JPH11239649A - 遊技機の基板収納ボックス - Google Patents

遊技機の基板収納ボックス

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JPH11239649A
JPH11239649A JP37257298A JP37257298A JPH11239649A JP H11239649 A JPH11239649 A JP H11239649A JP 37257298 A JP37257298 A JP 37257298A JP 37257298 A JP37257298 A JP 37257298A JP H11239649 A JPH11239649 A JP H11239649A
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JP
Japan
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storage box
locking device
box
board
circuit board
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JP37257298A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆状態や取付状態を担保する施錠装置を再
利用することが可能な遊技機の基板収納ボックスを提供
する。 【解決手段】 基板収納ボックス60の取付状態を解除
するボックス着脱用施錠装置115を取付用部材側であ
る機構板41の背面に設けたので、ボックス着脱用施錠
装置115を着脱キー119で解錠しない限り、基板収
納ボックス60全体をパチンコ遊技機1の機構板41か
ら取り外すことができないので、遊技制御回路基板10
0を含む基板収納ボックス60全体の不正なコピー商品
との交換を防止することができるし、また、基板収納ボ
ックス60の正規の交換作業に対しても、ボックス着脱
用施錠装置115をそのまま再利用できるので、経済的
であると共に着脱キー119の交換も必要でなく煩わし
さを解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機、例えば、
パチンコ遊技機やスロットマシンに設けられる回路基板
を収納する基板収納ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン
には、多くの回路基板が設けられている。特に、遊技動
作を制御する遊技制御回路基板には、マイクロコンピュ
ータを構成するMPU、ROM、RAM等の電子素子が
多数実装されている。そして、遊技動作を制御するプロ
グラムが格納されるROMを交換することにより、多く
の場合、異なる遊技内容を実現することが可能である。
しかし、このようなROM交換は、当初の認められた遊
技内容と異なるため、許可されておらず、これを防止す
るために、回路基板を収納する基板収納ボックスに封印
紙を貼付したり、あるいは、所定の部位を破壊しない限
り被覆状態が解除できない構造の技術が提案されてい
る。
【0003】しかし、封印紙を貼付して不正行為を防止
する基板収納ボックスにあっては、既存の糊剥し液等を
使用して封印紙を破損しないように剥して被覆状態を解
除して不正行為を行い、また、所定の部位を破壊しない
限り被覆状態が解除できない構造の基板収納ボックスに
おいては、その所定の部位を巧妙に切断して被覆状態を
解除して不正行為を行い、その後、切断した所定の部位
を接着剤等で接着して見た目には分からないように修復
される可能性があるという欠点が考えられる。また、回
路基板を含む基板収納ボックス全体を不正なROMを内
蔵したコピー商品と交換されるという問題もあった。こ
のような欠点を解消するために、施錠装置を基板収納ボ
ックスに一体的に設けて、基板収納ボックスの被覆状態
の解除をできないようにしたり、基板収納ボックスの取
付状態を解除できないようにすることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板収
納ボックスに施錠装置を一体的に設けた場合には、基板
収納ボックスを交換する毎に施錠装置も交換しなければ
ならず、極めて不経済であり、また、施錠装置のキーも
新たなものにしなければならないので、面倒であるとい
う欠点がある。本発明は、上記した事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、被覆状態や取付状態
を担保する施錠装置を再利用することが可能な遊技機の
基板収納ボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した手段を図面を参照して説明す
る。図1乃至図5に示すように、遊技機に設けられる回
路基板100を収納する基板収納ボックス60におい
て、該基板収納ボックス60は、箱体61、透明板8
0、及びカバー体85等の複数の構成部品によって回路
基板100を被覆するように組み付け構成されて取付用
部材としての取付台110を介して遊技機に関連する所
定箇所である機構板41の背面に取り付けられると共
に、その取付状態を解除する施錠装置115を取付用部
材側である機構板41の背面に設けたことを特徴とする
ものである。このように構成することにより、施錠装置
115をキー119で解錠しない限り、基板収納ボック
ス60全体を遊技機の機構板41から取り外すことがで
きないので、回路基板100を含む基板収納ボックス6
0全体の不正なコピー商品との交換を防止することがで
きるし、また、基板収納ボックス60の正規の交換作業
に対しても、施錠装置115をそのまま再利用できるの
で、経済的であると共にキー119の交換も必要でなく
煩わしさを解消することができる。
【0006】また、図6乃至図10に示すように、遊技
機に設けられる回路基板100を収納する基板収納ボッ
クス60Aにおいて、該基板収納ボックス60Aは、箱
体61、透明板80、及びカバー体85等の複数の構成
部品によって回路基板100を被覆するように組み付け
構成されると共に、その被覆状態を形成する構成部材で
ある箱体61及びカバー体85に施錠装置120の鍵杆
124が挿通する鍵挿通穴122a,123aをそれぞ
れ設けることにより、施錠装置120をキーAで解錠し
ない限り、基板収納ボックス60Aの被覆状態を解除す
ることができないので、回路基板100に対する不正処
置を防止することができるし、また、基板収納ボックス
60Aの正規の交換作業に対しても、施錠装置120を
ホルダー121から取り外してそのまま再利用できるの
で、経済的であると共にキーAの交換も必要でなく煩わ
しさを解消することができる。
【0007】更に、図12乃至図14に示すように、遊
技機に設けられる回路基板100を収納する基板収納ボ
ックス60Bにおいて、該基板収納ボックス60Bは、
箱体61、透明板80、及びカバー体85等の複数の構
成部品によって回路基板100を被覆するように組み付
け構成されて取付用部材としての取付台110を介して
遊技機に関連する所定箇所である機構板41の背面に取
り付けられると共に、箱体61とカバー体85とによる
被覆状態を施錠する施錠装置130を取付用部材側であ
る取付台110に設けることにより、施錠装置130を
キー139で解錠しない限り、基板収納ボックス60B
の被覆状態及び取付状態を解除することができないの
で、回路基板100に対する不正処置、及び回路基板1
00を含む基板収納ボックス60B全体の不正なコピー
商品との交換を防止することができるし、また、基板収
納ボックス60Bの正規の交換作業に対しても、施錠装
置130をそのまま再利用できるので、経済的であると
共にキー139の交換も必要でなく煩わしさを解消する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図15及び図16を
参照して、実施形態に係る遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機1の構成について説明する。図15は、パチン
コ遊技機1の正面図であり、図16は、パチンコ遊技機
1の背面図である。図15において、パチンコ遊技機1
の額縁状に形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3
が周設され、該扉保持枠3にガラス扉枠4と前面扉板5
とが一側(左側)を軸として開閉自在に設けられてい
る。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤11が配置され、
前面扉板5の前面には、打球供給皿6が取り付けられて
いる。この打球供給皿6は、払い出された景品玉を貯留
し且つ打玉として発射位置に1個ずつ供給するものであ
り、その上流側の内部空間に遊技に関連する効果音を発
生するスピーカ7が内蔵されている。また、前記前面枠
2の下方には、打玉を発射する際に操作する操作ハンド
ル9と、前記打球供給皿6に貯留し切れない余剰の景品
玉を貯留する余剰玉受皿8とが設けられている。また、
前面枠2には、その上部前面に特定遊技状態となったこ
とを報知する遊技効果ランプ装置10が設けられてい
る。
【0009】ところで、前記遊技盤11の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール12がほぼ円
状に植立され、該誘導レール12で区画された領域が遊
技領域13を構成している。遊技領域13のほぼ中央上
部には、複数(3つ)の回転ドラム15a〜15cを有
する可変表示装置14が配置されている。この可変表示
装置14の回転ドラム15a〜15cは、独立したドラ
ムモータ(図示しない)によって回転駆動され、その図
柄停止位置を検出するためにドラムセンサ(図示しな
い)が内蔵され、更に表示される図柄を照射装飾するた
めのドラムランプ(図示しない)を内蔵している。
【0010】また、可変表示装置14には、その上部に
飾りLED20が設けられ、該飾りLED20の下部に
始動記憶LED21が設けられている。飾りLED20
は、0〜9までの符号のついた10個のLEDから構成
され、後述する特定遊技状態となったときに所定のラン
ダム数から抽出される値に対応するLEDが点灯するよ
うになっている。そして、飾りLED20は、特定遊技
状態の発生に関連していずれか1つがランダムに点灯表
示されるもので、遊技内容には直接関係しないが、遊技
場が所定のサービス(例えば、特定遊技状態で獲得した
多量の景品玉を使用して継続して遊技を行うことを許可
するサービス)を提供する場合に使用できる。例えば、
「7」の飾りLED20で点灯停止したときに所定のサ
ービスを提供するようにすれば良い。また、始動記憶L
ED21は、後述する始動入賞口23に入賞した打玉の
うち記憶したものを表示するものである。更に、可変表
示装置14の両サイドには、回転ドラム15a〜15c
の縦横3つの図柄によって構成される5本の当りライン
を表示するライン表示LED22が設けられている。本
実施形態における当りラインは、図示するように、上段
水平の当りライン1と、右下がり対角線の当りライン2
と、中断水平の当りライン3と、右上り対角線の当りラ
イン4と、下段水平の当りライン5と、があり、いずれ
かの当りライン上に所定の図柄(大当り図柄という場合
がある)が並んだときに大当りとなって特定遊技状態を
生起せしめる。
【0011】上記のように構成される可変表示装置14
の下方には、前記回転ドラム15a〜15cの回転を許
容する始動入賞口23が設けられている。この始動入賞
口23に入賞した入賞玉は、遊技盤11の裏面に導かれ
て始動口スイッチ24によって検出される。なお、始動
入賞口23への入賞に基づく可変表示装置14の回転
は、所定回数(例えば、4回)記憶され、その旨が可変
表示装置14に設けられる始動記憶LED21によって
表示されるようになっている。
【0012】前記可変表示装置14の下方に入賞領域2
6を有する可変入賞球装置25が設けられている。可変
入賞球装置25の入賞領域26には、下端両サイドを軸
支して、遊技盤11面に対して垂直方向に開閉自在とさ
れる開閉板27によって塞がれている。この開閉板27
は、開閉板用ソレノイド28によって開閉制御され、開
成中には、遊技盤11の表面を落下する打玉を受止めて
入賞領域26に導き入賞玉とする。また、入賞領域26
の内部は、3つに区画され、その中央に特定領域29が
形成され、その左右に通常領域が形成されている。特定
領域29には、特定領域スイッチ30が設けられ、ま
た、通常入賞領域にも10カウントスイッチ31a,3
1bが設けられている。
【0013】なお、入賞領域26の後面壁には、その中
央に打玉が特定領域29に入賞して特定領域スイッチ3
0をONしたときに、継続権が成立した旨を報知するV
表示LED32が設けられ、その一側に特定遊技状態に
おける開閉板27の開放回数を表示する開成回数表示器
33が設けられている。また、入賞領域26の下方に
は、特定領域スイッチ30及び10カウントスイッチ3
1a,31bで検出された打玉数を表示する個数表示L
ED34が設けられている。更に、可変入賞球装置25
の取付基板7の左右部には、通常の入賞口(符号なし)
が一体的に形成され、入賞口の外側にアタッカーランプ
35が設けられている。
【0014】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置25は、以下のように作動する。即ち、打玉が
いずれかの始動入賞口23に入賞して始動口スイッチ2
4をONさせると、可変表示装置14の回転ドラム15
a〜15cが回転を開始し、一定時間(例えば、5秒)
が経過すると、左側の回転ドラム15aから順次停止さ
れ、すべての回転ドラム15a〜15cの停止時の図柄
の組み合せが大当り図柄の組合せとなったときに特定遊
技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、
可変入賞球装置25の開閉板27が所定期間(例えば、
20秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生す
るまで)開放するように設定され、その開放している間
遊技盤11の表面を落下する打玉を受止めるようになっ
ている。そして、入賞領域26内に設けられた特定領域
29に入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、
特定領域29に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して
開放状態を最高16回繰り返すことができるようになっ
ている。
【0015】更に、遊技盤11の表面には、前記可変表
示装置14の上部左右側方に風車ランプ37が設けら
れ、下部側方に入賞口(符号なし)が設けられている。
また、前記風車ランプ37は、前記特定遊技状態時や始
動入賞時等に点灯又は点滅してその旨を報知するもので
あり、同様な機能を有するものとして、遊技領域13の
左右にサイドランプ36が設けられている。また、遊技
盤11の表面の最下方には、上記したいずれの入賞領域
にも入賞しなかった打玉が遊技盤11の後方に導かれる
アウト口(図示しない)が設けられている。また、誘導
レール12の外周に沿ってレール飾りランプ38が設け
られている。
【0016】一方、パチンコ遊技機1の裏面構成におい
ては、図16に示すように、機構板41が開閉自在に設
けられている。この機構板41の中央には、窓開口42
が開設され、該窓開口42に対応する遊技盤11の裏面
には、入賞玉集合カバー体39が設けられている。入賞
玉集合カバー体39には、前記可変表示装置14の後面
突出部が貫通しており、その後面突出部の裏面に可変表
示装置14の表示動作を制御するドラム表示制御回路基
板を収納するドラム表示制御回路基板ボックス19が設
けられている。このドラム表示制御回路基板ボックス1
9に収納される回路基板には、前記ドラムモータ、ドラ
ムランプ、ドラムセンサ等からの配線がコネクタを介し
て接続される一方、後述する遊技制御回路基板100及
び中継基板ボックス40に収納される中継基板と接続さ
れる配線もコネクタ19bを介して接続されるようにな
っている。
【0017】また、入賞玉集合カバー体39の裏面に
は、可変表示装置14の一部の電気機器及び遊技盤11
に設けられる電気機器(例えば、始動口スイッチ24、
ソレノイド28、特定領域スイッチ30、10カウント
スイッチ31a,31b、各種の表示器及びランプ等)
からの配線がコネクタを介して接続される一方、遊技制
御回路基板100からの配線もコネクタ40bを介して
接続される中継基板を収納する中継基板ボックス40も
設けられている。
【0018】ところで、機構板41には、周知のように
発生した入賞玉に基づいて所定個数の景品玉を払い出す
ための景品玉タンク43、景品玉払出装置(詳細に図示
しないが景品玉払出装置ボックス44内にセット化され
て組み込まれている)、入賞玉処理装置(図示しない)
等の各種の機構が設けられるものであるが、更に、前記
した遊技盤11に設けられる可変表示装置14や可変入
賞球装置25等の遊技装置の遊技動作を制御する遊技制
御回路基板100を収納する基板収納ボックス60、景
品玉払出装置の動作を制御する景品玉払出制御基板を収
納する景品玉払出制御基板ボックス45、パチンコ遊技
機1に隣接して設置されるカードユニット47とパチン
コ遊技機1の各装置との配線を中継するユニット中継基
板が収納される中継基板ボックス46、遊技制御回路基
板100に電源を供給するターミナル基板を収納するタ
ーミナル基板ボックス51も機構板41の裏面に取り付
けられている。なお、機構板41ではないが、パチンコ
遊技機1の裏面には、遊技制御回路基板100からの指
令又はデータに基づいてパチンコ遊技機1の前面に設け
られる電気的装飾部品(ランプ等)の動作を制御する装
飾制御基板ボックスを収納する装飾制御基板ボックス4
8、打球の発射動作を制御する発射制御基板49を含む
打球発射装置50が取り付けられている。
【0019】上記した基板収納ボックス60を除く各基
板ボックス19,40,44,45,46,48,51
には、ボックスの機構板41への取付状態を解除するた
めの施錠装置19a,40a,44a,45a,46
a,48a,51aが設けられており、所定の解除キー
(図示しない)を差し込んで回動しなければ、各ボック
ス19,40,44,45,46,48,51の機構板
41への取付状態を解除することができないようになっ
ている。このように構成することにより、基板を含む各
ボックスのコピー商品への不正交換等の不正行為を確実
に防止することができる。なお、図示においては、各基
板及び装置には、所定の配線を接続するためのコネクタ
19b,40b,44b,45b,46b,47b,4
8b,51bが設けられており、特に、ターミナル基板
ボックス51に収納されるターミナル基板は、遊技制御
回路基板100に電源を供給するだけでなく、パチンコ
遊技機1に設けられる各種電気的装置、例えば、上記し
た各基板及び打球発射装置50にも電源を供給すると共
に、パチンコ遊技機1の内部での信号線の中継、あるい
はパチンコ遊技機1と外部との信号線の中継を行うため
の端子も設けられている。また、各基板ボックス19,
40,44,45,46,48,51には、第2実施形
態に係るボックス着脱用施錠装置120と同様の施錠装
置を設けて各基板ボックス19,40,44,45,4
6,48,51の被覆状態を担保するようにしても良
い。
【0020】次に、本実施形態の要部を構成する基板収
納ボックス60の構成について図1乃至図5を参照して
説明する。図1は、第1実施形態に係る基板収納ボック
ス60の平面図であり、図2は、基板収納ボックス60
の分解斜視図であり、図3は、図1のB−B線に沿って
切断した断面図であり、図4は、図1のA−A線に沿っ
て切断した断面図であり、図5は、図4に示す状態から
施錠装置を解錠したときの断面図である。
【0021】しかして、基板収納ボックス60は、遊技
制御回路基板100を収納支持する箱体61と、該箱体
61の上面を閉塞するカバー体85とが組付構成され、
そのように組付構成された基板収納ボックス60は、前
記機構板41の裏面に突設される取付ボス52にビス5
3で取付台110に着脱自在に取り付け得るようになっ
ている。以下、基板収納ボックス60の各組付構成部品
毎に説明する。
【0022】まず、箱体61は、上面が開放した直方体
状に合成樹脂(金属でも良い)で形成され、その側壁の
ほぼ全域に内部で発生する熱を放熱するための放熱孔6
2が多数穿設されている。また、箱体61の底面には、
比較的大きな長方形状の開口63が開設され、該開口6
3の長手方向開口縁には、取付台110の後述する係合
レール111に係合するL字状の係合片64が垂下形成
されている。なお、箱体61の底面は、図3に示すよう
に、側壁の下端よりもやや上方の位置に底上げ状態で形
成されているため、垂下形成される上記係合片64は、
箱体61の側壁と同一平面状に位置することとなる。
【0023】更に、箱体61の底面には、その前方部中
央に十字状の揺動部材用開口68が形成され、その一側
長辺部左右に支持位置決め突起65が突設され、その他
側長辺部左右にも支持位置決め突起66が突設されてい
る。揺動部材用開口68は、基板収納ボックス60を取
付台110に装着する際に機構板41の背面に取り付け
られるボックス着脱用施錠装置115と係合する係合揺
動部材70を揺動自在に設置するための空間である。即
ち、係合揺動部材70は、揺動部材用開口68の後方左
右に形成される軸筒部69に軸支される軸ピン71によ
って揺動自在に軸支され、その軸ピン71に巻装される
スプリング72によって係合揺動部材70の先端に下向
きに形成される係合爪部70aが常に時計回転方向に付
勢されている。なお、係合揺動部材70とボックス着脱
用施錠装置115との関係及び作用については、後に詳
述するが、係合爪部70aの前面側は、左傾斜する傾斜
面部70bとなっており、また、前記スプリング72
は、その一端を係合揺動部材70の中程側方に突設され
る係止部70cに係止され、他端は、揺動部材用開口6
8(正確には、後述する透明板80の挿入開口81)の
開口縁に係止されるようになっている。
【0024】また、支持位置決め突起65,66は、遊
技制御回路基板100の一側長辺部両端をカバー体85
に設けられる後述する押え部材88と挟持して支持する
ものである。なお、支持位置決め突起65,66につい
ては、後に詳述する。
【0025】また、箱体61の後方部(図1の下側)側
壁内側の2カ所には、カバー体85の一側を回転自在に
軸支する蝶番機構の一方の部材である軸受部材73が固
着されており、該軸受部材73の上部の軸受筒部74が
箱体61の側壁上端から僅かに突出した状態となってい
る。この軸受筒部74は、その中央にカバー体85に固
着される蝶番機構の他方の部材である軸支部材88の軸
支筒部89が嵌挿されて軸支ピン75が一側側方から挿
入され他側をEリング76で止着することにより、カバ
ー体85の一側を箱体61に開閉自在に軸支するもので
ある。
【0026】更に、箱体61の長手方向の他側辺側壁
は、高さが低く形成された配線引き出し凹部77となっ
ており、また、箱体61の底面開口63の両側部には、
複数の楕円形状の開口67が開設されている。開口67
は、図3に示すように、次に説明する透明板80によっ
て閉塞されてしまうので、放熱孔としての機能を有さな
いが、箱体61を形成する原材料の軽減に寄与するもの
である。また、箱体61の前方部(図1の上側)側壁の
上端には、一対の溶着片78が外側に向かって突設され
ている。この溶着片78は、カバー体85の後述する溶
着片91と超音波溶着されてカバー体85の開放状態を
禁止するためのものである。なお、溶着片78の裏面基
部には、溶着片78を折曲する際に簡単に切断できるよ
うに切欠溝78aが形成されている。
【0027】また、箱体61の前記開口63を閉塞する
ために透明板80が箱体61の内側から底面に当接して
設けられる。このため、透明板80の四隅には、間隔保
持筒部82が上面に形成され、図3に示すように、この
間隔保持筒部82の裏面に前記支持位置決め突起65,
66の上端が係合されて所定の位置に保持され、また、
間隔保持筒部82の上面に遊技制御回路基板100の下
面が当接して透明板80と遊技制御回路基板100との
間隔を保持している。しかして、箱体61の底面を透明
板80で閉塞することにより、遊技制御回路基板100
の裏面(ハンダ面)が外部から透視し得ることとなり、
仮にハンダ面に不正な工作(例えば、ジャンパー配線を
接続したり、電子部品を実装したりする不正工作)をし
た場合には、直ちにわかるようになっている。この意味
で、透明板80によって閉塞される開口63の大きさ
は、基板収納ボックス60を傾けながらハンダ面の全域
が見える程度の大きさがあれば十分である。また、透明
板80には、前記揺動部材用開口68に合致する挿入開
口81が形成され、更に、遊技制御回路基板100の後
述するコネクタ実装領域105側の周端縁ほぼ中央に
は、コネクタ104への差し込みの際に遊技制御回路基
板100が撓むのを防止するための支持突起83が突設
されている。
【0028】一方、上記した箱体61の上面の全域を閉
塞するカバー体85は、内部が透視し得るように透明な
合成樹脂によって一体的に成形されるものである。カバ
ー体85の表面には、内部で発生した熱を外部に放出す
るための放熱孔86(図1の二点鎖線で囲んだ範囲)が
多数形成されている。更に、カバー体85の両側の長辺
方向端縁には、箱体61の側壁上端縁と係合する掛止部
87が適宜間隔を置いて2個ずつ突設されている。
【0029】また、カバー体85の後方部の内側には、
前述したように蝶番機構の他方の部材である軸支部材8
8が固着され、前方部には、前記溶着片78に対応する
一対の溶着片91が外側に向かって突設されている。軸
支部材88は、その後端に軸支筒部89が突設され、該
軸支筒部89が前記軸受部材73の軸受筒部74間に挿
入されて側方から軸支ピン75を挿通することにより、
カバー体85が箱体61に開閉自在に軸支される。ま
た、溶着片91は、前記溶着片78と超音波溶着されて
カバー体85の開放状態を禁止するためのものであり、
前記溶着片78と同様に、溶着片91の表面基部には、
溶着片91を折曲する際に簡単に切断できるように切欠
溝91aが形成されている。また、溶着片78,91を
溶着した後においては、被覆状態を担保するための封印
シール92がカバー体85の上面から箱体61の外側側
面に掛けて貼付されるようになっている。
【0030】また、カバー体85の一側辺部両側に押え
部材90が垂下されている。この押え部材90の詳細な
説明をする前に、遊技制御回路基板100の構造につい
て簡単に説明すると、遊技制御回路基板100は、周知
のようにプリント配線基板によって構成され、その上面
がROM102を含む電子部品の実装面とされ、その実
装面の大部分が電子部品実装領域103として使用さ
れ、後方の一部が複数のコネクタ104が実装されるコ
ネクタ実装領域105とされる。また、遊技制御回路基
板100には、その四隅に前記支持位置決め突起65,
66に対応する係止穴106が形成されている。更に、
遊技制御回路基板100には、透明板80の挿入開口8
1に対応する位置に開口101が形成されている。
【0031】しかして、カバー体85の押え部材90の
作用について説明すると、透明板80が装着された状態
の箱体61において、遊技制御回路基板100の係止穴
106を支持位置決め突起65,66の先端突起部に差
し込み、その後、蝶番機構によって開閉自在に設けられ
るカバー体85を箱体61の上方から装着する。この
際、押え部材90の先端部が図3に示すように、遊技制
御回路基板100の上面に当接すると共に、係止穴10
6を貫通している間隔保持部材82の先端突起部が押え
部材90の中心に形成された穴に係合するので、遊技制
御回路基板100が間隔保持部材82と押え部材90と
によって挟持止着された状態となり、完全に遊技制御回
路基板100を基板収納ボックス60内に止着した状態
となる。
【0032】上記のように遊技制御回路基板100をカ
バー体85と箱体61とによって被覆するように組付構
成された基板収納ボックス60は、機構板41に止着さ
れる取付用部材としての取付台110に施錠装置115
を介して着脱自在に取り付けられるようになっている。
取付台110は、合成樹脂(金属でも良い)によって一
体的に形成され、その中央に前記係合片64と係合する
一対の係合レール111が逆L字状に形成され、その上
下端縁に基板収納ボックス60の側壁を案内するガイド
片112(このガイド片112は必ずしも必要でない)
が突設されている。また、取付台110の底面には、複
数の止め穴113が穿設され、図3に示すように、機構
板41に突設される取付ボス52の取付穴52aに止め
穴113を合致させてビス53で止着することにより、
取付台110が機構板41の裏面に取り付けられる。な
お、このビス53は、基板収納ボックス60を取付台1
10に装着したときには、基板収納ボックス60によっ
て覆われるので、外部からゆるめることができなくな
る。一方、取付台110の一側端部には、施錠装置11
5を受け入れるための切欠開口114が形成されてい
る。
【0033】上記した切欠開口114に収納配置される
施錠装置は、直方体状の本体の下側に突設されるフラン
ジ部を機構板41の裏面に当接させてビス118で止着
することにより、機構板41に固着され、本体の一端面
側に形成されるキー挿入部116が基板収納ボックス6
0を取付台110に装着した際にも外側に突出するよう
に配置されている。また、本体の他端面側には、キー挿
入部116に着脱キー119を差し込んで回動したとき
に回動するレバー部材117が固着されている。このレ
バー部材117は、前記係合揺動部材70の係合爪部7
0aと係合するようになっている。
【0034】以上、第1実施形態に係る基板収納ボック
ス60の構成について説明してきたが、この基板収納ボ
ックス60の施錠装置115の作用について説明する。
まず、基板収納ボックス60を取付台110に装着する
際には、箱体61底面の係合片64を取付台110の係
合レール111に沿って押し込むことにより、レバー部
材117上端前面の傾斜面部117aと係合揺動部材7
0の傾斜面部70bとが当接して係合揺動部材70をス
プリング72の付勢力に抗して図4の反時計回転方向に
回動させ、遂にはレバー部材117の上端と係合爪部7
0aとが係合する。レバー部材117の上端と係合爪部
70aとが係合したときには、これを外部から外すこと
はできないので、基板収納ボックス60が取付台110
に完全に取着された状態となる。一方、レバー部材11
7と係合爪部70aとの係合状態を解除するためには、
キー挿入部116から着脱キー119を挿通して該キー
119を回動せしめることにより、レバー部材117を
回動せしめてレバー部材117の上端と係合爪部70a
との係合状態を解消し、その解消された状態で基板収納
ボックス60を引き抜くことにより、簡単に基板収納ボ
ックス60を取付台110から取り外すことができる。
【0035】このように、第1実施形態においては、基
板収納ボックス60は、箱体61、透明板80、及びカ
バー体85等の複数の構成部品によって遊技制御回路基
板100を被覆するように組み付け構成されて取付用部
材としての取付台110を介して遊技機に関連する所定
箇所である機構板41の背面に取り付けられると共に、
その取付状態を解除するボックス着脱用施錠装置115
を取付用部材側である機構板41の背面に設けたので、
ボックス着脱用施錠装置115を着脱キー119で解錠
しない限り、基板収納ボックス60全体をパチンコ遊技
機1の機構板41から取り外すことができないので、遊
技制御回路基板100を含む基板収納ボックス60全体
の不正なコピー商品との交換を防止することができる
し、また、基板収納ボックス60の正規の交換作業に対
しても、ボックス着脱用施錠装置115をそのまま再利
用できるので、経済的であると共に着脱キー119の交
換も必要でなく煩わしさを解消することができる。
【0036】また、遊技場においては、監督官庁により
パチンコ島台に列設されるパチンコ遊技機1の中から1
台又は2台程度抜き出してROM102の検査(サンプ
ル抽出検査)を行う場合がある。このようなサンプル抽
出検査を行う場合には、図4に示すように、溶着した溶
着片78,91を切欠溝78a,91aから折ることに
より、カバー体85の箱体61への接着を解除すること
により、カバー体85を蝶番機構88,74によって開
放でき、その開放した状態でROM102を抜き出して
検査し、その検査後に再度ROM102を差し込んでカ
バー体85を閉じ、その後、この被覆状態を保証するた
めに、検査を行った監督官庁が発行する検査済封印シー
ルを箱体61とカバー体85との間に掛け渡すように貼
付すれば良い。なお、図示の上方の溶着片91の先端部
は、直角状に折れ曲がった折曲部91bとなっており、
溶着したときにその折曲部91bが他の溶着片78の頭
部を隠すようになっている。このように構成することに
より、溶着片91と78との境目が外側に出ないように
して、カッターナイフ等を境目から挿入して分離する不
正行為を防止するものである。また、折曲部は、下部の
溶着片78に形成したものでも良い。
【0037】上記した実施形態に係る基板収納ボックス
60においては、基板収納ボックス60の取付状態を解
除する施錠装置115を再利用し、一方、基板収納ボッ
クス60の被覆状態は、溶着(接着剤による接着でもよ
い)によって担保するものを示したが、その被覆状態も
再利用可能な施錠装置によって担保するものでも良い。
このような実施形態(以下、第2実施形態という)を図
6乃至図11に示す。そこで、以下、第2実施形態に係
る基板収納ボックス60Aを簡単に説明する。図6は、
第2実施形態に係る基板収納ボックス60Aの平面図で
あり、図7及び図9は、基板収納ボックス60Aの第1
施錠装置120側から見た側面図であり、図8及び図1
0は、図6のC−C線に沿って切断した断面図であり、
図11は、第2実施形態で使用する施錠装置120,1
25のキーを変更する場合について説明する説明図であ
る。なお、この第2実施形態において、前述した第1実
施形態の基板収納ボックス60との相違点は、施錠装置
部分だけであって他の構成要素は同じであるので、施錠
装置を除く構成要素について第1実施形態と同じ構成要
素には同じ符号を付した。
【0038】しかして、第2実施形態においては、カバ
ー体85と箱体61との被覆状態の確保を蝶番側と反対
側の第1施錠装置120で行い、基板収納ボックス60
Aと取付台110との取付状態の確保とを第2施錠装置
125で行っている。第1施錠装置120は、図6,図
7,図9に示すように、箱体61の外側側壁に簡単に着
脱できるホルダー121を介して装着され、その先端に
U字状の鍵杆124を有し、その後端にキーAを挿入し
得る、いわゆる南京錠タイプの施錠装置である。しかし
て、カバー体85の端縁中央には、U字形状のフック穴
122aを有するフック片部122が垂下され、箱体6
1の側壁には、U字形状のフック穴123aを有するフ
ック片部123が突設され、カバー体85を閉じたとき
には、各フック片部122,123が左右方向に重合し
且つフック穴122aとフック穴123aとの重合した
部分に第1施錠装置120の鍵杆124が挿通される鍵
挿通穴が形成される。この鍵挿通穴の大きさを鍵杆12
4の直径よりも僅かに大きくなるように形成することに
より、施錠したときのカバー体85のガタ付きを少なく
することができる。
【0039】第2施錠装置125の構造も上記した第1
施錠装置120とほぼ同じであるが、図6,図8,図1
0に示すように、第2施錠装置125自体は、第1実施
形態の取付台110に比べて延設された部分の上面に簡
単に着脱できるホルダー126を介して装着され、箱体
61の蝶番側側壁の下部中央に突設されるフック片部1
27のフック穴127aとそれに横方向に重合する取付
台110の上面から突設されるフック片部128のフッ
ク穴128aによって形成される鍵挿通穴に第2施錠装
置125の鍵杆129を挿通することにより、施錠し得
るようになっている。
【0040】上記のように構成される第2実施形態にお
いては、基板収納ボックス60Aは、箱体61、透明板
80、及びカバー体85等の複数の構成部品によって遊
技制御回路基板100を被覆するように組み付け構成さ
れると共に、その被覆状態を形成する構成部材である箱
体61及びカバー体85に1つの第1施錠装置120の
鍵杆124が挿通する鍵挿通穴122a,123aをそ
れぞれ設けることにより、第1施錠装置120をキーA
で解錠しない限り、基板収納ボックス60Aの被覆状態
を解除することができないので、遊技制御回路基板10
0に対する不正処置を防止することができるし、また、
基板収納ボックス60Aの正規の交換作業に対しても、
第1施錠装置120をホルダー121から取り外してそ
のまま再利用できるので、経済的であると共にキーAの
交換も必要でなく煩わしさを解消することができる。
【0041】また、第1実施形態と同様に、基板収納ボ
ックス60Aの取付状態を解除する第2施錠装置125
を取付用部材側である取付台110の背面に設けたの
で、第2施錠装置125をキーAで解錠しない限り、基
板収納ボックス60A全体をパチンコ遊技機1の取付台
110から取り外すことができないので、遊技制御回路
基板100を含む基板収納ボックス60A全体の不正な
コピー商品との交換を防止することができるし、また、
基板収納ボックス60Aの正規の交換作業に対しても、
第2施錠装置125をそのまま再利用できるので、経済
的であると共にキーAの交換も必要でなく煩わしさを解
消することができる。
【0042】なお、この第2実施形態に係る施錠装置1
20,125においては、その使用するキーAの変更を
図11に示すように、Aキーで開放した状態でAキーを
抜くことによりリセット状態とし、そのリセット状態時
に異なるBキーを挿入することにより、Bキーにセット
され、以後、Bキーによる解錠・施錠ができるような可
変式キー施錠装置とすることもできる。また、施錠装置
120,125について、ホルダー121,126で装
着することなく、ただ単にフック片部122,123、
127,128に掛け止めるようにしたものでも良い。
【0043】上記した第2実施形態に係る基板収納ボッ
クス60Aは、被覆状態と取付状態とを再利用可能な別
々の第1,第2施錠装置120,125を利用して行っ
ているものを示したが、被覆状態と取付状態とを再利用
可能な1つの施錠装置で行っても良い。このような実施
形態(以下、これを第3実施形態という)を図12乃至
図14を参照して説明する。図12は、第3実施形態に
係る基板収納ボックス60Bの平面図であり、図13
は、図12のD−D線に沿って切断した断面図であり、
図14は、解錠したときの状態を示す断面図である。な
お、この第3実施形態においても、前述した第1実施形
態の基板収納ボックス60との相違点は、施錠装置部分
だけであって他の構成要素は同じであるので、施錠装置
を除く構成要素について第1実施形態と同じ構成要素に
は同じ符号を付した。
【0044】図において、第3実施形態における施錠装
置130は、取付台110のほぼ真ん中に形成される取
付ボス136にビス135で止着されて基板収納ボック
ス60B内を上方まで貫通して設置されるものであり、
このため、カバー体85、遊技制御回路基板100、透
明板80、箱体61の底面には、開口131〜134が
それぞれ形成され、その開口131〜134を貫通して
施錠装置130の頭部がカバー体85の上面にまで達し
ている。施錠装置130の頭部には、キー139を差し
込むキー挿入部138が形成されると共に、該キー挿入
部138に挿入されたキー139を回動することによ
り、回転してカバー体85の上面と当接する長方形状の
係合片137が設けられている。なお、開口131〜1
34は、円形状の開口の対称位置に係合片137の形状
と一致する切欠口が形成されたものであり、キー139
の所定方向の回動操作により係合片137と切欠口とを
一致させて解錠状態とし、逆方向の回動操作により係合
片137をカバー体85の上面に当接させて施錠状態と
するものである。
【0045】上記のように構成される第3実施形態にお
いては、基板収納ボックス60Bは、箱体61、透明板
80、及びカバー体85等の複数の構成部品によって遊
技制御回路基板100を被覆するように組み付け構成さ
れて取付用部材としての取付台110を介してパチンコ
遊技機1に関連する所定箇所である機構板41の背面に
取り付けられると共に、箱体61とカバー体85とによ
る被覆状態を施錠する施錠装置130を取付用部材側で
ある取付台110に設けることにより、施錠装置130
をキー139で解錠しない限り、基板収納ボックス60
Bの被覆状態及び取付状態を解除することができないの
で、遊技制御回路基板100に対する不正処置、及び遊
技制御回路基板100を含む基板収納ボックス60B全
体の不正なコピー商品との交換を防止することができる
し、また、基板収納ボックス60Bの正規の交換作業に
対しても、施錠装置130をそのまま再利用できるの
で、経済的であると共にキー139の交換も必要でなく
煩わしさを解消することができる。
【0046】なお、上記した各実施形態においては、箱
体61とカバー体80との一側を蝶番機構によって開閉
支持されるものを示したが、蝶番機構に代えて施錠装置
や係止爪等による係合構造としても良い。また、上記し
た実施形態では、基板収納ボックス60,60A,60
Bが取付台110を介して機構板41に取り付けられて
いるが、これに限らず、遊技盤11やパチンコ遊技機1
を設置する遊技機設置島に取り付けても良く、要は、遊
技機の近傍に取り付けられていれば良い。また、遊技機
としてパチンコ遊技機を例示して説明したが、パチンコ
遊技機以外の遊技機(例えば、アレンジ式遊技機やスロ
ットマシンやビデオゲーム機等)であっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、基板収納ボックスの遊技機への
取付状態を解除する施錠装置を取付用部材側の背面に設
けたので、施錠装置をキーで解錠しない限り、基板収納
ボックス全体を遊技機から取り外すことができないの
で、回路基板を含む基板収納ボックス全体の不正なコピ
ー商品との交換を防止することができるし、また、基板
収納ボックスの正規の交換作業に対しても、施錠装置を
そのまま再利用できるので、経済的であると共にキーの
交換も必要でなく煩わしさを解消することができる。
【0048】また、基板収納ボックスの被覆状態を形成
する構成部材に施錠装置の鍵杆が挿通する鍵挿通穴をそ
れぞれ設けることにより、施錠装置をキーで解錠しない
限り、基板収納ボックスの被覆状態を解除することがで
きないので、回路基板に対する不正処置を防止すること
ができるし、また、基板収納ボックスの正規の交換作業
に対しても、施錠装置をそのまま再利用できるので、経
済的であると共にキーの交換も必要でなく煩わしさを解
消することができる。
【0049】更に、基板収納ボックスの被覆状態を施錠
する施錠装置を取付用部材側に設けることにより、施錠
装置をキーで解錠しない限り、基板収納ボックスの被覆
状態及び取付状態を解除することができないので、回路
基板に対する不正処置、及び回路基板を含む基板収納ボ
ックス全体の不正なコピー商品との交換を防止すること
ができるし、また、基板収納ボックスの正規の交換作業
に対しても、施錠装置をそのまま再利用できるので、経
済的であると共にキーの交換も必要でなく煩わしさを解
消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る基板収納ボックスの平面図
である。
【図2】基板収納ボックスの分解斜視図である。
【図3】図1のB−B線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】図1のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【図5】図4に示す状態から施錠装置を解錠したときの
断面図である。
【図6】第2実施形態に係る基板収納ボックスの平面図
である。
【図7】基板収納ボックスの第1施錠装置側から見た側
面図である。
【図8】図6のC−C線に沿って切断した断面図であ
る。
【図9】図7の第1施錠装置を解錠したときの側面図で
ある。
【図10】図8の第2施錠装置を解錠したときの断面図
である。
【図11】第2実施形態で使用する施錠装置のキーを変
更する場合について説明する説明図である。
【図12】第3実施形態に係る基板収納ボックスの平面
図である。
【図13】図12のD−D線に沿って切断した断面図で
ある。
【図14】施錠装置を解錠したときの状態を示す断面図
である。
【図15】実施形態に係る遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機の正面図である。
【図16】パチンコ遊技機の背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(遊技機) 41 機構板 60 基板収納ボックス 61 箱体 70 係合揺動部材 78 溶着片 80 透明板 85 カバー体 91 溶着片 92 封印シール 100 遊技制御回路基板 110 取付台(取付用部材) 114 切欠開口 115 ボックス着脱用施錠装置 116 キー挿入部 117 レバー部材 117a 傾斜面部 119 着脱キー 120 第1施錠装置 121 ホルダー 122 フック片部 122a フック穴 123 フック片部 123a フック穴 124 鍵杆 125 第2施錠装置 126 ホルダー 127 フック片部 127a フック穴 128 フック片部 128a フック穴 129 鍵杆 130 施錠装置 131〜134 開口 135 ビス 136 取付ボス 137 係合片 138 キー挿入部 139 キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に設けられる回路基板を収納する
    基板収納ボックスにおいて、 該基板収納ボックスは、複数の構成部品によって前記回
    路基板を被覆するように組み付け構成されて取付用部材
    を介して遊技機に関連する所定箇所に取り付けられると
    共に、その取付状態を解除する施錠装置を前記取付用部
    材側に設けたことを特徴とする遊技機の基板収納ボック
    ス。
  2. 【請求項2】 遊技機に設けられる回路基板を収納する
    基板収納ボックスにおいて、 該基板収納ボックスは、複数の構成部品によって前記回
    路基板を被覆するように組み付け構成されると共に、そ
    の被覆状態を形成する構成部材に施錠装置の鍵杆が挿通
    する鍵挿通穴をそれぞれ設けたことを特徴とする遊技機
    の基板収納ボックス。
  3. 【請求項3】 遊技機に設けられる回路基板を収納する
    基板収納ボックスにおいて、 該基板収納ボックスは、複数の構成部品によって前記回
    路基板を被覆するように組み付け構成されて取付用部材
    を介して遊技機に関連する所定箇所に取り付けられると
    共に、前記被覆状態を施錠する施錠装置を前記取付用部
    材側に設けたことを特徴とする遊技機の基板収納ボック
    ス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009268546A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Newgin Co Ltd 遊技機

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