壁に形成されたネジ孔413に
捩じ込むことにより、機枠12aの上壁及び側壁に強固
に固定される。
【0040】そして、補強金属部材400の機枠取付け
補強部410には、機枠12aの上壁の貫通孔331
a,332aに対応する位置に同形状の貫通孔414,
415(開口部)が形成されており、図27に示すよう
に、これら貫通孔331a,414あるいは貫通孔33
2a,415に下側から釘430(固定部材)を挿通し
て、パチンコ島側の構造部材に打込むことにより、機枠
12aの島側への固定がなされるようになっている。な
お、補強金属部材400のヒンジ取付け補強部420
は、第1実施例における補強金属部材304と同様に機
能し、図26に示すように、ガラス枠13等を支持する
スライドヒンジ310,311、又はスライドヒンジ3
12,313がネジ423により取付けられる。
【0041】この第2実施例によっても、第1実施例と
同様に、合成樹脂製の機枠12aの強度が向上し、各開
閉枠の強固な支持が可能となる等の効果があるととも
に、以下のような特有の効果がある。 (7)機枠12aの一側辺部及び上辺部に一体的なL字
状の補強金属部材400を備えるとともに、この補強金
属部材400に、機枠12aを島設備へ固定する釘43
0(固定部材)を挿通するための貫通孔414,415
(開口部)が設けられている。このため、この貫通孔4
14,415に釘430を挿通して島設備側に打込め
ば、機枠12aを合成樹脂等の材料により形成した構成
でありながら、遊技機全体が補強金属部材400により
島設備に強固に固定されるとともに、機枠12aの島設
備への固定部分(釘打ち部分)に加わる局部的な力は、
補強金属部材400により受け止められて、機枠12a
の変形や破壊の恐れがなくなる。
【0042】(8)機枠12aの上辺部及び一側辺部に
一体的な補強金属部材400の上辺部に、機枠12aを
島設備へ固定する釘430(固定部材)を挿通するため
の貫通孔414,415(開口部)を設け、補強金属部
材400の一側辺部に開閉枠(ガラス枠13、遊技盤固
定枠11、又は開閉パネル14)を開閉自在に支持する
スライドヒンジ310,311等(開閉機構部材)を設
けている。このため、開閉機構部材が補強金属部材40
0を介して島設備に固定されることになり、各開閉枠を
支持する各開閉機構部材に加わる力が補強金属部材40
0を介して島設備に伝達されることになるから、さらに
機枠12aの変形や破壊の恐れがなくなるとともに、さ
らに強固な各開閉枠の支持が可能となる。
【0043】なお、本発明は上記実施例の態様に限られ
ず、各種の変形,応用があり得る。例えば、補強金属部
材は、機枠の上壁(上辺部)にのみ一体的なものとし、
この上辺部に機枠を島設備に固定する釘等の挿通孔(開
口部)を設けてもよい。また、補強金属部材の機枠の側
壁に一体的な部分(一側辺部)に、機枠を島設備に固定
する釘等の挿通孔(開口部)を設けてもよい。また、本
発明の固定部材は、釘に限られず、例えばネジであって
もよい。また、本発明に係わる遊技機は上記実施例のよ
うなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する例に
限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機にも適
用することができる。遊技盤の構成、機種はどのような
ものでもよい。プリペイドカード方式でなく、全くカー
ドを使用しないパチンコ機についても幅広く適用するこ
とが可能である。また、アレンジボール機にも適用する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、機枠の少なくとも一側
辺部又は上辺部に一体的な補強金属部材を備えるととも
に、この補強金属部材に、機枠を島設備へ固定する固定
部材を挿通するための開口部が設けられている。このた
め、この開口部に釘等の固定部材を挿通して島設備側に
打込めば、機枠を合成樹脂により形成した場合でも、遊
技機全体が補強金属部材により島設備に強固に固定され
るとともに、機枠の島設備への固定部分(釘打ち部分
等)に加わる局部的な力は、補強金属部材により受け止
められて、機枠の変形や破壊の恐れがなくなる。したが
って、機枠を合成樹脂等により構成することで、森林伐
採による自然破壊を抑制することが、問題なく実現でき
る。
【0045】また、機枠の少なくとも一側辺部に一体的
な補強金属部材を備えるとともに、この補強金属部材に
開閉枠(例えば、クリア部材保持枠、遊技盤保持枠、又
は開閉パネル)を開閉自在に支持する開閉機構部材が設
けられた場合には、開閉枠を支持する局部的な力は、補
強金属部材により受け止められて、機枠を合成樹脂によ
り形成した場合でも、開閉枠を支持する開閉機構部材に
加わる力により機枠の変形や破壊の恐れがなくなる。し
たがって、機枠を合成樹脂等により構成することで、森
林伐採による自然破壊を抑制することが、問題なく実現
できる。特に、開閉機構部材としてスライドヒンジを採
用した場合においては、開閉枠が、従来の蝶番式のヒン
ジで支持した場合に比べて、枠同士の干渉がなく大きな
動作範囲で開くために、開閉機構部材にはより大きな力
が常に加わり易くなるが、補強金属部材の強度によりこ
の力が保持されて、スライドヒンジを採用した場合でも
機枠の変形や破壊が信頼性高く防止され、問題なくスラ
イドヒンジが採用できる。
【0046】また、補強金属部材を、機枠の少なくとも
上辺部及び一側辺部に一体的なものとし、この補強金属
部材の上辺部に、機枠を島設備へ固定する固定部材を挿
通するための開口部を設け、前記補強金属部材の一側辺
部に開閉枠(例えば、クリア部材保持枠、遊技盤保持
枠、又は開閉パネル)を開閉自在に支持する開閉機構部
材を設けた場合には、開閉機構部材が補強金属部材を介
して島設備に固定されることになり、開閉枠を支持する
開閉機構部材に加わる力が補強金属部材を介して島設備
に伝達されることになるから、さらに機枠の変形や破壊
の恐れがなくなるとともに、さらに強固な開閉枠の支持
が可能となる。したがって、機枠を合成樹脂により構成
することで、森林伐採による自然破壊を抑制すること
が、問題なく実現できる。
【0047】また、開閉機構部材を、開閉枠を前方側に
移動させつつ開動を行う機能を備えたスライドヒンジと
した場合には、円滑な開動動作が可能となり、遊技機の
メンテナンス作業等の容易化が図れる。また、上記スラ
イドヒンジが、機枠内面の一側辺部に一体的な補強金属
部材に設けられ、その回動端が、開閉枠の一側部裏面側
に取付けられた場合には、このスライドヒンジは開閉枠
に隠れて遊技機の前面側から見えなくなる。このため、
前面の装飾性が向上する効果も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ装置の第1実施例の
全体を示す正面斜視図である。
【図2】同実施例のパチンコ装置を示す正面図である。
【図3】同実施例のガラス枠の正面斜視図である。
【図4】同実施例のガラス枠の裏面図である。
【図5】同実施例のガラス枠の裏面斜視図(ガラスユニ
ットを取外した状態を示す図)である。
【図6】同実施例の本体枠の左上隅部正面側(装飾体収
納凹室)を示す部分拡大斜視図である。
【図7】同実施例の本体枠の左上隅部内部構造を示す断
面図である。
【図8】同実施例の本体枠の右上隅部裏面側を示す部分
拡大斜視図である。
【図9】同実施例のガラスユニットの全体構成を示す斜
視図である。
【図10】同実施例のガラスユニットの縁枠の構造を示
す斜視図である。
【図11】同実施例のガラスユニットのガラス板振分け
機構を示す裏面図である。
【図12】同実施例のガラス板振分け機構を示す斜視図
である。
【図13】同実施例のガラス板振分け機構の作用を説明
するための図である。
【図14】同実施例のガラスユニットの本体枠への取付
け作業を説明する図である。
【図15】同実施例のガラスユニットを位置決める位置
決め部材を示す斜視図である。
【図16】同実施例のガラスユニットの位置決め部材を
示す正面図である。
【図17】同実施例のガラスユニットの係止部材を示す
斜視図である。
【図18】同実施例のガラスユニットの係止部材の作用
を示す側面図である。
【図19】同実施例の遊技盤,遊技盤固定枠及び機枠を
示す分解斜視図である。
【図20】同実施例の機枠の裏面側斜視図である。
【図21】同実施例の機枠の部分斜視図である。
【図22】同実施例の機枠に設けられたターミナル基板
収納部の斜視図である。
【図23】同実施例のターミナル基板収納部の蓋部材の
動作を示す側断面図である。
【図24】同実施例のターミナル基板収納部の蓋部材の
動作を示す側断面図である。
【図25】本発明を適用したパチンコ装置の第2実施例
における機枠の正面側斜視図である。
【図26】同実施例における機枠の補強金属部材の斜視
図である。
【図27】同実施例における補強金属部材を一体的に取
付けた機枠を島設備側に取付ける状態を示す図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 11 遊技盤固定枠(開閉枠、遊技盤保持枠) 12,12a 機枠 13 ガラス枠(開閉枠、クリア部材保持枠) 14 前面パネル(開閉枠、開閉パネル) 101,102 ガラス板(クリア部材) 304,400 補強金属部材 308,309 ピンヒンジ(開閉機構部材) 310,311,312,313 スライドヒンジ(開
閉機構部材) 322 取付け板(スライドヒンジの回動端) 414,415 貫通孔(開口部) 430 釘(固定部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機全体を島設備へ固定するための合
    成樹脂製の機枠を有する遊技機であって、 前記機枠の少なくとも一側辺部又は上辺部に一体的な補
    強金属部材を備えるとともに、この補強金属部材に、前
    記機枠を島設備へ固定する固定部材を挿通するための開
    口部が設けられたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技機全体を島設備へ固定するための合
    成樹脂製の機枠と、この機枠に対して開閉可能な開閉枠
    とを有する遊技機であって、 前記機枠の少なくとも一側辺部に一体的な補強金属部材
    を備えるとともに、この補強金属部材に開閉枠を開閉自
    在に支持する開閉機構部材が設けられたことを特徴とす
    る遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技機全体を島設備へ固定するための合
    成樹脂製の機枠と、この機枠に対して開閉可能な開閉枠
    とを有する遊技機であって、 前記機枠の少なくとも一側辺部及び上辺部に一体的な補
    強金属部材を備えるとともに、この補強金属部材の上辺
    部に、前記機枠を島設備へ固定する固定部材を挿通する
    ための開口部が設けられ、前記補強金属部材の一側辺部
    に開閉枠を開閉自在に支持する開閉機構部材が設けられ
    たことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 前記開閉枠は、遊技機の遊技領域を視認
    可能とすべく遊技機の前面に設けられるクリア部材を保
    持するクリア部材保持枠であることを特徴とする請求項
    2乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記開閉枠は、遊技盤の保持を行う遊技
    盤保持枠であることを特徴とする請求項2乃至4の何れ
    かに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記開閉枠は、少なくとも上皿を備えた
    開閉パネルであることを特徴とする請求項2乃至5の何
    れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記開閉機構部材は、開閉枠を前方側に
    移動させつつ開動を行う機能を備えたスライドヒンジで
    あることを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の
    遊技機。
  8. 【請求項8】 前記スライドヒンジは、機枠内面の一側
    辺部に一体的な補強金属部材に設けられ、その回動端
    が、前記開閉枠の一側部裏面側に取付けられていること
    を特徴とする請求項7記載の遊技機。
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