JPH09239095A - 遊技機の基板収納ボックス - Google Patents

遊技機の基板収納ボックス

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JPH09239095A
JPH09239095A JP7120996A JP7120996A JPH09239095A JP H09239095 A JPH09239095 A JP H09239095A JP 7120996 A JP7120996 A JP 7120996A JP 7120996 A JP7120996 A JP 7120996A JP H09239095 A JPH09239095 A JP H09239095A
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lock
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に収納される回路基板に対して不正な処
理を施すことができない遊技機の基板収納ボックスを提
供する。 【解決手段】 箱体61とカバー体80とによる遊技制
御回路基板120の被覆状態を箱体61に突設される施
錠用係止突起68とカバー体80に取り付けられるカバ
ー開閉用施錠装置90の係合鍵部材92との係合により
保持し、カバー開閉用施錠装置90の錠主体96に解除
キー91を差し込んで回動することにより係合鍵部材9
2と施錠用係止突起68との係合状態を解除することが
でき、しかも施錠装置90の錠主体96部分だけを交換
し得るように構成することにより、解除キー91がなけ
れば、基板収納ボックス60の被覆状態を解除すること
ができないので、遊技制御回路基板120等への不正行
為を確実に防止することができると共に、必要に応じて
鍵を変更することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機、例えば、
パチンコ遊技機やスロットマシンに設けられる回路基板
を収納する基板収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン
には、多くの回路基板が設けられている。特に、遊技動
作を制御する遊技制御回路基板には、マイクロコンピュ
ータを構成するMPU、ROM、RAM等の電子素子が
多数実装されている。そして、遊技動作を制御するプロ
グラムが格納されるROMを交換することにより、多く
の場合、異なる遊技内容を実現することが可能である。
しかし、このようなROM交換は、当初の認められた遊
技内容と異なるため、許可されておらず、これを防止す
るために、回路基板を収納する基板収納ボックスに封印
紙を貼付したり、あるいは、所定の部位を破壊しない限
り被覆状態が解除できない構造の技術が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、封印紙
を貼付して不正行為を防止する基板収納ボックスにあっ
ては、既存の糊剥し液等を使用して封印紙を破損しない
ように剥して被覆状態を解除して不正行為を行い、ま
た、所定の部位を破壊しない限り被覆状態が解除できな
い構造の基板収納ボックスにおいては、その所定の部位
を巧妙に切断して被覆状態を解除して不正行為を行い、
その後、切断した所定の部位を接着剤等で接着して見た
目には分からないように修復される可能性があるという
欠点が考えられる。本発明は、上記した事情に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、内部に収納され
る回路基板に対して不正な処理を施すことができない遊
技機の基板収納ボックスを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した手段を図面を参照して説明す
る。図1、図3及び図4に示すように、遊技機に設けら
れる回路基板120を収納する基板収納ボックス60に
おいて、該基板収納ボックス60は、箱体61、透明板
75、及びカバー体80等からなる複数の構成部品によ
って回路基板120を被覆するように組み付け構成され
ると共に、その箱体61とカバー体80とによる被覆状
態を箱体61に突設される施錠用係止突起68とカバー
体80に取り付けられるカバー開閉用施錠装置90の係
合鍵部材92との係合により保持し、カバー開閉用施錠
装置90に解除キー91を差し込んで回動することによ
り係合鍵部材92と施錠用係止突起68との係合状態を
解除することができるように構成し、しかも、そのカバ
ー開閉用施錠装置90を図5乃至図7に示すように、カ
バー体80を開放した状態でカバー体80の裏面から施
錠装置90のピン係合穴108に向かって操作ピン11
4を差し込んでロック摺動ピン102を押し込み、その
状態で施錠装置90の錠主体96を反時計回転方向に回
動することにより、錠主体96が錠取付基体98から分
離できて異なる鍵を使用する錠主体96に交換し得る可
変式錠装置として構成したものである。このように構成
することにより、解除キー91がなければ、基板収納ボ
ックス60の被覆状態を解除することができないので、
回路基板120等への不正行為を防止することができる
と共に、解除キー91の交換の必要性が生じたときに、
迅速に対応することができる。
【0005】また、図1、図2及び図4に示すように、
遊技機に設けられる回路基板120を収納する基板収納
ボックス60において、該基板収納ボックス60は、箱
体61、透明板75、及びカバー体80等からなる複数
の構成部品によって回路基板120を被覆するように組
み付け構成されて取付用部材130を介して遊技機の機
構板41に取り付けられると共に、その取付用部材13
0への取付状態を取付用部材130に突設される施錠用
係合部材134の係合穴135とカバー体80に取り付
けられるボックス着脱用施錠装置93の係合鍵部材95
との係合により保持し、ボックス着脱用施錠装置93に
着脱キー94を差し込んで回動することにより係合穴1
35と係合鍵部材95との係合状態を解除することがで
きるように構成し、しかも、そのボックス着脱用施錠装
置93を図5乃至図7に示すように、カバー体80を開
放した状態でカバー体80の裏面から施錠装置93のピ
ン係合穴108に向かって操作ピン114を差し込んで
ロック摺動ピン102を押し込み、その状態で施錠装置
93の錠主体96を反時計回転方向に回動することによ
り、錠主体96が錠取付基体98から分離できて異なる
鍵を使用する錠主体96に交換し得る可変式錠装置とし
て構成したものである。このように構成することによ
り、着脱キー94がなければ、基板収納ボックス60の
遊技機の機構板41への取付状態を解除することができ
ないので、回路基板120を含む基板収納ボックス60
全体を交換するという不正行為を確実に防止することが
できると共に、着脱キー94の交換の必要性が生じたと
きに、迅速に対応することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図15及び図16を
参照して、実施形態に係る遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機1の構成について説明する。図15は、パチン
コ遊技機1の正面図であり、図16は、パチンコ遊技機
1の背面図である。図15において、パチンコ遊技機1
の額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3
が周設され、該扉保持枠3にガラス扉枠4と前面扉板5
とが一側(左側)を軸として開閉自在に設けられてい
る。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤11が配置され、
前面扉板5の前面には、打球供給皿6が取り付けられて
いる。この打球供給皿6は、払い出された景品玉を貯留
し且つ打玉として発射位置に1個ずつ供給するものであ
り、その上流側の内部空間に遊技に関連する効果音を発
生するスピーカ7が内蔵されている。また、前記前面枠
2の下方には、打玉を発射する際に操作する操作ハンド
ル9と、前記打球供給皿6に貯留し切れない余剰の景品
玉を貯留する余剰玉受皿8とが設けられている。また、
前面枠2には、その上部前面に特定遊技状態となったこ
とを報知する遊技効果ランプ装置10が設けられてい
る。
【0007】ところで、前記遊技盤11の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール12がほぼ円
状に植立され、該誘導レール12で区画された領域が遊
技領域13を構成している。遊技領域13のほぼ中央上
部には、複数(3つ)の回転ドラム15a〜15cを有
する可変表示装置14が配置されている。この可変表示
装置14の回転ドラム15a〜15cは、独立したドラ
ムモータ(図示しない)によって回転駆動され、その図
柄停止位置を検出するためにドラムセンサ(図示しな
い)が内蔵され、更に表示される図柄を照射装飾するた
めのドラムランプ(図示しない)を内蔵している。
【0008】また、可変表示装置14には、その上部に
飾りLED20が設けられ、該飾りLED20の下部に
始動記憶LED21が設けられている。飾りLED20
は、0〜9までの符号のついた10個のLEDから構成
され、後述する特定遊技状態となったときに所定のラン
ダム数から抽出される値に対応するLEDが点灯するよ
うになっている。そして、飾りLED20は、特定遊技
状態の発生に関連していずれか1つがランダムに点灯表
示されるもので、遊技内容には直接関係しないが、遊技
場が所定のサービス(例えば、特定遊技状態で獲得した
多量の景品玉を使用して継続して遊技を行うことを許可
するサービス)を提供する場合に使用できる。例えば、
「7」の飾りLED20で点灯停止したときに所定のサ
ービスを提供するようにすれば良い。また、始動記憶L
ED21は、後述する始動入賞口23に入賞した打玉の
うち記憶したものを表示するものである。更に、可変表
示装置14の両サイドには、回転ドラム15a〜15c
の縦横3つの図柄によって構成される5本の当りライン
を表示するライン表示LED22が設けられている。本
実施形態における当りラインは、図示するように、上段
水平の当りライン1と、右下がり対角線の当りライン2
と、中段水平の当りライン3と、右上り対角線の当りラ
イン4と、下段水平の当りライン5と、があり、いずれ
かの当りライン上に所定の図柄(大当り図柄という場合
がある)が並んだときに大当りとなって特定遊技状態を
生起せしめる。
【0009】上記のように構成される可変表示装置14
の下方には、前記回転ドラム15a〜15cの回転を許
容する始動入賞口23が設けられている。この始動入賞
口23に入賞した入賞玉は、遊技盤11の裏面に導かれ
て始動口スイッチ24によって検出される。なお、始動
入賞口23への入賞に基づく可変表示装置14の回転
は、所定回数(例えば、4回)記憶され、その旨が可変
表示装置14に設けられる始動記憶LED21によって
表示されるようになっている。
【0010】前記可変表示装置14の下方に入賞領域2
6を有する可変入賞球装置25が設けられている。可変
入賞球装置25の入賞領域26には、下端両サイドを軸
支して、遊技盤11面に対して垂直方向に開閉自在とさ
れる開閉板27によって塞がれている。この開閉板27
は、開閉板用ソレノイド28によって開閉制御され、開
成中には、遊技盤11の表面を落下する打玉を受止めて
入賞領域26に導き入賞玉とする。また、入賞領域26
の内部は、3つに区画され、その中央に特定領域29が
形成され、その左右に通常領域が形成されている。特定
領域29には、特定領域スイッチ30が設けられ、ま
た、通常入賞領域にも10カウントスイッチ31a,3
1bが設けられている。
【0011】なお、入賞領域26の後面壁には、その中
央に打玉が特定領域29に入賞して特定領域スイッチ3
0をONしたときに、継続権が成立した旨を報知するV
表示LED32が設けられ、その一側に特定遊技状態に
おける開閉板27の開放回数を表示する開成回数表示器
33が設けられている。また、入賞領域26の下方に
は、特定領域スイッチ30及び10カウントスイッチ3
1a,31bで検出された打玉数を表示する個数表示L
ED34が設けられている。更に、可変入賞球装置25
の取付基板7の左右部には、通常の入賞口(符号なし)
が一体的に形成され、入賞口の外側にアタッカーランプ
35が設けられている。
【0012】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置25は、以下のように作動する。即ち、打玉が
いずれかの始動入賞口23に入賞して始動口スイッチ2
4をONさせると、可変表示装置14の回転ドラム15
a〜15cが回転を開始し、一定時間(例えば、5秒)
が経過すると、左側の回転ドラム15aから順次停止さ
れ、すべての回転ドラム15a〜15cの停止時の図柄
の組み合せが大当り図柄の組合せとなったときに特定遊
技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、
可変入賞球装置25の開閉板27が所定期間(例えば、
20秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生す
るまで)開放するように設定され、その開放している間
遊技盤11の表面を落下する打玉を受止めるようになっ
ている。そして、入賞領域26内に設けられた特定領域
29に入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、
特定領域29に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して
開放状態を最高16回繰り返すことができるようになっ
ている。
【0013】更に、遊技盤11の表面には、前記可変表
示装置14の上部左右側方に風車ランプ37が設けら
れ、下部側方に入賞口(符号なし)が設けられている。
また、前記風車ランプ37は、前記特定遊技状態時や始
動入賞時等に点灯又は点滅してその旨を報知するもので
あり、同様な機能を有するものとして、遊技領域13の
左右にサイドランプ36が設けられている。また、遊技
盤11の表面の最下方には、上記したいずれの入賞領域
にも入賞しなかった打玉が遊技盤11の後方に導かれる
アウト口(図示しない)が設けられている。また、誘導
レール12の外周に沿ってレール飾りランプ38が設け
られている。
【0014】一方、パチンコ遊技機1の裏面構成におい
ては、図16に示すように、機構板41が開閉自在に設
けられている。この機構板41の中央には、窓開口42
が開設され、該窓開口42に対応する遊技盤11の裏面
には、入賞玉集合カバー体39が設けられている。入賞
玉集合カバー体39には、前記可変表示装置14の後面
突出部が貫通しており、その後面突出部の裏面に可変表
示装置14の表示動作を制御するドラム表示制御回路基
板を収納するドラム表示制御回路基板ボックス19が設
けられている。このドラム表示制御回路基板ボックス1
9に収納される回路基板には、前記ドラムモータ、ドラ
ムランプ、ドラムセンサ等からの配線がコネクタを介し
て接続される一方、後述する遊技制御回路基板120及
び中継基板ボックス40に収納される中継基板と接続さ
れる配線もコネクタ19bを介して接続されるようにな
っている。
【0015】また、入賞玉集合カバー体39の裏面に
は、可変表示装置14の一部の電気機器及び遊技盤11
に設けられる電気機器(例えば、始動口スイッチ24、
ソレノイド28、特定領域スイッチ30、10カウント
スイッチ31a,31b、各種の表示器及びランプ等)
からの配線がコネクタ40bを介して接続されると共
に、遊技制御回路基板120からの配線もコネクタ40
bを介して接続される中継基板を収納する中継基板ボッ
クス40も設けられている。
【0016】ところで、機構板41には、周知のように
発生した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す
ための景品玉タンク43、景品玉払出装置(詳細に図示
しないが景品玉払出装置ボックス44内にセット化され
て組み込まれている)、入賞玉処理装置(図示しない)
等の各種の機構が設けられるものであるが、更に、前記
した遊技盤11に設けられる可変表示装置14や可変入
賞球装置25等の遊技装置の遊技動作を制御する遊技制
御回路基板120を収納する基板収納ボックス60、景
品玉払出装置の動作を制御する景品玉払出制御基板を収
納する景品玉払出制御基板ボックス45、パチンコ遊技
機1に隣接して設置されるカードユニット47とパチン
コ遊技機1の各装置との配線を中継するユニット中継基
板が収納される中継基板ボックス46、遊技制御回路基
板120に電源を供給するターミナル基板を収納するタ
ーミナル基板ボックス51も機構板41の裏面に取り付
けられている。なお、機構板41ではないが、パチンコ
遊技機1の裏面には、遊技制御回路基板120からの指
令又はデータに基づいてパチンコ遊技機1の前面に設け
られる電気的装飾部品(ランプ等)の動作を制御する装
飾制御基板を収納する装飾制御基板ボックス48、打球
の発射動作を制御する発射制御基板49を含む打球発射
装置50が取り付けられている。
【0017】上記した基板収納ボックス60を除く各基
板ボックス19,40,44,45,46,48,51
には、ボックスのカバーを開閉するための開閉用施錠装
置19a,40a,44a,45a,46a,48a,
51aが設けられており、所定の解除キー(図示しな
い)を差し込んで回動しなければ、収納される各基板の
被覆状態を解除することができないようになっている。
このように構成することにより、各基板への不正な目的
を持った端子の接続や電子部品の交換等の不正行為を確
実に防止することができる。もちろん、これらの開閉用
施錠装置19a,40a,44a,45a,46a,4
8a,51aを可変式錠装置として構成しても良い。な
お、図示においては、各基板及び装置には、所定の配線
を接続するためのコネクタ19b,40b,44b,4
5b,46b,47b,48b,51bが設けられてお
り、特に、ターミナル基板ボックス51に収納されるタ
ーミナル基板は、遊技制御回路基板120に電源を供給
するだけでなく、パチンコ遊技機1に設けられる各種電
気的装置、例えば、上記した各基板及び打球発射装置5
0にも電源を供給すると共に、パチンコ遊技機1の内部
での信号線の中継、あるいはパチンコ遊技機1と外部と
の信号線の中継を行うための端子も設けられている。ま
た、各基板ボックス19,40,44,45,46,4
8,51には、次に説明するボックス着脱用施錠装置9
3と同様の施錠装置を設けて各基板ボックス19,4
0,44,45,46,48,51と機構板41又はパ
チンコ遊技機1との脱着が行えるようにしても良い。
【0018】次に、本実施形態の要部を構成する基板収
納ボックス60の構成について図1乃至図7を参照して
説明する。図1は、第1実施形態に係る基板収納ボック
ス60の平面図であり、図2は、図1のA−A線に沿っ
て切断した断面図であり、図3は、図1のB−B線に沿
って切断した断面図であり、図4は、基板収納ボックス
60の分解斜視図であり、図5は、基板収納ボックス6
0に設けられる施錠装置90,93の分解斜視図であ
り、図6及び図7は、その施錠装置90,93の作用を
示す一部破断断面図である。
【0019】しかして、基板収納ボックス60は、図4
に示すように、遊技制御回路基板120を収納支持する
箱体61と、該箱体61の上面を閉塞するカバー体80
とが組付構成され、そのように組付構成された基板収納
ボックス60は、前記機構板41の裏面に突設される取
付ボス52にビス53で止着される取付用部材としての
取付台130に着脱自在に取り付け得るようになってい
る。以下、基板収納ボックス60の各組付構成部品毎に
説明する。
【0020】まず、箱体61は、上面が開放した直方体
状に合成樹脂(金属でも良い)で形成され、その側壁の
ほぼ全域に内部で発生する熱を放熱するための放熱孔6
2が多数穿設されている。また、箱体61の底面には、
比較的大きな長方形状の開口63が開設され、該開口6
3の長手方向開口縁には、取付台130の後述する係合
レール131に係合するL字状の係合片64が垂下形成
されている。なお、箱体61の底面は、図2に示すよう
に、側壁の下端よりもやや上方の位置に底上げ状態で形
成されているため、垂下形成される上記係合片64は、
箱体61の側壁と同一平面状に位置することとなる。
【0021】更に、箱体61の底面には、その前方部中
央に側壁に亘って切り欠けられた逃げ開口69が形成さ
れ、該逃げ開口69の斜め前方に施錠用係止突起68が
突設され、その一側長辺部左右に支持位置決め突起65
が突設され、その他側長辺部左右に止め突起66が突設
されている。逃げ開口69は、基板収納ボックス60を
取付台130に装着する際に取付台130に形成される
施錠用係合部材134を基板収納ボックス60内に受け
入れるためのものである。また、施錠用係止突起68
は、カバー体80を被覆したときにカバー体80に設け
られるカバー開閉用施錠装置90の係合鍵部材92と係
合するものである。また、支持位置決め突起65は、遊
技制御回路基板120の一側長辺部両端をカバー体80
に設けられる後述する押え部材88と挟持して支持する
ものであり、止め突起66は、遊技制御回路基板120
の他側長辺部両端をビス129で止着支持するものであ
る。なお、支持位置決め突起65及び止め突起66につ
いては、後に詳述する。
【0022】また、箱体61の後方部(図1の下側)側
壁内側の2カ所には、カバー体80の一側を回転自在に
軸支する蝶番機構の一方の部材である軸受部材70が固
着されており、該軸受部材70の上部の軸受筒部71が
箱体61の側壁上端から僅かに突出した状態となってい
る。この軸受筒部71は、その中央にカバー体80に固
着される蝶番機構の他方の部材である軸支部材86の軸
支筒部87が嵌挿されて軸支ピン72が一側側方から挿
入され他側をEリング73で止着することにより、カバ
ー体80の一側を箱体61に開閉自在に軸支するもので
ある。
【0023】更に、箱体61の長手方向の他側辺側壁
は、高さが低く形成された配線引き出し凹部74となっ
ており、また、箱体61の底面開口63の両側部には、
複数の楕円形状の開口67が開設されている。開口67
は、図2に示すように、次に説明する透明板75によっ
て閉塞されてしまうので、放熱孔としての機能を有さな
いが、箱体61を形成する原材料の軽減に寄与するもの
である。
【0024】また、箱体61の前記開口63を閉塞する
ために透明板75が箱体61の内側から底面に当接して
設けられる。このため、透明板75の四隅には、間隔保
持筒部78が上面に形成され、この間隔保持筒部78が
図2に示すように、前記支持位置決め突起65及び止め
突起66を貫通して所定の位置に保持され、また、間隔
保持筒部78の上面に遊技制御回路基板120の下面が
当接して透明板75と遊技制御回路基板120との間隔
を保持している。しかして、箱体61の底面を透明板7
5で閉塞することにより、遊技制御回路基板120の裏
面(ハンダ面)が外部から透視し得ることとなり、仮に
ハンダ面に不正な工作(例えば、ジャンパー配線を接続
したり、電子部品を実装したりする不正工作)をした場
合には、直ちにわかるようになっている。この意味で、
透明板75によって閉塞される開口63の大きさは、基
板収納ボックス60を傾けながらハンダ面の全域が見え
る程度の大きさがあれば十分である。また、透明板75
には、前記逃げ開口69に合致する切欠部76が形成さ
れると共に、前記施錠用係止突起68を貫通させる開口
77が形成され、更に、遊技制御回路基板120の後述
するコネクタ実装領域126側の周端縁ほぼ中央には、
コネクタ125への差し込みの際に遊技制御回路基板1
20が撓むのを防止するための支持突起79が突設され
ている。
【0025】一方、上記した箱体61の上面を閉塞する
カバー体80は、内部が透視し得るように透明な合成樹
脂によって一体的に成形されるもので、その長手方向の
他側辺部が下方向に曲折された仕切片81となってい
る。この仕切片81の位置は、カバー体80を箱体61
に装着したときに図1に示すように、遊技制御回路基板
120のコネクタ実装領域126が外部に現れて接続開
口82を形成するような位置で曲折される。これによ
り、箱体61にカバー体80を組付構成した状態で接続
開口82に臨むコネクタ125に外部からの配線を接続
することができる。なお、仕切片81の一側端部には、
前記軸支ピン72を挿通するためのピン挿通孔84が形
成されているが、このピン挿通孔84については、後に
詳述する。また、カバー体80の表面には、内部で発生
した熱を外部に放出するための放熱孔83(図1の二点
鎖線で囲んだ範囲)が多数形成されている。更に、カバ
ー体80の一側の長辺方向端縁及び短辺方向端縁には、
箱体61の側壁上端縁と係合する掛止部85が適宜間隔
を置いて2個ずつ突設されている。
【0026】また、カバー体80の後方部の内側には、
前述したように蝶番機構の他方の部材である軸支部材8
6が固着され、前方部には、一対の施錠装置90,93
が固着されている。軸支部材86は、その後端に軸支筒
部87が突設され、該軸支筒部87が前記軸受部材70
の軸受筒部71間に挿入されて側方から軸支ピン72を
挿通することにより、カバー体80が箱体61に開閉自
在に軸支される。ただし、軸支ピン72を挿通する際に
仕切片81側から挿通する軸支ピン72においては、仕
切片81が邪魔となるので、仕切片81にピン挿通孔8
4が穿設されている。また、前記一対の施錠装置90,
93は、一方の施錠装置90が箱体61に形成される前
記施錠用係止突起68との間で施錠を行うカバー開閉用
施錠装置90を構成し、他方の施錠装置93が後述する
取付台130に突設される施錠用係合部材134との間
で施錠を行うボックス着脱用施錠装置93を構成するも
のである。
【0027】しかして、両方の施錠装置90,93は、
本体がカバー体80の裏面に突設される一対の錠取付ボ
ス89にそれぞれ固着され、その錠主体96の上部のキ
ー挿入穴99がカバー体80の表面から上方に臨み、本
体の下部にキー挿入穴99に挿入されたキー91,94
を回動せしめることにより回動する係合鍵部材92,9
5を有するものである。この施錠装置90,93は、鍵
の変更を自在に行い得る可変式錠装置であって、その詳
細な構造は、図5乃至図7に示す通りである。
【0028】即ち、図5に示すように、施錠装置90,
93は、キーを挿入し得るキー挿入穴99を有する円柱
状の錠主体96と、該錠主体96に連結され且つ下端部
に前記係合鍵部材92,95が固着される円柱状の連結
部材97と、錠主体96及び連結部材97を着脱自在に
収納する円柱状の錠取付基体98と、から構成されてい
る。
【0029】錠主体96の内部には、いわゆるシリンダ
ー錠の主要構成部が内蔵され、キー挿入穴99にキーを
差し込んでロック状態を解除したときに回動し得る連結
角柱100がその下部中央から突設され、また、下部外
周側面の対称位置に鍵形凹部101(一方は図示省略)
が刻設され、更に、底面の適宜箇所には、図示しないス
プリングによって常時押圧されるロック摺動ピン102
が突設されている。
【0030】また、連結部材97の上端面には、前記連
結角柱100と係合する連結角穴103が形成され、そ
の中程に錠取付基体98に収納したときに錠取付基体9
8の貫通穴109の内周段部と係合する係合凸段部10
4が形成され、更に、その下端に係合鍵部材92,95
の基部に形成される楕円形状の係合長穴112と係合す
る係合部105が形成されている。
【0031】また、錠取付基体98は、その上半分に前
記錠主体96を収納する収納空部106が形成され、そ
の下半分の中央に前記連結部材97を収納貫通させる貫
通穴109が形成されている。収納空部106の上部内
側の対称位置には、錠主体96の前記鍵形凹部101と
係合する係合凸部107が突設され、また、収納空部1
06の底面であって貫通穴109の側方には、前記ロッ
ク摺動ピン102が貫入し得るピン係合穴108が下部
まで貫通するように形成されている。更に、錠取付基体
98の下部には、楕円形状の取付片111が一体的に形
成され、その取付片111の左右に形成される取付穴1
10にカバー体80の前記錠取付ボス89が固着され
る。この固着方法は、錠取付ボス89の先端を取付穴1
10に挿入した後溶着して、破壊しない限り錠取付基体
98が錠取付ボス89から取り外せないような構造が採
用されている。なお、前記連結部材97を貫通穴109
に貫通支持させた状態では、連結部材97の下端の係合
部105が錠取付基体98の下端部よりも外側に突出し
ているので、その突出した係合部105に係合鍵部材9
2,95の係合長穴112を貫入してビス113で止着
することにより、係合鍵部材92,95を連結部材97
に連結することができる。
【0032】上記のように構成される施錠装置90,9
3においては、まず、連結部材97を貫通穴109に収
納支持させて係合鍵部材92,95をビス113で止着
した後に、錠主体96の鍵形凹部101と錠取付基体9
8の係合凸部107とを嵌め合わせながら錠主体96を
錠取付基体98の収納空部106に収納する。この収納
した状態では、錠主体96の連結角柱100と連結部材
97の連結角穴103とが係合していると共に、ロック
摺動ピン102が収納空部106の底面と当接して押圧
された状態となっている。その状態で錠主体96を図5
の時計回転方向に回動させることにより、係合凸部10
7と鍵形凹部101とが係合状態になると共に、図示し
ないスプリングの付勢力によりロック摺動ピン102が
ピン係合穴108に落入する。そして、ロック摺動ピン
102がピン係合穴108に落入した状態では、錠主体
96をいずれの方向にも回転させることができないの
で、係合凸部107と鍵形凹部101との係合状態が保
持され、錠主体96が錠取付基体98に装着された状態
を維持することができる。
【0033】一方、図6に示すように、カバー体80を
開放した状態でカバー体80の裏面から施錠装置90,
93のピン係合穴108に向かって操作ピン114を差
し込んで図示しないスプリングの付勢力に抗してロック
摺動ピン102を押し込み、その状態で図7に示すよう
に、施錠装置90,93の錠主体96を反時計回転方向
に回動することにより、係合凸部107と鍵旗凹部10
1との係合状態を解除して錠主体96を錠取付基体98
から分離できる。このため、異なる鍵に対応する新たな
錠主体96に交換して再度錠取付基体98に取り付ける
ことにより、鍵の変更を自由に行うことができる。
【0034】カバー体80の構成に戻って、カバー体8
0の一側辺部両側に押え部材88が垂下されている。こ
の押え部材88の詳細な説明をする前に、遊技制御回路
基板120の構造について簡単に説明すると、遊技制御
回路基板120は、周知のようにプリント配線基板によ
って構成され、その上面がROM123を含む電子部品
の実装面とされ、その実装面の大部分が電子部品実装領
域124として使用され、後方の一部が複数のコネクタ
125が実装されるコネクタ実装領域126とされる。
また、遊技制御回路基板120には、その一側長辺左右
に前記支持位置決め突起65に対応する係止穴127が
形成され、その他側長辺左右に前記止め突起66に対応
する止め穴128が形成されている。更に、遊技制御回
路基板120には、透明板75の切欠部76及び開口7
7に対応する位置に切欠部121及び開口122が形成
されている。
【0035】しかして、カバー体80の押え部材88の
作用について説明すると、透明板75が装着された状態
の箱体61において、遊技制御回路基板120の一側長
辺の係止穴127を支持位置決め突起65の先端突起部
に差し込み、他側長辺の止め穴128を止め突起66に
載置する。この状態で止め穴128と止め突起66の穴
を一致させてビス129を螺着することにより、一応、
遊技制御回路基板120を箱体61に止着したこととな
る。そして、その後、蝶番機構によって開閉自在に設け
られるカバー体80を箱体61の上方から装着する。こ
の際、押え部材88の先端部が図2に示すように、遊技
制御回路基板120の上面に当接すると共に、係止穴1
27を貫通している支持位置決め突起65の先端突起部
が押え部材88の中心に形成された穴に係合するので、
遊技制御回路基板120の一側長辺部が支持位置決め突
起65と押え部材88とによって挟持止着された状態と
なり、他側長辺部のビス129による止着とで完全に遊
技制御回路基板120を基板収納ボックス60内に止着
したこととなる。
【0036】上記のように遊技制御回路基板120をカ
バー体80と箱体61とによって被覆するように組付構
成された基板収納ボックス60は、図4に示すような機
構板41に止着される取付用部材としての取付台130
に着脱自在に取り付けられるようになっている。取付台
130は、合成樹脂(金属でも良い)によって一体的に
形成され、その中央に前記係合片64と係合する一対の
係合レール131が逆L字状に形成され、その上下端縁
に基板収納ボックス60の側壁を案内するガイド片13
2(このガイド片132は必ずしも必要でない)が突設
されている。また、取付台130の底面には、複数の止
め穴133が穿設され、図2に示すように、機構板41
に突設される取付ボス52の取付穴52aに止め穴13
3を合致させてビス53で止着することにより、取付台
130が機構板41の裏面に取り付けられる。なお、こ
のビス53は、基板収納ボックス60を取付台130に
装着したときには、基板収納ボックス60によって覆わ
れるので、外部からゆるめることができなくなる。一
方、取付台130の一側端部には、係合穴135を有す
る施錠用係合部材134が突設され、この施錠用係合部
材134に前記ボックス着脱用施錠装置93の係合鍵部
材95が係合するようになっている。
【0037】以上、第1実施形態に係る基板収納ボック
ス60の構成について説明してきたが、この基板収納ボ
ックス60の施錠装置90,93の作用について説明す
る。まず、箱体61に対するカバー体80の開閉を司る
カバー開閉用施錠装置90について説明すると、カバー
体80の軸支部材86と箱体61の軸受部材70との蝶
番機構によってカバー体80を箱体61に開閉自在に軸
支した状態で遊技制御回路基板120を箱体61の支持
位置決め突起65及び止め突起66に止着し、その後、
カバー体80を閉じる。この閉じる前には、カバー開閉
用施錠装置90の係合鍵部材92が箱体61の施錠用係
止突起68と係合しない位置にしておく必要がある。し
かして、カバー体80を完全に閉じた状態でカバー開閉
用施錠装置90のキー挿入穴99に解除キー91を挿入
して回動することにより、係合鍵部材92が回動して施
錠用係止突起68の上部折曲部の内側に当接(図3参
照)した状態で係合する。これによってカバー体80と
箱体61とによって遊技制御回路基板120が完全に被
覆された状態となる。そして、その被覆状態を証明する
ため、例えば、蝶番機構70,86側及び施錠装置90
側のカバー体80の上面から箱体61の側面にかけて封
印紙等を貼付しても良い。
【0038】しかして、上記のように箱体61とカバー
体80とによる遊技制御回路基板120の被覆状態を箱
体61に突設される施錠用係止突起68とカバー体80
に取り付けられるカバー開閉用施錠装置90の係合鍵部
材92との係合により保持し、カバー開閉用施錠装置9
0のキー挿入穴99に解除キー91を差し込んで回動す
ることにより係合鍵部材92と施錠用係止突起68との
係合状態を解除することができるように構成することに
より、解除キー91がなければ、基板収納ボックス60
の被覆状態を解除することができないので、遊技制御回
路基板120等への不正行為を確実に防止することがで
きる。また、カバー体80を開放した状態でカバー体8
0の裏面から施錠装置90のピン係合穴108に向かっ
て操作ピン114を差し込んでロック摺動ピン102を
押し込み、その状態で施錠装置90の錠主体96を反時
計回転方向に回動することにより、錠主体96が錠取付
基体98から分離できて異なる鍵を使用する錠主体96
に交換し得る可変式錠装置としてカバー開閉用施錠装置
90を構成したので、解除キー91の交換の必要性が生
じたときに、迅速に対応することができる。
【0039】なお、解除キー91は、不正行為が行えな
いように、パチンコ遊技機1の使用者である遊技場に保
管させないようにし、遊技機製造業者又は監督官庁の責
任者が保管するようにすれば良い。
【0040】一方、基板収納ボックス60を取付台13
0に装着するときには、ボックス着脱用施錠装置93の
係合鍵部材95が係合穴135と係合しない状態(解錠
状態)で取付台130の側方から係合片64が係合レー
ル131に係合するように押し込み、最終的に施錠用係
合部材134が箱体61の逃げ開口69内に完全に挿入
されるまで強く押し込む。この状態でボックス着脱用施
錠装置93のキー挿入穴99に着脱キー94を挿入して
回動することにより、係合鍵部材95が回動して施錠用
係合部材134の係合穴135の上辺部の内側に当接
(図2参照)した状態で係合する。これによって基板収
納ボックス60が取付台130に完全に固着された状態
となる。
【0041】しかして、上記のように取付台130への
取付状態を取付台130に突設される施錠用係合部材1
34の係合穴135とカバー体80に取り付けられるボ
ックス着脱用施錠装置93の係合鍵部材95との係合に
より保持し、ボックス着脱用施錠装置93のキー挿入穴
99に着脱キー94を差し込んで回動して係合穴135
と係合鍵部材95との係合状態を解除することができる
ように構成することにより、着脱キー94がなければ、
基板収納ボックス60の機構板41への取付状態を解除
することができないので、遊技制御回路基板120を含
む基板収納ボックス60全体を複製した不正な基板収納
ボックスと交換するという不正行為を確実に防止するこ
とができる。また、カバー体80を開放した状態でカバ
ー体80の裏面から施錠装置90のピン係合穴108に
向かって操作ピン114を差し込んでロック摺動ピン1
02を押し込み、その状態で施錠装置90の錠主体96
を反時計回転方向に回動することにより、錠主体96が
錠取付基体98から分離できて異なる鍵を使用する錠主
体96に交換し得る可変式錠装置としてボックス着脱用
施錠装置93を構成したので、着脱キー94の交換の必
要性が生じたときに、迅速に対応することができる。
【0042】なお、この着脱キー94も解除キー91と
同様に、不正行為が行えないように、パチンコ遊技機1
の使用者である遊技場に保管させないようにし、遊技機
製造業者又は監督官庁の責任者が保管するようにすれば
良い。ただし、図16に示すように、基板収納ボックス
60は、機構板41の比較的広い面積範囲を覆うように
取り付けられているので、機構板41に故障が生じたと
きや点検する必要が生じたときには、機構板41から基
板収納ボックス60を外さなければならない事態も考え
られるので、着脱キー94を遊技場側に渡しておいても
良い。この場合において、着脱キー94の管理状態が悪
いと、着脱キー94の合鍵を偽造される場合があるが、
このような場合であっても、本第1実施形態において
は、施錠装置93の錠主体96だけを交換してその偽造
された合鍵を使用することができなくさせることができ
るので、防犯効果をより高めることができる。
【0043】また、遊技場においては、監督官庁により
パチンコ島台に列設されるパチンコ遊技機1の中から1
台又は2台程度抜き出してROM123の検査(サンプ
ル抽出検査)を行う場合がある。このようなサンプル抽
出検査を行う場合には、図1に示すように、カバー開閉
用施錠装置90に解除キー91を差し込んで矢印b方向
に回動して係合鍵部材92と施錠用係止突起68との係
合を解除することにより、カバー体80を蝶番機構8
6,70によって開放でき、その開放した状態でROM
123を抜き出して検査し、その検査後に再度ROM1
23を差し込んでカバー体80を閉じ、解除キー91を
矢印bと逆方向に回動して係合鍵部材92と施錠用係止
突起68とを係合させて遊技制御回路基板120を再度
被覆された状態とする。そして、この被覆状態を保証す
るために、検査を行った監督官庁が発行する検査済封印
紙を箱体61とカバー体80との間に掛け渡すように貼
付すれば良い。また、基板収納ボックス60全体を外す
場合には、ボックス着脱用施錠装置93に着脱キー94
を差し込んで矢印a方向に回動して係合鍵部材95と施
錠用係合部材134の係合穴135との係合を解除し、
そのまま一側方向にスライドさせることにより、係合片
64と係合レール131との係合を外して基板収納ボッ
クス60全体を機構板41から取り外すことができる。
【0044】上記した第1実施形態に係る基板収納ボッ
クス60の施錠装置90,93は、鍵の交換を自在に行
える構成として、施錠装置90,93を構成する部材の
うちの、1つの部材である錠主体96を交換するものを
示したが、施錠装置を構成する部材を交換することなく
鍵の交換を自在に行える構成を採用した施錠装置であっ
ても良い。このような施錠装置の実施形態(以下、第2
実施形態という)を図8乃至図11に示す。図8は、第
2実施形態に係る基板収納ボックス60Aの平面図であ
り、図9は、図8のD−D線で切断した断面図であり、
図10は、図8のC−C線で切断した断面図であり、図
11は、第2実施形態において使用される施錠装置14
0,155の作用を説明するための斜視図である。な
お、この第2実施形態に係る図面においては、第1実施
形態とほぼ同一の構成について同一の符号を付した。
【0045】しかして、第2実施形態と第1実施形態の
相違点は、カバー体が箱体の上面開放部のほぼ全域を被
覆してコネクタ配線が配線引き出し凹部74から外側に
引き出されている点、カバー開閉用施錠装置及びボック
ス着脱用施錠装置の2つの施錠装置140,155が基
板収納ボックス60A内に完全に収納されている点、及
び施錠装置140,155の鍵変更が所定の操作を行う
ことでできる点である。そこで、まず、カバー体の構成
について簡単に説明する。
【0046】第2実施形態に係るカバー体80aは、図
8に示すように、箱体61のほぼ全域を完全に被覆する
ように蝶番機構70(図示では71だけ示す),86に
よって開閉自在に軸支されている。つまり、第1実施形
態のように接続開口82が形成されることなくコネクタ
実装領域126の上方部分も被覆するものである。した
がって、コネクタ実装領域126に実装されているコネ
クタ125に接続される配線171は、カバー体80a
を被覆する前に配線171のコネクタ170をコネクタ
125に接続し、その後、カバー体80aを被覆する必
要がある。このとき、配線171は、箱体61に形成さ
れる配線引き出し凹部74から外側に引き出されること
となる。このように、カバー体80aをコネクタ実装領
域126を含む遊技制御回路基板120の全域にわたっ
て被覆することにより、コネクタ125に対する不正行
為をも完全に防止することができる。
【0047】次に、カバー体80aの箱体61に対する
被覆状態の保持・解除を行う構造及びカバー開閉用施錠
装置140の構成について図10及び図9を参照して説
明する。カバー開閉用施錠装置140は、箱体61及び
透明板75にビス(図示しない)止めされる本体とその
本体の一側に突設されるキー挿入部141と、該キー挿
入部141に挿入されたキー(図示しない)を回動する
ことにより回転するカム部材142と、から構成されて
いる。そして、図9に示すように、箱体61の底面に形
成される設置開口152に差し渡された軸ピン144に
よって揺動自在に軸支される係合揺動部材143が前記
カバー開閉用施錠装置140のカム部材142の側面と
当接するように立設されている。係合揺動部材143
は、軸ピン144に巻装されるスプリング145によっ
て常にカム部材142の側面に当接される方向に付勢さ
れていると共に、その上端に係合爪部146を有し、そ
の係合爪部146の上面が傾斜状に形成された傾斜面部
147となっている。一方、カバー体80aの裏面であ
って前記係合揺動部材143の上方位置には、垂下係合
片148が一体的に形成され、該垂下係合片148の先
端にも係合爪部149が形成され、その係合爪部149
の下面が傾斜状に形成された傾斜面部150となってい
る。なお、カバー開閉用施錠装置140のキー挿入部1
41は、箱体61の側壁に対面しており、そのキー挿入
部141に対面している箱体61の側壁にキー挿通穴1
51が開設されている。また、カバー開閉用施錠装置1
40の本体の上面には、鍵変更操作の際に使用するリセ
ットボタン153が設けられている。
【0048】上記したような構造において、カバー体8
0aを箱体61に被覆する際には、箱体61の上方から
カバー体80aを閉じることにより、垂下係合片148
の傾斜面部150と係合揺動部材143の傾斜面部14
7とが当接して係合揺動部材143をスプリング145
の付勢力に抗して図9において反時計回転方向に回動さ
せ、遂には係合爪部146,149同士が係合する。係
合爪部146,149同士が係合したときには、これを
外部から外すことはできないので、カバー体80aが箱
体61を完全に被覆した状態となる。一方、係合爪部1
46,149同士の係合状態を解除するためには、キー
挿通穴141から解除キー(図示しない)を挿通して該
キーを回動せしめることにより、カム部材142を回動
せしめ、これにより、係合揺動部材143がスプリング
145の付勢力に抗して図9における反時計方向に回動
し、遂には、係合爪部146,149の係合状態が解消
され、その解消された状態でカバー体80aを開放する
ことができる。
【0049】次に、基板収納ボックス60Aの取付状態
の保持・解除を行う構造及びボックス着脱用施錠装置1
55の構成について図8及び図10を参照して説明す
る。ボックス着脱用施錠装置155は、箱体61及び透
明板75にビス166で止着される本体とその本体の一
側に突設されるキー挿入部156と、該キー挿入部15
6に挿入された着脱キー159を回動することにより回
転するレバー部材157と、から構成されている。レバ
ー部材157の下端部の前面側は、傾斜面部158とさ
れており、また、レバー部材157が回動し得る範囲の
箱体61と透明板75と遊技制御回路基板120には、
開口160(図9参照)が形成されている。一方、図1
0に示すように、取付台130の底面に形成される設置
開口167の一端部に差し渡された軸ピン162に係合
揺動部材161が揺動自在に軸支され、その係合揺動部
材161の先端に形成される係合爪部164が前記ボッ
クス着脱用施錠装置155のレバー部材157の下端と
係合するようになっている。係合揺動部材161は、軸
ピン162に巻装されるスプリング163によって常に
図10における反時計方向に付勢されていると共に、そ
の先端部の係合爪部164の上面が傾斜状に形成された
傾斜面部165となっている。なお、ボックス着脱用施
錠装置155のキー挿入部156は、箱体61の側壁に
対面しており、そのキー挿入部156に対面している箱
体61の側壁にキー挿通穴168が開設されている。ま
た、ボックス着脱用施錠装置155の本体の上面には、
鍵変更操作の際に使用するリセットボタン169が設け
られている。
【0050】上記したような構造において、基板収納ボ
ックス60Aを取付台130に装着する際には、箱体6
1底面の係合片64を取付台130の係合レール131
に沿って押し込むことにより、レバー部材157の傾斜
面部158と係合揺動部材161の傾斜面部165とが
当接して係合揺動部材161をスプリング163の付勢
力に抗して図10において時計回転方向に回動させ、遂
にはレバー部材157の下端と係合爪部164とが係合
する。レバー部材157の下端と係合爪部164とが係
合したときには、これを外部から外すことはできないの
で、基板収納ボックス60Aが取付台130に完全に取
着された状態となる。一方、レバー部材157と係合爪
部164との係合状態を解除するためには、キー挿通穴
168から着脱キー159を挿通して該キー159を回
動せしめることにより、レバー部材157を回動せしめ
てレバー部材157の下端と係合爪部164との係合状
態を直ちに解消し、その解消された状態で基板収納ボッ
クス60Aを引き抜くことにより、簡単に基板収納ボッ
クス60Aを取付台130から取り外すことができる。
【0051】上記したように、この第2実施形態におけ
る基板収納ボックス60Aの施錠装置140,155
は、共に基板収納ボックス60Aの内部に存在するの
で、第1実施形態に比べて容易に施錠装置140,15
5を外部から操作することができないので、より不正行
為を行うことができない。
【0052】ところで、第2実施形態において使用する
施錠装置140,155においては、適用できる鍵の変
更を簡単な操作によって行うことができる可変式錠装置
となっている。この鍵の変更操作について図11を参照
して説明する。現在使用している第1キー172を相違
する第2キー173に変更する場合には、(A)に示す
ように、キー挿入部141,156の外周基準マーク1
74と内周基準マーク175とが一致している状態で第
1キー172をキー挿入部141,156の鍵穴に差し
込み、その状態で(B)に示すように、リセットボタン
153,169をセット位置からリセット位置に変化さ
せ、その後、第1キー172を反時計回転方向に180
度回転し、(C)に示すように、第1キー172を引き
抜く。この状態では、内周基準マーク175が外周基準
マーク174と逆方向の位置にある。そのような状態
で、(D)に示すように、第2キー173を鍵穴に差し
込み、(E)に示すように、更に反時計回転方向に18
0度回転せしめて外周基準マーク174と内周基準マー
ク175とを一致させると、リセットボタン153,1
69が自動的にセット位置に戻る。その後、(F)に示
すように、第2キー173を引き抜くことにより、セッ
トが完了し、施錠装置140,155に対して使用し得
るキーが第1キー172から第2キー173に設定変更
される。
【0053】このように、第2実施形態に使用される施
錠装置140,155の可変式錠装置は、部品を変える
ことなく単純な操作によって使用し得る鍵の変更を行う
ことができるので、第1実施形態に比べ、コストを低減
することができる。なお、第2実施形態において使用さ
れる可変式錠装置は、例えば、オムロン株式会社製の商
品名「オムロック」として市販されている。
【0054】上記した第2実施形態は、施錠装置14
0,155の部品を交換しなくても鍵変更を行えるもの
であるが、異なる鍵を用意しなければならない。しか
し、異なる鍵を用意しなくても鍵変更を行える施錠装置
も考えられる。例えば、図12乃至図14に示すダイヤ
ル式施錠装置180,190がある。以下、ダイヤル式
施錠装置180,190を基板収納ボックス60Bに使
用した場合の実施形態(以下、第3実施形態という)に
ついて説明する。図12は、第3実施形態に係る基板収
納ボックス60Bの平面図であり、図13は、図12の
E−E線で切断した断面図であり、図14は、図12の
F−F線で切断した断面図である。なお、この第3実施
形態における基板収納ボックス60Bは、第1実施形態
における基板収納ボックス60とほぼ同じ構造であっ
て、施錠装置の構造だけが異なる。したがって、図面中
の符号は、第1実施形態の符号とほぼ同じである。
【0055】上記したように、この第3実施形態におい
ては、第1実施形態と施錠装置の構造が異なるだけであ
るので、施錠装置180,190の構造についてだけ説
明する。図において、カバー開閉用ダイヤル式施錠装置
180は、その複数の回転ダイヤル181の番号を基準
マーク182に合わせて予め定められた解除番号とする
ことにより、施錠装置180の本体側面に突設される支
点184を中心として回転する解除レバー183の回動
操作を許容するものである。解除レバー183の下端に
は、箱体61の底面に突設される施錠用係止突起68と
係合する係合鍵部材92が固着されている。なお、複数
の回転ダイヤル181及び解除レバー183の上端は、
カバー体80の表面に突出した状態で設けられている。
また、施錠装置180の本体側面には、鍵番号変更の際
に操作するリセットボタン185が設けられている。
【0056】同様に、ボックス着脱用ダイヤル式施錠装
置190は、その複数の回転ダイヤル191の番号を基
準マーク192に合わせて予め定められた解除番号とす
ることにより、施錠装置190の本体側面に突設される
支点194を中心として回転する解除レバー193の回
動操作を許容するものである。解除レバー193の下端
には、取付台130に突設される施錠用係合部材134
の係合穴135と係合する係合鍵部材95が固着されて
いる。なお、複数の回転ダイヤル191及び解除レバー
193の上端は、カバー体80の表面に突出した状態で
設けられている。また、施錠装置180の本体側面に
は、鍵番号変更の際に操作するリセットボタン185が
設けられている。
【0057】上記のように構成される第3実施形態に係
る施錠装置180,190における鍵番号を変更する操
作は、まず、回転ダイヤル181,191を予め定めら
れた解除番号に合わせて解除可能状態とし、その状態で
リセットボタン185,195をリセット位置にセット
し、その後、回転ダイヤル181,191を新たな解除
番号に合わせ、リセットボタン185,195をセット
状態とすることにより、新たな解除番号に鍵番号を変更
することができる。
【0058】以上、第1実施形態乃至第3実施形態につ
いて説明してきたが、いずれの実施形態においても、基
板収納ボックス60,60A,60Bが、箱体61及び
カバー体80,80a等の複数の構成部品によって遊技
制御回路基板120を被覆するように組み付け構成され
ると共に、その被覆状態を解除するカバー開閉用施錠装
置90,140,180を設け、しかもそれらのカバー
開閉用施錠装置90,140,180を鍵の変更を自在
とした可変式錠装置としたので、カバー開閉用施錠装置
90,140,180の施錠を解除する解除キー91又
は解除番号がなければ、基板収納ボックス60,60
A,60Bの被覆状態を解除することができず、遊技制
御回路基板120等への不正行為を防止することができ
ると共に、解除キー91又は解除番号の交換の必要性が
生じたときには、迅速に対応することができる。
【0059】また、基板収納ボックス60,60A,6
0Bが、箱体61及びカバー体80,80a等の複数の
構成部品によって遊技制御回路基板120を被覆するよ
うに組み付け構成されて取付台130を介して遊技機に
取り付けられると共に、その取付台130への取付状態
を解除するボックス着脱用施錠装置93,155,19
0を設け、しかもそれらのボックス着脱用施錠装置9
3,155,190を鍵の変更を自在とした可変式錠装
置としたので、ボックス着脱用施錠装置93,155,
190の施錠を解除する着脱キー94,159又は解除
番号がなければ、基板収納ボックス60,60A,60
Bの遊技機の機構板41への取付状態を解除することが
できず、遊技制御回路基板120を含む基板収納ボック
ス60,60A,60B全体を交換するという不正行為
を確実に防止することができると共に、着脱キー94,
159又は解除番号の交換の必要性が生じたときには、
迅速に対応することができる。
【0060】なお、上記した実施形態においては、箱体
61とカバー体80との一側を蝶番機構によって開閉支
持されるものを示したが、蝶番機構に代えて施錠装置や
係止爪等による係合構造としても良い。また、上記した
実施形態では、基板収納ボックス60,60A,60B
が取付台130を介して機構板41に取り付けられてい
るが、これに限らず、遊技盤11やパチンコ遊技機1を
設置する遊技機設置島に取り付けても良く、要は、遊技
機の近傍に取り付けられていれば良い。また、遊技機と
してパチンコ遊技機を例示して説明したが、パチンコ遊
技機以外の遊技機(例えば、アレンジ式遊技機やスロッ
トマシンやビデオゲーム機等)であっても良い。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、基板収納ボックスが、箱体及び
カバー体等の複数の構成部品によって回路基板を被覆す
るように組み付け構成されると共に、その被覆状態を解
除する施錠装置を設け、しかもその施錠装置を鍵の変更
を自在とした可変式錠装置としたので、施錠装置の施錠
を解除する解除キーがなければ、基板収納ボックスの被
覆状態を解除することができず、回路基板等への不正行
為を防止することができると共に、解除キーの交換の必
要性が生じたときには、迅速に対応することができる。
【0062】また、基板収納ボックスが、箱体及びカバ
ー体等の複数の構成部品によって回路基板を被覆するよ
うに組み付け構成されて取付用部材を介して遊技機に関
連する所定箇所に取り付けられると共に、その取付用部
材への取付状態を解除する施錠装置を設け、しかもその
施錠装置を鍵の変更を自在とした可変式錠装置としたの
で、施錠装置の施錠を解除する解除キーがなければ、基
板収納ボックスの遊技機に関連する所定箇所への取付状
態を解除することができず、回路基板を含む基板収納ボ
ックス全体を交換するという不正行為を確実に防止する
ことができると共に、解除キーの交換の必要性が生じた
ときには、迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る基板収納ボックスの平面図
である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【図3】図1のB−B線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】基板収納ボックスの分解斜視図である。
【図5】基板収納ボックスに設けられる施錠装置の分解
斜視図である。
【図6】その施錠装置の作用を示す一部破断断面図であ
る。
【図7】同じく、その施錠装置の作用を示す一部破断断
面図である。
【図8】第2実施形態に係る基板収納ボックスの平面図
である。
【図9】図8のD−D線で切断した断面図である。
【図10】図8のC−C線で切断した断面図である。
【図11】第2実施形態において使用される施錠装置の
作用を説明するための斜視図である。
【図12】第3実施形態に係る基板収納ボックスの平面
図である。
【図13】図12のE−E線で切断した断面図である。
【図14】図12のF−F線で切断した断面図である。
【図15】実施形態に係る遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機の正面図である。
【図16】パチンコ遊技機の背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 60 基板収納ボックス 61 箱体 68 施錠用係止突起 69 逃げ開口 70 軸受部材 71 軸受筒部 72 軸支ピン 75 透明板 80 カバー体 86 軸支部材 87 軸支筒部 90 カバー開閉用施錠装置 91 解除キー 92 係合鍵部材 93 ボックス着脱用施錠装置 94 着脱キー 95 係合鍵部材 96 錠主体 97 連結部材 98 錠取付基体 101 鍵形凹部 102 ロック摺動ピン 107 係合凸部 108 ピン係合穴 114 操作ピン 120 遊技制御回路基板 130 取付台 134 施錠用係合部材 135 係合穴 140 カバー開閉用施錠装置 141 キー挿入部 142 カム部材 143 係合揺動部材 146 係合爪部 148 垂下係合片 149 係合爪部 153 リセットボタン 155 ボックス着脱用施錠装置 156 キー挿入部 157 レバー部材 159 着脱キー 161 係合揺動部材 164 係合爪部 169 リセットボタン 172 第1キー 173 第2キー 180 カバー開閉用ダイヤル式施錠装置 181 回転ダイヤル 182 基準マーク 183 解除レバー 185 リセットボタン 190 カバー開閉用ダイヤル式施錠装置 191 回転ダイヤル 192 基準マーク 193 解除レバー 195 リセットボタン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に設けられる回路基板を収納する
    基板収納ボックスにおいて、 該基板収納ボックスは、複数の構成部品によって前記回
    路基板を被覆するように組み付け構成されると共に、そ
    の被覆状態を解除する施錠装置を設けて構成され、その
    施錠装置を鍵の変更を自在に行い得る可変式錠装置とし
    たことを特徴とする遊技機の基板収納ボックス。
  2. 【請求項2】 遊技機に設けられる回路基板を収納する
    基板収納ボックスにおいて、 該基板収納ボックスは、複数の構成部品によって前記回
    路基板を被覆するように組み付け構成されて取付用部材
    を介して遊技機に関連する所定箇所に取り付けられると
    共に、その取付用部材への取付状態を解除する施錠装置
    を設けて構成され、その施錠装置を鍵の変更を自在に行
    い得る可変式錠装置としたことを特徴とする遊技機の基
    板収納ボックス。
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